JP2001178802A - 汚染ガス浄化機構付き作業台 - Google Patents
汚染ガス浄化機構付き作業台Info
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Landscapes
- Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
- Devices For Use In Laboratory Experiments (AREA)
- Catalysts (AREA)
- Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
- Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】作業に伴い発生した排液の回収及び汚染ガスの
浄化をそれ自体で行なうことができる小型で且つ移動可
能な作業台を提供する。 【解決手段】移動可能に支持されたケース上部に作業板
を備え、ケース内に排液回収室及びこれと連通する汚染
ガス浄化室を形成した作業台であって、作業板が多孔プ
レートからなり、排液回収室が該作業板を上方に臨んで
設けられた集液板と、該集液板の集液口に接続された容
器とを備えていて、汚染ガス浄化室が光触媒を担持した
フィルタと、該フィルタを臨んで設けられた紫外線光源
と、ファンとを備え、作業板上で発生した排液を排液回
収室にて集液板を介し容器に回収すると共に、作業板回
りで発生した汚染ガスを該排液回収室から汚染ガス浄化
室へとファンで吸引しつつ該汚染ガス浄化室にて紫外線
光源からの紫外線照射下に光触媒を担持したフィルタへ
通して浄化するようにした。
浄化をそれ自体で行なうことができる小型で且つ移動可
能な作業台を提供する。 【解決手段】移動可能に支持されたケース上部に作業板
を備え、ケース内に排液回収室及びこれと連通する汚染
ガス浄化室を形成した作業台であって、作業板が多孔プ
レートからなり、排液回収室が該作業板を上方に臨んで
設けられた集液板と、該集液板の集液口に接続された容
器とを備えていて、汚染ガス浄化室が光触媒を担持した
フィルタと、該フィルタを臨んで設けられた紫外線光源
と、ファンとを備え、作業板上で発生した排液を排液回
収室にて集液板を介し容器に回収すると共に、作業板回
りで発生した汚染ガスを該排液回収室から汚染ガス浄化
室へとファンで吸引しつつ該汚染ガス浄化室にて紫外線
光源からの紫外線照射下に光触媒を担持したフィルタへ
通して浄化するようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は汚染ガス浄化機構付
き作業台に関する。実験台や解剖台等の作業台で作業を
行なうとき、その作業の内容に応じて各種の排液や汚染
ガスが発生する。この種の排液には薬液の他に洗浄液が
あり、また汚染ガスの汚染源には悪臭成分、有害成分、
雑菌がある。本発明は上記のような作業台であって、排
液の回収機構及び汚染ガスの浄化機構を備えた作業台に
関する。
き作業台に関する。実験台や解剖台等の作業台で作業を
行なうとき、その作業の内容に応じて各種の排液や汚染
ガスが発生する。この種の排液には薬液の他に洗浄液が
あり、また汚染ガスの汚染源には悪臭成分、有害成分、
雑菌がある。本発明は上記のような作業台であって、排
液の回収機構及び汚染ガスの浄化機構を備えた作業台に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のような作業台として、ケー
スと、該ケースの上部に設けられた流し及び多孔プレー
ト製の作業板と、該ケース内に設けられた流し板及び容
器と、該ケースに接続された排気ダクトとを備えるもの
が提案されている(実公昭61−36251)。また同
様の作業台において、排気ダクトにHEPAフィルタを
介装したものも提案されている(特開平11−2067
72)。これらの作業台は、作業に伴い発生した排液を
流し及び作業板から流し板を介して容器に回収すると共
に、作業に伴い発生した汚染ガスを排気ダクトを介し
て、或は更にHEPAフィルタを介して外部へ排気する
というものである。
スと、該ケースの上部に設けられた流し及び多孔プレー
ト製の作業板と、該ケース内に設けられた流し板及び容
器と、該ケースに接続された排気ダクトとを備えるもの
が提案されている(実公昭61−36251)。また同
様の作業台において、排気ダクトにHEPAフィルタを
介装したものも提案されている(特開平11−2067
72)。これらの作業台は、作業に伴い発生した排液を
流し及び作業板から流し板を介して容器に回収すると共
に、作業に伴い発生した汚染ガスを排気ダクトを介し
て、或は更にHEPAフィルタを介して外部へ排気する
というものである。
【0003】ところが、これら従来の作業台には、作業
に伴い発生した汚染ガスをそのまま或はHEPAフィル
タを介して外部へ排気するため、該汚染ガス中の汚染源
の総てが或は殆どが大気中へ放出されてしまうという問
題がある。かかる問題を解決するため、汚染ガスの浄化
装置を別に設け、作業台の排気ダクトを該浄化装置に接
続して、汚染ガスを浄化することも考えられるが、この
ようにすると、全体として大掛かりなものになってしま
うという問題がある。そしていずれの場合も、作業台が
実質的に定置構造物になってしまうという問題もある。
に伴い発生した汚染ガスをそのまま或はHEPAフィル
タを介して外部へ排気するため、該汚染ガス中の汚染源
の総てが或は殆どが大気中へ放出されてしまうという問
題がある。かかる問題を解決するため、汚染ガスの浄化
装置を別に設け、作業台の排気ダクトを該浄化装置に接
続して、汚染ガスを浄化することも考えられるが、この
ようにすると、全体として大掛かりなものになってしま
うという問題がある。そしていずれの場合も、作業台が
実質的に定置構造物になってしまうという問題もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、作業に伴い発生した排液の回収及び汚染ガ
スの浄化をそれ自体で行なうことができる小型で且つ移
動可能な作業台を提供する処にある。
する課題は、作業に伴い発生した排液の回収及び汚染ガ
スの浄化をそれ自体で行なうことができる小型で且つ移
動可能な作業台を提供する処にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決する本
発明は、移動可能に支持されたケース上部に作業板を備
え、ケース内に排液回収室及びこれと連通する汚染ガス
浄化室を形成した作業台であって、作業板が多孔プレー
トからなり、排液回収室が該作業板を上方に臨んで設け
られた集液板と、該集液板の集液口に接続された容器と
を備えていて、汚染ガス浄化室が光触媒を担持したフィ
ルタと、該フィルタを臨んで設けられた紫外線光源と、
ファンとを備え、作業板上で発生した排液を排液回収室
にて集液板を介し容器に回収すると共に、作業板回りで
発生した汚染ガスを該排液回収室から汚染ガス浄化室へ
とファンで吸引しつつ該汚染ガス浄化室にて紫外線光源
からの紫外線照射下に光触媒を担持したフィルタへ通し
て浄化するようにした汚染ガス浄化機構付き作業台に係
る。
発明は、移動可能に支持されたケース上部に作業板を備
え、ケース内に排液回収室及びこれと連通する汚染ガス
浄化室を形成した作業台であって、作業板が多孔プレー
トからなり、排液回収室が該作業板を上方に臨んで設け
られた集液板と、該集液板の集液口に接続された容器と
を備えていて、汚染ガス浄化室が光触媒を担持したフィ
ルタと、該フィルタを臨んで設けられた紫外線光源と、
ファンとを備え、作業板上で発生した排液を排液回収室
にて集液板を介し容器に回収すると共に、作業板回りで
発生した汚染ガスを該排液回収室から汚染ガス浄化室へ
とファンで吸引しつつ該汚染ガス浄化室にて紫外線光源
からの紫外線照射下に光触媒を担持したフィルタへ通し
て浄化するようにした汚染ガス浄化機構付き作業台に係
る。
【0006】本発明に係る汚染ガス浄化機構付き作業台
は、ケースと、ケース上部に設けられた作業板と、ケー
ス内に形成された排液回収室及び汚染ガス浄化室とを備
えている。ケースは、例えば該ケースの底面に回転自在
に軸支された車輪で、移動可能に支持されており、作業
板は多孔プレート、好ましくはパンチングメタルからな
っている。排液回収室は作業板を上方に臨んで設けられ
た集液板と、該集液板の集液口に接続された容器とを備
えている。汚染ガス浄化室は、排液回収室と連通してお
り、光触媒を担持したフィルタと、該フィルタを臨んで
設けられた紫外線光源と、ファンとを備えている。
は、ケースと、ケース上部に設けられた作業板と、ケー
ス内に形成された排液回収室及び汚染ガス浄化室とを備
えている。ケースは、例えば該ケースの底面に回転自在
に軸支された車輪で、移動可能に支持されており、作業
板は多孔プレート、好ましくはパンチングメタルからな
っている。排液回収室は作業板を上方に臨んで設けられ
た集液板と、該集液板の集液口に接続された容器とを備
えている。汚染ガス浄化室は、排液回収室と連通してお
り、光触媒を担持したフィルタと、該フィルタを臨んで
設けられた紫外線光源と、ファンとを備えている。
【0007】上記の本発明に係る汚染ガス浄化機構付き
作業台では、作業板上で発生した排液を排液回収室にて
集液板を介し容器に回収すると共に、作業板回りで発生
した汚染ガスを該排液回収室から汚染ガス浄化室へとフ
ァンで吸引しつつ該汚染ガス浄化室にて紫外線光源から
の紫外線照射下に光触媒を担持したフィルタへ通して浄
化するようになっている。
作業台では、作業板上で発生した排液を排液回収室にて
集液板を介し容器に回収すると共に、作業板回りで発生
した汚染ガスを該排液回収室から汚染ガス浄化室へとフ
ァンで吸引しつつ該汚染ガス浄化室にて紫外線光源から
の紫外線照射下に光触媒を担持したフィルタへ通して浄
化するようになっている。
【0008】本発明において、ケース上部には更に流し
を設け、排液回収室に該流しの排液口と接続された別の
容器を設けるのが好ましく、該流しには開閉蓋を取付け
るのがより好ましい。この場合、作業に伴い発生した排
液のうちで洗浄液、例えば作業板上の検体や作業板を洗
浄したときの洗浄液を該作業板から集液板を介して容器
に回収し、また作業に伴い発生した排液のうちで薬液、
例えばホルマリン漬けの検体を作業板上へ載せるに先立
って流しに開け出したホルマリンを該流しから別の容器
に回収することができる。
を設け、排液回収室に該流しの排液口と接続された別の
容器を設けるのが好ましく、該流しには開閉蓋を取付け
るのがより好ましい。この場合、作業に伴い発生した排
液のうちで洗浄液、例えば作業板上の検体や作業板を洗
浄したときの洗浄液を該作業板から集液板を介して容器
に回収し、また作業に伴い発生した排液のうちで薬液、
例えばホルマリン漬けの検体を作業板上へ載せるに先立
って流しに開け出したホルマリンを該流しから別の容器
に回収することができる。
【0009】また本発明において、排液回収室と汚染ガ
ス浄化室との間の連通部には該連通部を開閉するダンパ
を設けるのが好ましい。この場合、作業の内容との関係
で汚染ガスが発生しないときに、ダンパを閉じて、排液
のうちで飛散したものの一部が排液回収室から汚染ガス
浄化室へと持ち込まれるのを防止できる。
ス浄化室との間の連通部には該連通部を開閉するダンパ
を設けるのが好ましい。この場合、作業の内容との関係
で汚染ガスが発生しないときに、ダンパを閉じて、排液
のうちで飛散したものの一部が排液回収室から汚染ガス
浄化室へと持ち込まれるのを防止できる。
【0010】更に本発明において、汚染ガス浄化室に設
けたフィルタは円筒状に形成し、円筒状の該フィルタの
軸線部に紫外線光源を設けて、汚染ガスを円筒状の該フ
ィルタの上流側周面、該フィルタで囲まれた空間及び該
フィルタの下流側周面の経路で該フィルタの周面と直交
する方向から通すようにするのが好ましい。フィルタを
円筒状に形成すると、ガスの通過面積が大きくなり、汚
染ガス中の汚染源と該フィルタに担持した光触媒との接
触が充分に行なわれ、しかも円筒状に形成したフィルタ
の各部位とその軸線部における紫外線光源との間の距離
が一定であり、各部位で光触媒の励起状態を最適に維持
できるため、これらが相まち、結果としてガス浄化効率
を向上できる。
けたフィルタは円筒状に形成し、円筒状の該フィルタの
軸線部に紫外線光源を設けて、汚染ガスを円筒状の該フ
ィルタの上流側周面、該フィルタで囲まれた空間及び該
フィルタの下流側周面の経路で該フィルタの周面と直交
する方向から通すようにするのが好ましい。フィルタを
円筒状に形成すると、ガスの通過面積が大きくなり、汚
染ガス中の汚染源と該フィルタに担持した光触媒との接
触が充分に行なわれ、しかも円筒状に形成したフィルタ
の各部位とその軸線部における紫外線光源との間の距離
が一定であり、各部位で光触媒の励起状態を最適に維持
できるため、これらが相まち、結果としてガス浄化効率
を向上できる。
【0011】上記のような円筒状のフィルタ及びその軸
線部の紫外線光源はこれらをユニット構造体とするのが
より好ましい。かかるユニット構造体は、汚染ガス浄化
室を形成するケースに取外し自在に組込まれる枠体と、
該枠体の相対面内側に突設された対のリング片と、該対
のリング片に渡された係止片と、これらのリング片及び
係止片で円筒状に支持されたフィルタと、該フィルタの
軸線部において該枠体の相対面内側に渡り取り付けられ
た紫外線光源と、該紫外線光源に接続された通電材とを
備えている。
線部の紫外線光源はこれらをユニット構造体とするのが
より好ましい。かかるユニット構造体は、汚染ガス浄化
室を形成するケースに取外し自在に組込まれる枠体と、
該枠体の相対面内側に突設された対のリング片と、該対
のリング片に渡された係止片と、これらのリング片及び
係止片で円筒状に支持されたフィルタと、該フィルタの
軸線部において該枠体の相対面内側に渡り取り付けられ
た紫外線光源と、該紫外線光源に接続された通電材とを
備えている。
【0012】本発明で用いるユニット構造体は、汚染ガ
ス浄化室を形成するケースに取り外し自在に組込まれる
枠体を備えている。枠体は通常、断面略方形を呈してお
り、これを汚染ガス浄化室を形成するケースに組込んだ
ときの上流側面及び下流側面に充分な大きさの開口部が
形成されていて、これを汚染ガス浄化室を形成するケー
スに組込んだときに該開口部を通りガスが流れるように
なっている。枠体の相対面内側には対のリング片が突設
されており、該対のリングには係止片が渡されている。
対のリング片及び係止片は汚染ガスの流れ方向と直交す
る方向にあり、係止片は通常、両側に凹部の形成された
断面略H字形を呈している。対のリング片及び係止片に
はフィルタが円筒状に支持されている。フィルタそれ自
体としては通常、可撓性を有し、好ましくは更に弾性を
有する方形の平板状物を用い、かかる平板状物の上端部
を前記対を形成する一方のリング片の内側に入れ、また
下端部を他方のリング片の内側に入れると共に、左端部
を前記係止片の一方の凹部に入れ、右端部を他方の凹部
に入れると、フィルタは対のリング片及び係止片で円筒
状に支持される。円筒状に支持されたフィルタの軸線部
には、したがって対のリング片に共通の軸線部には、枠
体の相対面内側に渡り紫外線光源が取り付けられてお
り、該紫外線光源には通電材が接続されている。
ス浄化室を形成するケースに取り外し自在に組込まれる
枠体を備えている。枠体は通常、断面略方形を呈してお
り、これを汚染ガス浄化室を形成するケースに組込んだ
ときの上流側面及び下流側面に充分な大きさの開口部が
形成されていて、これを汚染ガス浄化室を形成するケー
スに組込んだときに該開口部を通りガスが流れるように
なっている。枠体の相対面内側には対のリング片が突設
されており、該対のリングには係止片が渡されている。
対のリング片及び係止片は汚染ガスの流れ方向と直交す
る方向にあり、係止片は通常、両側に凹部の形成された
断面略H字形を呈している。対のリング片及び係止片に
はフィルタが円筒状に支持されている。フィルタそれ自
体としては通常、可撓性を有し、好ましくは更に弾性を
有する方形の平板状物を用い、かかる平板状物の上端部
を前記対を形成する一方のリング片の内側に入れ、また
下端部を他方のリング片の内側に入れると共に、左端部
を前記係止片の一方の凹部に入れ、右端部を他方の凹部
に入れると、フィルタは対のリング片及び係止片で円筒
状に支持される。円筒状に支持されたフィルタの軸線部
には、したがって対のリング片に共通の軸線部には、枠
体の相対面内側に渡り紫外線光源が取り付けられてお
り、該紫外線光源には通電材が接続されている。
【0013】本発明で用いるユニット構造体は、枠体に
以上説明したような対のリング片、係止片、フィルタ、
紫外線光源及び通電材を一体的に備えるもので、該枠体
を汚染ガス浄化室を形成するケース内へ挿入することに
より組込まれ、また該枠外をケース外へ引き出すことに
より取り外されるようになっている。そして枠体を汚染
ガス浄化室を形成するケース内へ挿入したとき、円筒状
に支持されたフィルタが該ケース内における汚染ガスの
流れ方向と直交する関係でガス流路を遮り、汚染ガス
は、枠体の上流側開口部→円筒状に支持されたフィルタ
の上流側周面→該フィルタで囲まれた空間→該フィルタ
の下流側周面→該枠体の下流側開口部の経路で流れるよ
うになっている。
以上説明したような対のリング片、係止片、フィルタ、
紫外線光源及び通電材を一体的に備えるもので、該枠体
を汚染ガス浄化室を形成するケース内へ挿入することに
より組込まれ、また該枠外をケース外へ引き出すことに
より取り外されるようになっている。そして枠体を汚染
ガス浄化室を形成するケース内へ挿入したとき、円筒状
に支持されたフィルタが該ケース内における汚染ガスの
流れ方向と直交する関係でガス流路を遮り、汚染ガス
は、枠体の上流側開口部→円筒状に支持されたフィルタ
の上流側周面→該フィルタで囲まれた空間→該フィルタ
の下流側周面→該枠体の下流側開口部の経路で流れるよ
うになっている。
【0014】本発明で用いるユニット構造体は、円筒状
に支持された1本のフィルタを備えるものとすることも
できるが、円筒状に支持された2本以上のフィルタを備
えるものとすることもできる。1本のフィルタを備える
場合、枠体の相対面内側に1対のリング片を突設し、該
1対のリング片に係止片を渡して、該1対のリング片及
び該係止片でフィルタを円筒状に支持し、円筒状に支持
した該フィルタの軸線部において該枠体の相対面内側に
渡り紫外線光源を取り付け、該紫外線光源に通電材を接
続する。2本以上のフィルタを備える場合、枠体の相対
面内側に所定間隔で2対以上のリング片を突設し、各対
のリング片毎に係止片を渡して、各対のリング片及び係
止片毎でフィルタを円筒状に支持し、円筒状に支持した
2本以上のフィルタ毎にその軸線部において該枠体の相
対面内側に渡り紫外線光源を取り付け、これらの紫外線
光源に通電材を接続する。
に支持された1本のフィルタを備えるものとすることも
できるが、円筒状に支持された2本以上のフィルタを備
えるものとすることもできる。1本のフィルタを備える
場合、枠体の相対面内側に1対のリング片を突設し、該
1対のリング片に係止片を渡して、該1対のリング片及
び該係止片でフィルタを円筒状に支持し、円筒状に支持
した該フィルタの軸線部において該枠体の相対面内側に
渡り紫外線光源を取り付け、該紫外線光源に通電材を接
続する。2本以上のフィルタを備える場合、枠体の相対
面内側に所定間隔で2対以上のリング片を突設し、各対
のリング片毎に係止片を渡して、各対のリング片及び係
止片毎でフィルタを円筒状に支持し、円筒状に支持した
2本以上のフィルタ毎にその軸線部において該枠体の相
対面内側に渡り紫外線光源を取り付け、これらの紫外線
光源に通電材を接続する。
【0015】以上説明したユニット構造体は、該ユニッ
ト構造体が汚染ガス浄化室を形成するケースに対し取り
外し自在となっており、しかも該ユニット構造体におい
てフィルタが対のリング片とこれらに渡された係止片と
で支持されているだけであるため、該フィルタの交換も
含めて保守管理が簡単である。またこのユニット構造体
は、該ユニット構造体にフィルタが円筒状に支持されて
おり、ガスの通過面積が大きく、汚染ガス中の汚染源と
該フィルタに担持した光触媒との接触が充分に行なわ
れ、しかも円筒状に支持されたフィルタの各部位とその
軸線部における紫外線光源との間の距離が一定であり、
各部位で光触媒の励起状態を最適に維持できるため、こ
れらが相まち、結果としてガス浄化効率を向上できる。
ト構造体が汚染ガス浄化室を形成するケースに対し取り
外し自在となっており、しかも該ユニット構造体におい
てフィルタが対のリング片とこれらに渡された係止片と
で支持されているだけであるため、該フィルタの交換も
含めて保守管理が簡単である。またこのユニット構造体
は、該ユニット構造体にフィルタが円筒状に支持されて
おり、ガスの通過面積が大きく、汚染ガス中の汚染源と
該フィルタに担持した光触媒との接触が充分に行なわ
れ、しかも円筒状に支持されたフィルタの各部位とその
軸線部における紫外線光源との間の距離が一定であり、
各部位で光触媒の励起状態を最適に維持できるため、こ
れらが相まち、結果としてガス浄化効率を向上できる。
【0016】本発明において、紫外線光源としては、低
圧水銀灯、高圧水銀灯、超高圧水銀灯等、紫外線を照射
する光源が使用できる。フィルタには、かかる紫外線光
源から照射された紫外線で励起する光触媒、好ましくは
酸化チタン粒子が担持されている。かかる酸化チタン粒
子としては、アナターゼ型結晶構造を有するものがより
好ましく、アナターゼ型結晶構造を有する酸化チタン粒
子に金属銀粒子若しくは金属銅粒子を分散付着させた複
合粒子が特に好ましい。アナターゼ型結晶構造を有する
酸化チタン粒子は紫外線照射により優れた光触媒作用を
示し、金属銀粒子若しくは金属銅粒子は汚染されたガス
中の雑菌に対して優れた殺菌効果を示す。フィルタは、
更に吸着材、例えば活性炭を担持するものが好ましい。
吸着材は、汚染されたガスがフィルタを通過する際に、
該ガス中の汚染源を一時的に捕捉するためのもので、汚
染源を一時的に捕捉した状態にて紫外線照射で励起した
光触媒により分解できるため、ガス浄化効率を高めるこ
とができる。
圧水銀灯、高圧水銀灯、超高圧水銀灯等、紫外線を照射
する光源が使用できる。フィルタには、かかる紫外線光
源から照射された紫外線で励起する光触媒、好ましくは
酸化チタン粒子が担持されている。かかる酸化チタン粒
子としては、アナターゼ型結晶構造を有するものがより
好ましく、アナターゼ型結晶構造を有する酸化チタン粒
子に金属銀粒子若しくは金属銅粒子を分散付着させた複
合粒子が特に好ましい。アナターゼ型結晶構造を有する
酸化チタン粒子は紫外線照射により優れた光触媒作用を
示し、金属銀粒子若しくは金属銅粒子は汚染されたガス
中の雑菌に対して優れた殺菌効果を示す。フィルタは、
更に吸着材、例えば活性炭を担持するものが好ましい。
吸着材は、汚染されたガスがフィルタを通過する際に、
該ガス中の汚染源を一時的に捕捉するためのもので、汚
染源を一時的に捕捉した状態にて紫外線照射で励起した
光触媒により分解できるため、ガス浄化効率を高めるこ
とができる。
【0017】また本発明において、フィルタの担体とし
てはガラスクロス、活性炭繊維フエルト、セラミックペ
ーパー、軟質ポリウレタンフォーム等を使用できるが、
軟質ポリウレタンフォームが好ましい。軟質ポリウレタ
ンフォームは、安価であることに加え、弾性及び可撓性
に富むため、平板状物を対のリング片及び係止片へ円筒
状に支持したり或はこれらから取り外す作業が簡単であ
り、また光触媒や吸着材等を担持させ易い。担体として
のポリウレタンフォームに、前記のような複合粒子及び
活性炭を担持させたフィルタは、最も簡便には、市販の
活性炭を担持したポリウレタンフォームに、複合粒子及
びバインダを含有する懸濁液をスプレーし、乾燥するこ
とにより得られる。またここで用いる複合粒子は、銀塩
若しくは銅塩のアンモニア錯体溶液にアナターゼ型結晶
構造を有する酸化チタン粒子を加えて分散させた後、こ
の分散液に還元剤を加えて加熱撹拌し、該酸化チタン粒
子の表面に金属銀若しくは金属銅を析出させることによ
り得られる。
てはガラスクロス、活性炭繊維フエルト、セラミックペ
ーパー、軟質ポリウレタンフォーム等を使用できるが、
軟質ポリウレタンフォームが好ましい。軟質ポリウレタ
ンフォームは、安価であることに加え、弾性及び可撓性
に富むため、平板状物を対のリング片及び係止片へ円筒
状に支持したり或はこれらから取り外す作業が簡単であ
り、また光触媒や吸着材等を担持させ易い。担体として
のポリウレタンフォームに、前記のような複合粒子及び
活性炭を担持させたフィルタは、最も簡便には、市販の
活性炭を担持したポリウレタンフォームに、複合粒子及
びバインダを含有する懸濁液をスプレーし、乾燥するこ
とにより得られる。またここで用いる複合粒子は、銀塩
若しくは銅塩のアンモニア錯体溶液にアナターゼ型結晶
構造を有する酸化チタン粒子を加えて分散させた後、こ
の分散液に還元剤を加えて加熱撹拌し、該酸化チタン粒
子の表面に金属銀若しくは金属銅を析出させることによ
り得られる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る汚染ガス浄化
機構付き作業台を略示する平面図、図2は図1と同じ汚
染ガス浄化機構付き作業台を略示する縦断面図である。
図1及び図2の汚染ガス浄化機構付き作業台は、略直方
形のケース1と、ケース1の片側上部に設けられた作業
板2及び流し3と、ケース1内に区画して形成された排
液回収室4及び汚染ガス浄化室5とを備えている。
機構付き作業台を略示する平面図、図2は図1と同じ汚
染ガス浄化機構付き作業台を略示する縦断面図である。
図1及び図2の汚染ガス浄化機構付き作業台は、略直方
形のケース1と、ケース1の片側上部に設けられた作業
板2及び流し3と、ケース1内に区画して形成された排
液回収室4及び汚染ガス浄化室5とを備えている。
【0019】ケース1はその底面に回転自在に軸支され
た車輪11〜14(但し、車輪13,14は図示しな
い)で移動可能に支持されており、作業板2は多孔プレ
ートからなっていて、流し3には汚染源、例えば悪臭成
分の拡散を防止するための開閉蓋31が取付けられてい
る。排液回収室4には、作業板2を上方に臨んで集液板
41が設けられており、集液板41の集液口42に接続
された洗浄液回収容器43が収容されている。また排液
回収室4には、流し3の排液口44に接続された薬液回
収容器45が収容されている。
た車輪11〜14(但し、車輪13,14は図示しな
い)で移動可能に支持されており、作業板2は多孔プレ
ートからなっていて、流し3には汚染源、例えば悪臭成
分の拡散を防止するための開閉蓋31が取付けられてい
る。排液回収室4には、作業板2を上方に臨んで集液板
41が設けられており、集液板41の集液口42に接続
された洗浄液回収容器43が収容されている。また排液
回収室4には、流し3の排液口44に接続された薬液回
収容器45が収容されている。
【0020】ケース1内に区画して形成された排液回収
室4と汚染ガス浄化室5とは上部で連通しており、その
連通部46にこれを開閉するダンパ47が設けられてい
る。汚染ガス浄化室5を形成するケース1の上面は載置
台になっており、ケース1の右側面は開閉扉6になって
いる。汚染ガス浄化室5には、その上面部及び前面部に
空間51,52が形成されており、これらの空間51,
52は連通部46を介し排液回収室4の上部と連通して
いる。また汚染ガス浄化室5の背面部にはファン53〜
55が設けられており、汚染ガス浄化室5を形成するケ
ース1の背面に排気口56が開設されている。そして汚
染ガス浄化室5には、前面部に形成された空間52と背
面部に設けられたファン53〜55との間に、以下に説
明するような合計3体のユニット構造体7〜9が組込ま
れている。
室4と汚染ガス浄化室5とは上部で連通しており、その
連通部46にこれを開閉するダンパ47が設けられてい
る。汚染ガス浄化室5を形成するケース1の上面は載置
台になっており、ケース1の右側面は開閉扉6になって
いる。汚染ガス浄化室5には、その上面部及び前面部に
空間51,52が形成されており、これらの空間51,
52は連通部46を介し排液回収室4の上部と連通して
いる。また汚染ガス浄化室5の背面部にはファン53〜
55が設けられており、汚染ガス浄化室5を形成するケ
ース1の背面に排気口56が開設されている。そして汚
染ガス浄化室5には、前面部に形成された空間52と背
面部に設けられたファン53〜55との間に、以下に説
明するような合計3体のユニット構造体7〜9が組込ま
れている。
【0021】図3は図1及び図2と同じ汚染ガス浄化機
構付き作業台を略示する部分拡大横断面図である。図3
は合計3体のユニット構造体7〜9を組込んだ状態の汚
染ガス浄化室5を横断面で示しており、各ユニット構造
体7〜9はそれぞれ円筒状に支持されたフィルタを3本
備え、円筒状に支持されたフィルタから見て径方向の断
面図となっている。図4は図3に対応して図1及び図2
と同じ汚染ガス浄化機構付き作業台を略示する部分拡大
縦断面図である。図4はユニット構造体8に円筒状に支
持されたフィルタから見て軸方向の断面図となってい
る。
構付き作業台を略示する部分拡大横断面図である。図3
は合計3体のユニット構造体7〜9を組込んだ状態の汚
染ガス浄化室5を横断面で示しており、各ユニット構造
体7〜9はそれぞれ円筒状に支持されたフィルタを3本
備え、円筒状に支持されたフィルタから見て径方向の断
面図となっている。図4は図3に対応して図1及び図2
と同じ汚染ガス浄化機構付き作業台を略示する部分拡大
縦断面図である。図4はユニット構造体8に円筒状に支
持されたフィルタから見て軸方向の断面図となってい
る。
【0022】汚染ガス浄化室5は直方形に形成されてい
る。汚染ガス浄化室5の前面部には空間52が形成され
ており、背面部にはファン53〜55が設けられてい
て、汚染ガス浄化室5を形成するケース1の背面に排気
口56が開設されている。汚染ガス浄化室5を形成する
ケース1の両側面内側には、空間52とファン53〜5
5との間で、合計8本の桟111〜118(但し、ケー
ス1の上面側の桟115〜118は図示しない、以下同
じ)が突設されており、桟111〜118に合計3体の
ユニット構造体7〜9の枠体121〜123が摺嵌され
ている。
る。汚染ガス浄化室5の前面部には空間52が形成され
ており、背面部にはファン53〜55が設けられてい
て、汚染ガス浄化室5を形成するケース1の背面に排気
口56が開設されている。汚染ガス浄化室5を形成する
ケース1の両側面内側には、空間52とファン53〜5
5との間で、合計8本の桟111〜118(但し、ケー
ス1の上面側の桟115〜118は図示しない、以下同
じ)が突設されており、桟111〜118に合計3体の
ユニット構造体7〜9の枠体121〜123が摺嵌され
ている。
【0023】ユニット構造体7,9はユニット構造体8
と同様の構成になっているので、以下ユニット構造体8
について説明する。ユニット構造体8の枠体122はそ
の外観が直方形を呈している。ユニット構造体8の上側
部は二重構造になっており、ユニット構造体8を汚染ガ
ス浄化室5を形成するケース1へ組込んだときにかかる
上側部が前記した空間51となって、空間51は前記し
た連通部46と連通するようになっている。枠体122
には、これを汚染ガス浄化室5を形成するケース1へ組
込んだときの上流側面及び下流側面に充分な大きさの開
口部131,132が形成されている。これらの開口部
131,132はガス流路となる。枠体122の上下方
向相対面内側には合計3対のリング片141〜146が
突設されており、これらのリング片141〜146には
各対毎に断面略H字形の係止片151〜153が渡され
ている。
と同様の構成になっているので、以下ユニット構造体8
について説明する。ユニット構造体8の枠体122はそ
の外観が直方形を呈している。ユニット構造体8の上側
部は二重構造になっており、ユニット構造体8を汚染ガ
ス浄化室5を形成するケース1へ組込んだときにかかる
上側部が前記した空間51となって、空間51は前記し
た連通部46と連通するようになっている。枠体122
には、これを汚染ガス浄化室5を形成するケース1へ組
込んだときの上流側面及び下流側面に充分な大きさの開
口部131,132が形成されている。これらの開口部
131,132はガス流路となる。枠体122の上下方
向相対面内側には合計3対のリング片141〜146が
突設されており、これらのリング片141〜146には
各対毎に断面略H字形の係止片151〜153が渡され
ている。
【0024】各対毎でリング片141〜146及び係止
片151〜153にはフィルタ161〜163が円筒状
に支持されている。フィルタ161〜163それ自体と
しては弾性及び可撓性を有する方形の平板状物を用い、
かかる平板状物の上端部を対を形成する一方のリング片
141,143,145の内側に入れ、下端部を他方の
リング片142,144,146の内側に入れると共
に、左端部を断面略H字形の係止片151〜153の一
方の凹部に入れ、右端部を他方の凹部に入れることによ
り、フィルタ161〜163を各対毎のリング片141
〜146及び係止片151〜153で円筒状に支持して
いる。フィルタ161〜163には、図示しない光触媒
としてアナターゼ型結晶構造を有する酸化チタン粒子に
金属銀粒子を分散付着させた複合粒子及び吸着材として
活性炭が担持されている。
片151〜153にはフィルタ161〜163が円筒状
に支持されている。フィルタ161〜163それ自体と
しては弾性及び可撓性を有する方形の平板状物を用い、
かかる平板状物の上端部を対を形成する一方のリング片
141,143,145の内側に入れ、下端部を他方の
リング片142,144,146の内側に入れると共
に、左端部を断面略H字形の係止片151〜153の一
方の凹部に入れ、右端部を他方の凹部に入れることによ
り、フィルタ161〜163を各対毎のリング片141
〜146及び係止片151〜153で円筒状に支持して
いる。フィルタ161〜163には、図示しない光触媒
としてアナターゼ型結晶構造を有する酸化チタン粒子に
金属銀粒子を分散付着させた複合粒子及び吸着材として
活性炭が担持されている。
【0025】円筒状に支持されたフィルタ161〜16
3の軸線部には、したがって各対毎でリング片141〜
146に共通の軸線部には、枠体122の上下方向相対
面内側に渡り紫外線光源171〜173が取り付けられ
ており、紫外線光源171〜173には通電材181〜
183の先端部が接続されていて、通電材181〜18
3の基端部は枠体122の二重構造に形成された上側部
へ取り出され、該上側部の配電器191に接続されてい
る。そして配電器191は図示しない電源へと接続され
るようになっている。
3の軸線部には、したがって各対毎でリング片141〜
146に共通の軸線部には、枠体122の上下方向相対
面内側に渡り紫外線光源171〜173が取り付けられ
ており、紫外線光源171〜173には通電材181〜
183の先端部が接続されていて、通電材181〜18
3の基端部は枠体122の二重構造に形成された上側部
へ取り出され、該上側部の配電器191に接続されてい
る。そして配電器191は図示しない電源へと接続され
るようになっている。
【0026】図3及び図4のユニット構造体8は、枠体
122に以上説明したような合計3対のリング片141
〜146、係止片151〜153、フィルタ161〜1
63、紫外線光源171〜173、通電材181〜18
3及び配電器191を一体的に備えるもので、開閉扉6
を開いて枠体122を汚染ガス浄化室5を形成するケー
ス1内に突設された桟112,113,116,117
に摺嵌しつつ挿入することにより組込まれ、また枠体1
22をケース1外へ引き出すことにより取り外されるよ
うになっている。そして枠体122を汚染ガス浄化室5
を形成するケース1内へ挿入したとき、円筒状に支持さ
れたフィルタ161〜163が汚染ガス浄化室5内にお
ける汚染ガスの流れ方向と直交する関係でガス流路を遮
るようになっている。
122に以上説明したような合計3対のリング片141
〜146、係止片151〜153、フィルタ161〜1
63、紫外線光源171〜173、通電材181〜18
3及び配電器191を一体的に備えるもので、開閉扉6
を開いて枠体122を汚染ガス浄化室5を形成するケー
ス1内に突設された桟112,113,116,117
に摺嵌しつつ挿入することにより組込まれ、また枠体1
22をケース1外へ引き出すことにより取り外されるよ
うになっている。そして枠体122を汚染ガス浄化室5
を形成するケース1内へ挿入したとき、円筒状に支持さ
れたフィルタ161〜163が汚染ガス浄化室5内にお
ける汚染ガスの流れ方向と直交する関係でガス流路を遮
るようになっている。
【0027】図1〜図4について以上説明した本発明に
係るガス浄化機構付き作業台では、作業に伴い発生した
排液のうちで洗浄液を作業板2から集液板41及び集液
口42を介して洗浄液回収容器43に回収し、また作業
に伴い発生した排液のうちで薬液を流し3から排液口4
4を介して薬液回収容器45に回収する。そして作業に
伴い発生した汚染ガスを、ファン53〜55の作動によ
り、作業板2から吸引して、作業板2と集液板41とで
囲まれる空間→ダンパ47→連通部46→空間51→空
間52→ユニット構造体9→ユニット構造体8(開口部
131→円筒状に支持されたフィルタ161〜163の
上流側周面→円筒状に支持されたフィルタ161〜16
3で囲まれる空間→円筒状に支持されたフィルタ161
〜163の下流側周面)→ユニット構造体7の経路で流
して浄化し、浄化ガスを排気口56から排気する。
係るガス浄化機構付き作業台では、作業に伴い発生した
排液のうちで洗浄液を作業板2から集液板41及び集液
口42を介して洗浄液回収容器43に回収し、また作業
に伴い発生した排液のうちで薬液を流し3から排液口4
4を介して薬液回収容器45に回収する。そして作業に
伴い発生した汚染ガスを、ファン53〜55の作動によ
り、作業板2から吸引して、作業板2と集液板41とで
囲まれる空間→ダンパ47→連通部46→空間51→空
間52→ユニット構造体9→ユニット構造体8(開口部
131→円筒状に支持されたフィルタ161〜163の
上流側周面→円筒状に支持されたフィルタ161〜16
3で囲まれる空間→円筒状に支持されたフィルタ161
〜163の下流側周面)→ユニット構造体7の経路で流
して浄化し、浄化ガスを排気口56から排気する。
【0028】
【発明の効果】既に明らかなように、以上説明した本発
明には、作業に伴い発生した排液の回収及び汚染ガスの
浄化を小型で且つ移動可能な作業台で行なうことができ
るという効果がある。
明には、作業に伴い発生した排液の回収及び汚染ガスの
浄化を小型で且つ移動可能な作業台で行なうことができ
るという効果がある。
【図1】本発明に係る汚染ガス浄化機構付き作業台を略
示する平面図。
示する平面図。
【図2】図1と同じ汚染ガス浄化機構付き作業台を略示
する縦断面図。
する縦断面図。
【図3】図1と同じ汚染ガス浄化機構付き作業台を略示
する部分拡大横断面図。
する部分拡大横断面図。
【図4】図1と同じ汚染ガス浄化機構付き作業台を略示
する部分拡大縦断面図。
する部分拡大縦断面図。
1・・ケース、2・・作業板、3・・流し、4・・排液
回収室、5・・汚染ガス浄化室、6・・開閉扉、7〜9
・・ユニット構造体、41・・集液板、43・・洗浄液
回収容器、45・・薬液回収容器、46・・連通部、4
7・・ダンパ、53〜55・・ファン、56・・排気
口、122・・枠体、131,132・・開口部、14
1〜146・・リング片、151〜153・・係止片、
161〜163・・フィルタ、171〜173・・紫外
線光源、181〜183・・通電材
回収室、5・・汚染ガス浄化室、6・・開閉扉、7〜9
・・ユニット構造体、41・・集液板、43・・洗浄液
回収容器、45・・薬液回収容器、46・・連通部、4
7・・ダンパ、53〜55・・ファン、56・・排気
口、122・・枠体、131,132・・開口部、14
1〜146・・リング片、151〜153・・係止片、
161〜163・・フィルタ、171〜173・・紫外
線光源、181〜183・・通電材
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61L 9/01 A61L 9/01 E 9/16 9/16 D 9/20 9/20 B01D 53/86 B01J 21/06 A ZAB 23/50 A B01J 21/06 23/72 A 23/50 35/02 J 23/72 311Z 35/02 B01L 9/02 311 B01D 53/36 H B01L 9/02 ZABJ (72)発明者 成瀬 光夫 愛知県名古屋市守山区八剣2丁目1302番地 Fターム(参考) 4C058 AA12 AA14 AA20 BB02 BB06 KK02 4C080 AA05 AA07 BB02 BB05 CC01 HH05 JJ03 JJ04 KK02 LL03 LL10 MM02 MM05 MM07 NN02 NN05 NN28 QQ17 4D048 AA22 AB03 BA07X BA13X BA34X BA35X BA41X BB05 CA01 CC08 CC21 CC32 CC34 CC38 CC63 CD02 CD10 EA01 EA04 4G057 AE01 4G069 AA03 BA04A BA04B BA08B BA13B BA22B BA48A BB02A BB02B BC31A BC31B BC32A BC32B BE19B CA10 CA17 EA06 EA11 EA13 EB11 EE07
Claims (10)
- 【請求項1】 移動可能に支持されたケース上部に作業
板を備え、ケース内に排液回収室及びこれと連通する汚
染ガス浄化室を形成した作業台であって、作業板が多孔
プレートからなり、排液回収室が該作業板を上方に臨ん
で設けられた集液板と、該集液板の集液口に接続された
容器とを備えていて、汚染ガス浄化室が光触媒を担持し
たフィルタと、該フィルタを臨んで設けられた紫外線光
源と、ファンとを備え、作業板上で発生した排液を排液
回収室にて集液板を介し容器に回収すると共に、作業板
回りで発生した汚染ガスを該排液回収室から汚染ガス浄
化室へとファンで吸引しつつ該汚染ガス浄化室にて紫外
線光源からの紫外線照射下に光触媒を担持したフィルタ
へ通して浄化するようにした汚染ガス浄化機構付き作業
台。 - 【請求項2】 ケース上部に流しを備え、排液回収室が
該流しの排液口に接続された別の容器を備えるものであ
る請求項1記載の汚染ガス浄化機構付き作業台。 - 【請求項3】 排液回収室と汚染ガス浄化室との間の連
通部に該連通部を開閉するダンパを備える請求項1又は
2記載の汚染ガス浄化機構付き作業台。 - 【請求項4】 汚染ガス浄化室のフィルタが円筒状に形
成されており、円筒状の該フィルタの軸線部に紫外線光
源が設けられていて、汚染ガスを円筒状の該フィルタの
上流側周面、該フィルタで囲まれた空間及び該フィルタ
の下流側周面の経路で該フィルタの周面と直交する方向
から通すようにした請求項1、2又は3記載の汚染ガス
浄化機構付き作業台。 - 【請求項5】 光触媒を担持したフィルタ及び紫外線光
源がユニット構造体になっており、該ユニット構造体が
汚染ガス浄化室を形成するケースに取外し自在に組込ま
れる枠体と、該枠体の相対面内側に突設された対のリン
グ片と、該対のリング片に渡された係止片と、これらの
リング片及び係止片で円筒状に支持されたフィルタと、
該フィルタの軸線部において該枠体の相対面内側に渡り
取り付けられた紫外線光源と、該紫外線光源に接続され
通電材とを備えるものである請求項4記載の汚染ガス浄
化機構付き作業台。 - 【請求項6】 ユニット構造体が枠体と、該枠体の相対
面内側に所定間隔で突設された複数の対のリング片と、
各対のリング片毎に渡された係止片と、各対のリング片
及び係止片毎で円筒状に支持されたフィルタと、各フィ
ルタ毎でその軸線部において該枠体の相対面内側に渡り
取り付けられた紫外線光源と、各紫外線光源に接続され
た通電材とを備えるものである請求項5記載の汚染ガス
浄化機構付き作業台。 - 【請求項7】 フィルタが可撓性を有する板状の担体に
光触媒を担持したものである請求項5又は6記載の汚染
ガス浄化機構付き作業台。 - 【請求項8】 フィルタが酸化チタン粒子を担持したも
のである請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の汚
染ガス浄化機構付き作業台。 - 【請求項9】 フィルタがアナターゼ型結晶構造を有す
る酸化チタン粒子に更に金属銀粒子若しくは金属銅粒子
を分散付着させた複合粒子を担持したものである請求項
1、2、3、4、5、6又は7記載の汚染ガス浄化機構
付き作業台。 - 【請求項10】 フィルタが更に吸着材を担持したもの
である請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は9記
載の汚染ガス浄化機構付き作業台。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36595399A JP2001178802A (ja) | 1999-12-24 | 1999-12-24 | 汚染ガス浄化機構付き作業台 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36595399A JP2001178802A (ja) | 1999-12-24 | 1999-12-24 | 汚染ガス浄化機構付き作業台 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001178802A true JP2001178802A (ja) | 2001-07-03 |
Family
ID=18485544
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36595399A Pending JP2001178802A (ja) | 1999-12-24 | 1999-12-24 | 汚染ガス浄化機構付き作業台 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001178802A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1999
- 1999-12-24 JP JP36595399A patent/JP2001178802A/ja active Pending
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