JPH051325Y2 - - Google Patents

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JPH051325Y2
JPH051325Y2 JP1986168436U JP16843686U JPH051325Y2 JP H051325 Y2 JPH051325 Y2 JP H051325Y2 JP 1986168436 U JP1986168436 U JP 1986168436U JP 16843686 U JP16843686 U JP 16843686U JP H051325 Y2 JPH051325 Y2 JP H051325Y2
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curing agent
catalyst gas
atomizing head
bell
curved surface
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、回転霧化塗装装置に関するものであ
る。
(従来技術) 自動車の車体塗装等において、主剤および硬化
剤を混合するスタテイツクミキサーを備えた塗装
ガンから触媒ガスを含んだエアを同時噴出させる
ことにより、低温での硬化を促進するようにした
塗装方法(即ち、エア霧化式静電塗装)は従来か
ら良く知られている。
また、近年、塗料の塗着効率に優れている点等
から、上記エア霧化式静電塗装に代わつて回転霧
化塗装装置を使用した塗装方法も多用されるよう
になつている(例えば、特公昭61−39853号公報
参照)。
(考案が解決しようとする問題点) 上記公知技術におけるように、主剤および硬化
剤の吐出時にこれと混合した状態の触媒ガスを吐
出させる方式を採用する場合、触媒ガスとして腐
食性の強いガス(例えば、第3級アミン等)が用
いられるところから、腐食による目詰まりあるい
は塗料の事前硬化等に起因する塗着不良を招くお
それがある。
本考案は、上記の点に鑑みてなされたもので、
主剤およぶ硬化剤の吐出後において、これらにシ
エーピングエアにともなつて噴出される触媒ガス
を接触させるようにすることによつて、触媒ガス
による腐食に起因する目詰まり等の発生を防止す
ることを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案では、上記問題点を解決するための手段
として、被塗物に向つて対向する凹曲面が形成さ
れたベル本体と、該凹曲面に主剤および硬化剤を
吐出する通路を有するベルハブとを備えた回転霧
化頭の外周部に、シエーピングエア吸い出し用の
翼片を多数形成するとともに、これら翼片の上記
シエーピングエア流に対して上流側に、触媒ガス
を噴出すべく構成された単一の触媒ガス供給ノズ
ルを設けている。
(作用) 本考案では、上記手段によつて次のような作用
が得られる。
即ち、回転霧化頭の回転に伴つて主剤と硬化剤
の混合物がベルハブの通路を通つて吐出される
が、同時に回転霧化頭外周部に形成された翼片の
回転によつて単一の触媒ガス供給ノズルから噴出
された触媒ガスも回転霧化頭前方に吐出されるこ
ととなり、回転霧化頭前方において主剤と硬化剤
との混合物である霧化塗料と触媒ガスとが接触し
て塗料の硬化が促進せしめられる。従つて、腐食
性の強い触媒ガスが回転霧化頭の外周側を通つて
主剤と硬化剤との混合物に遭遇することとなり、
回転霧化頭に対する触媒ガスの影響(即ち、腐食
による目詰まり等)が効果的に防止されることと
なるのである。
(実施例) 以下、添付の図面を参照して本考案の好適な実
施例を説明する。
この回転霧化塗装装置は、ガン本体1に取り付
けられたエアモータ2の回転軸3に枢支された回
転霧化頭4を備えており、該回転霧化頭4は、被
塗物と対向すべき前面に平滑な凹曲面5aを有す
るベル本体5と、該ベル本体5内にあつて背面側
に凹曲面6aを有し且つ前記ベル本体5の内面と
の間に主剤等を吐出する通路7を形成するベルハ
ブ6と、該ベルハブ6とベル本体5とを連結する
連結部8とからなつている。なお、ベルハブ6と
ベル本体5との間において連結部8を除く部分は
主剤等の吐出口とされている。そして、前記ベル
ハブ6の後方には、主剤P(本実施例では、ポリ
エステル、アクリルポリオール)を供給するため
の主剤供給ノズル9と硬化剤C(本実施例では、
脂肪族イソシアネート)を供給するための硬化剤
供給ノズル10とが臨ましめられており、回転霧
化頭4の回転に伴つて、主剤供給ノズル9からの
主剤Pと硬化剤供給ノズル10からの硬化剤Cと
が混合されてベルハブ6側からベル本体5内へ導
かれて霧化され、その後霧化塗料P′となつて回転
霧化頭4前方へ吐出されるようになつている。
本実施例においては、前記回転霧化頭4(具体
的には、ベル本体5)の外周部には、シエーピン
グエア吸い出し用の多数の翼片11,11…が放
射状に形成されている。該翼片11,11…の回
転により吹き出される空気によつて回転霧化頭4
内から吐出される霧化塗料P′のスプレーパターン
が形成されるようになつている。
そして、前記翼片11,11…の前記シエーピ
ングエア流に対して上流側には、触媒ガスG(本
実施例の場合、第3級アミン)を噴出すべく構成
された単一の触媒ガス供給ノズル12が設けられ
ている。該触媒ガス供給ノズル12には、触媒タ
ンク13内の触媒がキヤリアガスであるエアによ
つて霧化されてガス状となつたものが供給される
ようになつている。
なお、図面中、符号14は主剤タンク、15は
硬化剤タンク、16,17はポンプ、18はエア
タンク、19は霧化装置である。
ついで、本実施例の回転霧化塗装装置の作用を
説明する。
エアモータ2を始動させて回転霧化頭4を8000
〜15000rpmで回転させるととともに、ポンプ1
6,17を始動させて、主剤供給ノズル9および
硬化剤供給ノズル10から主剤Pおよび硬化剤C
をベルハブ6の背面側凹曲面6aに向かつて噴射
させる。すると、該ベルハブ6の回転により主剤
Pと硬化剤Cとは混合されつつ通路7を通つてベ
ル本体5の凹曲面5aに導かれ、該凹曲面5aに
て薄い膜状となつた後ベル本体5の端部から霧化
塗料P′となつて吐出される。この時、主剤Pの吐
出量;120〜600c.c./min、硬化剤Cの吐出量;30
〜150c.c./minとされる。
一方、回転霧化頭4の回転に伴つて翼片11,
11…が回転せしめられることとなり、該翼片1
1,11…の回転によりシエーピングエアが吸い
出されるが、該シエーピングエアの吸い出しに伴
つて触媒ガス供給ノズル12から噴出された触媒
ガスGも吸い出される。このようにして吸い出さ
れた触媒ガスGは、回転霧化頭4の前方において
回転霧化頭4内から吐出された霧化塗料P′の全体
と接触せしめられることとなる。従つて、被塗物
に塗着せしめた塗料の硬化促進が行なわれるので
ある。この時の触媒吐出量;100〜5000ppmであ
る。
上記せる如く、本実施例によれば、回転霧化頭
4の外周部に形成された翼片11,11…により
吸い出された触媒ガスGは、回転霧化頭4の前方
において該回転霧化頭4内から吐出される霧化塗
料P′と接触せしめられるところから、回転霧化頭
4の内部構成部分に腐食性の強い触媒ガスGが接
触することがなくなり、腐食による目詰まり等を
防止することができるとともに、触媒ガスGの接
触部分の洗浄も極めて容易に行えるのである。
なお、本考案は、上記実施例に限定されるもの
ではなく、考案の要旨を逸脱しない範囲において
適宜設計変更可能なことは勿論である。
(考案の効果) 叙上の如く、本考案によれば、被塗物に向つて
対向する凹曲面が形成されたベル本体と、該凹曲
面に主剤および硬化剤を吐出する通路を有するベ
ルハブとを備えた回転霧化頭の外周部に、シエー
ピングエア吸い出し用の翼片を多数形成するとと
もに、これら翼片の上記シエーピングエア流に対
して上流側に、触媒ガスを噴出すべく構成された
単一の触媒ガス供給ノズルを設けて、回転霧化頭
外周部に形成された翼片の回転によつて触媒ガス
供給ノズルから噴出された触媒ガスが回転霧化頭
前方において主剤と硬化剤との混合物(即ち、霧
化塗料)の全体と接触して塗料の硬化を促進せし
めるようにしたので、腐食性の強い触媒ガスが回
転霧化頭の外周側を通つて主剤料と硬化剤との混
合物である霧化塗料に遭遇することとなり、回転
霧化頭内の構成部分に対する触媒ガスの影響(即
ち、腐食による目詰まり等)が効果的に防止され
るとともに、触媒ガスの洗浄も極めて容易に行え
るという実用的な効果がある。
また、回転霧化頭の外周部に形成された翼片の
回転によつてシエーピングエアとともに触媒ガス
の吸い出しをも行い得るようになつているため、
シエーピングエア吸い出し用の特別なポンプ等を
設ける必要がなくなり、装置の小型化および簡略
化を図り得るという効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例にかかる回転霧化塗装
装置の概略図、第2図は第1図の回転霧化塗装装
置の要部斜視図である。 4……回転霧化頭、5……ベル本体、5a……
凹曲面、6……ベルハブ、7……通路、11……
翼片、12……触媒ガス供給ノズル、C……硬化
剤、P……主剤、G……触媒ガス。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被塗物に向つて対向する凹曲面が形成されたベ
    ル本体と、該凹曲面に主剤および硬化剤を吐出す
    る通路を有するベルハブとを備えた回転霧化頭の
    外周部に、シエーピングエア吸い出し用の翼片が
    多数形成されており、これら翼片の上記シエーピ
    ングエア流に対して上流側には、触媒ガスを噴出
    すべく構成された単一の触媒ガス供給ノズルが設
    けられていることを特徴とする回転霧化塗装装
    置。
JP1986168436U 1986-10-30 1986-10-30 Expired - Lifetime JPH051325Y2 (ja)

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JP1986168436U JPH051325Y2 (ja) 1986-10-30 1986-10-30

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JP1986168436U JPH051325Y2 (ja) 1986-10-30 1986-10-30

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JPS6373157U JPS6373157U (ja) 1988-05-16
JPH051325Y2 true JPH051325Y2 (ja) 1993-01-13

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ID=31101315

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JPS59228960A (ja) * 1983-06-13 1984-12-22 Toyota Motor Corp 回転霧化静電塗装装置
JPS6130629A (ja) * 1984-07-20 1986-02-12 Nippon Steel Corp 熱処理炉の温度制御装置

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