JPH05132250A - エレベータ派遣方法及び装置 - Google Patents

エレベータ派遣方法及び装置

Info

Publication number
JPH05132250A
JPH05132250A JP4107295A JP10729592A JPH05132250A JP H05132250 A JPH05132250 A JP H05132250A JP 4107295 A JP4107295 A JP 4107295A JP 10729592 A JP10729592 A JP 10729592A JP H05132250 A JPH05132250 A JP H05132250A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
car
passengers
fuzzy
membership
peak
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4107295A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2577161B2 (ja
Inventor
Jr David J Sirag
ジエイ シラグ ジユニア デイヴイツド
Jr Paul T Weisser
テイー ウエイツサー ジユニア ポール
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Otis Elevator Co
Original Assignee
Otis Elevator Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Otis Elevator Co filed Critical Otis Elevator Co
Publication of JPH05132250A publication Critical patent/JPH05132250A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2577161B2 publication Critical patent/JP2577161B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B1/00Control systems of elevators in general
    • B66B1/34Details, e.g. call counting devices, data transmission from car to control system, devices giving information to the control system
    • B66B1/3476Load weighing or car passenger counting devices
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B1/00Control systems of elevators in general
    • B66B1/24Control systems with regulation, i.e. with retroactive action, for influencing travelling speed, acceleration, or deceleration
    • B66B1/2408Control systems with regulation, i.e. with retroactive action, for influencing travelling speed, acceleration, or deceleration where the allocation of a call to an elevator car is of importance, i.e. by means of a supervisory or group controller
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B1/00Control systems of elevators in general
    • B66B1/24Control systems with regulation, i.e. with retroactive action, for influencing travelling speed, acceleration, or deceleration
    • B66B1/2408Control systems with regulation, i.e. with retroactive action, for influencing travelling speed, acceleration, or deceleration where the allocation of a call to an elevator car is of importance, i.e. by means of a supervisory or group controller
    • B66B1/2458For elevator systems with multiple shafts and a single car per shaft
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B1/00Control systems of elevators in general
    • B66B1/34Details, e.g. call counting devices, data transmission from car to control system, devices giving information to the control system
    • B66B1/3476Load weighing or car passenger counting devices
    • B66B1/3484Load weighing or car passenger counting devices using load cells
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B2201/00Aspects of control systems of elevators
    • B66B2201/10Details with respect to the type of call input
    • B66B2201/102Up or down call input
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B2201/00Aspects of control systems of elevators
    • B66B2201/20Details of the evaluation method for the allocation of a call to an elevator car
    • B66B2201/211Waiting time, i.e. response time
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B2201/00Aspects of control systems of elevators
    • B66B2201/20Details of the evaluation method for the allocation of a call to an elevator car
    • B66B2201/214Total time, i.e. arrival time
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B2201/00Aspects of control systems of elevators
    • B66B2201/20Details of the evaluation method for the allocation of a call to an elevator car
    • B66B2201/222Taking into account the number of passengers present in the elevator car to be allocated
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B2201/00Aspects of control systems of elevators
    • B66B2201/40Details of the change of control mode
    • B66B2201/401Details of the change of control mode by time of the day
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B2201/00Aspects of control systems of elevators
    • B66B2201/40Details of the change of control mode
    • B66B2201/403Details of the change of control mode by real-time traffic data

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Elevator Control (AREA)
  • Indicating And Signalling Devices For Elevators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 かご内の乗客の数を推定し、乗り場呼びにサ
ービスさせるためにかごを割り当て、エレベータシステ
ムにおけるかごの割り当ての有用性を決定し、あるかご
によるサービスを期待して乗り場で待っている人々の数
を決定する。 【構成】 乗客重量センサと観測済重量ファジー論理集
合からの信号を使用してかご内の乗客の数を推定する。
トラフィックモードは、建物のロビー階において発着す
る乗客の数及び頻度にしたがってセットする。ある乗り
場呼びにサービスするための各かごの割り当ての有用性
は、複数の性能基準を使用して各かごの性能を推定する
ことで決定する。乗り場待客の数は、乗り場呼びボタン
が押されるか、または乗客がかごに乗り込むと瞬時乗客
率を計算することによって決定する。不確定性フィルタ
にはファジー論理集合を表す入力データが供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエレベータ制御ソフトウ
エアに関する。
【0002】
【従来の技術】エレベータシステムの性能を最大限に発
揮させるためには、乗り場呼びにサービスさせるために
かごを割り当てることが望ましい。これは、かごの中の
乗客の数を決定し、エレベータシステムのトラフィック
モードを決定し、各乗り場に居る乗り場乗客の数を推定
し、そして異なる性能パラメタ間のトレードオフを計算
する多くのアルゴリズムを使用することを含む。これら
のアルゴリズムは複数の固定された規則として実現する
ことができる。
【0003】しかしながら、規則を固定すると境界条件
において問題が発生する。一日のシステムトラフィック
モードを決定している規則の一部が、例えば“時刻が
7:00AMから 9:00 AM までの間であり、且つ<other c
onditions>であれば、システムトラフィックモードを
上昇ピークに設定せよ”と言うものであり得る。このよ
うな規則の問題点は、 6:59 AM にはシステムトラフィ
ックモードを上昇ピークに設定させる全ての他の条件は
既に存在しているであろうが、規則が固定されているた
めにシステムが上昇ピークトラフィックモードにあると
見做すことはできないことである。入力条件、即ち支配
的なトラフィックパターンは多分 6:59 AM から 7:00
AM までの間に徐々に変化するにも拘らず、システムの
動作はトラフィックモードに依存して急激に変化し得
る。
【0004】同じような問題は他のかご割り当て評価ア
ルゴリズムにも存在する。一般に入力条件は徐々に、そ
して殆どの場合連続的に変化するが、これらの変化に対
する応答、即ちシステムの反応(及び最終的には、乗り
場呼びに対するかごの割り当て)は、システムが境界条
件を通って遷移すると急激且つ不連続に変化する。
【0005】
【発明の概要】本発明の目的は、(a)かご内の乗客の
数を推定すること、(b)乗り場呼びにサービスさせる
ためにかごを割り当てること、(c)エレベータシステ
ムにおけるかごの割り当ての有用性(ユーティリティ)
を決定すること、(d)あるかごによるサービスを期待
して乗り場で待っている人々の数を決定すること、及び
(e)エレベータシステムのトラフィックモードを決定
することを含む。
【0006】本発明によれば、かご内の乗客の重量を表
す信号は、複数の観測した重量ファジー集合から複数の
項を選択してかご内の乗客の数を表すファジー集合を形
成するために使用され、(a)各観測した重量ファジー
集合は特定の乗客カウントに対応し、(b)各観測した
重量ファジー集合の項(term)は( i)乗客重量に対応
する基底要素(basis element)と(ii)関連基底要素
によって表される重量の観測の頻度、及び集合によって
表される乗客の数に対応するメンバシップの程度(もし
くは度合い)とを有している。
【0007】更に本発明によれば、乗り場呼びに対する
かごの割り当ては、かご割り当て有用性を表すファジー
集合を使用することによって行われ、この集合は(a)
エレベータシステムの各かごに対応する基底要素と、
(b)関連基底要素によって表すことができる乗り場呼
びに対する割り当ての有用性に対応するメンバシップの
程度とを有している。
【0008】更に本発明によれば、乗り場呼びにサービ
スさせるために各かごを割り当てることの有用性は、
(a)複数の各性能基準毎に各かごの性能を推定するこ
と、(b)推定された性能を各性能基準に割り当てられ
た重要度を表す値によって基準化すること、及び(c)
有用性を、基準化された性能値の中の最大値に等しく設
定することによって決定される。
【0009】更に本発明によれば、乗り場呼びに各かご
を割り当てることの有用性は、(a)複数の各性能基準
毎に各かごの性能を推定すること、(b)推定された性
能を各性能基準に割り当てられた重要度を表す値によっ
て基準化すること、及び(c)基準化された性能値から
最小値を選択することによって決定される。更に本発明
によれば、(a)乗り場呼びボタンが押されるか、また
はエレベータサービスが停止するとエレベータシステム
の瞬時乗客率を計算し、(b)次にエレベータシステム
のモードに従う( i)上昇率量、(ii)下降率量、及び
( iii)オフ率量の1またはそれ以上におけるこれらの
瞬時乗客率を平均し、そして(c)ある乗り場が最後に
サービスされてからの時間に、エレベータシステムのモ
ードに従う上記上昇率量、下降率量、またはオフ率量の
1またはそれ以上を乗ずることによって、その乗り場に
おいて待っている人々の数を決定する。
【0010】更に本発明によれば、上昇ピーク開始規
則、上昇ピーク終了規則、下降ピーク開始規則、及び下
降ピーク終了規則を別々に評価し、組み合わせてエレベ
ータのトラフィックモードを表すファジー論理集合を形
成する。この論理集合は、上昇ピークに対応する項、下
降ピークに対応する項、及びオフピークに対応する項を
有し、これらの項のメンバシップの程度はエレベータシ
ステムがそれぞれ上昇ピークモード、下降ピークモー
ド、及びオフピークモードの特徴を呈する程度に対応し
ている。
【0011】本発明の上記の、及び他の目的、特色及び
長所は以下の添付図面に基づく説明から明白になるであ
ろう。
【0012】
【実施例】図1に示すエレベータシステム20は、第1
のかご22、第2のかご23、滑車26を有する第1の
電動機24、滑車27を有する第2の電動機25、及び
釣り合い錘28、29を含む。滑車26を廻る第1のケ
ーブル30の一端は第1のかご22に、また他端は釣り
合い錘28に接続されている。滑車27を廻る第2のケ
ーブル31の一端は第2のかご23に、また他端は釣り
合い錘29に接続されている。
【0013】かご乗客(即ち、かご22内に乗っている
乗客)による1またはそれ以上のかご呼びボタン36の
賦活に応答して第1の電動機24は、第1のかごを建物
の複数の階床32〜34の間で運動させる。かご乗客に
よる1またはそれ以上のかご呼びボタン37の賦活に応
答して第2の電動機25は、第2のかごを建物の複数の
階床32〜34の間で運動させる。また、電動機24、
25は1またはそれ以上の乗り場呼びにも応答してかご
22、23を階床間で運動させる。乗り場呼びは、乗り
場(に居る)乗客が1またはそれ以上の乗り場呼びボタ
ン38を押すことによって発生する。乗り場乗客は、か
ご22、23の一方からサービスを受けようとして階床
の1つの廊下で待っている(エレベータシステム20
の)予期される利用者である。
【0014】エレベータシステム20の電子エレベータ
制御装置40は、かご呼びボタン36、37と、乗り場
呼びボタン38と、第1のかご22の床に位置している
第1の重量センサ42と、第2のかご23の床に位置し
ている第2の重量センサ43からの電子入力信号を受信
する。重量センサ42、43はそれぞれ、かご22、2
3内の乗客の重量に従って変化する電子信号を発生す
る。制御装置40は第1の電動機24へ出力信号を供給
して第1のかご22を種々の階床30〜32の間で運動
させる。また制御装置40は第2の電動機25へ出力信
号を供給して第2のかご23を種々の階床30〜32の
間で運動させる。
【0015】制御装置40の電子ハードウエアは普通の
マイクロプロセッサシステムであって当業者ならば熟知
しているものであり、マイクロプロセッサ(図示してな
い)と、エレベータ制御装置ソフトウエアを記憶するた
めの1またはそれ以上のROM(図示してない)と、1
またはそれ以上のRAM(図示してない)と、電動機2
4、25に出力信号を供給する手段(図示してない)
と、かご呼びボタン36、37、乗り場呼びボタン3
8、及び重量センサ42、43からの入力信号を受信す
る手段(図示してない)とを含む。
【0016】図2に示すデータ流れ図50は、ROM内
に記憶されマイクロプロセッサによって実行されるエレ
ベータ制御ソフトウエアの動作を示す。このソフトウエ
アは制御装置40への入力電子信号に応答して制御装置
40から電動機24、25の動作を指令する出力信号を
供給させる。図50に示す「箱」はプログラムモジュー
ル(エレベータ制御ソフトウエアの一部)を表し、「円
筒」はデータ要素(エレベータ制御データの一部)を表
す。箱と円筒との間の矢印はデータの流れの方向を表
す。論理流れ図とは異なり、データ流れ図は種々のモジ
ュール間の一時的な関係を表す。
【0017】図50に示す入力信号は以下の表に要約さ
れる。信号名 記 述 重量 乗客重量を表す 経過時間 経過時間カウンタ 出発 種々の階床からのかごの出発を表す 到着 種々の階床へのかごの到着を表す 乗り場呼び 種々の階床から行われる乗り場呼びを表
す 重量解釈モジュール52には各重量センサ42、43か
らの重量信号と、観測した重量データ要素53からの入
力データとが供給される。重量解釈モジュール52は重
量信号と観測した重量データ要素53とを使用してかご
乗客の数を推定する。乗客推定は重量解釈モジュール5
2によってかご乗客データ要素54へ供給される。観測
した重量データ要素53と重量センサ42、43からの
重量信号とを使用するかご乗客の数の推定の詳細に関し
ては後述する。
【0018】かご乗客データ要素54はトラフィックモ
ジュール56への入力として設けられており、トラフィ
ックモジュール56へは経過時間信号、出発信号、及び
到着信号も入力されている。経過時間信号は経過時間を
表す(即ち固定された率で増分されるカウンタであ
る)。出発信号は種々の階床32〜34からのかご2
2、23の出発を表す。到着信号は各階床32〜34へ
のかご22、23の到着を表す。
【0019】エレベータ制御ソフトウエアによって使用
されるモード変数は3つある。即ち上昇ピーク、下降ピ
ーク、及びオフピークである。上昇ピークの大きさは、
乗客がロビーから上の階へ行くために乗り込んでいる程
度を表している。下降ピークの大きさは、乗客が上の階
からロビーへ降りるために乗り込んでいる程度を表して
いる。オフピークの大きさは、乗客がロビーではない階
の間で乗り込んでいる程度を表す。上昇ピーク、下降ピ
ーク、及びオフピークの値はトラフィックモジュール5
6によってトラフィックモードデータ要素58内に記憶
される。トラフィックモジュール56の動作の詳細は後
述する。
【0020】また経過時間信号、出発信号、及び到着信
号はカウント推定モジュール60への入力として供給さ
れる。乗り場呼びボタン38の1つが押されたことを表
す乗り場呼び信号もカウント推定モジュール60への入
力として供給されている。更にカウント推定モジュール
60には、かご乗客データ要素54からの入力と、トラ
フィックモードデータ要素58からの入力も供給され
る。カウント推定モジュール60は、あるかごによるサ
ービスを受けるために特定の乗り場で待っている乗り場
乗客の数を推定する。最上階及び最下階を除く全階床は
2つの乗り場、即ち上昇乗り場と下降乗り場を有してい
る。最上階は単一の下降乗り場だけを有し最下階は単一
の上昇乗り場だけを有している。カウント推定モジュー
ル60は推定を乗り場乗客データ要素62へ出力する。
カウント推定モジュール60の動作の詳細は後述する。
【0021】性能推定モジュール64には、乗り場呼び
信号と、トラフィックモードデータ要素58及び乗り場
乗客データ要素62からの入力が供給される。性能推定
モジュール64は特定の乗り場呼びに応答して各かご2
2、23の性能を予測する。性能推定モジュール64の
動作は後述する。性能データ要素66及び顧客の好みデ
ータ要素68は、割り当て有用性計算モジュール70へ
の入力を供給する。割り当て有用性計算モジュール70
は、各かご22、23の性能を予測し、予測した性能を
顧客の好みに基づいて基準化することによって、特定の
乗り場呼びへ応答するために各かごを割り当てることの
有用性を決定する。割り当て有用性計算モジュール70
からの出力は割り当て有用性データ要素72に供給され
る。割り当て有用性計算モジュール70の動作の詳細は
後述する。
【0022】顧客の好みデータ要素68及び割り当て有
用性データ要素72は、不確定性フィルタモジュール7
4へ入力を供給する。不確定性フィルタモジュール74
は呼び割り当てデータ要素72を使用して特定の乗り場
呼びに特定のかごを割り当てる。この割り当ては、かご
の1つの割り当てに伴う不確定性が顧客の好みデータ要
素68によって指示される所定のしきい値以下である場
合に限って行われる。ある乗り場呼びにあるかごを割り
当てる際に、許容される最後の瞬間まで待つことが許さ
れる場合には割り当て有用性データ要素72に伴う不確
定性がかなり低くなるまで不確定性フィルタモジュール
74は割り当てデータ要素76へデータを供給しない。
乗り場呼びがなされてから比較的速やかにかご割り当て
を行わなければならない場合には、割り当てに伴う不確
定性が比較的高くても不確定性フィルタモジュール74
は割り当てデータ要素76へデータを供給する。不確定
性フィルタモジュール74の動作に関しては後述する。
【0023】割り当てデータ要素76は、かご22、2
3を運動させる電動機24、25へ信号を供給する運動
システムモジュール78へ入力を供給する。電動機制御
システムモジュール78は、割り当てデータ要素76か
らの情報を使用し、ある乗り場呼びに応答してかご2
2、23の中の割り当てられた方を階床32〜34の特
定の1つに停止させる。多くの型の一般的なエレベータ
ソフトウエア運動制御システムが当業者には知られてお
り、現在使用されている。一般的なエレベータ運動制御
システムの多くは、この運動制御システムモジュール7
8を実現するのに適している。
【0024】重量解釈モジュール52は、ファジー論理
(基本集合理論及び論理に密接に関係付けられた数学の
1つの部門)を使用することによって、各重量センサ4
2、43からの重量信号を一時に1つずつかご乗客の数
の推定に変換する。ファジー論理は集合内に部分的にの
み含まれている基底要素を有する集合の使用を含む。例
えば、古典的な集合Cが(X ,Y ,Z )として定義でき
るのに対して、ファジー集合Fは{ 0.3|X , 0.7|Y
, 0.1|Z }として定義できる。ここに垂直バー
(|)の前の数は基底要素 X、Y 、及び Zのメンバシッ
プの程度を表す。量0.3 |X はファジー集合の項と呼ば
れる。基底要素 X、Y 、及び Zは数値量または非数値量
を表すことができる。基底要素 X、Y 、及び Zが数を表
す場合には、基底要素の値または項の値は単に X、Y 、
または Zによって表された数値量である。クリスプ値は
ファジー論理を使用しない何等かの値、または値の系で
ある。ファジー論理を完全に理解するためには、 1984
年メリーランド州ロックビルのコンピュータサイエンス
プレスから刊行されたK.J.シュマッカー著「ファジ
ー集合、自然言語計算、及びリスク解析」を参照された
い。
【0025】以下にファジーシステムの動作の実施の詳
細を説明するが、殆どの実施は高水準ファジー論理文を
コンパイル可能なコンピュータコードに翻訳するツール
によって自動化することができる。このような開発ツー
ルの1つは、カリフォルニア州アーバインのトガイイン
フラロジック社が製造しているトガイファジーC開発シ
ステムであり、このシステムはファジー論理文をコンパ
イル可能なCコードに変換する。
【0026】図2に示す観測した重量データ要素53
は、かご22、23内の乗客の数対重量センサ42、4
3から供給される重量信号の大きさを作表して得たもの
である。理想的にはこの表は、このエレベータシステム
20が設置されている特定の建物に関する乗客荷重及び
乗客重量分布を斟酌したデータを得るために、その建物
において作成する。しかし、人々の重量の見込み及び分
布を示す一般的な表を使用して観測した重量データ要素
53を構成することが可能である。作表されたデータは
複数のファジー集合を形成するために使用され、これら
の集合は観測した重量データ要素53内に記憶される。
各ファジー集合は特定の乗客カウントに対応する。各集
合毎に、各項のメンバシップの程度は特定の大きさの重
量信号を観測した回数に対応し、また基底要素は特定の
重量に対応する。各集合は FO(N)として表すことがで
き、各要素は FO(N,W)として表すことができる(ここに
Nは特定乗客カウントであり、Wは特定重量である)。
【0027】図3は乗客荷重対重量信号の大きさを作表
することによって形成されたファジー集合の仮説群を示
すグラフ90である。グラフ90は複数のプロット92
〜103からなり、プロット92は一人の乗客に関する
重量信号の異なる値を記述するファジー集合、即ち FO
(1)に対応し、プロット93は二人の乗客に関する重量
信号の異なる値を記述するファジー集合 FO(2)に対応す
る等々である。プロット92〜103の相対的な大きさ
は特定の大きさの重量信号が観測された回数を、従って
そのファジー集合の項のメンバシップの程度を表す。
【0028】図4は、重量解釈モジュール52の動作を
示す流れ図110である。処理は、ファジー集合 FW(N)
(Nは特定乗客カウントを表す)が項を持たないように
初期化される第1段階111から開始される。段階11
1の次の段階112において仮説乗客カウント PC を表
す変数が1に初期化される。段階112に続く判断段階
113においては、変数 PC の値と、かご乗客の許容最
大数に等しい所定の定数値 PCMAXとが比較される。
【0029】もし PC が PCMAXより大きくなければ、制
御は判断段階から段階114へ進み、観測した重量デー
タ要素53内に記憶されているファジー集合 FO(PC) か
ら取られた項がファジー集合 FW に付加されれる。付加
される項は、 PC に等しい乗客カウント及び重量信号の
大きさに等しい重量、即ち FO ( PC ,重量)項に対応
する。段階114の後の段階115は、 PC 変数を増分
させる。
【0030】段階113〜115は、判断段階113に
おいて PC が PCMAXを超えたと判断されるまで繰り返さ
れ、その状態になると制御は判断段階113から段階1
16へ進められてファジー集合 FW が正規化される。フ
ァジー集合の正規化は、メンバシップの全ての程度の合
計を1に等しくするために、項のメンバシップの全ての
程度を定数値で除すことを含む。
【0031】段階116の次の段階117は、ファジー
集合 FW をデファジー(defuzzy )して乗客カウントに
等しいある値を発生する。デファジー化は、ファジー論
理集合をクリスプ値、即ち単一の値に縮小するプロセス
である。 FW は、最高のメンバシップの程度を有する項
の値を使用することによってデファジーすることができ
る。また FW は、各項のメンバシップの程度と各項によ
って表される乗客カウントとの積を加算してもデファジ
ーすることができる。段階117に続く段階118は、
計算された乗客カウントの値を図2に示す乗客カウント
データ要素54内に記憶する。乗客カウントデータ要素
54は、後述するようにトラフィックモジュール56及
びカウント推定モジュール60によって使用される。ト
ラフィックモジュール56及びカウント推定モジュール
60がクリスプ値としてではなくファジー論理集合とし
て表現されたエレベータ乗客カウントを使用し、重量解
釈モジュール52が FW をデファジーせずにデファジー
化段階117を側路する論理経路119を通り、段階1
18においてクリスプ値ではなくファジー集合 FWを記
憶させることも可能である。
【0032】図4の流れ図110に示すコードは、エレ
ベータ制御装置40のマイクロプロセッサによって実時
間で走ることを意味している。しかしもしかご乗客カウ
ントのクリスプ値だけを望むのであれば、流れ図110
に示すコードをオフラインで実行して重量解釈表を生成
することができる。この重量解釈表は、重量信号の大き
さの値対乗客カウントの表であって、重量解釈モジュー
ル52によって実行時間に索引を付けることが可能であ
る。
【0033】図5は重量解釈表のオフライン構造を示す
流れ図120であって、この表をエレベータ制御装置4
0のROM内にロードして重量解釈モジュール52によ
ってアクセスさせ、重量信号の大きさに基づいてクリス
プかご乗客カウントを供給させることができる。重量信
号は表に対する索引となり、乗客カウントはその索引に
おけるエントリである。段階122において、2つの変
数、古 PC 及び新 PCを0に初期化する。第1段階12
2に続く段階124は第3の変数Wを0に初期化する。
【0034】段階124の後の段階126は、新 PC を
図4の流れ図110に示した方法によって(但し、重量
信号の大きさの代わりにWの値を使用する)計算された
乗客カウントに等しくセットする。段階126の次の判
断段階128は、変数新 PCと変数古 PC とを比較す
る。もし両変数が等しくなければ制御は段階128から
段階130に渡され、古 PC 及びWが作成中の重量解釈
表内に入力される。段階130の後は段階132であ
り、変数古 PC が変数新 PC に等しくセットされる。こ
のようにして作られた表は、表へのエントリである乗客
の数を変化させるWの値(重量信号の大きさに類似)を
定義するしるしを有している。実行時間中に重量解釈モ
ジュール52は表を探索して2つの隣接するしるし(一
方は重量信号の大きさより大きく、他方は重量信号の大
きさより小さいかまたは等しい)を見出す。2つの表し
るしより高いエントリは、乗客カウントデータ要素54
に書き込まれる乗客カウントである。
【0035】段階132の次(またはもし古 PC が新 P
C に等しければ、段階128の次)の段階134は、各
重量センサ42、43の細分性(即ち、2つの重量測定
の間の最小差)に等しい所定の定数であるW増分だけ変
数Wを増加させる。段階134の次の判断段階136に
おいてWと WMAX (重量信号が取り得る最大の大きさに
等しい所定の定数)とが比較される。もしWが WMAX よ
りも大きくなければ、制御は段階136から段階126
へ戻される。Wが WMAX よりも大きい場合には制御は段
階137に渡され、古 PC 及びWが表への最後のエント
リとして付加される。段階137が終ると、処理は完了
する。
【0036】重量解釈モジュール52は、かごの中の乗
客の数を表すデータをかご乗客データ要素54へ供給す
る。かご乗客データ要素54、経過時間信号、出発信
号、及び到着信号はトラフィックモジュール56へ入力
される。トラフィックモジュール56はエレベータシス
テム20の支配的な使用パターンを決定し、その結果を
トラフィックモードデータ要素58へ供給する。エレベ
ータシステム20のトラフィックモードは、殆どのトラ
フィックが建物のロビーから上方の階床へ向かっている
ことを指示する上昇ピーク、殆どのトラフィックが上方
の階床からロビーへ向かっていることを指示する下降ピ
ーク、または支配的なトラフィックパターンが識別でき
ないことを指示するオフピークとして記述することがで
きる。
【0037】図6のデータ流れ図150はトラフィック
モジュール56の動作を示すものである。経過時間信号
と、出発信号と、かご乗客データ要素54からのデータ
とが上昇計算モジュール152へ入力される。上昇計算
モジュール152は上昇ピーク開始規則(詳細は後述す
る)を使用して上昇ピーク変数の値を計算し、上昇ピー
クデータ要素154内に記憶する。また上昇計算モジュ
ール152は上昇ピーク終了規則(詳細は後述する)を
使用して上昇オフピーク変数の値を決定し、上昇オフピ
ークデータ要素156内に記憶する。
【0038】経過時間信号と、到着信号と、かご乗客デ
ータ要素54からのデータとが下降計算モジュール16
2へ入力される。下降計算モジュール162は下降ピー
ク開始規則(詳細は後述する)を使用して下降ピーク変
数の値を計算し、下降ピークデータ要素166内に記憶
する。また下降計算モジュール162は下降ピーク終了
規則(詳細は後述する)を使用して下降オフピーク変数
の値を決定し、下降オフピークデータ要素166内に記
憶する。上昇オフピークデータ要素156及び下降オフ
ピークデータ要素166は、オフ計算モジュール170
へ入力を供給する。オフ計算モジュール170は要素1
56、166からのデータを組み合わせて(組み合わせ
方に関しては後述する)オフピーク変数の値を計算し、
オフピークデータ要素172内に記憶する。
【0039】上昇ピークデータ要素154内に記憶され
た上昇ピーク変数と、下降ピークデータ要素164内に
記憶された下降ピーク変数と、オフピークデータ要素1
72内に記憶されたオフピーク変数とは、モードレゾル
バモジュール174へ入力される。モードレゾルバモジ
ュール174はこれらの入力データを組み合わせ(組み
合わせ方に関しては後述する)、その結果をトラフィッ
クモードデータ要素58へ供給する。この結果は、トラ
フィックモードデータ要素58からの情報を使用する後
続プロセスの性質に依存して、単一のクリスプ値、また
はファジー集合の何れかにすることができる。クリスプ
値(即ち、モードの単一の指示)は、上昇ピーク変数、
下降ピーク変数、またはオフピーク変数の何れが最大で
あるかに依存して、モードが上昇ピーク、下降ピーク、
またはオフピークの何れかであるものと考えることによ
って得ることができる。
【0040】モードレゾルバモジュール174はエレベ
ータシステム20のトラフィックモードを指示するファ
ジー集合も供給できる。この集合は、上昇ピーク変数に
対応する項と、下降ピーク変数に対応する項と、オフピ
ーク変数に対応する項とを有し、各項のメンバシップの
等級はそれぞれ上昇ピーク変数、下降ピーク変数、及び
オフピーク変数の値に比例する。
【0041】上昇計算モジュール152によって使用さ
れる上昇ピーク開始規則は以下のような形状を有してい
る。 if (DPTURE-TIME-i is SHORT-PERIOD) and (i is SEVERAL-CARS) and (DPTING-ELEVATOR-1 is HEAVILY-LOADED) and (DPTING-ELEVATOR-2 is HEAVILY-LOADED) and .. . and (DPTING-ELEVATOR-i is HEAVILY-LOADED) then set UP-PEAK ここに ELEVATOR-1 は最も新しくロビーから出発したか
ごであり、 ELEVATOR-2は2番目に新しく出発したかご
であり、そして一般的に ELEVATOR-i はi番目に新しく
出発したかごである。DPTURE-TIME-i は、i番目に新し
いかごが出発してからの経過時間として定義され、iは
1からN(規則の数)までの数である。規則の数Nはか
ごの数に等しくセットされる。しかしNをかごの数より
も少なく、または多くの何れかに選択しても差し支えな
い。
【0042】例として、iが3に等しい場合に対応する
規則は以下のようである。 if (DPTURE-TIME-3 is SHORT-PERIOD) and (3 is SEVERAL-CARS) and (DPTING-ELEVATOR-1 is HEAVILY-LOADED) and (DPTING-ELEVATOR-2 is HEAVILY-LOADED) and (DPTING-ELEVATOR-3 is HEAVILY-LOADED) then set UP-PEAK 各N規則毎に、上昇計算モジュール152は上昇ピーク
開始規則の条件部分を評価し、その結果(上昇ピーク変
数の最終値)を条件の値に従ってセットする。上昇ピー
ク変数の最終値は各N上昇ピーク開始規則の評価から得
られた最大値に等しい。
【0043】図7はN上昇ピーク開始規則を評価する流
れ図であって、第1段階182ではiが1に初期化さ
れ、続く第2段階184では変数古上昇ピークが0に初
期化される。次の判断段階186では、iの値と、規則
の数Nの値とが比較される。もし判断段階186におい
てiがNよりも大きいと判断されれば処理は完了する。
iがNよりも大きくなければ、制御は判断段階186か
ら段階188に移され、上昇ピーク開始規則を使用して
上昇ピーク変数の値を計算する。段階188の次は段階
190であって、変数iが増分される。
【0044】段階190の次は判断段階192であっ
て、古上昇ピークが上昇ピークと比較される。もし古上
昇ピークが上昇ピークよりも大きくなければ、制御は段
階194へ渡されて古上昇ピークが上昇ピークに等しく
セットされる。もし古上昇ピークが上昇ピークよりも大
きければ、制御は段階196へ渡されて上昇ピークが古
上昇ピークに等しくセットされる。制御は段階194ま
たは段階196から判断段階186へ戻される。段階1
92、194、196は、変数上昇ピーク及び古上昇ピ
ークを常に、段階188において上昇ピークのために計
算された最大値に等しくしている。
【0045】上昇計算モジュール152が使用する上昇
ピーク終了規則は以下の形状を有している。 if (DPTURE-TIME-i is not SHORT-PERIOD) and (DPTING-ELEVATOR-1 is not HEAVILY-LOADED) and (DPTING-ELEVATOR-2 is not HEAVILY-LOADED) and .. . and (DPTING-ELEVATOR-i is not HEAVILY-LOADED) then set OFF-UP-PEAK 上昇計算モジュール152は、図7に示した上昇ピーク
開始規則の処理と同じようにしてN上昇ピーク終了規則
を処理するので、オフ上昇ピークは各N上昇ピーク終了
規則を評価した結果得られた最大値である。上昇計算モ
ジュール152は、オフ上昇ピーク変数の値をオフ上昇
ピークデータ要素156内に記憶させる。
【0046】下降計算モジュール162によって使用さ
れる下降ピーク開始規則は以下のような形状を有してい
る。 if (ARRIVAL-TIME-i is SHORT-PERIOD) and (i is SEVERAL-CARS) and (ARVNG-ELEVATOR-1 is HEAVILY-LOADED) and (ARVNG-ELEVATOR-2 is HEAVILY-LOADED) and .. . and (ARVNG-ELEVATOR-i is HEAVILY-LOADED) then set DOWN-PEAK 一方下降計算モジュール162が使用する下降ピーク終
了規則は以下の形状を有している。
【0047】if (ARRIVAL-TIME-i is SHORT-PERIOD) and (ARVNG-ELEVATOR-1 is not HEAVILY-LOADED) and (ARVNG-ELEVATOR-2 is not HEAVILY-LOADED) and .. . and (ARVNG-ELEVATOR-i is not HEAVILY-LOADED) then set OFF-DOWN-PEAK 上昇計算モジュール152と全く同様に、下降計算モジ
ュール162は、図7に示した上昇ピーク開始規則の処
理と同じようにしてN下降ピーク開始規則及び下降ピー
ク終了規則を処理する。下降ピーク及びオフ下降ピーク
のための得られた値はそれぞれ、N下降ピーク開始規則
及び下降ピーク終了規則のための計算された値の最大値
である。下降計算モジュール162は、下降ピーク変数
及びオフ下降ピーク変数の値を下降ピークデータ要素1
64及びオフ下降ピークデータ要素166内にそれぞれ
記憶させる。
【0048】オフ計算モジュール170は変数オフピー
クを、オフ上昇ピーク(オフ上昇ピークデータ要素15
6から)及びオフ下降ピーク(オフ下降ピークデータ要
素166から)の最大にセットする。変数オフピーク
は、オフ計算モジュール170の出力としてオフピーク
データ要素172へ供給される。上昇ピーク開始規則、
上昇ピーク終了規則、下降ピーク開始規則、及び下降ピ
ーク終了規則は、一般的に次の形状で記述することがで
きる。
【0049】if <condition> then set X-PEAK ここに X-PEAK は、上昇ピーク、下降ピーク、オフ上昇
ピーク、またはオフ下降ピークの何れかである。ファジ
ー論理条件式の場合、結果変数(条件の“ then ”に続
く変数)の値は条件の値に従ってセットされる。従って
上式の場合、 X-PEAK は <condition>の値に依存する値
にセットされる。
【0050】上昇ピーク開始規則の条件部分は、論理積
( AND)によって接続されている(DPTURE-TIME-i is SH
ORT-PERIOD) 及び (i is SEVERAL-CARS)のような複数の
単純な式を含む。条件の値はこれらの単純な式の最小値
である。これらの単純な式を評価するには、SHORT-PERI
OD、SEVERAL-CARS、及び HEAVY-LOADED を数量化する必
要がある。
【0051】図8、9、及び10を参照する。図8のグ
ラフ200は SHORT-PERIOD を表すためのファジー集合
を示し、図9のグラフ202は SEVERAL-CARS を表すた
めのファジー集合を示し、そして図10のグラフ204
は HEAVY-LOADED を表すためのファジー集合を示す。 S
EVERAL-CARS グラフ202は数台のかごを有するエレベ
ータシステムのためのものである。図1の2台のかごの
エレベータシステム20のためのグラフは SEVERAL-CAR
S ファジー集合を示すのをより困難にする。
【0052】グラフ200には SHORT-PERIOD ファジー
集合の項を表す複数の正方形210〜217が重畳され
ている。同様にグラフ202には SEVERAL-CARS ファジ
ー集合の項を表す複数の正方形220〜227が重畳さ
れ、グラフ204には HEAVY-LOADED ファジー集合の要
素を表す複数の正方形230〜242が重畳されてい
る。
【0053】グラフ200、202、204の縦軸は正
方形210〜217、220〜227、230〜242
によって表される項のためのメンバシップの程度を示
し、横軸は基底要素の値を表す。例えば正方形210は
基底要素の値が0でありメンバシップの程度が 1.0であ
る SHORT-PERIOD ファジー集合の項を表し、正方形21
3は基底要素の値が3でありメンバシップの程度が約
0.4である SHORT-PERIODファジー集合の項を表す。
【0054】上昇ピーク開始規則の各単純な式は、 SHO
RT-PERIOD 、 SEVERAL-CARS 及び HEAVY-LOADED ファジ
ー集合を使用して評価される。(DPTURE-TIME-i is SHOR
T-PERIOD) の値は、基底要素が DPTURE-TIME-iに等しい
SHORT-PERIOD ファジー集合の項のメンバシップの程度
である。例えばもし DPTURE-TIME-iの値が5分であれ
ば、式 (DPTURE-TIME-i is SHORT-PERIOD)は基底要素が
5分に等しい SHORT-PERIOD ファジー集合の項のメンバ
シップの程度に等しい。
【0055】式 (i is SEVERAL-CARS)の値は、1に等し
い基底要素を有する SEVERAL-CARSファジー集合の項の
メンバシップの程度である。例えばもしiが3に等しけ
れば式(i is SEVERAL-CARS) は、グラフ202に正方形
223に示すように、3に等しい基底要素を有する SEV
ERAL-CARS ファジー集合の項のメンバシップの程度に等
しい。
【0056】式 (DPTING-ELEVATOR-i is HEAVILY-LOADE
D)の評価は、トラフィックモジュール56への入力値で
あるかごi内の乗客の数がクリスプ値であるのか、ファ
ジー集合であるのかに依存する。もし乗客カウントがク
リスプ値であれば、式 (DPTING-ELEVATOR-i is HEAVILY
-LOADED)は基底要素値がクリスプ乗客カウントに等しい
HEAVILY-LOADED ファジー集合の項のメンバシップの程
度に等しい。
【0057】もしかごi内の乗客の数がファジー集合と
して表されていれば、 (DPTING-ELEVATOR-i is HEAVILY
-LOADED)式は乗客カウントファジー集合と HEAVILY-LOA
DEDファジー集合との AND演算によって形成されるファ
ジー集合の項のメンバシップの程度の最大値を取ること
によって評価される。一般的には、2つのファジー集合
の AND演算によって形成されるファジー集合は、メンバ
シップの程度が対応項(即ち、同一基底要素を有する
項)のメンバシップの最小の程度に等しいファジー集合
である。例えば、もし F1 ={ 0.1|A , 0.5|B ,
0.7|C }及び F2={ 0.3|A , 0.2|C }であれば、
F1 及び F2 の AND演算は{ 0.1|A ,0.2|C }に等
しい。式 (DPTING-ELEVATOR-i is HEAVILY-LOADED)の値
は、乗客カウントファジー集合と HEAVILY-LOADED ファ
ジー集合との AND演算によって形成されるファジー集合
の項のメンバシップの最大の程度である。
【0058】上昇ピーク終了規則、下降ピーク開始規
則、及び下降ピーク終了規則の評価は上記上昇ピーク開
始規則の評価に類似している。上昇ピーク変数、下降ピ
ーク変数、及びオフピーク変数は、0と1との間にあろ
う。トラフィックモジュール56に関して説明した処理
は実行時間で、またはオフラインで行うことができ、オ
フライン処理の場合トラフィックモジュール56への考
え得る入力を指示するしるしと、トラフィックモジュー
ル56からの考え得る出力を指示するしるしとを有する
表が作られる。重量解釈モジュール52のための類似の
表の作成及び使用は、図5を参照して説明済である。当
業者ならば図5の特定例からトラフィックモジュール5
6のための類似の表を作成し、使用する技法は明白であ
ろう。
【0059】図11は、特定の時刻に特定の乗り場で待
っている乗り場乗客の数を推定するカウント推定モジュ
ール60の動作を説明するデータ流れ図260である。
カウント推定モジュール60は経過時間信号、出発信
号、到着信号、及び乗り場呼び信号を、乗客カウントデ
ータ要素54からのデータ及びトラフィックモードデー
タ要素58からのデータと共に処理し、出力を乗り場乗
客データ要素62へ書き込む。
【0060】図11の第1率計算モジュール262は、
かご乗客データ要素54からのデータを、経過時間入力
信号、出発入力信号、及び到着入力信号と共に受けてい
る。第1率計算モジュール262は、ある乗り場に到着
した乗客がその乗り場においてあるかごのサービスを受
けるために待機する率を推定する。第1率計算モジュー
ル262による計算は、ある乗り場においてあるかごに
入る乗客の数と、その乗り場が最後にサービスされてか
らの時間とに基づく。第1率計算モジュール262は、
推定した率と、特定の乗り場を表す情報とを第1率デー
タ要素264へ供給する。
【0061】第2率計算モジュール266は、経過時間
入力信号、出発入力信号、到着入力信号、及び乗り場呼
び入力信号を受ける。第2率計算モジュール266も、
ある乗り場に到着した乗り場乗客がその乗り場にサービ
スするかごの1つを待機する率を推定する。第2率計算
モジュール266は、推定した率と、特定の乗り場を表
す情報とを第2率データ要素268へ供給する。第2率
計算モジュール266(詳細は後述)による計算は、特
定の乗り場にサービスするかごと、その乗り場のための
乗り場呼びボタンをその後に押す乗り場乗客との間で経
過する時間に基づく。
【0062】率平均モジュール270は、率データ要素
264、268からのデータをトラフィックモードデー
タ要素からのデータと共に使用し、上昇率を計算して上
昇率データ要素272に記憶させ、下降率を計算して下
降率データ要素274に記憶させ、オフ率を計算してオ
フ率データ要素276に記憶させる。上昇率データ要素
272は、上昇乗客率(即ち、乗り場乗客がロビーに到
着して他の階床へ行くかごを待機する率)を表す情報を
含む。下降率データ要素274は、乗り場乗客が他の階
床に到着してロビーへ行くかごを待機する率を表す情報
を含む。オフ率データ要素276は、乗り場乗客が到着
して非ロビー階床間を走行中のかごを待機する率を表す
情報を含む。
【0063】第1及び第2率計算モジュール262、2
66によって新しい率の値が計算され、それぞれ第1及
び第2率データ要素264、268内に配置される度
に、率平均モジュール270はエレベータシステム20
の現モードに従って上昇データ要素272、下降データ
要素274、及びオフデータ要素276を更新する。も
しモードがクリスプ値(即ち上昇、下降、またはオフの
何れかを表す単一値)であれば率平均モジュール270
は第1及び第2率データ要素264、268からのデー
タをそれぞれ上昇率データ要素272、下降率データ要
素274、またはオフ率データ要素276の適切な1つ
に印加する。
【0064】一方、もしエレベータシステム20のトラ
フィックモードが、システムが上昇モード、下降モード
及びオフモードにあることの広がりを表すファジー集合
として表現されていれば、第1及び第2率データ要素2
64、268はトラフィックモードデータ要素58内に
記憶されているトラフィックモードファジー集合の項の
メンバシップの程度に比例して、上昇率データ要素27
2、下降率データ要素274、またはオフ率データ要素
276に印加される。
【0065】トラフィックモードデータ要素58、上昇
率データ要素272、下降率データ要素274、及びオ
フ率データ要素276は率変換モジュール278への入
力として供給される。率変換モジュール278はこれら
の入力データと、到着信号、出発信号、及び経過時間信
号とを使用して特定の乗り場でかごサービスを待ってい
る乗り場乗客の数を推定する。ある乗り場の乗り場乗客
の数は、(システムのトラフィックモードに依存して、
上昇率データ要素272、下降率データ要素274、及
びオフ率データ要素276の1またはそれ以上からの)
率に、その乗り場が最後にサービスを受けてからの経過
時間の量を乗ずることによって決定される。乗客の数
は、後続するプロセスの要求に依存して、ファジー集合
またはクリスプ値として乗り場乗客データ要素62へ供
給される。率変換モジュール278の動作の詳細は後述
する。
【0066】第1率計算モジュール262は、ある乗り
場呼びに応えるためにあるかごがその階床に停止する
と、瞬時乗客率 INSTRATE1を計算する。乗り場乗客がか
ごに乗り込む前に、かごに乗っていた乗客がかごから降
りるものとする。従ってかごに乗っている乗客の数は、
最終乗客カウント(即ち、エレベータドアが閉じる時の
かご内の乗客の数)から最小乗客カウントを差し引くこ
とによって決定される。第1率データ要素264へ供給
される瞬時乗客率 INSTRATE1は、かごに乗っている乗客
の数をその特定乗り場が最後にサービスされてからの経
過時間で除したものに等しい。
【0067】かご乗客データ要素54から供給される乗
客の数がクリスプ値であれば、上述の減算及び除算がそ
のまま行われる。しかし、かご乗客の数がファジー集合
として表現されていれば、重量が最小の時の乗客の数を
記述するファジー集合が、エレベータドアが閉じる時の
かご内の乗客の数を記述するファジー集合から差し引か
れる。この減算は、基底要素の全組み合わせを減算し、
このようにして減算された項の最小のメンバシップの程
度を取ることによって遂行される。同一基底要素を有す
る項は、組み合わされた項の最大のメンバシップの程度
に等しいメンバシップの程度を有する単一の項に組み合
わされる。
【0068】例えば、ファジー集合 F1 が{ u|A , v
|B , w|C }に等しく、ファジー集合 F2 が{ x|D
, y|E , z|F }に等しいものとする。 F1 から F2
を差し引くことによって形成されるファジー集合は、 { min(u,x) |(A-D),min(u,y)|(A-E),min(u,z)|(A-
F),min(v,x)|(B-D),min(v,y)|(B-E),min(v,z)|(B-
F),min(w,x)|(C-D),min(w,y)|(C-E),min(w,z)|(C-F)
}に等しい。
【0069】同一の基底要素を有する項は(例えば、も
し(A-D) が(C-E) に等しければ)、これらの項のメンバ
シップの程度の最大を取ることによって組み合わされ
る。例えば、 max(min(u,x),min(w,y))。 乗客カウントファジー集合を減算するための付加的な段
階として、0より小さい基底要素を有する集合の項が得
られればそれを排除する(何故ならば、0より少ない乗
客がかごに乗っていることはあり得ないからである)。
第1率計算モジュール262は、 INSTRATE1、即ち乗り
場乗客の到着率を表すファジー集合を決定する。得られ
た乗客率ファジー集合は、特定の乗り場を表す情報と共
に第1率データ要素264へ供給される。
【0070】第2率計算モジュール266は、乗り場呼
びボタンが押されると乗り場乗客到着率 INSTRATE2を決
定する。特定の乗り場に対する最後のサービスと乗り場
呼びボタンの押圧との間の経過時間(T)を使用して I
NSTRATE2ファジー集合を作成する。この INSTRATE2ファ
ジー集合は、値が 1/T、2/T 、3/T 、...10/Tの基底
要素を有し、各項は以下の式によって定義されるメンバ
シップの程度を有している。
【0071】メンバシップの程度=RTe-RT ここに、eは自然対数であり、Rはファジー集合の対応
付けられた項の基底要素である。第2率計算モジュール
266によって発生される率ファジー集合INSTRATE2は
乗り場乗客の到着がポアソン分布に従うものとしてい
る。乗り場乗客の数は一時に1乗客しか増加しない。 I
NSTRATE2はその特定の乗り場を表す情報と共に、第2率
計算モジュール266から第2率データ要素268へ出
力される。
【0072】第1率計算モジュール262は、かごが乗
り場呼びにサービスするのに応答して第1率データ要素
264内に記憶されている INSTRATE1の値を更新する。
第2率計算モジュール266は、乗り場乗客が乗り場呼
びを押すのに応答して第2率データ要素268内に記憶
されている INSTRATE2を更新する。 INSTRATE1及びINST
RATE2 を表すファジー集合は上昇率データ要素272、
下降率データ要素274、オフ率データ要素276内に
記憶されているファジー集合を更新するために使用され
る。
【0073】上昇率データ要素272、下降率データ要
素274、オフ率データ要素276内に記憶されている
総合システム率のための値を更新するために使用する前
に、低い階床が上昇乗り場呼びを行い、高い階床が下降
乗り場呼びを行う確率が高いことを補償するためにINST
RATE1 及び INSTRATE2の値を調整する。下降走行中のか
ご呼びまたは乗り場呼びに応答して新しい INSTRATE1ま
たは INSTRATE2が計算されると、INSTRATE1 及び INSTR
ATE2ファジー集合は (i-1)/(F-1)によって除される(但
し、Fは建物内の階床の合計数であり、iはシステムが
サービスする特定の階床である)。同様に、上昇走行中
のかごがある呼びにサービスするのに応答して新しい計
算が行われると、INSTRATE1 及び INSTRATE2ファジー集
合の基底要素が(F-i)/(F-1) によって除される。
【0074】率平均モジュール270は、あるかごがロ
ビーにサービスするのに応答してINSTRATE1 が更新され
るか、またはロビー乗り場呼びボタンが押されたのに応
答して INSTRATE2が更新されると、上昇率データ要素2
72内に記憶されているファジー集合を更新する。新し
い上昇率ファジー集合は次式によって計算される。 (0.2×UM×INSTRATE) +(1.0−(0.2×UM))×{古い上昇
率ファジー集合} 上式の INSTRATE は INSTRATE1または INSTRATE2の何れ
かである。 UM は、上昇トラフィック率に対応するトラ
フィックモードファジー集合(トラフィックモードデー
タ要素58からの)の項のメンバシップの程度である。
上式に UM を使用したことにより上昇率ファジー集合
は、エレベータシステムが現在上昇モードにある範囲内
でのみ INSTRATE によって影響されるようになる。上式
の乗算はファジー集合の項のメンバシップの程度に影響
を与える。加算は、公知のファジー集合加算のための標
準技術を使用して遂行される。
【0075】率平均モジュール270は、あるかごが下
降中であることに応答してINSTRATE1 が更新されるか、
または下降乗り場呼びボタンが押されたのに応答して I
NSTRATE2が更新されると、下降率データ要素274内に
記憶されている下降率ファジー集合を更新し、新しい値
を記憶させる。新しい下降率ファジー集合は次式によっ
て計算される。
【0076】(0.2×DM×INSTRATE) +(1.0−(0.2×DM))
×{下降率ファジー集合} 上式の INSTRATE は INSTRATE1または INSTRATE2の何れ
かである。 DM は、下降トラフィック率に対応するトラ
フィックモードファジー集合の項のメンバシップの程度
である。 DMは0から1の範囲である。率平均モジュー
ル270は、INSTRATE1 または INSTRATE2が更新される
と、オフ率データ要素276内に記憶されているオフ率
ファジー集合を更新し、新しい値を記憶させる。オフ率
ファジー集合の新しい値は次式によって計算される。
【0077】(0.2×OP×INSTRATE) +(1.0−(0.2×OP))
×{オフ率ファジー集合} 上式の INSTRATE は INSTRATE1または INSTRATE2の何れ
かである。 OP は、オフピークトラフィック率に対応す
るトラフィックモードファジー集合の項のメンバシップ
の程度である。OP は0から1の範囲である。率変換モ
ジュール278は、特定の時刻に特定の乗り場でかごを
待っている乗り場乗客の数を表すファジー集合を発生す
る。先ず、上昇率データ要素272からのファジー集合
と、下降率データ要素274からのファジー集合と、オ
フ率データ要素276からのファジー集合とを組み合わ
せることによって合計率ファジー集合を作成する。これ
らの集合は、集合の各項のメンバシップの程度をトラフ
ィックモードファジー集合の対応項のメンバシップの相
対的な程度によって縮小することによって組み合わされ
る。即ち、上昇率ファジー集合のメンバシップの程度を
UM/(UM+DM+OP)により縮小し、下降率ファジー集合のメ
ンバシップの程度を DM/(UM+DM+OP)により縮小し、オフ
率ファジー集合のメンバシップの程度を OP/(UM+DM+OP)
により縮小する。メンバシップの程度を縮小した後、3
つの集合を互いに加算し、次いで結果の基底要素の値を
3で除して合計率ファジー集合を求める。
【0078】経過時間信号及び出発信号は、特定の乗り
場が最後にサービスされてからの時間量を決定するため
に使用される。特定の乗り場で待っている乗り場乗客の
数を表すファジー集合は、合計率ファジー集合の基底要
素の値に経過時間量を乗ずることによって求める。求め
たファジー集合は、カウント推定モジュール60によっ
て乗り場乗客データ要素62へ供給される。
【0079】カウント推定モジュール60に関して説明
した処理は実行時間で、またはオフラインで行うことが
でき、オフライン処理の場合にはカウント推定モジュー
ル60への考え得る入力を表すしるしと、カウント推定
モジュール60からの考え得る出力を表すエントリとを
有する表が作成される。重量解釈モジュール52のため
の類似した表の作成及び使用を図5に示し、説明済であ
る。当業者ならば図5の特定例を参照すればカウント推
定モジュール60のための類似の表は容易に作成し、使
用できよう。
【0080】例えば平均待ち時間、待ちしきい値、及び
平均サービス時間のようなエレベータシステムの性能の
尺度となる多くの標識が存在する。平均待ち時間は、あ
る乗り場呼びとその乗り場呼びへのサービスとの間の平
均時間である。待ちしきい値は、所定の一定時間量より
長く待たされる人々の平均数である。平均サービス時間
は、ある乗り場乗客が乗り場呼びボタンを押してから行
先階へ到着するまでの平均時間である。平均待ち時間、
待ちしきい値、及び平均サービス時間の計算の細部は公
知である。これらのエレベータ性能しるしは、クリスプ
値またはファジー集合の何れかを使用して計算できる。
【0081】乗り場呼び信号は性能推定モジュール64
への入力として供給される。性能推定モジュール64は
特定の乗り場呼びに応答し、トラフィックモードデータ
要素58及び乗り場乗客データ要素62を使用して複数
の性能ファジー集合を形成する。各性能ファジー集合は
特定のエレベータの性能標識に対応する。各集合の各項
は、特定のかごでその乗り場にサービスすることに対応
する特定の性能標識の推定値を表す。性能推定モジュー
ル64はこれらのファジー集合を性能データ要素66内
に記憶させる。
【0082】図12のグラフ290は複数のバー292
〜297を有し、各バーの高さは特定のかごに関する推
定平均待ち時間の逆数を表す。バーが高いことは平均待
ち時間が短いことを表している。グラフ290は、集合
の各基底要素に特定のかごを指示させ、各基底要素のメ
ンバシップの程度に各バー292〜297の高さを指示
させることによって、性能ファジー集合を表すことがで
きる。直接測定したか、または直接測定から導出したの
何れでもよい他の如何なるエレベータ性能標識に関して
も同じようなファジー集合を形成することができる。選
択される特定の標識及び計算方法は当業者には公知の種
々の機能要因に依存する。
【0083】図13に示す流れ図300は、流れ図30
0内に記号Pによって表されている複数の性能ファジー
集合を構成するための諸段階を示す。注釈P( I,C )
はI番目の性能ファジー集合のC番目の項(Cに等しい
かご番号に対応する)を指示する。第1段階302にお
いて、Pが項及びファジー集合を含まないように初期化
される。次の段階304においてことを補償するために
集合内への索引を付ける索引変数Iが1に初期化され
る。段階304に続く判断段階306ではIと、性能標
識の数に等しい所定の定数 IMAX とを比較する。
【0084】段階306が、Iは IMAX より大きくない
と判断すれば制御は段階306から段階307へ渡さ
れ、性能ファジー集合(従って各かごに対応する)の項
を通して索引付けする索引変数Cが1に初期化される。
次の判断段階308では、Cと、システム内のかごの数
CMAX とを比較する。もしCが CMAX より大きくなけれ
ば、制御は段階308から段階309へ移り、かごCが
特定の乗り場の特定の乗り場呼びにサービスするように
割り当てられるものとされる。
【0085】段階309の次の段階310においては、
I番目のファジー集合のC番目の項に等しい P(I ,C
)が決定される。段階310ではかごCが特定の乗り
場呼びに割り当てられるもとのされ、システムの性能が
I番目の性能標識に適切な式及び計算方法を使用して計
算される。段階310において計算された値がI番目の
性能ファジー集合内のC番目の項のメンバシップの程度
になる。
【0086】段階310の後は段階311であり、索引
変数Cが増分される。段階311の後、制御は判断段階
308に戻される。もし判断段階308がCは CMAX よ
り大きいと判断して、I番目の性能標識に関するシステ
ム性能が全てのかごについて計算されたことを指示すれ
ば、制御は段階312へ移されて特定の性能基準を表す
索引変数Iが増分される。制御は段階312から段階3
06へ戻され、Iが IMAX と比較される。もしIが IMA
X より大きいと判断されれば、全ての性能ファジー集合
が計算されたのであり、処理は完了する。
【0087】図14の顧客の好みグラフ320は複数の
バー322〜328を有し、各バー322〜328は特
定のエレベータ性能標識に対応し、各バーの高さは客に
対する性能標識の重要度を表す。例えば、平均サービス
時間を表しているバー323の高さは、平均待ち時間を
表しているバー322の高さより高く、従って平均待ち
時間を使用して性能を最適化するか、または平均サービ
ス時間を使用して性能を最適化するかを選択させれば、
顧客は平均サービス時間を使用することを好むことを表
している。
【0088】グラフ320は、ファジー集合の各基底要
素を所定のエレベータ性能標識に対応させ、各エレベー
タの性能標識の顧客に対する相対的な重要度を表す各バ
ー322〜328の高さをファジー集合の各項のメンバ
シップの程度に対応させることによって、顧客の好みフ
ァジー集合を表すことができる。顧客の好みファジー集
合は、エレベータ製造業者によって構成することも、ま
た当業者ならば熟知する種々の入力手段を使用して顧客
が入力することもできる。顧客の好みファジー集合は顧
客の好みデータ要素68内に記憶される。
【0089】性能データ要素66及び顧客の好みデータ
要素68は、割り当て有用性計算モジュール70への入
力として供給される。割り当て有用性計算モジュール7
0は各かごをある乗り場呼びにサービスさせるために割
り当てることの有用性を決定し、各かごに対応する基底
要素を有する割り当て有用性ファジー集合(各基底要素
のメンバシップの程度は、関連かごを特定の乗り場呼び
に割り当てることの有用性に対応する)を割り当て有用
性データ要素72へ供給する。
【0090】図15の流れ図340は、割り当て有用性
計算モジュール70の動作を示す。記号 AU は割り当て
有用性ファジー集合を表し、記号SP は複数の縮小され
た性能ファジー集合を表す。記号 CP は顧客の好みファ
ジー集合を表す。第1段階342において AU 及び SP
ファジー集合が空に初期化される。段階342に続く段
階344では性能ファジー集合及び縮小された性能ファ
ジー集合内への索引付けする索引変数Iが1に初期化さ
れる。次に判断段階346において、Iと、性能ファジ
ー集合の数(即ち、性能標識の数)に等しい所定の定数
である IMAX とが比較される。
【0091】段階346がIは IMAX より大きくないと
判断すれば、制御は段階346から段階348へ渡さ
れ、段階348ではエレベータシステムの全てのかごを
通して索引付けするための変数であるCが1にセットさ
れる。次の判断段階350ではCが、エレベータシステ
ム内のかごの数に等しい所定の定数である CMAX と比較
される。もしCが CMAX より大きくなければ、制御は段
階350から段階352へ渡される。
【0092】段階352においては、I番目の縮小され
た性能ファジー集合内のC番目の項のメンバシップの程
度が、I番目の性能ファジー集合内のC番目の項のメン
バシップの程度と客の好みファジー集合のI番目の項の
メンバシップの程度との積に等しくセットされる。もし
CP( I)が1に近く、I番目の性能標識が顧客にとって
重要であることを示していれば、I番目の縮小された性
能ファジー集合内のC番目の項のメンバシップの程度
は、I番目の性能ファジー集合内のC番目の項にほぼ等
しいであろう。一方、もしCP( I)が0であるか、また
は0に近く、I番目の性能標識が客にとって重要ではな
いことを示していれば、I番目の性能ファジー集合内の
C番目の項の値には無関係にI番目の縮小された性能フ
ァジー集合内のC番目の項は0に等しいか、または0に
近いであろう。
【0093】段階352に続く段階354において、変
数Cが増分される。段階354の後に制御は判断段階3
50に戻され、Cと CMAX とが比較される。もしCが C
MAXより大きく、I番目の縮小された性能ファジー集合
内の全ての項が計算されたことを示せば制御は段階35
6へ移されて、性能標識を通して索引付けするために使
用される変数Iが増分される。段階356の後、制御は
判断段階346へ戻されてIは性能標識の数 IMAX と比
較される。
【0094】もし判断段階346においてIが IMAX よ
りも大きいと判断されれば、制御は段階358へ渡され
て索引変数Iは1に初期化される。段階358の次の判
断段階360はIを性能標識の数 IMAX と比較する。も
しIが IMAX より大きくなければ制御は段階362へ移
り、割り当て有用性ファジー集合のC番目の項のメンバ
シップの程度が、I番目の縮小された性能ファジー集合
内の第1の項に等しくセットされる。段階362に続く
段階364においては、縮小された性能ファジー集合及
び割り当て有用性ファジー集合の項を通して索引付ける
ための変数Cが2にセットされる。
【0095】段階364の後は判断段階366において
Cは、システム内のかごの数 CMAXと比較される。もし
Cが CMAX より大きくなければ制御は段階368へ移さ
れて割り当て有用性ファジー集合のC番目の項が、I番
目の縮小された性能ファジー集合のC番目の項と、割り
当て有用性ファジー集合のC番目の項の先行値との大き
い方に等しくセットされる。段階368は、割り当て有
用性ファジー集合のC番目の項を、常に全ての縮小され
た性能ファジー集合のC番目の項の最大値に等しくする
のである。
【0096】段階368に続く段階370は変数Cを増
分させる。段階370の後は制御が判断段階366に戻
る。もし段階366がCは CMAX より大きいと判断すれ
ば制御は段階372に進められ、性能索引に関する索引
変数Iが増分される。段階372の後の制御は判断段階
360に戻り、Iが IMAX より大きければ処理は完了す
る。得られた割り当て有用性ファジー集合は割り当て有
用性データ要素72へ出力される。
【0097】以上に説明した性能推定モジュール64及
び割り当て有用性モジュール70のための処理は、実行
時間で、またはオフラインで行うことができる。オフラ
イン処理の場合、性能推定モジュール64及び割り当て
有用性モジュール70への考え得る入力を表すしるし
と、性能推定モジュール64及び割り当て有用性モジュ
ール70からの考え得る出力を表すエントリとを有する
表が作成される。図5に重量解釈モジュール52のため
の類似の表の作成及び使用を示し、説明した。当業者な
らば図5の特定例から性能推定モジュール64及び割り
当て有用性モジュール70のための類似の表は容易に作
成し、使用できよう。
【0098】割り当て有用性データ要素72は不確定性
フィルタモジュール74への入力として供給される。不
確定性フィルタモジュール74は、最高のメンバシップ
の程度を有する割り当て有用性ファジー集合の項を選択
することによって最終的なかご割り当て(クリスプ値)
を決定する。不確定性フィルタモジュール74は、割り
当ての不確定性が、顧客の好みデータ要素68内に記憶
され不確定性フィルタモジュール74へ入力される所定
の値以下である時に限って、割り当てデータ要素74へ
割り当てを供給する。割り当ての不確定性は、最高のメ
ンバシップの程度を有する項のメンバシップの程度を、
割り当て有用性ファジー集合の全ての項のメンバシップ
の程度の合計で除した商として定義される。乗り場呼び
に対して比較的早いかごの割り当てを好む顧客は高い不
確定性の程度を指定し、早い割り当てにはこだわらない
顧客は低い不確定性の程度を指定するであろう。
【0099】代替として、不確定性フィルタモジュール
74は、顧客の好みデータ要素68内に記憶されている
一定の所定時間量の後に、割り当てを割り当てデータ要
素76へ供給することができる。割り当ての値は、最高
のメンバシップの程度を有する割り当て有用性ファジー
集合の基底要素によって表されるかごであろう。第3の
代替として不確定性フィルタモジュール74は、乗り場
呼びボタンが押されてからの経過時間の関数として不確
定性しきい値を調整することができる。経過時間が増加
するにつれてしきい値を増加させるのである。しきい値
対時間の関数は、特定のシステムの要求に依存して線形
とすることも、または非線形とすることもできる。
【0100】以上に説明した不確定性フィルタモジュー
ル74のための処理は、実行時間でまたはオフラインで
行うことができる。オフライン処理の場合、不確定性フ
ィルタモジュール74への考え得る入力を表すしるし
と、不確定性フィルタモジュール74からの考え得る出
力を表すエントリとを有する表が作成される。図5に重
量解釈モジュール52のための類似の表の作成及び使用
を示し、説明した。当業者ならば図5の特定例から不確
定性フィルタモジュール74のための類似の表は容易に
作成し使用できよう。
【0101】以上に説明した本発明は、如何なる数のか
ご、如何なる数の階床の乗り場、如何なる最大容量、如
何なる最大速度、または如何なる他の物理特性の特定集
合を有するエレベータシステムにも適用可能である。同
様に本発明は、駆動装置、釣り合い錘、ケーブリング、
ドア機構、乗り場呼び及びかご呼び信号装置を含むエレ
ベータシステムの物理的設計には無関係に実現すること
ができる。
【0102】以上に、建物の最低階に単一のロビー階床
を有するエレベータシステムについて本発明を説明した
が、本発明はエレベータシステムが1以上のロビー階床
を有している、いない、またはロビー階床が建物の最低
階にある、ないには拘りなく実現することができる。更
に本発明は、他のエレベータ派遣機能を遂行するために
使用されるプロセス、本発明を実現するために使用され
る特定の電子ハードウエア、または荷重計量装置の設計
に無関係に実現することができる。上述した処理の部分
は、別の分野におけるファウラーらの合衆国特許4,294,
162号“方向性しきい値を使用する感力アクチュエータ
障害検出”に記載されているハードウエア/ソフトウエ
アと等価の電子ハードウエアを用いて実現することがで
きる。データをデータ要素から読み出し、データ要素へ
書き込む代わりに、ハードウエアは電子信号を送受する
ことによって通信しよう。
【0103】トラフィックモジュール56、カウント推
定モジュール60、性能推定モジュール64、割り当て
有用性計算モジュール70、及び不確定性フィルタモジ
ュール74の実行時間動作のみを説明したが、これらの
モジュール56、60、64、70、74は考え得る入
力と得られる出力の全てを含むルックアップテーブルを
生成するためにオフラインで走らせることができる。ル
ックアップテーブルのオフライン生成と使用に関して
は、図5に重量解釈モジュール52について図示し、そ
れに関連して説明した。
【0104】入力としてファジー値を使用する多くのモ
ジュールは、当業者ならば周知の技法で、クリスプ値を
使用するように適合させることができる。性能推定モジ
ュール64及び顧客の好みデータ要素68は、如何なる
型のエレベータ性能基準にも使用できるように適合可能
である。本発明は、顧客の好みをセットする、または変
更するために使用される機構には無関係に実現すること
ができる。
【0105】以上に本発明の特定の実施例に関して説明
したが、当業者ならば本発明の思想及び範囲から逸脱す
ることなく種々の変更、省略、及び付加を施すことが可
能であることを理解すべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】エレベータシステムの概要を示す斜視図。
【図2】エレベータ制御ソフトウエアの動作を示すデー
タ流れ図。
【図3】観測されたエレベータ重量荷重データを経験か
ら示すグラフ。
【図4】重量解釈ソフトウエアモジュールの動作を示す
流れ図。
【図5】重量解釈表のオフライン作成を示す流れ図。
【図6】トラフィックモジュールの動作を示す流れ図。
【図7】上昇計算モジュールの動作を示す流れ図。
【図8】SHORT-PERIODファジー論理集合を示すグラフ。
【図9】SEVERAL-CARSファジー論理集合を示すグラフ。
【図10】HEAVY-LOADEDファジー論理集合を示すグラ
フ。
【図11】カウント推定モジュールの動作を示すデータ
流れ図。
【図12】平均待ち時間性能ファジー集合を示すバーグ
ラフ。
【図13】性能推定モジュールの動作を示すデータ流れ
図。
【図14】顧客の好みファジー集合を示すバーグラフ。
【図15】割り当て有用性計算モジュールの動作を示す
データ流れ図。
【符号の説明】
20 エレベータシステム 22、23 かご 24、25 電動機 26、27 滑車 28、29 釣り合い錘 30、31 ケーブル 32〜34 階床 36、37 かご呼びボタン 38 乗り場呼びボタン 40 電子エレベータ制御装置 42、43 重量センサ 52 重量解釈モジュール 53 観測した重量データ要素 54 かご乗客データ要素 56 トラフィックモジュール 58 トラフィックモードデータ要素 60 カウント推定モジュール 62 乗り場乗客データ要素 64 性能推定モジュール 66 性能データ要素 68 顧客の好みデータ要素 70 割り当て有用性計算モジュール 72 早期割り当てデータ要素 74 不確定性フィルタモジュール 76 割り当てデータ要素 78 運動制御システムモジュール 152 上昇計算モジュール 154 上昇ピークデータ要素 156 上昇オフピークデータ要素 162 下降計算モジュール 164 下降ピークデータ要素 166 下降オフピークデータ要素 170 オフ計算モジュール 172 オフピークデータ要素 174 モードレゾルバモジュール 262、266 率計算モジュール 264、268 率データ要素 270 率平均モジュール 272 上昇率データ要素 274 下降率データ要素 276 オフ率データ要素 278 率変換モジュール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 07/693179 (32)優先日 1991年4月29日 (33)優先権主張国 米国(US) (31)優先権主張番号 07/693181 (32)優先日 1991年4月29日 (33)優先権主張国 米国(US) (72)発明者 ポール テイー ウエイツサー ジユニア アメリカ合衆国 コネチカツト州 06074 サウス ウインザー マスケル ロード 67

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 かご乗客の数を決定する方法であって、 乗客の重量を表す重量信号を表明する段階と、 各集合が乗客の特定数に対応し、各集合毎に、各項のメ
    ンバシップの程度が上記重量信号の大きさの特定値の出
    現の頻度に対応するような複数の観測した重量ファジー
    集合を提供する段階と、 各項毎に、メンバシップの程度が重量信号の大きさに対
    応する基底要素を有する観測した上記重量ファジー集合
    の特定の1つの項のメンバシップの程度に等しく、また
    乗客カウントファジー集合の各項毎の基底要素が上記観
    測した重量ファジー集合の特定の1つによって表される
    乗客の数を表すようなかご乗客の数を表す乗客カウント
    ファジー集合を形成する段階とを具備することを特徴と
    する方法。
  2. 【請求項2】 乗客カウントファジー集合をデファジー
    化して乗客カウントの単一のクリスプ値を発生する段階
    をも具備する請求項1に記載のかご乗客の数を決定する
    方法。
  3. 【請求項3】 乗客カウントの単一のクリスプ値を、最
    高のメンバシップの程度を有する乗客カウントファジー
    集合の項の基底要素に等しくセットすることによってデ
    ファジー化段階を遂行する請求項2に記載のかご乗客の
    数を決定する方法。
  4. 【請求項4】 各項のメンバシップの程度を、全ての項
    のメンバシップの程度の合計によって除すことによって
    乗客カウントファジー集合を正規化する段階をも具備す
    る請求項1に記載のかご乗客の数を決定する方法。
  5. 【請求項5】 乗客カウントファジー集合をデファジー
    化して乗客カウントの単一のクリスプ値を発生する段階
    をも具備する請求項4に記載のかご乗客の数を決定する
    方法。
  6. 【請求項6】 乗客重量を表すしるしと、乗客カウント
    を表すエントリとを有する表を作成する方法であって、
    各集合が乗客の特定数に対応し、各集合毎に、各項のメ
    ンバシップの程度が重量信号の大きさの特定値の出現の
    頻度に対応するような複数の観測した重量ファジー集合
    を提供する第1段階と、 重量変数を0にセットし、乗客カウント変数を0にセッ
    トする第2段階と、 第1及び第2段階に続き、各項毎に、メンバシップの程
    度が重量信号の大きさに対応する基底要素を有する観測
    した重量ファジー集合の特定の1つの項のメンバシップ
    の程度に等しく、また乗客カウントファジー集合の各項
    毎の基底要素が観測した重量ファジー集合の特定の1つ
    によって表される乗客の数を表すようなかご乗客の数を
    表す乗客カウントファジー集合を形成する第3段階と、 第3段階に続き、乗客カウントファジー集合を正規化
    し、正規化された集合の項のメンバシップの程度に該集
    合の基底要素を乗じ、そして乗算の結果を合計すること
    によって該集合をデファジー化して単一のクリスプ値を
    発生する第4段階と、 第4段階に続き、重量変数と第4段階の結果とを比較し
    て、もし第4段階の結果が重量変数の値と異なる値にあ
    れば、重量変数の値と乗客カウント変数の値とを表内に
    入力し、重量変数の値を第4段階から入手した値にセッ
    トする第5段階と、 第5段階に続き、重量変数を所定の増分量だけ増分させ
    る第6段階と、 第6段階に続き、重量変数な値が所定の最大量を超える
    まで第3、第4、第5、及び第6段階を遂行する第7段
    階とを具備することを特徴とする方法。
  7. 【請求項7】 所定の増分量がエレベータ荷重計量装置
    の細分性に対応する請求項6に記載の乗客重量を表すし
    るしと乗客カウントを表すエントリとを有する表を作成
    する方法。
  8. 【請求項8】 かご乗客の数を決定する装置であって、 乗客の重量を表す重量信号を表明する手段と、 各集合が乗客の特定数に対応し、各集合毎に、各項のメ
    ンバシップの程度がその重量信号の大きさの特定値の出
    現の頻度に対応するような複数の観測した重量ファジー
    集合を提供する手段と、 重量信号と観測した重量信号とに応答し、各項毎にメン
    バシップの程度が重量信号の大きさに対応する基底要素
    を有する観測した重量ファジー集合の特定の1つの項の
    メンバシップの程度に等しく、また乗客カウントファジ
    ー集合の各項毎の基底要素が上記観測した重量ファジー
    集合の特定の1つによって表される乗客の数を表すよう
    な乗客カウントファジー集合を表すファジー乗客信号を
    表明する手段とを具備することを特徴とする装置。
  9. 【請求項9】 ファジー乗客信号に応答して乗客カウン
    トファジー集合をデファジー化し、乗客の数に関する単
    一のクリスプ値を表す乗客カウント信号を発生する手段
    をも具備する請求項8に記載のかご乗客の数を決定する
    装置。
  10. 【請求項10】 最高のメンバシップの程度を有する乗
    客カウントの項を選択することによってデファジー化を
    遂行する請求項9に記載のかご乗客の数を決定する装
    置。
  11. 【請求項11】 ファジー乗客信号に応答し、乗客カウ
    ントファジー集合の各項のメンバシップの程度を、全て
    の項のメンバシップの程度の合計によって除して乗客カ
    ウントファジー集合を正規化することによって正規化さ
    れた乗客カウント信号を発生する手段をも具備する請求
    項8に記載のかご乗客の数を決定する装置。
  12. 【請求項12】 正規化された乗客カウント信号に応答
    して正規化された乗客カウントファジー集合をデファジ
    ー化し、かご内の乗客の数に関する単一のクリスプ値を
    表す乗客カウント信号を発生する手段をも具備する請求
    項11に記載のかご乗客の数を決定する装置。
  13. 【請求項13】 デファジー化手段が、 乗客カウントファジー集合の各項のメンバシップの程度
    に各項の基底要素を乗ずる手段と、 乗算段階によって達成された結果を合計する手段とを含
    む請求項12に記載のかご乗客の数を決定する装置。
  14. 【請求項14】 ある乗り場呼びにサービスさせるため
    にかごを割り当てる方法において、エレベータシステム
    のかごに対応する基底要素と、その乗り場呼びにサービ
    スさせるために関連かごを割り当てることの有用性に対
    応するメンバシップの程度とを有するあるファジー集合
    からある項を選択することによってかごを割り当てる段
    階を具備することを特徴とする方法。
  15. 【請求項15】 割り当て段階が、最高のメンバシップ
    の程度を有するファジー集合からある項を選択すること
    を要求する請求項14に記載の乗り場呼びにサービスさ
    せるためにかごを割り当てる方法。
  16. 【請求項16】 割り当て段階が、一定の所定値以上の
    メンバシップの程度を有するファジー集合からある項を
    選択することを要求する請求項15に記載の乗り場呼び
    にサービスさせるためにかごを割り当てる方法。
  17. 【請求項17】 割り当て段階が、所定の時間量の後に
    ファジー集合からある項を選択することを要求する請求
    項15に記載の乗り場呼びにサービスさせるためにかご
    を割り当てる方法。
  18. 【請求項18】 割り当て段階が、時間の関数として変
    化するある値を超えるファジー集合からある項を選択す
    ることを要求する請求項15に記載の乗り場呼びにサー
    ビスさせるためにかごを割り当てる方法。
  19. 【請求項19】 ある乗り場呼びにサービスさせるため
    にエレベータシステムの各かごを割り当てることの有用
    性を決定する方法であって、 複数の性能基準に対応する基底要素と、関連性能基準に
    ついて測定された各かごの性能に対応するメンバシップ
    の程度とを有するような性能ファジー集合を各かご毎に
    形成する段階と、 各性能基準の重要度を表す複数の値によって各性能ファ
    ジー集合の項のメンバシップの程度を縮小し、それによ
    って複数の縮小された性能ファジー集合を形成する段階
    と、 エレベータシステムのかごに対応する基底要素と、関連
    かごを割り当てることの有用性に対応するメンバシップ
    の程度とを有し、集合の各項が縮小された性能ファジー
    集合の1つの中で最高のメンバシップの程度を有する項
    に等しいような割り当て有用性ファジー集合を形成する
    段階とを具備することを特徴とする方法。
  20. 【請求項20】 ある乗り場呼びにサービスさせるため
    にエレベータシステムの各かごを割り当てることの有用
    性を決定する方法であって、 複数の性能基準に対応する基底要素と、関連性能基準に
    ついて測定された各かごの性能に対応するメンバシップ
    の程度とを有するような性能ファジー集合を各かご毎に
    形成する段階と、 各性能基準に割り当てられた重要度を表す複数の値によ
    って各性能ファジー集合の項のメンバシップの程度を縮
    小し、それによって複数の縮小された性能ファジー集合
    を形成する段階と、 エレベータシステムのかごに対応する基底要素と、関連
    かごを割り当てることの有用性に対応するメンバシップ
    の程度とを有し、集合の各項が縮小された性能ファジー
    集合の1つの中で最小のメンバシップの程度を有する項
    に等しいような割り当て有用性ファジー集合を形成する
    段階とを具備することを特徴とする方法。
  21. 【請求項21】 ある乗り場においてあるかごを待って
    いる乗り場乗客の数を決定する方法であって、 かごが乗り場にサービスしたことを表す第1信号に応答
    して第1瞬時乗客率を決定する段階と、 乗り場呼びボタンが押されたことを表す第2信号に応答
    して第2瞬時乗客率を決定する段階と、 iを階床番号、Fを建物の階床の合計数として、第1及
    び第2の瞬時乗客率が下降乗り場において計算される場
    合には (i-1)/(F-1)によって、また第1及び第2の瞬時
    乗客率が上昇乗り場において計算される場合には(F-1)/
    (F-i)によって除すことによって第1及び第2の瞬時乗
    客率を縮小する段階と、 エレベータシステムが上昇ピーク、下降ピーク及びオフ
    ピーク特性を呈する程度を表す項を有するトラフィック
    モードファジー集合の項のメンバシップの程度に比例し
    て、第1及び第2瞬時乗客率を上昇ピーク量、下降ピー
    ク量またはオフピーク量に平均化する段階と、 特定の乗り場が最後にサービスされてからの経過時間
    に、トラフィックモードファジー集合の項のメンバシッ
    プの適切な程度に比例する上昇ピーク量、下降ピーク量
    及びオフピーク量を乗ずることによってその特定のエレ
    ベータ乗り場において待っている乗り場乗客の数を推定
    する段階とを具備することを特徴とする方法。
  22. 【請求項22】 第1瞬時乗客率を決定する段階が、 乗客の最終数から乗客の最小数を差し引いて乗っている
    乗客の数を決定する段階と、 乗っている乗客の数をその乗り場が最後にサービスされ
    てからの経過時間によって除す段階とを含む請求項21
    に記載のある乗り場においてあるかごを待っている乗り
    場乗客の数を決定する方法。
  23. 【請求項23】 乗客の最小数及び乗客の最終数がファ
    ジー集合によって表現されている請求項22に記載のあ
    る乗り場においてあるかごを待っている乗り場乗客の数
    を決定する方法。
  24. 【請求項24】 乗客の数がクリスプ値である請求項2
    2に記載のある乗り場においてあるかごを待っている乗
    り場乗客の数を決定する方法。
  25. 【請求項25】 エレベータシステムのトラフィックモ
    ードを決定する方法であって、 建物のロビーから出発するエレベータ乗客の数と頻度と
    に従って変化する上昇ピーク量をセットする第1段階
    と、 建物のロビーから出発するエレベータ乗客の数と頻度と
    に逆に従って変化する上昇オフピーク量をセットする第
    2段階と、 建物のロビーに到着するエレベータ乗客の数と頻度とに
    従って変化する下降ピーク量をセットする第3段階と、 建物のロビーに到着するエレベータ乗客の数と頻度とに
    逆に従って変化する下降オフピーク量をセットする第4
    段階と、 オフピーク量を、上昇オフピーク量及び下降オフピーク
    量の最大に等しくセットする第5段階と、 上昇、下降、及びオフピークトラフィックモードに対応
    する基底要素と、上昇ピーク量、下降ピーク量、及びオ
    フピーク量にそれぞれ比例するメンバシップの程度とを
    有するようなエレベータトラフィックモードを表すファ
    ジー論理集合を形成する第6段階とを具備することを特
    徴とする方法。
  26. 【請求項26】 ファジー論理集合をデファジー化して
    該集合に関連する最高のメンバシップの程度を有する該
    集合の基底要素に等しい単一のトラフィックモードを発
    生する段階をも具備する請求項25に記載のエレベータ
    システムのトラフィックモードを決定する方法。
  27. 【請求項27】 第1段階が、 所定数の上昇ピーク開始規則を評価する段階と、 上昇ピーク量を、所定数の上昇ピーク開始規則の評価の
    結果の最大にセットする段階とを含む請求項25に記載
    のエレベータシステムのトラフィックモードを決定する
    方法。
  28. 【請求項28】 ファジー論理集合をデファジー化して
    該集合に関連する最高のメンバシップの程度を有する該
    集合の基底要素に等しい単一のトラフィックモードを発
    生する段階をも具備する請求項27に記載のエレベータ
    システムのトラフィックモードを決定する方法。
  29. 【請求項29】 第2段階が、 所定数の上昇オフピーク開始規則を評価する段階と、 上昇オフピーク量を、所定数の上昇オフピーク開始規則
    の評価の結果の最大にセットする段階とを含む請求項2
    5に記載のエレベータシステムのトラフィックモードを
    決定する方法。
  30. 【請求項30】 ファジー論理集合をデファジー化して
    該集合に関連する最高のメンバシップの程度を有する該
    集合の基底要素に等しい単一のトラフィックモードを発
    生する段階をも具備する請求項29に記載のエレベータ
    システムのトラフィックモードを決定する方法。
  31. 【請求項31】 第3段階が、 所定数の下降ピーク開始規則を評価する段階と、 下降ピーク量を、所定数の下降ピーク開始規則の評価の
    結果の最大にセットする段階とを含む請求項29に記載
    のエレベータシステムのトラフィックモードを決定する
    方法。
  32. 【請求項32】 ファジー論理集合をデファジー化して
    該集合に関連する最高のメンバシップの程度を有する該
    集合の基底要素に等しい単一のトラフィックモードを発
    生する段階をも具備する請求項31に記載のエレベータ
    システムのトラフィックモードを決定する方法。
  33. 【請求項33】 第4段階が、 所定数の下降オフピーク開始規則を評価する段階と、 下降オフピーク量を、所定数の下降オフピーク開始規則
    の評価の結果の最大にセットする段階とを含む請求項2
    5に記載のエレベータシステムのトラフィックモードを
    決定する方法。
  34. 【請求項34】 ファジー論理集合をデファジー化して
    該集合に関連する最高のメンバシップの程度を有する該
    集合の基底要素に等しい単一のトラフィックモードを発
    生する段階をも具備する請求項33に記載のエレベータ
    システムのトラフィックモードを決定する方法。
JP4107295A 1991-04-29 1992-04-27 建物内の複数のエレベータかごの運行を制御する方法 Expired - Lifetime JP2577161B2 (ja)

Applications Claiming Priority (10)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US69317791A 1991-04-29 1991-04-29
US69316991A 1991-04-29 1991-04-29
US69318191A 1991-04-29 1991-04-29
US69317991A 1991-04-29 1991-04-29
US69317891A 1991-04-29 1991-04-29
US07/693177 1991-04-29
US07/693178 1991-04-29
US07/693181 1991-04-29
US07/693179 1991-04-29
US07/693169 1991-04-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05132250A true JPH05132250A (ja) 1993-05-28
JP2577161B2 JP2577161B2 (ja) 1997-01-29

Family

ID=27542087

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4107295A Expired - Lifetime JP2577161B2 (ja) 1991-04-29 1992-04-27 建物内の複数のエレベータかごの運行を制御する方法

Country Status (6)

Country Link
EP (4) EP0739848A3 (ja)
JP (1) JP2577161B2 (ja)
AU (5) AU645882B2 (ja)
CA (1) CA2062646A1 (ja)
DE (1) DE69220142T2 (ja)
HK (1) HK1000071A1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07252035A (ja) * 1994-02-08 1995-10-03 Lg Ind Syst Co Ltd エレベーターの群管理制御方法
CN103771204A (zh) * 2012-10-26 2014-05-07 通用电梯(中国)有限公司 一种电梯模块控制系统
JP2016088751A (ja) * 2014-11-10 2016-05-23 三菱電機株式会社 エレベータ群システムにおいてエレベータかごをスケジューリングする方法およびシステム
CN112811276A (zh) * 2021-01-28 2021-05-18 广州特种机电设备检测研究院 基于数据驱动的电梯故障诊断仿真方法、系统和存储介质

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5258587A (en) * 1992-08-10 1993-11-02 Otis Elevator Company Estimating elevator passengers from gender ratioed weight
US5563386A (en) * 1994-06-23 1996-10-08 Otis Elevator Company Elevator dispatching employing reevaluation of hall call assignments, including fuzzy response time logic
TW428145B (en) * 1994-06-23 2001-04-01 Otis Elevator Co Elevator dispatching employing hall call assignments based on fuzzy response time logic
FI113531B (fi) * 2003-06-30 2004-05-14 Kone Corp Sisääntuloruuhkan tunnistaminen
KR101734423B1 (ko) * 2011-09-08 2017-05-11 오티스엘리베이터캄파니 동적인 통행 프로파일 해법을 가진 엘리베이터 시스템
CN106379781B (zh) * 2016-09-23 2018-09-21 日立楼宇技术(广州)有限公司 召梯方法及系统
US11345566B2 (en) * 2018-07-30 2022-05-31 Otis Elevator Company Elevator car route selector
CN110950199B (zh) * 2019-12-24 2021-10-19 界首市迅立达电梯有限公司 一种基于互联网的智能电梯远程调度系统

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01203187A (ja) * 1988-02-05 1989-08-15 Fujitec Co Ltd エレベータの群管理制御方法
JPH03102082A (ja) * 1989-09-14 1991-04-26 Hitachi Ltd エレベーターの群管理制御装置

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3967702A (en) * 1973-12-19 1976-07-06 Hitachi, Ltd. Control apparatus for elevators
JPS5435370B2 (ja) * 1974-03-25 1979-11-02
US4536842A (en) * 1982-03-31 1985-08-20 Tokyo Shibaura Denki Kabushiki Kaisha System for measuring interfloor traffic for group control of elevator cars
DE3304044A1 (de) * 1982-06-07 1983-12-08 Helmut Hund KG, 6330 Wetzlar Verfahren zur steuerung von personenaufzuegen und vorrichtung zur durchfuehrung des verfahrens
JPH0694341B2 (ja) * 1986-02-25 1994-11-24 三菱電機株式会社 エレベ−タの待時間予測装置
JPH0797284B2 (ja) * 1986-09-03 1995-10-18 株式会社日立製作所 ファジー推論によるディジタル制御方法
US4760896A (en) * 1986-10-01 1988-08-02 Kabushiki Kaisha Toshiba Apparatus for performing group control on elevators
JPH0676181B2 (ja) * 1988-02-01 1994-09-28 フジテック株式会社 エレベータの群管理制御方法及び装置
JP2607597B2 (ja) * 1988-03-02 1997-05-07 株式会社日立製作所 エレベータの群管理制御方法
JP2560403B2 (ja) * 1988-04-13 1996-12-04 三菱電機株式会社 エレベータの群管理制御装置
US4838384A (en) * 1988-06-21 1989-06-13 Otis Elevator Company Queue based elevator dispatching system using peak period traffic prediction
US5035302A (en) * 1989-03-03 1991-07-30 Otis Elevator Company "Artificial Intelligence" based learning system predicting "Peak-Period" times for elevator dispatching
US5022497A (en) * 1988-06-21 1991-06-11 Otis Elevator Company "Artificial intelligence" based crowd sensing system for elevator car assignment
JPH07110748B2 (ja) * 1989-06-14 1995-11-29 株式会社日立製作所 エレベータの群管理制御装置
FI91238C (fi) * 1989-11-15 1994-06-10 Kone Oy Hissiryhmän ohjausmenetelmä
JP2608970B2 (ja) * 1990-06-15 1997-05-14 三菱電機株式会社 エレベータの群管理装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01203187A (ja) * 1988-02-05 1989-08-15 Fujitec Co Ltd エレベータの群管理制御方法
JPH03102082A (ja) * 1989-09-14 1991-04-26 Hitachi Ltd エレベーターの群管理制御装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07252035A (ja) * 1994-02-08 1995-10-03 Lg Ind Syst Co Ltd エレベーターの群管理制御方法
US5679932A (en) * 1994-02-08 1997-10-21 Lg Industrial Systems Co., Ltd. Group management control method for elevator system employing traffic flow estimation by fuzzy logic using variable value preferences and decisional priorities
CN103771204A (zh) * 2012-10-26 2014-05-07 通用电梯(中国)有限公司 一种电梯模块控制系统
JP2016088751A (ja) * 2014-11-10 2016-05-23 三菱電機株式会社 エレベータ群システムにおいてエレベータかごをスケジューリングする方法およびシステム
CN112811276A (zh) * 2021-01-28 2021-05-18 广州特种机电设备检测研究院 基于数据驱动的电梯故障诊断仿真方法、系统和存储介质

Also Published As

Publication number Publication date
EP0739849A2 (en) 1996-10-30
CA2062646A1 (en) 1992-10-30
JP2577161B2 (ja) 1997-01-29
AU645882B2 (en) 1994-01-27
AU1115992A (en) 1992-11-05
EP0739848A2 (en) 1996-10-30
HK1000071A1 (en) 1997-11-14
AU5187193A (en) 1994-01-27
EP0739848A3 (en) 1996-11-13
DE69220142T2 (de) 1998-01-08
EP0511904B1 (en) 1997-06-04
AU667138B2 (en) 1996-03-07
AU656490B2 (en) 1995-02-02
AU658777B2 (en) 1995-04-27
AU5186893A (en) 1994-01-27
EP0741105A2 (en) 1996-11-06
AU658776B2 (en) 1995-04-27
AU5186493A (en) 1994-01-27
EP0739849A3 (ja) 1996-12-04
AU5186693A (en) 1994-01-27
EP0511904A3 (en) 1993-06-09
EP0511904A2 (en) 1992-11-04
DE69220142D1 (de) 1997-07-10
EP0741105A3 (en) 1996-11-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5260526A (en) Elevator car assignment conditioned on minimum criteria
US5260527A (en) Using fuzzy logic to determine the number of passengers in an elevator car
US5252789A (en) Using fuzzy logic to determine the traffic mode of an elevator system
US5243155A (en) Estimating number of people waiting for an elevator car based on crop and fuzzy values
JP2935854B2 (ja) エレベーター制御装置及びエレベーター制御方法
US5750946A (en) Estimation of lobby traffic and traffic rate using fuzzy logic to control elevator dispatching for single source traffic
US5612519A (en) Method and apparatus for assigning calls entered at floors to cars of a group of elevators
US5248860A (en) Using fuzzy logic to determine elevator car assignment utility
US5841084A (en) Open loop adaptive fuzzy logic controller for elevator dispatching
KR940009984B1 (ko) 엘리베이터 제어장치
JP4695329B2 (ja) エレベータ群管理方法
JPH05132250A (ja) エレベータ派遣方法及び装置
US5714725A (en) Closed loop adaptive fuzzy logic controller for elevator dispatching
US5786550A (en) Dynamic scheduling elevator dispatcher for single source traffic conditions
US5767460A (en) Elevator controller having an adaptive constraint generator
US5808247A (en) Schedule windows for an elevator dispatcher
US5786551A (en) Closed loop fuzzy logic controller for elevator dispatching
US5767462A (en) Open loop fuzzy logic controller for elevator dispatching
JPH01261176A (ja) エレベータの群管理制御装置
JP2000302343A (ja) エレベータシステムの制御方法
KR900006377B1 (ko) 엘레베이터의 군관리 제어 방법
JP4357248B2 (ja) エレベータの群管理制御装置
KR970000992B1 (ko) 엘리베이터 군관리제어장치
KR950017137A (ko) 엘리베이터 군관리제어장치
KR0148319B1 (ko) 퍼지 다목적 의사결정에 의한 엘리베이터의 군제어장치

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19960917