JPH05132188A - 手差し給紙における紙詰まり排出装置 - Google Patents

手差し給紙における紙詰まり排出装置

Info

Publication number
JPH05132188A
JPH05132188A JP3294408A JP29440891A JPH05132188A JP H05132188 A JPH05132188 A JP H05132188A JP 3294408 A JP3294408 A JP 3294408A JP 29440891 A JP29440891 A JP 29440891A JP H05132188 A JPH05132188 A JP H05132188A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
roller
sheet
manual
roller shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3294408A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidetoshi Kaneko
英敏 金子
Shuichi Yoshinaka
秀一 吉中
Yasuhiro Ono
泰宏 小野
Koichi Moriyama
弘一 森山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP3294408A priority Critical patent/JPH05132188A/ja
Publication of JPH05132188A publication Critical patent/JPH05132188A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Manual Feeding Of Sheets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 手差し給紙における紙詰まり時の用紙を容易
に排出する。 【構成】 ローラ軸56を引っ張ると、摩擦体42、停
止板43、検知体44が手差し給紙搬送路41内から後
退する。ローラ軸56を回転させると、搬送ローラ45
a,45bおよび給紙ローラ35が回転して、詰まった
用紙を破損させることなく、給紙側から排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成装置におい
て、用紙を手差し給紙して紙詰まりしたときに、詰まっ
た用紙を取り除くための紙詰まり排出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置では、レジストロー
ラ(PSローラ)のみに回転ノブが設けられており、手
差し用給紙ローラはマニュアル操作ができない。
【0003】そのため、長尺の用紙が手差し給紙部でジ
ャムした時、用紙を楽に取り出すために、給紙ローラに
圧接された摩擦板の圧力解除をする機構を設けている。
【0004】これは、図10,11に示すように、摩擦
板1近くに凸部2を有する圧力解除板3がローラ軸方向
に移動自在に設けられ、その一側にワイヤー4の一端部
が連結されており、他端部は、図12の如く、手差し給
紙部外側の画像形成装置の本体キャビネット部5の、人
手により押すことが可能な位置に取り付けられている。
【0005】このワイヤー4端部のノブ6を押すこと
で、圧力解除板3が摩擦板1の方向に移動して、摩擦板1
が給紙ローラ7から離間して圧力が解除され、用紙を引
き抜くことができる構造となっている。
【0006】なお、図中、8は圧力解除板3を元の位置
に戻す復帰スプリング、9は手差しトレイ、10は手差
しトレイ9に給紙された用紙を一時せき止める停止板、
11は手差しガイド、12は給紙カセットである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】手差し給紙において
は、下カセットでは使用できない特殊紙を主に用いるこ
とから、はがき、A6、B5横サイズなど短尺の用紙を
給紙させる。
【0008】このような短尺の用紙が手差し給紙部にて
ジャムした場合、摩擦板の圧力解除をしても給紙部外側
から手を入れて抜き出すことができない位置にまで入り
込んでしまう。この時、レジストローラに用紙先端がか
み込んでいれば、レジストローラ軸に取り付いたノブを
回すことでジャム紙をサクション側へ排出できるが、レ
ジストローラに用紙先端がかみ込んでいない位置で止ま
った場合、あるいは突然、電源が落ちたり、つづれ折り
になったり等の場合、ユーザー側では取り除くことがで
きなくなり、サービスマンコールとなり、ユーザー側に
迷惑をかけることとなる。
【0009】クラムシェル型の複写機のように、本体上
部が上側に上がる機種においては、詰まった用紙を取り
除くのに十分な空間ができるが、そうでない型で小型機
種になればなる程、限られたスペースに構造物、例えば
図13のように廃トナーボックス13等を配すると、本
体前面より手を差し込む空間がなくなってしまう。な
お、図中、14はローラ回転ノブである。
【0010】また、手を差し込む空間を作ろうとする
と、本体前面フレームを大きく切り欠くこととなり、本
体フレームの強度低下の問題もあり、構造上困難であ
る。
【0011】本発明は、上記に鑑み、手差し給紙で紙詰
まりしたとき、容易に用紙を抜き取ることができる紙詰
まり排出装置の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明請求項1による課
題解決手段は、図1,2の如く、手差し給紙搬送路41
に、給紙側から順に検知体44、停止板43、手差し用
給紙ローラ35、摩擦体42、搬送ローラ45a,45
bが設けられ、前記給紙ローラ35のローラ軸56に、
摩擦体42を給紙ローラ35から離間させる離間手段8
0と、停止板43および検知体44を用紙の通過の妨げ
にならない位置まで前記手差し給紙搬送路41から離脱
させる離脱手段81,82と、詰まった用紙を排出する
ために前記搬送ローラ45a,45bを給紙ローラ35
と連動して回転させる回転手段83とが設けられたもの
である。
【0013】請求項2による課題解決手段は、摩擦体4
2、停止板43および検知体44は、給紙ローラ35の
ローラ軸56の移動により給紙姿勢と用紙排出時の解除
姿勢とに切換自在とされ、給紙ローラ35および搬送ロ
ーラ45a,45bは、用紙を給紙上流側に排出するよ
うローラ軸56の手動回転により逆回転可能とされたも
のである。
【0014】
【作用】上記課題解決手段において、用紙が手差しトレ
イ40とレジストローラ33の間の手差し給紙搬送路4
1内でジャムした場合、ローラ軸56を手前に引く。
【0015】すると、離間手段80により摩擦体42
が、手差し搬送路41から退避される。
【0016】また、離脱手段81により停止板43は、
手差し給紙搬送路41に突き出さない位置まで上昇す
る。
【0017】検知体44に対しても、停止板43に対す
るのと同様に離脱手段82により検知体44は、用紙の
排出にじゃまにならない位置まで上昇する。
【0018】そして、ローラ軸56を回転させると、回
転手段83により給紙ローラ35とともに搬送ローラ4
5a,45bが回転して、ジャム紙を給紙側へ排出す
る。
【0019】なお、ローラ軸56を元の位置に戻すと、
摩擦体42、停止板43、検知体44は元の給紙姿勢に
復帰する。
【0020】
【実施例】図1は本発明の実施例を示す紙詰まり排出装
置の平面図、図2は同じく紙詰まり排出装置の正面図、
図3は本実施例の紙詰まり排出装置を備えた複写機の全
体構成図、図4は離間手段を示す断面図、図5は離間手
段の平面図、図6は停止板用離脱手段を示す平面図、図
7はその側面図、図8は検知体用離脱手段を示す平面
図、図9はその側面図である。
【0021】本実施例の複写機は、図3の如く、複写機
本体20に、給紙カセット21による自動給紙機構およ
び手差しによる手差し給紙機構とを備えている。
【0022】図3中、22はコピーランプ22aとミラ
ーからなる光学系、23は感光体、24a,24b,2
4c,24dは黒、イエロー、マゼンタ、シアン用の現
像装置、25は帯電装置、26は除電装置、27はクリ
ーニング装置、28は転写装置、29は定着装置、30
は搬送ベルト、31は排紙ローラ、23はレジストロー
ラ、34は呼び込みローラ、35は手差し用給紙ローラ
である。
【0023】前記手差し給紙機構として、図1,2の如
く、手差しトレイ40とレジストローラ33との間に形
成された手差し給紙搬送路41に、手差し用給紙ローラ
35と、該給紙ローラ35に圧接された摩擦体42と、
前記手差しトレイ40に手差しされた用紙を一時せき止
める停止板43と、前記手差しトレイ40上の用紙の有
無を検知するための検知体44と、前記給紙ローラ35
の下流側に置かれた上下一対の搬送ローラ45a,45
bとが設けられている。
【0024】前記手差し給紙搬送路41は、上用紙ガイ
ド46と下用紙ガイド47とで挟まれた空間で、この空
間に前記検知体44、停止板43、給紙ローラ35、摩
擦体42、搬送ローラ45a,45bが突出することに
より、用紙が検知され、搬送されていく。
【0025】前記給紙ローラ35への駆動伝達は、図示
しない給紙駆動部からの駆動力が連結ギヤ48,49,
50,51,52に伝わり、連結軸53を介して連結ギ
ヤ54に伝わり、第一クラッチギヤ55に伝わる。第一
クラッチギヤ55は、スプリングクラッチによりその駆
動力をローラ軸56の一端部に固定された駆動ギヤ58
に伝える。
【0026】この駆動ギヤ58に伝達ギヤ59,60,
61が噛み合っており、伝達ギヤ61は、前記下搬送ロ
ーラ45aに固定され、下搬送ローラ45aは、給紙ロ
ーラ35と連動して回転可能となっている。また、下搬
送ローラ45aに対向した上側には、上用紙ガイド上4
6にスプリングにより下搬送ローラ45a側に圧接され
るアイドル搬送ローラ45bが設けられており、この両
ローラ間を用紙が搬送される。
【0027】また、第一クラッチギヤ55には、アイド
ルギヤ62、第二クラッチギヤ63が噛み合っており、
この第二クラッチギヤ63に伝えられた駆動力は、大ス
プリングクラッチ64により、手差しクラッチカム65
を回転させる。
【0028】該手差しクラッチカム65上には、支軸6
6aを持つ第一手差しアーム66の作用軸66bが当接
しており、第一手差しアーム66の反対側端部には長穴
66cが形成され、第一手差しアーム66はローラ軸5
6を支点に回転可能とされる。
【0029】そして、ローラ軸56に固定された駆動ギ
ヤ67に呼び込みローラ34の片端に固定されたギヤ6
8がアイドルギヤ69を介して噛み合い、ローラ軸56
が回転すると同時に、呼び込みローラ34が回転され
る。
【0030】また、第二手差しアーム70の片端部の作
用軸が第一手差しアーム66の長穴66cにはまり込ん
でおり、手差しクラッチカム65の位置により第一手差
しアーム66が下降することで、第二手差しアーム70
が下降し、呼び込みローラ34が下降し、手差しトレイ
40の最上部の用紙を給紙ローラ35側へ搬送させる。
【0031】前記停止板43は、支軸43aを介して回
転自在に第三手差しアーム71に支持され、該第三手差
しアーム71は、支軸71aにより回転自在に支持さ
れ、前記手差しクラッチカム65上に第三手差しアーム
71の片端が当接している。
【0032】そして、手差しクラッチカム65の回転に
より第三手差しアーム71が上昇して、停止板43を上
昇させ、呼び込みローラ34で給紙された用紙を給紙ロ
ーラ側へ送り込む。手差しクラッチカム65が一定回転
すると、第一手差しアーム66は上昇し、停止板43は
自重下降する。その後、手差しクラッチカム65が一定
回転すると、大スプリングクラッチ64の伝達力が解除
され、呼び込みローラ34および停止板43は、そのま
まの位置で保持される。
【0033】搬送された用紙先端は、下用紙ガイド47
の面に沿って回転する給紙ローラ35と、給紙ローラ3
5に圧接スプリング72にて圧接される摩擦体42との
間に送られて、手差し給紙搬送路41へと取り込まれ
る。
【0034】その後、用紙先端は上用紙ガイド上46に
沿って、給紙ローラ35に連動して回転する搬送ローラ
45a,45bを通り、レジストローラ33まで送られ
る。
【0035】用紙先端が紙検知センサー73を蹴って一
定時間の後、スプリングクラッチの伝達力が解除され、
給紙ローラ35および搬送ローラ45a,45bの回転
が止まり、用紙は、手差し給紙搬送路41中に適当なた
わみを生じて給紙完了となる。
【0036】なお、前記大スプリングクラッチ64、ス
プリングクラッチの駆動の連結、解除は、これらの近傍
に設けられたソレノイドとカムレバーにより制御され
る。
【0037】そして、呼び込みローラ34の手前側に、
紙無センサの検知体44が配され、該検知体44は支軸
44a周りに回転自在に支持されている。用紙が給紙さ
れると、検知体44は上方に回動して、光センサ74を
遮光することにより用紙の有無が検出される。
【0038】このような手差し給紙機構により用紙の給
紙中に、短尺の用紙がジャムすると、手差し給紙部側か
らは用紙を取り除けない。
【0039】そこで、本実施例では、手差し給紙部側か
ら用紙を取り除くための紙詰まり排出装置として、給紙
ローラ35のローラ軸56に、前記摩擦体42を給紙ロ
ーラ35から離間させる離間手段80と、前記停止板4
3および検知体44を用紙の通過の妨げにならない位置
まで前記手差し給紙搬送路41から離脱させる離脱手段
81,82と、詰まった用紙を排出するために前記搬送
ローラ45a,45bを給紙ローラ35と連動して回転
させる回転手段83とが設けられている。
【0040】前記ローラ軸56は、手前側一端が本体フ
レーム90に軸受91を介して回転自在に支持され、奥
側他端が本体フレーム90に取り付けられた下用紙ガイ
ド47に軸受を介して支持され、スラスト方向に移動自
在とされている。
【0041】そして、ローラ軸56の一端は、本体フレ
ーム90よりも外部に突出しており、ノブ92が外嵌固
定されている。また、他端には、第一クラッチギヤ5
5、スプリングクラッチ93が互いに独立して回転自在
で軸方向への抜け止め用Eリングを介して外嵌され、そ
の内方向にローラ軸56に固定され共回りする駆動ギヤ
58が取り付けられている。
【0042】前記給紙ローラ35は、その一端に摩擦円
板100が接着されており、ローラ軸56に固定され、
かつ圧着スプリング101にて給紙ローラ軸受102が
前記摩擦円板100に圧接されている。
【0043】このように給紙ローラ35は、圧着スプリ
ング101にて決められた給紙ローラ軸受102と摩擦
円板100との間の摩擦力により、ローラ軸56と同時
回転可能となっている。
【0044】これは、長尺の用紙がジャムして、用紙後
端を引っ張り出す時、摩擦体42が圧接している給紙ロ
ーラ35を給紙方向とは逆に回転させようとすると、ロ
ーラ軸56端部に取り付いているスプリングクラッチ9
3が締まる方向になり、それより上流の駆動ギヤ18の
抵抗により回転できなくなる。そのために給紙するのに
必要なトルク以上の一定のトルクで回転できるように摩
擦方式を取っている。
【0045】前記離間手段80は、図4,5の如く、ロ
ーラ軸56に遊嵌された圧力解除板110からなり、該
圧力解除板110の一端が、前記駆動ギヤ58より内方
向に少しの隙間をあけてEリングによりローラ軸56に
取り付けられている。
【0046】前記圧力解除板110は、下用紙ガイド4
7の一部を下方に切り起こしたガイド部47aと下用紙
ガイド47との間を摺動自在とされ、ローラ軸56のス
ラスト方向の移動により圧力解除板110が摺動して、
圧力解除板110の摩擦体42側他端に形成された凸部
111が摩擦体42と下用紙ガイド47との間に入り込
み、摩擦体42を押し下げる。
【0047】前記凸部111の高さは、ローラ軸56を
引くストローク分で摩擦体42を支軸42a周りに回転
させ、摩擦体42が下用紙ガイド47から突出しない位
置まで押し下げれる高さを持つ。
【0048】前記停止板用離脱手段81は、図6,7の
如く、ローラ軸56に遊嵌された第一ホルダー115
と、停止板43を支持している第三手差しアーム71を
押し上げる第一押上板116と、前記第一ホルダー11
5のスラスト方向への移動により前記第一押上板116
を作動させる第一リンクアーム117とからなる。
【0049】前記第一ホルダー115は、ローラ軸56
にEリングによりスラスト方向に少々の隙間を持って取
り付けられており、その下面に、前記第一リンクアーム
117の一端がピン117aを介して回転自在に支持さ
れている。
【0050】前記第一押上板116は、上用紙ガイド4
6に形成された切起し部118に案内されて、ローラ軸
56と直交する方向に上用紙ガイド46上面を摺動可能
とされる。
【0051】そして、第一押上板116の一側に、前記
第一リンクアーム117の他端がピン117bを介して
回転自在に支持され、他側が前記第三手差しアーム71
に当接している。なお、第一押上板116の移動ストロ
ークは、ローラ軸56を引くストロークで、十分に第三
手差しアーム71に取り付けられた停止板43が上方へ
逃げて、用紙の排出可能な位置にまで回転させうるスト
ロークである。
【0052】前記検知体用離脱手段82は、図8,9の
如く、ローラ軸56に遊嵌された第二ホルダー120
と、検知体44を押上げる第二押上板121と、前記第
二ホルダー120のスラスト方向への移動により前記第
二押上移動121を作動させる第二リンクアーム122
とからなる。
【0053】前記第二ホルダー120、第二押上板12
1および第二リンクアーム122は、前記第一ホルダー
115、第一押上板116および第一リンクアーム11
7と同様に構成されており、ローラ軸56を引くストロ
ークで十分に検知体44は、支軸44aを中心に用紙の
排出可能な位置にまで回転する。
【0054】そして、前記圧力解除板110、第一、第
二押上板116,121は、ローラ軸56を手前側に引
っ張ることでそれぞれスラスト方向あるいはローラ軸5
6と直交する方向に摺動され、摩擦体42、停止板43
および検知体44を給紙姿勢からジャム紙を排出すると
きの解除姿勢に切換えられる。
【0055】前記回転手段83は、前記ローラ軸56に
固定された駆動ギヤ58と、前記伝達ギヤ59,60,
61とからなり、前記駆動ギヤ58の歯幅は、ローラ軸
56が引張りストローク分移動しても伝達ギヤ59と噛
み合う形状となっているので、駆動系から開放された状
態でも、ローラ軸56を正逆どちらでも回すと同時に搬
送ローラ45a,45bを伝達ギヤ60,61を介して
正逆方向に回転させることができる。
【0056】上記構成において、まず、手差しする用紙
を手差しトレイ40上に挿入し、用紙の先端が停止板4
3に当たるところまで入れると、用紙が検知体44を蹴
り上げてセットされる。コピーボタンが押されると、光
センサ74からの紙有信号によってコピー動作に入る。
【0057】呼び込みローラ34が下降して、停止板4
3が上昇する。そして、呼び込みローラ34の回転によ
り用紙が下用紙ガイド47に沿って給紙ローラ35と摩
擦体42との間に送られる。
【0058】その後、用紙は、給紙ローラ35および搬
送ローラ45a,45bによってレジストローラ33の
手前まで手差し給紙搬送路41中を搬送されていく。
【0059】ここで、用紙が手差しトレイ40とレジス
トローラ33の間の手差し給紙搬送路41内でジャムし
た場合、複写機の前キャビネットを開き、ローラ軸56
のノブ92を手前(図1の矢印A方向)に引く。
【0060】すると、離間手段80の圧力解除板110
が手前方向に摺動して、その凸部111が摩擦体42と
下用紙ガイド47との間に入り、摩擦体42を下用紙ガ
イド47よりも下方に押し下げる。
【0061】また、停止板43に対しては、離脱手段8
1の第一ホルダー115の手前方向への移動により第一
リンクアーム117を介して第一押上板116を図6の
矢印C方向へ摺動させる。第一押上板116は、第三手
差しアーム71を押して、支軸71a周りに上方へ回動
させ、停止板43は手差し給紙搬送路41に突出しない
位置まで上昇する。
【0062】検知体44に対しても、停止板43に対す
るのと同様に、第二ホルダー120、第二リンクアーム
122、第二押上板121がそれぞれ移動して、検知体
44を支軸44a周りに回動させて、検知体44は用紙
の排出にじゃまにならない位置まで上昇する。
【0063】そして、ローラ軸56のノブ92を引張っ
たまま、図1の矢印B方向にノブ92を回転させると、
回転手段83により給紙ローラ35とともに搬送ローラ
45a,45bが回転して、ジャム紙を給紙側へ排出す
る。なお、ローラ軸56には、復帰用スプリング56a
が設けられているので、ノブ92を離すとローラ軸56
は元の位置に戻り、摩擦体42、停止板43、検知体4
4は給紙姿勢に復帰する。
【0064】したがって、紙詰まりしたときに短尺の用
紙の除去をするための開口部を本体フレームに設けにく
い小型機種等でも、ユーザー自身において、詰まった用
紙の排出を容易に行なうことが可能となる。
【0065】また、無理やり用紙をサイドから抜き取る
のではなく、搬送ローラにて給紙側へ排出させるので、
紙は破れず、紙片が本体内に残ることがなくスムーズに
給紙状態に復帰できる。
【0066】しかも、ユーザー自身で詰まった用紙の除
去が可能であるから、サービスマンを呼ぶ必要もなくな
り、その間の待時間がなくなり、効率よく作業ができ
る。
【0067】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修
正および変更を加え得ることは勿論である。
【0068】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明に
よると、給紙ローラのローラ軸に、摩擦体を給紙ローラ
から離間させる離間手段と、停止板および検知体を用紙
の通過の妨げにならない位置まで手差し給紙搬送路から
離脱させる離脱手段と、詰まった用紙を排出するために
前記搬送ローラを給紙ローラと連動して回転させる回転
手段とが設けられ、摩擦体、停止板および検知体は、給
紙ローラのローラ軸の移動により給紙姿勢と用紙排出時
の解除姿勢とに切換自在とされ、給紙ローラおよび搬送
ローラは、用紙を給紙上流側に排出するようローラ軸の
手動回転により逆回転可能とされているので、詰まった
用紙を搬送ローラにて給紙側へ排出させることができ
る。
【0069】しかも、用紙を無理に抜き取るのではない
ので、用紙は破れず、紙片が本体内に残らないからスム
ーズに給紙状態に復帰できる。
【0070】したがって、紙詰まりしたときに短尺の用
紙の除去をするための開口部を本体フレームに設けにく
い小型機種等でも、ユーザー自身において、詰まった用
紙の排出を容易に行なうことが可能となる。
【0071】また、ユーザー自身で詰まった用紙の除去
が可能であるから、サービスマンを呼ぶ必要もなくな
り、その間の待時間がなくなり、効率よく作業ができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施例を示す紙詰まり排出装置
の平面図である。
【図2】図2は同じく紙詰まり排出装置の正面図であ
る。
【図3】図3は本実施例の紙詰まり排出装置を備えた複
写機の全体構成図である。
【図4】図4は離間手段を示す断面図である。
【図5】図5はその平面図である。
【図6】図6は停止板用離脱手段を示す平面図である。
【図7】図7はその側面図である。
【図8】図8は検知体用離脱手段を示す平面図である。
【図9】図9はその側面図である。
【図10】図10は従来の摩擦体の圧力解除機構の斜視
図である。
【図11】図11は同じくその断面図である。
【図12】図12は詰まった用紙を画像形成装置本体か
ら取り出すときを示す図である。
【図13】図13は画像形成装置の前面を開いた状態の
正面図である。
【符号の説明】
33 レジストローラ 35 給紙ローラ 40 手差しトレイ 41 手差し給紙搬送路 42 摩擦体 43 停止板 44 検知体 45a,45b 搬送ローラ 56 ローラ軸 80 離間手段 81,82 離脱手段 83 回転手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森山 弘一 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ヤープ株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手差しトレイとレジストローラとの間に
    形成された手差し給紙搬送路に、手差し用給紙ローラ
    と、該給紙ローラに圧接された摩擦体と、前記手差しト
    レイに手差しされた用紙を一時せき止める停止板と、前
    記手差しトレイ上の用紙の有無を検知するための検知体
    とが設けられた手差し給紙機構において、前記給紙ロー
    ラとレジストローラとの間に、搬送ローラが設けられ、
    前記給紙ローラのローラ軸に、前記摩擦体を給紙ローラ
    から離間させる離間手段と、前記停止板および検知体を
    用紙の通過の妨げにならない位置まで前記手差し給紙搬
    送路から離脱させる離脱手段と、詰まった用紙を排出す
    るために前記搬送ローラを給紙ローラと連動して回転さ
    せる回転手段とが設けられたことを特徴とする紙詰まり
    排出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の紙詰まり排出装置におい
    て、摩擦体、停止板および検知体は、給紙ローラのロー
    ラ軸の移動により給紙姿勢と用紙排出時の解除姿勢とに
    切換自在とされ、給紙ローラおよび搬送ローラは、用紙
    を給紙上流側に排出するようローラ軸の手動回転により
    逆回転可能とされたことを特徴とする紙詰まり排出装
    置。
JP3294408A 1991-11-11 1991-11-11 手差し給紙における紙詰まり排出装置 Pending JPH05132188A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3294408A JPH05132188A (ja) 1991-11-11 1991-11-11 手差し給紙における紙詰まり排出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3294408A JPH05132188A (ja) 1991-11-11 1991-11-11 手差し給紙における紙詰まり排出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05132188A true JPH05132188A (ja) 1993-05-28

Family

ID=17807363

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3294408A Pending JPH05132188A (ja) 1991-11-11 1991-11-11 手差し給紙における紙詰まり排出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05132188A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10227194B2 (en) 2017-03-22 2019-03-12 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Sheet conveyor and image forming apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10227194B2 (en) 2017-03-22 2019-03-12 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Sheet conveyor and image forming apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4494434B2 (ja) 用紙自動送り装置
JP3697845B2 (ja) 画像形成装置
JPH05132188A (ja) 手差し給紙における紙詰まり排出装置
JP3466381B2 (ja) 画像形成装置の用紙搬送装置
JP2003321133A (ja) 給紙装置及び画像形成装置
JPH11343037A (ja) 用紙搬送装置
JPH0215881Y2 (ja)
JP3968046B2 (ja) 用紙自動送り装置
JPH07228363A (ja) 給紙装置
JPH09221247A (ja) シート給送装置及び画像形成装置
JPH08208095A (ja) 排紙装置
JP2905487B2 (ja) 排紙装置
JPH02265873A (ja) 原稿搬送装置
JPH05134500A (ja) 画像形成装置
JP2524751B2 (ja) 原稿搬送装置
JP2680120B2 (ja) 画像形成装置
JPH048341B2 (ja)
JP2522607B2 (ja) 連続紙のカッティング方法及びその装置
JP3593139B2 (ja) バイパス給紙装置
JPH0622697Y2 (ja) 原稿搬送装置
JPS60204530A (ja) 原稿送り装置の始動制御装置
JPH0428644A (ja) 原稿自動送り装置及び画像形成装置
JPH0940224A (ja) 用紙搬送装置
JPH0398923A (ja) 給紙装置
JPS6242811B2 (ja)