JPH05131899A - 車体床下面に固定設置させた洗車用放水装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】カーモップを使用する場合 水道ホースを引き
ずりながら洗車することのないように カーモップをあ
てた洗車面にのみ洗車水を放水させることで洗車作業の
快適性及び節水洗車の達成。 【構成】中央部で十字状に交わる放水管２の先端放水口
外径部９に放水ノズル管結合部を車体床下輪郭部に合致
した寸法の位置で、前後左右にそれぞれ開口させ、且
つ、車体床下輪郭部に合致した寸法の位置に給水接続筒
８を設置する。先端部に放水ノズル部３と水道栓４を装
備させたＬ字状管の放水ノズル管を設ける。この装置を
車体床下面に固定敷設させたり、車庫床下内部に埋設さ
せた洗車用放水装置。

Description

【発明の詳細な説明】

【産業上の利用分野】車体床下面に放水管を配管固定設
置させ水道ホースを接続して送水、車体床下から放水ノ
ズルを外側に引き出し、下側から噴水式で車体面に放水
させてモップ等で洗車する洗車放水装置に関する。

【従来の技術】水道水を車体の屋根部に敷設した放水装
置に送水させ、車体面へ放水させる洗車装置。

【発明が解決しようとする課題】車体が汚れるときは
当然雨天時の走行によるものであるが その汚れ具合を
観てみると 一般的に乗用車の例でいえばルーフ面、ボ
ンネット面、トランク面と汚れるわけであるが 車体窓
下面や とりわけ、タイヤの周辺部面において顕著であ
ることに気づく。また、晴天時においても車体面に ほ
こりが積もってしまい、快適なドライブを楽しむには
毎日、簡便に、ほこりを水で洗い流すことが肝要であ
る。最近、乗用車はスポーツ性を追求したデザインの傾
向として 車高の低いものが増加している。 ルーフ
面、ボンネット面、トランク面のように水平面を洗う作
業は、それを洗う姿勢からしても比較的容易であること
は 洗車時には誰でも気づいていることである。やっか
いなのは、汚れのひどいタイヤ周辺部車体面や車体面下
方部を洗う作業ということであろう。それは汚れがひど
いという理由だけでなく、その作業姿勢にあるようであ
る。つまり、前かがみの「く」の字に身体を曲げたり、
しゃがんだり、あるいは中腰での作業姿勢が、特に肥満
体の人にあっては、洗車作業の苦痛感や面倒感が拒絶反
応の要因になると指摘できよう。 したがって、洗車作
業を快適なものにするには そのような作業姿勢からの
解放であるといっても過言ではない。それには、柄のつ
いたカーモップを使用して洗車するのであるが 従来の
水道ゴムホースのついたモップでは 水道水の流れるホ
ースをひきずりながら洗車しなければならず、わずらわ
しくなり快適な作業とはいえないであろう。 そこで、
モップだけを手にして洗車するには 車体面に水を放水
させる装置を車体の最も適した場所に設置させれば良い
というわけである。 また、他の観点で洗車において大
切なことは 節水洗車の励行のための 無駄のない合理
的な水回りのあり方に工夫がなされるべきである。その
意味でも、正しく手順を踏まえて カーモップをあてた
車体面のみに放水させる放水装置が望まれるところであ
る。

【課題を解決するための手段】洗車作業において、カー
モップを使用する場合、カーモップの合理的な使用及び
節水洗車の励行目的を達成させる洗車用放水装置として
次のＡ．Ｂを結合させて車体床下面に固定敷設させた
り、あるいは車庫床下内部に埋設させて使用する放水
口。 Ａ．中央部で十字状に交わる放水管の各先端放水口外径
部を車体床下面輪郭部に合致した寸法の位置で、前後左
右にそれぞれ開口させ且つ、車体床下面輪郭部に合致し
た寸法の位置に、給水接続筒を設置、給水接続筒と中央
部で十字状に交わる放水管との間を送水管で接続させた
もの。 Ｂ．先端部に放水ノズル部と水道栓を装備させたＬ字状
管の放水ノズル管結合内径部。 ［Ｂ］のＬ字状管の内径を［Ａ］の放水管の外径に嵌め
込んだものを車体床下面に固定敷設させたり、車庫床下
内部に埋設させた［Ａ］の放水管の各先端放水口外径部
に［Ｂ］のＬ字状管の放水ノズル管結合内径部をそれぞ
れ嵌め込んだ洗車用放水装置。

【作用】洗車作業において 水道ホースの接続されてい
ないカーモツプを使用できる。カーモップのあたる洗車
体面のみに放水させて順序良く洗車する。

【実施例】車体下方部に水道ホースをつなぐ給水接続筒
を設置させる。洗車時、水道ホースを接続、車体床下面
に固定敷設させた 中央で十字状に交わる放水管内へ送
水させ、洗車する側の車体床下面内にコンシールドさせ
てあったＬ字状管を外側へ引き出し、Ｌ字状管先端部に
装備させた水道栓をゆるめて車体下方部から放水ノズル
により洗車する面にのみ、放水させながら、カーモップ
を使用して洗車面を手順よく洗車する。洗車終了後、Ｌ
字状管を車体床下面内に押しこんでコンシールド収納。
このＬ字状管の出し入れは車内においてボタンひとつで
自動操作も可能であろう。また、車体床下面に固定しな
いで、洗車を車庫内においてする場合、［請求項１］の
［Ａ］を車体収納床面内部に埋設させ、［Ａ］の放水管
の放水口を車庫収納車体の前後左右の車体側面に放水可
能な位置の床面上で外側上方向斜めの角度で開口固定設
置させ、水道栓のついた放水ノズル管を嵌め込んで車庫
内で常時、洗車スタンバイさせておく。

【発明の効果】カーモップの柄に水道ホースをつながず
にモップのみで洗車体面に放水させながら洗車が可能と
なる。カーモップをあてた洗車体面にのみ放水させ、手
順良く洗車できるので節水効果大である。

【図面の簡単な説明】

【図１】乗用車の車体床下面に特許請求の範囲に記載し
た請求項のＡとＢとを結合したものを固定敷設させた平
面図をあらわす。

【図２】車体床下面に固定敷設させた放水管の外径にＬ
字状管の内径を嵌め込んで結合したもので 洗車時にお
いて車体床下面から外側へ引き出したところをあらわす
平断面図である。

【図３】洗車時において、乗用車の車体下方部からＬ字
状管を引き出したところをあらわした斜視図である。

【図４】洗車時において、乗用車の車体下方部に設置さ
せた給水接続筒に水道ホースを接続、車体床下面に固定
敷設させた十字状に交わった放水管内へ送水し、車体床
下面からＬ字状管を引き出して放水ノズルにより、車体
外側下方部からルーフ面へ放水しているところをあらわ
した斜視図である。

【符号の説明】

１．放水ノズル部収納庫 ２．中央で十字状に交わる放水管 ３．放水ノズル部． ４．水道栓 ５．Ｌ字状管 ６．水道ホース ７．水道ホース接続筒凹型 ８．給水接続筒凸型 ９．放水口外径部 １０．タイヤ １１．送水管 １２．Ｌ字状管の屈曲部と末端部の内壁面にリング状の
鍔を形成させＬ字状管の車体面の内外へのスライド移動
を限定させるストッパー １３．水道栓ネジ １４．水道栓の開閉弁 １５．ルーフ面へのシャワー状の放水

Claims (1)

【特許請求の範囲】 水道水のホースを車体に設直させた洗車用放水口の接続
筒へ接続させ水道水を送水 車体面へ放水させる車体に
設置させた洗車用放水装置において次のＡとＢとの結合
体を車体床下面に固定設置させたり、車庫床下内部に埋
設させた洗車用放水装置。
1. 【請求項１】Ａ．中央部で十字状に交わる放水管（２）
   の各先端放水口外径部（９）を車体床下輪郭部に合致し
   た寸法の位置で、前後左右にそれぞれ開口させ、且つ、
   車体床下輪郭部に合致した寸法の位置に 給水接続筒
   （８）を設置、給水接続筒（８）と中央部で十字状に交
   わる放水管（２）との間を 送水管（１１）で接続させ
   たもの。 Ｂ．先端部に放水ノズル部（３）と水道栓（４）を装備
   させたＬ字状管の放水ノズル管結合内径部（５）。 ［Ｂ］のＬ字状管の放水ノズル管結合内径部（５）を
   ［Ａ］の各放水管の先端放水口外径部（９）に嵌め込ん
   だものを車体床下面に固定敷設させたり、 車庫床下内部に埋設させた［Ａ］の放水管の各先端放水
   口外径部（９）に［Ｂ］のＬ字状管の放水ノズル管結合
   内径部（５）をそれぞれ嵌め込んだことを特徴とする洗
   車用放水装置。