JPH05130162A - データ転送方式 - Google Patents

データ転送方式

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JPH05130162A
JPH05130162A JP3285258A JP28525891A JPH05130162A JP H05130162 A JPH05130162 A JP H05130162A JP 3285258 A JP3285258 A JP 3285258A JP 28525891 A JP28525891 A JP 28525891A JP H05130162 A JPH05130162 A JP H05130162A
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communication
transmission
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JP3285258A
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Koshu Suzuki
弘修 鈴木
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、データ転送方式に関し、複数通信チ
ャネルを収容する通信処理部とデータ処理部とを単一の
データ転送チャネルに接続し、複数通信チャネル分の送
・受信データを多重化して授受し、該送・受信データに
データ長情報を付加して、データ転送効率を向上させ、
ハードコストを低減させるデータ転送方式を提供するこ
とを目的とする。 【構成】CPU5は、通信チャネル毎の属性情報に基づ
くDMA転送バイト数(データ長)をアドレスインクリ
メンター7にセットしてチャネルI/F3を介して複数
通信チャネル分の送信データを多重化して多重化送信デ
ータを生成し、転送前に各通信チャネルの属性情報、リ
ンクアドレス情報及びデータ長情報を付加し、また、チ
ャネルI/F3を介してDMA転送される多重化受信デ
ータをデータメモリ8に転送し、その多重化受信データ
に付加されたリンクアドレス情報及びデータ長情報に基
づいてデータメモリ8に格納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデータ転送方式に関し、
特に、複数の通信チャネルを収容する通信装置とホスト
装置との間で送・受信データを授受する際に行われるデ
ータ転送方式に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、急速に普及しているデジタル通信
においては、例えば、OSI(Open S-estems Intercone
ction)のモデルにおいても各レイヤーで授受される1つ
のコマンドあるいはレスポンスは、そのデータ長がLI
(Length Indicator)を示すことによって可変可能にな
っている。
【0003】従って、従来の例えば、ホスト装置とネッ
トワークインターフェイスを収容する通信処理部との間
を1つのデータチャネルで接続し、このデータ転送チャ
ネルを介して双方向にデータ転送を行う場合は、双方の
CPU(Central ProcessingUnit)からのWR(Writ
e)/RD(Read)命令によるデータの授受によってデ
ータの可変長を通知している。
【0004】また、従来のファクシミリ通信等のバルク
型データ転送を行う場合のホスト装置と通信処理部の間
のデータ転送においては、最初、固定長のバイト数(例
えば、128octet、256octet)でDMA(Direct Memory
Access)転送が利用される場合もあり、このDMA転送
によって可変長データの授受を行う場合は、ホスト装置
と通信処理部の間でDMA転送前に、CPUからのWR
/RD命令によって転送されるべきデータのデータ長を
通知した後、そのデータ長を通知したデータのDMA転
送を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のホスト装置と通信処理部との間で行われるデ
ータ転送方式にあっては、特に、DMA転送を利用する
場合は、ホスト装置と通信処理部の間でDMA転送前
に、CPUからのWR/RD命令によって転送されるべ
きデータのデータ長を通知するようにしていたため、本
来のDMA転送処理以前に行われるCPUからのWR/
RD命令によるオーバーヘッドが大きくなってDMA転
送効率を低下させ、データの処理能力を低下させるとい
う問題があった。この問題は、特に、DMA転送される
データのデータ長が比較的小さい範囲で頻繁に変更され
場合に顕著となる。
【0006】また、通信処理部が複数の通信チャネルを
収容する場合は、その通信チャネル毎にデータ転送能力
が異なり、各通信チャネルに応じてデータ転送量を可変
するため、同様にDMAによるデータ転送効率を低下さ
せることになる。さらに、通信処理部が複数の通信チャ
ネルを収容する場合は、その通信チャネル毎にDMA転
送を実行するためのデータ転送チャネルが設けられ、ハ
ード構成が大規模化して機器のコストを増大させるとい
う問題もあった。
【0007】そこで本発明は、複数の通信チャネルを収
容する通信処理部とデータ処理部とを単一のデータ転送
チャネルに接続し、複数通信チャネル分の送・受信デー
タを多重化して授受するとともに、授受する際に通信チ
ャネル毎の送・受信データにデータ長を示す情報を付加
することにより、データ転送前のデータ長通知処理を不
要にするとともにハード構成を小規模にして、データ転
送効率を向上させ、ハードコストを低減させるデータ転
送方式を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
複数の通信チャネルを収容し、該複数の通信チャネルを
介して複数の通信端末との間で同時にデータを送・受信
する通信機能を有する機器内部で該送・受信データを転
送処理する際のデータ転送方式であって、複数の通信チ
ャネルを収容し、該複数の通信チャネルを介して複数の
通信端末との間で同時にデータの送・受信を行うととも
に、該複数通信チャネル分の受信データを通信チャネル
毎に多重化して一連の受信データとして処理する通信処
理手段と、所定のプログラムに基づいて送・受信データ
の処理を行うとともに、該通信処理手段から送信する複
数通信チャネル分の送信データを通信チャネル毎に多重
化して一連の送信データとして処理するデータ処理手段
と、通信処理手段とデータ処理手段との間で単一のデー
タ転送チャネルを双方向に形成し、該単一のデータ転送
チャネルを介して通信処理手段で多重化された受信デー
タをデータ処理手段に転送し、データ処理手段で多重化
された送信データを通信処理手段に転送するデータ転送
手段と、を備え、同時に複数の通信チャネルでデータを
送・受信する際に該送・受信データを多重化し、該多重
化送・受信データを単一のデータ転送チャネルによって
転送処理することを特徴とし、請求項2記載の発明は、
複数の通信チャネルを収容し、該複数の通信チャネルを
介して複数の通信端末との間で同時にデータを送・受信
する通信機能を有する機器内部で該送・受信データを転
送処理する際のデータ転送方式であって、複数の通信チ
ャネルを収容し、該複数の通信チャネルを介して複数の
通信端末との間で同時にデータの送・受信を行うととも
に、該複数通信チャネル分の受信データを通信チャネル
毎に多重化して一連の受信データとして処理する通信処
理手段と、所定のプログラムに基づいて送・受信データ
の処理を行うとともに、該通信処理手段から送信する複
数通信チャネル分の送信データを通信チャネル毎に多重
化して一連の送信データとして処理するデータ処理手段
と、通信処理手段に設けられ、データ処理手段から転送
される多重化送信データを通信チャネル毎のアドレス情
報によりデータ長を管理して格納する送信データ格納手
段と、データ処理手段に設けられ、通信処理手段から転
送される多重化受信データを通信チャネル毎のアドレス
情報によりデータ長を管理して格納する受信データ格納
手段と、通信処理手段とデータ処理手段との間で単一の
データ転送チャネルを双方向に形成し、該単一のデータ
転送チャネルを介して通信処理手段で多重化された受信
データをデータ処理手段に転送し、データ処理手段で多
重化された送信データを通信処理手段に転送するデータ
転送手段と、を備え、同時に複数の通信チャネルでデー
タを送・受信する際に該送・受信データを多重化し、該
多重化送・受信データを単一のデータ転送チャネルによ
って転送処理するとともに、該通信処理手段と該データ
処理手段で多重化送・受信データを転送する際に該通信
チャネル毎の管理アドレスを指示するアドレス情報、該
通信チャネル毎のデータ長情報および通信チャネル毎の
属性情報等の付加情報を付加することを特徴とし、請求
項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記
通信チャネル属性情報として送・受信データのデータ長
が可変できる複数の通信チャネルに対してデータ送信を
行うとき、前記データ処理手段は、前記付加情報に通信
チャネル毎のデータ可変長情報を付加するとともに、該
データ可変長情報に基づいて前記通信処理手段へ転送す
る多重化送信データの通信チャネル毎のデータ長を可変
し、該通信処理手段は、該転送された通信チャネル毎の
データ可変長情報によらず固定長データの繰り返しとし
て多重化送信データを前記送信データ格納手段へ転送
し、また、該送・受信データのデータ長が可変できる複
数の通信チャネルに対してデータ受信を行うとき、通信
処理手段は、前記付加情報に通信チャネル毎のデータ可
変長情報を付加するとともに、該データ可変長情報に基
づいて前記データ処理手段へ転送する多重化受信データ
の通信チャネル毎のデータ長を可変し、該データ処理手
段は、該転送された通信チャネル毎のデータ可変長情報
によらず固定長データの繰り返しとして多重化受信デー
タを前記受信データ格納手段へ転送することを特徴と
し、請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明におい
て、前記通信処理手段およびデータ処理手段における送
信データ格納手段および受信データ格納手段へ固定長デ
ータの繰り返しとして転送される多重化送・受信データ
の該固定長毎に転送処理の区切りを認識し、前記付加さ
れた通信チャネル毎の可変長情報に基づいて該通信チャ
ネル毎のデータ転送終了を判断し、前記付加された通信
チャネル毎のアドレス情報に基づいて通信チャネル毎の
送・受信データとして該送信データ格納手段および受信
データ格納手段に格納することを特徴とし、請求項5記
載の発明は、請求項1、2、3あるいは4記載の発明に
おいて、前記通信処理手段が通信チャネルとしてISD
N網を収容し、該ISDN網の2つのBチャネルを利用
して送・受信するデータを該通信処理手段と前記データ
処理手段で多重化して前記データ転送手段により転送処
理し、該2つのBチャネルで同時にデータ通信を実行さ
せることを特徴としている。
【0009】
【作用】請求項1記載の発明では、複数の通信チャネル
を介して複数の通信端末との間で同時にデータを送・受
信する通信機能を有する機器内部で該送・受信データを
転送処理する際のデータ転送方式であって、複数の通信
チャネルを収容し、該複数の通信チャネルを介して複数
の通信端末との間で同時にデータの送・受信を行うとと
もに、該複数通信チャネル分の受信データを通信チャネ
ル毎に多重化して一連の受信データとして処理する通信
処理手段と、所定のプログラムに基づいて送・受信デー
タの処理を行うとともに、該通信処理手段から送信する
複数通信チャネル分の送信データを通信チャネル毎に多
重化して一連の送信データとして処理するデータ処理手
段と、通信処理手段とデータ処理手段との間で単一のデ
ータ転送チャネルを双方向に形成し、該単一のデータ転
送チャネルを介して通信処理手段で多重化された受信デ
ータをデータ処理手段に転送し、データ処理手段で多重
化された送信データを通信処理手段に転送するデータ転
送手段と、が備えられ、同時に複数の通信チャネルでデ
ータを送・受信する際に該送・受信データが多重化さ
れ、該多重化送・受信データが単一のデータ転送チャネ
ルによって転送処理される。
【0010】また、請求項2記載の発明では、上記通信
処理手段に、データ処理手段から転送される多重化送信
データを通信チャネル毎のアドレス情報によりデータ長
を管理して格納する送信データ格納手段が設けられ、上
記データ処理手段に、通信処理手段から転送される多重
化受信データを通信チャネル毎のアドレス情報によりデ
ータ長を管理して格納する受信データ格納手段が設けら
れ、該通信処理手段と該データ処理手段で多重化送・受
信データが転送される際に該通信チャネル毎の管理アド
レスを指示するアドレス情報、該通信チャネル毎のデー
タ長情報および通信チャネル毎の属性情報等の付加情報
が付加される。
【0011】さらに、請求項3記載の発明では、上記請
求項2記載の通信チャネル属性情報として送・受信デー
タのデータ長が可変できる複数の通信チャネルに対して
データ送信が行われるとき、データ処理手段では、付加
情報に通信チャネル毎のデータ可変長情報が付加される
とともに、該データ可変長情報に基づいて通信処理手段
へ転送する多重化送信データの通信チャネル毎のデータ
長が可変され、該通信処理手段では、該転送された通信
チャネル毎のデータ可変長情報によらず固定長データの
繰り返しとして多重化送信データが送信データ格納手段
へ転送され、また、該送・受信データのデータ長が可変
できる複数の通信チャネルに対してデータ受信が行われ
るときは、通信処理手段では、付加情報に通信チャネル
毎のデータ可変長情報が付加されるとともに、該データ
可変長情報に基づいてデータ処理手段へ転送する多重化
受信データの通信チャネル毎のデータ長が可変され、該
データ処理手段では、該転送された通信チャネル毎のデ
ータ可変長情報によらず固定長データの繰り返しとして
多重化受信データが受信データ格納手段へ転送される。
【0012】したがって、複数の通信チャネルで同時に
送・受信されるデータを単一のデータ転送チャネルで転
送でき、データ転送チャネルのハード構成を小規模にす
ることができ、また、データ転送前のデータ長の通知処
理を省略してデータ転送効率を向上させることができ
る。請求項4記載の発明では、上記請求項3記載の通信
処理手段およびデータ処理手段における送信データ格納
手段および受信データ格納手段へ固定長データの繰り返
しとして転送される多重化送・受信データの該固定長毎
に転送処理の区切りが認識され、付加された通信チャネ
ル毎の可変長情報に基づいて該通信チャネル毎のデータ
転送終了が判断され、付加された通信チャネル毎のアド
レス情報に基づいて通信チャネル毎の送・受信データと
して該送信データ格納手段および受信データ格納手段に
格納される。
【0013】したがって、複数の通信チャネルで同時に
送・受信されるデータを格納する際のメモリアドレス管
理リストを通信処理手段とデータ処理手段の双方で備え
る必要がなくなり、メモリ管理を容易にすることができ
る。請求項5記載の発明では、上記請求項1、2、3あ
るいは4記載の通信処理手段に通信チャネルとしてIS
DN網が収容され、該ISDN網の2つのBチャネルを
利用して送・受信するデータが該通信処理手段とデータ
処理手段で多重化されてデータ転送手段により転送処理
され、該2つのBチャネルで同時にデータ通信が実行さ
れる。
【0014】したがって、ISDN網の2つのBチャネ
ルを同時に使用したデータ送・受信におけるデータ転送
効率を向上させることができるとともに、ISDN網に
接続されるデータ通信機器内のデータ転送チャネルのハ
ード構成を小規模化することができ、ISDN用データ
通信機器の低コスト化を図ることができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説
明する。図1〜図9は、請求項1〜5記載の発明のデー
タ転送方式を適用した通信システムの一実施例を示す図
である。図1は、通信システム1のブロック図であり、
通信システム1は、アプリケーション処理部2、チャネ
ルインターフェイス3及び通信共通処理部4から構成さ
れている。
【0016】アプリケーション処理部(データ処理手
段)2は、図2に示すように、CPU5、DMAリクエ
スト制御回路6、アドレスインクリメンター7及びデー
タメモリ8から構成されている。CPU(Central Proc
essing Unit)5は、後述する通信チャネル毎の属性情報
に基づくDMA転送バイト数(データ長)をアドレスイ
ンクリメンター7にセットしてアプリケーション処理部
2からチャネルインターフェイス3を介して通信共通処
理部4へ転送する複数通信チャネル分の送信データを多
重化して多重化送信データを生成するとともに、そのD
MA転送前に転送バイト数毎に各通信チャネルの属性情
報、リンクアドレス情報及びデータ長情報(上記従来の
LI)を付加し、また、CPU5は、多重化送信データ
と同様の形態で通信共通処理部4からチャネルインター
フェイス3を介してDMA転送される多重化受信データ
をデータメモリ8に転送し、その多重化受信データに付
加されたリンクアドレス情報及びデータ長情報に基づい
てデータメモリ8に格納する。
【0017】DMAリクエスト制御回路6は、CPU5
の制御及びチャネルインターフェイス3を介して通信共
通処理部4から転送されるDMA転送リクエストに応じ
てCPU5との間でバス要求信号HLとバス許可信号H
Aを授受することにより、データメモリ8に格納される
多重化送・受信データのチャネルインターフェイス3を
介してのDMA転送処理タイミングを制御する。
【0018】アドレスインクリメンター7は、CPU5
によりセットされるDMA転送バイト数分の多重化送信
データのチャネルインターフェイス3へのDMA転送終
了毎にDMA終了信号TCをCPU5に出力する。デー
タメモリ(受信データ格納手段)8は、通信チャネル毎
の属性情報に基づくDMA転送バイト数毎に多重化した
多重化送信データを格納するとともに、CPU5の制御
により通信共通処理部4からチャネルインターフェイス
3を介してDMA転送される多重化受信データを、その
多重化受信データに付加されたリンクアドレス情報及び
データ長情報に基づいて通信チャネル毎のリンクアドレ
スに分割して通信チャネル毎に受信データを格納する。
【0019】チャネルインターフェイス(データ転送手
段)3には、図2に示すように、送信データの転送要求
(DMA Request:DRQTx、DMAAkn
−owledge:DAKTx)を授受する送信チャネ
ルとしてのDRQTxチャネル(リクエストの送信方向
としては、通信共通処理部4からアプリケーション処理
部2へという方向)と、DAKTxチャネル(DAKT
xの方向としては、アプリケーション処理部2から通信
共通処理部へという方向)が形成され、受信データの転
送要求(DMA Request:DRQRx、DMA
Akno−wledge:DAKRx)を授受する受
信チャネルとしては、DRQRxチャネル(リクエスト
の送信方向としては、通信共通処理部4からアプリケー
ション処理部2へという方向)と、DAKRxチャネル
(DAKRxの方向としては、アプリケーション処理部
2から通信共通処理部へという方向)が形成されるとと
もに、アプリケーション処理部2と通信共通処理部4と
の間で最低限のコマンドを授受する後述するコマンドT
x/Rxレジスタ13をアクセスするアプリケーション処
理部2からのRD命令とWR命令を転送するRD/WR
チャネル、送信開始命令TxSTTを転送するTxST
Tチャネル及びデータをDMA転送するデータチャネル
が形成されている。
【0020】通信共通処理部(通信処理手段)4には、
複数の通信チャネルとしての回線網と接続するための複
数の回線接続部Ch1〜Chnが接続されており、その
内部は、図3に示すように、Txデータレジスタ11、R
xデータレジスタ12、コマンドTx/Rxレジスタ13、
DMA制御回路15、データメモリ16、CPU17、Tx用
フリップフロップ18、Rx用フリップフロップ19及び回
線接続部インターフェイスCI1〜CInから構成され
ている。
【0021】Txレジスタ11は、DMA制御回路14の制
御によりアプリケーション処理部2からチャネルインタ
ーフェイス3のデータチャネルを介してDMA転送され
る多重化送信データを一時的に格納し、所定のサイクル
で格納した多重化送信データをアドレスインクリメンタ
ー15にDMA転送する。Rxレジスタ12は、回線接続部
インターフェイスCI1〜CInを介して複数の通信チ
ャネルから受信してアドレスインクリメンター15で多重
化された多重化受信データをDMA制御回路14の制御に
より一時的に格納し、所定のサイクルで格納した多重化
受信データRxをチャネルインターフェイス3のデータ
チャネルにDMA転送する。
【0022】コマンドTx/Rxレジスタ13は、チャネ
ルインターフェイス3のRD/WRチャネルを介してア
プリケーション処理部2から転送されるRD命令やWR
命令により各種コマンド/レスポンスを授受し、異常状
態の通知、解除等のリード、ライト等を行う。DMA制
御回路14は、Tx用フリップフロップ18を介して入力さ
れる送信開始命令TxSTTに応じてTx用フリップフ
ロップ18から送信要求DRQTxをチャネルインターフ
ェイス3のDRQTxチャネルを介してアプリケーショ
ン処理部2に転送して上記多重化送信データのDMA転
送処理を促し、DMA転送されてTxデータレジスタ11
に格納される多重化送信データのデータメモリ16への転
送タイミングを制御し、また、回線接続部インターフェ
イスCI1〜CInを介して受信した複数通信チャネル
分の多重化受信データをアプリケーション処理部2に転
送するときは、Rx用フリップフロップ19に所定のクロ
ック信号を出力することで受信要求DRQRxをチャネ
ルインターフェイス3のDRQRxチャネルを介してア
プリケーション処理部2に転送して多重化受信データの
DMA転送処理を促し、多重化受信データのRxデータ
レジスタ12への転送タイミングを制御する。
【0023】アドレスインクリメンター15は、CPU17
によりセットされるDMA転送バイト数分の多重化受信
データのチャネルインターフェイス3へのDMA転送終
了毎にDMA終了信号TCをCPU17に出力する。デー
タメモリ(送信データ格納手段)16は、通信チャネル毎
の属性情報に基づくDMA転送バイト数毎に多重化した
多重化受信データを格納するとともに、CPU17の制御
によりアプリケーション処理部2からチャネルインター
フェイス3を介してDMA転送される多重化送信データ
を、その多重化送信データに付加された上記リンクアド
レス情報及びデータ長情報に基づいて通信チャネル毎の
リンクアドレスに分割して通信チャネル毎に送信データ
を格納する。
【0024】CPU17は、データメモリ16に通信チャネ
ル毎に格納された送信データを対応する回線接続部イン
ターフェイスCI1〜CInにそれぞれ分配して回線接
続部Ch1〜Chnから送信するとともに、回線接続部
インターフェイスCI1〜CInを介して受信する複数
通信チャネル分の受信データをアプリケーション処理部
2へ転送する際には、その通信チャネル毎の属性情報に
基づいてDMA転送バイト数をアドレスインクリメンタ
ー15にセットして複数通信チャネル分の受信データを多
重化して多重苛受信データを生成するとともに、そのD
MA転送前に転送バイト数毎に各通信チャネルの属性情
報、リンクアドレス情報及びデータ長情報を付加して多
重化受信データのDMA転送処理を実行する。
【0025】Tx用フリップフロップ18は、DMA制御
回路14の制御により送信要求DRQTxを生成するとと
もに、アプリケーション処理部2から転送される送信開
始命令TxSTT及び送信許可DAKTxをDMA制御
回路14に伝達する。Rx用フリップフロップ19は、DM
A制御回路14の制御により受信要求DRQRxを生成す
るとともに、アプリケーション処理部2から転送される
受信許可DAKRxをDMA制御回路14に伝達する。
【0026】回線接続部インターフェイスCI1〜CI
nは、それぞれ回線接続部Ch1〜Chnと接続され、
回線接続部Ch1〜Chnに接続する通信チャネルで送
受信する送・受信データをCPU17との間で授受する。
次に、作用を説明する。まず、アプリケーション処理部
2における送信時のDMA転送処理について図2の構成
に基づいて説明する。
【0027】送信処理に際しては、CPU5から送信開
始命令TxSTTがチャネルインターフェイス3のTx
STTチャネルを介して通信共通処理部4に転送され
て、通信共通処理部4から送信要求DRQTxを出力さ
せる。送信要求DRQTx受信によりDMAリクエスト
制御回路6からCPU5へのバス要求信号HLの送出に
対してCPU5からバス許可信号HAが返送されると、
データバスの使用が確保されて送信許可DAKTxがチ
ャネルインターフェイス3のDAKTxチャネルを介し
て通信共通処理部4に転送されると、CPU5から後述
する通信チャネル毎の属性情報に基づくDMA転送バイ
ト数がアドレスインクリメンター7にセットされ、デー
タメモリ8に格納された送信データが読み出されてチャ
ネルインターフェイス3のデータチャネルを介した通信
共通処理部4へのDMA転送処理が開始される。
【0028】送信データのDMA転送処理は、アドレス
ンクリメンター7にセットされたDMA転送バイト数分
終了毎にアドレスンクリメンター7からCPU5にDM
A終了信号TCが出力され、再び、送信要求DRQTx
→バス要求信号HL→バス許可信号HA→送信許可DA
KTxの処理サイクルが繰り返され、逐次アドレスンク
リメンター7にセットされたDMA転送バイト数分の送
信データの通信共通処理部4へのDMA転送処理が繰り
返し実行される。
【0029】一方、アプリケーション処理部2における
受信時のDMA転送処理では、通信共通処理部4からチ
ャネルインターフェイス3のDRQRxチャネルを介し
て転送される受信要求DRQRxによりDMAリクエス
ト制御回路6からCPU5へのバス要求信号HLの送出
に対してCPU5からバス許可信号HAが返送される
と、データバスの使用が確保されて送信許可DAKRx
がチャネルインターフェイス3のDAKRxチャネルを
介して通信共通処理部4に転送されると、チャネルイン
ターフェイス3のデータバスを介して通信共通処理部4
からアプリケーション処理部2への受信データのDMA
転送処理が開始される。
【0030】この受信時も、送信時と同様に、受信要求
DRQRx→バス要求信号HL→バス許可信号HA→受
信許可DAKRxの処理サイクルが繰り返され、逐次通
信共通処理部4のアドレスンクリメンター15にセットさ
れたDMA転送バイト数分の受信データのアプリケーシ
ョン処理部2へのDMA転送処理が繰り返し実行され、
受信データがアプリケーション処理部2のデータメモリ
8に格納される。
【0031】また、DMA転送される送・受信データに
は、後述する通信チャネルの属性情報、リンクアドレス
情報及びLI情報等が付加されており、この付加情報に
基づいてアプリケーション処理部2内のデータメモリ8
への格納処理及び通信共通処理部4内のデータメモリ16
への格納処理が行われる。次に、通信共通処理部4にお
ける送信時のDMA転送処理について図3の構成に基づ
いて説明する。
【0032】送信処理に際しては、アプリケーション処
理部2から転送される送信開始命令TxSTTがTx用
フリップフロップ18によりDMA制御回路14に伝達され
ると、DMA制御回路14によりTx用フリップフロップ
18から送信要求DRQTxがチャネルインターフェイス
3のDRQTxチャネルを介してアプリケーション処理
部2に転送される。送信要求DRQTxにより、アプリ
ケーション処理部2では、上記送信許可DAKTxの転
送後に、送信データのDMA転送処理が実行され、DM
A転送された送信データは、Txデータレジスタ11に格
納される。
【0033】送信データのTxデータレジスタ11への格
納は、DMA制御回路14で検出され、Txデータレジス
タ11から送信データが読み出されてデータメモリ16に転
送されて格納される。送信データがデータメモリ16に格
納されると、DMA制御回路14から所定のクロックがT
x用フリップフロップ18に出力されて次の送信データの
DMA転送が繰り返し実行されて、逐次送信データがデ
ータメモリ16に格納される。このときのデータメモリ16
への送信データの転送サイクルは、CPU17からアドレ
スインクリメンター15にセットされる通信チャネル毎の
属性情報に基づくDMA転送バイト数によりアドレスイ
ンクリメンター15からCPU17にDMA終了信号TCが
出力されることにより決定される。
【0034】送信データは、データメモリ16に格納され
た後、CPU17の制御によりそれぞれ対応する通信チャ
ネルの回線接続部インターフェイスCI1〜CInに分
配されて回線接続部Ch1〜Chnから外部の通信端末
に送信される。一方、通信共通処理部4における受信時
のDMA転送処理では、回線接続部インターフェイスC
I1〜CInを介して受信した受信データは、CPU17
の制御によりデータメモリ16に蓄積された後、DMA制
御回路14からRx用フリップフロップ19に所定のクロッ
クが出力されることにより生成される受信要求DRQR
xのサイクルでRxデータレジスタ12に転送される。
【0035】また、受信要求DRQRxは、チャネルイ
ンターフェイス3のDRQRxチャネルを介してアプリ
ケーション処理部2に転送され、アプリケーション処理
部2内の上記DMAリクエスト制御回路6とCPU5に
よる受信要求DRQRx→バス要求信号HL→バス許可
信号HA→受信許可DAKRxの処理サイクルによって
受信許可DAKRxがチャネルインターフェイス3のD
AKRxチャネルを介して返送されると、Rxデータレ
ジスタ12に格納された受信データが読み出されてチャネ
ルインターフェイス3のデータチャネルを介したアプリ
ケーション処理部2へのDMA転送処理が開始される。
【0036】受信データのDMA転送処理は、DMA制
御回路14で検出され、DMA制御回路14によりアドレス
インクリメンター7のアドレスがインクリメントされ、
次のクロックがRx用フリップフロップ19に出力されて
DRQRxが生成されて、受信データがRxレジスタ12
に格納されてDAKRx受信後に受信データのDMA転
送処理が繰り返し実行される。
【0037】次に、請求項2〜4記載の発明を適用した
場合に、多重化送・受信データに付加される付加情報の
内容と、アプリケーション処理部2内のデータメモリ8
への格納処理及び通信共通処理部4内のデータメモリ16
への格納処理について説明する。図4に示すように、送
信時に、複数の通信チャネルCh1、Ch2が同時に稼
働している場合、アプリケーション処理部2では、送信
する通信チャネル属性に合わせた送信データのDMAデ
ータ転送数がアドレスインクリメンター6にセットされ
るため、DMA終了信号TCの出力タイミングは、その
セットされたDMA転送バイト数に依存して出力され、
複数通信チャネル分の送信データが多重化して多重化送
信データとしてDMA転送処理される。
【0038】一方、チャネルインターフェイス3を介し
て接続される通信共通処理部4では、図4のように、複
数の通信チャネル毎にデータ長が異なって転送される多
重化送信データの受信に際しては、その受信前に従来の
RD/WRチャネルを介してコマンドTx/Rxレジス
タ13で授受されるコマンド/レスポンスによるハンドシ
ェークを通じてその通信チャネル毎のDMA転送バイト
数情報が通知されない限り通信共通処理部4では、図5
に示すように、アプリケーション処理部2で通信チャネ
ル毎にセットされたDMA転送バイト数によらず、ある
一定の転送サイクルで多重化送信データがデータメモリ
16に転送されることになる。
【0039】このように、多重化されて送信される送信
データの通信チャネル毎にDMA転送バイト数情報を転
送前にCPU間で授受することは、DMA転送効率を妨
げる原因となっていたため、本実施例では、多重化する
送信データに図6に示すように、4種類の情報を付加す
るようにした。その付加情報は、以下に、示す内容のも
のである。
【0040】 LNK:リンクアドレス情報 LI:データの長さ識別子(Length Indicator) SAPI:サービスポイント識別子(通信チャネル属
性) MOD:各SAPI毎のModulo これらの付加情報が通信チャネル毎のDMA転送バイト
数分の送信データに付加されて多重化送信データとして
送信されることにより、通信共通処理部4では、付加情
報が解析されることによってDMA転送バイト数が認識
され、リンクアドレス情報が更新されてデータメモリ16
に格納される。
【0041】このときのアプリケーション処理部2にお
ける情報を付加する際の処理について図7に示すフロー
チャートに基づいて説明する。図7において、まず、ア
プリケーション処理部2では、送信時のDMA転送処理
に際して、送信すべき通信チャネルの属性情報、データ
長情報、通信チャネル属性毎のパケット通番、空きデー
タリンクアドレス領域を加えたデータ長及びDMA転送
処理をチャネルインターフェイス3を介して行うための
DMA転送のSTART/ENDアドレスをアドレスイ
ンクリメンター7にセットし(ステップP1)、これら
の情報を付加した送信データのDMA転送終了信号TC
をチェックして次の通信チャネルの送信データに同様に
情報を付加する処理を繰り返し実行する(ステップP
2)。
【0042】また、通信共通処理部4におけるデータメ
モリ16への格納処理について図8に示すフローチャート
に基づいて説明する。図8において、まず、通信共通処
理部4では、アプリケーション処理部2からDMA転送
される送信データの受信に際してコマンドTx/Rxレ
ジスタ13におけるハンドシェークによらず無手順で多重
化送信データを受信し、所定の規定バイト数でデータメ
モリ16への転送処理を繰り返す(ステップS1、S
2)。次いで、転送した多重化送信データに付加された
上記付加情報のLI情報により通信チャネル毎の転送バ
イト数が終了したかどうかをチェックし(ステップS
3)、LI情報分のデータを転送すると、付加されたリ
ンクアドレス情報に基づいてデータメモリ16のアドレス
を更新して通信チャネル毎の送信データを書き込んで格
納し、ステップS1に戻って繰り返し格納処理を実行す
る(ステップS4)。
【0043】この格納処理の結果、データメモリ16内で
は、図9に示すように、通信チャネルCh1、Ch2毎
のリンクアドレス情報毎に区切って下位アドレスから上
位アドレス順に送信データが格納される。なお、上記図
7、8の処理では、送信処理について説明したが、受信
データを処理する場合は、DMA転送方向が逆となって
通信共通処理部4で複数通信チャネル分の多重化受信デ
ータが生成されて同様に情報が付加されてアプリケーシ
ョン処理部2にDMA転送され、アプリケーション処理
部2では、多重化受信データに付加された付加情報に基
づいてデータメモリ8への通信チャネル毎のリンクアド
レスに基づく受信データ格納処理が実行される。したが
って、複数の通信チャネルで同時に送・受信される送・
受信データを単一のデータ転送チャネルで多重化してD
MA転送できるとともに、DMA転送チャネルを通信チ
ャネル毎に設けることなくハード構成を小規模にして通
信システム1を低コスト化することができ、また、アプ
リケーション処理部2と通信共通処理部4間のDMA転
送前のデータ長の通知処理を省略してCPU5によるオ
ーバーヘッドを無くしてDMA転送効率を大幅に向上さ
せることができる。
【0044】また、送・受信データに付加されるリンク
アドレス情報により送・受信データの受信側で新たにア
ドレスを確保する必要がなくなり、データメモリ8、16
の管理が容易になる。なお、上記実施例では、通信シス
テム1に接続する通信チャネルを特に限定していない
が、例えば、ISDN網に接続した場合は、上記チャネ
ルインターフェイス3をISDN通信端末内の主制御部
と通信制御部間に接続してISDNにおける2つのBチ
ャネルを同時に使用して送・受信データを多重化してD
MA転送を実行することも可能である。
【0045】その結果、ISDN網の2つのBチャネル
を同時に使用したデータ送・受信におけるデータ転送効
率を向上させることができるとともに、ISDN網に接
続されるデータ通信機器内のデータ転送チャネルのハー
ド構成を小規模化することができ、ISDN用データ通
信機器の低コスト化を図ることができる。
【0046】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、複数の通
信チャネルを介して複数の通信端末との間で同時にデー
タを送・受信する通信機能を有する機器内部で該送・受
信データを転送処理する際のデータ転送方式であって、
複数の通信チャネルを収容し、該複数の通信チャネルを
介して複数の通信端末との間で同時にデータの送・受信
を行うとともに、該複数通信チャネル分の受信データを
通信チャネル毎に多重化して一連の受信データとして処
理する通信処理手段と、所定のプログラムに基づいて送
・受信データの処理を行うとともに、該通信処理手段か
ら送信する複数通信チャネル分の送信データを通信チャ
ネル毎に多重化して一連の送信データとして処理するデ
ータ処理手段と、通信処理手段とデータ処理手段との間
で単一のデータ転送チャネルを双方向に形成し、該単一
のデータ転送チャネルを介して通信処理手段で多重化さ
れた受信データをデータ処理手段に転送し、データ処理
手段で多重化された送信データを通信処理手段に転送す
るデータ転送手段と、を備え、同時に複数の通信チャネ
ルでデータを送・受信する際に該送・受信データを多重
化し、該多重化送・受信データを単一のデータ転送チャ
ネルによって転送処理し、また、請求項2記載の発明に
よれば、上記通信処理手段に、データ処理手段から転送
される多重化送信データを通信チャネル毎のアドレス情
報によりデータ長を管理して格納する送信データ格納手
段を設け、上記データ処理手段に、通信処理手段から転
送される多重化受信データを通信チャネル毎のアドレス
情報によりデータ長を管理して格納する受信データ格納
手段を設け、該通信処理手段と該データ処理手段で多重
化送・受信データを転送する際に該通信チャネル毎の管
理アドレスを指示するアドレス情報、該通信チャネル毎
のデータ長情報および通信チャネル毎の属性情報等の付
加情報を付加し、さらに、請求項3記載の発明では、上
記請求項2記載の通信チャネル属性情報として送・受信
データのデータ長が可変できる複数の通信チャネルに対
してデータ送信を行うときは、データ処理手段は、付加
情報に通信チャネル毎のデータ可変長情報を付加すると
ともに、該データ可変長情報に基づいて通信処理手段へ
転送する多重化送信データの通信チャネル毎のデータ長
を可変し、該通信処理手段は、該転送された通信チャネ
ル毎のデータ可変長情報によらず固定長データの繰り返
しとして多重化送信データを送信データ格納手段へ転送
し、また、該送・受信データのデータ長が可変できる複
数の通信チャネルに対してデータ受信を行うときは、通
信処理手段は、付加情報に通信チャネル毎のデータ可変
長情報を付加するとともに、該データ可変長情報に基づ
いてデータ処理手段へ転送する多重化受信データの通信
チャネル毎のデータ長を可変し、該データ処理手段は、
該転送された通信チャネル毎のデータ可変長情報によら
ず固定長データの繰り返しとして多重化受信データを受
信データ格納手段に転送しているので、複数の通信チャ
ネルで同時に送・受信されるデータを単一のデータ転送
チャネルで転送でき、データ転送チャネルのハード構成
を小規模にすることができ、また、データ転送前のデー
タ長の通知処理を省略してデータ転送効率を向上させる
ことができる。
【0047】請求項4記載の発明によれば、上記請求項
3記載の通信処理手段およびデータ処理手段における送
信データ格納手段および受信データ格納手段へ固定長デ
ータの繰り返しとして転送される多重化送・受信データ
の該固定長毎に転送処理の区切りを認識し、付加された
通信チャネル毎の可変長情報に基づいて該通信チャネル
毎のデータ転送終了を判断し、付加された通信チャネル
毎のアドレス情報に基づいて通信チャネル毎の送・受信
データとして該送信データ格納手段および受信データ格
納手段に格納しているので、複数の通信チャネルで同時
に送・受信されるデータを格納する際のメモリアドレス
管理リストを通信処理手段とデータ処理手段の双方で備
える必要がなくなり、メモリ管理を容易にすることがで
きる。
【0048】請求項5記載の発明によれば、上記請求項
1、2、3あるいは4記載の通信処理手段に通信チャネ
ルとしてISDN網を収容し、該ISDN網の2つのB
チャネルを利用して送・受信するデータが該通信処理手
段とデータ処理手段で多重化してデータ転送手段により
転送処理し、該2つのBチャネルで同時にデータ通信を
実行しているので、ISDN網の2つのBチャネルを同
時に使用したデータ送・受信におけるデータ転送効率を
向上させることができるとともに、ISDN網に接続さ
れるデータ通信機器内のデータ転送チャネルのハード構
成を小規模化することができ、ISDN用データ通信機
器の低コスト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1〜5記載の発明のデータ転送方式を適
用した通信システムのブロック図。
【図2】図1のアプリケーション処理部のブロック構成
図。
【図3】図1の通信共通処理部のブロック構成図。
【図4】図2のアプリケーション処理部内で複数の通信
チャネル属性に応じて同時にDMA転送する際の転送終
了タイミングを示す図。
【図5】図4のDMA転送終了タイミングに対して図3
の通信共通処理部内で処理されるDMA転送終了タイミ
ングを示す図。
【図6】請求項2記載の発明を適用した多重化送・受信
データのデータフォーマットを示す図。
【図7】図2のアプリケーション処理部内で送信データ
に付加情報をセットする処理のフローチャート。
【図8】図3の通信共通処理部内で送信データのデータ
メモリへの格納処理のフローチャート。
【図9】図8の格納処理によってデータメモリに格納さ
れた送信データの格納状態を示す図。
【符号の説明】
1 通信システム 2 アプリケーション処理部 3 チャネルインターフェイス 4 通信共通処理部 5 CPU 6 DMAリクエスト制御回路 7 アドレスインクリメンター 8 データメモリ 11 Txレジスタ 12 Rxレジスタ 13 コマンドTx/Rxレジスタ 14 DMA制御回路 15 アドレスインクリメンター 16 データメモリ 17 CPU 18 Tx用フリップフロップ 19 Rx用フリップフロップ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の通信チャネルを収容し、該複数の通
    信チャネルを介して複数の通信端末との間で同時にデー
    タを送・受信する通信機能を有する機器内部で該送・受
    信データを転送処理する際のデータ転送方式であって、 複数の通信チャネルを収容し、該複数の通信チャネルを
    介して複数の通信端末との間で同時にデータの送・受信
    を行うとともに、該複数通信チャネル分の受信データを
    通信チャネル毎に多重化して一連の受信データとして処
    理する通信処理手段と、 所定のプログラムに基づいて送・受信データの処理を行
    うとともに、該通信処理手段から送信する複数通信チャ
    ネル分の送信データを通信チャネル毎に多重化して一連
    の送信データとして処理するデータ処理手段と、 通信処理手段とデータ処理手段との間で単一のデータ転
    送チャネルを双方向に形成し、該単一のデータ転送チャ
    ネルを介して通信処理手段で多重化された受信データを
    データ処理手段に転送し、データ処理手段で多重化され
    た送信データを通信処理手段に転送するデータ転送手段
    と、 を備え、同時に複数の通信チャネルでデータを送・受信
    する際に該送・受信データを多重化し、該多重化送・受
    信データを単一のデータ転送チャネルによって転送処理
    することを特徴とするデータ転送方式。
  2. 【請求項2】複数の通信チャネルを収容し、該複数の通
    信チャネルを介して複数の通信端末との間で同時にデー
    タを送・受信する通信機能を有する機器内部で該送・受
    信データを転送処理する際のデータ転送方式であって、 複数の通信チャネルを収容し、該複数の通信チャネルを
    介して複数の通信端末との間で同時にデータの送・受信
    を行うとともに、該複数通信チャネル分の受信データを
    通信チャネル毎に多重化して一連の受信データとして処
    理する通信処理手段と、 所定のプログラムに基づいて送・受信データの処理を行
    うとともに、該通信処理手段から送信する複数通信チャ
    ネル分の送信データを通信チャネル毎に多重化して一連
    の送信データとして処理するデータ処理手段と、 通信処理手段に設けられ、データ処理手段から転送され
    る多重化送信データを通信チャネル毎のアドレス情報に
    よりデータ長を管理して格納する送信データ格納手段
    と、 データ処理手段に設けられ、通信処理手段から転送され
    る多重化受信データを通信チャネル毎のアドレス情報に
    よりデータ長を管理して格納する受信データ格納手段
    と、 通信処理手段とデータ処理手段との間で単一のデータ転
    送チャネルを双方向に形成し、該単一のデータ転送チャ
    ネルを介して通信処理手段で多重化された受信データを
    データ処理手段に転送し、データ処理手段で多重化され
    た送信データを通信処理手段に転送するデータ転送手段
    と、 を備え、同時に複数の通信チャネルでデータを送・受信
    する際に該送・受信データを多重化し、該多重化送・受
    信データを単一のデータ転送チャネルによって転送処理
    するとともに、該通信処理手段と該データ処理手段で多
    重化送・受信データを転送する際に該通信チャネル毎の
    管理アドレスを指示するアドレス情報、該通信チャネル
    毎のデータ長情報および通信チャネル毎の属性情報等の
    付加情報を付加することを特徴とするデータ転送方式。
  3. 【請求項3】前記通信チャネル属性情報として送・受信
    データのデータ長が可変できる複数の通信チャネルに対
    してデータ送信を行うとき、前記データ処理手段は、前
    記付加情報に通信チャネル毎のデータ可変長情報を付加
    するとともに、該データ可変長情報に基づいて前記通信
    処理手段へ転送する多重化送信データの通信チャネル毎
    のデータ長を可変し、該通信処理手段は、該転送された
    通信チャネル毎のデータ可変長情報によらず固定長デー
    タの繰り返しとして多重化送信データを前記送信データ
    格納手段へ転送し、また、該送・受信データのデータ長
    が可変できる複数の通信チャネルに対してデータ受信を
    行うとき、通信処理手段は、前記付加情報に通信チャネ
    ル毎のデータ可変長情報を付加するとともに、該データ
    可変長情報に基づいて前記データ処理手段へ転送する多
    重化受信データの通信チャネル毎のデータ長を可変し、
    該データ処理手段は、該転送された通信チャネル毎のデ
    ータ可変長情報によらず固定長データの繰り返しとして
    多重化受信データを前記受信データ格納手段へ転送する
    ことを特徴とする請求項2記載のデータ転送方式。
  4. 【請求項4】前記通信処理手段およびデータ処理手段に
    おける送信データ格納手段および受信データ格納手段へ
    固定長データの繰り返しとして転送される多重化送・受
    信データの該固定長毎に転送処理の区切りを認識し、前
    記付加された通信チャネル毎の可変長情報に基づいて該
    通信チャネル毎のデータ転送終了を判断し、前記付加さ
    れた通信チャネル毎のアドレス情報に基づいて通信チャ
    ネル毎の送・受信データとして該送信データ格納手段お
    よび受信データ格納手段に格納することを特徴とする請
    求項3記載のデータ転送方式。
  5. 【請求項5】前記通信処理手段が通信チャネルとしてI
    SDN網を収容し、該ISDN網の2つのBチャネルを
    利用して送・受信するデータを該通信処理手段と前記デ
    ータ処理手段で多重化して前記データ転送手段により転
    送処理し、該2つのBチャネルで同時にデータ通信を実
    行させることを特徴とする請求項1、2、3あるいは4
    記載のデータ転送方式。
JP3285258A 1991-10-31 1991-10-31 データ転送方式 Pending JPH05130162A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6915357B2 (en) 2002-04-12 2005-07-05 Seiko Epson Corporation Control apparatus and control method

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6915357B2 (en) 2002-04-12 2005-07-05 Seiko Epson Corporation Control apparatus and control method

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