JPH05130102A - 通信装置 - Google Patents

通信装置

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JPH05130102A
JPH05130102A JP3286218A JP28621891A JPH05130102A JP H05130102 A JPH05130102 A JP H05130102A JP 3286218 A JP3286218 A JP 3286218A JP 28621891 A JP28621891 A JP 28621891A JP H05130102 A JPH05130102 A JP H05130102A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ネットワークのポイント・マルチポイント間
伝送のポイント装置やマルチポイント装置において、伝
送遅延計測を行う複雑な回路を必要とせず比較的簡単な
制御によりマルチポイント装置の信号の送出タイミング
を設定でき、また、適切な信号出力レベル制御、利得制
御を行う通信装置を提供する。 【構成】 ポイント装置がマルチポイント装置への信号
送出タイミングの通知手段としてポイント装置が送出す
る信号中に符号則違反(CRV)を付加する事、また
は、ポイント装置により指定されたマルチポイント装置
が送出する位相調整用パターンに対してポイント装置が
その受信位相を判定し、マルチポイント装置に対して制
御を加え最適な位相が得られるまでこれらを繰り返し行
うことにより、マルチポイント装置の信号送出タイミン
グを設定する。また、測定された遅延量から伝送距離を
認識しこれに基いて適切な信号出力レベル制御、利得制
御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はポイント・マルチポイ
ント伝送方式で、マルチポイントからのバースト信号送
出タイミング設定、通信装置間の信号出力レベルの制御
装置、並びに通信装置の信号受信回路の可変利得増幅回
路の利得制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8、図9および図10は、例えばIE
EE JOURNAL OF LIGHTWAVE T
ECHNOLOGY.VOL.7.NO.11.NOV
EMBER 1989の1741ページから1751ペ
ージに示された従来の通信装置を説明するための図であ
る。図8はネットワーク構成図で、図において、81は
電話局、82はパッシブな光分岐回路、83はパッシブ
な光分岐回路、84はユーザ宅である。図9はシステム
構成図で図において、85は電話局81内の局内装置、
86はネットワークアダプタ、87は局内装置側ビット
伝送システム、88は光インタフェース回路、89は光
ファイバネットワーク、90はユーザ宅84内の宅内装
置、91は光インタフェース回路、92は宅内装置側ビ
ット伝送システム、93はネットワーク終端回路であ
る。図11はフレーム構成図で図において、103は保
守・同期および上り方向配列用領域、104は基本フレ
ーム、105は伝送用ビット、106は管理用ビット、
107は補助ビットである。また、図10は局内装置側
ビット伝送システム87および宅内装置側ビット伝送シ
ステム92の構成図である。図10において、94は局
内装置側ビット伝送システム87の下り方向のフレーム
生成回路、95は伝送遅延測定回路、96はパルス検出
回路、97は局内装置側ビット伝送システム87の上り
方向の受信終端回路、98は宅内装置側ビット伝送シス
テム92の下り方向の受信終端回路、99はメモリ、1
00はパルス送出回路、101は送出タイミング設定回
路、102は上り方向のフレーム生成回路、Aは下り方
向データ、Bは上り方向データ、Cは局内装置側パルス
送出指令、Mは送出フレーム先頭位相、Nは伝送遅延
量、0は検出パルス、Pは宅内装置側パルス送出指令、
Qは伝送遅延量、Rはメモリからの送出タイミングであ
る。
【0003】次に従来例について図9、図10および図
11を用いて説明する。電話局81の局内装置85は、
ポイント・マルチポイント伝送のポイント側に位置し、
ネットワークアダプタ86、局内装置側ビット伝送シス
テム87、光インタフェース回路88から構成される。
交換機とのインタフェースはネットワークアダプタ86
を介して行われ、光ファイバネットワーク89とのイン
タフェースは光インタフェース回路88を介して行われ
る。ユーザ宅84の宅内装置90は、マルチポイント側
(宅内装置側)に位置し、光インタフェース回路91、
宅内装置側ビット伝送システム92、ネットワーク終端
回路93から構成される。光ファイバネットワーク89
とのインタフェースは光インタフェース回路91を介し
て行われ、端末装置とのインタフェースはネットワーク
終端回路93介して行われる。
【0004】図10に示すように、局内装置側ビット伝
送システム87はフレーム生成回路94において図11
に示すフレームを生成する。フレームは保守・同期ビッ
ト103と複数の基本フレーム104から構成され、基
本フレームはさらに伝送用ビット105、管理用ビット
106、補助ビット107からなる。保守・同期ビット
103は下り方向のみ存在し、上り方向では無信号領域
となる。フレーム生成回路94はパルス送出指令Cによ
り管理用ビット106を使用して任意のユーザの宅内装
置90に対して伝送遅延測定用パルスもしくはパターン
の送出を要求する。宅内装置側ビット伝送システム92
は受信終端回路98により割り当てられた基本フレーム
を検出し、管理用ビット106にて伝送遅延測定用パル
ス送出を要求された場合、パルス送出指令Pにより下り
方向受信フレームの先頭位相から任意ビット幅の伝送遅
延測定用パルスもしくはパターンOをパルス送出回路1
00から送出する。局内装置側ビット伝送システム87
はパルス検出回路96において伝送遅延測定用パルスも
しくはパターンOを検出し、下り方向フレーム先頭位相
Mと比較し伝送遅延測定回路95により伝送遅延量Nを
測定する。また、同時に受信終端回路97により各宅内
装置からの上り信号は終端される。以上のように伝送遅
延の測定が終了すると各宅内装置に対し割り当てられた
基本フレームの管理用ビット106に伝送遅延量Nを書
込み通常の下り方向フレームを完成させる。ユーザ宅内
装置では割り当てられた基本フレームの管理用ビット1
06に書込まれた伝送遅延量Qを検出しメモリ99で保
持し、フレーム生成回路102で生成されたフレームに
対し送出タイミング設定回路101で伝送遅延量に対応
する送出タイミングRを付加し、上り方向の基本フレー
ムを完成させ他のユーザとの干渉もなく通常のポイント
・マルチポイント伝送が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の通信装置は以上
のように構成されているため、宅内装置側ビット伝送シ
ステム92はこの伝送遅延量を保持しておくメモリ更に
はそれに付随する部品を必要とする問題点があった。ま
た、通信装置の従来の信号送信回路は伝送距離にかかわ
らず一定の信号出力レベルを出力するため、信号送信回
路の低消費電力化は望めず、通信装置の受信回路は大き
なダイナミックレンジを必要とする問題点があった。さ
らに、通信装置の従来の信号受信回路の増幅利得制御は
増幅後の信号レベルを目標値に近付けるように可変利得
増幅回路に帰還制御を与えるため、応答時間が長く複雑
な制御を必要とする問題点があった。
【0006】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、ユーザ宅内装置側ビット伝送シ
ステムに伝送遅延量を保持しておくメモリを必要とせず
良好なポイント・マルチポイント伝送を提供するもので
ある。また、通信装置の信号送信回路は低消費電力化お
よび、通信装置信号受信回路に要求される受信信号のダ
イナミックレンジを小さくできる信号出力レベル制御装
置を提供するものである。さらに、通信装置の信号受信
回路は可変利得増幅回路による複雑な帰還制御を行わ
ず、応答時間が短縮出来るような利得制御装置を提供す
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る通信装置
は、ポイント側では伝送遅延測定用パルスのマルチポイ
ントへの送出、伝送遅延測定、同遅延量を反映して下り
方向フレーム中に符号則違反(CRV)を設定し、マル
チポイントにバースト信号の送出タイミングを送信する
手段を備える。マルチポイント側では前記伝送遅延測定
用パルスを折返し、返信する手段、前記CRVにより上
り方向バースト信号送出タイミングの認識、設定を行う
手段を備える。
【0008】この発明に係わる通信装置は、ポイントに
より指定された任意のマルチポイントが送出する位相調
整用パターンに対して、ポイントは受信した位相調整用
パターンの位相を判定し、その判定結果によりマルチポ
イントが位相調整用パターン送出タイミングを“前進”
または“後退”させる位相調整の動作を最適な位相が得
られるまで繰り返し行う手段を備える。
【0009】通信装置の信号出力レベル制御装置は、通
信装置が認識した伝送遅延量を基に伝送距離を認識し、
これによる信号レベルの減衰量に対応させる制御回路を
設けることで送信側からの信号送信回路の出力レベルを
制御する手段を有する。
【0010】本発明に係る、利得制御装置は、通信装置
が認識した伝送遅延量を基に伝送距離を認識しこれによ
る信号レベルの減衰量に応じて受信信号の増幅利得を設
定する制御回路を設けることで信号受信回路の増幅利得
を制御する手段を備える。
【0011】
【作用】この発明における通信装置は、下り方向の伝送
フレーム中に各マルチポイントの伝送遅延量を反映する
位相に符号則違反(CRV)を付加することにより各マ
ルチポイントに伝送遅延量を通知することで、各マルチ
ポイントは適切なタイミングで上り方向のバースト信号
を送出する。
【0012】この発明における通信装置は、ポイントに
より指定された任意のマルチポイントが送出する位相調
整用パターンに対してポイントは最適な受信位相と比較
して位相調整用パターンの受信位相を“進み”、“遅
れ”または、“一致”の判定を行う。判定結果を通知さ
れたマルチポイントはポイントが最適な受信位相を得る
ように繰り返し位相調整用パターンの送出タイミング調
整を行う。
【0013】通信装置が認識した伝送遅延量を基に伝送
距離を認識しこれによる信号レベルの減衰量に応じて制
御回路が信号送信回路の信号出力レベルを制御する。
【0014】利得制御装置は通信装置が認識した伝送遅
延量を基に伝送距離を認識し、これによる信号レベルの
減衰量に応じて受信信号の増幅利得を可変設定する制御
を行う。
【0015】
【実施例】実施例1.以下この発明の実施例について説
明する。ポイントは局側、マルチポイントはユーザ宅内
装置又は端末に相当し、1本の伝送路で双方向の伝送を
時分割に行なう時分割方向制御伝送方式を採用する。図
1は、この発明の一実施例を示す通信装置のブロック図
であり、図9に示す局内装置側ビット伝送システム87
及び宅内装置側ビット伝送システム92に相当するシス
テムの構成を示す。図において、26は本発明による局
内装置側ビット伝送システム、2は下り方向データに対
しフレームを生成するフレーム生成回路、3は符号化回
路、4は下り方向データに対しCRVを付加するCRV
設定回路、5は下り方向データの先頭位相から上り方向
データの先頭位相までの伝送遅延を検出する伝送遅延測
定回路、6は上り方向データの先頭位相を検出するパル
ス検出回路、7は上り方向のフレームを終端する受信終
端回路、8は復号化回路である。27は本発明を適用し
た宅内装置側ビット伝送システム、10は復号化回路、
11は下り方向のフレームを終端する受信終端回路、1
2は下り方向データ中のCRVを検出するCRV検出回
路、13は予め各ユーザの宅内装置90に割り当てられ
たタイムスロットに上り方向の基本フレームを設定する
基本フレーム設定回路、14は検出したCRVから上り
方向データの送出タイミングを検出する送出タイミング
検出回路、15は伝送遅延測定時に伝送遅延測定パルス
を送出するパルス送出回路、16は送出タイミング設定
回路、17は上り方向データに対してフレームを生成す
るフレーム生成回路、24は符号化回路である。また、
図2はこの発明の一実施例を示す通信装置のフレーム構
成であり、18は下り方向においては保守・同期ビット
および上り方向は無信号の配列用領域、19は基本フレ
ーム、20は下り方向のみ存在するCRVパルス、21
は伝送用ビット、22は管理用ビット、23は上り方向
データでは無信号となる補助ビットからなる。
【0016】次に動作について、図1および図2を用い
て説明する。図1において、局内装置側ビット伝送シス
テム26はフレーム生成回路2において図2に示すフレ
ームを生成し、符号化回路3で符号化する。フレーム生
成回路2はパルス送出指令cにより任意のユーザの宅内
装置90に対して割り当てた管理用ビット22を使用し
て伝送遅延測定用パルスもしくはパターンの送出を要求
する。宅内装置側ビット伝送システム27は受信データ
を復号化回路10で複号化し、受信終端回路11により
自己に割り当てられた基本フレーム19を検出する。検
出した基本フレーム19中の管理用ビット22に伝送遅
延測定用パルスもしくはパターンの送出を要求された場
合、パルス送出指令gにより下り方向受信フレームの先
頭位相から任意ビット幅の伝送遅延測定用パルスもしく
はパターンをパルス送出回路15から送出する。局内装
置側ビット伝送システム26は上り方向データを復号化
回路8で複号し、受信終端回路7で終端するが、同時に
パルス検出回路6において伝送遅延測定用パルスもしく
はパターンを検出し、下り方向フレーム先頭位相dと比
較し伝送遅延測定回路5により伝送遅延量fを測定す
る。以上のように各宅内装置の伝送遅延の測定が終了す
ると、下り方向フレーム中に各宅内装置向け基本フレー
ム19の先頭位相からそれぞれの伝送遅延量fを反映し
た位相にCRVがCRV設定回路4により設定される。
このCRVの位相は各宅内装置から見ればそれぞれの上
り方向バースト信号のフレームが局内装置受信点におい
て互いに干渉することなく最適に送信されるような送出
タイミングを示す。
【0017】各宅内装置90ではCRV検出回路12は
CRVを検出しその位相によって伝送遅延量fを検知し
送信する基本フレームを設定する基本フレーム設定回路
13と検出したCRVを比較しながら上り方向データの
送出タイミングを検出し(14)送出タイミングiを送
出タイミング設定回路16に入力する。上り方向データ
は、フレーム生成回路17の出力フレームに対して送出
タイミング設定回路16で送出タイミングiにより必要
な時間の調整が行なわれ、符号化回路24に送出され
る。以上の動作により、パッシブなノードで構成される
マルチスター接続されたネットワークにおいても各ユー
ザ宅内装置に対してデータ送出タイミングを通知でき互
に干渉のないポイント・マルチポイント伝送を提供する
ことができる。
【0018】上記の実施例1では、光ファイバネットワ
ークで構成しているが、メタリックケーブルのネットワ
ークであっても構わない。
【0019】また、上り、下り方向の通信を同一の伝送
路を使用する場合、別々の伝送路を使用する場合に対し
ても応用できる。
【0020】実施例2.次に請求項2に係る実施例につ
いて説明する。ネットワークの1本の伝送路で双方向の
伝送を時分割に行なう時分割方向制御伝送方式を採用す
る。図3は、図9に示す局内装置側ビット伝送システム
87に相当するシステムに係るこの発明の一実施例を示
すブロック図であり、28はこの発明による局内装置側
ビット伝送システム、34は下り方向データ送信信号に
対しフレームを生成するフレーム生成回路、35は下り
方向送信フレーム信号を符号変換する符号化回路、36
は符号化された送信フレーム信号を電気/光変換を行う
送信回路、37はマルチポイントからの光信号を光/電
気変換を行う受信回路、38は上り方向受信フレーム信
号を復号化する復号化回路、39は複号化された上り方
向フレーム信号を終端するフレーム終端回路、40はマ
ルチポイントからの位相調整パターンを検出するパター
ン検出回路、41は位相調整用領域と検出したパターン
を比較しパターンの受信位相を判定する判定回路からな
る。また、図4は図9の宅内装置側ビット伝送システム
92に相当し、この発明の一実施例による宅内装置側ビ
ット伝送システム29のブロック図であり、42は局装
置からの下り方向光信号を光/電気変換する受信回路、
43は下り方向受信フレーム信号を復号化する復号化回
路、44は復号化された受信フレーム信号を終端するフ
レーム終端回路、45は該マルチポイントに割当てられ
た基本フレーム内の制御ビットにより位相制御を行う位
相制御回路、46は局装置の指示により位相調整用のパ
ターンを送出する位相調整用パターン送出回路、47は
上り方向送信信号に対してバースト信号を生成するバー
スト生成回路、48は送信バースト信号を符号変換する
符号化回路、49は符号化された送信バースト信号を電
気/光変換し光信号を送信する送信回路である。
【0021】次に本発明の一実施例の動作について、図
3、図4および、図5を用いて説明する。図5は時分割
多重された下り方向フレーム51と各マルチポイントが
予め設定されたタイムスロットに出すバースト信号56
を含む上り方向のフレームを示している。下り方向フレ
ーム51はプリアンブルとフレームパターンおよび、管
理ビットを含むフレームビット52と、データビットと
制御ビットを含む各マルチポイントに割り当てられる基
本フレーム53、さらに、無信号の位相調整用領域54
から構成される。なお、この無信号の位相調整用領域5
4には、位相調整期間中は任意のマルチポイントからの
プリアンブルとユニークワードまたは識別番号で構成さ
れる位相調整用パターン55が任意の伝送路遅延による
位相差を持って存在し、同時に位相調整用パターン55
と位相比較するための受信判定位相57が設定されてい
る。なお、受信判定位相57は宅内装置90からの信号
の最適受信位相である。また、上り方向のフレームはマ
ルチポイントからのバースト信号56を含んでおり、プ
リアンブルとフレームパターンおよび、制御ビットから
構成される。
【0022】局内装置85は任意の宅内装置90向けの
下り方向フレーム51の基本フレーム53内の制御ビッ
トにより宅内装置側ビット伝送システム29に対して位
相調整用パターン55の送出を指示する。
【0023】宅内装置側ビット伝送システム29はフレ
ーム終端回路44により基本フレーム53を分離し局内
装置85からの指示ssを検出すると、位相調整用パタ
ーン55の送出を位相調整用パターン送出回路46に命
令し、受信した下り方向フレーム51の最後の基本フレ
ーム53を受信後、該マルチポイント受信点において受
信光信号nnに、送信する位相調整用パターンが重なら
ないように一定時間後に位相調整用パターンttの送出
を行う。
【0024】局内装置側ビット伝送システム28では位
相調整用領域54をモニタすることで宅内装置90から
の位相調整用パターン55の検出をパターン検出回路4
0により行う。パターンの検出位相kkは局内装置85
と宅内装置90間の伝送路遅延分だけ遅れているが、局
装置の判定回路41は伝送遅延がない場合に局内装置8
5で受信される最適な受信位相となる受信判定位相57
との比較のみを行い、“進み”、“遅れ”、“一致”の
判定結果L L(遅れ判定信号) 、mm(進み判定信号)
を該宅内装置90に対応する基本フレーム内の制御ビッ
トに設定し、宅内装置側ビット伝送システム29に通知
する。
【0025】宅内装置側ビット伝送システム29の位相
制御回路45は基本フレーム内の制御ビットにより“進
み”、“遅れ”、“一致”の判定結果を検出uuし、判
定結果がL L 又はmmであるかによって位相調整用パタ
ーン55の送出タイミングを任意の固定位相だけ“前
進”または“後退”させて、遅延調整用パターン送出回
路46を介して再び局内装置85に送信し局内装置85
からの判定結果を待つ。この一連の調整を局内装置85
からの“一致”の判定結果が得られるまで繰返し行うこ
とで宅内装置側ビット伝送システム29の位相制御回路
45は最適な上り方向バーストの送信位相vvを認識す
る。以上の動作により、バッシブなノードで構成される
マルチスター接続されたネットワークにおいて、各ユー
ザ宅84からのバーストデータは受信点の電話局81で
互いに干渉することのない良好なポイント・マルチポイ
ント伝送を提供することができる。
【0026】上記の実施例2では、宅内装置90の位相
調整用パターン55の送出タイミングを一定の固定位相
だけの調整を行っているが、局内装置85で宅内装置9
0からの位相調整用パターン55を検出する位相調整用
領域54をさらに任意の領域に分割することで一度に任
意の調整量を増減してもよい。
【0027】さらに、上記の実施例2では、下り方向フ
レーム信号に位相調整用領域54を固定的に割り付けた
が、位相調整期間中に宅内装置90が上り方向バースト
信号を送信するのに使用する領域を各宅内装置90の位
相調整用領域に割り付けることで、下り方向フレーム信
号の位相調整用領域54を削除でき時間空間の有効利用
が図れる。
【0028】また、本通信方式は光ファイバネットワー
クで構成しているが、メタリックケーブルのネットワー
クであっても構わない。
【0029】また、上り、下り方向の通信を同一の伝送
路を使用する場合、別々の伝送路を使用する場合にも応
用できる。
【0030】実施例3.次に請求項3に係る実施例につ
いて説明する。図6は本発明による光出力レベル制御装
置の一実施例を示すブロック図であり、61は発光素子
の駆動電流を発生する発光素子駆動回路、62は発光素
子、63は光出力レベルの変動を除去する出力安定化回
路、64は本発明の駆動電流制御回路である。
【0031】次に、本光出力レベル制御装置の一実施例
の動作について、図6を用いて説明する。送信信号Tは
発光素子駆動回路61に入力され発光素子62を駆動す
る駆動電流Uに変換される。発光素子62は光出力信号
Vを送出するが、出力安定化回路63は光出力信号Vを
モニタし、出力レベルの変動などを無くすように発光素
子駆動回路61を制御Wする。これと同時に駆動電流制
御回路64にて宅内装置90が認識した伝送遅延量に対
応した伝送距離検出信号Xを駆動電流制御信号Yに変換
し、発光素子駆動回路61を制御することで、駆動電流
Uを介して光出力レベルVを設定する。以上の動作によ
り、局内装置の光受信回路のダイナミックレンジを小さ
くできると同時に、宅内装置の光送信回路の低消費電力
化を図ることができる。
【0032】また、当実施例3では、発光素子の駆動電
流Uに制御を加えていたが、固定レベルの光出力信号に
光減衰器を挿入し出力レベルを制御してもよい。
【0033】実施例4.次に請求項4に係る実施例につ
いて説明する。図7は本発明による利得制御装置の一実
施例を示すブロック図であり、71は光入力信号を電気
信号に変換する受光回路、72は微弱な電気信号を増幅
する可変利得増幅回路、73は伝送距離に対応して可変
利得増幅回路72に利得を設定する利得制御回路であ
る。
【0034】次に、利得制御装置の一実施例の動作につ
いて、図7を用いて説明する。光入力信号αは受光回路
71により光入力信号の受信レベルに対応した受光電気
信号βに変換される。この電気信号は可変利得増幅回路
72により所望のレベルまで増幅され受信信号γとして
出力される。この際、局内装置85は各ユーザ宅内装置
90の伝送距離を伝送遅延量の測定から認識できてお
り、伝送距離検出信号εで光入力信号の受信レベルをあ
らかじめ予測することができる。利得制御回路73は伝
送距離検出信号εにより光入力信号の受信レベルを見込
んで可変利得増幅回路72に対して利得制御信号δを与
えることで最適な利得を設定する。以上の動作により、
可変利得増幅回路に複雑な帰還制御を与えない比較的簡
単な光受信回路を実現することができる。
【0035】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、各ユー
ザ宅内装置に対して上り方向バーストデータの送出タイ
ミングを容易に通知できるので、宅内装置側ビット伝送
システムはメモリ並びにその付属部品を必要としないで
良好なポイント・マルチポイント伝送を提供することが
できる。また、通信装置間の伝送遅延量の測定結果によ
り伝送距離を認識し、伝送距離による信号レベルの減衰
を見込んで信号発信側の通信装置は信号出力レベルを可
変に設定し出力することができるため低消費電力化、受
信回路に大きなダイナミックレンジを必要としないなど
の効果がある。また、同様に伝送遅延量測定結果に対応
した伝送距離を認識し、伝送距離による信号レベルの減
衰を見込んで受信側の受信回路の可変利得増幅回路の利
得を制御することができる利得制御を提供し、応答時間
を短縮でき複雑な制御を必要としない効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による通信装置のビット伝
送システムを示すブロック図である。
【図2】この発明の一実施例による通信装置のフレーム
構成図である。
【図3】この発明の一実施例による局内装置側ビット伝
送システムの構成を示すブロック図である。
【図4】この発明の一実施例による宅内装置側ビット伝
送システムの構成を示すブロック図である。
【図5】この発明の一実施例による通信装置のポイント
・マルチポイント伝送におけるフレーム構成図である。
【図6】この発明の一実施例による光出力レベル制御装
置の構成を示すブロック図である。
【図7】この発明の一実施例による利得制御装置の構成
を示すブロック図である。
【図8】ポイント・マルチポイント伝送を提供するネッ
トワーク構成図である。
【図9】ポイント・マルチポイント伝送を提供するシス
テム構成図である。
【図10】従来のポイント・マルチポイント伝送のビッ
ト伝送システムを示すブロック図である。
【図11】従来のポイント・マルチポイント伝送におけ
るフレーム構成図である。
【符号の説明】
2 フレーム生成回路 3 符号化回路 4 CRV設定回路 5 伝送遅延測定回路 6 パルス検出回路 7 受信終端回路 8 復号化回路 10 復号化回路 11 受信終端回路 12 CRV検出回路 13 基本フレーム設定回路 14 送出タイミング検出回路 15 パルス送出回路 16 送出タイミング設定回路 17 フレーム生成回路 18 保守・同期ビット 19 基本フレーム 20 CRVパルス 21 伝送用ビット 22 管理用ビット 23 補助ビット 24 符号化回路 26 局内装置側ビット伝送システム 27 宅内装置側ビット伝送システム 28 局内装置側ビット伝送システム 29 宅内装置
側ビット伝送システム 34 フレーム生成回路 35 符号化回路 36 送信回路 37 受信回路 38 復号化回路 39 フレーム終端回路 40 パターン検出回路 41 判定回路 42 受信回路 43 復号化回路 44 フレーム終端回路 45 位相制御回路 46 遅延調整パターン送出回路 47 バースト生成回路 48 符号化回路 49 送信回路 51 下り方向フレーム信号 52 フレームビット 53 基本フレーム 54 位相調整用領域 55 位相調整用パターン 56 上り方向バースト信号 57 受信判定位相 61 発光素子駆動回路 62 発光素子 63 出力安定化回路 64 駆動電流制御回路 71 受光回路 72 可変利得増幅回路 73 利得制御回路 81 電話局 84 ユーザ宅 85 局内装置 87 局内装置側ビット伝送システム 90 宅内装置 92 宅内装置側ビット伝送システム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワーク上のポイント・マルチポイ
    ント間のデータ伝送でマルチポイントからポイント方向
    へのデータ送出タイミングを自動的に設定するためのデ
    ータ送信タイミング自動設定方式において、ポイント側
    はマルチポイントに対するフレームの送信手段と伝送遅
    延量測定信号を送信する手段と同測定信号が該マルチポ
    イントから折返し返信された時これを検出し伝送遅延量
    を計測する手段と計測された伝送遅延量を該マルチポイ
    ントに伝達する手段を備え、マルチポイントはフレーム
    送信手段と前記ポイントからの伝送遅延量測定信号を検
    出してこれをポイント側に折返し送信する手段と前記ポ
    イントから伝達された伝送遅延量を基にマルチポイント
    からポイント方向(上り方向。その逆が下り方向)フレ
    ームの送出タイミングを設定する手段を備え、前記ポイ
    ントからマルチポイントへの伝送遅延量伝達手段は、計
    測された各マルチポイントの伝送遅延量を各マルチポイ
    ント向けの下り方向フレームのデータの中に対応する伝
    送遅延量を反映した位相に符号則違反(CRV)を設
    け、各マルチポイントでは同CRVを検出して、上り方
    向バースト信号が互に重ならない様な適切なタイミング
    で送出されることを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】 ポイント・マルチポイント間の伝送にお
    いて、ポイント側はマルチポイントに対して位相調整用
    パターンの送出を指示し該マルチポイントからの位相調
    整用パターンを検出する位相調整用パターン検出手段と
    検出した位相調整用パターン及び受信判定位相を比較し
    位相調整用パターンの受信位相の適否を判定する受信位
    相判定手段を備え、マルチポイントはポイントの指示に
    より位相調整用パターンを送出する位相調整用パターン
    送出手段と下り方向フレーム中各マルチポイントに割当
    てられた基本フレーム内の制御情報により前記位相調整
    用パターンの位相制御を行う位相制御手段とを備え、ポ
    イント側で前記位相調整用パターン検出手段により位相
    調整用パターンを検出し、これを前記受信位相判定手段
    により進み、遅れ、一致を判定して、マルチポイントに
    通知し、マルチポイントはこれらの情報に基き必要回数
    位相調整用パターンの送出タイミングを前進または後退
    させ、位相調整することにより上り方向フレーム送出タ
    イミングを適切に設定し、各マルチポイントからの上り
    方向バースト信号を互いに重ならない適切なタイミング
    で送出することを特徴とする通信装置。
  3. 【請求項3】 通信装置により検出した伝送遅延量をも
    とに伝送距離を認識し、伝送距離による信号レベルの減
    衰を見込んで通信装置間の信号送信回路の出力レベルを
    制御することを特徴とする信号出力レベル制御装置。
  4. 【請求項4】 通信装置により検出した伝送遅延量を基
    に伝送距離を認識し、伝送距離による通信装置間の信号
    レベルの減衰を見込んで通信装置間の信号受信回路の可
    変利得増幅回路の利得を制御することを特徴とする利得
    制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5960005A (en) * 1995-12-25 1999-09-28 Fujitsu Limited Method and device for two-way communication network

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