JPH05130025A - 無線電話機 - Google Patents

無線電話機

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JPH05130025A
JPH05130025A JP3288806A JP28880691A JPH05130025A JP H05130025 A JPH05130025 A JP H05130025A JP 3288806 A JP3288806 A JP 3288806A JP 28880691 A JP28880691 A JP 28880691A JP H05130025 A JPH05130025 A JP H05130025A
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JP
Japan
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voltage
low voltage
call
standby
battery
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JP3288806A
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English (en)
Inventor
Akio Toki
明夫 土岐
Fumiya Nanba
史也 難波
Hisakatsu Kuroki
久功 黒木
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Toshiba Corp
Toshiba Telecommunication System Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Telecommunication System Engineering Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 着呼発生時にちぐはぐな動作が行なわれない
ようにして利用者の戸惑いを低減し、かつ低電圧警報が
確実に行なわれるようにして利用者が対応を誤らずに適
切かつ迅速に対応できるようにする。 【構成】 バッテリ53の出力電圧Vccを検出しその検
出値が所定値以下に低下したか否かを判定するための電
圧検出回路54と、低電圧用待機制御手段61と、低電
圧報知制御手段62とを備え、待機中に上記電圧検出回
路54により上記バッテリ53の出力電圧値Vccが所定
値以下に低下したことが検出された場合に、上記低電圧
用待機制御手段61により、親装置からの着呼の監視動
作を少なくとも停止するようにし、かつ上記低電圧用待
機制御手段61による待機動作中に上記低電圧報知制御
手段62により低電圧状態である旨を報知するようにし
たものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コードレス電話装置や
携帯電話装置、自動車電話装置等の様に、電源としてバ
ッテリを使用した無線電話機の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、コードレス電話装置の構成の一
例を示すもので、この装置は加入者線1に接続される親
装置2と、この親装置2に対し無線回線3を介して接続
される無線電話機4とから構成される。
【0003】親装置2は、シンセサイザ(SYN)21
により送受信チャネルが指定される送信機(TX)22
および受信機(RX)23を備えている。そして、通話
中に加入者線1を介して通話相手端末から到来した通話
信号を、ラインリレ―24およびハイブリッド回路25
を経たのち上記送信機22で変調して送信アンテナ26
から無線回線3へ送出している。また、無線回線3を経
て無線電話機4から到来した無線通話信号を、受信アン
テナ27を介して受信機23で復調したのち上記ハイブ
リッド回路25およびラインリレ―24を介して加入者
線1へ送出している。
【0004】さらに親装置2は、加入者線1と無線電話
機4との間の接続に必要な回路として、交換機から到来
する16Hzの呼出信号を検出する着信検出回路(16−DE
T)28、受信電界検出回路(CD)29および識別情
報メモリ(IDメモリ)30と、制御回路(CONT)
31とを備えている。このうち受信電界検出回路29
は、キャリアスケルチまたはノイズスケルチ回路からな
り、無線電話機4からの電波の到来監視を行なう。ID
メモリ30は、例えばROMからなり、親装置2と無線
電話機4との組合わせにより予め決められた自己の識別
情報(IDコ―ド)を記憶したもので、制御回路31の
アクセスによりIDコ―ドを読出す。制御回路31は、
例えばマイクロコンピュ―タを主制御部として有するも
ので、種々の接続制御を行なう。尚、32は整流安定化
回路で、商用電源出力(AC100 V)から所定の動作電
圧Vccを生成してこの動作電圧Vccを装置内の各部に供
給している。
【0005】一方無線電話機4は、上記親装置2と同様
にシンセサイザ(SYN)41により送受信チャネルが
指定される送信機(TX)42および受信機(RX)4
3を備えている。そして、通話時に無線回線3を経て到
来した無線通話信号を、受信アンテナ44を介して受信
機43で受信復調したのち受話器45から音声として出
力している。また、送話器46から入力された送話信号
を、送信機42で変調したのち送信アンテナ47を介し
て無線回線3へ送信している。
【0006】さらに無線電話機4は、前記親装置2およ
び交換機との間の接続に必要な回路として、図示しない
発信スイッチおよびダイヤルキ―と、受信電界検出回路
(CD)50、ROMからなる識別情報メモリ(IDメ
モリ)51、マイクロコンピュ―タを主制御部とし種々
の接続制御を行なう制御回路(CONT)52および鳴
音を発生するサウンダ48を備えている。尚、53は無
線電話機内の各部に動作電圧Vccを供給するバッテリで
ある。
【0007】このような構成において、先ず着呼が発生
した場合には、親装置2はこの着呼の発生を着信検出回
路28で検出し、制御回路31によりシンセサイザ21
に制御チャネルを指示して送信機22および受信機2を
それぞれ動作させる。そして、無線電話機4へIDコ―
ドおよび通話チャネルの指定情報を含んだ着呼信号を送
出する。これに対し無線電話機4は、待機中に受信機4
3で間欠受信動作を行なっており、この状態で親装置2
から電波が到来するとこれを受信電界検出回路50で検
出し、かつ制御回路52で親装置2から送られたIDコ
―ドをIDメモリ51に記憶してある自己のIDコ―ド
と照合する。そして、この照合の結果自機への着信であ
ると判定すると、先ず親装置2へ着呼応答信号を返送
し、次にシンセサイザ41に上記通話チャネル指定情報
により指定された通話チャネルを指示して送信機42お
よび受信機43をそれぞれ連続動作状態に設定する。そ
して、この状態で上記通話チャネルが空きであるか否か
を受信電界検出回路50により確認し、空きならばチャ
ネル切換完了信号を親装置2へ送出する。
【0008】親装置2は、無線電話機4から上記着呼応
答信号が返送されると、その時点でシンセサイザ21に
対し上記通話チャネルを指定して送信機22および受信
機23の通信チャネルを切換え、その後上記チャネル切
換完了信号を受信すると、ベル信号を無線電話機4へ送
出する。無線電話機4は、親装置2からのベル信号を受
信すると、このベル信号に応じた呼出音サウンダ48か
ら発生させて加入者に着呼の発生を報知する。
【0009】この呼出しに対し加入者が図示しない発信
スイッチをオンすることにより応答すると、無線電話機
4の制御回路52は呼出音の発生を停止するとともに、
オフフック信号を親装置2へ送出する。親装置2は、無
線電話機4からオフフック信号が送られると、ベル信号
の送信を停止するとともに無線電話機4へAF信号を送
信し、さらにラインリレー24をオンとして交換機(図
示せず)に対し応答する。これに対し無線電話機4は、
上記AF信号を受信した時点で音声回路をオンとし、以
後通話動作状態となる。しかして、無線電話機4と発呼
者との間には通話路が形成され、以後両者の間で通話が
可能となる。
【0010】一方待機状態において、加入者が所望の相
手に対し発呼するために、無線電話機4の発信スイッチ
をオンしたとする。そうすると、無線電話機4は制御回
路52により送信機42および受信機43をそれぞれ連
続動作させ、かつ親装置2へIDコ―ドを含む発呼信号
を送出する。これに対し親装置2は、無線電話機4から
電波が到来するとこれを受信電界検出回路29で検出
し、かつ制御回路31でIDコ―ドをIDメモリ30に
記憶してある自己のIDコ―ドと照合する。そして、こ
の照合の結果自己への接続要求であると認識すると、通
話チャネルを指定するためのチャネル指定信号を無線電
話機4へ向けて送信し、しかるのち上記通話チャネルを
シンセサイザ21に指示して送信機22および受信機2
3通信チャネルを上記通話チャネルに切換える。
【0011】無線電話機4は、親装置2からのチャネル
指定信号を受信すると、この信号により指定された通話
チャネルをシンセサイザ41に指示し、これにより送信
機42および受信機43の通信チャネルを上記通話チャ
ネルに切換える。そして、この状態で上記通話チャネル
が空きであるか否かを受信電界検出回路50により確認
し、空きであれば親装置2に対しチャネル切換完了信号
を返送する。親装置2は、このチャネル切換完了信号を
受信すると、AF信号を送信して無線電話機4の音声回
路をオンとするとともに、ラインリレー24をオンにし
て交換機に対し発呼の発生を伝える。
【0012】この状態で加入者が無線電話機4におい
て、図示しないダイヤルキ―により相手電話番号を入力
すると、無線電話機4はそのキ―コ―ドデ―タを送信機
42から無線回線3を介して親装置2へ送出する。これ
に対し親装置2の制御回路31は、上記キ―コ―ドデ―
タに応じてラインリレ―24を開閉制御してダイヤルパ
ルスを加入者線1へ送出させる。しかして、所望の通話
相手への呼出しが行なわれ、これに対し被呼側が応答す
れば以後無線電話機4と被呼側との間が接続されて通話
が可能となる。すなわち、このような装置を使用すれ
ば、加入者線1に直接接続される通常の有線電話機を使
用する場合と全く同様に通話を行なうことができる。
【0013】ところで、この種の装置では無線電話機4
に電源としてバッテリ53を使用している。このため、
無線電話機4の動作を保証するためにはバッテリの出力
電圧が動作保証値以上になっているか否かを確認する必
要がある。
【0014】そこで従来では、図3に示すように無線電
話機4に電圧検出回路(BC)54を設け、この電圧検
出回路54の検出結果を基に制御回路52で例えば次の
ような電圧低下に係わる制御を行なっている。すなわ
ち、発呼動作時および着呼動作時において、無線電話機
4でオフフック操作が行なわれた時に、その時点で電圧
検出回路54の検出電圧を制御回路52に入力してこの
電圧が所定の動作保証電圧以上であるか否かを判定す
る。そして、動作保証電圧未満だった場合には、例えば
発光ダイオード(LED)49を点灯または点滅させ、
これにより加入者にバッテリ53の出力電圧が低下した
旨を報知してバッテリ53の交換または充電を促す。ま
た、それとともに発呼または着呼に関わる制御動作を中
止して待機状態に戻る。また、通話中においてもバッテ
リ53の出力電圧を監視し、通話中に電圧検出回路54
の検出電圧が動作保証電圧未満に低下すると、その時点
で上記低電圧警報を発するとともに無線回線を強制的に
断として待機状態に戻る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところがこの様な従来
の装置は、上記したようにオフフック期間中に低電圧検
出を行ない、電圧低下が検出されるとその時点で低電圧
警報を発するとともに接続制御動作を中止して待機状態
に戻るようにしている。このため、例えば待機中にバッ
テリの出力電圧が動作保証電圧以下になり、この状態で
着呼が発生した場合には、親装置2と無線電話機4との
間で呼出音を発生するまでの制御が行なわれたのち、無
線電話機4でオフフックがなされた時点で低電圧警報が
発生されて待機状態に戻ることになる。
【0016】すなわち、無線電話機4では着信したこと
を表わす呼出音が発生されたにも拘らず、加入者がこれ
にオフフックして応答するとその時点で待機状態に戻っ
てしまうというちぐはぐな動作が行なわれることにな
る。この様な動作は、着呼に応答した側の加入者は勿論
のこと発呼者にも戸惑いを与えることになり非常に好ま
しくない。
【0017】また、待機中にバッテリ53の出力電圧が
動作保証電圧よりもさらに低下して制御回路52が動作
不能になると、着呼が発生してもまた発呼操作が行なわ
れても、無線電話機4では着呼および発呼に関わる制御
動作は勿論のこと、低電圧検出および低電圧警報を発す
るための制御動作さえも行なわれなくなる。このため、
加入者は無線電話機4が動作しない理由が分かり難く、
この結果バッテリの交換または充電が遅れたり、また誤
って故障と判断してしまうこともあった。
【0018】そこで本発明は上記点に着目し、着呼発生
時にちぐはぐな動作が行なわれないようにして利用者の
戸惑いを低減し、かつ低電圧警報が確実に行なわれるよ
うにして利用者が対応を誤らずに適切かつ迅速に対応で
きる無線電話機を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、電源としてバッテリを備え、親装置に対し
無線回線を介して接続される無線電話機において、上記
バッテリの出力電圧を検出しその検出値が所定値以下に
低下したか否かを判定するための低電圧検出手段と、低
電圧用待機制御手段と、低電圧報知手段とを備えてい
る。そして、待機中に上記低電圧検出手段により上記バ
ッテリの出力電圧値が所定値以下に低下したことが検出
された場合に、上記低電圧用待機制御手段により、親装
置からの着呼の監視動作を少なくとも停止するように
し、かつ上記低電圧用待機制御手段による待機動作中に
上記低電圧報知手段により低電圧状態である旨を報知す
るようにしたものである。また本発明は、低電圧用待機
制御手段により、低電圧状態である旨を報知するに必要
な回路を除く全ての回路の動作を停止させることも特徴
とする。
【0020】
【作用】この結果本発明によれば、待機中にバッテリの
出力電圧が動作保証電圧値以下に低下すると、無線電話
機はそれ以後親装置からの着呼を受け付けず発呼に伴う
オフフックのみを検出する状態となる。このため、この
状態で親装置から着呼信号が到来しても無線電話機から
は呼出音が発生されず、利用者は着呼応答しない。した
がって、呼出音が発生されたにも拘らず、利用者が応答
すると待機状態に戻ってしまうといったちぐはぐな動作
が行なわれる不具合は防止され、これにより利用者の戸
惑いは低減される。
【0021】また、本発明によれば、待機中にバッテリ
の出力電圧の低下が検出されると、利用者によるオフフ
ック操作を待つことなく低電圧警報が発せられるので、
待機中に仮にバッテリの出力電圧が動作保証電圧よりも
さらに低下して制御回路が動作不可能な値になったとし
ても、低電圧状態になった旨を利用者に対し確実に報知
することが可能となる。
【0022】
【実施例】図1は、本発明の一実施例における無線電話
機の構成を示すものである。尚、同図において前記図3
と同一部分には同一符号を付して詳しい説明は省略す
る。
【0023】制御回路60は、マイクロコンピュ―タを
主制御部として備えたもので、その制御機能として発呼
または着呼に係わる種々制御手段に加えて、低電圧用待
機制御手段61および低電圧報知制御手段62を有して
いる。このうち低電圧用待機制御手段61は、待機中に
常時または定期的に電圧検出回路54の検出電圧を導入
し、この検出電圧に基づいてバッテリ53の出力電圧が
所定の動作保証電圧値未満に低下したか否かを判定す
る。そして、動作保証電圧値未満の場合には、待機中に
行なわれている間欠受信動作を停止して親装置2からの
着呼信号を受け付けない状態とし、発呼に伴うオフフッ
ク操作のみを監視するようにする。低電圧報知制御手段
62は、待機中にバッテリ53の出力電圧が動作保証電
圧値未満に低下したことが検出された場合に、その時点
で発光ダイオード(LED)49を点滅駆動して低電圧
警報を発するものである。
【0024】このような構成であるから、待機中におい
て無線電話機40の制御回路60は、図2に示すごとく
ステップ2a,2b,2cでそれぞれバッテリ53の出
力電圧の低下判定、着呼監視およびオフフックの操作監
視を繰り返し行なっている。この状態で、いま仮に親装
置2から着呼信号が到来したとすると、制御回路60は
ステップ2bからステップ2dに移行してここで先に述
べた手順で着呼に関わる制御を実行し、しかるのちステ
ップ2eでサウンダ48から呼出音を出力させる。この
呼出音を確認した加入者がオフフックして応答すると、
制御回路60はこのオフフック操作をステップ2fで検
出してステップ2gに移行し、ここで通話制御を実行す
る。そして、通話中にステップ2iで電圧検出回路54
の検出電圧に基づいて、バッテリ53の出力電圧が動作
保証電圧未満に低下したか否かを判定する。この判定の
結果、バッテリ53の出力電圧が動作保証電圧未満に低
下したことが検出されると、制御回路60はステップ2
jでLED49を点滅駆動してこれにより電圧低下を通
話中の加入者に報知し、しかるのちステップ2kで強制
終話して待機状態に戻る。
【0025】一方、待機中に加入者が発呼するためにオ
フフックしたとすると、制御回路60はステップ2cか
らステップ2hに移行し、ここで先に述べた所定の発呼
制御手順に従って親装置2との間の接続制御を実行す
る。そして、通話状態になると、ステップ2gで通話制
御を行ないながら、前記着呼の場合と同様にステップ2
i〜ステップ2kにより電圧低下監視と電圧低下が検出
された場合の低電圧警報の発生および強制終話制御とを
実行する。
【0026】さて、いま仮に待機中にバッテリ53の出
力電圧が動作保証電圧未満に低下したとする。そうする
と、制御回路60はこの電圧低下をステップ2aにて電
圧検出回路54の検出電圧を基に検出し、ステップ2l
に移行する。このステップ2lではLEDを点滅させて
低電圧警報を発生させる。したがって、もし電話機の近
くに加入者または他の利用者が存在すれば、これらの加
入者または利用者は自らオフフック操作を行なわなくて
も、上記LED49の点滅によりバッテリ53の電圧低
下を知ることができる。また制御回路60は、それまで
待機中に行なっていた間欠受信動作をステップ2nで停
止させ、以後ステップ2nによりオフフック操作の監視
を行なう。すなわち、無線電話機40は以後親装置2か
らの着呼信号を受け付けず、加入者によるオフフック操
作のみを受け付ける状態で待機する。そして、この状態
で加入者が例えば発呼するためにオフフックすると、制
御回路60はステップ2nでこのオフフックを検出して
ステップ2oに移行し、ここでLED49を点滅させて
低電圧警報を発して上記オフフックのみを受け付ける待
機状態に戻る。
【0027】このように本実施例であれば、待機中にバ
ッテリ53の出力電圧の低下監視を行ない、この電圧が
動作保証電圧値未満に低下したことが検出されると、そ
れ以後無線電話機40の動作状態を親装置2からの着呼
信号を一切受け付けず、オフフックのみを受け付けるよ
うにしたので、バッテリ53の出力電圧が低下した状態
で親装置2から着呼が発生しても、無線電話機40では
着呼制御が行なわれることはなく、呼出音も発生されな
い。したがって、加入者が呼出音を確認してオフフック
したところ、その時点で待機状態に戻ってしまうといっ
たちぐはぐな動作が行なわれないようになり、この結果
加入者および発呼者の戸惑いを低減することができる。
【0028】また、本実施例では待機中にバッテリの出
力電圧が動作保証電圧値未満に低下したことが検出され
た時点で、オフフック操作には関係なく低電圧警報を発
生するようにしたので、加入者はオフフック操作を行な
う前にバッテリ53の電圧低下を知ることが可能とな
り、これによりバッテリ53の交換または充電などを、
着呼や発呼が発生する前に事前に行なうことができる。
ちなみに、従来であれば、着呼が発生するかまたは発呼
するために加入者がオフフックしない限りバッテリ53
の電圧低下を知ることができなかったため、緊急の着呼
や発呼などの場合に支障が生じることがあった。
【0029】さらに本実施例であれば、電圧低下が検出
された時点で低電圧警報を発生するようにしたので、制
御回路60が動作可能な状態で低電圧警報を確実に発す
ることができる。ちなみに、従来ではオフフック操作が
行なわれない限り低電圧警報は発生されないので、加入
者がオフフック操作するまでの間にバッテリ53の出力
電圧がさらに低下して制御回路60が動作不能な状態に
なると、結局低電圧警報が発生されないことになり、加
入者は無線電話機40の動作状態を理解し難かった。
【0030】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではない。例えば、上記実施例では電圧低下が検出され
た時点で一定期間だけLED49を点滅させるようにし
たが、加入者が気付いてバッテリ53の交換または充電
を行なうまで継続的に点滅させるようにしてもよい。ま
た、前記実施例では電圧低下が検出されると、それ以降
間欠受信動作のみを停止するようにしたが、低電圧警報
を発するに必要な回路を除く他の全ての回路を不動作状
態とし、低電圧警報のみを発生させるようにしてもよ
い。
【0031】さらに、低電圧警報の発生手段としては、
LED49の点滅以外に鳴音を発生させたり音声合成技
術を用いて音声メッセージを発生させるようにしてもよ
い。その他、動作保証電圧の設定値や制御回路の制御手
順および制御内容、低電圧警報発生手段の構成、無線電
話機の種類や用途などについても、本発明の要旨を逸脱
しない範囲で種々変形して実施できる。
【0032】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、バ
ッテリの出力電圧を検出しその検出値が所定値以下に低
下したか否かを判定するための低電圧検出手段と、低電
圧用待機制御手段と、低電圧報知手段とを備え、待機中
に上記低電圧検出手段により上記バッテリの出力電圧値
が所定値以下に低下したことが検出された場合に、上記
低電圧用待機制御手段により、親装置からの着呼の監視
動作を少なくとも停止するようにし、かつ上記低電圧用
待機制御手段による待機動作中に上記低電圧報知手段に
より低電圧状態である旨を報知するようにしたことによ
って、着呼発生時にちぐはぐな動作が行なわれないよう
にして利用者の戸惑いを低減することができ、かつ低電
圧警報が確実に行なわれるようにして利用者が対応を誤
らずに適切かつ迅速に対応できる無線電話機を提供する
ことができる無線電話機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における無線電話機の構成を
示す機能ブロック図。
【図2】図1に示した無線電話機における制御回路の制
御手順および制御内容を示すフロ―チャ―ト。
【図3】従来におけるコードレス電話装置の構成の一例
を示す回路ブロック図である。
【符号の説明】
1…加入者線、2…親装置、3…無線回線、40…無線
電話機、21,41…シンセサイザ(SYN)、22,
42…送信機、23,43…受信機、24…ラインリレ
―、25…ハイブリッド回路、26,47…送信アンテ
ナ、27,44…受信アンテナ、28…着信検出回路
(16−DET)、29,50…受信電界検出回路(C
D)、30,51…識別情報メモリ(IDメモリ)、3
1,52,60…制御回路(CONT)、32…整流安
定化回路、45…受話器、46…送話器、48…サウン
ダ、49…発光ダイオード(LED)、53…バッテ
リ、54…電圧検出回路(BC)、61…低電圧用待機
制御手段、62…低電圧報知制御手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 難波 史也 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 東 芝通信システムエンジニアリング株式会社 内 (72)発明者 黒木 久功 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 東 芝通信システムエンジニアリング株式会社 内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源としてバッテリを備え、親装置に対
    し無線回線を介して接続される無線電話機において、 前記バッテリの出力電圧を検出しその検出値が所定値以
    下に低下したか否かを判定するための低電圧検出手段
    と、 待機中にこの低電圧検出手段により前記バッテリの出力
    電圧値が所定値以下に低下したことが検出された場合に
    それ以後前記親装置からの着呼の監視動作を少なくとも
    停止する低電圧用待機制御手段と、 この低電圧用待機制御手段による待機動作中に低電圧状
    態である旨を報知する低電圧報知手段とを具備したこと
    を特徴とする無線電話機。
  2. 【請求項2】 低電圧用待機制御手段は、低電圧状態で
    ある旨を報知するに必要な回路を除く全ての回路の動作
    を停止させることを特徴とする請求項1に記載の無線電
    話機。
JP3288806A 1991-11-05 1991-11-05 無線電話機 Pending JPH05130025A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011250652A (ja) * 2010-05-31 2011-12-08 Nec Casio Mobile Communications Ltd 電子機器、及びプログラム

Cited By (1)

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JP2011250652A (ja) * 2010-05-31 2011-12-08 Nec Casio Mobile Communications Ltd 電子機器、及びプログラム

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