JPH0512977Y2 - - Google Patents

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JPH0512977Y2
JPH0512977Y2 JP1987149232U JP14923287U JPH0512977Y2 JP H0512977 Y2 JPH0512977 Y2 JP H0512977Y2 JP 1987149232 U JP1987149232 U JP 1987149232U JP 14923287 U JP14923287 U JP 14923287U JP H0512977 Y2 JPH0512977 Y2 JP H0512977Y2
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JP
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drum
shaped magnetic
magnetic core
driver
flange
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、ドラム型磁芯に関し、特にインダク
タンスに適用して巻線性或いは切削その他の仕上
加工性等に優れたドラム型磁芯に関する。
《従来の技術》 従来、インダクタンス用ドラム型磁芯は、軸芯
の両端部に外面平滑なフランジを有するものが知
られている。
このフランジの径はインダクタンスの所要径に
応じ数mm〜数十mmの各種の大きさのものがあり、
またその形状もインダクタンスの取付回路等に応
じ円形や、三角、四角、六角、その他の多角形等
種々のものがある。
このようにフランジの径や形状がインダクタン
スの諸要求に応じて種々の異なるドラム型磁芯に
巻線を施す場合には、従来、第5図に示すよう
に、ドラム型磁芯10のフランジ2a,2bの一
方(ここでは2a)の外周を図示省略の巻線機に
取付けるチヤツク4にて挾持し、このチヤツク4
を回転させて軸芯1に巻線3の巻き付けを行つて
いた。
また、上記の巻線時にドラム型磁芯に生じるブ
レを防止するため、チヤツクで挾持するフランジ
と反対側のフランジの外面中央部に予め凸起又は
凹部を設けておき、この凸起又は凹部に対応する
凹部又は凸起を設けた台座の該凹部又は凸起に上
記フランジの凸起又は凹部を嵌合させて上記ドラ
ム型磁芯を固定することも知られている。
この態様を第6図A〜Cに示す。第6図Aは一
方のフランジ2bの外面中央部に予め凸起2′を
設けたドラム型磁芯10を、第6図Bはこの凸起
2′に対応する凹部5′を設けた台座5を、第6図
Cはフランジ2bの凸起2′を台座5の凹部5′に
嵌合させ、他方のフランジ2aの外周をチヤツク
4で挾持して巻線する状態を各々示している。
一方ドラム型磁芯に切削、その他の仕上加工を
施す場合にも、第5図、第6図に示すように、チ
ヤツク4で挾持し、必要に応じて台座5に支持し
て行われていた。
《考案が解決しようとする問題点》 上記の従来のドラム型磁芯においては、巻線或
は仕上加工時に、フランジ2a,2bの径や形状
に対応する挾持部を具えたチヤツクを使用する必
要があり、フランジ2a,2bの径や形状が変る
毎にこのフランジ外周を挾持するのに適した形状
のチヤツクを選択・取替を行わなければならず、
作業が煩雑となる。
しかも、予め各種のフランジ径や形状を想定し
て、多種類の挾持部を備えたチヤツクを準備して
おかなければならず、コスト席な負担も大きい。
また、予め準備しておいたチヤツクのいずれも
が、フランジの径や形状に適合しない場合は、巻
線や仕上加工が不可能となる。
また概略適合するチヤツクを使用すれば、回転
が不安定になり、大きなブレが生じる。そして大
きなブレは第6図A〜Cに示すような凸起又は凹
部により台座へ固定させる態様のものであつて
も、完全に防止することはできない。この結果、
不均一で、しかも緩みのある巻線となり、良品質
のインダクタンスを得ることができず、また切削
加工、その他の仕上加工を高精度で行うことがで
きない。
本考案は、上記した問題点に鑑みてなされたも
ので、どのような径や形状のフランジを有するド
ラム型磁芯であつても、多数種のチヤツクの準備
をする必要がないとともに、コスト的負担も軽減
され、しかもブレ発生がなくて良好な巻線や仕上
加工を行うことのできるドラム型磁芯を提供する
にある。
《問題点を解決するための手段》 本考案は、前記問題点を、ドラム型磁芯の一方
のフランジの外面中央部にドライバ装着用溝を設
け、他方のフランジの外面中央部に巻線や仕上加
工時等に台座等へ取付るための支持用凸起又は凹
部を設けた。
《作用》 本考案のドラム型磁芯においては、一方のフラ
ンジに設けられたドライバ装着用溝に、巻線機或
いは切削その他の仕上加工機に取付けられたドラ
イバを装着し、他方のフランジに設けられた凸起
又は凹部を、該凸起又は凹部に対応する凹部又は
凸起が設けられた台座の該凹部又は凸起に装着さ
せ、この状態で上記ドライバを回転させて巻線や
仕上加工を行う。
《実施例》 以下、本考案の好適的な実施例について、添附
図面に基づいて詳細に説明する。
尚、図中、従来例と同一あるいは相当する部材
については同一符号を付す。
第1図は、本考案に係るドラム型磁芯10の一
例を示している。同図に示すように、フエライト
から形成された細長な円柱状の軸芯1の両端部に
比較的大径な円板状の第1、第2のフランジ2
a,2bがそれぞれ一体的に形成されている。そ
して、第2のフランジ2bの外側面の中心点上に
は比較的小径な円筒状の凸起2′が一体的に突出
形成されている。この点では従来のものと同一で
ある。
ここで本考案では、第1図に示すように第1の
フランジ2aの外側面に2本の凹溝20,20が
略十字状に位置するように配設されドライバ装着
用溝21が形成されている。そして、両凹溝2
0,20の交点が軸芯1の中心線上に位置するよ
うになつている。
第2図は、上記ドライバ装着用溝21に適合す
る形状と大きさの先端部を有するドライバの例を
示しており、6がドライバ、6′がその先端部で
ある。
第3図は、本考案のドラム型磁芯の巻線或いは
仕上加工時に該磁芯を支持するための台座の例を
示しており、第3図Aは第1図に示すドラム型磁
芯10に適応される台座5で、凹部5′が設けら
れているもの、第3図Bは第1図Aの凸起2′の
代りに凹部が設けられるドラム型磁芯(図示省
略)に適応される台座5で凸起5″が設けられて
いるものを示している。
第1図に示すドラム型磁芯に巻線を行う場合の
態様例を第4図に示す。
第4図において、ドラム型磁芯10の一方のフ
ランジ2aの外面中央部に設けられたドライバ装
着用溝に、図示省略の巻線機に取付けられた第2
図に示すドライバ6の先端部6′を装着し、他方
のフランジ2bの外面中央部に設けられた凸起
2′を台座5の凹部5′に装着させる。
この状態で図示省略の巻線機を作動させ、ドラ
イバ6を回転させて、ドラム型磁芯10の軸芯1
に巻線3を行う。
フランジの径が第1図に示すものより大きいド
ラム型磁芯、或いはフランジの形状が第1図のよ
うな円形ではなく四角形や六角形等の多角形のド
ラム型磁芯等に巻線を行う場合であつても、第4
図において単にドラム型磁芯10をこれら所望の
ドラム型磁芯に取替え、上記と同じ操作を行うこ
とにより、容易に巻線を行うことができる。
また、ドラム型磁芯10に切削、その他の仕上
行う場合にも、上記と同様に、ドライバ装着用溝
にドライバを装着し、凸起又は凹部を台座に装着
させ、ドライバを回転させることにより行う。
尚本考案におけるドライバ装着用溝の形状や大
きさは特に限定せず、形状としては一、十形の
他、三角、四角、六角形、その他の多角形等であ
つてもよく、大きさもドライバが装着できる程度
であればよい。
但し、好ましくは一個のドライバで、フランジ
の径や形状が夫々異なるドラム型磁芯の全てを巻
線や仕上加工できるように、この一個のドライバ
の先端部の形状や大きさに合わせた溝を、フラン
ジの径や形状とは無関係に、全てのドラム型磁芯
に設けておくことである。
また、本考案における支持用凸起又は凹部も、
その形状や大きさは特に限定するものではない
が、上記のドライバ装着用溝の場合と同様に、一
個の台座のみで全てのドラム型磁芯の巻線や仕上
加工ができるように、一個の台座の凹部又は凸起
の形状や大きさに合わせた支持用凸起又は凹部
を、フランジの径や形状とは無関係に、全てのド
ラム型磁芯に設けておくことが好ましい。
《効果の効果》 以上のように本考案では、巻線や仕上加工に際
しドライバ装着用溝にドライバを装着するだけで
よいので、ドラム型磁芯のフランジの径や形状に
応じてチヤツクを選択する必要がなく、どのよう
な径や形状のフランジを有するドラム型磁芯であ
つても極めて容易に巻線或いは切削、その他の仕
上加工作業に着手できる。
また、本考案ではドライバと台座との二点によ
り支持されるため、回転が安定し、均一でかつ緩
みのない良好な巻線或いは高精度な仕上加工を行
うことができる。
なお、本考案における凸起又は凹部はインダク
タンスとしてプリント基板、その他の回路に取付
ける際の位置決め用凸起又は凹部としても作用
し、予めプリント基板等にこの凸起や凹部に適合
する凹部や凸起を設けておけば、インダクタンス
取付け作業が極めて容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るドラム型磁芯の一実施例
を示す図で、第1図Aは側断面図、第1図Bは上
面図、第2図は第1図に示すドラム型磁芯の巻線
時等に使用されるドライバの一例を示す側面図、
第3図は本考案ドラム型磁芯の巻線時等に使用さ
れる台座の一例を示す断面図、第4図は本考案の
ドラム型磁芯に巻線を行う場合の態様例を示す
図、第5図は従来のドラム型磁芯に巻線を行う場
合の態様例を示す図、第6図A〜Cは従来の他の
ドラム型磁芯に巻線を行う場合の態様例を説明す
るための図で、第6図Aがドラム型磁芯を、第6
図Bが第6図Aのドラム型磁芯に使用される台座
を、第6図Cが巻線時の態様を示す図である。 1……軸芯、2a,2b……フランジ、2′…
…凸起、3……巻線、4……チヤツク、5……台
座、5′……凹部、6……ドライバ、5″……凸
起、6′……ドライバ先端部、10……ドラム型
磁芯、21……ドライバ装着用溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軸芯の両端部にフランジを有するドラム型磁心
    において、前記一方のフランジの外面中央部にド
    ライバ装着用溝を設け、他方のフランジの外面中
    央部支持用凸起又は凹部を設けてなることを特徴
    とするドラム型磁芯。
JP1987149232U 1987-10-01 1987-10-01 Expired - Lifetime JPH0512977Y2 (ja)

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JP1987149232U JPH0512977Y2 (ja) 1987-10-01 1987-10-01

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JP1987149232U JPH0512977Y2 (ja) 1987-10-01 1987-10-01

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JPS6457620U JPS6457620U (ja) 1989-04-10
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS518998U (ja) * 1974-07-03 1976-01-22
JPS58216407A (ja) * 1982-06-10 1983-12-16 Kijima Musen Kk 電気巻線部品及びその生産方法

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