JPH05129198A - 自動液管理装置 - Google Patents

自動液管理装置

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JPH05129198A
JPH05129198A JP13145891A JP13145891A JPH05129198A JP H05129198 A JPH05129198 A JP H05129198A JP 13145891 A JP13145891 A JP 13145891A JP 13145891 A JP13145891 A JP 13145891A JP H05129198 A JPH05129198 A JP H05129198A
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JP
Japan
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temperature
resist stripping
heating
liquid
sampling
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Application number
JP13145891A
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English (en)
Inventor
Satoshi Takaiwa
聡 高岩
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Tokico Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
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Publication date
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Control Of Non-Electrical Variables (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Devices For Use In Laboratory Experiments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 レジスト剥離液の有効成分を正確に測定する
ことができる自動液管理装置の提供を目的とする。 【構成】 検出手段54の前段に、サンプリング手段5
1によりサンプリングされたレジスト剥離液を加熱する
ための加熱手段53を設け、この加熱手段53により、
該レジスト剥離液の温度を、有効成分の安定した測定が
できる例えば65℃以上の領域にまで上昇させ、これに
よって有効成分を測定する際の不安定要素とされる、中
間物質の生成を防止した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、処理液が劣化したか
否かを判定する自動液管理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、半導体の製造工程等で用いら
れるレジスト剥離液(処理液)は自動、手動を問わず様々
な方法で分析、管理されていた。具体的には、レジスト
剥離液を、ポンプとバルブの開閉とにより間欠的にサン
プリングした後、該レジスト剥離液を分析機器内に注入
し、この反応セル内において、滴定分析を行うようにし
ている。そして、このような自動液管理装置では、制御
手段内に設けられたコンピュータにより、ポンプの駆
動、バルブの開閉等の動作を制御するとともに、反応セ
ル内に滴下した試薬の滴下量に基づき、処理液中の有効
成分である硫酸あるいは過酸化水素の濃度を算出し、こ
れらの算出結果をCRTあるいはプリンタに出力してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なレジスト剥離液の自動液管理装置では、通常、室温に
てレジスト剥離液の分析を行うようにしているが、この
とき室温が変化すると、該レジスト剥離液の分析値も微
妙に変化するという問題があり、この点において、処理
液を正確に分析できる自動液管理装置の提供が期待され
ていた。
【0004】この発明は、上記の事情に鑑みてなされた
ものであって、レジスト剥離液(処理液)の温度と該レ
ジスト剥離液の有効成分の分析値との相関関係に基づ
き、該レジスト剥離液を、分析値が安定する最適な温度
領域内に設定し、これにより該レジスト剥離液の有効成
分を正確に測定することができる自動液管理装置の提供
を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明では、処理液をサンプリングするサン
プリング手段と、サンプリングされた処理液の有効成分
の量を検出する検出手段とを有し、検出手段からの検出
データに基づき処理液の有効成分濃度を演算するように
した自動液管理装置において、前記検出手段の前段に、
前記サンプリング手段によりサンプリングされた処理液
を加熱するための加熱手段を設けるようにしている。第
2の発明では、前記加熱手段を制御する制御手段と、前
記加熱手段に設けられて、前記加熱手段により加熱され
た処理液の温度を検出する温度検出手段とを具備し、前
記制御手段により、温度検出手段の温度データに基づい
て、処理液の温度を少なくとも65℃以上となるように
加熱手段を制御するようにしている。第3の発明では、
前記サンプリング手段によりサンプリングされる処理液
は、有効成分としてH2SO4及びH22を含む、あるい
はH2SO4及びO3 を含むことを特徴としている。第4
の発明では、処理液をサンプリングするサンプリング手
段と、該サンプリング手段によりサンプリングされた処
理液の吸光度を検出する吸光度検出手段と、該吸光度検
出手段の前段に設けられて、前記サンプリング手段によ
りサンプリングされた処理液を加熱するための加熱手段
と、前記吸光度検出手段において検出された吸光度から
前記処理液の有効成分濃度を演算する演算手段とを設け
るようにしている。
【0006】
【作用】第1〜第3の発明として示される自動液管理装
置では、検出手段の前段に、サンプリング手段によりサ
ンプリングされた処理液を加熱するための加熱手段が設
けられていることから、この加熱手段による処理液の加
熱により、該処理液の温度を、有効成分の安定した測定
ができる例えば65℃以上の領域にまで上昇させること
ができ、これによって有効成分を測定する際の不安定要
素とされる、中間物質の生成を防止することができ、こ
れによって該処理液の有効成分の濃度を安定した状態で
測定できる。第4の発明として示される自動液管理装置
では、吸光度検出手段の前段に、サンプリング手段によ
りサンプリングされた処理液を加熱する加熱手段を設け
たことから、第1〜第3の発明に示される自動液管理装
置と同様に、処理液の温度を、有効成分を測定する際の
不安定要素とされる中間物質の生成を防止できる、例え
ば65℃以上の領域にまで上昇させることができ、これ
によって該処理液の劣化度を検出するための吸光度を安
定した状態で測定できる。
【0007】
【実施例】この発明の第1実施例を図1〜図3を参照し
て説明する。まず、図1を参照して、本発明に係る自動
液管理装置の概略構成について説明する。図1におい
て、符号50で示すものは、半導体用シリコンウエハ上
のレジスト(ノボラック樹脂等)を剥離して溶解するレ
ジスト剥離液が貯留される貯留槽である。なお、前記レ
ジスト剥離液中には、レジストを剥離して溶解するため
の硫酸(H2SO4)及び過酸化水素(H22)等の有効
成分が含有され、あるいは硫酸(H2SO4)及びオゾン
(O3 )等の有効成分が含有されている。また、前記貯
留槽50には、レジスト剥離液を輸送するサンプリング
ポンプ51(サンプリング手段)を途中に有する経路5
2が設けられ、この経路52の途中であり、かつ前記サ
ンプリングポンプ51の下流側には、加熱手段53と、
検出手段54とが順次設けられている。
【0008】前記加熱手段53は、前記サンプリングポ
ンプ51によりサンプリングされたレジスト剥離液を加
熱するヒータを有するものであり、このヒータによる加
熱により、該レジスト剥離液の温度を、有効成分の安定
した測定ができる例えば65℃以上の領域にまで上昇さ
せるようにしている。なお、前記加熱手段53によるレ
ジスト剥離液の加熱温度については図3を参照して後述
する。また、この加熱手段53には、加熱したレジスト
剥離液の温度を測定するための熱電対等の温度センサ5
3A(温度検出手段)が設けられており、この温度セン
サ53Aにより測定されたレジスト剥離液の温度を示す
温度データ(A)は、後述する制御手段55に供給され
るようになっている。
【0009】前記検出手段54は、前記経路52により
送られた一定量のレジスト剥離液に試薬を滴下し、この
ときのレジスト剥離液の電位を測定するものであって、
この検出手段54において検出された電位を示す測定デ
ータは演算手段56に供給され、この演算手段56にお
いて、試薬を滴下した場合の電位の変化、及び試薬の滴
下量からレジスト剥離液中の有効成分の濃度を算出する
ようにしている。つまり、前記演算手段56において
は、酸化還元電位が飛躍した点を反応の終点として、こ
の反応の終点における試薬の滴下量から、前記レジスト
剥離液の有効成分である硫酸及び過酸化水素濃度、ある
いは硫酸及びオゾン濃度がそれぞれ算出されるものであ
る。
【0010】また、前記サンプリングポンプ51、加熱
手段53、検出手段54はそれぞれ制御手段55により
制御されるようになっている。すなわち、制御手段55
からは、前記サンプリングポンプ51、加熱手段53、
検出手段54をそれぞれ駆動するための駆動信号がそれ
ぞれ出力されるようになっている。一方、この制御手段
55には、加熱手段53の温度センサ53Aにおいて検
出されたレジスト剥離液の温度が温度データ(A)とし
て入力されるようになっており、この制御手段55は、
前記温度データに基づき加熱手段53がレジスト剥離液
を一定の温度で加熱すべく、前記駆動信号(符号(B)
で示す)の出力を調整するようにしている。すなわち、
この制御手段55は、前記温度データ(A)に基づき、
レジスト剥離液の温度が定められた値となるように加熱
手段53をフィードバック制御するようにしている。な
お、図1において符号57で示すものは、加熱手段53
によるレジスト剥離液の加熱温度を設定する(例えば6
5℃に設定する)ための入力手段であり、符号58で示
すものは、検出手段54において有効成分濃度が測定さ
れた後のレジスト剥離液をドレンとして貯留するための
ドレン貯留部である。
【0011】次に、図1に示した加熱手段53の具体的
構成について図2(a)及び図2(b)を参照して説明
する。まず、図2(a)において符号60で示すものは
熱電導性に優れるアルミ等の金属で形成された円柱状の
ブロックであって、このブロック60の中心部には、上
下に向けて棒状のヒータ61が配置されている。なお、
このヒータ61は、前述したように制御手段55から出
力された駆動信号により駆動されるようになっている。
また、前記円柱状のブロック60の周囲には、一点鎖線
で示すように、経路52によって送られたレジスト剥離
液が流通するテフロンチューブ62が螺旋状に巻回され
ており、これによりヒータ61の熱が、ブロック60を
介して間接的にテフロンチューブ62内のレジスト剥離
液に伝達されるようになっている。また、前記テフロン
チューブ62には、テフロンチューブ62の外面のレジ
スト剥離液の温度を測定するための熱電対63(温度検
出手段53A)が配置され、この熱電対63において検
出されたレジスト剥離液の温度を示す温度データは、前
述した制御手段55に供給され、この制御手段55にお
いて、温度データに基づき、レジスト剥離液の温度が定
められた値(例えば65℃)となるようにヒータ61を
フィードバック制御するようにしている。
【0012】次に、図2(b)に示す加熱手段53の具
体的構成について説明する。この図2(b)において、
符号64で示すものは経路52によって送られたレジス
ト剥離液が流通するテフロンチューブであって、このテ
フロンチューブ64の周囲には、その内部のレジスト剥
離液を、該テフロンチューブ64を介して間接的に加熱
するためのヒータ65としてのニクロム線が巻回されて
いる。なお、このヒータ65は、上記ヒータ61と同様
に、制御手段55から出力された駆動信号により駆動さ
れる。また、前記テフロンチューブ64には、テフロン
チューブ64内のレジスト剥離液の温度を測定するため
の熱電対66(温度検出手段53A)が配置され、この
熱電対66において検出されたレジスト剥離液の温度を
示す温度データは、前述した制御手段55に供給され、
この制御手段55では、温度データに基づき、レジスト
剥離液の温度が定められた値となるようにヒータ65へ
の制御信号の出力をフィードバック制御するようにして
いる。
【0013】ここで、図3を参照して、入力手段57に
おいて、加熱手段53によるレジスト剥離液の加熱温度
を65℃以上と設定した理由を説明する。図3に示すグ
ラフは、過酸化水素の濃度の異なる二種類のレジスト剥
離液について、これらの濃度測定値が、前記レジスト剥
離液の温度とどのような関係にあるかを示すものであ
る。そして、これらの測定結果を参照して判るように、
レジスト剥離液の温度が65℃以下の場合には、温度の
上昇に伴って、過酸化水素の濃度測定値も上昇してゆ
く。すなわち、レジスト剥離液の温度が65℃以下であ
る場合には、過酸化水素の濃度測定値が不安定であるこ
とが判る。なお、レジスト剥離液の温度が65℃以下で
ある場合に、過酸化水素の濃度測定値が不安定となる理
由については、温度が65℃以下であると、過酸化水素
と硫酸とが反応して、あるいはオゾンと硫酸とが反応し
て、不安定な中間物質を形成し、この不安定な中間物質
が、過酸化水素の濃度測定値の不安定要因となると考え
られている。
【0014】一方、レジスト剥離液の温度が65℃以上
の場合には、温度が上昇しても、過酸化水素の濃度測定
値は殆ど変化しない。すなわち、レジスト剥離液の温度
が65℃以上である場合には、不安定な中間物質が形成
されず、過酸化水素の濃度測定値がほぼ一定の値を示す
ことが判る。そして、このような過酸化水素の濃度測定
値と、レジスト剥離液の温度との関係に基づいて、入力
手段57において、加熱手段53の温度が65℃以上と
なるような設定を行わせ、これによって安定したレジス
ト剥離液の有効成分の分析を行わせるようにしている。
【0015】なお、図3では、レジスト剥離液の有効成
分である過酸化水素について、濃度測定値と温度との関
係を示したものであるが、この関係と同様に、他の有効
成分である硫酸あるいはオゾンについても、これら各濃
度測定値が温度が所定値以下では、一定とならないこと
が実験により確かめられている。これによって、硫酸あ
るいはオゾンの濃度を分析する場合においても、レジス
ト剥離液の温度を所定値(例えば、65℃以上)以上に
設定する必要がある。また、前記入力手段57において
設定されるレジスト剥離液の加熱温度は65℃に限定さ
れるものではなく、65℃以上の例えば100℃であっ
ても良い。
【0016】次に、図1に示す構成を更に具体化した自
動液管理装置を、本発明の第2実施例として図4を参照
して説明する。まず、図4において符号1で示すもの
は、図示しない処理槽からレジスト剥離液が供給される
処理液供給経路である。なお、前記レジスト剥離液に
は、半導体用シリコンウエハ上のレジスト(ノボラック
樹脂等)を剥離して溶解する硫酸(H2SO4)及び過酸
化水素(H22)等の有効成分が含有されているもの、
あるいは、硫酸(H2SO4)及びオゾン(O3 )等の有
効成分が含有されているものも使用される。
【0017】前記処理液供給経路1の途中にはレジスト
剥離液の流通方向Xに沿って、レジスト剥離液を冷却す
る冷却器2、未溶解物等の不純物を除去するフィルタ
3、フォトセル4、六方電磁弁5が順次設けられてい
る。前記フォトセル4は、前記経路1によって送られて
きたレジスト剥離液をセル(図示略)内に導き、該レジ
スト剥離液に一定波長の光線を照射することにより、当
該レジスト剥離液の吸光度を測定するものである。な
お、前記六方電磁弁5は、(一)通常は実線で示すよう
に配置されており、前記レジスト剥離液をループ10及
び経路6・7を通じて処理槽(図示略)に、経路6・8
を通じてドレンタンク9にそれぞれ案内する、(二)レ
ジスト剥離液中の硫酸、過酸化水素濃度を測定する際
に、点線で示す位置に切り換え、前記実線の位置に配置
されている間にループ10に一時貯留されたレジスト剥
離液を、純水供給系11(後述する)を通じて送られた
純水により押し出し、反応セル(後述する)に案内す
る。なお、前記ループ10は、その内部に貯留されるレ
ジスト剥離液の量が予め設定されている、つまり定量の
ために用いるものである。
【0018】また、前記経路6〜8の分岐部に設けられ
たものは、特に汚れたレジスト剥離液をドレンタンク9
に案内するための三方電磁弁12、前記経路6の途中に
設けられたものはポンプ13、前記経路8の途中に設け
られたものは、レジスト剥離液のPHを測定するPH電
極14である。なお、ポンプ13はこの位置に限られた
ものではなく、フォトセル4あるいは六方電磁弁5の前
段に適宜設けるようにしても良い。前記純水供給系11
は、純水の供給経路15に沿って設けられた二方電磁弁
16、中間トラップ17、ポンプ18と、分岐した経路
19に設けられて、該純水の供給圧力を一定値以下に保
持するリリーフ弁20とにより構成されるものである。
また、このリリーフ弁20により排出された純水は、前
記ドレンタンク9に案内される。なお、前記純水供給系
11は、二方電磁弁16、中間トラップ17、ポンプ1
8、リリーフ弁20を有するものであるが、これに限定
されずポンプ18のみにより構成しても良い。
【0019】一方、前記ループ10に一時貯留された
後、純水により押し出されたレジスト剥離液は経路21
を通じて反応セル25(後述する)か、反応セル26
(後述する)のいずれかに案内される。前記経路21の
途中には、レジスト剥離液を加熱するための加熱手段1
00が設けられている。この加熱手段100は、例えば
図2(a)に示すように、ヒータ61が内部に配置され
たアルミ等の円柱状ブロック60の周囲に、経路21の
レジスト剥離液が流通するテフロンチューブ62が螺旋
状に巻回されたものであって、これにより、テフロンチ
ューブ62内のレジスト剥離液が、円柱状ブロック60
を介してヒータ61により間接的に加熱されるようにな
っている。また、加熱手段100は、図2(a)で示す
構造のものに限定されず、例えば図2(b)に示すよう
に、経路21によって送られたレジスト剥離液が流通す
るテフロンチューブ64の周囲に、その内部のレジスト
剥離液を加熱するためのヒータ65としてのニクロム線
を巻回したものであっても良い。また、前記加熱手段1
00には、図2(a)及び図(b)に示す熱電対63、
66と同様の温度検出手段が設けられており、該温度検
出手段において検出された温度データ(ハ)は制御手段
110に供給される。この制御手段110については後
述する。
【0020】また、前記加熱手段100のテフロンチュ
ーブを経由した経路21’は、三方電磁弁24を介して
経路22と経路23とに分岐しており、最終的に反応セ
ル25・26に至っている。また、前記反応セル25・
26には、前記経路22・23により供給されたレジス
ト剥離液に対して、試薬を供給するための試薬供給系2
7〜29と、前記反応セル25・26内の溶液の電位を
測定するための電極30・31とがそれぞれ設けられて
いる。前記試薬供給系27〜29は、フラスコ27A〜
29Aに貯留された各試薬を、滴定ポンプ27B〜29
Bにより経路27C〜29Cを経由させて、前記反応セ
ル25・26に少量ずつ供給するものであり、前記電極
30・31は、試薬を滴下した場合におけるレジスト剥
離液の電位をそれぞれ検出するものであって、これら電
位の変化からレジスト剥離液の硫酸、過酸化水素、オゾ
ン濃度が算出できるようになっている。つまり、電位が
飛躍した点を反応の終点として、この反応の終点におけ
る試薬の滴下量(この滴下量を示すデータ(イ)は滴定
ポンプ27B〜29Bからそれぞれ出力される。また、
電位を示すデータ(ロ)は電極30・31からそれぞれ
出力される)から、前記レジスト剥離液の有効成分であ
る硫酸、過酸化水素濃度がそれぞれ算出されるようにな
っている。
【0021】また、前記フラスコ27A〜29Aに貯留
される試薬としては、水酸化ナトリウム等のアルカリ標
準液、過マンガン酸カリウム溶液等の酸化還元反応を起
こす標準液等が適当である。一方、反応セル25・26
の下部には、測定が終了する毎に該反応セル25・26
内のレジスト剥離液を排出するための経路32〜34が
設けられ、これら経路32〜34の途中には、フィルタ
35・36、反応セル25・26からの溶液の排出動作
を行うための二方電磁弁37・38、排液ポンプ39が
順次設けられている。そして、前記経路32〜34を通
じて排出された溶液は、前述したドレンタンク9内に送
られるようになっている。
【0022】なお、図4に示す自動液管理装置の系統図
において、符号101の範囲で示すものは図1のサンプ
リングポンプ51に相当するサンプリング手段であり、
符号102で示す範囲のものは図1の検出手段54に相
当する検出手段である。次に、図4に符号110で示す
制御手段には、加熱手段100の温度検出手段から出力
された、レジスト剥離液の温度を測定する温度データ
(ハ)が入力され、この温度データ(ハ)に基づき制御
手段110は、加熱手段100がレジスト剥離液を例え
ば65℃以上の一定の温度で加熱すべく、加熱手段10
0のヒータに対する駆動信号(ニ)の出力をフィードバ
ック制御するようにしている。なお、制御手段110
が、加熱手段100に対して設定する加熱温度は、図1
の入力手段57と同様の入力手段111において設定さ
れる。一方、符号112で示す演算手段には、検出手段
102の滴下ポンプ27B〜29Bから出力された試薬
の滴下量を示すデータ(イ)と、電極30・31から出
力された電位を示すデータ(ロ)とがそれぞれ入力され
るようになっており、この演算手段112において、電
位が飛躍した点を反応の終点として、この反応の終点に
おける試薬の滴下量から、前記レジスト剥離液の有効成
分である硫酸、過酸化水素濃度がそれぞれ算出され、更
にこの算出結果に基づき、レジスト剥離液が劣化した状
態にあるか否かを判定する。なお、この演算手段112
で演算されたレジスト剥離液の有効成分の濃度、及びレ
ジスト剥離液の劣化度は、CRTあるいはプリンタに出
力される。また、前記制御手段110からは、図示して
いないが、サンプリング手段101の六方電磁弁5、三
方電磁弁12、二方電磁弁16、ポンプ18等を駆動す
るための駆動信号、及び検出手段102の三方電磁弁2
4、滴定ポンプ27B〜29B、二方電磁弁37・3
8、排液ポンプ39を駆動するための駆動信号がそれぞ
れ出力されている。
【0023】次に、本発明の第3実施例を図5を参照し
て説明する。図5において符号70で示すものは、レジ
スト剥離液をサンプリングし、該サンプリングしたレジ
スト剥離液を経路71を通じて輸送するためのサンプリ
ングポンプ(サンプリング手段)であり、符号72で示
すものは、サンプリングしたレジスト剥離液を加熱する
ための加熱手段であり、符号73で示すものは、レジス
ト剥離液の有効成分の濃度を検出するための吸光度検出
手段である。なお、前記レジスト剥離液の有効成分とし
ては、第1、第2実施例のレジスト剥離液と同様に、硫
酸(H2SO4)及び過酸化水素(H22)、あるいは硫
酸(H2SO4)及びオゾン(O3 )等がある。
【0024】前記加熱手段72は、第1、第2実施例の
加熱手段53、100と同様のものである、すなわち、
図2(a)あるいは図2(b)に示すように、ヒータ6
1が内部に配置されたアルミ等の円柱状ブロック60の
周囲に、経路71によって送られたレジスト剥離液が流
通するテフロンチューブ62が螺旋状に巻回されたも
の、あるいは、経路71によって送られたレジスト剥離
液が流通するテフロンチューブ64の周囲に、その内部
のレジスト剥離液を加熱するためのヒータ65としての
ニクロム線を巻回したもの等が適用される。また、前記
加熱手段72には、図2(a)及び図(b)に示す熱電
対63、66と同様の温度検出手段が設けられており、
該温度検出手段において検出された温度データ(ホ)は
制御手段80(後述する)に供給される。前記吸光度検
出手段73は、光源74と、前記経路71を通じて送ら
れたレジスト剥離液が流通するとともに、このレジスト
剥離液中に前記光源74からの光が照射されるフローセ
ル75と、フローセル75を経由した光の中で、特定波
長の光のみを取り出す干渉フィルタ76と、該干渉フィ
ルタ76を経由した光の強度を測定するための光センサ
77とを具備するものであって、この光センサ77にお
いて測定された検出データは、演算手段81(後述す
る)に供給されるようになっている。
【0025】次に、制御手段80、演算手段81につい
て説明する。制御手段80は、サンプリングポンプ7
0、加熱手段72のヒータ61、65、光源74を駆動
するための駆動信号を出力するものである。また、この
制御手段80には、加熱手段72の温度検出手段から出
力された、レジスト剥離液の温度を測定する温度データ
(ホ)が入力され、この温度データ(ホ)に基づき制御
手段80は、加熱手段72がレジスト剥離液を一定の温
度で加熱すべく、加熱手段72のヒータ61、65に対
する駆動信号(符号(ヘ)で示す)の出力をフィードバ
ック制御するようにしている。なお、制御手段80が、
加熱手段72に対して設定する加熱温度は、第1、第2
実施例の入力手段57、111と同様、入力手段82に
おいて設定される。符号81で示す演算手段には、光セ
ンサ77において検出された光の強度を示す検出データ
が入力されるようになっており、この演算手段81で
は、この検出データを、予め記憶させておいた基準デー
タと比較することにより、レジスト剥離液の吸光度を検
出し、この検出結果からレジスト剥離液が劣化したか否
かを判定するようにしている。なお、本実施例におい
て、符号78A〜78Cで示すものは、光源74から出
力された光を屈曲させるための反射板である。
【0026】以上詳細に説明したように、これら実施例
に示す自動液管理装置によれば、検出手段54、10
2、73の前段に、サンプリング手段(あるいはサンプ
リングポンプ)51、101、70によりサンプリング
されたレジスト剥離液を加熱するための加熱手段54、
100、72が設けられていることから、図3に示すよ
うに、これら加熱手段54、100、72により、レジ
スト剥離液の温度を、有効成分の安定した測定ができる
例えば65℃以上の領域にまで上昇させることができ、
これによって有効成分を測定する際の不安定要素とされ
る、中間物質の生成を防止することができ、該レジスト
剥離液中の劣化度を安定した状態で正確に測定すること
ができる効果が得られる。
【0027】
【発明の効果】以上の説明から明かなように、第1〜第
3の発明によれば、加熱手段により、、該処理液の温度
を、有効成分の安定した測定ができる例えば65℃以上
の領域にまで上昇させることができ、これによって有効
成分を測定する際の不安定要素とされる、中間物質の生
成を防止することができ、該処理液中の有効成分を安定
した状態で正確に測定することができる効果が得られ
る。また、第4の発明では、第1〜第3の発明の自動液
管理装置と同様に、処理液の温度を、有効成分を測定す
る際の不安定要素とされる中間物質の生成を防止でき
る、例えば65℃以上の領域にまで上昇させることがで
き、これによって該処理液の劣化度を検出するための吸
光度を、安定した状態で、かつ正確に測定できる効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す自動液管理装置の全
体概略構成図。
【図2】(a)及び(b)は自動液管理装置の加熱手段
53・72・100を具体化した図。
【図3】レジスト剥離液の有効成分である過酸化水素の
測定濃度と、温度との関係を示したグラフ。
【図4】本発明の第2実施例を示す自動液管理装置の全
体概略構成図。
【図5】本発明の第3実施例を示す自動液管理装置の全
体概略構成図。
【符号の説明】
51 サンプリングポンプ(サンプリング手段) 53 加熱手段 53A 温度センサ(温度検出手段) 54 検出手段 55 制御手段 63 熱電対(温度検出手段) 66 熱電対(温度検出手段) 70 サンプリングポンプ(サンプリング手段) 72 加熱手段 73 吸光度検出手段 80 制御手段 100 加熱手段 101 サンプリング手段 102 検出手段 110 制御手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理液をサンプリングするサンプリング
    手段と、サンプリングされた処理液の有効成分の量を検
    出する検出手段とを有し、検出手段からの検出データに
    基づき処理液の有効成分濃度を演算するようにした自動
    液管理装置において、 前記検出手段の前段には、前記サンプリング手段により
    サンプリングされた処理液を加熱するための加熱手段が
    設けられていることを特徴とする自動液管理装置。
  2. 【請求項2】 前記加熱手段を制御する制御手段と、前
    記加熱手段に設けられて、前記加熱手段により加熱され
    た処理液の温度を検出する温度検出手段とを具備してな
    り、 前記制御手段は、温度検出手段の温度データに基づい
    て、処理液の温度を少なくとも65℃以上となるように
    加熱手段を制御することを特徴とする請求項1記載の自
    動液管理装置。
  3. 【請求項3】 前記サンプリング手段によりサンプリン
    グされる処理液は、有効成分としてH2SO4及びH22
    を含むものである、あるいは、H2SO4及びO3 を含む
    ものであることを特徴とする請求項1記載の自動液管理
    装置。
  4. 【請求項4】 処理液をサンプリングするサンプリング
    手段と、該サンプリング手段によりサンプリングされた
    処理液の吸光度を検出する吸光度検出手段と、該吸光度
    検出手段の前段に設けられて、前記サンプリング手段に
    よりサンプリングされた処理液を加熱するための加熱手
    段と、前記吸光度検出手段において検出された吸光度か
    ら前記処理液の有効成分濃度を演算する演算手段とから
    構成されていることを特徴とする自動液管理装置。
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