JPH051289Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 【技術分野】

本考案はいわゆるジエツトバスである気泡発生
装置を備えた浴槽の垢取り装置に関する。

【背景技術】

第４図に示すような気泡発生装置１を備えた浴
槽２においては、気泡の身体への刺激、マツサー
ジにより一般の浴槽と比べて身体の垢が発生し易
く、しかも気泡の浮き上がりにより、垢の湯面へ
の浮き上がりが顕著であつた。 この垢を取るには、従来にあつては、湯の循環
途中にフイルターを設けるか、あるいは空気吸い
込み部３を浴槽２中に設け、湯面上の垢を吸い取
る等の手段が採用されているが、前者にあつては
湯中に溶け込んだ垢に対しては効果があつても、
問題の浮上している垢に対しては殆ど効果がな
く、又、後者にあつては空気吸い込み部３の位置
と垢のよどみ箇所が一致せずに効果的でない場合
が多く、更には浴槽２の形状が変われば、その都
度湯の流れを検討しなければならず、使い勝手が
悪いという問題があつた。

【考案の目的】

本考案は上記事情に鑑みて為されたものであ
り、その目的とするところは、気泡発生装置の空
気吸い込み部を利用して、吸い込みチユーブを取
付けることにより、湯面上の垢を吸い込みフイル
ターで除去できる浴槽の垢取り装置を提供するこ
とにある。

【考案の開示】

本考案の浴槽の垢取り装置は、気泡発生装置１
を備えた浴槽２のフランジ７に空気吸い込み部３
を設け、この空気吸い込み部３にフイルター４を
介して屈曲自在な吸い込みチユーブ５を取付けて
成るものであり、この構成により上記目的が達成
されたものである。即ち、吸い込みチユーブ５に
より浴槽２の湯面の任意の箇所に位置する垢６を
吸い込みフイルター４で除去できるものである。 以下、本考案を添付の図面に示す実施例に基づ
いて説明する。 浴槽２には一般の気泡発生装置１が付設されて
おり、浴槽２のフランジ７に設けられた空気吸い
込み部３にはフイルター４が設置され、このフイ
ルター４により垢６が湯の循環流路に流入しない
ようになされている。この空気吸い込み部３には
フレキシブルチユーブである吸い込みチユーブ５
の一端が取付けられており、吸い込みチユーブ５
の他端には吸い込み用カツプ８が取付けられてい
る。而して、この吸い込みチユーブ５の可撓性を
利用して屈曲させて浴槽２の湯面上の垢６をその
吸い込み用カツプ８で湯と空気と一緒に吸い込み
垢６はフイルター４で除去し、湯と空気を循環流
路中に送り込みジエツトバスとしての機能が損な
われないようにしている。 第２図及び第３図に示す実施例では、吸い込み
チユーブ５として伸縮自在チユーブを採用してお
り、使用しない場合には第２図に示すように縮め
ておくことにより、邪魔にならないようにしてい
る。この吸い込みチユーブ５は取り外し自在とし
ておいてもよい。

【考案の効果】

本考案にあつては、浴槽のフランジに空気吸い
込み部を設け、この空気吸い込み部にフイルター
を介して屈曲自在な吸い込みチユーブを取付けて
いるので、吸い込みチユーブにより浴槽の湯面の
任意の箇所に位置する垢を吸い込みフイルターで
除去できるものであり、しかも、吸い込みチユー
ブが湯につからないようにできるので、湯がまぜ
られることがなく垢が湯に浮いたままの状態で、
屈曲自在な吸い込みチユーブを移動させて効率よ
く垢を除去できるものであり、いわゆるジエツト
バスにおいて、その機能を損なうことなく、垢が
湯面に浮上して見苦しくなるという問題が解決で
きるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示す概略断面図、
第２図及び第３図は本考案の他の実施例を示す概
略断面図、第４図は従来例を示す概略断面図であ
つて、１は気泡発生装置、２は浴槽、３は空気吸
い込み部、４はフイルター、５は吸い込みチユー
ブ、７はフランジである。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 気泡発生装置を備えた浴槽のフランジに空気吸
   い込み部を設け、この空気吸い込み部にフイルタ
   ーを介して屈折自在な吸い込みチユーブを取付け
   て成る浴槽の垢取り装置。