JPH0512799Y2 - - Google Patents

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JPH0512799Y2
JPH0512799Y2 JP1985186041U JP18604185U JPH0512799Y2 JP H0512799 Y2 JPH0512799 Y2 JP H0512799Y2 JP 1985186041 U JP1985186041 U JP 1985186041U JP 18604185 U JP18604185 U JP 18604185U JP H0512799 Y2 JPH0512799 Y2 JP H0512799Y2
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control rod
rod guide
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guide tube
core
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は原子炉の炉内上部構造に関し、特に原
子炉の制御棒案内管に関するものである。
[従来の技術] 軽水炉の制御棒案内管は、制御棒を流体振動か
ら守るため複数の案内板によつて局部的に支持さ
れている。しかしながら、制御棒案内管の案内板
の穴は、制御棒の挿入及び引き抜きに対する機械
的なガイドを提供するために制御棒との間に適当
な間隙が形成されるようにしてある。
[考案が解決しようとする問題点] このため、制御棒は原子炉運転中、流体流れに
よつて励起される振動によつて絶えず案内板の穴
と接触して摩耗し、制御棒の摩耗寿命が短かいと
いう問題点があつた。
[問題点を解決するための手段] 従つて、上述のような問題点を解決することを
目的として、本考案は、原子炉容器と、同原子炉
容器内に垂下支持された炉心槽と、同炉心槽内に
装架された複数の燃料集合体からなる炉心と、前
記原子炉容器の上蓋に林設された複数の制御棒駆
動装置と、同制御棒駆動装置の各々に連結され前
記炉心に上方から挿脱される複数の制御棒クラス
ターを具えた原子炉において、前記炉心の上方に
設けられる炉内上部構造が、互いに交換自在の複
数の第1の制御棒案内管と第2の制御棒案内管と
からなる制御棒案内管群を有し、前記第1及び第
2の制御棒案内管は、それぞれ1個の前記制御棒
クラスターを受け入れて取り囲む長い囲いと、同
囲い内に長手方向に間隔をおいて配置された制御
棒案内板とを具え、同制御棒案内板の長手方向位
置が前記第1及び第2の制御棒案内管の間で異な
つていることを特徴とするものである。
[作用] このため、第1あるいは第2の制御棒案内管内
に挿入した制御棒が、運転中の振動による案内板
との接触により磨耗したら、案内板の位置が異な
る第2あるいは第1の制御棒案内管内に移し変
え、磨耗した部分が案内板に接触せぬようにして
同じ制御棒を使用し続けることができる。
[実施例] 次に本考案を添付図面に示す本考案の実施例に
沿つて説明する。
第1図は、本考案による制御棒案内管を備えた
軽水炉の断面図であり、原子炉容器1内には、そ
のフランジ部の半径方向内側面に形成された棚部
1aに垂下支持されるフランジ部3aを有する炉
心槽3が、該原子炉容器1との間に冷却材の環状
下降空間2を画成して配置されている。該炉心槽
3の下部には下部炉心支持板7が例えば熔接によ
り取り付けられており、この下部炉心支持板7と
上部炉心支持板11との間には、複数の燃料集合
体5から構成される炉心4が配設されている。
炉心4の直上に位置し該上部炉心支持板11に
熔接された上部構造9は、そのフランジ部9aに
より炉心槽3と同様に原子炉容器1の棚部1aに
垂下支持されており、多数のそれぞれ垂直な第1
及び第2の制御棒案内管15,17を有してい
る。第1図にはそのうちの2本だけを示してあ
る。上部構造9の上方部位にはカランドリア構造
体13があり、そのフランジ部13aもフランジ
部3a,9aと同様に原子炉容器1の棚部1aに
垂下支持されている。このカランドリア構造体1
3はカランドリア上板12と底板14とを有し、
複数の保護チユーブ16がこれ等の上板12及び
底板14との間に熔接又は螺着のような適宜の手
段で取り付けられ、原子炉容器1の上蓋1bに林
設された制御棒駆動装置30の制御棒駆動軸31
を保護するようになつている。
図示しないが、燃料集合体5内には周知のよう
に、中性子に対して高い吸収断面積を持つ出力制
御棒と、中性子に対して低い吸収断面積を持つ負
荷追従用制御棒と、水排除用制御棒とを装備し得
る。これらの制御棒はそれぞれ第2図及び第3図
に例示するような制御棒クラスター23に組み立
てられており、図示の例においては8本の制御棒
23aがスパイダー23bによつて一体に結合さ
れている。出力制御棒クラスターは炉心の停止又
は熱出力の減少、負荷追従制御棒クラスターは負
荷追従のために働き、そして水排除用制御棒クラ
スターは冷却材の量を変化させ余剰反応度を制御
する。
上述した上部構造9の第1及び第2の制御棒案
内管15及び17はこのような出力制御棒クラス
ター又は負荷追従制御棒クラスターの案内管とし
て使用されている。第1及び第2の制御棒案内管
15,17はいづれも中空の十字形構造物であ
る。これらの制御棒案内管15,17は、第1図
に示すように上部構造9内に互いに隣接して交互
に配列されている。
第4図は、十字形の第1の制御棒案内管15の
側面図である。第1の制御棒案内管15は、所定
形状に例えばプレスで成型された囲い板を互いに
熔接してなる十字形構造の囲い25と、該十字形
構造の囲い25内に長手方向に間隔を置いて固定
された複数の十字形の案内板27とから構成され
ている。各案内管27には、周知のように中央の
穴の他に、制御棒クラスター23の制御棒23a
を受け入れる8個の穴と、スパイダー23bを受
け入れるスロツトとが設けられている。制御棒2
3aを受け入れる8個の穴の大きさは、制御棒2
3aの挿入あるいは抜き出しの際の機械的案内の
作用をするために制御棒23aの外径よりも僅か
に大きくしてあり、制御棒23aの外周と案内板
27の穴の内周縁との間には隙間が形成されてい
る。
第6図には第1の制御棒案内管15と第2の制
御棒案内管17とを比較するためにこれらが概略
側面図で示されており、各制御棒案内管15及び
17内には制御棒クラスター23が挿入されてい
る。第6図から明らかな通り、第2の制御棒案内
管17の構成は上述の第1の制御棒案内管15の
構成と殆ど同じであり、第2の制御棒案内管17
の案内板28の位置が第1の制御棒案内管15の
案内板27の位置に対して軸方向に異なるだけで
ある。第2の制御棒案内管17は、第1の制御棒
案内管15に対して交互に配置され、図示の例で
は各案内板28が第1の制御棒案内管15の対応
する案内板27の軸方向位置と異なる高い軸方向
位置に配置されているのである。
以上のような構成を有する原子炉に於いて、冷
却材は原子炉容器1の入口ノズル19から流入
し、原子炉容器1と炉心槽3との間の環状下降空
間2を下降し、原子炉容器下部で反転し、上昇流
となつて下部炉心支持板7の流路孔(図示せず)
を経て炉心4に流入する。冷却材は炉心4を貫流
しながら加熱され、加熱された冷却材は上部炉心
支持板11の図示してない流路孔を経て、上述し
たように配列された制御棒案内管15,17を含
む上部構造9へと流れる。上部構造9へ流入した
冷却材は制御棒案内管15,17の領域をそれら
に干渉を生じさせることなく上昇し、カランドリ
ア構造体13で横方向に流れの向きを変え、出口
ノズル21から原子炉容器1外に流出する。
このように冷却材が上部構造内を流れる際に、
制御棒は原子炉運転中冷却材流れによつて励起さ
れる振動によつて絶えず案内板の穴の縁と衝突し
てその部分が磨耗し、制御棒の寿命がこの磨耗に
より決定されていた。しかしながら、本考案によ
れば、制御棒23aが運転中に振動して制御棒案
内管の案内板の穴との接触により磨耗したら、第
1の制御棒案内管15内の制御棒クラスター23
を第1の制御棒案内管15から取り出して第2の
制御棒案内管17内に移し変え、第2の制御棒案
内管17内にあつた制御棒クラスター23は第1
の制御棒案内管15に移し変えることができるの
である。第1の制御棒案内管15と制御棒案内管
17とでは案内板の軸方向位置が異なつているた
め、移し変え前に磨耗した部分は移し変え後には
案内板に接触せずにそれ以上磨耗が進まない。従
つて、制御棒23aの磨耗に関する寿命はこの実
施例の場合殆ど2倍になる。また、制御棒案内管
の種類を2種類でなく3種類あるいは4種類にす
ることもでき、この場合、磨耗寿命はそれぞれ約
3倍あるいは約4倍となる。
[考案の効果] このように本考案によれば、原子炉の炉内上部
構造内に設けられた制御棒クラスターを支持する
ための制御棒案内管群が、案内板が制御棒案内管
の軸方向について所定の軸方向位置に配置された
第1の制御棒案内管と、案内板が第1の制御棒案
内管の案内板の所定位置と異なる軸方向位置に配
置された第2の制御棒案内管とを備えているた
め、第1あるいは第2の制御棒案内管内に挿入し
た制御棒が、運転中の振動による案内板との接触
により磨耗したら、案内板の位置が異なる第2あ
るいは第1の制御棒案内管内に移し変えて同じ制
御棒を使用し続けることができ、制御棒の磨耗に
関する寿命を飛躍的に伸ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の制御棒案内管を備えた原子炉
の断面図、第2図は制御棒クラスターの平面図、
第3図は制御棒クラスターの側面図、第4図は制
御棒案内管の側面図、第5図は第4図の制御棒案
内管の−線に沿つた断面図、第6図は第1及
び第2の制御棒案内管を比較して示す概略側面図
である。 1……原子炉容器、1b……上蓋、3……炉心
槽、4……炉心、5……燃料集合体、9……炉内
上部構造、15……第1の制御棒案内管、17…
…第2の制御棒案内管、23……制御棒クラスタ
ー、25……囲い、27,28……案内板(制御
棒案内板)、30……制御棒駆動装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 原子炉容器と、同原子炉容器内に垂下支持され
    た炉心槽と、同炉心槽内に装架された複数の燃料
    集合体からなる炉心と、前記原子炉容器の上蓋に
    林設された複数の制御棒駆動装置と、同制御棒駆
    動装置の各々に連結され前記炉心に上方から挿脱
    される複数の制御棒クラスターを具えた原子炉に
    おいて、前記炉心の上方に設けられる炉内上部構
    造は、互いに交換自在の複数の第1の制御棒案内
    管と第2の制御棒案内管とからなる制御棒案内管
    群を有し、前記第1及び第2の制御棒案内管はそ
    れぞれ1個の前記制御棒クラスターを受け入れて
    取り囲む長い囲いと、同囲い内に長手方向に間隔
    をおいて配置された制御棒案内板とを具え、同制
    御棒案内板の長手方向位置が前記第1及び第2の
    制御棒案内管の間で異なつていることを特徴とす
    る原子炉の炉内上部構造。
JP1985186041U 1985-12-04 1985-12-04 Expired - Lifetime JPH0512799Y2 (ja)

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