JPH0512770U - トランスミツシヨンのバンドブレーキの支持構造 - Google Patents

トランスミツシヨンのバンドブレーキの支持構造

Info

Publication number
JPH0512770U
JPH0512770U JP6058891U JP6058891U JPH0512770U JP H0512770 U JPH0512770 U JP H0512770U JP 6058891 U JP6058891 U JP 6058891U JP 6058891 U JP6058891 U JP 6058891U JP H0512770 U JPH0512770 U JP H0512770U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
band brake
transmission
rotary drum
support structure
brake
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6058891U
Other languages
English (en)
Inventor
恵明 秋元
美利 三浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP6058891U priority Critical patent/JPH0512770U/ja
Publication of JPH0512770U publication Critical patent/JPH0512770U/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 バンドブレーキと回転ドラムとの接触を防止
して回転ドラムの作動性の向上を図る。 【構成】 トランスミッション11に配設された回転ド
ラム21の外周辺に位置してこの回転ドラム21に圧接
して回転を阻止するバンドブレーキ31の支持構造にお
いて、バンドブレーキ31の上部にそのバンドブレーキ
22を上方に付勢する付勢部材としての引張コイルスプ
リングを配設し、バンドブレーキ22の非作動時にこの
バンドブレーキが自重で下がることはなく、回転ドラム
21と一定の隙間S1 を介して支持する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はトランスミッションに配設された回転ドラムの回転を阻止するバンド ブレーキの支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3に従来のオートマチックトランスミッションの断面、図4に図3のB−B 断面、図5にこのオートマチックトランスミッションの概略構成を示す。
【0003】 図3に示すように、トランスミッション11はインプットシャフト12を有し 、トランスミッションケース13内に収納されている。このインプットシャフト 12の一端(図2において左端)にはコンバータハウジング14に収納されたト ルクコンバータ15及びオイルポンプ16が装着されている。また、インプット シャフト12の中間部にはクラッチ17及びブレーキ18、プラネタリギア19 などが取付けられており、また、インプットシャフト12の他端はトランスミッ ションケース13に支持されたトランスファシャフト20と複数のギアを介して 駆動連結されている。
【0004】 而して、図示しないエンジンの駆動力はトルクコンバータ15及びクラッチ1 7、プラネタリギア19等を介してインプットシャフト12に伝達され、更に、 各ギアを介してトランスファシャフト20に伝達される。
【0005】 また、トランスミッション11にはトルクコンバータ15からクラッチ17を 介して回転駆動力が伝達される回転ドラム21及びギア変速時にこの回転ドラム 21を停止させるバンドブレーキ22が装着されている。即ち、図4に示すよう に、回転ドラム21はインプットシャフト12に回転自在に取付けられ、バンド ブレーキ22は断面がC字形状をなしてこの回転ドラム21の外周辺に位置して いる。そして、バンドブレーキ22の一端23はトランスミッションケース13 の支持される一方、他端24には油圧アクチュエータ25が接続されている。
【0006】 而して、図4及び図5に示すように、エンジンが駆動すると、図示しないクラ ンクシャフトからの動力はトルクコンバータ16及びクラッチ17を介して回転 ドラム21に伝達されて回転、更に、プラネタリギア19に伝達される。そして 、ギアの変速操作を行う場合、クラッチ17を切断し、回転ドラム21を停止さ せた後にプラネタリギア19によりギアを切換える。この回転ドラム21の停止 は油圧アクチュエータ25を作動させ、バンドブレーキ22を回転ドラム21の 外周面に圧接することで行う。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
上述した従来のオートマチックトランスミッションにあって、バンドブレーキ 22は一方の端部23がトランスミッションケース14に、他方の端部24が油 圧アクチュエータ25にそれぞれ支持されている。このバンドブレーキ22は作 動時に変形して回転ドラム22に圧接するので、弾性を有している。そのため、 このバンドブレーキ22は自重で上部が下がり、内面が回転ドラム21の外周面 上部と点S0 で接触してしまうことがあり、この場合、バンドブレーキ22の非 作動時であってもこのバンドブレーキ22と回転ドラム21とが接触することと なり、回転ドラム21に抵抗力が発生して作動性が低下してしまうという問題が あった。
【0008】 本考案のこのような問題点を解決するものであって、バンドブレーキの非作動 時には回転ドラムとの接触を防止して回転ドラム21の作動性の向上を図ったト ランスミッションのバンドブレーキの支持構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するための本考案のトランスミッションのバンドブレーキの 支持構造は、トランスミッションに配設された回転ドラムの外周辺に位置して該 回転ドラムに圧接して回転を阻止するバンドブレーキの支持構造において、前記 バンドブレーキの上部に該バンドブレーキを上方に付勢する付勢部材を配設した ことを特徴とするものである。
【0010】
【作用】
バンドブレーキの上部が付勢部材によって上方に付勢支持されたことで、バン ドブレーキの非作動時にはこのバンドブレーキは自重で下がることはなく回転ド ラムと一定の隙間を介して支持されることとなり、バンドブレーキと回転ドラム との接触が防止される。
【0011】
【実施例】
以下、図面に基づいて本考案の実施例を詳細に説明する。
【0012】 図1に本考案の一実施例に係るトランスミッションのバンドブレーキの支持構 造を表すバンドブレーキの断面、図2にそのトランスミッションの要部断面を示 す。なお、従来と同様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する説明 は省略する。
【0013】 本実施例のトランスミッションのバンドブレーキの支持構造にあっては、図1 及び図2に示すように、バンドブレーキ22の上部にこのバンドブレーキ22を 上方に付勢する付勢部材としての引張コイルスプリング31が装着されている。
【0014】 即ち、バンドブレーキ22の外周上面部には引掛部32が形成される一方、こ の引掛部32に対向するトランスミッションケース13の内壁面には取付ブラケ ット33が固定されている。そして、この引掛部32と取付ブラケット33との 間に引張コイルスプリング31が張設されている。
【0015】 而して、バンドブレーキ22は、図1に示すように、その上部が引張コイルス プリング31によって上方に付勢された状態で支持されることとなる。従って、 バンドブレーキ22は非作動時に自重で下がることはなく、回転ドラム21との 間に一定の隙間S1 が形成されることとなり、このバンドブレーキ22と回転ド ラム21との接触が防止される。
【0016】 なお、上述の実施例においては、バンドブレーキ22の上部にこのバンドブレ ーキ22を上方に付勢する付勢部材として引張コイルスプリング31を装着した が、本考案の付勢部材としてはこれに限定されるものではなく、バンドブレーキ 22側とトランスミッションケース13側とからそれぞれ上下が逆に位置するブ ラケットを延設し、両者の間に圧縮スプリングを装着してバンドブレーキ22を 上方に付勢するようにしてもよく、また、付勢部材はスプリングに限定せず、合 成樹脂やゴムなどで形成してもよいものである。
【0017】
【考案の効果】
以上、実施例を挙げて詳細に説明したように本考案のトランスミッションのバ ンドブレーキの支持構造によれば、トランスミッションに配設された回転ドラム の外周辺に位置してその回転ドラムに圧接して回転を阻止するバンドブレーキの 上部に上方に付勢する付勢部材を配設したので、バンドブレーキの非作動時には このバンドブレーキは自重で下がることはなく回転ドラムと一定の隙間を介して 支持されることとなり、バンドブレーキと回転ドラムとの接触を防止することが でき、回転ドラムの作動性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るトランスミッションの
バンドブレーキの支持構造を表すバンドブレーキ断面
(図2のA−A断面)図である。
【図2】オートマチックトランスミッションの要部断面
図である。
【図3】従来のオートマチックトランスミッションの断
面図である。
【図4】従来のバンドブレーキの支持構造を表す図3の
B−B断面図である。
【図5】オートマチックトランスミッションの概略構成
図である。
【符号の説明】
11 トランスミッション 12 インプットシャフト 13 トランスミッションケース 15 トルクコンバータ 17 クラッチ 19 プラネタリギア 21 回転ドラム 22 バンドブレーキ 31 引張コイルスプリング(付勢部材)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トランスミッションに配設された回転ド
    ラムの外周辺に位置して該回転ドラムに圧接して回転を
    阻止するバンドブレーキの支持構造において、前記バン
    ドブレーキの上部に該バンドブレーキを上方に付勢する
    付勢部材を配設したことを特徴とするトランスミッショ
    ンのバンドブレーキの支持構造。
JP6058891U 1991-07-31 1991-07-31 トランスミツシヨンのバンドブレーキの支持構造 Withdrawn JPH0512770U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6058891U JPH0512770U (ja) 1991-07-31 1991-07-31 トランスミツシヨンのバンドブレーキの支持構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6058891U JPH0512770U (ja) 1991-07-31 1991-07-31 トランスミツシヨンのバンドブレーキの支持構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0512770U true JPH0512770U (ja) 1993-02-19

Family

ID=13146550

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6058891U Withdrawn JPH0512770U (ja) 1991-07-31 1991-07-31 トランスミツシヨンのバンドブレーキの支持構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0512770U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008157470A (ja) * 2008-03-24 2008-07-10 Aisin Aw Co Ltd 変速機構の潤滑装置
JP2014119113A (ja) * 2012-12-18 2014-06-30 Hyundai Motor Company Co Ltd 車両用自動変速機の遊星ギヤトレイン

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008157470A (ja) * 2008-03-24 2008-07-10 Aisin Aw Co Ltd 変速機構の潤滑装置
JP4650509B2 (ja) * 2008-03-24 2011-03-16 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 変速機構の潤滑装置
JP2014119113A (ja) * 2012-12-18 2014-06-30 Hyundai Motor Company Co Ltd 車両用自動変速機の遊星ギヤトレイン

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0850797A1 (en) Power take-off unit with selectively engaged brake
JPH0512770U (ja) トランスミツシヨンのバンドブレーキの支持構造
JPH04248047A (ja) 自動変速機の動力伝達装置
JP4233369B2 (ja) 動力取出装置
JPH08253178A (ja) 駆動装置
JPH0730823B2 (ja) ベルト式無段変速装置
JPS6225440Y2 (ja)
US3455422A (en) Drive for the oil pump of an automatic transmission coupled to an engine by a friction clutch
KR100335926B1 (ko) 자동차용 수동 변속기의 변속 조작 장치
JPS582929Y2 (ja) 車両用自動変速装置におけるガバナ駆動装置
KR100254553B1 (ko) 클러치의 유압 맥동 현상 저감장치
JPH0142693Y2 (ja)
JPS5938420B2 (ja) エンジン補機駆動装置
CN218816646U (zh) 无级变速系统残余力矩控制机构及发动机
JP2528340Y2 (ja) クラッチ装置
JP3017100U (ja) ロープ引き寄せ装置
JP3156431B2 (ja) Vベルト式自動変速装置
JPS59226752A (ja) エレベ−タの減速装置
JPS5825148Y2 (ja) 遊星歯車式クラツチ装置
KR100428008B1 (ko) 수동변속기 입력축 지지구조
KR100323414B1 (ko) 상시물림식 변속기의 출발성 향상 장치
JPS6027251Y2 (ja) 歯車変速機におけるギヤのガタ打ち防止装置
JPS60501Y2 (ja) 多板クラツチのプレ−ト支持装置
JP2531058B2 (ja) 湿式クラッチ装置
JPH07125557A (ja) 伝動装置のシフト操作構造

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19951102