JPH05127509A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JPH05127509A
JPH05127509A JP3315506A JP31550691A JPH05127509A JP H05127509 A JPH05127509 A JP H05127509A JP 3315506 A JP3315506 A JP 3315506A JP 31550691 A JP31550691 A JP 31550691A JP H05127509 A JPH05127509 A JP H05127509A
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Akira Sawada
彰 沢田
Hiroharu Suzuki
弘治 鈴木
Katsuhiro Aoki
勝弘 青木
Naotaka Iwata
尚貴 岩田
Yuichi Ueno
祐一 上野
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドクターブレードへのトナーの固着を生じさ
せないようにし、或いは固着トナーを除去できるように
して、画質を劣化させないようにした現像装置を提供す
ることである。 【構成】 現像ローラ5上に供給されたトナー4の層厚
を規制するためのドクターブレード8を、その現像ロー
ラ5に一様に当接するように設け、そのドクターブレー
ド8にトナーを固着させないようにするために、移動駆
動手段16で、ドクターブレード8を移動させて、現像
ローラ5に対するドクターブレード8の当接位置Tを変
えるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転駆動されるトナー
担持体の表面にトナーを担持して搬送し、トナー担持体
の表面に当接させたトナー層厚規制部材によって、トナ
ー担持体上のトナーの層厚を規制した後、潜像担持体と
前記トナー担持体が互いに対向した現像領域にて、潜像
担持体に形成された静電潜像を、トナー担持体に担持さ
れたトナーによって可視像化する現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】潜像担持体に形成された静電潜像を可視
像化して記録画像を得る電子複写機、レーザプリンタ或
いはファクシミリ等の画像形成装置において、必要に応
じて補助剤を外添したトナー、すなわち一成分系現像剤
を用いる上記形式の現像装置を採用することは従来より
周知である。
【0003】この形式の現像装置は、キャリアを含む二
成分系現像剤を用いた現像装置に比べ、装置の維持管理
を簡素化でき、装置の構造を小型化できる利点が得られ
る。
【0004】ところで、この種の現像装置においては、
例えば、ローラ状を成すトナー担持体の表面にトナーを
担持させ、現像領域で、その担持トナーにより潜像担持
体上の静電潜像を可視像化しているのであるが、これに
先立ち、現像領域に向けて送られる担持トナーの層厚
を、例えば弾性を有するドクターブレードのようなトナ
ー層厚規制部材で規制するようにしている。
【0005】この種のトナー担持体は比較的高速で回転
駆動されるようになっていて、このような高速回転する
トナー担持体の表面に、トナー層を介してドクターブレ
ードより成るトナー層厚規制部材が当接する構成となっ
ていると、かかるトナー層厚規制部材と、トナー層との
間に摩擦熱を生じ易くなる。
【0006】従来においては、トナー層厚規制部材の、
トナー担持体に対する当接位置が変わらない構成となっ
ていたため、トナー層厚規制部材にトナーが付着した場
合、これがトナー層厚規制部材から離れず、トナー層厚
規制部材に付着したままになり、前述の摩擦熱の作用な
どで、付着トナーが軟化して固化し、トナー層厚規制部
材に固着してしまうような事態が生じ易くなっていた。
【0007】このようなトナーの固着を生じると、現像
されたベタ画像に「白スジ」などが出たりして、画質が
悪化する原因になる。
【0008】そこで、かような問題に対処するために、
トナー層厚規制部材をローラ状のものとなし、これを回
転させることにより、トナーの層厚を規制するようなこ
とも行っているが、このような構成のものでは、トナー
担持体に対する当接が不均一になり易く、トナー層厚の
規制を均一に行うことが難しくなっている。又、ローラ
が大きなスペースを占めるため、軽量、コンパクト、低
コスト、といったような一成分系現像剤を用いる現像装
置のメリットを生かすことが困難になっている。
【0009】この種の現像装置で、トナー担持体とし
て、その表面の近傍に多数の微小閉電界が形成され、該
閉電界により帯電トナーを吸引して該トナーを担持する
トナー担持体を用いるようにしたものが提案されている
が(例えば特願平2−275061号参照)、このよう
なトナー担持体を用いるとトナーの搬送量が多くなるた
め、一層、上述したようなトナーの固着が生じ易くな
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、トナ
ー層厚規制部材へのトナーの固着を生じさせないように
したり、或いは、固着トナーを除去できるようにして、
画質を劣化させないようにした現像装置を提供すること
にある。
【0011】今一つの発明の目的は、微少閉電界を形成
するトナー担持体を用いる現像装置において、トナー層
厚規制部材へのトナーの固着を生じさせないようにした
り、或いは、固着トナーを除去できるようにして、画像
を劣化させないようにした現像装置を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、回転駆動されるトナー担持体の表面にトナー
を担持して搬送し、トナー担持体の表面に当接させたト
ナー層厚規制部材によって、トナー担持体上のトナーの
層厚を規制した後、潜像担持体と前記トナー担持体が互
いに対向した現像領域にて、潜像担持体に形成された静
電潜像を、トナー担持体に担持されたトナーによって可
視像化する現像装置において、トナー層厚規制部材の、
トナー担持体に対する当接位置が変わるように、トナー
層厚規制部材を移動駆動する手段を設けた現像装置を提
案するものである。
【0013】今一つの発明は上記目的を達成するため、
回転駆動されるトナー担持体の表面にトナーを担持して
搬送し、トナー担持体の表面に当接させたトナー層厚規
制部材によって、トナー担持体上のトナーの層厚を規制
した後、潜像担持体と前記トナー担持体が互いに対向し
た現像領域にて、潜像担持体に形成された静電潜像を、
トナー担持体に担持されたトナーによって可視像化する
現像装置において、前記トナー担持体として、その表面
の近傍に多数の微小閉電界が形成され、該閉電界により
帯電トナーを吸引して該トナーを担持するトナー担持体
を用いると共に、トナー層厚規制部材の、トナー担持体
に対する当接位置が変わるように、トナー層厚規制部材
を移動駆動する手段を設けた現像装置を提案するもので
ある。
【0014】なお、移動駆動手段に、バイメタルを用い
るようにすると効果的である。
【0015】又、移動駆動手段に、圧電素子を用いるよ
うにすると効果的である。
【0016】更に、移動駆動手段に、回転駆動される偏
心カムを用いるようにすると効果的である。
【0017】更に、移動駆動手段に、ソレノイドを用い
るようにすると効果的である。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0019】図1は現像装置の一例を示す概略図であ
り、先ずその全体構成と作用を明らかにする。
【0020】図1において、潜像担持体の一例であるド
ラム状の感光体1は矢印A方向に駆動され、これに対向
して現像装置2が設けられている。現像装置2のトナー
容器3内には、必要に応じて補助剤が混合されたトナー
4、すなわち一成分系現像剤が収容されている。トナー
4は磁性トナーであっても、また非磁性トナーであって
もよい。カラートナーを用いるときは、非磁性トナーを
使用することが望ましい。トナーの体積固有抵抗率は例
えば107〜1012Ω・cm程度である。
【0021】トナー容器3の前後の側板には、この容器
3の開口から一部を露出した状態で現像ローラ5が支持
され、該ローラ5は感光体1に対向して、図における反
時計方向(矢印Y方向)に回転駆動される。現像ローラ
5はトナー担持体の一構成例をなすものであるが、かか
るローラ5の代りにベルト状のトナー担持体を用いるこ
ともできる。またトナー容器3の前後の側板にはトナー
供給ローラ6が支持され、このローラ6は現像ローラ5
に接触しながら例えば反時計方向に回転駆動される。
【0022】トナー容器3内のトナー4は、時計方向に
回転するアジテータ7により撹拌されつつ、トナー供給
ローラ6に運ばれ、次いでこのローラ6によって現像ロ
ーラ5に供給される。この供給時にトナーは正又は負の
所定の極性(本例では負極性とする)に摩擦帯電され、
現像ローラ5の周面に静電的に付着し、現像ローラ5に
担持される。
【0023】上述したように現像ローラ5の周面に供給
担持されたトナーは、該ローラ5の回転によって搬送さ
れ、トナー層厚規制部材の一例であるドクターブレード
8によってならされ、厚さを規制される。このようにド
クターブレード8は、現像ローラ5の表面に、トナーを
介して当接し、現像ローラ5上のトナーの層厚を規制す
る働きをなすものである。次いでこのトナーは感光体1
と現像ローラ5の対向した現像領域9へ搬送され、ここ
で、感光体1に形成された静電潜像に静電的に移行し、
該潜像を可視像化する。
【0024】現像に供されずに現像領域9を通過したト
ナーは、現像ローラ5に担持されたままトナー供給ロー
ラ6のところに戻される。また感光体1上に形成された
可視像は図示していない転写紙に転写され、定着装置に
よって転写紙上に定着される。
【0025】ところで、このような現像装置のトナー担
持体として、先にも述べた如く、その表面の近傍に多数
の微小閉電界を形成し、かかる閉電界によって帯電トナ
ーを吸引して該トナーを担持するトナー担持体を用いる
ようにすると、それによるトナーの搬送量を多くするこ
とができる。
【0026】図1に示した現像ローラ5はこのような考
えに従って構成されており、図2は、かような現像ロー
ラ5の表面部分とトナーを模式的に拡大して示したもの
である。この現像ローラ5は、例えばアルミニウム等の
導電性ローラ10より成る導電性の基体と、該ローラ1
0の表面に形成された溝100に埋設固定された誘電体
11を具備し、現像ローラ5の表面には導電性ローラ表
面の導電面12と、溝100に埋設された誘電体11の
表面が図3に示すように規則的に、又は不規則状態に露
出し、その表面は平滑に形成されている。
【0027】図3に示した例では誘電体11が現像ロー
ラ5の表面にアヤメ状をなして矢印Z,W方向に延びて
いる(図2におけるXは現像ローラの軸線方向、Yは現
像ローラ5の回転方向、即ち周方向を示している)。こ
のような誘電体11と導電面12の幅W1,W2は、例
えば30乃至500μm程度の微小なものであり、現像
ローラ5の全表面積に対する、全導電面12の面積比率
は、例えば20乃至80%、特に30乃至60%程度で
ある。図3においては、誘電体11の表面と導電面とを
識別しやすくするため、誘電体11に対して横線を付し
てある。
【0028】このように、現像ローラ5の表面には誘電
体11の表面と導電面12が微小面積で混在しているの
である。
【0029】現像ローラ5の導電性ローラ10に対して
必要に応じて直流電圧、交番電圧(交流、パルス電圧な
ど)、又は両者の重畳電圧を印加し、可視像の画質を高
めるようにしてもよいし、また導電性ローラ10を直に
接地しておくように構成することも可能である。図1の
例では電源50によって直流と交番電圧の重畳電圧が印
加されている。トナー供給ローラ6に対しても同様であ
る。
【0030】この装置例では、誘電体11としてトナー
の帯電極性と反対の極性、すなわち正極性に摩擦帯電さ
れる材質のものが選択されている。
【0031】一方、現像ローラ5に接するトナー供給ロ
ーラ6は、現像ローラ5の誘電体11に接触して、これ
をトナーの帯電極性と反対の極性に摩擦帯電させ、かつ
トナーを負極性に摩擦帯電させる材料から構成されてい
る。図1に示した例では、トナー供給ローラ6が導体の
芯部材14とそのまわりに積層された円筒状の発泡体1
5より成り、この発泡体15が弾性変形しながら現像ロ
ーラ5に圧接している。発泡体15の代りにファーブラ
シなどを用いることもできる。
【0032】図1において、現像領域9を通過した現像
ローラ部分はトナー供給ローラ6のところに移動して該
ローラ6に接触する。ここで現像ローラ5上に担持され
ている、現像に供されなかったトナーはトナー供給ロー
ラ6により機械的、電気的に掻き落される。同時に、現
像ローラ5の誘電体11が、トナー供給ローラ6と接触
し、その摩擦によってトナーの帯電極性と反対の極性、
この例では正極性に帯電される(図2参照)。
【0033】一方、トナー供給ローラ6の周面に接触し
ながら現像ローラ5に運ばれるトナー4は、図2に模式
的に示すように、トナー供給ローラ6との摩擦によって
所定の極性、この例では負極性に摩擦帯電され、現像ロ
ーラ5に供給されるが、このときこの現像ローラ5の誘
電体11との摩擦によりさらに負極性に強く摩擦帯電さ
れる。
【0034】このとき、現像ローラ5の誘電体11はト
ナー供給ローラ6との摩擦によって正極性に帯電してい
て、この誘電体11に隣接して微小面積の多数の導電面1
2が存在し、該導電面12と誘電体11の表面が混在し
ている。このような状態で現像ローラ5の表面の誘電体
11のところに選択的に正極性の電荷が保持された状態
となっていて、現像ローラ5の表面には、誘電体11の
表面形状に対応した電荷パターンが形成されている。
【0035】このため、各導電面12と誘電体11の表
面の間に大きな電位差ができ、これらの間に閉電界が形
成される。すなわち、現像ローラ5の表面近傍には、上
述の電荷パターンによって無数の微小閉電界(マイクロ
フィールド)が形成されるのである。
【0036】かかる閉電界によって、負に帯電したトナ
ーは、誘電体11の表面に強く引かれ、現像ローラ5上
に多量に離れ難い状態で保持される。このときトナーは
トナー供給ローラ6と現像ローラ5との摩擦によって強
く摩擦帯電しており、しかも現像ローラ5の表面に強い
微小閉電界の作用で保持されるので、現像ローラ5上に
は高い電荷を持った多量のトナーが担持される。
【0037】誘電体11をトナー4と逆極性に帯電させ
るのではなく、誘電体11をトナー4と同極性に帯電さ
せ、導電面12上に多量のトナーを付着させるようにし
てもよい。また現像ローラ表面に露出する誘電体11の
形態をアヤメ状以外の適宜な形にすることもできる。
【0038】以上の説明から了解されるように、トナー
担持体としてかような構成のものを用いると、トナーの
搬送量が多くなり、現像効果を一段と高めることができ
るのである。
【0039】ここで、冒頭でも述べたように、図1に示
したドクターブレード8が現像ローラ5に当接する構成
において、その当接位置が変わらないものとすると、ド
クターブレード8にトナーが付着した場合、これがドク
ターブレードから離れず、ドクターブレードに付着した
ままになり、これがドクターブレードに固着し易くな
る。
【0040】トナー担持体として表面に多数の微小閉電
界を形成するトナー担持体を用いると、これにより多量
のトナーを搬送することができ、現像効果を一段と高め
ることができるのであるが、このようなトナー担持体を
用いた場合、トナー層厚規制部材へのトナーの固着が生
じ易くなっている。
【0041】このようなトナーの固着を生じると、現像
されたベタ画像などに「白スジ」などが出たりして、画
質が悪化する原因になる。
【0042】本発明の現像装置の特徴とするところは、
上述の問題点に対処するために、ドクターブレードの如
きトナー層厚規制部材の、トナー担持体に対する当接位
置が変わるように、トナー層厚規制部材を移動駆動する
手段を設けた点にある。
【0043】図1において、現像ローラ5に当接点Tに
おいて当接するドクターブレード8は、その当接点Tが
変わるように、移動駆動手段16により、現像ローラ5
の軸方向と直交する方向に移動駆動される。
【0044】かかる移動駆動手段には、例えば、バイメ
タルを用いるようにすることができる。図4において符
号17で示すものが、そのバイメタルであり、これは、
ドクターブレード8の一端に付設されている。このバイ
メタル17の近傍には、ヒータ19が設けられ、このヒ
ータ19がオンすると、バイメタル部は直線状に伸びた
状態になり、ヒータ19がオフすると、図のように屈曲
した状態になる。
【0045】バイメタル17が、こように伸びたり、屈
曲したりすることで、ドクターブレード8は、この配設
方向、すなわち、図示矢印方向に移動し、当接点Tの位
置を変える。
【0046】例えば、複写サイクル中に、ヒータ19を
オン・オフさせて、ドクターブレード8を間欠的に往復
動させるようにしても良いし、又、複写サイクル開始前
又は複写サイクル終了後に、ドクターブレードを動かす
ようにしても良い。
【0047】このようにして当接点の位置を変えること
により、トナーがドクターブレード8に付着したままに
なることを未然に防止することができる。これによっ
て、ドクターブレード8にトナーが固着してしまうのを
防止することができるようになるのである。又、仮にド
クターブレード8にトナーが固着してしまった場合で
も、ドクターブレード8を移動駆動することによって、
このような固着トナーを除去することができるのであ
る。移動駆動手段に、かようなバイメタルを用いること
で、ドクターブレード8の移動を簡便な構成で行うこと
ができ、トナーの除去のための信頼性も高くなり、コス
ト的にも有力になる。
【0048】図5に示す実施例においては、ドクターブ
レード8の一端に、例えば、圧電素子20を付設するこ
とで、ドクターブレード8を移動させることができる。
かかる圧電素子20に、所定の電圧を印加したり、この
印加を解除したりすることで、例えば、圧電素子として
圧電アクチュエータなどを用いると2mm程度のストロー
クでドクターブレード8を往復動させることができる。
この往復動周期は比較的短く、振動の効果も期待できる
ので、トナーを、一層、ドクターブレードに付着させに
くくすることができる。
【0049】図6に示した実施例は、トナーを介して現
像ローラ5に当接するドクターブレード8を偏心カム2
1でその配設方向に動かし、当接点Tの位置を変えるよ
うにしたものである。
【0050】ドクターブレード8には、ばね22の力
で、偏心カム21に圧接する方向の移動習性が付与され
ていて、この付与状態で、偏心カム21が1回転する
と、この間で、ドクターブレード8は、そのカムの偏心
量分、往復動する。このようにしても、当接位置が変わ
るのであるが、当該偏心カム21を、一定時間が来る
と、所定角度だけ回動させ、このような回動を時間の経
過に従って繰り返すようにすると、当接点Tの位置を漸
次変えるようにすることができる。
【0051】ドクターブレード8の移動駆動手段に、か
ような偏心カム21などを用いると、専用の電源などを
必要とすることなしに、純機械的にドクターブレード8
を移動させることも可能となる。
【0052】図7に示す実施例は、ドクターブレード8
の移動駆動手段に、ソレノイド23を用いるようにした
ものである。ドクターブレード8は、ばね24の力で図
示左方へ引かれていて、ソレノイド23が励磁される
と、そのばね24の弾力に抗して図示右方へ移動し、当
接点Tの位置が変えられる。移動駆動手段にかようなソ
レノイドを用いると、これにオン・オフ信号を付与する
のみで、ドクターブレード8を移動させることができ
る。
【0053】なお、図5に示したドクターブレード8
は、金属などの導体より成る弾性を備えた支持部材8a
の先端に、例えば合成樹脂より成る規制部8bを設け、
この規制部8bを、トナーを介して現像ローラ5に当接
させたものとなっているが、本発明は、図4、図6及び
図7に示したドクターブレード8や、図5に示した形式
のドクターブレード8、或いはその他の形式のドクター
ブレードを用いる現像装置に広く適用できるものであ
る。
【0054】なお、ドクターブレードの移動駆動手段と
して、バイメタル17や、圧電素子20や、偏心カム2
1や、ソレノイド23などを用いる構成を、微小閉電界
を形成しない通常の現像ローラを用いる現像装置にも採
用することができる。このような通常の現像ローラを用
いる現像装置の基本構成と作用は、図1を参照して先に
説明したところと変りはなく、現像ローラの表面近傍に
微小閉電界が形成されない点が相違するだけである。
【0055】
【発明の効果】請求項1に記載の現像装置によれば、ト
ナーの固着が未然に防止されたり、或いは、固着トナー
が除去されたりするので、現像されたベタ画像に「ス
ジ」などが生じにくくなり、画質を一段と向上させるこ
とができる。そして、このような機能を、コスト的に安
い材料を用い、かつ構成の簡単なトナー層厚規制部材を
用いる現像装置で達成することができ、トナー層厚規制
部材の材料の選択幅を拡げ、そのコストを低減できる。
【0056】請求項2に記載の現像装置によれば、トナ
ーの固着が未然に防止されたり、或いは、固着トナーが
除去されたりするので、現像されたベタ画像に「スジ」
などが生じにくくなり、画質を一段と向上させることが
できる。そして、このような機能を、コスト的に安く、
構成の簡単なトナー層厚規制部材を用い、且つ、微小閉
電界を形成するトナー担持体を用いた、トナー固着が生
じやすい現像装置において達成することができる。
【0057】請求項3に記載の現像装置によれば、トナ
ー層厚規制部材の移動を、簡便な構成で行うことがで
き、トナー除去の信頼性も高くなり、コスト的にも有利
になる。
【0058】請求項4に記載の現像装置によれば、トナ
ー層厚規制部材の往復動周期が短くなり、トナー層厚規
制部材の振動効果も期待することができるので、トナー
をトナー層厚規制部材に一層、付着させにくくすること
ができる。
【0059】請求項5に記載の現像装置によれば、機械
的にトナー層厚規制部材を移動させることができる。
【0060】請求項6に記載の現像装置によれば、ソレ
ノイドにオン・オフ信号を付与するのみで、トナー層厚
規制部材を移動させることができ、この移動のための制
御システムが簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例の現像装置の概略構成図であ
る。
【図2】微小閉電界を形成するトナー担持体を用いた現
像装置におけるトナー担持体の表面部分とトナーを拡大
して模式的に示した図である。
【図3】微小閉電界を形成するトナー担持体を用いた現
像装置におけるトナー担持体の表面部分を拡大して模式
的に示した図である。
【図4】トナー層厚規制部材の移動駆動手段に、バイメ
タルを用いた例を示す図である。
【図5】トナー層厚規制部材の移動駆動手段に、圧電素
子を用いた例を示す図である。
【図6】トナー層厚規制部材の移動駆動手段に、偏心カ
ムを用いた例を示す図である。
【図7】トナー層厚規制部材の移動駆動手段に、ソレノ
イドを用いた例を示す図である。
【符号の説明】
1 潜像担持体としてのドラム状感光体 2 現像装置 5 トナー担持体としての現像ローラ 8 トナー層厚規制部材としてのドクターブレード 9 現像領域 16 移動駆動手段 17 バイメタル 20 圧電素子 21 偏心カム 23 ソレノイド T 当接位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩田 尚貴 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 上野 祐一 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転駆動されるトナー担持体の表面にト
    ナーを担持して搬送し、トナー担持体の表面に当接させ
    たトナー層厚規制部材によって、トナー担持体上のトナ
    ーの層厚を規制した後、潜像担持体と前記トナー担持体
    が互いに対向した現像領域にて、潜像担持体に形成され
    た静電潜像を、トナー担持体に担持されたトナーによっ
    て可視像化する現像装置において、 トナー層厚規制部材の、トナー担持体に対する当接位置
    が変わるように、トナー層厚規制部材を移動駆動する手
    段を設けたことを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 回転駆動されるトナー担持体の表面にト
    ナーを担持して搬送し、トナー担持体の表面に当接させ
    たトナー層厚規制部材によって、トナー担持体上のトナ
    ーの層厚を規制した後、潜像担持体と前記トナー担持体
    が互いに対向した現像領域にて、潜像担持体に形成され
    た静電潜像を、トナー担持体に担持されたトナーによっ
    て可視像化する現像装置において、 前記トナー担持体として、その表面の近傍に多数の微小
    閉電界が形成され、該閉電界により帯電トナーを吸引し
    て該トナーを担持するトナー担持体を用いると共に、ト
    ナー層厚規制部材の、トナー担持体に対する当接位置が
    変わるように、トナー層厚規制部材を移動駆動する手段
    を設けたことを特徴とする現像装置。
  3. 【請求項3】 移動駆動手段に、バイメタルを用いた請
    求項1又は2に記載の現像装置。
  4. 【請求項4】 移動駆動手段に、圧電素子を用いた請求
    項1又は2に記載の現像装置。
  5. 【請求項5】 移動駆動手段に、回転駆動される偏心カ
    ムを用いた請求項1又は2に記載の現像装置。
  6. 【請求項6】 移動駆動手段に、ソレノイドを用いた請
    求項1又は2に記載の現像装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07271182A (ja) * 1994-03-31 1995-10-20 Nec Corp 電子写真画像記録システム用現像装置
US6339686B2 (en) 1999-12-28 2002-01-15 Sharp Kabushiki Kaisha Developer unit with cleaning element
US7965971B2 (en) * 2008-07-28 2011-06-21 Xerox Corporation Blades, printing apparatuses, replaceable cartridges and methods of treating substances on surfaces
JP2012032707A (ja) * 2010-08-02 2012-02-16 Ricoh Co Ltd 現像装置及び画像形成装置
JP2019028321A (ja) * 2017-07-31 2019-02-21 ブラザー工業株式会社 画像形成装置

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