JPH0512738Y2 - - Google Patents

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JPH0512738Y2
JPH0512738Y2 JP15015086U JP15015086U JPH0512738Y2 JP H0512738 Y2 JPH0512738 Y2 JP H0512738Y2 JP 15015086 U JP15015086 U JP 15015086U JP 15015086 U JP15015086 U JP 15015086U JP H0512738 Y2 JPH0512738 Y2 JP H0512738Y2
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impeller
turbine
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dust
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はタービン式流量計に係り、特に円滑な
回転体の回転を実現し得るタービン式流量計に関
する。
従来の技術 例えば家庭用ガス配管、工業用ガス配管等の各
種ガス配管の管路途中には、流量(流速)測定を
目的としてタービン式流量計が配設される。この
タービン式流量計は、一般に被測流体の流量に応
じて回転する羽根車の中心部に組付けられた回転
軸が、上、下流側のコーン部材に設けられた軸受
部に回転自在に軸承された構造とされており、検
出手段により羽根車の回転検出を行ない、これよ
り被測流体の流量を求める構成とされていた。
一方、タービン式流量計が配設されるガス配管
は、一般に鉄を基材とする配管であり、経時的に
鉄錆が発生し、これが被測流体たるガス内に混入
することが知られている。また、他の埃塵がガス
内に混入することも考えられ、よつて被測流体内
には鉄錆をはじめとする種々のダストが混在して
いる。このダストがタービン式流量計の軸受部に
付着した場合、羽根車の回転軸と軸受部との間の
摺接状態が不良となり、流量測定精度が劣化する
と共に軸受部の寿命が著しく低下してしまう。
考案が解決しようとする問題点 軸受部に付着するダストを除去する手段として
は、軸受部に潤滑油を滴下させたり、はねかけ板
で潤滑油を飛散させることで軸受部に付着したダ
ストを潤滑油で洗い流す方式が用いられている。
しかるにこの場合、ダストの除去を液体である潤
滑油を用いて行なうため適宜に軸受部に潤滑油を
供給するのが難しく、また構造が複雑化し、製品
コストが上昇してしまうという問題点があつた。
これに加えて、はねかけ板を用いた場合、これに
よる羽根車の回転抵抗が大となつてしまい、計測
精度が劣化するという問題点があつた。
そこで本考案では、軸受部近傍位置に有底環状
形状を有する防塵部材を設けることにより、上記
問題点を解決したタービン式流量計を提供するこ
とを目的とする。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために、本考案では、 被測流体の流量に応じて回転する羽根車と、こ
の羽根車の中心部に設けられ両端部を軸受部によ
り回転自在に軸承される回転軸と、前記軸受部が
埋設されて前記羽根車を所定位置に支承するコー
ン部材とよりなるタービン式流量計において、 前記コーン部材の軸受近傍位置に、環状形状を
有した本体部と、前記軸受部と近接対向するよう
に前記本体部より内側に向け延出形成されると共
に前記回転軸が回動自在に嵌通される孔を形成し
た有孔板部とにより構成される防塵部材を設けた
ことを特徴とするものである。
実施例 第1図に本考案になるタービン式流量計の第1
実施例を示す。同図に示すタービン式流量計1
は、大略本体2、羽根車3、上流側及び下流側に
配設された軸受部4,5及びコーン部材6,7、
そして本考案の要部となる防塵部材8,9等より
構成されている。このタービン式流量計1は被測
流体が流れる配管(例えば家庭用都市ガス配管)
の途中に配設され、被測流体の流量測定を行なう
ものである。
一対のコーン部材6,7は羽根車3を挟んで上
流側と下流側に夫々配設され、本体2の流体管路
2a内に固定された支枠10,11に取付けられ
ている。この一対のコーン部材6,7の羽根車3
と対向する面の中心部には、羽根車3に設けられ
た回転軸12を回転自在に軸承する軸受部4,5
が設けられている。この軸受部4,5は耐摩耗性
に優れたダイヤモンド、ルビー、サフアイヤ等の
人造宝石、或はタングステンカーバイド、セラミ
ツク等の硬度の高い材質により形成される。羽根
車3はその回転軸12を軸受部4,5に回転自在
に軸承されることにより、所定位置に取付けられ
ると共に被測流体の流れに応じて回転し、図示し
ない回転検出手段を介して流量計測を行なう。
次に本考案の要部である防塵部材8,9につい
て説明する。防塵部材8,9は夫々上流側及び下
流側の軸受部4,5の近傍位置に配設されるが、
各防塵部材8,9の構成は同一であり取付け方向
のみが逆であるだけである。よつて、説明の便宜
上、上流側の防塵部材8のみを第2図に拡大して
示して説明し、下流側の防塵部材9の説明は省略
する。
防塵部材8は環状部(本体部)13と底部(有
孔板)14を一体的に形成された有底環状形状で
あり、極めて簡単な構成とされている。また防塵
部材8は、アルニコ、サマリウムコバルト焼結材
及びこれらの粉末を充填させた所謂プラスチツク
マグネツト材等の磁性材よりなり、その内面部分
に着磁処理が施されている。更に底部14の略中
央位置には回転軸12が回動自在に嵌通する嵌通
孔15が穿設されている。この嵌通孔15は回転
軸12の挿入方向に対し径が小となるテーパを有
した孔である。従つて、タービン式流量計1の組
立て時に回転軸12は、孔のテーパ部分に案内さ
れて容易に嵌通孔15に位置決めされ嵌通され
る。また嵌通孔15の小径部分の径寸法は、嵌通
された回転軸12の円滑回動を邪魔しない範囲で
最小の径寸法となるよう選定されている。上記防
塵部材8は、コーン部材6に埋設されている軸受
部4に底部14が近接対向する状態となるようコ
ーン部材6に圧入或は接着により埋設固定され
る。このように防塵部材8の取付けは簡単な作業
であり、かつ前記したように防塵部材は簡単な構
造であるため、防塵部材8を設けることにより製
品コストが大幅に上昇してしまうようなことはな
い。この取付け状態にあつて、回転軸12と嵌通
孔15とのクリアランスは極めて小であるが、一
定の隙間を維持している。従つて、防塵部材8を
設けることにより羽根車3の回転抵抗が大となる
ようなことはない。
上記防塵部材8,9を設けてなるタービン式流
量計1に、鉄錆等のダストが混在する被測流体が
流入した場合を考える。流入した被測流体は本体
2の流体管路2a内を流れ防塵部材8,9の環状
部13内にも流れ込む。前記したように防塵部材
8,9は磁性材よりなり、かつ内面に着磁処理さ
れている。従つて被測流体に混在するダストの
内、占める割合の最も多い鉄錆は磁力により防塵
部材8,9内面に吸着されてしまう。よつて、鉄
錆の如く、磁力により吸着されるダストの軸受部
4,5への付着は確実に防止される。一方、磁力
により吸着されないダストであつても、防塵部材
8,9に形成された嵌通孔15と回転軸12との
間のクリアランスは極めて小であるため、ダスト
はこの間隙を通過することができない。よつて、
磁力により吸着されるダスト及び磁力により吸着
されないダストは、共に防塵部材8,9により軸
受部4,5への侵入、付着を阻止される。これに
より、回転軸12は円滑な回転を維持し得、流量
計測の信頼性を向上させることができる。
考案の効果 上述の如く本考案では、軸受部へのダストの流
入を確実に防止し得、かつ防塵動作において羽根
車に回転抵抗が印加されるようなことはなく、よ
つて羽根車の円滑な回転を維持することができ、
流量計測の信頼性を向上させることができると共
に、防塵部材は極めて簡単な構造であり、かつ取
付け作業も容易に行なうことができるため、従来
の潤滑油を用いたダスト除去手段を設けた構成に
比べて(製品コスト)を低下させることができる
等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案になるタービン式流量計の一実
施例の縦断面図、第2図は軸受部近傍を拡大して
示す部分切截断面図である。 1……タービン式流量計、3……羽根車、4,
5……軸受部、8,9……防塵部材、12……回
転軸、13……環状部、14……底部、15……
嵌通孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 被測流体の流量に応じて回転する羽根車と、
    該羽根車の中心部に設けられ両端部を軸受部に
    より回転自在に軸承される回転軸と、前記軸受
    部が埋設されて前記羽根車を所定位置に支承す
    るコーン部材とよりなるタービン式流量計にお
    いて、 前記コーン部材の軸受近傍位置に、環状形状
    を有した本体部と、前記軸受部と近接対向する
    ように前記本体部より内側に向け延出形成され
    ると共に前記回転軸が回動自在に嵌通される孔
    を形成した有孔板部とにより構成される防塵部
    材を設けてなるタービン式流量計。 (2) 該防塵部材は磁性材よりなり、かつ内面着磁
    されてなる構成の実用新案登録請求の範囲第1
    項記載のタービン式流量計。
JP15015086U 1986-09-30 1986-09-30 Expired - Lifetime JPH0512738Y2 (ja)

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JP15015086U JPH0512738Y2 (ja) 1986-09-30 1986-09-30

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JP15015086U JPH0512738Y2 (ja) 1986-09-30 1986-09-30

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JPS6357520U JPS6357520U (ja) 1988-04-16
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JP2014139495A (ja) * 2013-01-21 2014-07-31 Tgk Co Ltd 分岐配管ユニット、及びその分岐配管ユニットを含む給湯システム

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JPS6357520U (ja) 1988-04-16

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