JPH05126222A - 摩擦車式無段変速機 - Google Patents

摩擦車式無段変速機

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JPH05126222A
JPH05126222A JP3313519A JP31351991A JPH05126222A JP H05126222 A JPH05126222 A JP H05126222A JP 3313519 A JP3313519 A JP 3313519A JP 31351991 A JP31351991 A JP 31351991A JP H05126222 A JPH05126222 A JP H05126222A
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Seiji Ezaki
誠司 江崎
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H15/00Gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio, or for reversing rotary motion, by friction between rotary members
    • F16H15/02Gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio, or for reversing rotary motion, by friction between rotary members without members having orbital motion
    • F16H15/04Gearings providing a continuous range of gear ratios
    • F16H15/06Gearings providing a continuous range of gear ratios in which a member A of uniform effective diameter mounted on a shaft may co-operate with different parts of a member B
    • F16H15/32Gearings providing a continuous range of gear ratios in which a member A of uniform effective diameter mounted on a shaft may co-operate with different parts of a member B in which the member B has a curved friction surface formed as a surface of a body of revolution generated by a curve which is neither a circular arc centered on its axis of revolution nor a straight line
    • F16H15/36Gearings providing a continuous range of gear ratios in which a member A of uniform effective diameter mounted on a shaft may co-operate with different parts of a member B in which the member B has a curved friction surface formed as a surface of a body of revolution generated by a curve which is neither a circular arc centered on its axis of revolution nor a straight line with concave friction surface, e.g. a hollow toroid surface
    • F16H15/38Gearings providing a continuous range of gear ratios in which a member A of uniform effective diameter mounted on a shaft may co-operate with different parts of a member B in which the member B has a curved friction surface formed as a surface of a body of revolution generated by a curve which is neither a circular arc centered on its axis of revolution nor a straight line with concave friction surface, e.g. a hollow toroid surface with two members B having hollow toroid surfaces opposite to each other, the member or members A being adjustably mounted between the surfaces
    • F16H2015/383Gearings providing a continuous range of gear ratios in which a member A of uniform effective diameter mounted on a shaft may co-operate with different parts of a member B in which the member B has a curved friction surface formed as a surface of a body of revolution generated by a curve which is neither a circular arc centered on its axis of revolution nor a straight line with concave friction surface, e.g. a hollow toroid surface with two members B having hollow toroid surfaces opposite to each other, the member or members A being adjustably mounted between the surfaces with two or more sets of toroid gearings arranged in parallel

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一対の入出力ディスクと、これらのディスク
間に配置されたローラとを備えた変速ユニットが同一軸
上に複数配置された摩擦車式無段変速機において、上記
複数の変速ユニットにおけるローラをそれぞれ支持する
各ローラ支持部材を連結する場合に、部品点数を増加さ
せることなく、しかも各ローラ支持部材の組付け誤差を
吸収して全てローラ支持部材を連結することを目的とす
る。 【構成】 一対のプレート部材52,53により第1、
第2変速ユニット31,32における各一対の第1、第
2トラニオン49a,49aの両端部を連結すると共
に、一方のプレート部材52を第2変速ユニット32側
で球面ブッシュ63を介して揺動自在に変速機ケーシン
グ5側に支持し、且つ他方のプレート部材53を第1変
速ユニット32側で球面ブッシュ66を介して揺動自在
に仕切壁部5a側に支持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は摩擦車式無段変速機、特
に、相対向する一対の入出力ディスクと、これらのディ
スク間に配置されて両ディスクに接して回転し、且つ傾
動可能とされて傾動角度に応じて両ディスク間の変速比
を変化させるローラとを有する変速ユニットが同一回転
軸上に複数配置された摩擦車式無段変速機に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車に搭載される変速機として、エン
ジンの回転を無段階に変速して出力軸に伝達可能なトロ
イダル型無段変速機が知られており、このトロイダル型
無段変速機は、回転軸上に配置された一対の入出力ディ
スクと、これらのディスク間に配置されて両ディスクに
接して回転し、且つ傾動可能とされた複数のローラと、
これらのローラを回転ならびに傾動可能に支持する各ロ
ーラ毎のローラ支持部材とを有し、上記入出力ディスク
により各ローラを押し付けた状態でこれらのローラを傾
動させて、その傾動角度に応じて入力ディスクの回転を
無段階に変速して出力ディスクに伝達するように構成さ
たものである。そして、上記トロイダル型無段変速機の
うちハーフトロイダル型無段変速機においては、入出力
ディスク間に配置されたローラの押付時に、その押付反
力として各ローラを回転軸の径方向外側に移動させる荷
重が作用することになり、このため、この荷重を受止し
て各ローラの位置を規制するために各ローラをそれぞれ
支持するローラ支持部材の両端部を連結する一対の連結
部材が設けられている。
【0003】一方、上記ハーフトロイダル型無段変速機
の一種として、例えば特開平2−283949号公報に
は、一対の入出力ディスクと、これらのディスク間に配
置されて両ディスクに接して回転し、且つ傾動可能とさ
れて傾動角度に応じて入力ディスクの回転を無段階に変
速して出力ディスクに伝達する一対のローラとをそれぞ
れ備えた第1無段変速機構と第2無段変速機構とが同一
軸上に配置された摩擦車式無段変速機が開示されてい
る。この無段変速機においても、各変速機構における一
対のローラを支持するローラ支持部材を連結する一対の
連結部材(リンク)が設けられることになるのである
が、該一対の連結部材を各変速機構毎に設けていたので
は徒に部品点数が増加することになる。そこで、部品点
数を削減するために、上記従来技術のように、各変速機
構における全てのローラ支持部材を一対の連結部材で連
結する場合がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に一対の入出力ディスクと、これらの入出力ディスク間
に配置されたローラとをそれぞれ備えた複数の変速ユニ
ットが同軸上に配置された摩擦車式無段変速機におい
て、部品点数を削減するために各変速ユニットにおける
ローラ支持部材の全てを一対の連結部材により連結する
場合には、寸法精度等に起因する各ローラ支持部材の組
付け誤差を吸収することができず、一対の連結部材によ
り各変速ユニットにおける全てのローラ支持部材を連結
することが困難となる。
【0005】そこで本発明は、相対向する一対の入出力
ディスクと、これらのディスク間に配置されて両ディス
クに接して回転し、且つ傾動可能とされて傾動角度に応
じて両ディスク間の変速比を変化させるローラとを有す
る変速ユニットが同一回転軸上に複数配置された摩擦車
式無段変速機において、上記複数の変速ユニットにおけ
るローラを支持する各ローラ支持部材を連結する場合
に、部品点数を増加させることなく、しかも各ローラ支
持部材の組付け誤差を吸収して全てのローラ支持部材を
連結し得るように構成することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は次のように構成したことを特徴とする。
【0007】まず、本願の請求項1に係る発明(以下、
第1発明という)は、相対向する一対の入出力ディスク
と、これらのディスク間に配置されて両ディスクに接し
て回転し、且つ傾動可能とされて傾動角度に応じて両デ
ィスク間の変速比を変化させるローラとを有する変速ユ
ニットが同一回転軸上に複数配置された摩擦車式無段変
速機において、上記複数の変速ユニットにおけるローラ
をそれぞれ支持するローラ支持部材と、上記複数の変速
ユニットにわたって回転軸を挟んで対向配置された一対
のプレート部材とを有し、該一対のプレート部材に上記
複数の変速ユニットにおける各ローラ支持部材を支持す
ると共に、一方のプレート部材を1箇所の支持部で変速
ケーシング側に揺動自在に支持し、且つ他方のプレート
部材を1箇所の支持部で変速機ケーシング側に揺動自在
に支持したことを特徴とする。
【0008】また、本願の請求項2に係る発明(以下、
第2発明という)は、相対向する一対の入出力ディスク
と、これらのディスク間に配置されて両ディスクに接し
て回転し、且つ傾動可能とされて傾動角度に応じて両デ
ィスク間の変速比を変化させる一対のローラとをそれそ
れ備えた第1変速ユニットと第2変速ユニットとが同一
回転軸上に配置された摩擦車式無段変速機において、上
記回転軸を挟んで該回転軸の軸線と直交する方向に延び
て各変速ユニットにおける一対のローラをそれぞれ支持
する各一対のローラ支持部材と、上記第1、第2変速ユ
ニットにわたって回転軸を挟んで対向配置された一対の
プレート部材とを有し、該一対のプレート部材に上記第
1、第2変速ユニットにおける各一対のローラ支持部材
の両端部を支持すると共に、一方のプレート部材を第1
変速ユニットにおける一対のローラ支持部材間に位置す
る支持部で変速機ケーシング側に揺動自在に支持し、且
つ他方のプレート部材を第2変速ユニットにおける一対
のローラ支持部材間の支持部で変速機ケーシング側に揺
動自在に支持したことを特徴とする。
【0009】更に、本願の請求項3に係る発明(以下、
第3発明という)は、上記第1発明において、一対のプ
レート部材のうち一方のプレート部材を1箇所の支持部
で球面ブッシュを介して変速ケーシング側に揺動自在に
支持し、且つ他方のプレート部材を1箇所の支持部で球
面ブッシュを介して変速機ケーシング側に揺動自在に支
持したことを特徴とする。
【0010】更にまた、本願の請求項4に係る発明(以
下、第4発明という)は、上記第1発明における一対の
プレート部材に、各変速ユニットのローラを潤滑するロ
ーラ潤滑用部材を遊嵌合する嵌合孔をそれぞれ形成した
ことを特徴とする。
【0011】
【作用】第1発明によれば、複数の変速ユニットにおけ
る各ローラ支持部材が一対のプレート部材により連結さ
れることになるのであるが、一方のプレート部材が1箇
所の支持部により揺動自在に変速機ケーシングに対して
支持されると共に、他方のプレート部材も1箇所の支持
部により揺動自在に変速機ケーシングに支持されること
になるので、一方のプレート部材が、他方のプレート部
材により支持されたローラ支持部材の組付け誤差を吸収
するように支持部を中心に揺動し、また他方のプレート
部材が、一方のプレート部材に支持されたローラ支持部
材の組付け誤差を吸収するように支持部を中心に揺動す
ることになる。これにより、複数の変速ユニット毎に一
対のプレート部材を設ける場合のように部品点数を増加
させることなく、しかも、複数の変速ユニットにおける
各ローラ支持部材の組付け誤差を吸収しながら全てのロ
ーラ支持部材を一対のプレート部材で連結することが可
能となる。
【0012】また、第2発明によれば、第1、第2変速
ユニットの各ローラ支持部材を連結する一対のプレート
部材の一方が第1変速ユニット側における一対のローラ
支持部材間の支持部で変速機ケーシングに揺動自在に支
持され、且つ他方のプレート部材が第2変速ユニット側
における一対のローラ支持部材間の支持部で変速機ケー
シングに揺動自在に支持されることになるので、上記第
1発明と同様に、一方のプレート部材が、他方のプレー
ト部材により支持されたローラ支持部材の組付け誤差を
吸収するように支持部を中心に揺動し、また他方のプレ
ート部材が、一方のプレート部材に支持されたローラ支
持部材の組付け誤差を吸収するように支持部を中心に揺
動することになる。これにより、複数の変速ユニット毎
に一対のプレート部材を設ける場合のように部品点数を
増加させることなく、しかも、複数の変速ユニットにお
ける各ローラ支持部材の組付け誤差を吸収しながら全て
のローラ支持部材を一対のプレート部材で連結すること
が可能となる。
【0013】ところで、本発明に係る摩擦車式無段変速
機においては、一対のプレート部材により連結された各
変速ユニットにおける各一対のローラ支持部材を互いに
反対方向の軸方向に移動させてローラを傾動させること
により、入出力ディスク間の変速比を変化させるように
なっており、上記ローラ支持部材の軸方向への移動時
に、この動作が各ローラ支持部材を介して一対のプレー
ト部材に伝達されることになるのであるが、第3発明に
よれば、一対のプレート部材が支持部に設けられた球面
ブッシュを介して変速機ケーシング側に支持されている
ので、上記のようにローラ支持部材の相反する軸方向へ
の移動時に、一対のプレート部材にこじれを発生させる
ことがなく、これにより、変速動作を円滑に行い得るこ
とになる。
【0014】また、本発明に係る摩擦車式無段変速機に
おいては、各変速ユニットにおける入出力ディスク間に
配置されたローラに対する潤滑が要求されるのである
が、各ローラは、一対のプレート部材および入出力ディ
スクによりその周囲が囲まれており、各ローラに対する
潤滑に困難性を伴うことになるのであるが、第4発明に
よれば、一対のプレート部材に、各変速ユニットのロー
ラを潤滑するローラ潤滑用部材を遊嵌合する嵌合孔が形
成されているので、この嵌合孔に嵌合されたローラ潤滑
用部材より指向性良くローラに潤滑油が供給されること
になって、各ローラが良好に潤滑されることになる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0016】図1は、本発明に係る摩擦車式無段変速機
としてのトロイダル型無段変速機を含む車両の動力伝達
系を示す全体概略構成図であって、この車両1は、エン
ジン2の出力軸2aに連結されてトルク増大作用を行う
トルクコンバータ3と、このトルクコンバータ3の出力
が伝達される減速装置としての遊星歯車機構10と、上
記エンジン2の回転が入力されてその回転を無段階に変
速可能なトロイダル型無段変速機30とを有し、上記遊
星歯車機構10もしくはトロイダル型無段変速機30の
出力、あるいはその両者の出力が出力軸4に伝達され、
これにより、左右の後輪(図示せず)が回転駆動される
ようになっている。
【0017】上記トルクコンバータ3は、エンジン2の
出力軸2aに連結されたケーシング3aと一体のポンプ
3bと、このポンプ3bに対向配置されて該ポンプ3b
により作動油を介して駆動されるタービン3cと、該タ
ービン3cと上記ポンプ3bとの間に介設されてトルク
増大作用を行うステータ3dとを有し、上記タービン3
cと一体回転するタービンシャフト3eと、該タービン
シャフト3eに外嵌され、且つ一端にワンウェイクラッ
チ3fを介して上記ステータ3dが連結されて変速機ケ
ーシング5に一体とされた第1中空シャフト3gとが上
記遊星歯車機構10に連結されている。更に、上記第1
中空シャフト3gに外嵌され、且つ一端がケーシング3
aに連結された第2中空シャフト3hの軸端部には、オ
イルポンプ6が設けられており、このオイルポンプ6が
ケーシング3aを介して上記エンジン2により駆動され
るようになっている。
【0018】そして、上記遊星歯車機構10は、上記タ
ービンシャフト3eと同軸上に直列配置された第1遊星
歯車機構11および第2遊星歯車機構12を有し、エン
ジン2側に配置された第1遊星歯車機構11が後退用と
され、また、第2遊星歯車機構12が前進用とされてお
り、上記第1遊星歯車機構11は、シングルピニオン式
とされて、上記タービンシャフト3eに結合されたサン
ギヤ13を有し、該サンギヤ13に噛合するピニオン1
4を回転自在に支持するキャリア15が上記第1中空シ
ャフト3gに結合され(変速機ケーシング5に固定)、
更に、上記ピニオン14に噛合するリングギヤ16がリ
バースクラッチ17を介してタービンシャフト3eと同
一軸線上に配置された上記出力軸4に連結されている。
【0019】一方、上記第2遊星歯車機構12は、ダブ
ルピニオン式とされ、インナピニオン18が上記第1遊
星歯車機構のピニオン14と一体化されていると共に、
該第1遊星歯車機構11のサンギヤ13が第2遊星歯車
機構12のサンギヤに共用されている。また、上記イン
ナピニオン18とアウタピニオン19とを固定支持する
キャリア20は、上記第1遊星歯車機構11のキャリア
15と一体化されて第1中空シャフト3gを介して変速
機ケーシング5に固定されている。更に、この第2遊星
歯車機構12を構成するリングギヤ21は、フォワード
クラッチ22およびワンウェイクラッチ23を介して上
記出力軸4に連結されており、上記リバースクラッチ1
7とフォワードクラッチ22とは、前後進切換装置を構
成するものであり、リバースクラッチ17が締結された
ときには、タービンシャフト3eの出力が第1遊星歯車
機構11を介して上記出力軸4に伝達され、これによ
り、左右の後輪が後退方向に回転駆動されるようになっ
ており、また、フォワードクラッチ22が締結されたと
きには、上記タービンシャフト3eの出力が第2遊星歯
車機構12を介して上記出力軸4に伝達され、これによ
り、左右の後輪が前進方向に回転駆動されるようになっ
ている。
【0020】次に、上記トロイダル型無段変速機30の
構成について、更に詳しく説明すると、このトロイダル
型無段変速機30は、図1,2に示すように、上記出力
軸4上にそれぞれ配置された第1変速ユニット31と第
2変速ユニット32とを有し、これらの各変速ユニット
31,32は同様の構成とされており、上記出力軸4上
に該軸に対して回転自在に設けられた入力ディスク3
3,33と、これらの入力ディスク33,33に対向配
置されて出力軸4と一体回転する出力ディスク34,3
4と、各入出力ディスク33,34間にそれぞれ配置さ
れて両ディスクに接して回転し、且つ傾動可能とされた
各一対のローラ35,35とを有する。
【0021】そして、図2に示すように、上記第1、第
2変速ユニット31,32における各出力ディスク3
4,34が、出力軸4に対してそれぞれスプライン嵌合
され、且つ第1変速ユニット31における出力ディスク
34が、出力軸4に嵌合されたリング状の位置決め部材
36により位置決めされた状態でベアリング37aを介
して変速機ケーシング5に対して回転自在に支持されて
いる。また、第2変速ユニット32における出力ディス
ク34が、上記出力軸4に一体的に形成された拡径部4
aと変速機ケーシング5との間に設けられて該出力軸4
を回転自在に支持するベアリング37bにより位置決め
されていると共に、上記各出力ディスク34,34間に
おいて第1、第2変速ユニットにおける各入力ディスク
33,33が隣接配置されており、これらの入力ディス
ク33,33間には、各入力ディスク33,33に対し
て相対回転可能とされた中間ディスク38が配置され、
この中間ディスク38と各入力ディスク33,33との
間に複数のローディングカム39…39がそれぞれ介装
されており、これらの各カム39は、中間ディスク38
と各入力ディスク33,33とが相対回転したときに、
各入力ディスク33,33を各出力ディスク34,34
側に押し付ける押圧力を発生させる機能を有し、上記エ
ンジン2より各入力ディスク33,33に入力される入
力トルクが大きくなる程、各カム39による各入力ディ
スク33,33に対する押付力が増大するようになって
いる。
【0022】また、隣接配置された各入力ディスク3
3,33間には、出力軸4に遊嵌合され、且つ両端部が
各入力ディスク33,33の背面に当接した状態でこれ
らの入力ディスク33,33とスプライン嵌合された連
結部材40が配置されていると共に、この連結部材40
と上記第2変速ユニット32における入力ディスク33
との間に予圧手段としての皿バネ41が介装されてお
り、この皿バネ41が、一方の入力ディスク33の背面
に当接して該入力ディスク33を出力ディスク34側に
押圧すると共に、該皿バネ41の付勢反力が上記連結部
材40に作用し、該連結部材40により他方の入力ディ
スク33が出力ディスク34側押圧されることにより、
各変速ユニット31,32における一対の入出力ディス
ク33,34に所定の予圧が付与されるようになってい
る。
【0023】一方、図1に示すように、上記中間ディス
ク38を介して各入力ディスク33にエンジン2の出力
を入力するための入力軸42が出力軸4に平行に配置さ
れており、この入力軸42のトルクコンバータ3側に位
置する端部には第1ギヤ43が一体的に取り付けられて
おり、該第1ギヤ43がアイドルギヤ44に噛合され、
更に、このアイドルギヤ44が、動力伝達経路切換クラ
ッチ45を介して上記第2中空シャフト3hに接続され
る出力ギヤ46に噛合されていると共に、上記入力軸4
2の他方の端部には、上記中間ディスク38と一体的に
設けられた入力ギヤ47に噛合する第2ギヤ48が一体
的に設けられている。これにより、上記動力伝達経路切
換クラッチ45が締結された場合には、エンジン2の出
力が入力軸42を介してトロイダル型無段変速機30に
おける第1、第2変速ユニット31,32を構成する各
入力ディスク33,33に入力され、図1に示すよう
に、各ローラ35,35の傾動角度に応じた所定に変速
比(減速比)で各入力ディスク33,33の回転が変速
されて各出力ディスク34,34に伝達されるようにな
っている。
【0024】なお、本実施例においては、図2に示すよ
うに、第1変速ユニット31における出力ディスク34
に、上記遊星歯車機構10の一部を構成するワンウェイ
クラッチ23の一端がスプライン嵌合されており、従っ
て、上記遊星歯車機構10におけるフォワードクラッチ
22を締結し、且つリバースクラッチ17を解放すると
共に、上記動力伝達経路切換クラッチ45を締結した場
合には、エンジン2の出力が遊星歯車機構10およびト
ロイダル型無段変速機30を介して出力軸4に出力され
ることになる。この場合、ワンウェイクラッチ23は、
エンジン2の回転が後輪側より大きいときにロック状態
とされ、これにより、発進時等のように大きなトルクが
要求される場合には、エンジン2の出力がトルクコンバ
ータ3により増大されて出力軸4に出力されることにな
る。
【0025】また、定常走行時には、上記ワンウェイク
ラッチ23がフリー状態とされて、エンジン2の出力が
上記トロイダル型無段変速機30により走行状態に応じ
て変速されて出力軸4に出力されることになる。
【0026】更に、後退時には、上記リバースクラッチ
17が締結され、且つフォワードクラッチ22が解放さ
れると共に、動力伝達経路切換クラッチ45が解放され
ることになって、エンジン2の出力が遊星歯車機構10
により減速されて出力軸4に出力されるようになってい
る。
【0027】ここで、上記トロイダル型無段変速機30
を構成する第1、第2変速ユニット31,32における
各一対のローラ35,35をそれぞれ傾動させるための
油圧機構について説明する。なお、第1変速ユニット3
1側と第2変速ユニット32側とは同様の構成とされて
おり、従って、第1変速ユニット31側の油圧機構につ
いて説明し、第2変速ユニット側については説明を省略
する。即ち、図2,3に示すように、上記第1変速ユニ
ット31には、各ローラ35をそれぞれ回転自在に支持
する各ローラ35毎のローラ支持部材としての一対の第
1、第2トラニオン49a,49bが設けられており、
これらのトラニオン49a,49bに偏心軸50a,5
0bを介して各ローラ35がそれぞれ回転自在に支持さ
れていると共に、各トラニオン49a,49bには、上
記出力軸4と直交する方向に延長された軸部材51a,
51bがそれぞれ一体的に取り付けられている。
【0028】更に、変速機ケーシング5および該ケーシ
ング5と一体の仕切壁部5aには、一対のプレート部材
52,53がそれぞれ取り付けられており、これらのプ
レート部材52,53に上記第1、第2トラニオン49
a,49bの上下両端部がそれぞれ球面軸受54…54
により回動自在に支持されていると共に、上記各軸部材
51a,51bの下端が、仕切壁部5a下面に固設され
たアッパハウジング55の開口部55aを貫通して該ア
ッパハウジング55の下面に固設されたロアハウジング
56の凹部56aにベアリング57,57により回転自
在に支持されている。
【0029】そして、上記仕切壁部5aには、各トラニ
オン49a,49b毎の油圧シリンダ58,58がそれ
ぞれ設けられており、各油圧シリンダ58は、仕切壁部
5aと一体の隔壁部5bにより一対の油圧室58a、5
8bにそれぞれ分割されていると共に、上記隔壁部5b
の内周部には、第1、第2トラニオン49a,49bと
一体の各軸部材51a,51bと所定の間隙を隔てて該
軸部材51a,51bの軸方向に延長された延長部5c
が形成されている。また、上記各油圧室58a,58b
内には、ピストン59a,59bがそれぞれ内装されて
おり、一方のピストン59aにより各トラニオン49
a,49bの軸端部に一体的に形成されたフランジ部6
0,60が押圧されると共に、他方のピストン59bに
より各軸部材51a,51bの軸端部に一体的に取り付
けられたフランジ部材61,61が押圧されるようにな
っている。従って、上記油圧室58a,58bのいずれ
か一方に油圧が導入された場合には、ピストン59aも
しくはピストン59bにより各トラニオン49a,49
bもしくは各軸部材51a,51bが互いに反対の軸方
向、即ち、図3の上下方向にそれぞれ移動され、これに
より、各トラニオン49a,49bに回転自在に支持さ
れた各ローラ35の各入出力ディスク33,34に対す
る接触点が変化し、各ローラ35が傾動され、これに伴
って、各トラニオン49a,49bが軸廻りに回動する
ようになっている。
【0030】次に本実施例の特徴部分である上記一対の
プレート部材52,53の構成について図4ないし図6
に基づいて説明すると、上記一対のプレート部材52,
53には、第1、第2変速ユニット31,32における
各ローラ35…35をそれぞれ支持する各一対のトラニ
オン49a,49bの上下両端部を球面軸受54…54
を介して支持する孔52a,52bおよび53a,53
bがそれぞれ形成されていると共に、一方のプレート部
材52における第2変速ユニット32の各トラニオン4
9a,49b間に位置する中央部には、嵌合孔52cが
形成されており、この嵌合孔52cに、変速機ケーシン
グ5と一体に設けられた支持部5dに取付部材62を介
して固定された球面ブッシュ63が嵌合されている。更
に、該プレート部材52における第1変速ユニット31
の各トラニオン49a,49b間に位置する中央部は、
嵌合孔52dが形成されており、この嵌合孔52dに、
変速機ケーシング5と一体に設けられた支持部5eに取
り付けられたローラ潤滑用部材64が遊嵌合されてい
る。
【0031】また、他方のプレート部材53における第
1変速ユニット32の各トラニオン49a,49b間に
位置する中央部には、嵌合孔53cが形成されており、
この嵌合孔53cに、上記仕切壁部5aの上面に取付ボ
ルト65により固定された球面ブッシュ66が嵌合され
ていると共に、該プレート部材53における第2変速ユ
ニット32の各トラニオン49a,49b間に位置する
中央部には、嵌合孔53dが形成されている。
【0032】なお、本実施例においては、上記取付部材
62が第2変速ユニット32の各ローラ35を潤滑する
ローラ潤滑用部材とされている。
【0033】上記の構成によれば、第1、第2変速ユニ
ット31,32における各一対の第1、第2トラニオン
49a,49bが一対のプレート部材52,53により
連結されると共に、一方のプレート部材52が第2変速
ユニット32側における各トラニオン49a,49b間
で変速機ケーシング5に球面ブッシュ63を介して揺動
自在に支持され、且つ他方のプレート部材53が第1変
速ユニット31側における各トラニオン49a,49b
間で仕切壁部5aに球面ブッシュ66を介して揺動自在
に支持されているので、一方のプレート部材52が、他
方のプレート部材53により支持された第1変速ユニッ
ト31側の各トラニオン49a,49bの組付け誤差を
吸収するように球面ブッシュ63を中心に、図5に示す
矢印X方向に揺動し、また他方のプレート部材53が、
一方のプレート部材52に支持された第2変速ユニット
32側の各トラニオン49a,49bの組付け誤差を吸
収するように球面ブッシュ66を中心に、図6に示す矢
印X方向に揺動することになる。これにより、上記第
1、第2変速ユニット31,32毎に一対のプレート部
材52,53をそれぞれ設ける場合のように部品点数を
増加させることなく、しかも、各変速ユニット31,3
2における各一対の第1、第2トラニオン49a,49
bの組付け誤差を吸収しながら全てのトラニオン49
a,49bを一対のプレート部材52,53で連結する
ことが可能となる。
【0034】更に、変速時における上記各一対のトラニ
オン49a,49bの互いに反対の軸方向への移動時
に、この動作が各トラニオン49a,49bを介して一
対のプレート部材52,53に伝達されることになるの
であるが、一対のプレート部材52,53が球面ブッシ
ュ63,66を介してそれそれ揺動自在に支持されてい
るので、各一対のトラニオン49a,49bの軸方向へ
の移動時に、一対のプレート部材52,53にこじれを
発生させることがなく、これにより、変速動作を円滑に
行い得ることになる。
【0035】また、各変速ユニット31,32における
入出力ディスク33,34間に配置された各ローラ35
に対する潤滑が要求されるのであるが、各ローラ35
は、上記一対のプレート部材52,53および入出力デ
ィスク33,34によりその周囲が囲まれており、各ロ
ーラ35に対する潤滑に困難性を伴うことになるのであ
るが、本実施例によれば、プレート部材52に設けられ
た嵌合孔52c、52dより突出する取付部材62およ
びローラ潤滑用部材64にそれぞれ形成された各潤滑油
供給通路62a,64aより指向性良く第1、第2変速
ユニット31,32の各ローラ35に潤滑油が供給され
ることになって、各ローラ35が良好に潤滑されること
になる。
【0036】なお、本実施例においては、上記出力軸4
上に第1変速ユニット31と第2変速ユニット32とが
配置され、且つこれらの各変速ユニット31,32にお
ける各一対とされた合計4本のトラニオン49a,49
bを一対のプレート部材52,53で連結する場合につ
いて説明したけれども、上記出力軸4上に配置される変
速ユニットの数は2つに限定されるものではなく、本発
明の概念には、2つ以上の複数の変速ユニットが出力軸
4上に配置されるものも含むものである。
【0037】
【発明の効果】以上のように、第1発明によれば、一対
のプレート部材の一方が1箇所で支持部に支持され、他
方のプレート部材により支持されたローラ支持部材の組
付け誤差を吸収するように支持部を中心に揺動し、また
他方のプレート部材も1箇所で支持部に支持され、一方
のプレート部材に支持されたローラ支持部材の組付け誤
差を吸収するように支持部を中心に揺動することにな
り、これにより、複数の変速ユニットの各ローラ支持部
材が一対のプレート部材により連結されることになっ
て、複数の変速ユニット毎に一対のプレート部材を設け
る場合のように部品点数を増加させることなく、しか
も、複数の変速ユニットにおける各ローラ支持部材の組
付け誤差を吸収しながら全てのローラ支持部材を一対の
プレート部材で連結することができる。
【0038】また、第2発明によれば、上記第1発明と
同様に、一方のプレート部材が、他方のプレート部材に
より支持された変速ユニットのローラ支持部材の組付け
誤差を吸収するように支持部を中心に揺動し、また他方
のプレート部材が、一方のプレート部材に支持された変
速ユニットのローラ支持部材の組付け誤差を吸収するよ
うに支持部を中心に揺動することになり、これにより、
第1、第2変速ユニットの各ローラ支持部材が一対のプ
レート部材により連結されることになって、第1、第2
変速ユニット毎に一対のプレート部材を設ける場合のよ
うに部品点数を増加させることなく、しかも、各変速ユ
ニットにおける一対のローラ支持部材の組付け誤差を吸
収しながら全てのローラ支持部材を一対のプレート部材
で連結することができる。
【0039】特に、第3発明によれば、一対のプレート
部材が支持部に設けられた球面ブッシュを介して変速機
ケーシング側に支持されているので、変速時に各ローラ
支持部材が互いに反対の軸方向に移動される場合に、一
対のプレート部材にこじれを発生させることがなく、こ
れにより、変速動作を円滑に行い得ることになる。
【0040】更に、第4発明によれば、一対のプレート
部材に、各変速ユニットにおけるローラを潤滑するロー
ラ潤滑用部材を遊嵌合する嵌合孔が形成されているの
で、この嵌合孔に嵌合されたローラ潤滑用部材より指向
性良くローラに潤滑油が供給されることになって、各ロ
ーラを良好に潤滑することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る摩擦車式無段変速機としてのト
ロイダル型無段変速機を備えた車両の動力伝達系を示す
全体概略構成図。
【図2】 トロイダル型無段変速機の構成を示す拡大断
面図。
【図3】 図2におけるA−A線よりみたトロイダル型
無段変速機を構成する第1変速ユニットの断面図。
【図4】 図3におけるB−B線よりみたトロイダル型
無段変速機の構成を示す拡大断面図。
【図5】 図4におけるC−C線よりみた断面図。
【図6】 図4におけるD−D線よりみた断面図。
【符号の説明】
4 出力軸 5 変速機ケーシング 5a 仕切壁部 5d,5e 支持部 30 トロイダル型無段変速機 31 第1変速ユニット 32 第2変速ユニット 33 入力ディスク 34 出力ディスク 35 ローラ 49a,49b トラニオン 52,53 プレート部材 63,66 球面ブッシュ 64 ローラ潤滑用部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対向する一対の入出力ディスクと、こ
    れらのディスク間に配置されて両ディスクに接して回転
    し、且つ傾動可能とされて傾動角度に応じて両ディスク
    間の変速比を変化させるローラとを有する変速ユニット
    が同一回転軸上に複数配置された摩擦車式無段変速機で
    あって、上記複数の変速ユニットにおけるローラをそれ
    ぞれ支持するローラ支持部材と、上記複数の変速ユニッ
    トにわたって回転軸を挟んで対向配置された一対のプレ
    ート部材とを有し、該一対のプレート部材に上記複数の
    変速ユニットにおける各ローラ支持部材が支持されてい
    ると共に、一方のプレート部材が1箇所の支持部で変速
    ケーシング側に揺動自在に支持され、且つ他方のプレー
    ト部材が1箇所の支持部で変速機ケーシング側に揺動自
    在に支持されていることを特徴とする摩擦車式無段変速
    機。
  2. 【請求項2】 相対向する一対の入出力ディスクと、こ
    れらのディスク間に配置されて両ディスクに接して回転
    し、且つ傾動可能とされて傾動角度に応じて両ディスク
    間の変速比を変化させる一対のローラとをそれそれ備え
    た第1変速ユニットと第2変速ユニットとが同一回転軸
    上に配置された摩擦車式無段変速機であって、上記回転
    軸を挟んで該回転軸の軸線と直交する方向に延びて各変
    速ユニットにおける一対のローラをそれぞれ支持する各
    一対のローラ支持部材と、上記第1、第2変速ユニット
    にわたって回転軸を挟んで対向配置された一対のプレー
    ト部材とを有し、該一対のプレート部材に上記第1、第
    2変速ユニットにおける各一対のローラ支持部材の両端
    部が支持されていると共に、一方のプレート部材が第1
    変速ユニットにおける一対のローラ支持部材間に位置す
    る支持部で変速機ケーシング側に揺動自在に支持され、
    且つ他方のプレート部材が第2変速ユニットにおける一
    対のローラ支持部材間の支持部で変速機ケーシング側に
    揺動自在に支持されていることを特徴とする摩擦車式無
    段変速機。
  3. 【請求項3】 相対向する一対の入出力ディスクと、こ
    れらのディスク間に配置されて両ディスクに接して回転
    し、且つ傾動可能とされて傾動角度に応じて両ディスク
    間の変速比を変化させるローラとを有する変速ユニット
    が同一回転軸上に複数配置された摩擦車式無段変速機で
    あって、上記複数の変速ユニットにおけるローラをそれ
    ぞれ支持するローラ支持部材と、上記複数の変速ユニッ
    トにわたって回転軸を挟んで対向配置された一対のプレ
    ート部材とを有し、該一対のプレート部材に上記複数の
    変速ユニットにおける各ローラ支持部材が支持されてい
    ると共に、一方のプレート部材が1箇所の支持部で球面
    ブッシュを介して変速ケーシング側に揺動自在に支持さ
    れ、且つ他方のプレート部材が1箇所の支持部で球面ブ
    ッシュを介して変速機ケーシング側に揺動自在に支持さ
    れていることを特徴とする摩擦車式無段変速機。
  4. 【請求項4】 相対向する一対の入出力ディスクと、こ
    れらのディスク間に配置されて両ディスクに接して回転
    し、且つ傾動可能とされて傾動角度に応じて両ディスク
    間の変速比を変化させるローラとを有する変速ユニット
    が同一回転軸上に複数配置された摩擦車式無段変速機で
    あって、上記複数の変速ユニットにおけるローラをそれ
    ぞれ支持するローラ支持部材と、上記複数の変速ユニッ
    トにわたって回転軸を挟んで対向配置された一対のプレ
    ート部材とを有し、該一対のプレート部材に上記複数の
    変速ユニットにおける各ローラ支持部材が支持されてお
    り、一方のプレート部材が1箇所の支持部で変速ケーシ
    ング側に揺動自在に支持され、且つ他方のプレート部材
    が1箇所の支持部で変速機ケーシング側に揺動自在に支
    持されていると共に、上記一対のプレート部材に、各変
    速ユニットにおけるローラを潤滑するローラ潤滑用部材
    を遊嵌合する嵌合孔がそれぞれ形成されていることを特
    徴とする摩擦車式無段変速機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6117043A (en) * 1997-11-05 2000-09-12 Nsk Ltd. Continously variable transmission having an oscillating trunnion-support yoke
EP1186798A2 (en) 2000-09-06 2002-03-13 Nissan Motor Company, Limited Dual cavity toroidal type cvt with common output disc
JP2008069815A (ja) * 2006-09-12 2008-03-27 Nsk Ltd トロイダル型無段変速機

Cited By (4)

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US6659907B2 (en) 2000-09-06 2003-12-09 Nissan Motor Co., Ltd. Dual cavity toroidal type CVT with common output disc
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