JPH05125911A - 弁開閉時期制御装置 - Google Patents

弁開閉時期制御装置

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JPH05125911A
JPH05125911A JP28656191A JP28656191A JPH05125911A JP H05125911 A JPH05125911 A JP H05125911A JP 28656191 A JP28656191 A JP 28656191A JP 28656191 A JP28656191 A JP 28656191A JP H05125911 A JPH05125911 A JP H05125911A
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JP
Japan
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gear
main
auxiliary
cam shaft
main gear
Prior art date
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Application number
JP28656191A
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English (en)
Inventor
Koji Hotta
田 浩 二 堀
Kanetake Aoki
木 金 剛 青
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 本発明は、エンジンの弁開閉時期制御装置の
小型化を目的とする。 【構成】 噛合するギア間のバツクラツシによる打音の
発生防止を従来のような粘性ダンパ手段を用いず、第1
付勢手段22により付勢されるピストン20を介して相
対回転可能に結合された第1および第2主ギア14,1
8と、相対回転量を規制する規制手段31を介して相対
回転可能に結合された第1および第2副ギア26,27
とがシザーズギアを構成することで行つている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンの弁開閉時期
制御装置に関するもので、より具体的には小型化された
弁開閉時期制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】弁開閉時期制御装置の従来技術として、
様々なものがあるが例えば特開平3−117604号公
報に開示されたものがある。この従来技術を図3に基づ
いて説明すると、エンジン71のシリンダブロツク72
には2本のカム軸(1本のみ図示)73が回転自在に支
承され、カム軸73の一端には弁開閉時期制御装置70
が配設されている。ここで、プーリ74がカム軸73に
回転自在に支承され、プーリ74は2つの外周面を有し
ており、片方の外周面にはギア部75が形成されてい
る。ギア部75には図示しないベルト手段等を介してエ
ンジン71の出力軸の回転駆動力が伝達されている。
【0003】断面凹形状のケース76はカム軸73の一
端に固設されている。プーリ74とケース76とは、ピ
ストン77を介して相対回転可能に連結されている。具
体的には、ケース76の内周面とピストン77の外周面
にそれぞれ形成されたヘリカルスプライン同士が噛合
し、ピストン77の内周面とプーリ74の他方の外周面
にそれぞれ形成されたヘリカルスプライン同士が噛合し
ている。
【0004】ピストン77の図示右端面にはスプリング
78が係合しており、ピストン77を常時図示左方へと
付勢している。一方、ピストン77の図示左端面には油
圧室79が形成されており、油圧室79内の油圧に応じ
てスプリング78の付勢力に抗し、ピストン77を図示
右方へと付勢する。この油圧室79には、図示しないオ
イルポンプの吐出油圧が図示しない制御弁および油路8
0を介して供給または非供給とされている。
【0005】前述の各ヘリカルスプラインにはバツクラ
ツシが存在するため、常に打音が発生しやすくなつてい
る。そこで、この打音防止のために次のような粘性ダン
パ手段81が配設されている。つまり、プーリ74に固
設されたカバー82に形成されたラビリンス溝とケース
76の一部に形成されたラビリンス溝とが噛合し、その
内部にシリコンオイル等の粘性オイルが封入されてい
る。従つて、各ヘリカルスプラインのバツクラツシによ
つて打音が発生するような状況のとき、粘性ダンパ手段
81が作用して打音の発生を防止している。尚、粘性ダ
ンパ手段81はカム軸73が図示しないバルブスプリン
グから受ける変動トルクも吸収している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したよ
うな粘性ダンパ手段81の存在は弁開閉時期制御装置7
0の外径を大きくすると共に、エンジン71本体からの
突出量を大きくしてしまう。近年、自動車等ではエンジ
ンの収容されるボンネツト内の容積に余裕がなく、エン
ジン71本体からの弁開閉時期制御装置70の突出量が
大きくなると、実際に弁開閉時期制御装置70をエンジ
ン71に搭載することが不可能となる。
【0007】また、2本のカム軸73の距離が短いタイ
プのエンジンでは、弁開閉時期制御装置70の外径が大
きいと、同様に実際に弁開閉時期制御装置70をエンジ
ンに搭載することが不可能となる。
【0008】そこで、本発明では弁開閉時期制御装置の
小型化を、その技術的課題とする。
【0009】
【発明の構成】
【0010】
【課題を解決するための手段】前述した本発明の技術的
課題を解決するために講じた本発明の技術的手段は、弁
開閉時期制御装置を、主および副カム軸と、主カム軸に
相対回転不能に配設された第1主ギアと、主カム軸に相
対回転可能に支承された第2主ギアと、第1主ギアと第
2主ギアとを相対回転可能に連結するピストンと、ピス
トンの一端面に係合し、前記第1主ギアと第2主ギアと
を正方向に相対回転させる第1付勢手段と、ピストンの
他端面に係合し、前記第1主ギアと第2主ギアとを逆方
向に相対回転させる第2付勢手段と、副カム軸に相対回
転可能に支承され、前記第1主ギアと噛合する第1副ギ
アと、副カム軸に相対回転不能に配設され、前記第2主
ギアと噛合する第2副ギアと、第1副ギアと第2副ギア
との相対回転量を規制する規制手段とから構成したこと
である。
【0011】
【作用】上述した本発明の技術的手段によれば、第1付
勢手段により付勢されるピストンを介して相対回転可能
に結合された第1および第2主ギアと、相対回転量を規
制する規制手段を介して相対回転可能に結合された第1
および第2副ギアとがシザーズギアを構成することで、
各ギア間に存在するバツクラツシを略0としている。
【0012】
【実施例】以下、本発明の技術的手段を具体化した実施
例について添付図面に基づいて説明する。
【0013】図1乃至図2に示す本発明実施例の弁開閉
時期制御装置10において、エンジン11のブロツクに
主カム軸12と副カム軸(ドリブン側)13がそれぞれ
回転自在に支承されている。主カム軸12の一端には図
示しない入力プーリが配設されて、エンジン11の駆動
力が伝達されている。従つて、主カム軸12はドライブ
側カム軸として作用し、副カム軸13がドリブン側カム
軸として作用するが、この逆でもよい。
【0014】主カム軸12には、第1主ギア14が形成
されたカバー15が、ピン16およびボルト17を介し
て相対回転不能に配設されている。また、主カム軸12
には、第2主ギア18が形成されたケース19が相対回
転可能に支承されている。カバー15はその断面が略凹
形状となつており、内周面にはヘリカルギア15aが形
成されている。また、ケース19の外周面にはヘリカル
ギア19aが形成されている。円筒状に形成されたピス
トン20の内外周面にもそれぞれヘリカルギア20a,
20bが形成されて、ヘリカルギア15aとヘリカルギ
ア20bとが、またヘリカルギア19aとヘリカルギア
20aとがそれぞれ噛合している。このピストン20は
図示水平方向に移動が可能となつている。この結果、第
1主ギア14を有するカバー15と第2主ギア18を有
するケース19とがピストン20を介して相対回転可能
に連結されていることとなる。
【0015】ピストン20には、その図示左方に開口す
る凹所21が形成されており、凹所21とケース19と
の間にはスプリング(第1付勢手段)22が配設されて
いる。従つて、ピストン20はスプリング22により常
時図示左方へと付勢されている。このスプリング22の
付勢力はカバー15とケース19との間に正方向の相対
回転を生じさせる。また、ピストン20の図示左側面と
カバー15の図示右側面との間には油圧室23が形成さ
れ、この油圧室23に油路24を介して供給される油圧
によつてピストン20は図示右方へと付勢される。従つ
て、この油圧室23と油圧によつて第2付勢手段25が
構成される。
【0016】一方、副カム軸13には第1主ギア14と
噛合する第1副ギア26が相対回転可能に支承されてい
る。また、副カム軸13には第2主ギア18と噛合する
第2副ギア27がピン28を介して相対回転不能に配設
されている。しかし、第1副ギア26と第2副ギア27
との相対回転量は、第1副ギア26に形成された長孔2
9と第2副ギア27に固設されたピン30とから構成さ
れる規制手段31により規制されている。また、スナツ
プリング32は第1副ギア26のガタツキを抑えてい
る。
【0017】以上の構成を有する本発明実施例の作用に
ついて以下に説明する。
【0018】エンジン11の運転中は入力プーリよりエ
ンジン11の回転駆動力が主カム軸12に入力されてい
るので、主カム軸12が回転すると共に、その力は主カ
ム軸12〜カバー15〜第1主ギア14〜第1副ギア〜
ピン30〜第2副ギア27〜副カム軸13と伝達される
と共に、主カム軸12〜カバー15〜ピストン20〜ケ
ース19〜第2主ギア18〜第2副ギア27〜副カム軸
13によつても伝達される。このとき、前述したとおり
第1主ギア14と第2主ギア18との間にはスプリング
22により相対回転力が作用しているので、第1副ギア
26を介して第2副ギア27を挟み込んでいる。従つ
て、第1および第2主ギア14,18と第1および第2
副ギア26,27とがいわゆるシザーズギアを構成する
ことで、各ギア間に存在するバツクラツシを略0として
いる。この結果、バツクラツシに基づく打音は発生しな
い。
【0019】図1に示す様に油圧室23に油圧が供給さ
れていない状態では、ピン30は長孔29に対して図2
に示す30−1の位置に存在する。
【0020】さて、主および副カム軸12,13に配設
された図示しないカムによつて開閉駆動されるエンジン
11の図示しない吸排気弁は、エンジン11の負荷状態
によつてそれらの開閉タイミングが変化されることが望
ましい。そこで、弁開閉時期制御装置10が作用するこ
とで主カム軸12と副カム軸との相対角度を変化でき、
吸排気弁の開閉タイミングを可変とできる。
【0021】即ち、図示しない制御手段がエンジン11
の負荷状態の変化を検知すると、図示しない油圧制御弁
を用いて図示しない油圧ポンプの吐出油圧を油圧室23
に作用させる。この結果、ピストン20はスプリング2
2の付勢力に抗して図示右方へと移動し、ヘリカルギア
15a,20bおよびヘリカルギア19a,20aの作
用により、カバー15とケース19との間に逆方向の相
対回転を生じさせる。
【0022】この結果、ケース19はカバー15に対し
てある設定角度だけ進角(または遅角)される。する
と、第1副ギア26と第2副ギア27との間にも相対回
転が生じ、ピン30は長孔29に対して図2に示す30
−2の位置に存在することとなる。
【0023】このとき、第1主ギア14と第1副ギア2
6との噛み合う面、および第2主ギア18と第1副ギア
27との噛み合う面は、油圧室23に油圧が供給されて
いない時の各面とは反対側の面となるので、各ギアの偏
摩耗が防止できる。
【0024】
【発明の効果】以上に示した様に本発明では、従来のよ
うに粘性ダンパ手段を持たないので弁開閉時期制御装置
の小型化が達成できる。そして、噛合する各ギア間のバ
ツクラツシは、第1付勢手段により付勢されるピストン
を介して相対回転可能に結合された第1および第2主ギ
アと、相対回転量を規制する規制手段を介して相対回転
可能に結合された第1および第2副ギアとがシザーズギ
アを構成することで略0とされている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の弁開閉時期制御装置の断面図を
示す。
【図2】図1における正面図を示す。
【図3】従来技術の弁開閉時期制御装置の断面図を示
す。
【符号の説明】
10 弁開閉時期制御装置、 12 主カム軸、 14 第1主ギア、 18 第2主ギア、 20 ピストン、 22 スプリング(第1付勢手段)、 25 第2付勢手段、 13 副カム軸、 26 第1副ギア、 27 第2副ギア、 31 規制手段。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年11月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】エンジン11の運転中は入力プーリよりエ
ンジン11の回転駆動力が主カム軸12に入力されてい
るので、主カム軸12が回転すると共に、 の力は、後
述する状態Aの とき、主カム軸12〜カバー15〜第1
主ギア14〜第1副ギア26〜ピン30〜第2副ギア2
7〜副カム軸13と伝達され、後述する状態Bのとき、
主カム軸12〜カバー15〜ピストン20〜ケース19
〜第2主ギア18〜第2副ギア27〜副カム軸13と伝
される。このとき、前述したとおり第1主ギア14と
第2主ギア18との間にはスプリング22により相対回
転力が作用しているので、この両者の間には第1副ギア
26及びピン30を介して第2副ギア27が挟み込まれ
ることとなる 従って、第1および第2主ギア14,1
8と第1および第2副ギア26,27とがいわゆるシザ
ーズギアを構成することで、各ギア間に存在するバック
ラッシを略0としている。この結果、バックラッシに基
づく打音は発生しない。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】図1に示す様に油圧室23に油圧が供給さ
れていない状態(状態A)では、ピン30は長孔29に
対して図2に示す30−1に存在する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】この結果、ケース19はカバー15に対し
てある設定角度だけ進角(または遅角)された状態(状
態B)となる。すると、第1副ギア26と第2副ギア2
7との間にも相対回転が生じ、ピン30は長孔29に対
して図2に示す30−2に位置に存在することとなる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主および副カム軸と、 前記主カム軸に相対回転不能に配設された第1主ギア
    と、 前記主カム軸に相対回転可能に支承された第2主ギア
    と、 前記第1主ギアと第2主ギアとを相対回転可能に連結す
    るピストンと、 前記ピストンの一端面に係合し、前記第1主ギアと第2
    主ギアとを正方向に相対回転させる第1付勢手段と、 前記ピストンの他端面に係合し、前記第1主ギアと第2
    主ギアとを逆方向に相対回転させる第2付勢手段と、 前記副カム軸に相対回転可能に支承され、前記第1主ギ
    アと噛合する第1副ギアと、 前記副カム軸に相対回転不能に配設され、前記第2主ギ
    アと噛合する第2副ギアと、 前記第1副ギアと第2副ギアとの相対回転量を規制する
    規制手段とを有する弁開閉時期制御装置。
JP28656191A 1991-10-31 1991-10-31 弁開閉時期制御装置 Pending JPH05125911A (ja)

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