JPH0512512A - Icカードにおけるデータの記録再生方法 - Google Patents

Icカードにおけるデータの記録再生方法

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JPH0512512A
JPH0512512A JP3191072A JP19107291A JPH0512512A JP H0512512 A JPH0512512 A JP H0512512A JP 3191072 A JP3191072 A JP 3191072A JP 19107291 A JP19107291 A JP 19107291A JP H0512512 A JPH0512512 A JP H0512512A
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JP
Japan
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data
card
encryption
memory
key
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JP3191072A
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Hideyo Yoshida
英世 吉田
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気記録層あるいは光記録層などから構成さ
れる可視記録部の記録内容についても十分なセキュリテ
ィを確保することのできるICカードにおけるデータの
記録再生方法を提供する。 【構成】 ICカード10のメモリ12内に所定の暗号
化のための暗号化アルゴリズムAが用意され、リーダ/
ライタ装置20のメモリ22内にこの暗号化に用いる暗
号化キーKが用意される。メモリ22内のデータDを可
視記録部13に記録する場合には、次のようにする。ま
ず、暗号化キーKとデータDとをICカード10側へ転
送し、CPU11により、暗号化アルゴリズムAおよび
暗号化キーKに基づいて、データDを暗号化して暗号化
データCを求める。この暗号化データCを一旦リーダ/
ライタ装置20に転送してから、CPU21によって可
視記録部13内に書き込む処理をする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はICカードにおけるデー
タの記録再生方法、特に、ICカードの可視記録部にデ
ータを記録再生するときにセキュリティを向上させる技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気カードや光カードに代わる新しい情
報記憶媒体として、ICカードが注目を集めつつある。
このICカードは、集積回路からなるメモリを内蔵して
おり、セキュリティの高い情報記録を行うことができ
る。特に、CPUを内蔵したタイプのものでは、メモリ
への書き込みおよび読出し処理は、このCPUによって
管理されるため、セキュリティをより向上させることが
できる。
【0003】このようなICカードには、通常、その表
面に可視記録部が設けられる。ここで、可視記録部と
は、何らかの手段により視覚的に読取り可能な情報記録
部を意味し、具体的には、従来の磁気カードに用いられ
ているような磁気記録層、レーザ光の照射によりピット
を形成した光記録層、サーマルヘッドによりドットを形
成した感熱記録層などを意味するものである。磁気記録
層に記録された情報は、磁性粉末などを塗布することに
より、磁気パターンが視覚的に読み取れるようになり、
光記録層や感熱記録層は、光学的に拡大すれば視覚的に
読み取れるようになる。このような可視記録部は、IC
カード内部のメモリに記憶させる情報とは別種の情報を
記録するための補助記録部として用いられ、ICカード
の多機能化、大容量化を実現する手段として利用されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、ICカ
ードは、記録された情報のセキュリティを確保すること
ができるという特徴を有する。ところが、可視記録部に
記録された情報については、第三者が補助器具を用いる
ことにより、視覚的に容易に認識することができる。こ
のため、可視記録部の記録内容については、十分なセキ
ュリティを確保することができないという問題があっ
た。
【0005】そこで本発明は、可視記録部の記録内容に
ついても十分なセキュリティを確保することのできるI
Cカードにおけるデータの記録再生方法を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】(1) 本願第1の発明
は、ICカードの表面に設けられた可視記録部に対し
て、リーダ/ライタ装置によってデータを記録あるいは
再生する方法において、ICカードのメモリ内に所定の
暗号化のためのアルゴリズムを記述したプログラムを記
憶させ、リーダ/ライタ装置内にこの暗号化のためのキ
ーを用意し、可視記録部にデータを記録するときには、
キーとプログラムとに基づいてこのデータに対する暗号
化を行い、この暗号化データを可視記録部に書き込む処
理を行い、可視記録部からデータを再生するときには、
可視記録部から暗号化データを読出し、キーとプログラ
ムとに基づいてこの暗号化データに対する復号化を行っ
て再生する処理を行うようにしたものである。
【0007】(2) 本願第2の発明は、ICカードの表
面に設けられた可視記録部に対して、リーダ/ライタ装
置によってデータを記録あるいは再生する方法におい
て、リーダ/ライタ装置内に所定の暗号化のためのアル
ゴリズムを記述したプログラムを用意し、ICカードの
メモリ内にこの暗号化のためのキーを記憶させ、可視記
録部にデータを記録するときには、キーとプログラムと
に基づいてこのデータに対する暗号化を行い、この暗号
化データを可視記録部に書き込む処理を行い、可視記録
部からデータを再生するときには、可視記録部から暗号
化データを読出し、キーとプログラムとに基づいてこの
暗号化データに対する復号化を行って再生する処理を行
うようにしたものである。
【0008】(3) 本願第3の発明は、ICカードの表
面に設けられた可視記録部に対して、リーダ/ライタ装
置によってデータを記録あるいは再生する方法におい
て、ICカードのメモリ内に所定の暗号化のためのアル
ゴリズムを記述したプログラムおよび暗号化のためのキ
ーを記憶させ、可視記録部にデータを記録するときに
は、キーとプログラムとに基づいてこのデータに対する
暗号化を行い、この暗号化データを可視記録部に書き込
む処理を行い、可視記録部からデータを再生するときに
は、可視記録部から暗号化データを読出し、キーとプロ
グラムとに基づいてこの暗号化データに対する復号化を
行って再生する処理を行うようにしたものである。
【0009】
【作 用】本発明によるICカードにおけるデータの記
録再生方法では、ICカードの表面に設けられた可視記
録部に対して、データを記録する場合には、記録すべき
データが暗号化された後、可視記録部に書き込まれる。
逆にデータを再生する場合には、読み出したデータは復
号化される。したがって、第三者が補助器具を用いて、
ICカード表面の可視記録部上のデータを視覚的に認識
したとしても、暗号化されているため、これを意味のあ
る情報として把握することはできない。
【0010】しかも、暗号化あるいは復号化には、暗号
化アルゴリズムと暗号化キーとの2つが必要になるが、
本発明では、この2つのうちの少なくとも一方を、IC
カードのメモリ内に記憶させておくようにしている。し
たがって、不正な手段により可視記録部内のデータを視
覚的に認識したとしても、このデータを復号化するため
には、ICカードのメモリを不正にアクセスして、暗号
化アルゴリズムや暗号化キーを読み出す必要がある。こ
のため、セキュリティはより向上することになる。
【0011】
【実施例】以下、本発明を図示する実施例に基づいて説
明する。図1は、一般的なICカード10の基本構成を
示す図である。ICカード10には、CPU11とメモ
リ12とが内蔵されている(この他、外部のリーダ/ラ
イタ装置との間でデータの送受を行うI/O装置なども
内蔵されているが、ここでは説明を省略する)。一般的
なICカードでは、メモリ12として、RAM、RO
M、そしてEEPROMの3つの記憶素子が用いられ
る。一方、このICカード10の表面には、可視記録部
13と外部端子14とが形成されている。可視記録部1
3は、前述したように、従来の磁気カードに用いられて
いるような磁気記録層、レーザ光の照射によりピットを
形成した光記録層、サーマルヘッドによりドットを形成
した感熱記録層などであり、補助器具を用いることによ
り、その記録内容を視覚的に読み取ることができる。メ
モリ12に記憶する情報と、可視記録部13に記録する
情報と、を分けることにより、このICカード10の用
途をより多様化させることができる。
【0012】外部端子14は、外部のリーダ/ライタ装
置と電気的な接触を行うための端子であり、この端子を
通じて、CPU11およびメモリ12に電源やクロック
が供給されるとともに、データの送受が行われる。CP
U11を有するICカード10では、一般に、メモリ1
2に対するデータの書き込みおよび読出しは、すべてC
PU11によって管理される。このため、不正な手段に
よってメモリ12内のデータをアクセスすることは困難
であり、高いセキュリティを確保することができる。と
ころが、可視記録部13内のデータは、補助器具を用い
ることにより、容易にアクセスすることができ、セキュ
リティの点で問題があることは既に述べたとおりであ
る。本発明は、この可視記録部13に書き込むデータ
を、特有の方法によって暗号化し、セキュリティの向上
を図ったものである。以下、この特有の方法を3つの実
施例に基づいて説明する。
【0013】第1の実施例 図2に第1の実施例を示す。前述のように、ICカード
10には、CPU11、メモリ12、そして可視記録部
13が設けられている。また、このICカード10に対
して情報の書き込みおよび読出しを行うリーダ/ライタ
装置20には、CPU21とメモリ22とが設けられて
いる(実際には、このほかI/O装置や電源装置なども
内蔵されているが、ここでは説明を省略する)。この第
1の実施例では、ICカード10内のメモリ12に暗号
化アルゴリズムAを記憶させておき、リーダ/ライタ装
置20内のメモリ22に暗号化キーKを記憶させてお
く。暗号化アルゴリズムAは、記録すべきデータを暗号
化するためのアルゴリズムであり、メモリ12として用
意されたROMあるいはEEPROMに、プログラムと
して用意される。暗号化キーKは、暗号化アルゴリズム
Aによって暗号化を行うために不可欠な要素である。暗
号化アルゴリズムAと暗号化キーKとの双方を用いなけ
れば、暗号化あるいは復号化を行うことはできない。
【0014】このICカード10の可視記録部13に、
データを記録する場合には、次のような手順を行う。ま
ず、リーダ/ライタ装置20内のメモリ22に、記録す
べきデータDを用意する。一般的には、リーダ/ライタ
装置20はホストコンピュータに接続されており、この
データDは、ホストコンピュータからリーダ/ライタ装
置20内へ転送される。続いて、メモリ22内の暗号化
キーKおよびデータDを、ICカード10側へ転送す
る。より具体的には、メモリ12として用意されたRA
M内へ転送することになる。そこで、CPU11は、も
ともと用意されていた暗号化アルゴリズムAと転送され
た暗号化キーKとに基づいて、このデータDに対する暗
号化を行い、暗号化データCを求める。そして、この暗
号化データCは、一旦、リーダ/ライタ装置20側へ転
送された後、CPU21によって可視記録部13に書き
込まれる。
【0015】一方、このICカード10の可視記録部1
3から、データを再生する場合には、次のような手順を
行う。まず、CPU21によって可視記録部13内に記
録された暗号化データCをリーダ/ライタ装置20側へ
読み出す。CPU21は、この暗号化データCと暗号化
キーKとをICカード10側へ転送する。そして、CP
U11は、もともと用意されていた暗号化アルゴリズム
Aと転送された暗号化キーKとに基づいて、暗号化デー
タCに対する復号化を行い、もとのデータDを求める。
続いて、このデータDをリーダ/ライタ装置20側へ転
送し、これを再生する。
【0016】以上のような処理を行ってデータDの記録
を行えば、可視記録部13には暗号化データCという形
で記録が行われるため、第三者が不正な手段でこれを読
み取っても、意味のある情報を得ることはできない。し
かも、暗号化アルゴリズムAはICカード10内のメモ
リ12に記憶されているため、これを不正な手段で読み
出すことは困難であり、高いセキュリティが確保でき
る。
【0017】第2の実施例 図3に第2の実施例を示す。この第2の実施例は、上述
の第1の実施例とは逆に、ICカード10内のメモリ1
2に暗号化キーKを記憶させておき、リーダ/ライタ装
置20内のメモリ22に暗号化アルゴリズムAを記憶さ
せておく。暗号化アルゴリズムAは、メモリ22内にプ
ログラムとして用意される。暗号化キーKは、メモリ1
2として用意されたROMあるいはEEPROM内に記
憶される。
【0018】このICカード10の可視記録部13に、
データを記録する場合には、次のような手順を行う。ま
ず、リーダ/ライタ装置20内のメモリ22に、記録す
べきデータDを用意する。続いて、メモリ22内の暗号
化アルゴリズムAおよびデータDを、ICカード10側
へ転送する。より具体的には、メモリ12として用意さ
れたRAM内へ転送することになる。そこで、CPU1
1は、もともと用意されていた暗号化キーKと転送され
た暗号化アルゴリズムAとに基づいて、このデータDに
対する暗号化を行い、暗号化データCを求める。そし
て、この暗号化データCは、一旦、リーダ/ライタ装置
20側へ転送された後、CPU21によって可視記録部
13に書き込まれる。
【0019】一方、このICカード10の可視記録部1
3から、データを再生する場合には、次のような手順を
行う。まず、CPU21によって可視記録部13内に記
録された暗号化データCをリーダ/ライタ装置20側へ
読み出す。CPU21は、この暗号化データCと暗号化
アルゴリズムAとをICカード10側へ転送する。そし
て、CPU11は、もともと用意されていた暗号化キー
Kと転送された暗号化アルゴリズムAとに基づいて、暗
号化データCに対する復号化を行い、もとのデータDを
求める。続いて、このデータDをリーダ/ライタ装置2
0側へ転送し、これを再生する。
【0020】以上のような処理を行ってデータDの記録
を行えば、可視記録部13には暗号化データCという形
で記録が行われるため、第三者が不正な手段でこれを読
み取っても、意味のある情報を得ることはできない。し
かも、暗号化キーKはICカード10内のメモリ12に
記憶されているため、これを不正な手段で読み出すこと
は困難であり、高いセキュリティが確保できる。
【0021】第3の実施例 図4に第3の実施例を示す。この第3の実施例では、暗
号化アルゴリズムAと暗号化キーKとの双方を、ICカ
ード10内のメモリ12に記憶させておくのが特徴であ
る。
【0022】このICカード10の可視記録部13に、
データを記録する場合には、次のような手順を行う。ま
ず、リーダ/ライタ装置20内のメモリ22に、記録す
べきデータDを用意する。続いて、メモリ22内のデー
タDを、ICカード10側へ転送する。より具体的に
は、メモリ12として用意されたRAM内へ転送するこ
とになる。そこで、CPU11は、もともと用意されて
いた暗号化アルゴリズムAと暗号化キーKとに基づい
て、このデータDに対する暗号化を行い、暗号化データ
Cを求める。そして、この暗号化データCは、一旦、リ
ーダ/ライタ装置20側へ転送された後、CPU21に
よって可視記録部13に書き込まれる。
【0023】一方、このICカード10の可視記録部1
3から、データを再生する場合には、次のような手順を
行う。まず、CPU21によって可視記録部13内に記
録された暗号化データCをリーダ/ライタ装置20側へ
読み出す。CPU21は、この暗号化データCををIC
カード10側へ転送する。そして、CPU11は、もと
もと用意されていた暗号化アルゴリズムAと暗号化キー
Kとに基づいて、暗号化データCに対する復号化を行
い、もとのデータDを求める。続いて、このデータDを
リーダ/ライタ装置20側へ転送し、これを再生する。
【0024】以上のような処理を行ってデータDの記録
を行えば、可視記録部13には暗号化データCという形
で記録が行われるため、第三者が不正な手段でこれを読
み取っても、意味のある情報を得ることはできない。し
かも、暗号化アルゴリズムAと暗号化キーKとは、いず
れもICカード10内のメモリ12に記憶されているた
め、これを不正な手段で読み出すことは困難であり、高
いセキュリティが確保できる。
【0025】更に別な実施例 以上述べた3つの実施例では、暗号化処理および復号化
処理は、いずれもICカード10側で行われていた。す
なわち、メモリ12内に、暗号化アルゴリズムA、暗号
化キーK、そしてデータDあるいは暗号化データC、を
用意し(もともと記憶させておくか、あるいは、リーダ
/ライタ装置20から転送することにより用意す
る。)、CPU11によって暗号化処理あるいは復号化
処理を行っていた。しかしながら、暗号化処理あるいは
復号化処理は、リーダ/ライタ装置20側で行うことも
可能である。この場合には、メモリ22内に、暗号化ア
ルゴリズムA、暗号化キーK、そしてデータDあるいは
暗号化データC、を用意し(もともと記憶させておく
か、あるいは、ICカード10から転送することにより
用意する。)、CPU21によって暗号化処理あるいは
復号化処理を行うようにすればよい。要するに、本発明
は、暗号化あるいは復号化に必要な暗号化アルゴリズム
Aおよび暗号化キーKのうち、少なくとも一方をICカ
ード10内に記憶させておくことにより、セキュリティ
を向上させるものであり、暗号化処理あるいは復号化処
理は、ICカード10側で行っても、リーダ/ライタ装
置20側で行ってもかまわない。
【0026】暗号化の実施例 最後に、簡単な暗号化処理の一例を述べておく。この暗
号化処理は、鍵式矩形転置と呼ばれている方法であり、
ここでは、前述した第1の実施例に適用した場合を例に
とって説明する。図2に示したように、リーダ/ライタ
装置20内のメモリ22には、データDと暗号化キーK
とが用意され、ICカード10内のメモリ12には、暗
号化アルゴリズムAが用意される。そこで、図5におい
て、左半分をリーダ/ライタ装置20側とし、右半分を
ICカード10側として説明する。まず、リーダ/ライ
タ装置20側には、データDとして「A0 A1 A2
A3 A4 A5 A6 A7 A8」が用意され、暗
号化キーKとして「0109 08」が用意される。ま
た、ICカード10側には、後述する暗号化のためのア
ルゴリズムが、プログラムとして用意される。
【0027】はじめに、暗号化を行うために、リーダ/
ライタ装置20側からICカード10側に、データDと
暗号化キーKとが転送される。ICカード10側では、
まず、転送されてきたデータDを図のように横方向の順
に配置することにより、3行3列の行列を形成させる。
そして、左側の列から順に列(1) 、列(2) 、列(3) と命
名する(図5の右側上段参照)。続いて、転送されてき
た暗号化キーK(3組の数字からなる)について、大き
さを調べ、小さい順に番号(1) 、番号(2) 、番号(3) を
割り振る(図5の右側中段参照)。次に、前述した3行
3列の行列の各列の順が、上述の番号の順に一致するよ
うに並べ換える(図5の右側下段参照)。この例の場
合、左から列(1) 、列(3) 、列(2) の順に並べ換えられ
る。最後に、こうして並べ換えられた3行3列の行列か
ら、図のように縦方向の順に各データを取り出して、暗
号化データCを形成する。こうして得られた暗号化デー
タCは、リーダ/ライタ装置20側へ転送された後、可
視記録部13内に書き込まれる。復号化の処理は、上述
の暗号化の処理の手順を逆に行えばよい。
【0028】以上、鍵式矩形転置と呼ばれている簡単な
暗号化処理の方法を例示したが、暗号化処理方法には、
この他にも、鍵転置式換字法、DESなどによるブロッ
ク暗号化法などが公知であり、本発明はどのような暗号
化処理方法を用いて実施してもかまわない。
【0029】
【発明の効果】以上のとおり本発明に係るICカードに
おけるデータの記録再生方法によれば、可視記録部に記
録すべきデータを暗号化し、しかも、この暗号化のため
の暗号化アルゴリズムおよび暗号化キーのうち、すくな
くとも一方をICカード内のメモリに記憶させておくよ
うにしたため、可視記録部内の情報についても十分なセ
キュリティを確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的なICカード10の基本構成を示す図で
ある。
【図2】本願第1の発明に係る実施例による記録再生方
法を示す図である。
【図3】本願第2の発明に係る実施例による記録再生方
法を示す図である。
【図4】本願第3の発明に係る実施例による記録再生方
法を示す図である。
【図5】本発明に適した暗号化処理の一例を示す図であ
る。
【符号の説明】
10…ICカード 11…CPU 12…メモリ 13…可視記録部 14…外部端子 20…リーダ/ライタ装置 21…CPU 22…メモリ A…暗号化アルゴリズム C…暗号化データ D…データ K…暗号化キー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ICカードの表面に設けられた可視記録
    部に対して、リーダ/ライタ装置によってデータを記録
    あるいは再生する方法において、 前記ICカードのメモリ内に所定の暗号化のためのアル
    ゴリズムを記述したプログラムを記憶させ、 前記リーダ/ライタ装置内に前記暗号化のためのキーを
    用意し、 前記可視記録部にデータを記録するときには、前記キー
    と前記プログラムとに基づいてこのデータに対する暗号
    化を行い、この暗号化データを前記可視記録部に書き込
    む処理を行い、 前記可視記録部からデータを再生するときには、前記可
    視記録部から前記暗号化データを読出し、前記キーと前
    記プログラムとに基づいてこの暗号化データに対する復
    号化を行って再生する処理を行う、 ことを特徴とするICカードにおけるデータの記録再生
    方法。
  2. 【請求項2】 ICカードの表面に設けられた可視記録
    部に対して、リーダ/ライタ装置によってデータを記録
    あるいは再生する方法において、 前記リーダ/ライタ装置内に所定の暗号化のためのアル
    ゴリズムを記述したプログラムを用意し、 前記ICカードのメモリ内に前記暗号化のためのキーを
    記憶させ、 前記可視記録部にデータを記録するときには、前記キー
    と前記プログラムとに基づいてこのデータに対する暗号
    化を行い、この暗号化データを前記可視記録部に書き込
    む処理を行い、 前記可視記録部からデータを再生するときには、前記可
    視記録部から前記暗号化データを読出し、前記キーと前
    記プログラムとに基づいてこの暗号化データに対する復
    号化を行って再生する処理を行う、 ことを特徴とするICカードにおけるデータの記録再生
    方法。
  3. 【請求項3】 ICカードの表面に設けられた可視記録
    部に対して、リーダ/ライタ装置によってデータを記録
    あるいは再生する方法において、 前記ICカードのメモリ内に所定の暗号化のためのアル
    ゴリズムを記述したプログラムおよび前記暗号化のため
    のキーを記憶させ、 前記可視記録部にデータを記録するときには、前記キー
    と前記プログラムとに基づいてこのデータに対する暗号
    化を行い、この暗号化データを前記可視記録部に書き込
    む処理を行い、 前記可視記録部からデータを再生するときには、前記可
    視記録部から前記暗号化データを読出し、前記キーと前
    記プログラムとに基づいてこの暗号化データに対する復
    号化を行って再生する処理を行う、 ことを特徴とするICカードにおけるデータの記録再生
    方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002007997A (ja) * 2000-06-19 2002-01-11 Toppan Printing Co Ltd 偽造防止カード及びこの作製システム

Cited By (2)

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JP2002007997A (ja) * 2000-06-19 2002-01-11 Toppan Printing Co Ltd 偽造防止カード及びこの作製システム
JP4626016B2 (ja) * 2000-06-19 2011-02-02 凸版印刷株式会社 偽造防止カードの作製方法

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