JPH05124488A - ワイパ装置 - Google Patents
ワイパ装置Info
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- JPH05124488A JPH05124488A JP3315473A JP31547391A JPH05124488A JP H05124488 A JPH05124488 A JP H05124488A JP 3315473 A JP3315473 A JP 3315473A JP 31547391 A JP31547391 A JP 31547391A JP H05124488 A JPH05124488 A JP H05124488A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- windshield
- wiping
- wiper arm
- lever
- blade rubber
- Prior art date
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- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60S—SERVICING, CLEANING, REPAIRING, SUPPORTING, LIFTING, OR MANOEUVRING OF VEHICLES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60S1/00—Cleaning of vehicles
- B60S1/02—Cleaning windscreens, windows or optical devices
- B60S1/04—Wipers or the like, e.g. scrapers
- B60S1/32—Wipers or the like, e.g. scrapers characterised by constructional features of wiper blade arms or blades
- B60S1/34—Wiper arms; Mountings therefor
- B60S1/3486—Means to allow blade to follow curvature of the screen (i.e. rotation along longitudinal axis of the arm)
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 本発明は、屈曲率の大きいウインドシールド
を払拭するワイパ装置において、拭き残しが少なく良好
に払拭できるワイパ装置を提供することにある。 【構成】 本発明に係るワイパ装置は、ブレードラバー
を保持するレバーがワイパアーム２に対して傾動的に取
り付けられており、そのレバーは制御部５２１により、
最も適正なエラーアングルで、ワイパアーム２の回動に
ともなって変角するものである。
を払拭するワイパ装置において、拭き残しが少なく良好
に払拭できるワイパ装置を提供することにある。 【構成】 本発明に係るワイパ装置は、ブレードラバー
を保持するレバーがワイパアーム２に対して傾動的に取
り付けられており、そのレバーは制御部５２１により、
最も適正なエラーアングルで、ワイパアーム２の回動に
ともなって変角するものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は車両のウインドシールド
を払拭するワイパ装置に係り、特に複雑に曲面化してい
るウインドシールドを良好に払拭するワイパ装置に関す
るものである。
を払拭するワイパ装置に係り、特に複雑に曲面化してい
るウインドシールドを良好に払拭するワイパ装置に関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】ワイパ装置がウインドシールドを払拭す
る際、その払拭性能に影響する条件の１つにブレードラ
バーのウインドシールドに対する姿勢がある。この特性
を示す値にエラーアングルがある。このエラーアングル
とは、図１０に示すようにブレードラバー４の軸方向Ｒ
１とウインドシールド６の鉛直方向Ｒ２とでなす角度θ
１である。従来のワイパ装置においては、ウインドシー
ルド６の曲面を計測し、ブレードラバー４のウインドシ
ールド６に対するエラーアングルが最も小さな値をもつ
ようにワイパピボット取付け軸の形状を決めていた。
る際、その払拭性能に影響する条件の１つにブレードラ
バーのウインドシールドに対する姿勢がある。この特性
を示す値にエラーアングルがある。このエラーアングル
とは、図１０に示すようにブレードラバー４の軸方向Ｒ
１とウインドシールド６の鉛直方向Ｒ２とでなす角度θ
１である。従来のワイパ装置においては、ウインドシー
ルド６の曲面を計測し、ブレードラバー４のウインドシ
ールド６に対するエラーアングルが最も小さな値をもつ
ようにワイパピボット取付け軸の形状を決めていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の従来
技術では、図１１のような最近の複雑に曲面化されたウ
インドシールド６を払拭する場合、良好な払拭を行うこ
とが難しい。すなわち、図１２に示すようにブレードラ
バー４の払拭範囲での長手方向の各位置（例えば、先端
位置Ｐ、中央位置Ｑ、手元位置Ｒの各位置）において、
ブレードラバー４が回動払拭するウインドシールド６の
曲面率は異なっている。この場合、先端位置Ｐは大きく
屈曲しており、手元位置Ｒの屈曲は少ない。そのため、
ウインドシールド６を払拭する際、ブレードラバー４の
ウインドシールド６に対するエラーアングルの変化は
Ｐ，Ｑ，Ｒの位置において異なることになる。この場
合、手元位置Ｒよりも先端位置Ｐの方がエラーアングル
が大きく、この先端位置Ｐでのウインドシールド６の払
拭性は、手元位置Ｒのものより劣ることになる。すなわ
ち、図１３に示すように、先端位置Ｐにおけるブレード
ラバーのエラーアングルはθ２となり、屈曲が小さく平
面的なウインドシールドを払拭する際のエラーアングル
θ１と比べてθ２は大きくなり、適正なエラーアングル
が得られず、払拭性が劣ることになる。
技術では、図１１のような最近の複雑に曲面化されたウ
インドシールド６を払拭する場合、良好な払拭を行うこ
とが難しい。すなわち、図１２に示すようにブレードラ
バー４の払拭範囲での長手方向の各位置（例えば、先端
位置Ｐ、中央位置Ｑ、手元位置Ｒの各位置）において、
ブレードラバー４が回動払拭するウインドシールド６の
曲面率は異なっている。この場合、先端位置Ｐは大きく
屈曲しており、手元位置Ｒの屈曲は少ない。そのため、
ウインドシールド６を払拭する際、ブレードラバー４の
ウインドシールド６に対するエラーアングルの変化は
Ｐ，Ｑ，Ｒの位置において異なることになる。この場
合、手元位置Ｒよりも先端位置Ｐの方がエラーアングル
が大きく、この先端位置Ｐでのウインドシールド６の払
拭性は、手元位置Ｒのものより劣ることになる。すなわ
ち、図１３に示すように、先端位置Ｐにおけるブレード
ラバーのエラーアングルはθ２となり、屈曲が小さく平
面的なウインドシールドを払拭する際のエラーアングル
θ１と比べてθ２は大きくなり、適正なエラーアングル
が得られず、払拭性が劣ることになる。
【０００４】よって、本発明は複雑に曲面化されたウイ
ンドシールドを払拭する場合においても、良好な払拭を
行うことができるワイパ装置を得ることを目的とする。
ンドシールドを払拭する場合においても、良好な払拭を
行うことができるワイパ装置を得ることを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、複雑に曲面化
されたウインドシールドを払拭するブレードラバー、該
ブレードラバーを保持する複数のレバー、該レバーを可
動的に取り付けており払拭回動を行うワイパアーム、前
記ワイパアームが回動する際、前記ブレードラバーが前
記ウインドシールドガラス面に最適の払拭角度で払拭す
るように前記複数のレバーをそれぞれの角度で傾動させ
る制御部、とからなるワイパ装置としたものである。
されたウインドシールドを払拭するブレードラバー、該
ブレードラバーを保持する複数のレバー、該レバーを可
動的に取り付けており払拭回動を行うワイパアーム、前
記ワイパアームが回動する際、前記ブレードラバーが前
記ウインドシールドガラス面に最適の払拭角度で払拭す
るように前記複数のレバーをそれぞれの角度で傾動させ
る制御部、とからなるワイパ装置としたものである。
【０００６】
【作用】本発明では、ブレードラバーは複雑に曲面化さ
れたウインドシールドを払拭する。このとき、ブレード
ラバーのウインドシールドに対するエラーアングルはブ
レードラバーの長手方向の各位置によって異なる。特に
曲面化した部分を払拭するブレードラバーでは、平面的
なウインドシールドを払拭するエラーアングルに対して
大きく異なっている。この部分のエラーアングルを小さ
くするために、ブレードラバーの軸方向は出来る限りウ
インドシールドに沿って払拭する方が良い。そのため
に、その部分を払拭するブレードラバーを保持するレバ
ーをワイパアームに対して可動的に取り付ける。そし
て、レバーはウインドシールドの曲面化した量に変化さ
せて、制御部により可動させる。以上により、ウインド
シールドを払拭する際、ブレードラバーのエラーアング
ルは適正値を保つ。よって、ウインドシールド全域に渡
り払拭性が良好になる。
れたウインドシールドを払拭する。このとき、ブレード
ラバーのウインドシールドに対するエラーアングルはブ
レードラバーの長手方向の各位置によって異なる。特に
曲面化した部分を払拭するブレードラバーでは、平面的
なウインドシールドを払拭するエラーアングルに対して
大きく異なっている。この部分のエラーアングルを小さ
くするために、ブレードラバーの軸方向は出来る限りウ
インドシールドに沿って払拭する方が良い。そのため
に、その部分を払拭するブレードラバーを保持するレバ
ーをワイパアームに対して可動的に取り付ける。そし
て、レバーはウインドシールドの曲面化した量に変化さ
せて、制御部により可動させる。以上により、ウインド
シールドを払拭する際、ブレードラバーのエラーアング
ルは適正値を保つ。よって、ウインドシールド全域に渡
り払拭性が良好になる。
【０００７】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るワイパ装置
によれば、複雑に曲面化したウインドシールドであって
も、払拭面を良好に払拭することができることから、あ
らゆる複雑なウインドシールドにも対応できるワイパ装
置が得られる。
によれば、複雑に曲面化したウインドシールドであって
も、払拭面を良好に払拭することができることから、あ
らゆる複雑なウインドシールドにも対応できるワイパ装
置が得られる。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。なお、以下に説明する部材，配置等は本発明を
限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変
することができるものである。なお、以下の実施例にお
いて前記従来例と同一部材等には同一符号によって説明
する。
明する。なお、以下に説明する部材，配置等は本発明を
限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変
することができるものである。なお、以下の実施例にお
いて前記従来例と同一部材等には同一符号によって説明
する。
【０００９】本発明の第一実施例を図１に示す。このワ
イパ装置１はワイパアーム２、レバー３、ブレードラバ
ー４、制御部５を主たる構成要素としている。そして、
このワイパ装置１はウインドシールド６の面上を払拭す
る。
イパ装置１はワイパアーム２、レバー３、ブレードラバ
ー４、制御部５を主たる構成要素としている。そして、
このワイパ装置１はウインドシールド６の面上を払拭す
る。
【００１０】ワイパアーム２は、図示しないワイパモー
タからの出力軸により回動する部材である。このワイパ
アーム２は、出力軸に支えられた部分からレバー３を保
持する部分までを含んだものである。
タからの出力軸により回動する部材である。このワイパ
アーム２は、出力軸に支えられた部分からレバー３を保
持する部分までを含んだものである。
【００１１】本実施例の場合、制御部５は機械式のもの
であり、ワイパアーム２の回動に伴ってレバー３の傾き
を変化させるものである。その結果、ブレードラバー４
がウインドシールド６に最適なエラーアングルをなして
払拭することができる。この制御部５はワイパアームの
回動軸付近に設けられた傾動駆動部５１とワイパアーム
の先端に固定して設けられた減速機構部５２とからな
る。
であり、ワイパアーム２の回動に伴ってレバー３の傾き
を変化させるものである。その結果、ブレードラバー４
がウインドシールド６に最適なエラーアングルをなして
払拭することができる。この制御部５はワイパアームの
回動軸付近に設けられた傾動駆動部５１とワイパアーム
の先端に固定して設けられた減速機構部５２とからな
る。
【００１２】まず、傾動駆動部５１の構造を図２に示
す。これは、ワイパアーム２の回転軸付近の部分であ
り、ワイパアーム２を透視し、内部構造を示す図であ
る。図示しないワイパモータからの出力軸はワイパアー
ム２の軸固定部２１に固定している。そして、車両ボデ
ィー７にはステー５１１が固定して設けられており、こ
のステー５１１の外周部のワイパアーム２の回動部分に
ラック５１２が設けられている。また、ワイパアーム２
の内部にはラック５１２と噛み合うピニオン５１３が設
けられ、そのピニオン５１３の中心に傾動連絡シャフト
５１４が固定されている。そして、傾動連絡シャフト５
１４のワイパモータの出力軸方向の端部は、ワイパアー
ム２の内部の支持部材５１５および５１６によって回転
可能に支持されている。
す。これは、ワイパアーム２の回転軸付近の部分であ
り、ワイパアーム２を透視し、内部構造を示す図であ
る。図示しないワイパモータからの出力軸はワイパアー
ム２の軸固定部２１に固定している。そして、車両ボデ
ィー７にはステー５１１が固定して設けられており、こ
のステー５１１の外周部のワイパアーム２の回動部分に
ラック５１２が設けられている。また、ワイパアーム２
の内部にはラック５１２と噛み合うピニオン５１３が設
けられ、そのピニオン５１３の中心に傾動連絡シャフト
５１４が固定されている。そして、傾動連絡シャフト５
１４のワイパモータの出力軸方向の端部は、ワイパアー
ム２の内部の支持部材５１５および５１６によって回転
可能に支持されている。
【００１３】次に、減速機構部５２の構造を図３に従い
説明する。これは、ワイパアーム２の先端に設けられて
おり、そのワイパアーム２にはカバー５２１が固定され
ている。この部分はワイパアーム２のと共に回動しウイ
ンドシールド６の曲面に追従しない。すなわち、変角し
ないものである。減速機構部５２は多くのピニオンギヤ
と傾動連絡シャフトから成り立っている。まず、傾動駆
動部５１のピニオン５１３からの傾動連絡シャフト５１
４が制御部カバー５２１を貫通して内部に入る。その傾
動連絡シャフト５１４のワイパアーム先端方向の端部に
は、ピニオン５２２が貫通固定されており、その傾動シ
ャフト５１４は制御部カバー５２１の内部の支持部材５
２３に回転可能に支持されている。
説明する。これは、ワイパアーム２の先端に設けられて
おり、そのワイパアーム２にはカバー５２１が固定され
ている。この部分はワイパアーム２のと共に回動しウイ
ンドシールド６の曲面に追従しない。すなわち、変角し
ないものである。減速機構部５２は多くのピニオンギヤ
と傾動連絡シャフトから成り立っている。まず、傾動駆
動部５１のピニオン５１３からの傾動連絡シャフト５１
４が制御部カバー５２１を貫通して内部に入る。その傾
動連絡シャフト５１４のワイパアーム先端方向の端部に
は、ピニオン５２２が貫通固定されており、その傾動シ
ャフト５１４は制御部カバー５２１の内部の支持部材５
２３に回転可能に支持されている。
【００１４】次に、減速機構部５２のピニオンの配置と
噛み合い減速のしくみを図４に従い説明する。これは、
模式的に表した図である。ピニオン５２２はピニオン５
２４Ａ、５２５Ａに噛み合い減速を行っている。そのピ
ニオン５２４Ａ、５２５Ａはそれぞれ傾動連絡シャフト
５２４Ｃおよび５２５Ｃに貫通固定されており、傾動連
絡シャフト５２４Ｃおよび５２５Ｃの別の端部にはそれ
ぞれピニオン５２４Ｂ、５２５Ｂが貫通固定されてい
る。以下同様にピニオン５２４Ｂに噛み合うのは５２６
Ａと５２７Ａであり、５２５Ｂに噛み合うのは５２８Ａ
と５２９Ａである。そして、ピニオン５２６Ａは傾動連
絡シャフト５２６Ｃ、ピニオン５２７Ａは傾動連絡シャ
フト５２７Ｃ、ピニオン５２８Ａは傾動連絡シャフト５
２８Ｃ、ピニオン５２９Ａは傾動連絡シャフト５２９Ｃ
と貫通固定されている。そして、以上の傾動連絡シャフ
トのピニオンの設けられていない方の端部には、ブレー
ドラバー４を保持するレバー３１、３２、３３、３４が
それぞれ貫通固定されている。
噛み合い減速のしくみを図４に従い説明する。これは、
模式的に表した図である。ピニオン５２２はピニオン５
２４Ａ、５２５Ａに噛み合い減速を行っている。そのピ
ニオン５２４Ａ、５２５Ａはそれぞれ傾動連絡シャフト
５２４Ｃおよび５２５Ｃに貫通固定されており、傾動連
絡シャフト５２４Ｃおよび５２５Ｃの別の端部にはそれ
ぞれピニオン５２４Ｂ、５２５Ｂが貫通固定されてい
る。以下同様にピニオン５２４Ｂに噛み合うのは５２６
Ａと５２７Ａであり、５２５Ｂに噛み合うのは５２８Ａ
と５２９Ａである。そして、ピニオン５２６Ａは傾動連
絡シャフト５２６Ｃ、ピニオン５２７Ａは傾動連絡シャ
フト５２７Ｃ、ピニオン５２８Ａは傾動連絡シャフト５
２８Ｃ、ピニオン５２９Ａは傾動連絡シャフト５２９Ｃ
と貫通固定されている。そして、以上の傾動連絡シャフ
トのピニオンの設けられていない方の端部には、ブレー
ドラバー４を保持するレバー３１、３２、３３、３４が
それぞれ貫通固定されている。
【００１５】そして、以上のピニオンの減速比を計算し
組み合わせることにより、任意の減速が得られ、それぞ
れのレバーにおいて任意の角度で傾動するレバーが得ら
れる。
組み合わせることにより、任意の減速が得られ、それぞ
れのレバーにおいて任意の角度で傾動するレバーが得ら
れる。
【００１６】本実施例の場合、ワイパアーム２が１往復
の回動するとき、ラック５１２に噛み合うピニオン５１
３が１回転（３６０°）回転する。すると、ピニオン５
２２も同様に３６０°回転する。ピニオン５２２とピニ
オン５２４Ａとの減速比を１：６とすると５２４Ａは６
０°回転する。また、ピニオン５２２とピニオン５２５
Ａとの減速比を１：９とすると５２５Ａは４０°回転す
る。すると、５２４Ｂは６０°、５２５Ｂは４０°回転
することになる。次にピニオン５２４Ｂと５２６Ａとの
減速比を１：１５、５２４Ｂと５２７Ａとの減速比を
１：１０とすると、ピニオン５２６Ａおよび５２７Ａは
それぞれ４°、６°の回転をなす。よって、ワイパアー
ム２が回動するとレバー３１は４°、レバー３２は６°
の傾動をする。一方ピニオン５２５Ｂと５２８Ａとの減
速比を１：５、５２５Ｂと５２９Ａとの減速比を１：４
とすると、ピニオン５２８Ａおよび５２９Ａはそれぞれ
８°、１０°の回転をなす。よって、ワイパアーム２が
回動するとレバー３３は８°、レバー３４は１０°の傾
動をする。
の回動するとき、ラック５１２に噛み合うピニオン５１
３が１回転（３６０°）回転する。すると、ピニオン５
２２も同様に３６０°回転する。ピニオン５２２とピニ
オン５２４Ａとの減速比を１：６とすると５２４Ａは６
０°回転する。また、ピニオン５２２とピニオン５２５
Ａとの減速比を１：９とすると５２５Ａは４０°回転す
る。すると、５２４Ｂは６０°、５２５Ｂは４０°回転
することになる。次にピニオン５２４Ｂと５２６Ａとの
減速比を１：１５、５２４Ｂと５２７Ａとの減速比を
１：１０とすると、ピニオン５２６Ａおよび５２７Ａは
それぞれ４°、６°の回転をなす。よって、ワイパアー
ム２が回動するとレバー３１は４°、レバー３２は６°
の傾動をする。一方ピニオン５２５Ｂと５２８Ａとの減
速比を１：５、５２５Ｂと５２９Ａとの減速比を１：４
とすると、ピニオン５２８Ａおよび５２９Ａはそれぞれ
８°、１０°の回転をなす。よって、ワイパアーム２が
回動するとレバー３３は８°、レバー３４は１０°の傾
動をする。
【００１７】以上は１つの例であり、これらの角度はウ
インドシールドガラスの曲面に合わせて設定されるもの
である。また、本実施例はレバーを４つとしているが、
減速ピニオンを増やすことにより、レバーを増やすこと
ができ、さらに細かなブレードラバーの角度の変化を行
うことができる。
インドシールドガラスの曲面に合わせて設定されるもの
である。また、本実施例はレバーを４つとしているが、
減速ピニオンを増やすことにより、レバーを増やすこと
ができ、さらに細かなブレードラバーの角度の変化を行
うことができる。
【００１８】以上の構成により、ブレードラバー４が曲
面化したウインドシールド６（図１１）を払拭する場
合、ワイパアーム２の回動に伴って、複数のレバー３が
傾動するので、ウインドシールド６の曲面の大きい部分
を払拭する場合でも、ブレードラバー４は図５の状態と
なるため、エラーアングルθ３は小さく適正な角度が保
たれる。よって、ウインドシールド６の払拭性は良好に
なる。
面化したウインドシールド６（図１１）を払拭する場
合、ワイパアーム２の回動に伴って、複数のレバー３が
傾動するので、ウインドシールド６の曲面の大きい部分
を払拭する場合でも、ブレードラバー４は図５の状態と
なるため、エラーアングルθ３は小さく適正な角度が保
たれる。よって、ウインドシールド６の払拭性は良好に
なる。
【００１９】次に、第二実施例を図６に示して説明す
る。本実施例は、特別の制御部５が設けられているもの
ではなく、ワイパアーム２にレバー３の傾動範囲を規制
する規制部分２２を設けたものである。その規制部分２
２の構造を図７に示す。この場合は、ウインドシールド
の曲面の変化量に合わせて、レバー３の傾動範囲を規制
部分を決定している。すなわち、曲度の大きい部分を払
拭するブレードラバー４を保持するレバー３の傾動範囲
は大きく、曲度の小さい部分を払拭するブレードラバー
４を保持するレバー３の傾動範囲は小さく設定してい
る。
る。本実施例は、特別の制御部５が設けられているもの
ではなく、ワイパアーム２にレバー３の傾動範囲を規制
する規制部分２２を設けたものである。その規制部分２
２の構造を図７に示す。この場合は、ウインドシールド
の曲面の変化量に合わせて、レバー３の傾動範囲を規制
部分を決定している。すなわち、曲度の大きい部分を払
拭するブレードラバー４を保持するレバー３の傾動範囲
は大きく、曲度の小さい部分を払拭するブレードラバー
４を保持するレバー３の傾動範囲は小さく設定してい
る。
【００２０】ただし、この場合ワイパアーム２は払拭の
際、一方向には効果的であるが、その逆の方向に対して
は反対に逆効果となる。この点を鑑みてレバー３の傾動
範囲を一方向だけに限定し、別の方向には全く傾動しな
いようにワイパアーム２に規制部分２３をもつようにし
た第三実施例を図８に示す。この場合、ワイパアームの
払拭範囲において、ブレードラバーの軸方向とウインド
シールドとでなすエラーアングルが、絶えず大きい値を
とるか、小さい値をとるかをして、たえず一方向のみに
傾斜していることが条件である。この条件のもとで、レ
バー３は一方向にのみ傾動可能に設定される。すなわ
ち、図１０や図１３のようにウインドシールド６に対す
るワイパアーム２のエラーアングルが絶えず小さくなる
ときは、ワイパーアーム２に対して、払拭する方向にレ
バー３は傾動する構造になっている。この構造で図１０
に示す方向に払拭すれば、レバー３は図５に示すように
傾く。また、前記の逆の方向に払拭すれば、図１２のＡ
域においてもレバー３は傾くことなく、図１４のように
通常の固定式レバーのようにして戻る。その結果、一方
向に払拭する場合は効果的なエラーアングルが得られ、
その逆の方向に払拭するときは、従来のようにブレード
ラバーをワイパアームに保持するレバー３を固定したと
きの払拭が得られる。よって、本実施例では一方向であ
るが、固定したものに比べ良好な払拭が得られる。
際、一方向には効果的であるが、その逆の方向に対して
は反対に逆効果となる。この点を鑑みてレバー３の傾動
範囲を一方向だけに限定し、別の方向には全く傾動しな
いようにワイパアーム２に規制部分２３をもつようにし
た第三実施例を図８に示す。この場合、ワイパアームの
払拭範囲において、ブレードラバーの軸方向とウインド
シールドとでなすエラーアングルが、絶えず大きい値を
とるか、小さい値をとるかをして、たえず一方向のみに
傾斜していることが条件である。この条件のもとで、レ
バー３は一方向にのみ傾動可能に設定される。すなわ
ち、図１０や図１３のようにウインドシールド６に対す
るワイパアーム２のエラーアングルが絶えず小さくなる
ときは、ワイパーアーム２に対して、払拭する方向にレ
バー３は傾動する構造になっている。この構造で図１０
に示す方向に払拭すれば、レバー３は図５に示すように
傾く。また、前記の逆の方向に払拭すれば、図１２のＡ
域においてもレバー３は傾くことなく、図１４のように
通常の固定式レバーのようにして戻る。その結果、一方
向に払拭する場合は効果的なエラーアングルが得られ、
その逆の方向に払拭するときは、従来のようにブレード
ラバーをワイパアームに保持するレバー３を固定したと
きの払拭が得られる。よって、本実施例では一方向であ
るが、固定したものに比べ良好な払拭が得られる。
【００２１】なお、図９には本発明の第三実施例を作動
させた際の先端位置Ｐ、中央位置Ｑ，手元位置Ｒにおけ
る払拭時のエラーアングルの変化を示したもので、
（ａ）にはワイパアームＯＰＥＮ時、（ｂ）にはワイパ
アームＣＬＯＳＥ時、（ｃ）には従来のワイパ装置のエ
ラーアングルの変化を示したものである。このように、
従来のものに比べて、先端位置Ｐ、中央位置Ｑ，手元位
置Ｒにおける払拭時のエラーアングルの変化は近似的な
角度になる。
させた際の先端位置Ｐ、中央位置Ｑ，手元位置Ｒにおけ
る払拭時のエラーアングルの変化を示したもので、
（ａ）にはワイパアームＯＰＥＮ時、（ｂ）にはワイパ
アームＣＬＯＳＥ時、（ｃ）には従来のワイパ装置のエ
ラーアングルの変化を示したものである。このように、
従来のものに比べて、先端位置Ｐ、中央位置Ｑ，手元位
置Ｒにおける払拭時のエラーアングルの変化は近似的な
角度になる。
【図１】本発明に係るワイパ装置の第一実施例の斜視図
である。
である。
【図２】本発明に係るワイパ装置の第一実施例の制御部
となる減速機構部のワイパアームを透視した透視斜視図
である。
となる減速機構部のワイパアームを透視した透視斜視図
である。
【図３】本発明に係るワイパ装置の第一実施例の制御部
となる減速機構部の一部断面斜視図である。
となる減速機構部の一部断面斜視図である。
【図４】本発明に係るワイパ装置の第一実施例のピニオ
ンと傾動シャフトとの関係を説明する配置図である。
ンと傾動シャフトとの関係を説明する配置図である。
【図５】本発明に係るワイパ装置の第一実施例のレバー
が傾いた状態でウインドシールド払拭しているところの
断面図である。
が傾いた状態でウインドシールド払拭しているところの
断面図である。
【図６】本発明に係るワイパ装置の第二実施例の斜視図
である。
である。
【図７】本発明に係るワイパ装置の第二実施例のワイパ
アームのブレードラバーを保持する部分の断面図であ
る。
アームのブレードラバーを保持する部分の断面図であ
る。
【図８】本発明に係るワイパ装置の第三実施例のワイパ
アームのブレードラバーを保持する部分の断面図であ
る。
アームのブレードラバーを保持する部分の断面図であ
る。
【図９】本発明の第三実施例を作動させた際の先端位置
Ｐ、中央位置Ｑ，手元位置Ｒにおける払拭時のエラーア
ングルの変化を示したグラフである。
Ｐ、中央位置Ｑ，手元位置Ｒにおける払拭時のエラーア
ングルの変化を示したグラフである。
【図１０】従来のワイパ装置のウインドシールドを払拭
する際の断面図である。
する際の断面図である。
【図１１】特に屈曲したウインドシールドを払拭するワ
イパ装置を模式的に示した前面図である。
イパ装置を模式的に示した前面図である。
【図１２】図１１における払拭部分を示した一部斜視図
である。
である。
【図１３】本発明に係るワイパ装置の第一実施例の一方
向における払拭作動を模式的に説明するための断面図で
ある。
向における払拭作動を模式的に説明するための断面図で
ある。
【図１４】本発明に係るワイパ装置の第三実施例の一方
向における払拭作動を模式的に説明するための断面図で
ある。
向における払拭作動を模式的に説明するための断面図で
ある。
１ ワイパ装置 ２ ワイパアーム ３ レバー ４ ブレードレバー ５ 制御部
Claims (1)
- 【請求項１】 複雑に曲面化されたウインドシールドを
払拭するブレードラバー、 該ブレードラバーを保持する複数のレバー、 該レバーを可動的に取り付けており払拭回動を行うワイ
パアーム、 前記ワイパアームが回動する際、前記ブレードラバーが
前記ウインドシールドガラス面に最適の払拭角度で払拭
するように前記複数のレバーをそれぞれの角度で傾動さ
せる制御部、 とからなるワイパ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3315473A JPH05124488A (ja) | 1991-11-01 | 1991-11-01 | ワイパ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3315473A JPH05124488A (ja) | 1991-11-01 | 1991-11-01 | ワイパ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05124488A true JPH05124488A (ja) | 1993-05-21 |
Family
ID=18065783
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3315473A Pending JPH05124488A (ja) | 1991-11-01 | 1991-11-01 | ワイパ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05124488A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10086798B2 (en) | 2014-03-27 | 2018-10-02 | Mitsuba Corporation | Wiper system control method and wiper system |
-
1991
- 1991-11-01 JP JP3315473A patent/JPH05124488A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10086798B2 (en) | 2014-03-27 | 2018-10-02 | Mitsuba Corporation | Wiper system control method and wiper system |
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