JPH05124215A - インク収納容器 - Google Patents
インク収納容器Info
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- JPH05124215A JPH05124215A JP11007192A JP11007192A JPH05124215A JP H05124215 A JPH05124215 A JP H05124215A JP 11007192 A JP11007192 A JP 11007192A JP 11007192 A JP11007192 A JP 11007192A JP H05124215 A JPH05124215 A JP H05124215A
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- liquid
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 インク収納容器から記録ヘッドへの極めて安
定したインク供給を達成する。 【構成】 インク収納容器の一部に連続微孔を有した可
液体包含部材を備え、供給路管の開口を接触させた状態
とする。
定したインク供給を達成する。 【構成】 インク収納容器の一部に連続微孔を有した可
液体包含部材を備え、供給路管の開口を接触させた状態
とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シンプルでコンパクト
化され、振動、衝撃、傾斜等の外部力に対して印字に安
定性があり、信頼性の高い液体噴射記録ヘッド用インク
収納容器に関する。
化され、振動、衝撃、傾斜等の外部力に対して印字に安
定性があり、信頼性の高い液体噴射記録ヘッド用インク
収納容器に関する。
【0002】
【従来の技術】液体噴射記録装置ではその特徴の一つと
して図1に示すような開放系供給機構が原理的には可能
である。即ち、タンク内部の圧力を常に大気圧を保つよ
うに通気孔104を持つタンク(液貯蔵槽)103から
供給路102を介して記録ヘッド101まで記録(所謂
インク)液が満たされている系において、記録ヘッド1
01に加わる電気信号に応じて、ヘッド部101先端
(吐出オリフィス)から液滴105として吐出した記録
液の減量分は、液体の表面張力により逐次ヘッド101
先端まで補充し得る。
して図1に示すような開放系供給機構が原理的には可能
である。即ち、タンク内部の圧力を常に大気圧を保つよ
うに通気孔104を持つタンク(液貯蔵槽)103から
供給路102を介して記録ヘッド101まで記録(所謂
インク)液が満たされている系において、記録ヘッド1
01に加わる電気信号に応じて、ヘッド部101先端
(吐出オリフィス)から液滴105として吐出した記録
液の減量分は、液体の表面張力により逐次ヘッド101
先端まで補充し得る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしこの様な系を各
種の記録装置に適用する場合、各種の問題が生じる。ま
ず装置本体を傾斜させた場合、タンク103からヘッド
101先端まである程度の距離があるため、タンク10
3と吐出オリフィスとの間に高差(水位差)が生じ、吐
出オリフィスで形成されていた記録液のメニスカスが供
給路方向に後退したり、逆に吐出オリフィスより液体が
漏れでることが起きる。従ってメニスカスの後退の場合
はタンク103側から加圧するなどして回復することが
可能であるが、漏れた場合は装置内部を液体で汚すこと
になる。先のような傾斜は、装置を運搬移動する時など
良く発生する状態であって、例えば卓上型計算機、小型
タイプラーター等の場合には頻繁に生ずる。従って移動
の都度、メニスカス後退の回復操作を行わなければなら
なかったり、内部の液体が漏れたりしていたのでは実用
上の製品とはなり得ない。
種の記録装置に適用する場合、各種の問題が生じる。ま
ず装置本体を傾斜させた場合、タンク103からヘッド
101先端まである程度の距離があるため、タンク10
3と吐出オリフィスとの間に高差(水位差)が生じ、吐
出オリフィスで形成されていた記録液のメニスカスが供
給路方向に後退したり、逆に吐出オリフィスより液体が
漏れでることが起きる。従ってメニスカスの後退の場合
はタンク103側から加圧するなどして回復することが
可能であるが、漏れた場合は装置内部を液体で汚すこと
になる。先のような傾斜は、装置を運搬移動する時など
良く発生する状態であって、例えば卓上型計算機、小型
タイプラーター等の場合には頻繁に生ずる。従って移動
の都度、メニスカス後退の回復操作を行わなければなら
なかったり、内部の液体が漏れたりしていたのでは実用
上の製品とはなり得ない。
【0004】また振動や衝撃等が加わった場合、前記の
装置の傾斜による液体漏れ、メニスカスの後退等の現象
は加速されて起こる。即ち、振動、衝撃等の外部応力が
装置本体、あるいは供給路102に加わると、この応力
によって容易に吐出オリフィスにおけるメニスカスがこ
われ、液滴として外部に吐出したり、あるいはメニスカ
スが後退したりする。このとき装置が傾斜状態にある、
即ち、水位差がある場合には、一度こわれたメニスカス
は容易に復元せず外部に連続的に漏れ出たり、平衡状態
を保てる位置まで供給路中を後退したりする。この振動
・衝撃は通常頻繁に発生することであって、殊に記録ヘ
ッド101を記録媒体に対して往復移動して記録させる
装置の場合には常に生じていることである。
装置の傾斜による液体漏れ、メニスカスの後退等の現象
は加速されて起こる。即ち、振動、衝撃等の外部応力が
装置本体、あるいは供給路102に加わると、この応力
によって容易に吐出オリフィスにおけるメニスカスがこ
われ、液滴として外部に吐出したり、あるいはメニスカ
スが後退したりする。このとき装置が傾斜状態にある、
即ち、水位差がある場合には、一度こわれたメニスカス
は容易に復元せず外部に連続的に漏れ出たり、平衡状態
を保てる位置まで供給路中を後退したりする。この振動
・衝撃は通常頻繁に発生することであって、殊に記録ヘ
ッド101を記録媒体に対して往復移動して記録させる
装置の場合には常に生じていることである。
【0005】更に別の解決すべき重要な問題は、小型プ
リンターの様に上記した記録ヘッドを紙等の記録媒体に
対して往復移動を高速で行って記録する場合、供給路1
02は、タンク103側のある点を支点として、ヘッド
101の働きに追随して振られることになる。このとき
供給路102中に含まれる液体は遠心力の影響をうける
ことになり、供給路102中に含まれる液体の質量が大
きい程、あるいは往復移動の速度が大きい程、加わる遠
心力が増す。この遠心力がメニスカスの保持力に打ち勝
った場合、印字信号を記録ヘッド101に与えなくとも
吐出オリフィスより液体を外部に流出させることにな
る。これはとりもなおさず装置および記録媒体を液体で
汚すことになり、実用上致命的な欠陥となる。
リンターの様に上記した記録ヘッドを紙等の記録媒体に
対して往復移動を高速で行って記録する場合、供給路1
02は、タンク103側のある点を支点として、ヘッド
101の働きに追随して振られることになる。このとき
供給路102中に含まれる液体は遠心力の影響をうける
ことになり、供給路102中に含まれる液体の質量が大
きい程、あるいは往復移動の速度が大きい程、加わる遠
心力が増す。この遠心力がメニスカスの保持力に打ち勝
った場合、印字信号を記録ヘッド101に与えなくとも
吐出オリフィスより液体を外部に流出させることにな
る。これはとりもなおさず装置および記録媒体を液体で
汚すことになり、実用上致命的な欠陥となる。
【0006】この様な記録時における記録ヘッド部の往
復移動に伴う不都合な現象を避けるために、例えばUS
P 3953862 USP 3967286 USP
4095237等に、記録ヘッド部とタンク部(液体
貯蔵槽部)とが一体的に移動する構造を有する液体噴射
装置が記載されてある。これ等に記載されてある液体噴
射装置は、上記の不都合さを解決するために、記録ヘッ
ド部と液貯蔵槽部とを一体的に移動する様な構造とする
だけでなく、記録時に装置が往復移動する際、加速およ
び減速作用を受けて液貯蔵槽部内の液体が振動し、その
結果、液貯蔵槽部に設けられてある通気口より、液体が
漏れたり、液体内に空気が混入するので、その防止をす
る改良も計られている。
復移動に伴う不都合な現象を避けるために、例えばUS
P 3953862 USP 3967286 USP
4095237等に、記録ヘッド部とタンク部(液体
貯蔵槽部)とが一体的に移動する構造を有する液体噴射
装置が記載されてある。これ等に記載されてある液体噴
射装置は、上記の不都合さを解決するために、記録ヘッ
ド部と液貯蔵槽部とを一体的に移動する様な構造とする
だけでなく、記録時に装置が往復移動する際、加速およ
び減速作用を受けて液貯蔵槽部内の液体が振動し、その
結果、液貯蔵槽部に設けられてある通気口より、液体が
漏れたり、液体内に空気が混入するので、その防止をす
る改良も計られている。
【0007】而乍ら、これ等の先行技術に記載されてあ
る構造を有するリキッドジェットデバイスは、記録ヘッ
ド部の液体噴射の原動力を発生する場所である液室と、
液貯蔵槽部内の液面との位置関係がランダムであるため
に、液貯蔵槽部内にある液体の液面低下に伴う液吐出の
不安定化、液室への液供給が円滑で且つスピーディーに
成されなくなる、液貯蔵槽部から液室までの液供給路の
一部が、液貯蔵槽部底面下にあるため、該供給路におけ
る目詰まりの発生確率が高く、また目詰まりした場合、
その修復が困難である、等の改良される可き点がある。
る構造を有するリキッドジェットデバイスは、記録ヘッ
ド部の液体噴射の原動力を発生する場所である液室と、
液貯蔵槽部内の液面との位置関係がランダムであるため
に、液貯蔵槽部内にある液体の液面低下に伴う液吐出の
不安定化、液室への液供給が円滑で且つスピーディーに
成されなくなる、液貯蔵槽部から液室までの液供給路の
一部が、液貯蔵槽部底面下にあるため、該供給路におけ
る目詰まりの発生確率が高く、また目詰まりした場合、
その修復が困難である、等の改良される可き点がある。
【0008】以上の原理的に可能な開放系供給機構も、
実用上の問題点から、実際の記録装置に適用することは
非常に難しいことが理解される。
実用上の問題点から、実際の記録装置に適用することは
非常に難しいことが理解される。
【0009】これに対して、所謂密閉系供給機構を有す
る液体噴射記録装置がある。即ち、図2に示すようにタ
ンク部203に加圧機構205を持ち、供給路202中
に設けられた弁206の開閉によって、ヘッド201よ
り吐出させた液体の減少分を補給するという方法、ある
いはタンク203は図1のタンク103と同様で内部の
圧力が外気圧と同等となるような構造とし、特別な加圧
機構は設けずに、代わりに弁206に加圧機構を設けた
ものである。弁206の開閉はヘッド201近傍あるい
は供給路202中に設けられた圧力センサー等の液量検
出器よりの信号に応じて実行される。弁206よりヘッ
ド201までは密閉系としてとらえることができるた
め、前述の開放系にて起きる問題はかなり減少されてい
る。しかしこの密閉丙供給機構は図2における簡単な説
明からも理解される如く、複雑な機構を要し、コスト的
にもかなりかかるものであり、その特徴を生かせたもの
ではない。
る液体噴射記録装置がある。即ち、図2に示すようにタ
ンク部203に加圧機構205を持ち、供給路202中
に設けられた弁206の開閉によって、ヘッド201よ
り吐出させた液体の減少分を補給するという方法、ある
いはタンク203は図1のタンク103と同様で内部の
圧力が外気圧と同等となるような構造とし、特別な加圧
機構は設けずに、代わりに弁206に加圧機構を設けた
ものである。弁206の開閉はヘッド201近傍あるい
は供給路202中に設けられた圧力センサー等の液量検
出器よりの信号に応じて実行される。弁206よりヘッ
ド201までは密閉系としてとらえることができるた
め、前述の開放系にて起きる問題はかなり減少されてい
る。しかしこの密閉丙供給機構は図2における簡単な説
明からも理解される如く、複雑な機構を要し、コスト的
にもかなりかかるものであり、その特徴を生かせたもの
ではない。
【0010】本発明者等は以上の開放系供給機構におけ
る問題点を解析した結果、非常にシンプルな構造で実用
上充分な印字安定性と信頼性を持つインク収納容器を開
発することができたものである。
る問題点を解析した結果、非常にシンプルな構造で実用
上充分な印字安定性と信頼性を持つインク収納容器を開
発することができたものである。
【0011】本発明は、従来の液体噴射記録ヘッド用イ
ンク収納容器の欠点を改良したインク収納容器を提供す
る事を主たる目的とする。
ンク収納容器の欠点を改良したインク収納容器を提供す
る事を主たる目的とする。
【0012】本発明の他の目的は、シンプルでコンパク
ト化され、振動、衝撃、傾斜等の外部力に対してインク
漏れを生ずることなく、インク供給の安定性があり、信
頼性の高いインク収納容器を提供することである。
ト化され、振動、衝撃、傾斜等の外部力に対してインク
漏れを生ずることなく、インク供給の安定性があり、信
頼性の高いインク収納容器を提供することである。
【0013】本発明の更に別な目的は、高速記録におい
ても常に安定してインク供給が成され、記録信号に忠実
に且つ確実に応答して記録を行わせ得るインク収納容器
を提供することでもある。
ても常に安定してインク供給が成され、記録信号に忠実
に且つ確実に応答して記録を行わせ得るインク収納容器
を提供することでもある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、前述の目
的を達成するために鋭意検討した結果、インク収納容器
の一部に多孔質部材を充填し、これに記録ヘッドにイン
クを供給するための供給路管の開口部を圧入して接触さ
せた状態でインクを供給する構成とすることで安定した
インク供給を達成できるとの知見を得た。
的を達成するために鋭意検討した結果、インク収納容器
の一部に多孔質部材を充填し、これに記録ヘッドにイン
クを供給するための供給路管の開口部を圧入して接触さ
せた状態でインクを供給する構成とすることで安定した
インク供給を達成できるとの知見を得た。
【0015】本発明は前述の知見に鑑みて提案されたも
ので、記録ヘッドとともにキャリッジに搭載され前記記
録ヘッドにインクを供給するためにインクを収納保持す
るインク収納容器において、前記インク収納容器内のイ
ンク収納空間の一部に連続微孔を有する可液体包含部材
を備えており、該可液体包含部材に前記インク収納容器
から前記記録ヘッドにインクを供給するための供給路管
の先端開口部が接触していることを特徴とする。
ので、記録ヘッドとともにキャリッジに搭載され前記記
録ヘッドにインクを供給するためにインクを収納保持す
るインク収納容器において、前記インク収納容器内のイ
ンク収納空間の一部に連続微孔を有する可液体包含部材
を備えており、該可液体包含部材に前記インク収納容器
から前記記録ヘッドにインクを供給するための供給路管
の先端開口部が接触していることを特徴とする。
【0016】本発明では、このように液貯蔵槽部内の一
部に連続微孔の可液体包含部を供給路管口に接触させて
備えているので、振動等の外部力がキャリッジに加わる
ことで液貯蔵槽部内の液体が振動したりして供給路管の
液導入口に対しての液体供給状態が不安定になることを
防止でき、記録ヘッドの高速駆動に対してもインクの安
定供給が十分に達成できる。
部に連続微孔の可液体包含部を供給路管口に接触させて
備えているので、振動等の外部力がキャリッジに加わる
ことで液貯蔵槽部内の液体が振動したりして供給路管の
液導入口に対しての液体供給状態が不安定になることを
防止でき、記録ヘッドの高速駆動に対してもインクの安
定供給が十分に達成できる。
【0017】また、この可液体包含部材は内部の空孔径
を適当に設定することにより、気泡やゴミの混入防止用
のフィルターとしての機能をも併有させることができ
る。
を適当に設定することにより、気泡やゴミの混入防止用
のフィルターとしての機能をも併有させることができ
る。
【0018】
【実施例】以下、本発明を実験例の1つを挙げながら詳
細に説明するが、本発明は、以下に述べられる範囲に限
定されるものではない。
細に説明するが、本発明は、以下に述べられる範囲に限
定されるものではない。
【0019】本発明者等は本発明に至る過程で毛管上昇
力、装置傾斜時のメニスカス保持力および加速度に対す
るメニスカス保持力等の基礎的検討を種々行った。この
検討のために使用した記録ヘッドのモデルは図7に部分
的模式組立図として示す様な構造のものであり、電気・
熱変換体が設けられてある基板518と、共通液室52
6を形成する窪みと液吐出部522を形成する溝が設け
られた溝付板525と所定通りに位置合せて貼合いする
ことに作成される。図においては、記録する文字を9×
7ドットで構成する例として液体と吐出するためのオリ
フィス522を9個有する記録ヘッド501が示されて
あるが、本発明はこれに限定されるものではなく、1つ
以上の吐出オリフィスを有する記録ヘッドの総てに適用
される。
力、装置傾斜時のメニスカス保持力および加速度に対す
るメニスカス保持力等の基礎的検討を種々行った。この
検討のために使用した記録ヘッドのモデルは図7に部分
的模式組立図として示す様な構造のものであり、電気・
熱変換体が設けられてある基板518と、共通液室52
6を形成する窪みと液吐出部522を形成する溝が設け
られた溝付板525と所定通りに位置合せて貼合いする
ことに作成される。図においては、記録する文字を9×
7ドットで構成する例として液体と吐出するためのオリ
フィス522を9個有する記録ヘッド501が示されて
あるが、本発明はこれに限定されるものではなく、1つ
以上の吐出オリフィスを有する記録ヘッドの総てに適用
される。
【0020】以下に示される実験に使用された記録ヘッ
ドの寸法は、オリフィスの大きさが50μ×50μ溝ピ
ッチ125μ、供給路管706の内径は0.6mm、長
さは18mmである。また、使用した記録液は表面張力
45dyne/cm、粘度3cpsのものである。
ドの寸法は、オリフィスの大きさが50μ×50μ溝ピ
ッチ125μ、供給路管706の内径は0.6mm、長
さは18mmである。また、使用した記録液は表面張力
45dyne/cm、粘度3cpsのものである。
【0021】先ず毛管上昇力を種々のものに就いて測定
したところ0.6mmのガラス管で45mm、ポリエチ
レンチューブで16mm、テフロンチューブの場合は0
mmであった。また、純水とガラス管との組合せの場合
58mmであった。また図7に示すのと同様の記録ヘッ
ドの供給路管511の端部に同径のポリエチレン管を接
続し、メニスカス保持力を測定すると、液貯蔵槽部内の
液面との水位差が上下100位までは、メニスカスの後
退および液漏れは生じなかった。しかし、この装置に軽
い振動を与えると60mmの水位差で液漏れにおよびメ
ニスカスの後退が生じた。更に加速度に対するメニスカ
スの保持力を測定するために図3に示すように回転型加
速度発生機に前記のポリエチレン管付記録ヘッドを図示
する配置で載せ、記録液含量と接線方向加速度に対する
メニスカス保持力を測定した。図3において301は回
転型加速度発生機であり、矢印Aの方向に回転する。3
02は記録ヘッド、304はポリエチレン管、305は
その径路中全てに満たされている液体である。吐出オリ
フィス303の中心軸を回転方向に対する接線方向と
し、遠心力の働く方向に沿っている供給路内に満たされ
ている液体の長さをlとしてある。
したところ0.6mmのガラス管で45mm、ポリエチ
レンチューブで16mm、テフロンチューブの場合は0
mmであった。また、純水とガラス管との組合せの場合
58mmであった。また図7に示すのと同様の記録ヘッ
ドの供給路管511の端部に同径のポリエチレン管を接
続し、メニスカス保持力を測定すると、液貯蔵槽部内の
液面との水位差が上下100位までは、メニスカスの後
退および液漏れは生じなかった。しかし、この装置に軽
い振動を与えると60mmの水位差で液漏れにおよびメ
ニスカスの後退が生じた。更に加速度に対するメニスカ
スの保持力を測定するために図3に示すように回転型加
速度発生機に前記のポリエチレン管付記録ヘッドを図示
する配置で載せ、記録液含量と接線方向加速度に対する
メニスカス保持力を測定した。図3において301は回
転型加速度発生機であり、矢印Aの方向に回転する。3
02は記録ヘッド、304はポリエチレン管、305は
その径路中全てに満たされている液体である。吐出オリ
フィス303の中心軸を回転方向に対する接線方向と
し、遠心力の働く方向に沿っている供給路内に満たされ
ている液体の長さをlとしてある。
【0022】上記したようにして、測定した場合の結果
を図4に示す。図においてA領域は安定して吐出し得る
部分、B領域は液漏れ、またはメニスカス後退がひどく
起こって、安定吐出がなされない部分である。記録ヘッ
ド部分(l′の部分)での重力加速度Gに対する保持力
は140Gと非常に大きいが、供給路(lの部分)中に
液体があると、この質量分の加速度が加わり、lが80
mmでは1.5G程度で液漏れが生じた。これは供給路
lを記録ヘッド302の移動に応じて高速で動かすとき
記録ヘッド302に記録信号が印加されなくても吐出オ
リフィス303より液体が漏れ出す結果を招く。
を図4に示す。図においてA領域は安定して吐出し得る
部分、B領域は液漏れ、またはメニスカス後退がひどく
起こって、安定吐出がなされない部分である。記録ヘッ
ド部分(l′の部分)での重力加速度Gに対する保持力
は140Gと非常に大きいが、供給路(lの部分)中に
液体があると、この質量分の加速度が加わり、lが80
mmでは1.5G程度で液漏れが生じた。これは供給路
lを記録ヘッド302の移動に応じて高速で動かすとき
記録ヘッド302に記録信号が印加されなくても吐出オ
リフィス303より液体が漏れ出す結果を招く。
【0023】以上の検討事実より、0.6mm程度の内
径を有する供給路管を使用する場合、吐出オリフィスと
液体の液面の高差、換言すれば吐出オリフィスと供給系
端部の吸込み口との高低差を50mm以下に保てば、ど
のような状態で傾斜放置されても、また振動・衝撃が加
わっても液体が漏れたり、メニスカスの後退することは
殆どなかった。また記録ヘッド部と液貯蔵槽部を結ぶ供
給路を記録ヘッドと共に移動するような構造としたとこ
ろ非常に大きな加速度が加わっても、記録中に吐出オリ
フィスより液体が漏れ出るようなことはなかった。これ
は原理的に開放系供給機構を実質的に可能になるもので
ある。これらの基本的事項を実際の記録システムに応用
するためには記録ヘッド部と液貯蔵槽部を一体化構成と
すればよい。
径を有する供給路管を使用する場合、吐出オリフィスと
液体の液面の高差、換言すれば吐出オリフィスと供給系
端部の吸込み口との高低差を50mm以下に保てば、ど
のような状態で傾斜放置されても、また振動・衝撃が加
わっても液体が漏れたり、メニスカスの後退することは
殆どなかった。また記録ヘッド部と液貯蔵槽部を結ぶ供
給路を記録ヘッドと共に移動するような構造としたとこ
ろ非常に大きな加速度が加わっても、記録中に吐出オリ
フィスより液体が漏れ出るようなことはなかった。これ
は原理的に開放系供給機構を実質的に可能になるもので
ある。これらの基本的事項を実際の記録システムに応用
するためには記録ヘッド部と液貯蔵槽部を一体化構成と
すればよい。
【0024】図5に本発明の目的を達成するための基本
的事項を満たした記録ヘッド部液貯蔵槽部一体化構造を
有する液体噴射記録装置の好適な実施態様例の一つを示
す。
的事項を満たした記録ヘッド部液貯蔵槽部一体化構造を
有する液体噴射記録装置の好適な実施態様例の一つを示
す。
【0025】図5は記録装置の模式的斜視図、図6は一
点鎖線OPで切断した場合の模式的切断面図、図7は記
録ヘッド部の模式的組立、図8は一点鎖線XYで切断し
た場合の模式的断面部分図である。
点鎖線OPで切断した場合の模式的切断面図、図7は記
録ヘッド部の模式的組立、図8は一点鎖線XYで切断し
た場合の模式的断面部分図である。
【0026】尚図5ないし図8において示される液体噴
射記録装置500は各部分の寸法および大きさは見やす
くするために一部誇張してあり、殊に記録ヘッド501
は意識的に拡大して図示されてあるべきものであって、
実際は、液貯蔵槽部502に較べてもっと小さいもので
ある。
射記録装置500は各部分の寸法および大きさは見やす
くするために一部誇張してあり、殊に記録ヘッド501
は意識的に拡大して図示されてあるべきものであって、
実際は、液貯蔵槽部502に較べてもっと小さいもので
ある。
【0027】図5に示される装置500は液貯蔵槽部5
02の上端部の所定位置に記録ヘッド部501が電気的
および液供給的に接続されて収容されて一体化されてキ
ャリッジ503に搭載され記録ヘッド部501と液貯蔵
槽部502とが一体的に走査軸504上を往復移動し得
る様になっている。
02の上端部の所定位置に記録ヘッド部501が電気的
および液供給的に接続されて収容されて一体化されてキ
ャリッジ503に搭載され記録ヘッド部501と液貯蔵
槽部502とが一体的に走査軸504上を往復移動し得
る様になっている。
【0028】この実施態様例においては、記録ヘッド部
501が、液貯蔵槽部502から取外し可能な構造と
し、記録ヘッド部501の交換ができる様にしてある
が、記録ヘッド部501と液貯蔵槽部502とを固設し
た構造としても良いものである。505は押圧手段であ
って、ゴム等の弾性体で構成され、中央に通気孔506
を有し液貯蔵槽部502内を加圧することにより、オリ
フィス部507より液体を手動的に吐出させる機能を有
する。この様な押圧手段505は、例えば、オリフィス
部507や記録ヘッド部501内の供給路にゴミの混入
や使用する液体の乾燥等によって目詰まりを起こした際
に、押圧手段505を通気孔506を覆いで押圧して液
貯蔵槽部502内を加圧することで目詰まりを除去する
ことができる。図6に、図5に一点鎖線OPで切断した
場合の模式的断面図を示す。記録ヘッド部501は液体
を吐出するためにその先端に設けられた9ケのオリフィ
スから成るオリフィス部507該オリフィス部507よ
り液体を吐出するための原動力である熱エネルギーを発
生する手段である電気熱変換体がオリフィス数に相当し
て設けられてある流路に機械的に結合して設けられてあ
る液吐出部509、該液吐出部509の各流路に液体を
供給すると共に、各流路からの所謂バック波を防止する
ために設けられた共通液室510、該共通液室510
に、液貯蔵槽部502内にある液体を供給路管611と
で構成されている。
501が、液貯蔵槽部502から取外し可能な構造と
し、記録ヘッド部501の交換ができる様にしてある
が、記録ヘッド部501と液貯蔵槽部502とを固設し
た構造としても良いものである。505は押圧手段であ
って、ゴム等の弾性体で構成され、中央に通気孔506
を有し液貯蔵槽部502内を加圧することにより、オリ
フィス部507より液体を手動的に吐出させる機能を有
する。この様な押圧手段505は、例えば、オリフィス
部507や記録ヘッド部501内の供給路にゴミの混入
や使用する液体の乾燥等によって目詰まりを起こした際
に、押圧手段505を通気孔506を覆いで押圧して液
貯蔵槽部502内を加圧することで目詰まりを除去する
ことができる。図6に、図5に一点鎖線OPで切断した
場合の模式的断面図を示す。記録ヘッド部501は液体
を吐出するためにその先端に設けられた9ケのオリフィ
スから成るオリフィス部507該オリフィス部507よ
り液体を吐出するための原動力である熱エネルギーを発
生する手段である電気熱変換体がオリフィス数に相当し
て設けられてある流路に機械的に結合して設けられてあ
る液吐出部509、該液吐出部509の各流路に液体を
供給すると共に、各流路からの所謂バック波を防止する
ために設けられた共通液室510、該共通液室510
に、液貯蔵槽部502内にある液体を供給路管611と
で構成されている。
【0029】液吐出部509は、図においては、9本の
流路を有し、各流路はその先端にオリフィスが設けてあ
り、また電気熱変換体が発生する熱エネルギーが液体に
作用するところである熱作用部を有する。熱作用部の中
の最高位にある熱作用部、即ち図において9つの流路の
中、最上部位にある流路の熱作用部は、液貯蔵槽部50
2内にある液体を毛管力で供給され得る、前記液貯蔵槽
部502内の液面よりの高さの位置にある様に記録ヘッ
ド部501にと液貯蔵槽部502とは設計製造される。
共通液室510の上部には、該共通液室510中にエア
ーが混入した場合に外部へ除去するためのエアー除去孔
が設けられてあり、通常はエアー除去孔栓で塞がれてあ
る。また、記録ヘッド部501に設けられた9つの電気
・熱変換体を駆動するための電気信号は、記録ヘッド部
501と液貯蔵槽部502とを接続するコネクター51
3と外部に設けられた駆動回路と電気的に接続される電
気的接続手段であるコネクター513を介して各電気・
熱変換体に入力される。
流路を有し、各流路はその先端にオリフィスが設けてあ
り、また電気熱変換体が発生する熱エネルギーが液体に
作用するところである熱作用部を有する。熱作用部の中
の最高位にある熱作用部、即ち図において9つの流路の
中、最上部位にある流路の熱作用部は、液貯蔵槽部50
2内にある液体を毛管力で供給され得る、前記液貯蔵槽
部502内の液面よりの高さの位置にある様に記録ヘッ
ド部501にと液貯蔵槽部502とは設計製造される。
共通液室510の上部には、該共通液室510中にエア
ーが混入した場合に外部へ除去するためのエアー除去孔
が設けられてあり、通常はエアー除去孔栓で塞がれてあ
る。また、記録ヘッド部501に設けられた9つの電気
・熱変換体を駆動するための電気信号は、記録ヘッド部
501と液貯蔵槽部502とを接続するコネクター51
3と外部に設けられた駆動回路と電気的に接続される電
気的接続手段であるコネクター513を介して各電気・
熱変換体に入力される。
【0030】記録ヘッド部501の一部である供給路管
511は、記録ヘッド本体から液貯蔵槽部502に導入
されており、液貯蔵槽部502内の液体が記録ヘッド本
体内に導かれる様になっていると共に液貯蔵槽部502
の壁514で固定され、振動・衝撃で動くことのないよ
うになっている。尚この実施系では供給路管511は内
径0.6mmとした。515、516は各々、液貯蔵槽
部502の通気孔であり、液貯蔵槽部502内の圧力を
常に外気圧と同等に保つ働きをする。
511は、記録ヘッド本体から液貯蔵槽部502に導入
されており、液貯蔵槽部502内の液体が記録ヘッド本
体内に導かれる様になっていると共に液貯蔵槽部502
の壁514で固定され、振動・衝撃で動くことのないよ
うになっている。尚この実施系では供給路管511は内
径0.6mmとした。515、516は各々、液貯蔵槽
部502の通気孔であり、液貯蔵槽部502内の圧力を
常に外気圧と同等に保つ働きをする。
【0031】516−1は通気孔515の真下の配され
た液補充部であって薄いゴム等の弾性体で形成されてお
り、通気孔515を介して中空の針等を有する液補充チ
ューブ等で針の先端を通気孔515を介して液補充部5
16−1に刺入れることで、液補充を行うことができ
る。
た液補充部であって薄いゴム等の弾性体で形成されてお
り、通気孔515を介して中空の針等を有する液補充チ
ューブ等で針の先端を通気孔515を介して液補充部5
16−1に刺入れることで、液補充を行うことができ
る。
【0032】図6に示す液貯蔵槽部502は、閉口して
いる通気孔515、516が配置的に摩れていると共
に、それ等の間に空間部分があるために、液貯蔵槽部5
02が、他からの力によって機械的ショックを受けた
り、あるいは、高速往復移動記録の際のリターン時のシ
ョック等があっても通気孔515より装置外に液漏れが
あることはない。
いる通気孔515、516が配置的に摩れていると共
に、それ等の間に空間部分があるために、液貯蔵槽部5
02が、他からの力によって機械的ショックを受けた
り、あるいは、高速往復移動記録の際のリターン時のシ
ョック等があっても通気孔515より装置外に液漏れが
あることはない。
【0033】液吐出部509の各熱作用部および共通液
室510に、液貯蔵槽部502内の液体が毛管力のみで
円滑且つスピーディーに供給され得る様にするには液吐
出部509の最上部位のオリフィスと供給路管511の
終端部の液導入口517との高低差Lが以下に定義する
長さに設定される様に記録ヘッド部501と液貯蔵槽部
502とが設計され、一体的に製造されることは好まし
い。
室510に、液貯蔵槽部502内の液体が毛管力のみで
円滑且つスピーディーに供給され得る様にするには液吐
出部509の最上部位のオリフィスと供給路管511の
終端部の液導入口517との高低差Lが以下に定義する
長さに設定される様に記録ヘッド部501と液貯蔵槽部
502とが設計され、一体的に製造されることは好まし
い。
【0034】即ち、Lは、液貯蔵槽部502内の液体の
自由表面に対して平行で、供給路管511の終端部の先
端面の中心点を通る直線と、前記自由表面に対して平行
で最上部位のオリフィスの中心点を通る直線との距離L
1として定義される。装置500が図に示すような状態
でキャリッジ503に搭載されて記録が実行されるので
はなく、例えば、コネクター513の設けられたキャリ
ッジ面に接地し、オリフィスより吐出される液体の初期
吐出方向を重力方向とは正反対方向にした場合、つまり
コネクター513の設けられた装置500の壁面に液貯
蔵槽部502内の液体の自由表面が平行となる様にキャ
リッジ503に搭載されて記録を行う場合には、前記距
離Lは図中のL2とされる。
自由表面に対して平行で、供給路管511の終端部の先
端面の中心点を通る直線と、前記自由表面に対して平行
で最上部位のオリフィスの中心点を通る直線との距離L
1として定義される。装置500が図に示すような状態
でキャリッジ503に搭載されて記録が実行されるので
はなく、例えば、コネクター513の設けられたキャリ
ッジ面に接地し、オリフィスより吐出される液体の初期
吐出方向を重力方向とは正反対方向にした場合、つまり
コネクター513の設けられた装置500の壁面に液貯
蔵槽部502内の液体の自由表面が平行となる様にキャ
リッジ503に搭載されて記録を行う場合には、前記距
離Lは図中のL2とされる。
【0035】このLは、本実施例においては、多種多様
の記録ヘッドを設計し、製造して、前記した様な実験を
行い、その結果得られた毛管上昇力、メニスカスの保持
力と液滴吐出特性との関係に関するデータの詳細なる解
析と検討から、以下に記す範囲にある様に装置500が
設計製造される。
の記録ヘッドを設計し、製造して、前記した様な実験を
行い、その結果得られた毛管上昇力、メニスカスの保持
力と液滴吐出特性との関係に関するデータの詳細なる解
析と検討から、以下に記す範囲にある様に装置500が
設計製造される。
【0036】即ち表面張力が40〜60dyne/cm
の記録液を使用する場合通常は、供給路管511の内径
が0.3〜2.0mmとして、Lが120mm以下とさ
れることが好ましい。
の記録液を使用する場合通常は、供給路管511の内径
が0.3〜2.0mmとして、Lが120mm以下とさ
れることが好ましい。
【0037】更には、好適には、供給路管511の内径
を0.5〜1.2mmとしてLを65mm以下、最適に
は、供給路管511の内径を0.5〜0.8mmとして
Lを50mm以下とされる。Lをこの様な範囲をするこ
とによって、装置500を上下回転あるいは傾斜させて
も、吐出オリフィスより液体が漏れ出たり、あるいはメ
ニスカスが後退して、復元しなかったりすることはな
い。Lの下限としては液貯蔵槽部502に収容される液
体の容量および液体噴射記録装置本体に組み込む場合の
実装上の問題、更には往復移動のスピード上の問題か
ら、通常は約20mmとされることが好ましい。例え
ば、供給路管511の内径が0.6mm前後の場合、L
を50mm以下、殊に40mm以下とすることによって
液滴吐出特性の著しく良好な結果が得られる。
を0.5〜1.2mmとしてLを65mm以下、最適に
は、供給路管511の内径を0.5〜0.8mmとして
Lを50mm以下とされる。Lをこの様な範囲をするこ
とによって、装置500を上下回転あるいは傾斜させて
も、吐出オリフィスより液体が漏れ出たり、あるいはメ
ニスカスが後退して、復元しなかったりすることはな
い。Lの下限としては液貯蔵槽部502に収容される液
体の容量および液体噴射記録装置本体に組み込む場合の
実装上の問題、更には往復移動のスピード上の問題か
ら、通常は約20mmとされることが好ましい。例え
ば、供給路管511の内径が0.6mm前後の場合、L
を50mm以下、殊に40mm以下とすることによって
液滴吐出特性の著しく良好な結果が得られる。
【0038】図6に示すのと同様な構造を有する液体噴
射記録装置を、オリフィス部507が上または下向きに
なる様に放置したがオリフィスより液体が漏れたり、メ
ニスカスの後退するようなことはなかった。尚、この装
置の供給路管の内径は0.6mmLは50mmであり、
使用した記録液の表面張力は48dyne/cmであっ
た。また、接線方向の加速度による漏れの確認では14
0Gまで漏れることはなく、実用的に非常に安定してい
ることが証明された。
射記録装置を、オリフィス部507が上または下向きに
なる様に放置したがオリフィスより液体が漏れたり、メ
ニスカスの後退するようなことはなかった。尚、この装
置の供給路管の内径は0.6mmLは50mmであり、
使用した記録液の表面張力は48dyne/cmであっ
た。また、接線方向の加速度による漏れの確認では14
0Gまで漏れることはなく、実用的に非常に安定してい
ることが証明された。
【0039】以上のように本発明の装置は、開放系供給
機構を実際の記録システムに有効に応用し得る。
機構を実際の記録システムに有効に応用し得る。
【0040】次に記録ヘッド部501に就て、図7、図
8に従って、詳細に説明する。
8に従って、詳細に説明する。
【0041】記録ヘッド部501は所定の大きさと、ピ
ッチで9つの電気熱変換体519−1〜519−9がそ
の表面に設けられてある基板518と、電気熱変換体5
19の対応位置に相当して設けられた9つの溝522−
1〜522−9と該溝に通じた、共通液室510を形成
する共通液室凹部526、エアー除去孔523、供給路
管511とこの管511よりも大きい断面積の共通液室
510とを連結する液導入孔524とが所定の寸法で加
工されて設けられた溝付板525とを、所望に従って位
置決めして貼合することによって組立てられる。液導入
孔524には所定の内径を有する供給路管511が嵌合
される。
ッチで9つの電気熱変換体519−1〜519−9がそ
の表面に設けられてある基板518と、電気熱変換体5
19の対応位置に相当して設けられた9つの溝522−
1〜522−9と該溝に通じた、共通液室510を形成
する共通液室凹部526、エアー除去孔523、供給路
管511とこの管511よりも大きい断面積の共通液室
510とを連結する液導入孔524とが所定の寸法で加
工されて設けられた溝付板525とを、所望に従って位
置決めして貼合することによって組立てられる。液導入
孔524には所定の内径を有する供給路管511が嵌合
される。
【0042】エアー除去孔523には、エアー除去時以
外の通常の時にはエアー除去孔栓508で塞がれてい
る。
外の通常の時にはエアー除去孔栓508で塞がれてい
る。
【0043】基板518の表面上には、外部よりの駆動
信号を電気・熱変換体に供給するための共通電極520
と、9本の選択電極521−1〜521−9が設けてあ
る。
信号を電気・熱変換体に供給するための共通電極520
と、9本の選択電極521−1〜521−9が設けてあ
る。
【0044】図8は、図5に示す一点鎖線XYで切断し
た場合の模式的切断面部分図である。
た場合の模式的切断面部分図である。
【0045】記録ヘッド部501は、前記したようにそ
の表面に電気熱変換体519が設けられてある基板51
8の表面に、所定の綿密度で所定の巾と深さの溝が所定
数設けられている溝付板525で覆う様に接合すること
によって、オリフィス527と液吐出部528が形成さ
れた構造を有している。
の表面に電気熱変換体519が設けられてある基板51
8の表面に、所定の綿密度で所定の巾と深さの溝が所定
数設けられている溝付板525で覆う様に接合すること
によって、オリフィス527と液吐出部528が形成さ
れた構造を有している。
【0046】液吐出部528は、その終端に液滴を吐出
させるためのオリフィス527と、電気熱変換体519
より発生される熱エネルギーが液体に作用して気泡を発
生し、その体積の膨張と収縮に依る急激な状態変化を引
起す処である熱作用部529とを有する。
させるためのオリフィス527と、電気熱変換体519
より発生される熱エネルギーが液体に作用して気泡を発
生し、その体積の膨張と収縮に依る急激な状態変化を引
起す処である熱作用部529とを有する。
【0047】熱作用部529は、電気熱変換体519の
熱発生部530の上部に位置し、熱発生部530の液体
と接触する熱作用面531をその底面としている。
熱発生部530の上部に位置し、熱発生部530の液体
と接触する熱作用面531をその底面としている。
【0048】熱発生部530は、基板518上に設けら
れた下部槽532、該下部層532上に設けられた発熱
抵抗層533、該発熱抵抗層533上に設けられた上部
層534とで構成される。発熱抵抗層533には、熱を
発生させるために該層533に通電するための電極52
0、521がその表面に設けられてある。電極520
は、液吐出部の各熱発生部に共通の電極であり、電極5
21は、液吐出部の各熱発生部を選択して発熱させるた
めの選択電極であって、液吐出部の流路に沿って設けら
れてある。
れた下部槽532、該下部層532上に設けられた発熱
抵抗層533、該発熱抵抗層533上に設けられた上部
層534とで構成される。発熱抵抗層533には、熱を
発生させるために該層533に通電するための電極52
0、521がその表面に設けられてある。電極520
は、液吐出部の各熱発生部に共通の電極であり、電極5
21は、液吐出部の各熱発生部を選択して発熱させるた
めの選択電極であって、液吐出部の流路に沿って設けら
れてある。
【0049】上部層534は、発熱抵抗層533を、使
用する液体から化学的・物理的に保護するために発熱抵
抗層533と液吐出部528にある液体とを隔絶すると
共に、液体を通じて電極520、521間が短絡するの
を防止する、発熱抵抗層533の保護的機能を有してい
る。
用する液体から化学的・物理的に保護するために発熱抵
抗層533と液吐出部528にある液体とを隔絶すると
共に、液体を通じて電極520、521間が短絡するの
を防止する、発熱抵抗層533の保護的機能を有してい
る。
【0050】上部層534は、上記の様な機能を有する
ものであるが、発熱抵抗層533が、耐液性があり、且
つ液体を通じて電極520、521間が電気的に短絡す
る心配が全くない場合には、必ずしも設ける必要はな
く、発熱抵抗層533の表面に直に液体が接触する構造
の電気熱変換体として設計してもよい。
ものであるが、発熱抵抗層533が、耐液性があり、且
つ液体を通じて電極520、521間が電気的に短絡す
る心配が全くない場合には、必ずしも設ける必要はな
く、発熱抵抗層533の表面に直に液体が接触する構造
の電気熱変換体として設計してもよい。
【0051】下部層532は、主に熱流量制御機能を有
する。即ち、液滴吐出の際には、発熱抵抗層533で発
生する熱が基板518側の方に伝導するよりも熱作用部
529側の方に伝導する割合ができる限り多くなり、液
吐出後、つまり発熱抵抗層533への通電がOFFされ
た後には、熱作用部529および熱発生部530にある
熱が速やかに基板518側に放出されて、熱作用部52
9にある液体および発生した気泡が急冷されるために設
けられる。
する。即ち、液滴吐出の際には、発熱抵抗層533で発
生する熱が基板518側の方に伝導するよりも熱作用部
529側の方に伝導する割合ができる限り多くなり、液
吐出後、つまり発熱抵抗層533への通電がOFFされ
た後には、熱作用部529および熱発生部530にある
熱が速やかに基板518側に放出されて、熱作用部52
9にある液体および発生した気泡が急冷されるために設
けられる。
【0052】図5に示す装置は本発明の用件を示す基本
的構造を示すものである、実用上各種の機能を付け加え
ることが有利である。その重要なものは供給路管端部近
傍に連続微孔を持つ可液体包含部材を設けることであ
る。そのような例の実施態様としては図9に示すよう
に、供給路管601の終端部602の液導入口603に
可液体包含部材604を挿入する方法あるいは図10に
示す様に液貯蔵層部701の底面702部分に可液体包
含部材703を配設する方法等を挙げることができる
が、記録ヘッド部を構成する供給路管704の終端部7
05の液導入口706は可液体包含部材703の内部に
挿入されており、供給路管704の固定が計られること
が好ましい。
的構造を示すものである、実用上各種の機能を付け加え
ることが有利である。その重要なものは供給路管端部近
傍に連続微孔を持つ可液体包含部材を設けることであ
る。そのような例の実施態様としては図9に示すよう
に、供給路管601の終端部602の液導入口603に
可液体包含部材604を挿入する方法あるいは図10に
示す様に液貯蔵層部701の底面702部分に可液体包
含部材703を配設する方法等を挙げることができる
が、記録ヘッド部を構成する供給路管704の終端部7
05の液導入口706は可液体包含部材703の内部に
挿入されており、供給路管704の固定が計られること
が好ましい。
【0053】本発明においては、可液体包含部材703
は液貯蔵層部701の底面に702にだけ一部配設され
た図としているが、可液体包含部材と供給路管の口とが
圧入して接触している条件を満足する範囲で液貯蔵層部
701内の所望の領域(1部分あるいは全部)に可液体
包含部材703を収容してもよい。
は液貯蔵層部701の底面に702にだけ一部配設され
た図としているが、可液体包含部材と供給路管の口とが
圧入して接触している条件を満足する範囲で液貯蔵層部
701内の所望の領域(1部分あるいは全部)に可液体
包含部材703を収容してもよい。
【0054】この様に、供給路管の液導入口に、可液体
包含部材を設けて効果の1つとしては、次の点が挙げら
れる。
包含部材を設けて効果の1つとしては、次の点が挙げら
れる。
【0055】即ち、液貯蔵層部内に収容されている液体
の量が少ない状態である傾斜状態にデバイスを放置する
と、供給路管の液導入口と液体とが接触しない状態下に
成り得るが、このような場合でも前記可液体包含部材と
供給路管口とは常に圧入接触した状態にあり、可液体包
含部材内部にとり込まれた液体が充分保持されているた
め短時間の印字には問題なく、長時間上記状態に放置さ
れても次に正常位置に復帰した時に気泡を混入すること
が無く、次の印字動作に支障をきたすことがないという
メリット持つ。
の量が少ない状態である傾斜状態にデバイスを放置する
と、供給路管の液導入口と液体とが接触しない状態下に
成り得るが、このような場合でも前記可液体包含部材と
供給路管口とは常に圧入接触した状態にあり、可液体包
含部材内部にとり込まれた液体が充分保持されているた
め短時間の印字には問題なく、長時間上記状態に放置さ
れても次に正常位置に復帰した時に気泡を混入すること
が無く、次の印字動作に支障をきたすことがないという
メリット持つ。
【0056】本発明では、このように液貯蔵槽部内の一
部に連続微孔の可液体包含部を供給路管口に圧入接触さ
せて備えているので、可液体包含部の供給路管口周辺の
空孔率を高めることができ、結果としてインクを供給路
管口の周囲に良好に案内することができるためヘッドへ
のインクの供給安定性が向上し、熱エネルギーによる液
体吐出に対しての安定した液体供給を可能にできる。上
述した熱エネルギーによる液体吐出は電気信号に対して
極めて応答性が優れているために、高速駆動が可能であ
るが、これに伴って共通液室内の液体消費は増大するの
で、液体の供給を安定することは重要である。本発明の
ように電気・熱変換体を複数備えている構成であると、
振動等の外部力がキャリッジに加わることで液貯蔵槽部
内の液体が振動したりして供給路管の液導入口に対して
の液体供給状態が不安定になることは、かえって共通液
室内の液体収容状態を悪化させてしまう。然しながら、
本発明は、前記液導入口と接触した連続微孔を持つ可液
体包含部材を液貯蔵槽部全体あるいは一部に収容してい
るので、前記複数電気・熱変換体が電気信号によって高
速で駆動されても、共通液室内に振動等の外部力の影響
を緩和しつつ確実に液貯蔵部内全体の液体を液導入口記
録ヘッドへ案内できる前記可液体包含部材を備えている
ので、このような不都合を解決している。
部に連続微孔の可液体包含部を供給路管口に圧入接触さ
せて備えているので、可液体包含部の供給路管口周辺の
空孔率を高めることができ、結果としてインクを供給路
管口の周囲に良好に案内することができるためヘッドへ
のインクの供給安定性が向上し、熱エネルギーによる液
体吐出に対しての安定した液体供給を可能にできる。上
述した熱エネルギーによる液体吐出は電気信号に対して
極めて応答性が優れているために、高速駆動が可能であ
るが、これに伴って共通液室内の液体消費は増大するの
で、液体の供給を安定することは重要である。本発明の
ように電気・熱変換体を複数備えている構成であると、
振動等の外部力がキャリッジに加わることで液貯蔵槽部
内の液体が振動したりして供給路管の液導入口に対して
の液体供給状態が不安定になることは、かえって共通液
室内の液体収容状態を悪化させてしまう。然しながら、
本発明は、前記液導入口と接触した連続微孔を持つ可液
体包含部材を液貯蔵槽部全体あるいは一部に収容してい
るので、前記複数電気・熱変換体が電気信号によって高
速で駆動されても、共通液室内に振動等の外部力の影響
を緩和しつつ確実に液貯蔵部内全体の液体を液導入口記
録ヘッドへ案内できる前記可液体包含部材を備えている
ので、このような不都合を解決している。
【0057】また、この可液体包含部材は内部の空孔径
を適当に設定することにより、気泡やゴミの混入防止用
のフィルターとしての機能をも併有させることができ
る。該可液体包含部材は、取扱い操作上あるいは各種の
形状、空孔径および空孔率等任意に選択できる点におい
て高分子材質のものが好ましく使用できる。そのような
材料としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメ
チルメタアクリレート、メチルメタアクリレートとアク
リロニトリルの共重合体、ポリビニルアルコール、ポリ
ウレタン、合成ゴム等各種のものがあるが、可液体包含
部材内部での液体の保持力および気泡混入防止のために
は記録に使用される液体と親和性が高い材質が望まし
い。
を適当に設定することにより、気泡やゴミの混入防止用
のフィルターとしての機能をも併有させることができ
る。該可液体包含部材は、取扱い操作上あるいは各種の
形状、空孔径および空孔率等任意に選択できる点におい
て高分子材質のものが好ましく使用できる。そのような
材料としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメ
チルメタアクリレート、メチルメタアクリレートとアク
リロニトリルの共重合体、ポリビニルアルコール、ポリ
ウレタン、合成ゴム等各種のものがあるが、可液体包含
部材内部での液体の保持力および気泡混入防止のために
は記録に使用される液体と親和性が高い材質が望まし
い。
【0058】また空孔率は液体の包含保持力を高めるた
めに高いものが望ましいが本発明においては通常30〜
90%、好適には30〜70%のものが有効に利用でき
る。平均空孔径としては通常5〜600μのものが使用
され、更に気泡、ゴミの混入防止としても利用するなら
ばオリフィス径よりも小さい径のものが望ましい。
めに高いものが望ましいが本発明においては通常30〜
90%、好適には30〜70%のものが有効に利用でき
る。平均空孔径としては通常5〜600μのものが使用
され、更に気泡、ゴミの混入防止としても利用するなら
ばオリフィス径よりも小さい径のものが望ましい。
【0059】
【発明の効果】本発明は、上述したように、前記複数電
気・熱変換体を備えた記録ヘッド部を備え、前記液導入
口と接触した連続微孔を持つ可液体包含部材を液貯蔵層
部内部の所望の領域に供給路管と接触させて収容してい
るので、インク収納容器の存在状態によらず安定したイ
ンク供給を達成でき、高速の記録も安定して行うことが
できる。
気・熱変換体を備えた記録ヘッド部を備え、前記液導入
口と接触した連続微孔を持つ可液体包含部材を液貯蔵層
部内部の所望の領域に供給路管と接触させて収容してい
るので、インク収納容器の存在状態によらず安定したイ
ンク供給を達成でき、高速の記録も安定して行うことが
できる。
【図1】液体噴射記録装置の開放系・供給機構の原理的
な説明を行う模式図である。
な説明を行う模式図である。
【図2】液体噴射記録装置の密閉系供給機構の原理的な
説明を行うための模式図である。
説明を行うための模式図である。
【図3】本発明に至る過程における基礎的研究の測定系
を説明するための模式的説明図である。
を説明するための模式的説明図である。
【図4】図3による測定の結果を示す図である。
【図5】本発明記録装置の好適な実施態様の部分構成を
示す模式的斜視図である。
示す模式的斜視図である。
【図6】図5の一点鎖線OPにおける切断断面図であ
る。
る。
【図7】記録ヘッド部501の模式的組立である。
【図8】図5の一点鎖線XYにおける切断面を示す部分
断面図である。
断面図である。
【図9】インク容器の供給路管の端部における一構成例
を示す図である。
を示す図である。
【図10】インク容器の供給路管の端部における他の構
成例を示す図である。
成例を示す図である。
500 液体噴射記録装置 501 記録ヘッド部 502 液貯蔵層部 503 キャリッジ 504 走査軸 505 押圧手段 506 通気孔 507 オリフィス 508、515、516 エアー除去栓 509 液吐出部 510 共通液室 511 供給路管 512、513 コネクター 514 壁 517 液導入口 518 基板 519 電気・熱変換体 520 共通電極 521 選択電極 522 溝 523 エアー除去孔 524 液導入口 525 溝付板 526 共通液室凹部 527 オリフィス 528 液吐出部 529 熱作用部 530 熱発生部 531 熱作用層 532 下部層 533 発熱抵抗層 534 上部層 601、704 供給路管 602、705 終端部 603、706 液導入口 604、703 可液体包含部材 702 底面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 服部 能史 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 記録ヘッドとともにキャリッジに搭載さ
れ前記記録ヘッドにインクを供給するためにインクを収
納保持するインク収納容器において、 前記インク収納容器内のインク収納空間の一部に連続微
孔を有する可液体包含部材を備えており、該可液体包含
部材に前記インク収納容器から前記記録ヘッドにインク
を供給するための供給路管の先端開口部が接触している
ことを特徴とするインク収納容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11007192A JPH05124215A (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | インク収納容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11007192A JPH05124215A (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | インク収納容器 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6038289A Division JPH02514A (ja) | 1989-03-13 | 1989-03-13 | 液体噴射記録ヘッド用インク収納容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05124215A true JPH05124215A (ja) | 1993-05-21 |
Family
ID=14526316
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11007192A Pending JPH05124215A (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | インク収納容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05124215A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5099436A (ja) * | 1973-12-28 | 1975-08-07 | ||
JPS5296559A (en) * | 1976-02-09 | 1977-08-13 | Graphic Controls Corp | Marker pen |
-
1992
- 1992-04-28 JP JP11007192A patent/JPH05124215A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5099436A (ja) * | 1973-12-28 | 1975-08-07 | ||
JPS5296559A (en) * | 1976-02-09 | 1977-08-13 | Graphic Controls Corp | Marker pen |
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