JPH09131890A - インクジェット印刷カートリッジにおけるインク送出方法 - Google Patents

インクジェット印刷カートリッジにおけるインク送出方法

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JPH09131890A JP25415396A JP25415396A JPH09131890A JP H09131890 A JPH09131890 A JP H09131890A JP 25415396 A JP25415396 A JP 25415396A JP 25415396 A JP25415396 A JP 25415396A JP H09131890 A JPH09131890 A JP H09131890A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的は、カートリッジの印刷ヘッド領
域から、気泡の逃げを可能にする、耐気泡性の印刷カー
トリッジ設計方法の提供により、液体インクジェット印
刷システムにおいて、気泡に起因した故障を回避する方
法を提供することである。 【解決手段】上記目的は、インクの供給をインク貯蔵槽
に蓄えるステップと、インク貯蔵槽から下方に、マニホ
ルドを介してインク発射室にインクを給送するステップ
と、気泡が、インク射出室へのインクの補給を妨げるこ
となく、インク射出室から離れ、インク貯蔵槽に向かっ
て上方へと、マニホルドから逃げることを可能にするた
めに、マニホルドに沿って輪郭付けられた壁を設けるス
テップとを含む、インク送出方法により達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般には、インク
ジェットプリンタ、及び他の型式のプリンタに関し、よ
り詳細には、インクジェットプリンタの印刷ヘッド部へ
のインクの流れに関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタは、印刷媒体に
対して規定されたアレーの特定場所に、個々のドットか
らなるパターンを印刷することによって、印刷画像を形
成する。それらの場所は、矩形アレー内の小さなドット
となるように、都合良く可視化される。これらの場所
は、「ドット配置」、「ドット位置」、又は「画素」と
呼ばれることもある。したがって、印刷動作は、ドット
位置のパターンをインクのドットで満たすことと見なす
ことができる。
【0003】サーマル・インクジェット印刷カートリッ
ジは、少量のインクを急速に加熱してインクを気化さ
せ、複数のオリフィスの1つから射出させ、その結果、
インクのドットを紙などの記録媒体上に印刷することに
より動作する。通常、オリフィスは、ノズル部材中の1
つ以上の線形アレーに配列される。各オリフィスからの
適切に順序づけられたインクの射出によって、印刷ヘッ
ドが用紙に対して移動する際に、文字、又は他の画像が
用紙上に印刷される。用紙は通常、印刷ヘッドが用紙を
横切って移動する毎にシフトされる。サーマル・インク
ジェットプリンタは、インクが用紙に当たるだけである
ため、高速で静かである。これらのプリンタは、高品質
の印刷をもたらし、小型且つ手頃に製造することができ
る。
【0004】インクジェット印刷ヘッドには、一般に、
(1) インク貯蔵槽から、オリフィスに近接する各気化室
にインクを供給するためのインク流路と、(2) オリフィ
スが必要なパターンで形成される、金属オリフィス板、
すなわちノズル部材と、(3)気化室当たり1つの抵抗器
がある、一連の薄膜抵抗器を含むシリコン基板とが含ま
れる。
【0005】単一のインクドットを印刷するために、外
部電源からの電流が、選択された薄膜抵抗器に流され
る。次に、抵抗器が加熱され、順番に、気化室内の隣接
するインクの薄い層を過熱して爆発的気化を発生させ、
その結果インク滴が、関連したノズルを介して用紙上へ
と射出させられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】インクジェットプリン
タに関する問題は、用紙、又は他の印刷媒体へのインク
流れの満足性にある。印刷品質は、印刷ヘッドを介した
インク流れの関数である。印刷すべき用紙、又は他の印
刷媒体上のインクが少なすぎると、薄くて読みにくい文
書が生成される。
【0007】インクジェット印刷ヘッドにおいて、イン
ク送りは、印刷ヘッドと一体のインク貯蔵槽、又は印刷
ヘッドとインク貯蔵槽を接続する管を介して、印刷ヘッ
ドにインクを送る、「軸外れ」のインク貯蔵槽からなさ
れる。次に、インクは、基板の底部の中央に形成された
細長い穴を介して(中央送り)か、又は基板の外縁を回
って(エッジ送り)、様々な気化室に送られる。中央送
りの場合、インクは次に、基板の中央スロットを介し
て、基板とノズル部材の間の障壁層に形成された中央マ
ニホルド領域に流れ込み、次に、複数のインク流路、最
後に様々な気化室に流れ込む。エッジ送りの場合、イン
ク貯蔵槽からのインクは、基板の外縁を回ってインク流
路へと流れ、最後に気化室に流れ込む。中央送りとエッ
ジ送りのいずれの場合にも、インク貯蔵槽、及びマニホ
ルドからの流路は、本質的に、発射室へのインク流れに
制約を与える。
【0008】空気、及び他の気泡によって、インク送出
システムに大きな問題が生じる可能性がある。インク送
出システムは、ガスを放出して気泡を発生させることが
できるが、それによって、システムが詰まり、気泡によ
り劣化させられる可能性がある。良好なインク送出シス
テムを設計する上で重要なのは、気泡の問題を廃除する
か低減する技術を考察することである。大気にさらされ
る流体の多くは、温度と共に量が変化する溶融気体を含
んでいる。液体が保有できる気体の量は、温度と圧力に
よって決まるが、また、気体と液体間の混合の度合、及
び気体が逃げる必要があった機会にも左右される。
【0009】大気圧はかなり一定のままであるため、大
気圧の変化は、通常無視することができる。しかし、温
度は確実に、インクジェットカートリッジ内で変化し
て、インクに保有できる気体の量に明らかな差を生じさ
せる。気泡は、低温では生じにくく、またその成長も遅
い。液体の温度が低いほど、利用可能な運動エネルギー
は少なく、また、気泡が形成し始める指定の場所におい
て、必要なエネルギーの蓄積に要する時間が長くなる。
【0010】大気にさらされる流体の多くは、その流体
自体の温度に比例した量の溶融気体を含んでいる。流体
の温度が低いほど、気体を吸収する容量は大きくなる。
気体で飽和した流体が加熱される場合、溶融気体は、も
はや平衡状態になく、溶液から拡散しやすくなる。液体
を含む表面に沿って、又は液体の内部に核形成種の場が
存在する場合、気泡が形成され、液体の温度が更に上昇
するにつれて、これらの気泡も大きく成長する。
【0011】気泡は空気から成るとは限らず、水蒸気、
及び他のインク運搬物成分の蒸気からも成る。しかし、
全ての液体の挙動は同様であり、液体が熱くなるほど、
保有できる気体は少なくなる。気体の放出と蒸気の発生
の両方によって、気泡が発生させられ、温度の上昇につ
れて成長させられる。理にかなって想定できるのは、水
性インク中の気泡の内側の気体は、常に水蒸気で飽和し
ている、ということである。したがって、気泡は、多く
の場合空気である気体と、多くの場合水であるインク運
搬物の気体の両方から構成される。室温では、水蒸気
は、気泡中の気体の中でほとんど無視できる割合であ
る。しかし、インクジェット印刷ヘッドが動作する可能
性のある50℃の温度では、水蒸気は、気泡の体積に重
大に加わる。温度が上昇するにつれて、気泡の水蒸気の
含有率は、空気の含有率よりもはるかに急速に温度と共
に増大する。
【0012】気泡発生のための最良の条件は、(1) 発生
場所すなわち“種”の場、(2) インク流れ、及び(3) 気
泡累積体が同時に存在することである。これらの3つの
機構が共にに作用して、大きな気泡が生成され、これが
インク送出システムを詰まらせ、その流れを止めること
になる。空気が気泡として溶液から出て元に戻る場合、
選好的な場所、すなわち発生場所、又は核形成場から出
る。気泡は、縁部及び角で、又は表面の掻き傷の部分、
粗い部分、すなわち欠陥部分で発生しやすい。非常に小
さな気泡は、表面に粘着しやすく、インクの流れの中で
浮遊したり、押し流されたりしにくい。気泡が大きくな
ると、それらは、表面から離れて移動しやすくなる。し
かし、気泡が、角又は他の外れた場所に形成される場
合、それらをインク流れによって除去することはほとん
ど不可能である。
【0013】インクが、気体発生場所を流れていない場
合には、それらの場所に気泡は発生しないが、インクが
移動している場合は、気泡発生場所が、溶融気体分子を
含有するかなり大量のインクにさらされる。インクが気
体発生場所を流れると、気体分子が溶液から出て、気泡
を形成し成長する。しかし、これらのことは、インクが
流れていないとすると、それほど急速には起こらないで
あろう。
【0014】気泡発生の第3の要因は、累積機構、すな
わち気泡トラップであり、これは、インク流路に沿っ
た、任意の拡張部、及びそれに続く狭窄部と定義するこ
とができる。この構成は、結果的に、インク流路上で入
口と出口を有する室になる。インク量/断面積/秒で換
算した、平均インク流量は、出口、又は入口よりも室内
のほうが小さい。この室の入口縁部は、その鋭角さのた
めに、及び縁部にわたるインク流れの不連続性のため
に、気体発生場所として作用する。この場所で気泡が生
成されることになり、気泡が十分に大きくなると、出口
管路が塞がるまで出口管路に向かって移動する。その
後、システムが、気泡を押しやるのに十分な圧力を生成
できるまで、インク送出システムは詰まった状態であ
り、インク送出の動作が停止されることになる。このよ
うに、室により、気泡が、続くインク流路の直径より大
きく成長させられ、次いで、そのインク流路を詰まらせ
る可能性がある。
【0015】インク充填、及びプライミング処理中に、
気泡が印刷カートリッジ内に残る。気泡は、ノズルの断
続の問題、及び局所的さらには広域的なインク切れを発
生させて、印刷ヘッドの信頼性を損なう可能性がある。
気泡管理の重要な一側面は、内部のカートリッジ幾何形
状の設計である。この設計における最も厳密な領域は、
基板、ヘッドランド、マニホルド、スタンドパイプ、及
びフィルタの周囲の領域である。その目標は、無駄な空
間を最小限にすること、流体を流すための幾何形状を流
線型として、初期プライミング時に、気泡が捕捉される
のを防止すること、また明確な経路を設けることもそう
であるが、これは、気泡が、印刷ヘッド領域からインク
マニホルドへ、次にスタンドパイプ中を浮上して、フィ
ルタ領域へと、容易に逃げるのを最大限にする浮力を見
込んでのことである。したがって、現存する気泡を更に
許容する印刷ヘッドの設計が望まれている。
【0016】したがって、印刷ヘッドの設計には、イン
ク充填、及びプライミング処理後に、印刷カートリッジ
中に残される残留気泡を廃除することが必要である。
【0017】インクジェット印刷カートリッジ中で、イ
ンクは、インク貯蔵槽からフィルタ、及びスタンドパイ
プを介し、シリコン基板を介し、又はその周囲を通り、
さらにインク流路を介して、ノズルからの射出を行なう
ための気化室へと流れる。動作時に、温かい熱境界イン
ク層が基板に隣接して形成され、この熱境界インク層に
溶融した気体が気泡を形成する。また、気泡は、インク
流路に沿った壁の角、及び縁部に形成される傾向があ
る。気泡が、続くインク流路の直径より大きく成長する
と、これらの気泡は、気化室へのインクの流れを止め
る。その結果、印刷ヘッドのノズルの幾つかが、一時的
に動作不能になる。
【0018】本発明の目的は、カートリッジの印刷ヘッ
ド領域から、気泡を逃がすことを可能にする、耐気泡性
の印刷カートリッジ設計方法を提供することにより、液
体インクジェット印刷システムにおいて、上記のような
故障を回避する方法を提供することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明のインクジェット
印刷カートリッジにおけるインク送出方法は、インクの
供給をインク貯蔵槽に蓄えるステップと、インク貯蔵槽
から下方に、マニホルドを介してインク発射室にインク
を給送するステップと、気泡が、インク発射室へのイン
クの補給を妨げることなく、インク射出室から離れ、イ
ンク貯蔵槽に向かって上方へと、マニホルドから逃げる
ことを可能にするために、マニホルドに沿って輪郭付け
られた壁を設けるステップとを含む。
【0020】
【発明の実施の形態】図1を参照すると、符号10は、イ
ンクジェットプリンタのキャリッジ内に装着するため
の、インクジェット印刷カートリッジを全体的に示して
いる。インクジェット印刷カートリッジ10は、印刷ヘッ
ド14、及びインク貯蔵槽12を含み、インク貯蔵槽12は、
“一体型”貯蔵槽、“スナップオン式”貯蔵槽、又は軸
外れのインク貯蔵槽からインクを受けるための“貯蔵
槽”とすることができる。印刷カートリッジ10は、突起
部11を含み、これは、インク貯蔵槽12から印刷ヘッド
に、インクを送るための内部スタンドパイプ51(図8に
示す)を内蔵する。印刷ヘッド14は、ノズル部材16を含
み、これは、回路18内に形成されたノズル、すなわちオ
リフィス17からなる。回路18は、導電トレース(図示せ
ず)を含み、これらは、窓部22、24で基板電極に接続さ
れ、接触パッド20により終端されるが、接触パッド20の
設計は、プリンタと相互接続し、それにより、印刷ヘッ
ドに外部生成の付勢信号を供給して、インク滴を射出さ
せるように抵抗器を点弧するようになされる。印刷ヘッ
ド14の回路18の裏側には、個々に付勢可能な複数の薄膜
抵抗器を含む、シリコン基板28(図示せず)が付着され
ている。各抵抗器は、単一のオリフィス17のほぼ背後に
配置されて、1つ以上の接触パッド20に順次に、又は同
時に印加される、1つ以上のパルスによって選択的に付
勢された場合に、抵抗ヒータとして機能する。
【0021】図2は、図1の印刷カートリッジ10を示す
が、印刷ヘッド14を取り外して、印刷ヘッド14と印刷カ
ートリッジ本体15の間でシールを与える際に用いられ
る、ヘッドランドパターン50を明らかにしている。図3
は、ヘッドランド領域の拡大平面図である。図2及び図
3に示すのは、インク貯蔵槽12からのインクが、印刷ヘ
ッド14の背面に隣接する室に流れるのを可能にするため
の、印刷カートリッジ10内のマニホルド52である。印刷
カートリッジ10に形成されたヘッドランドパターン50の
構成は、内側の直立壁54上に、及び壁の開口部55、56を
横切って塗布される接着剤のビード(図示せず)が、印
刷ヘッド14がヘッドランドパターン50に対して定位置に
押しつけられた場合、印刷カートリッジ10の本体15と印
刷ヘッド14の背部の間に、インクシールを形成するよう
になされる。
【0022】図4を参照すると、基板が、薄い接着剤層
84を介して回路18の背部に固着された後の、単一の気化
室72、薄膜抵抗器70、及び台形状のオリフィス17の拡大
図が示されている。シリコン基板28が形成されているそ
の上には、障壁層30に薄膜抵抗器70が形成されている。
また、基板28上には、回路18上の導電トレース(図示せ
ず)への接続のために、電極(図示せず)が形成されて
いる。また、基板28の表面には、障壁層30が形成され、
そこに、気化室72、及びインク流路80が形成されてい
る。基板28の側縁部が、縁部86として示されている。動
作時には、インクは、矢印88で示すように、インク貯蔵
槽12から、基板28の側縁部86をまわって、インク流路80
とそれに関連した気化室72へと流れ込む。薄膜抵抗器70
が付勢されると、近傍のインクの薄い層が過熱され、そ
れにより、爆発的気化を生じさせ、その結果、インク滴
が、オリフィス17を介して射出される。その後、気化室
72は、毛管作用によって再充填される。
【0023】図5は、基板28を取り囲む印刷カートリッ
ジ本体15の内側の直立壁54の部分に塗布される、接着シ
ール90の一部を示し、またインク流路と気化室72を含む
障壁層30の上部表面84上の回路18の中央部に接着され
る、基板28を示す側断面図である。また、直立壁54を含
む印刷カートリッジ10のプラスティックの本体15の一部
も示されている。
【0024】また、図5には、インク貯蔵槽12からのイ
ンク88が、どのようにして、印刷カートリッジ10内に形
成されたスタンドパイプ51中を流れ、さらに基板28の縁
部86の周囲をまわって、インク流路80を介して気化室72
へと流れるかを示す。気化室72内には、薄膜抵抗器70が
示されている。抵抗器70が付勢されると、放出されたイ
ンク滴101、102によって示すように、気化室72内のイン
クが射出される。
【0025】図6には、障壁層30内に形成された、気化
室72とインク流路80を示す。インク流路80は、インク供
給源と気化室72の間のインク流路を与える。インク流路
80、及び気化室72へのインクは、基板28の長い方の側縁
部86をまわって、インク流路80に流れ込む。インク流路
80内の狭窄点146 によって作り出される、比較的狭い狭
窄点すなわち狭窄点ギャップ145 が、発射後の気化室72
の再充填中に、粘性減衰をもたらす。狭窄点146 は、発
射後のインクの吹き戻し、及び気泡の崩壊を制御するの
に役立ち、インク滴の射出の均一性を向上させる。障壁
本体から出て基板の縁部に伸張する「半島部」149 を追
加することによって、気化室72の互いからの流体絶縁が
もたらされた。各種の印刷ヘッド寸法の定義を表1で与
える。
【0026】
【表1】
【0027】サーマル・インクジェット印刷カートリッ
ジの周波数限界は、ノズルへのインクの流れの抵抗によ
って制限される。しかし、あるインクの流れの抵抗は、
メニスカス振動を減衰するために必要である。インク流
れの抵抗は、抵抗部分の近傍の狭窄点ギャップ145 によ
って意図的に制御される。流体インピーダンスに加わる
成分としては、発射室への入口がある。この入口は、ノ
ズル部材16と基板28の間の薄い領域からなり、その高さ
は、基本的には障壁層30の厚みの関数である。この領域
は、その高さが小さいため、高い流体インピーダンスを
有する。図6に示す障壁層30内に形成される各種要素の
寸法を、以下の表2に示す。
【0028】
【表2】
【0029】回路18内のノズル部材16は、基板構造28と
障壁層30にわたって配置されて、印刷ヘッド14を形成す
る。ノズル17が、気化室72にわたって位置合わせされ
る。好適な寸法A、B、及びCは、次のように定義され
る。寸法Aは基板28の厚み、寸法Bは障壁層30の厚み、
寸法Cはノズル部材16の厚みである。この印刷ヘッド機
構の詳細は、「インクジェット印刷ヘッド用の障壁機構
(Barrier Architecturefor Inkjet Printhead)」と題
して、1994年10月6日出願の米国特許出願08/319,893
号で与えられ、これを参照として本明細書に取り込む。
【0030】表2から分かるのは、30ミクロンの公称流
路幅、及び25ミクロンの公称流路高さによって、非常に
小さい気泡径による流路の閉塞が可能になる。
【0031】図7は、溶融気体を含んだインクが、ノズ
ル17から射出される前に、どのようにして、印刷カート
リッジ10のインク貯蔵槽12から、インク流路88に沿った
フィルタ92を通って、突起部11内のスタンドパイプを介
して、マニホルド52に流れ込み、基板28の縁部86をまわ
り、インク流路80に沿って、気化室72に流れ込むかを示
す。動作中、基板28の近傍には、温かいインク88の熱境
界層が形成される。したがって、基板28の背後のインク
88の熱境界層中の溶融気体は、気泡89を形成し、気泡内
へと拡散する傾向がある。また、気泡91は、インク流路
88に沿った壁55の角、及び縁部に形成される傾向があ
る。さらに、マニホルド52と基板28の間の領域は、蓄積
部又は気泡トラップとして機能する。この構成は、結果
としてインク流路88上の、入口と出口を有する室にな
る。インク体積/断面積/秒で換算される平均インク流
量は、入口又は出口よりも、室内において小さい。室の
入口縁部は、その鋭角さのために、及び縁部にわたった
インク流れの不連続性のために、気体発生場所として機
能することになる。気泡は、この室内で発生されて、そ
れらが十分大きくなると、インク室に向かって移動す
る。この室により、気泡が、続くインク流路の直径より
も大きく成長可能であると、流路は閉塞する。これらの
気泡は、特にインク流量が大きい場合に、気化室72への
インクの流れを止める。インク流量は、インク滴の体
積、ノズル数、発射周波数、及び電力又は熱入力の低下
と共に増大する。流量が大きいと、結果としてノズル17
の一部が、一時的に動作不能になる。境界層の流体体積
に含まれる溶融気体の総量は小さいが、実際には、イン
ク貯蔵槽12内のインクの全てが、最終的には、印刷カー
トリッジ10の寿命にわたってインク流路88に沿って流れ
る。インク貯蔵槽12内に含まれる溶融気体の全てが、又
はその一部でもガス放出されると、かなりの気泡が形成
される。気泡が十分大きくなると、それらはインク室に
向かって移動する。気泡が、続くインク流路の直径より
も大きく成長すると、流路が閉塞されることになり、気
化室72へのインクの流れが止まる。その結果、ノズル17
の一部が、一時的に動作不能にされる。
【0032】インクジェット印刷カートリッジ10の印刷
ヘッド14の近傍でのインク中の気泡は、印刷カートリッ
ジの性能を悪化させる、最も重大な問題の一つである。
気泡はいくつかの原因から発生する。例えば、(1)印
刷カートリッジの充填、及びプライミング中に、気泡が
インク送出流路内で捕捉され、また(2)動作中に、印
刷カートリッジ本体15の壁57、58、60の炭素繊維を充填
した材料中の気泡「種場」に、気泡が形成される。印刷
時に気泡が加熱されると、溶融空気が、インクからガス
放出されて、これらの捕捉された気泡、及び種場に付着
し、その結果、時間の経過につれて気泡が成長する。こ
れらの気泡によって、ノズル17はインクを射出できなく
なり、閉塞が十分大きい場合、印刷ヘッド14全体に「広
域的なインク切れ」が生じる可能性がある。気泡は、従
来から問題ではあったが、600ドット/インチ(dpi)の
印刷ヘッドにおいて、はるかに深刻な問題となる。これ
は主として、図6及び添付の表2に関して前述したよう
に、インク流路80とノズル17の直径の寸法が、低減され
てることに起因する。しかし、これはまた、より高い発
射周波数、及びその結果としての増大したインク流量に
も起因する。発射室に向かって気泡を引きつけるベンチ
ュリ力が、次いで高くなっているため、気泡がノズル動
作を妨害する傾向も大きくなる。
【0033】気泡管理の重要な一側面は、耐気泡性のあ
る内部カートリッジ幾何形状の設計にある。最近まで、
インクジェット技術は、比較的低い解像度、及び低周波
印刷により特徴付けられていた。これらのインク流量で
は、通常、気泡によってインク切れの影響は生じない。
しかし、600 dpi 以上の解像度、及び12 KHz以上のイン
ク滴射出周波数の場合、相対的なインク流量は3倍以上
になり得る。インク射出装置に隣接するインク・マニホ
ルド領域の気泡は、通常、この流量でのインク切れの影
響、及びそれに関連した温度上昇を誘起するのに十分膨
張する。残念ながら、この問題もまた、気泡誘起のイン
ク切れの期間に、ヒータの抵抗器の付勢を試みると失敗
して、その結果、印刷ヘッドからの熱流束の主要な経路
である、射出低下となるような、「熱暴走」により特徴
付けられる。
【0034】従来の印刷ヘッドマニホルド機構では、印
刷ヘッドは、マニホルド壁に隣接して配置される。かか
る近接性によって、動作中に成長する気泡が、インク流
路内に捕捉されるのが可能となる。その後の動作時に、
高デューティサイクル印刷中の圧力降下、及び温度上昇
によって、かかる気泡が膨張させられるため、インク射
出装置へのインク流れが遮断される。この故障モード
は、通常インク切れ、更に具体的には、気泡誘起のイン
ク切れとして知られている。これは印刷時に、散布帯の
開始では完全であるが、散布帯の早期の部分内で、薄く
なるか、急速になくなる、刻印パターンとして現われ
る。この故障モードは、動作の継続にともなって進行す
るため、これは、印刷ヘッドの製造現場において、初期
試験を行なうことのできない信頼性の問題である。初期
の気泡は、適当なインク充填、及びプライミング処理に
よって、防止又は廃除することができるが、動作時にノ
ズルを介して気泡が取り込まれる機会は阻止できない。
したがって、印刷ヘッドとインク・マニホルドの構造
は、耐気泡性があるように設計する必要がある。
【0035】ほとんどのサーマル・インクジェット装置
は、インク滴が、重力の加速ベクトルにほぼ平行な方向
に発射されるような配向で動作するように設計される。
結果として、マニホルド領域における気泡にかかる浮力
は、気泡をインク射出装置から引き離す傾向がある。し
かし、気泡は、その浮力が、インクマニホルド壁、又は
印刷ヘッド表面への表面接着力に打ち勝つ前に、十分大
きくなって捕捉される可能性がある。この問題の解決
は、本発明により、ガス放出される気泡が、通常動作の
段階時に、インク切れを誘導する可能性のある狭い領域
から、浮遊して離れるのに十分な寸法、及び形状のイン
ク・マニホルド幾何形状を生成することでなされる。
【0036】この設計の最も重要な領域は、基板、ヘッ
ドランドすなわちマニホルド、スタンドパイプ、及びフ
ィルタの周囲の領域である。その目標は、無駄な空間を
最小限にし、流体の流れのための形状を流線型として、
初期プライミング時に気泡の捕捉を回避し、また、明確
な経路を設けて、インク流路88と一致するが反対方向で
ある、図7に示す方向95に、浮力が、気泡の容易な逃げ
を最大限にするのを可能にすることである。気泡は、印
刷ヘッド領域からインク・マニホルド52へと流れ、その
後、スタンドパイプ51中を浮上して、フィルタケージ領
域68に入る。印刷カートリッジは、ノズルが下を向いた
状態で印刷を行なうため、印刷ヘッド基板の背後のイン
ク・マニホルド領域の設計は、基板の下に明確な空間を
設けて、気泡が、印刷ヘッド領域から離れて、上方に簡
単に逃げることができるようにした。
【0037】この新しいマニホルド設計を、図8の斜視
図、及び図9の平面図で示す。マニホルド領域52は、上
部マニホルド壁57を、0.5 mmから約2〜3mmに延長、す
なわち深くして、基板28の底面からの下部マニホルド壁
58の角度を、水平から約20〜30゜増大させてマニホルド
壁58を急峻にし、従って、マニホルド52を従来のインク
カートリッジ設計のものより深くすることによって、気
泡が、上方に漂流して、スタンドパイプ51に入り、ノズ
ル17及びインク流路80から離れることが容易になった。
下部マニホルド壁58とスタンドパイプ51の内壁60の間の
接合部59を丸めて、気泡がマニホルド52からスタンドパ
イプ51に入り易くした。
【0038】角62を丸めて、気泡の捕捉を阻止するのに
役立て、また、フィルタ63を、マニホルド52において、
上部マニホルド壁57と下部マニホルド壁58の角に形成し
て、気泡の捕捉を阻止するのに役立てた。基板支持部6
4、65の長さを縮小して、更に長いスタンドパイプに適
合させ、また基板支持部の端部を丸めた。また、基板支
持部64、65の側壁66を、下向きに約50〜60゜の角度で傾
斜させて、接着剤が流れて基板28から離れるようにし、
また接着剤による気泡の捕捉を防止した。同じ理由で、
マニホルドの壁67を、下向きに約70〜75゜の角度で傾斜
させた。
【0039】スタンドパイプ51の内部断面積は、スタン
ドパイプ51の壁の厚みを部分的に最小化することによ
り、約15 mm2から約20 mm2に拡大された。スタンドパイ
プ51の内壁60の形状は、約2゜の所望のテーパ角度を維
持しながら、正接円筒表面を備えた、楕円柱に近い形状
に変更された。スタンドパイプ51の外壁(図示せず)も
又、スタンドパイプ51の内壁60とほぼ同じ形状に変更さ
れ、内部フレームをスタンドパイプに更に良好に固定す
るために、約6゜の逆テーパをかけた。
【0040】また、図7を参照すると、フィルタケージ
領域68(図7に示す)へのスタンドパイプ51の出口領域
61は、僅かに末広がりの輪郭を用いて最大限にした。フ
ィルタケージ領域68の下で、且つインク貯蔵槽バッグ93
が内部フレーム69に取り付けられる場所の、スタンドパ
イプ51へと伸張する内部フレーム69の材料の量を最小限
とし、適宜テーパがけした。スタンドパイプ51の上に配
置される、内部フレーム69、及びフィルタケージ領域68
に関する更なる詳細は、「サーマル・インクジェット・
カートリッジ用の異なる特性を有する二材料フレーム
( TWO MATERIALFRAME HAVING DISSIMILAR PROPERTIES
FOR THERMAL INK-JET CARTRIDGE)」と題して、1992年1
2月22日出願の米国特許出願07/995,109号に記載されて
おり、これを参照として本明細書に取り込む。
【0041】以上の開示の意図するところは、単に例示
に過ぎず、本発明の範囲を限定するものではないという
ことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲によって
判断すべきものである、ということが理解されるであろ
う。
【0042】
【発明の効果】本発明は上述のように、実験によっても
実証されたが、この新しいマニホルド設計により、イン
ク流路、マニホルド領域、及びスタンドパイプ中の気泡
が、インクカートリッジの気泡の存在が、印刷ヘッドの
動作を損なわない領域へと、上方に容易に流動可能とな
る。同様に重要なこととして、この新たなマニホルド設
計により、インク射出装置に隣接するインク・マニホル
ド領域中の気泡が、より大きなインク流量で、温度上昇
時に、インク切れを誘起するにまで膨張する傾向が大幅
に低減される。また、気泡が自由に膨張しても、インク
切れが生じる傾向はない。したがって、印刷カートリッ
ジの寿命を通して、従来のマニホルド設計よりも、イン
ク流路の気泡による閉塞が少なく、性能を向上すること
が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクジェット印刷カートリッジの斜視図であ
る。
【図2】図1のインクジェット印刷カートリッジのヘッ
ドランド領域の斜視図である。
【図3】図1のインクジェット印刷カートリッジのヘッ
ドランド領域の平面図である。
【図4】印刷ヘッドアセンブリの一部の部分切取斜視図
であり、気化室、加熱抵抗器、及び基板の縁部に対する
オリフィスの関係を示す。
【図5】印刷ヘッドアセンブリ、及び印刷カートリッジ
と共に、基板の縁部の周囲のインク流路の概略断面図で
ある。
【図6】印刷ヘッドアセンブリの一部の拡大平面図であ
り、インク流路、気化室、加熱抵抗器、障壁層、及び基
板の縁部の関係を示す。
【図7】インク貯蔵槽から印刷ヘッドへのインク流路を
示す概略図である。
【図8】本発明のインクジェット印刷カートリッジのマ
ニホルド領域の斜視図である。
【図9】本発明のインクジェット印刷カートリッジのマ
ニホルド領域の平面図である。
【符号の説明】
10:インクジェット印刷カートリッジ 12:インク貯蔵槽 14:印刷ヘッド 15:印刷カートリッジ本体 17:オリフィス 28:シリコン基板 30:障壁層 50:ヘッドランドパターン 51:内部スタンドパイプ 52:マニホルド 70:薄膜抵抗器 72:気化室 80:インク流路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクジェット印刷カートリッジにおけ
    るインク送出方法において、 インクの供給をインク貯蔵槽に蓄えるステップと、 インク貯蔵槽から下方に、マニホルドを介してインク発
    射室に、インクを給送するステップと、 気泡が、インク射出室へのインクの補給を妨げることな
    く、インク射出室から離れ、インク貯蔵槽に向かって上
    方へと、マニホルドから逃げることを可能にするため
    に、マニホルドに沿って輪郭付けられた壁を設けるステ
    ップと、を含む方法。
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