JPH05124009A - 枠体の相欠き形成装置 - Google Patents

枠体の相欠き形成装置

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JPH05124009A
JPH05124009A JP28688191A JP28688191A JPH05124009A JP H05124009 A JPH05124009 A JP H05124009A JP 28688191 A JP28688191 A JP 28688191A JP 28688191 A JP28688191 A JP 28688191A JP H05124009 A JPH05124009 A JP H05124009A
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JP
Japan
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frame
plate
electric saw
frame member
groove
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JP28688191A
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English (en)
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Hajime Kamijo
肇 上條
Masaaki Nojima
正明 野島
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドア枠を構成する框材の接合端部に正確かつ
容易に相欠きを形成することができる相欠き形成装置を
提供する。 【構成】 相欠き形成装置は、框材2を固定する固定台
11と、この固定台11に固定された框材2の端部を水
平方向に対して所定の角度で切断する切断部12と、前
記框材2の中央部に上下に貫通する溝を設ける溝形成部
13とからなる。前記切断部12には、前記所定の角度
で配置された円板状の刃21aを有し、かつ框材2の端
部に対して左右に移動自在な電動鋸21が設けられてい
る。前記溝形成部13には、上下に移動自在に溝切り機
27が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、住宅の出入り口等の開
口部に嵌め込まれる枠体を形成する際に、枠体を構成す
る縦横の框材の一方の框材に凹状の相欠きを形成するた
めの相欠き形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、部屋の出入り口等の開口部に
は、ドア等を設置するための枠体が嵌め込まれている。
このような枠体、例えばドア枠は、プレハブ工法におい
て、予め工場において製造されることになる。そして、
ドア枠は、ドア枠を構成する縦横の框材を矩形枠状に枠
組することにより製造されている。そして、縦横の框材
の端部には、それぞれ相欠きが形成されていた。なお、
ドア枠における縦横の框材の突き合わせ部分は、意匠
上、正面視して縦横の框材端部がそれぞれ斜め45度の
角度で切断された状態で突き合わされることが一般的で
ある。
【0003】このようなドア枠の框材の端部の形状は、
例えば図9(A)に示すように、框材1のように凸状の
相欠きを有するものと、図9(B)框材2の端部のよう
に凹状の相欠きを有するものとがある。そして、框材1
の端部は、その中央部を除いて、両側縁部が45度の角
度に切断され、前記中央部が突出した突部3とされてい
る。また、框材2の端部は、45度の角度で切断される
と共に、その中央部に切欠部4が形成されている。そし
て、框材2の切欠部4に框材1の突部3が嵌合するよう
になっている。そして、框材1と框材2との接合部は、
外観視して、45度に切断された端部同士が付き合わさ
れたようになっている。従来、このような相欠きは、電
動鋸等により所定の角度で切り込みを入れ、もしくは、
所定の幅の溝を形成し、複数の工程を経て形成されてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、相欠きによ
り框材同士を接合して枠体を形成する際に、框材の長さ
及び端面の角度及び相欠きに狂いがあれば、製造すべき
枠体の形状が歪むことになるので、形成された相欠きの
形状の精度が高いことが要求される。従って、相欠きの
形成作業は、高い精度で複数の工程の作業を行う困難な
作業となっていた。特に、上記ドア枠のように、外観視
して、45度に切断された框材の端部同士が付き合わさ
れたようにするには、框材の長さを所定の長さに合わせ
ながら端部を45度に切断すると共に相欠きを形成する
必要があり、難しい作業となっていた。また、電動鋸等
の性能の向上により略自動的に所定の角度で、切り込み
が形成されても、いくつかの工程を経るうちに狂いがで
る可能性があり、作業員の熟練が必要とされた。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みて提案されたも
のであり、その目的とするところは、枠体を構成する框
材の端部に相欠きを形成する作業の簡略化を図ると共に
高精度で相欠きを形成することができる枠体の相欠き形
成装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の枠体の相欠き形
成装置は、端部に凹状もしくは凸状の相欠き有する縦横
の框材を嵌合することにより枠組して矩形状の枠体を形
成するために、縦横の框材の一方の框材端部に凹状の相
欠きを形成するものであり、前記框材を固定する固定台
と、この固定台に固定された框材の端部を水平方向に対
して所定の角度で切断する切断部と、前記框材の中央部
に上下に貫通する溝を設ける溝形成部とを具備してな
り、前記切断部には、前記所定の角度で配置された円板
状の刃を有し、かつ框材の端部に対して左右に移動自在
な電動鋸が設けられ、前記溝形成部には、上下に移動自
在に溝切り機が設けられていることを前記課題の解決手
段とした。
【0007】
【作用】上記構成によれば、固定台に固定された框材の
端部を切断部が所定の角度で切断することにより、框材
の傾斜した端面を形成する。そして、前記框材の端部に
溝形成部が溝を形成することにより、框材に所定の傾斜
を有する相欠きが形成される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1ないし図6が本実施例の枠体の相欠き形成
装置を示し、図7及び図8が相欠きが形成された枠体の
框材端部を示す図面であって、本実施例の相欠き形成装
置は、図1ないし図3に示す凹状の相欠きを形成する凹
状相欠き形成装置10と、図4ないし図6に示す凸状の
相欠きを形成する凸状相欠き形成装置40との2台から
なるものである。
【0009】前記凹状状相欠き形成装置10は、図1に
示すように、端部に相欠きを形成すべき框材2を固定す
る固定台11と、この固定台11に固定された框材2の
端部を45度の角度で切断する切断部12と、框材2端
部の中央部に、框材2の端面側に開口し、かつ框材2の
上下方向に貫通する切欠部4(図7に図示)を形成する
溝形成部13とを主体として構成されている。
【0010】前記固定台11は、図1及び図3に示すよ
うに、框材2端部の位置を決めると共に固定する位置決
め部14と、框材2端部を位置決め部14まで搬送する
ローラーコンベア15とからなるものである。
【0011】また、前記位置決め部14は、框材2端部
を載置するための作業テーブル16と、この作業テーブ
ル16上に設けられ、かつ框材2の下面を案内する矩形
板状の下面案内板17と、この下面案内板17の両側方
に、それぞれ下面案内板17の長さ方向に沿うと共にロ
ーラーコンベアー15上まで延出して設けられ、框材2
の両側面を案内すると側面案内板18、18と、前記側
面案内板18、18に設けられた溝18a…に支持さ
れ、框材2の後端の位置を決める位置決め板19(図6
に図示)と、下面案内板17の上方に設けられ、上方か
ら框材2を下面案内板17に押さえ付けて位置を固定す
る押圧部20とからなるものである。
【0012】前記作業テーブル16は、後述する切断部
12及び溝形成部13の脚部16aと一体に設けられた
脚部16aと、作業面を構成する水平な作業板16bと
からなるものである。前記下面案内板17は、相欠きを
形成すべき框材2の幅と略同じ幅を有する矩形の板体で
あり、その表面が滑るように平滑に形成されている。ま
た、下面案内板17は、作業板16bの先端より前方か
ら後端まで延在するように、作業板16bに取付けられ
ている。
【0013】前記側面案内板18、18は、下面案内板
17の両側縁に取付けられたれた矩形状の細板であり、
一側縁を作業板16b上面に向けた状態で、作業板16
b上面に直角に配置されている。また、側面案内板1
8、18の後部は、ローラーコンベア上まで延在すると
共に、前記位置決め板19を嵌合して支持するための複
数の溝18a…が設けられている。この溝18aは、位
置決め板19を側面案内板18、18に対して直角に支
持するように、左右の側面案内板18、18で対応した
位置に設けられ、また、相欠きを形成すべき複数種の框
材2の長さに対応して複数設けられている。
【0014】前記位置決め板19は、前記左右の側面案
内板18、18の間隔よりも長い幅を有する矩形上の板
体であり、左右の側面案内板18、18の溝18a…に
左右両端部を嵌合し、框材2の後端面を当接させること
により、框材2の位置を決めるものである。
【0015】前記押圧部20は、作業板16bの前方に
作業板16bを跨ぐように設けられた門形アーム20a
と、この門形アーム20aに垂直に固定された二つのエ
アシリンダ20b、20bと、これらエアシリンダ20
b、20bのピストンロッド20c、20cの先端に架
け渡されて設けられ、框材2の上面を下方に押圧する押
圧板20dとからなるものである。
【0016】前記ローラーコンベア15は、その中心線
を前記下面案内板17の中心に一致させると共に、その
ローラ15a…の上面の高さを下面案内板17の上面の
高さと一致させている。そして、ローラーコンベア15
は、框材2の端部を固定台に案内すると共に、框材2の
端部以外の部分を支持するようになっている。前記切断
部12は、図1及び図2に示すように、框材2の端部を
45度の角度に切断するための第1の電動鋸21と、こ
の第1の電動鋸21を45度の傾斜角で支持する移動台
22と、この移動台22を固定台11に固定された框材
2の長さ方向に対して直角、すなわち左右方向に移動可
能に支持する支持部(図示略)とを主体として構成され
ている。
【0017】前記支持部は、前記作業テーブルの脚部1
6aと一体に形成され、この脚部16aの図示しない左
右の脚板に両端を支持され、かつ45度傾斜して配置さ
れた傾斜板(図示略)を有する。そして、この傾斜板
は、その上面に前記移動台22を案内する2本のガイド
レール23、23と、移動台22を駆動する駆動機構2
4とを有する。
【0018】前記ガイドレール23、23は、傾斜板と
平行かつ水平に配置され、すなわち、2本のガイドレー
ル23、23が、45度の段差を付けて配置されてい
る。そして、ガイドレール23、23は、その両端を傾
斜板の左右両端部に設けられた取付片26により固定さ
れている。
【0019】前記駆動機構24は、傾斜板の左右両端部
にそれぞれ設置された滑車24a、24aと、一方の滑
車24aを回転させる電動モータ24bと、前記二つの
滑車24a、24aに捲回されると共に、前記移動台2
2に連結された無端ベルト24cとからなる。前記無端
ベルト24cは、前記ガイドレール23、23を支持す
る取付片26に設けられた上下2つの貫通孔26a、2
6bを貫通して配置されている。
【0020】前記移動台22は、前記2本のガイドレー
ル23、23が摺動自在に挿通される挿通孔22a、2
2aを有する。前記移動台22は、その上面が傾斜板表
面と平行、すなわち45度の傾斜角にされている。そし
て、移動台22の上面には、回転軸を前記ガイドレール
23、23に対して直角かつ移動台上面に平行に配置し
た状態で、第1の電動鋸21の電動モータ21bが取付
けられている。なお、この電動モータ21bは、移動台
22上のスライド板22a介して取付けられており、ス
ライド板22aは、ガイドレール23、23に対して直
角な方向にスライドするようになっており、框材2の切
断される長さを調整できるようになっている。そして、
第1の電動鋸21の円盤状の刃21aは、前記回転軸の
先端部に、傾斜板表面に直角かつガイドレール23、2
3に平行になるように取付けられている。
【0021】前記溝形成部13は、框材2の端部の中心
部に上下に貫通する溝(切欠部4)を切削する電動溝切
り機27と、この電動溝切り機27を支持する移動台2
8と、この移動台28を垂直方向に沿って移動可能に支
持する支持部29とを主体として構成されている。
【0022】前記支持部29は、前記作業テーブル16
の脚部16aと一体に形成された脚部16aと、この脚
部16a上に水平に配置された2本のガイドレール29
a、29aと、このガイドレール29a、29aに案内
されて移動自在に配置された支持板29bとからなる。
前記ガイドレール29a、29aは、固定台11に固定
された框材2の長さ方向と平行に設けられ、支持板29
bと前記框材2端部との距離を変更することにより、形
成すべき切欠部4の深さを調整できるようになってい
る。また、支持板29bは、垂直に立設されている。
【0023】前記支持板29bは、その下部に、前記ガ
イドレール29a、29aに摺動自在に嵌合される三角
板状の脚部29c、29cと、支持板29bの表面側に
設けられ、前記移動台28を案内する2本のガイドレー
ル30、30と、移動台28を駆動する駆動機構31と
を有する。
【0024】前記ガイドレール30、30は、支持板2
9bと平行かつ垂直に配置されると共に、その両端を支
持板29bの上下両端部に設けられた取付片30a、3
0aにより固定されている。前記駆動機構31は、支持
板29bの上下両端部にそれぞれ設置された滑車31
a、31aと、一方の滑車31aを回転させる電動モー
タ31bと、前記二つの滑車31a、31aに捲回され
ると共に、前記移動台28に連結された無端ベルト31
cとからなる。
【0025】前記無端ベルト31cは、前記ガイドレー
ル30、30を支持する取付片30aに設けられた貫通
孔30bを貫通して配置されている。前記移動台28
は、前記2本のガイドレール30、30が摺動自在に挿
通される挿通孔(図示略)を有する。移動台38の上面
には、回転軸を水平かつ框材2の端面と平行に配置した
状態で、溝切り機27の電動モータ27bが取付けられ
ている。なお、この電動モータ27bは、移動台28上
のスライド板28a介して取付けられており、スライド
板28aは、ウォームねじ28bによりガイドレール3
0、30に対して直角な方向にスライドするようになっ
ており、框材2に設けるの切欠部2の位置を左右に調整
できるようになっている。
【0026】そして、前記回転軸の先端には、円筒状の
溝切り刃27aが取付けられている。この溝切り刃27
aは、2枚の平行に配置された円板状の鋸刃27c、2
7cの間に多数の切削刃27d…を所定の角度で架け渡
すように配置したものである。このような構成のもと
に、図7に示すように、前記切断部12により框材2端
部をaの面を切り出すように切断し、溝形成部13によ
り框材2端部の切欠部4を形成するようになっている。
【0027】前記凸状相欠き形成装置40は、図1に示
すように、端部に相欠きを形成すべき框材1を固定する
固定台41と、この固定台41に固定された框材1の端
部に相欠きを形成する切削部50とを主体として構成さ
れている。前記固定台41は、図4及び図6に示すよう
に、框材1端部の位置を決めると共に固定する位置決め
部42と、框材1端部を位置決め部42まで搬送するロ
ーラーコンベア43とからなるものである。
【0028】また、前記位置決め部42は、框材1端部
を載置するための作業テーブル44と、この作業テーブ
ル44上に設けられ、かつ框材1の下面を案内する矩形
板状の下面案内板45と、この下面案内板45の両側方
に、それぞれ下面案内板45の長さ方向に沿って設けら
れ、框材1の両側面を案内すると共に挾持する側面案内
板46、46と、前記下面案内板45の先端に設けら
れ、框材1の先端の位置を決めるストッパー47と、下
面案内板45の上方に設けられ、上方から框材1を下面
案内板45に押さえ付けて位置を固定する押圧部48と
からなるものである。
【0029】前記作業テーブル44は、後述する切削部
50の脚部44aと一体に設けられた脚部44aと、作
業面を構成する水平な作業板44bとからなるものであ
る。前記下面案内板45は、相欠きを形成すべき框材1
の幅よりも僅かに狭い幅を有する矩形の板体であり、そ
の表面が滑るように平滑に形成されている。また、下面
案内板45は、作業板44bの先端から後端より僅か後
方に延在するように、作業板44bに取付けられてい
る。
【0030】前記側面案内板46、46は、下面案内板
45の両側方に配置された矩形状の細板であり、一側縁
を作業板上面に向けた状態で、作業板44b上面に直角
に配置されている。また、側面案内板46は、それぞれ
の側面案内板46、46の側方の作業板44b上に設け
られた駆動部49、49により、下面案内板45の長さ
方向に対して直角な方向に沿って移動可能に支持され、
下面案内板45上の框材1を左右から挾持できるように
なっている。前記駆動部49は、側面案内板46の裏面
に先端を接合させた矩形板状の移動板49aと、この移
動板49aの両側縁をそれぞれ案内するガイド溝49b
を有し、下面案内板45に対して直角かつ互いに平行に
作業板44b上に接合された2本のガイドレール49
c、49cと、このガイドレール49c、49c上にそ
れぞれ設けられた2本の支持片49d、49dによりガ
イドレール49c、49cに平行に設けられたエアシリ
ンダ49eとからなるものである。
【0031】前記移動板49aの先端部の上面には、連
結片49fが立設されており、この連結片49fの上部
に前記エアシリンダ49eのピストンロッド49gの先
端が接合されている。このような構成のもとに、側面案
内板46は、移動板49aを介してエアシリンダ49e
の伸縮により下面案内板45に対して直角な方向に沿っ
て移動可能となっている。
【0032】前記ストッパー47は、下面案内板45の
先端から延出した板状の延出部47aと、この延出部4
7aの先端に延出部47aに対して直角に立設された当
接板47bとから断面L字状に形成されている。そし
て、このストッパー47は、後述する第2の電動鋸51
の刃51a同士の間隔よりも細く形成されている。この
ような構成のもとにストッパー47は、框材1の先端の
位置を決めるようになっている。
【0033】前記押圧部48は、作業板44bの前部側
に作業板44bを跨ぐように設けられた門形アーム48
aと、この門形アーム48aに垂直に固定されたエアシ
リンダ48bと、このエアシリンダ48bのピストンロ
ッド48cの先端に設けられ、框材1の上面を下方に押
圧する押圧板48dとからなるものである。前記ローラ
ーコンベア43は、その中心線を前記下面案内板45の
中心に一致させると共に、そのローラ43a…の上面の
高さを下面案内板45の上面の高さと一致させている。
そして、ローラーコンベア43は、框材1の端部を固定
台42に案内すると共に、框材1の端部以外の部分を支
持するようになっている。
【0034】前記切削部50は、図4及び図5に示すよ
うに、框材1の端部に切り込みを入れるための第2の電
動鋸51及び第3の電動鋸52を有する2台の移動台5
3、53と、これら移動台53を固定台42に固定され
た框材1に対して45度の傾斜で移動可能に支持する支
持部54とを主体として構成されている。前記支持部5
4は、前記作業テーブル44の脚部44aと一体に形成
された脚部44aと、この脚部44aにより、45度の
傾斜を持って支持された傾斜板55とからなり、この傾
斜板55は、その上面に前記2台の移動台53をそれぞ
れ案内する2本ずつのガイドレール56…と、2台の移
動台53をそれぞれ駆動する2台の駆動機構57とを有
する。
【0035】前記ガイドレール56は、傾斜板55と平
行に配置されると共に、その両端を傾斜板55の上下両
端に設けられた取付片56a、56aにより固定さてい
る。前記駆動機構57は、傾斜板55の上下両端にそれ
ぞれ設置された滑車57a、57aと、一方の滑車57
aを回転させる電動モーター57bと、前記二つの滑車
57a、57aに捲回されると共に、前記移動台53に
連結された無端ベルト57cとからなる。前記無端ベル
ト57cは、前記ガイドレール56、56を支持する取
付片56a、56aに設けられた上下2つの貫通孔56
c、56dを貫通して配置されている。
【0036】前記移動台53は、前記2本のガイドレー
ル56、56が摺動自在に挿通される挿通孔(図示略)
を有する基台部53aと、この基台部53a上にガイド
レール56、56に対して直角方向に沿って移動自在に
設けられ、かつ前記第2の電動鋸51と第3の電動鋸5
2とを一体に支持する電動鋸支持部53bとからなる。
【0037】前記基台部53aは、その上面に、前記ガ
イドレール56に対して直角方向に沿ったガイドレール
53c、53cが設けられている。また、基台部53a
の傾斜板55の側縁側を向いた側面には、取付片53d
を介して、前記ガイドレール53c、53cと平行にエ
アシリンダ53eが取付けられている。そして、このエ
アシリンダ53eのピストンロッドの先端は、前記電動
鋸支持部53bの側面に接合されている。このような構
成のもとに、2つの電動鋸支持部53b同士の間隔をエ
アシリンダ53eの伸縮により変更できるようになって
いる。
【0038】前記電動鋸支持部53bは、第2の電動鋸
51が設置される第1の設置板53fと、第3の電動鋸
52が設置される第2の設置板53gとからなる。前記
第1の設置板53fは、その下面に前記ガイドレール5
3c、53cに摺動自在に嵌合する嵌合片(図示略)が
設けられている。また、第1の設置板53fは、その上
面が傾斜板55表面と平行、すなわち45度の傾斜角に
されている。そして、第1の設置板53fの上面には、
回転軸を前記ガイドレール53c、53cに対して直角
に配置した状態で、第2の電動鋸の電動モーター51b
が取付けられている。そして、第2の電動鋸51の円盤
状の刃51aは、前記回転軸の先端部に、傾斜板55表
面に直角かつガイドレール56に平行になるように取付
けられている。
【0039】前記第2の設置板53gは、その表面が傾
斜板55に対して直角な平面となるように第1の設置板
53fの後端面に取付けられている。そして、第2の設
置板53gの表面には、回転軸が前記傾斜板55の表面
に対して直角となるように第3の電動鋸52の電動モー
ター52bが取付けられている。また、第3の電動鋸の
円板状の刃52aは、前記回転軸の先端に、傾斜板25
表面と平行になるように取付けられている。すなわち、
第2の電動鋸51と第3の電動鋸52は、互いに直角に
配置されている。
【0040】さらに、第2の電動鋸の刃51aと第3の
電動鋸の刃52aとは、第2の電動鋸の刃51aの外周
縁と、第3の電動鋸の刃52aの外周縁とがガイドレー
ル56に平行な一直線状を通過するようになっている。
すなわち、第2の電動鋸51により框材1に形成される
切り込みと、第3の電動鋸52により框材1に形成され
る切り込とにより、框材1の端部が直角に切り取られる
ようになっている。
【0041】また、前記2台の移動台53、53は、固
定台41に固定された框材1の中心から第2の電動鋸の
刃51a同士と第3の電動鋸の刃52a同士とが等距離
になるように配置されている。また、前記第2の電動鋸
の刃51aの外周縁と第3の電動鋸の刃52aの外周縁
とが通過する一直線上に、図1に示す固定台41に固定
された框材1端部の上側端縁bが交差するようになって
いる。
【0042】このような構成の元に、前記切削部50
は、図8に示すように、第2の電動鋸51により框材1
端部の面cを切り出し、第3の電動鋸52により框材1
端部の面dを切り出すようになっている。なお、凹状相
欠き形成装置10の前記溝切り刃27aの幅と、凸状相
欠き形成装置40の第2の電動鋸の刃51a同士の間の
間隔は、框材2端部の切欠部4と框材2端部の突部3が
嵌合するように略同じ距離になっている。なお、切欠部
4の幅を変更する際には、溝切り刃27aを異なる幅の
ものと交換する。
【0043】次に、本実施例の相欠き形成装置の作用に
ついて説明する。まず、凹状相欠き形成10により框材
2に凹状の相欠きを形成する際には、所定の長さに切断
された框材2をローラコンベア15上に載せ、この框材
2の端部を作業板16b上の下面案内板17上に搬送す
る。次に側面案内板18、18の溝18a、18aに位
置決め板19を嵌合し、框材2の後端面を位置決め板1
9に当接させる。そして、押圧部20のエアシリンダ2
0b、20bにより押圧板20dを下方に押出し、框材
2の端部の位置を固定する。
【0044】次に、切断部12の駆動機構24bと電動
モータ21bを作動させ、第1の電動鋸21により框材
2の端部を45度の角度で切断する。次に、溝形成部1
3の駆動機構31及び電動モータ27bを作動させ、溝
切り機27により框材2の端部に切欠部4を形成する。
【0045】次に、凸状相欠き形成40により凸状の相
欠きを形成する際には、所定の長さに切断された框材1
をローラコンベア43上に載せ、この框材1の端部を作
業板44b上の下面案内板45上に搬送し、框材1の端
面をストッパー47に当接させる。そして、エアシリン
ダ49、49により側面案内板同士の間隔を狭めると共
に、押圧部48のエアシリンダ48bにより押圧板48
dを下方に押出し、框材1の端部の位置を固定する。
【0046】次に、駆動機構57を作動させて傾斜板5
5上の2台の移動台53、53を、傾斜板55の下端部
側から上端部側に同時に移動させると共に、第2の電動
鋸51と第3の電動鋸52を作動させる。そして、移動
する2台の第2の電動鋸の刃51aが、框材1端部の下
面に2本の切り込みを形成する。これら切り込みは、図
8に示す框材1の面cを形成するものである。また、移
動する2台の第3の電動鋸の刃52aが、框材1の端部
の側面に2本の切り込みを形成する。これら切り込み
は、図7に示す框材1の面dを形成するものである。
【0047】また、2台の移動台53にそれぞれ取付け
られた第2の電動鋸の刃51a及び第3の電動鋸の刃5
2aが互いに直角に配置され、第3の電動鋸の刃52a
が、框材1の下面に対して45度の角度で配置され、ま
た、第2の電動鋸の刃51aの外周縁と第3の電動鋸の
刃52aの外周縁とが、框材1の下面に対して45度の
一直線上を通過するようされ、さらに、第2の電動鋸の
刃51aと第3の電動鋸の刃52aが一体に移動するこ
とから、框材1端部の両側部が45度の角度で切り取ら
れ、突部2を有する凸状の相欠きが一度に形成される。
なお、第2の電動鋸の刃51aの外周縁と第3の電動鋸
の刃52aの外周縁とが通過する一直線と、図8の線e
とが一致するようになっている。
【0048】以上のように、上記凹状相欠き形成装置1
0によれば、第1の電動鋸21と溝切り機27により、
框材2の端面が正確に45度に切断されると共に切欠部
4が形成され、45度の端面を有する相欠きを高い精
度、かつ一工程で容易に形成することができる。
【0049】上記凸状相欠き形成装置40によれば、第
2及び第3の電動鋸51、52の一度の作動により、4
5度の端面と突部3を框材1の端部に形成することがで
き、45度の端面を有する相欠きを一工程で容易に形成
することができる。
【0050】また、第2の電動鋸51及び第3の電動鋸
52がその位置を決められて移動台53に設置され、一
体に移動するようになっているので、正確に框材1の端
面の角度及び相欠きを形成することができ、また、スト
ッパー57により框材1の端部の位置が決められた状態
で、相欠きが形成されるので、端部を斜めに切断するこ
とにより、框材1の長さが変わってしまうことがなく、
精度高く相欠きを形成することができる。
【0051】従って、凹状相欠き形成装置10及び凸状
相欠き形成装置40を用いることにより、容易かつ高精
度で框材1、2に相欠きを形成することができ、これら
框材1、2により正確な形状のドア枠を形成することが
できる。なお、実施例において示した各構成部材の諸形
状や寸法等は一例であって、設計要求等に基づき種々変
更可能であり、また、框材1、2の端部を45度に切断
するようにしたが、一方の框材を60度の切断し、他方
の框材を30度に切断する等の変更をしても構わない。
【0052】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
相欠き形成装置によれば、第1の電動鋸と溝切り機によ
り、框材の端面が正確に所定の角度に切断されると共に
切欠部が形成され、所定の角度の端面を有する相欠きを
高い精度、かつ一工程で容易に形成することができる。
従って、この相欠き形成装置で相欠きを形成された框材
を用いることにより、精度高く枠体を形成することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】上記実施例の凹状相欠き形成装置を示す側面図
である。
【図2】上記凹状相欠き形成装置の切断部及び溝形成部
を示す斜視図である。
【図3】上記凹状相欠き形成装置の固定台を示す斜視図
である。
【図4】上記実施例の凸状相欠き形成装置を示す断面図
である。
【図5】上記凹状相欠き形成装置の切削部を示す斜視図
である。
【図6】上記凹状相欠き形成装置の固定台を示す斜視図
である。
【図7】上記実施例の框材を示す斜視図である。
【図8】上記実施例の框材を示す斜視図である。
【図9】上記従来例を説明するための斜視図である。
【符号の説明】
1 框材 2 框材 10 凹状相欠き形成装置 11 固定台 12 切断部 13 溝形成部 21 第1の電動鋸 21a 第1の電動鋸の円板状の刃 27 溝切り機

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端部に凹状もしくは凸状の相欠き有する
    縦横の框材を嵌合することにより枠組して矩形状の枠体
    を形成するために、縦横の框材の一方の框材端部に凹状
    の相欠きを形成する枠体の相欠き形成装置であって、 前記框材を固定する固定台と、この固定台に固定された
    框材の端部を水平方向に対して所定の角度で切断する切
    断部と、前記框材の中央部に上下に貫通する溝を設ける
    溝形成部とを具備してなり、前記切断部には、前記所定
    の角度で配置された円板状の刃を有し、かつ框材の端部
    に対して左右に移動自在な電動鋸が設けられ、前記溝形
    成部には、上下に移動自在に溝切り機が設けられている
    ことを特徴とする枠体の相欠き形成装置。
JP28688191A 1991-10-31 1991-10-31 枠体の相欠き形成装置 Pending JPH05124009A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109483649A (zh) * 2018-12-24 2019-03-19 山东省宜华家具有限公司 一种圆盘锯升降机构及升降式圆盘锯
CN109866292A (zh) * 2019-03-05 2019-06-11 刘钰 一种插肩榫智能快速加工设备

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