JPH05123794A - プレス成形による成形品の製造方法 - Google Patents
プレス成形による成形品の製造方法Info
- Publication number
- JPH05123794A JPH05123794A JP3258142A JP25814291A JPH05123794A JP H05123794 A JPH05123794 A JP H05123794A JP 3258142 A JP3258142 A JP 3258142A JP 25814291 A JP25814291 A JP 25814291A JP H05123794 A JPH05123794 A JP H05123794A
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- Japan
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- resin film
- base plate
- metal base
- ink
- press forming
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 プレス加工を行った場合であっても画像が欠
落することのない缶などの成形品の製造方法を提供する
ことを目的とする。 【構成】 透明または半透明の樹脂フィルム２の裏面３
に画像を印刷し、この樹脂フィルム２の裏面側を金属素
板１の表面５に貼り付けた後、金属素板１に対してプレ
ス加工を行うことにより、金型と画像との直接の接触を
防止して、画像の欠落を防止することができる。
落することのない缶などの成形品の製造方法を提供する
ことを目的とする。 【構成】 透明または半透明の樹脂フィルム２の裏面３
に画像を印刷し、この樹脂フィルム２の裏面側を金属素
板１の表面５に貼り付けた後、金属素板１に対してプレ
ス加工を行うことにより、金型と画像との直接の接触を
防止して、画像の欠落を防止することができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、表面に画像が印刷され
た成形品を、プレス成形によって製造する方法に関する
ものである。
た成形品を、プレス成形によって製造する方法に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】従来から、板状に形成された金属素板の
表面に画像を印刷した後、金属素板に対して深絞り加工
を行うことにより、缶などの成形品を製造する方法が行
われている。この方法によれば、筒状に形成した缶の表
面に印刷を行う方法に比較して、印刷作業が簡便である
という利点がある。
表面に画像を印刷した後、金属素板に対して深絞り加工
を行うことにより、缶などの成形品を製造する方法が行
われている。この方法によれば、筒状に形成した缶の表
面に印刷を行う方法に比較して、印刷作業が簡便である
という利点がある。
【０００３】ところで、特に食飲缶の成形においては、
深絞りとしごきとをタンデムに数工程同一ストロークで
行うことによって缶の製造効率を向上させることのでき
るＤＩプロセスが用いられている。
深絞りとしごきとをタンデムに数工程同一ストロークで
行うことによって缶の製造効率を向上させることのでき
るＤＩプロセスが用いられている。
【０００４】しかしながら、こうしたＤＩプロセスにお
いては、しごき加工の際に、金型と金属素板との接触に
よって、金属素板の表面に付着させた塗料が剥がされて
しまい、画像が部分的に欠落することがあるという不都
合があった。
いては、しごき加工の際に、金型と金属素板との接触に
よって、金属素板の表面に付着させた塗料が剥がされて
しまい、画像が部分的に欠落することがあるという不都
合があった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の事情
に鑑みてなされたもので、絞り加工やしごき加工のよう
なプレス加工を行った場合において、画像が欠落するこ
とのない成形品の製造方法を提供することを目的とす
る。
に鑑みてなされたもので、絞り加工やしごき加工のよう
なプレス加工を行った場合において、画像が欠落するこ
とのない成形品の製造方法を提供することを目的とす
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明に係る成形品の製
造方法は、透明または半透明の樹脂フィルムの裏面に画
像を印刷し、この樹脂フィルムの裏面側を金属素板の表
面に貼り付けた後、金属素板に対してプレス成形を行
い、成形品を製造する構成とされている。
造方法は、透明または半透明の樹脂フィルムの裏面に画
像を印刷し、この樹脂フィルムの裏面側を金属素板の表
面に貼り付けた後、金属素板に対してプレス成形を行
い、成形品を製造する構成とされている。
【０００７】
【作用】本発明の成形品の製造方法によれば、金属素板
に対してプレス成形を行う際に、プレス用の金型が直接
塗料に触れることを防止することができる。
に対してプレス成形を行う際に、プレス用の金型が直接
塗料に触れることを防止することができる。
【０００８】
【実施例】本発明に係る成形品の製造方法の実施例を添
付の図面に基づいて説明する。
付の図面に基づいて説明する。
【０００９】本実施例の製造方法は、成形品として印刷
缶を製造するもので、金属素板１として、アルミ合金製
でかつ通常の形状を有する板状のものが用いられてい
る。また、前記金属素板１の厚さは、０．２〜０．５ｍ
ｍとされている。
缶を製造するもので、金属素板１として、アルミ合金製
でかつ通常の形状を有する板状のものが用いられてい
る。また、前記金属素板１の厚さは、０．２〜０．５ｍ
ｍとされている。
【００１０】また、樹脂フィルム２としては、ＰＥＴま
たはポリプロピレンまたはポリエチレン製でかつ、厚さ
が２５〜５μｍであるシート状に形成された、透明また
は半透明のものが用いられている。
たはポリプロピレンまたはポリエチレン製でかつ、厚さ
が２５〜５μｍであるシート状に形成された、透明また
は半透明のものが用いられている。
【００１１】ついで、本実施例の製造方法について説明
すると、まず、樹脂フィルム２の裏面３にインキ４を付
着させて所定の画像を形成する。ここで、図１において
は、理解を容易とするために、インキ４の厚さを極端に
誇張して記載してある。
すると、まず、樹脂フィルム２の裏面３にインキ４を付
着させて所定の画像を形成する。ここで、図１において
は、理解を容易とするために、インキ４の厚さを極端に
誇張して記載してある。
【００１２】ついで、前記樹脂フィルム２の裏面３側
を、金属素板１の表面５側に密着させ、加熱圧着によっ
て両者を接着させる。
を、金属素板１の表面５側に密着させ、加熱圧着によっ
て両者を接着させる。
【００１３】ついで、従来と同様に、金属素板１に対し
て深絞り・しごき加工（ＤＩプロセス）を行うことによ
り、図２に示すような印刷缶６を製造することができ
る。
て深絞り・しごき加工（ＤＩプロセス）を行うことによ
り、図２に示すような印刷缶６を製造することができ
る。
【００１４】本実施例に係る缶の製造方法によれば、し
ごき加工を行う際に、加工用の金型が樹脂フィルム２の
表面に当接することになり、インキ３に直接接触するこ
とがないので、インキ３の剥がれを防止することができ
る。
ごき加工を行う際に、加工用の金型が樹脂フィルム２の
表面に当接することになり、インキ３に直接接触するこ
とがないので、インキ３の剥がれを防止することができ
る。
【００１５】したがって、画像の欠落を防止しつつ、し
ごき加工を行うことが可能となるという利点がある。
ごき加工を行うことが可能となるという利点がある。
【００１６】また、本実施例の製造方法によれば、樹脂
フィルム２を透明または半透明としているので、樹脂フ
ィルム２の表面側から画像を視認することができる。し
たがって、印刷缶となった状態（製品状態）において、
外部から画像を認識することができる。
フィルム２を透明または半透明としているので、樹脂フ
ィルム２の表面側から画像を視認することができる。し
たがって、印刷缶となった状態（製品状態）において、
外部から画像を認識することができる。
【００１７】なお、本実施例の製造方法においては、金
属素板１として、アルミ合金製のものを用いた例につい
て説明したが、これに限らず、鉄製の金属素板を用いて
鉄缶を製造するものであっても、上記した利点を発揮す
ることができる。
属素板１として、アルミ合金製のものを用いた例につい
て説明したが、これに限らず、鉄製の金属素板を用いて
鉄缶を製造するものであっても、上記した利点を発揮す
ることができる。
【００１８】また、前記した本実施例の製造方法におい
ては、インキ４が付着された樹脂フィルム２の裏面３を
金属素板１の表面５に直接密着させるものとしたが、金
属素板１の表面５に透明または着色された樹脂層を予め
１層または複数層形成し、この樹脂層を介して樹脂フィ
ルム２の裏面３を金属素板１の表面５に密着させる構成
としてもよい。
ては、インキ４が付着された樹脂フィルム２の裏面３を
金属素板１の表面５に直接密着させるものとしたが、金
属素板１の表面５に透明または着色された樹脂層を予め
１層または複数層形成し、この樹脂層を介して樹脂フィ
ルム２の裏面３を金属素板１の表面５に密着させる構成
としてもよい。
【００１９】さらに、樹脂フィルム２の裏面３にインキ
４を付着させた後、このインキ４の上面に透明または着
色された樹脂層を１層または複数層形成し、この樹脂層
を介して樹脂フィルム２を金属素板１に密着させてもよ
い。このとき、この金属素板１としては、前記したよう
に透明または着色された樹脂層が予め形成されているも
のであってもよいことは当然である。
４を付着させた後、このインキ４の上面に透明または着
色された樹脂層を１層または複数層形成し、この樹脂層
を介して樹脂フィルム２を金属素板１に密着させてもよ
い。このとき、この金属素板１としては、前記したよう
に透明または着色された樹脂層が予め形成されているも
のであってもよいことは当然である。
【００２０】また、本実施例の製造方法においては、成
形品として、印刷缶を成形する例について説明したが、
成形品としては、これに限るものではなく、例えば、絞
り加工によって製造されるエンドなどであってもよい。
要は、プレス加工によって成形される成形品であれば、
金型と塗料との接触を防止して、前記した利点を発揮す
ることができる。
形品として、印刷缶を成形する例について説明したが、
成形品としては、これに限るものではなく、例えば、絞
り加工によって製造されるエンドなどであってもよい。
要は、プレス加工によって成形される成形品であれば、
金型と塗料との接触を防止して、前記した利点を発揮す
ることができる。
【００２１】
【発明の効果】本発明に係る成形品の製造方法は、透明
または半透明の樹脂フィルムの裏面に画像を印刷し、こ
の樹脂フィルムの裏面側を金属素板の表面に貼り付けた
後、金属素板に対してプレス成形を行い、成形品を製造
する構成としているので、金型と塗料との接触を防止し
て、画像の欠落を防止しつつプレス加工を行い、成形品
を製造することが可能となる。
または半透明の樹脂フィルムの裏面に画像を印刷し、こ
の樹脂フィルムの裏面側を金属素板の表面に貼り付けた
後、金属素板に対してプレス成形を行い、成形品を製造
する構成としているので、金型と塗料との接触を防止し
て、画像の欠落を防止しつつプレス加工を行い、成形品
を製造することが可能となる。
【図１】金属素板および樹脂フィルムの断面図である。
【図２】本発明に係る成形品の製造方法の実施例におい
て製造される印刷缶の断面図である。
て製造される印刷缶の断面図である。
１ 金属素板 ２ 樹脂フィルム ３ 樹脂フィルムの裏面 ５ 金属素板の表面 ６ 印刷缶（成形品）
Claims (1)
- 【請求項１】 透明または半透明の樹脂フィルムの裏面
に画像を印刷し、この樹脂フィルムの裏面側を金属素板
の表面に貼り付けた後、前記金属素板に対してプレス成
形を行い、成形品を製造することを特徴とする成形品の
製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3258142A JPH05123794A (ja) | 1991-10-04 | 1991-10-04 | プレス成形による成形品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3258142A JPH05123794A (ja) | 1991-10-04 | 1991-10-04 | プレス成形による成形品の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05123794A true JPH05123794A (ja) | 1993-05-21 |
Family
ID=17316105
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3258142A Withdrawn JPH05123794A (ja) | 1991-10-04 | 1991-10-04 | プレス成形による成形品の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05123794A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2154100A1 (en) | 2002-02-06 | 2010-02-17 | Kito Corporation | Winching & drawing machine |
-
1991
- 1991-10-04 JP JP3258142A patent/JPH05123794A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2154100A1 (en) | 2002-02-06 | 2010-02-17 | Kito Corporation | Winching & drawing machine |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990107 |