JPH05123491A - 洗濯機 - Google Patents
洗濯機Info
- Publication number
- JPH05123491A JPH05123491A JP3291369A JP29136991A JPH05123491A JP H05123491 A JPH05123491 A JP H05123491A JP 3291369 A JP3291369 A JP 3291369A JP 29136991 A JP29136991 A JP 29136991A JP H05123491 A JPH05123491 A JP H05123491A
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- JP
- Japan
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- water
- hot water
- generating material
- water supply
- heat generating
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- Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】吸水発熱材により短時間に温水の生成を行い得
る給湯装置を備え，生成された温水を洗濯槽に供給して
洗濯物に付着したダニを死滅させる殺ダニ機能を有する
洗濯機を提供する。 【構成】洗濯機１に吸水発熱材が充填された加熱筒を具
備した給湯装置２を設置して，該給湯装置２に給水する
と，吸水発熱材が吸着熱あるいは顕熱のかたちで蓄熱し
ている熱量によって給水された水は速やかに加熱される
ので，これを洗濯槽４内に給湯して洗濯物に付着したダ
ニを死滅させる殺ダニ工程を実施する。所要量の給湯を
完了し殺ダニ工程に入った後，給湯装置２は吸水発熱材
を加熱乾燥手段により加熱すると共に換気を行い吸水発
熱材を乾燥して再生させ，次回の給湯に備える。
る給湯装置を備え，生成された温水を洗濯槽に供給して
洗濯物に付着したダニを死滅させる殺ダニ機能を有する
洗濯機を提供する。 【構成】洗濯機１に吸水発熱材が充填された加熱筒を具
備した給湯装置２を設置して，該給湯装置２に給水する
と，吸水発熱材が吸着熱あるいは顕熱のかたちで蓄熱し
ている熱量によって給水された水は速やかに加熱される
ので，これを洗濯槽４内に給湯して洗濯物に付着したダ
ニを死滅させる殺ダニ工程を実施する。所要量の給湯を
完了し殺ダニ工程に入った後，給湯装置２は吸水発熱材
を加熱乾燥手段により加熱すると共に換気を行い吸水発
熱材を乾燥して再生させ，次回の給湯に備える。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は，吸水発熱材を利用した
給湯装置を具備し，該給湯装置から給湯される所定温度
の温水によって洗濯物に付着したダニを死滅させる殺ダ
ニ機能を有する洗濯機に関する。
給湯装置を具備し，該給湯装置から給湯される所定温度
の温水によって洗濯物に付着したダニを死滅させる殺ダ
ニ機能を有する洗濯機に関する。
【０００２】
【従来の技術】衣類，シーツ等の洗濯物に付着したダニ
を洗濯時に死滅させるために，洗濯機に殺ダニ機能を備
えると効果的である。この殺ダニ機能を備えた従来例洗
濯機を図５に示す。図５に示す洗濯機４０は，洗いから
脱水までの工程を自動化した自動洗濯機として構成され
ている。また，水槽３内に給水された水を加熱するヒー
タ２０が設けられている。この洗濯機による殺ダニ工程
を含む洗濯工程は，例えば図６にフローチャートとして
示すように実施される。即ち，給水，つけ置き洗い，本
洗いが終了して後，ヒータ２０によってダニを死滅させ
得る温度と時間で洗濯水を加熱する殺ダニ工程を設け
て，その後，すすぎ，脱水して洗濯完了するものであ
る。この洗濯工程は洗濯機４０に備えた制御プログラム
によって自動的に実行される。
を洗濯時に死滅させるために，洗濯機に殺ダニ機能を備
えると効果的である。この殺ダニ機能を備えた従来例洗
濯機を図５に示す。図５に示す洗濯機４０は，洗いから
脱水までの工程を自動化した自動洗濯機として構成され
ている。また，水槽３内に給水された水を加熱するヒー
タ２０が設けられている。この洗濯機による殺ダニ工程
を含む洗濯工程は，例えば図６にフローチャートとして
示すように実施される。即ち，給水，つけ置き洗い，本
洗いが終了して後，ヒータ２０によってダニを死滅させ
得る温度と時間で洗濯水を加熱する殺ダニ工程を設け
て，その後，すすぎ，脱水して洗濯完了するものであ
る。この洗濯工程は洗濯機４０に備えた制御プログラム
によって自動的に実行される。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら，上記洗
濯機４０による殺ダニ機能は，ヒータ２０によってダニ
を死滅させ得る温度にまで上昇させるのに数十分もの時
間を要し，全洗濯時間が長時間化する問題点を有してい
る。本発明は上記問題点に鑑み，殺ダニのための温水の
生成を短時間に行い得る給湯装置を具備して，殺ダニの
ために全洗濯時間を大幅に延長することなく殺ダニ工程
を実行できる洗濯機を提供することを目的とする。
濯機４０による殺ダニ機能は，ヒータ２０によってダニ
を死滅させ得る温度にまで上昇させるのに数十分もの時
間を要し，全洗濯時間が長時間化する問題点を有してい
る。本発明は上記問題点に鑑み，殺ダニのための温水の
生成を短時間に行い得る給湯装置を具備して，殺ダニの
ために全洗濯時間を大幅に延長することなく殺ダニ工程
を実行できる洗濯機を提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明が採用する手段は，吸水することにより発熱
し，除湿乾燥させることによって吸水発熱作用が再生す
る吸水発熱材を充填した加熱筒と，前記加熱筒内に給水
した水を前記吸水発熱材の吸水発熱作用により所要温度
に加熱して洗濯槽に給湯する給湯手段と，前記加熱筒の
水を排水した後に前記吸水発熱材を加熱すると共に換気
して，前記吸水発熱材を乾燥させる吸水発熱材再生手段
とを具備してなることを特徴とする洗濯機として構成さ
れる。
に本発明が採用する手段は，吸水することにより発熱
し，除湿乾燥させることによって吸水発熱作用が再生す
る吸水発熱材を充填した加熱筒と，前記加熱筒内に給水
した水を前記吸水発熱材の吸水発熱作用により所要温度
に加熱して洗濯槽に給湯する給湯手段と，前記加熱筒の
水を排水した後に前記吸水発熱材を加熱すると共に換気
して，前記吸水発熱材を乾燥させる吸水発熱材再生手段
とを具備してなることを特徴とする洗濯機として構成さ
れる。
【０００５】
【作用】本発明によれば，吸水発熱材を充填した加熱筒
に給水された水は，吸水発熱材が吸着熱あるいは顕熱の
かたちで蓄熱している熱量によって速やかに加熱される
ので，これを洗濯槽内に給湯することによって洗濯物に
付着したダニを死滅させることができる。所要量の給湯
を完了した後，給湯装置は吸水発熱材を加熱手段により
加熱すると共に換気を行い吸水発熱材を乾燥して再生さ
せ，次回の給湯に備える。
に給水された水は，吸水発熱材が吸着熱あるいは顕熱の
かたちで蓄熱している熱量によって速やかに加熱される
ので，これを洗濯槽内に給湯することによって洗濯物に
付着したダニを死滅させることができる。所要量の給湯
を完了した後，給湯装置は吸水発熱材を加熱手段により
加熱すると共に換気を行い吸水発熱材を乾燥して再生さ
せ，次回の給湯に備える。
【０００６】
【実施例】以下，添付図面を参照して，本発明を具体化
した実施例につき説明し，本発明の理解に供する。尚，
以下の実施例は本発明を具体化した一例であって，本発
明の技術的範囲を限定するものではない。図１は本発明
の実施例に係る洗濯機の構成図，図２は給湯装置の断面
構成図，図３は給湯装置の加熱能力の例を示す給水量と
加熱温度との関係グラフ，図４は実施例洗濯機の殺ダニ
工程と吸水発熱材の再生工程を含む洗濯工程のフローチ
ャートである。図１において，洗濯機１は洗濯工程を制
御プログラムに従って自動的に行う自動洗濯機として構
成されたもので，水槽３内にパルセータ５を備えた洗濯
槽４を回転自在に配し，モータ１０の駆動力伝達を切り
換えることにより，パルセータ５または洗濯槽４を回転
駆動して洗いと脱水とが同一水槽内で切替え実施できる
よう構成されている。該洗濯機１の上部には給湯装置２
が設置されており，給水本管７から分岐した給湯装置給
水管８が配管されている。給水本管７は洗濯槽給水管９
に接続され，洗濯槽給水管９は洗濯槽４上に開口して給
水する。前記給水本管７，給湯装置給水管８，洗濯槽給
水管９には，それぞれ電磁弁からなる本管弁７ａ，給湯
装置給水弁８ａ，洗濯槽給水弁９ａが設けられ，それぞ
れ個別に開閉操作がなされる。
した実施例につき説明し，本発明の理解に供する。尚，
以下の実施例は本発明を具体化した一例であって，本発
明の技術的範囲を限定するものではない。図１は本発明
の実施例に係る洗濯機の構成図，図２は給湯装置の断面
構成図，図３は給湯装置の加熱能力の例を示す給水量と
加熱温度との関係グラフ，図４は実施例洗濯機の殺ダニ
工程と吸水発熱材の再生工程を含む洗濯工程のフローチ
ャートである。図１において，洗濯機１は洗濯工程を制
御プログラムに従って自動的に行う自動洗濯機として構
成されたもので，水槽３内にパルセータ５を備えた洗濯
槽４を回転自在に配し，モータ１０の駆動力伝達を切り
換えることにより，パルセータ５または洗濯槽４を回転
駆動して洗いと脱水とが同一水槽内で切替え実施できる
よう構成されている。該洗濯機１の上部には給湯装置２
が設置されており，給水本管７から分岐した給湯装置給
水管８が配管されている。給水本管７は洗濯槽給水管９
に接続され，洗濯槽給水管９は洗濯槽４上に開口して給
水する。前記給水本管７，給湯装置給水管８，洗濯槽給
水管９には，それぞれ電磁弁からなる本管弁７ａ，給湯
装置給水弁８ａ，洗濯槽給水弁９ａが設けられ，それぞ
れ個別に開閉操作がなされる。
【０００７】給湯装置２は，図２に断面図で示すよう
に，合成ゼオライト等の吸水発熱材３０を充填した加熱
筒２４を具備して，給水された水を短時間に加熱して，
洗濯槽４に給湯することができるよう構成されている。
加熱筒２４は外面全体を断熱材２５で被覆された断熱構
造に形成され，内部に配されたメッシュ状の天板３２と
底板２９との間に吸水発熱材３０が充填されている。ま
た，加熱筒２４の上部には前記給水管８が開口すると共
に，排気口１８に排気管１９が接続されている。さら
に，加熱筒２４下部の吸気・給湯口２６に給湯管１６が
接続され，該給湯管１６に吸気管１７が分岐接続されて
いる。前記排気管１９の他端は凝縮器２７を介して大気
開放され，前記吸気管１７の他端も大気開放となってい
る。加熱筒２４の側面上部に開口する溢出口２２にはオ
ーバーフロー管２１が接続され，このオーバーフロー管
２１は前記給湯管１６と合流接続され，さらに洗濯槽４
の上部に開口する前記洗濯槽給水管９に合流接続されて
いる。前記給湯管１６，吸気管１７，オーバーフロー管
２１には，それぞれ電磁弁からなる給湯弁１６ａ，吸気
弁１７ａ，オーバーフロー弁２１ａが設けられている。
また吸水発熱材３０内にはその乾燥用のシーズヒータ２
３が埋設されている。上記のように構成された洗濯機１
による洗濯工程は，洗濯槽４に収容した洗濯物に付着し
たダニを死滅させる殺ダニ工程を含めて図４のフローチ
ャートに示すように実行される。
に，合成ゼオライト等の吸水発熱材３０を充填した加熱
筒２４を具備して，給水された水を短時間に加熱して，
洗濯槽４に給湯することができるよう構成されている。
加熱筒２４は外面全体を断熱材２５で被覆された断熱構
造に形成され，内部に配されたメッシュ状の天板３２と
底板２９との間に吸水発熱材３０が充填されている。ま
た，加熱筒２４の上部には前記給水管８が開口すると共
に，排気口１８に排気管１９が接続されている。さら
に，加熱筒２４下部の吸気・給湯口２６に給湯管１６が
接続され，該給湯管１６に吸気管１７が分岐接続されて
いる。前記排気管１９の他端は凝縮器２７を介して大気
開放され，前記吸気管１７の他端も大気開放となってい
る。加熱筒２４の側面上部に開口する溢出口２２にはオ
ーバーフロー管２１が接続され，このオーバーフロー管
２１は前記給湯管１６と合流接続され，さらに洗濯槽４
の上部に開口する前記洗濯槽給水管９に合流接続されて
いる。前記給湯管１６，吸気管１７，オーバーフロー管
２１には，それぞれ電磁弁からなる給湯弁１６ａ，吸気
弁１７ａ，オーバーフロー弁２１ａが設けられている。
また吸水発熱材３０内にはその乾燥用のシーズヒータ２
３が埋設されている。上記のように構成された洗濯機１
による洗濯工程は，洗濯槽４に収容した洗濯物に付着し
たダニを死滅させる殺ダニ工程を含めて図４のフローチ
ャートに示すように実行される。
【０００８】まず，給水本管７の本管弁７ａ及び給湯装
置給水弁８ａ，オーバーフロー弁２１ａのみが開かれ
る。給湯装置給水管８から給水された水は，図２に実線
矢印で示すようにバッフル板３１及びメッシュ状の天板
３２で拡散されて吸水発熱材３０全体に散水され，吸水
発熱材３０は吸水することにより発熱して即座に水を加
熱する（Ｓ１）。加熱されつつ加熱筒２４内に溜まった
温水は，満水状態になったときには溢水口２２からオー
バーフロー管２１に流れて洗濯槽４に給湯される。所要
量の温水が生成されたとき，給湯装置給水弁８ａを閉じ
て給水を停止し，給湯弁１６ａを開けば加熱筒２４内の
温水は洗濯槽４に給湯される（Ｓ２）。ちなみに，吸水
発熱材３０に合成ゼオライト（４〜８メッシュ）を用い
た場合，合成ゼオライトは１kg当たり約５５kcalの発熱
能力があり，加熱筒２４への充填量を１０kgとすると約
５５０kcalの熱量を発生する。これで１５℃の供給水１
５ｌを約５０℃に加熱することができる。従って，吸水
発熱材３０の充填量及び加熱筒２４の容量を調節するこ
とによって，所望の水量，水温の温水を得ることができ
る。吸水発熱材３０は水分を吸着すると同時に吸着熱を
放出するが，給水速度を考慮すると，１〜２分で前記水
温，水量の温水が得られる。図３は加熱筒２４に１０kg
の合成ゼオライトを充填し，１５℃の水を供給したとき
の給水量と加熱水温の関係の測定例を示している。この
約５０℃の温水に約５分，洗濯物をつけ置きすると，付
着したダニはほぼ完全に死滅させることができるので，
１５〜２０ｌの温水を洗濯槽４に給湯すれば殺ダニ工程
を実行することができる（Ｓ３）。
置給水弁８ａ，オーバーフロー弁２１ａのみが開かれ
る。給湯装置給水管８から給水された水は，図２に実線
矢印で示すようにバッフル板３１及びメッシュ状の天板
３２で拡散されて吸水発熱材３０全体に散水され，吸水
発熱材３０は吸水することにより発熱して即座に水を加
熱する（Ｓ１）。加熱されつつ加熱筒２４内に溜まった
温水は，満水状態になったときには溢水口２２からオー
バーフロー管２１に流れて洗濯槽４に給湯される。所要
量の温水が生成されたとき，給湯装置給水弁８ａを閉じ
て給水を停止し，給湯弁１６ａを開けば加熱筒２４内の
温水は洗濯槽４に給湯される（Ｓ２）。ちなみに，吸水
発熱材３０に合成ゼオライト（４〜８メッシュ）を用い
た場合，合成ゼオライトは１kg当たり約５５kcalの発熱
能力があり，加熱筒２４への充填量を１０kgとすると約
５５０kcalの熱量を発生する。これで１５℃の供給水１
５ｌを約５０℃に加熱することができる。従って，吸水
発熱材３０の充填量及び加熱筒２４の容量を調節するこ
とによって，所望の水量，水温の温水を得ることができ
る。吸水発熱材３０は水分を吸着すると同時に吸着熱を
放出するが，給水速度を考慮すると，１〜２分で前記水
温，水量の温水が得られる。図３は加熱筒２４に１０kg
の合成ゼオライトを充填し，１５℃の水を供給したとき
の給水量と加熱水温の関係の測定例を示している。この
約５０℃の温水に約５分，洗濯物をつけ置きすると，付
着したダニはほぼ完全に死滅させることができるので，
１５〜２０ｌの温水を洗濯槽４に給湯すれば殺ダニ工程
を実行することができる（Ｓ３）。
【０００９】上記のような洗濯槽４への給湯が完了した
後，給湯弁１６ａ及びオーバーフロー弁２１ａを閉じ，
前記シーズヒータ２３に通電すると共に吸気弁１７ａを
開いて，給湯装置２の吸水発熱材再生工程を開始する
（Ｓ４）。シーズヒータ２３によって加熱されることに
よって吸水発熱材３０は吸着していた水分を蒸発させ
る。水分を含んだ空気が図２に点線矢印で示すように排
気口１８から排気管１９に流れるのに伴って，吸気管１
７から外気が吸入され自然換気が行われて吸水発熱材３
０は乾燥する。排気管１９に排気される水分を含んだ空
気は，凝縮器２７で凝縮結露して水分が取り除かれ大気
放出され，結露水は出水口２８から排出される。この吸
水発熱材３０の加熱乾燥を所定時間実行することによっ
て吸水発熱材３０は再生し，次回に給水されたとき再び
吸水して発熱する作用が再生される。
後，給湯弁１６ａ及びオーバーフロー弁２１ａを閉じ，
前記シーズヒータ２３に通電すると共に吸気弁１７ａを
開いて，給湯装置２の吸水発熱材再生工程を開始する
（Ｓ４）。シーズヒータ２３によって加熱されることに
よって吸水発熱材３０は吸着していた水分を蒸発させ
る。水分を含んだ空気が図２に点線矢印で示すように排
気口１８から排気管１９に流れるのに伴って，吸気管１
７から外気が吸入され自然換気が行われて吸水発熱材３
０は乾燥する。排気管１９に排気される水分を含んだ空
気は，凝縮器２７で凝縮結露して水分が取り除かれ大気
放出され，結露水は出水口２８から排出される。この吸
水発熱材３０の加熱乾燥を所定時間実行することによっ
て吸水発熱材３０は再生し，次回に給水されたとき再び
吸水して発熱する作用が再生される。
【００１０】給湯装置２からの給湯により所定時間のつ
け置きがなされ殺ダニ工程が実行されたあと，洗濯機１
は洗濯工程の制御プログラムに基づいて動作し，洗濯槽
４に給水して（Ｓ５），洗い工程（Ｓ６）を開始し，す
すぎ（Ｓ７），脱水（Ｓ８）の工程を経て洗濯工程を終
了する。このようにＳ５からＳ８に至る洗濯工程の所要
時間に５〜７分の給湯工程（Ｓ１〜Ｓ３）を加えるだけ
で殺ダニ工程を含む全工程を終了することができるの
で，従来，殺ダニのためにヒータ２０（１ｋＷヒータ）
による加熱時間が数十分要していた全洗濯工程の時間を
１／２に短縮することができる。給湯装置２に従来の加
熱手段を併用することができる。本実施例においては，
従来例と同様に水槽３内にヒータ２０を装備して，洗濯
水の温度を洗濯効果の上がる温度に上昇させることに利
用しているが，本実施例においては先に殺ダニのための
温水が供給されているので給水後の加温は少なく，その
分消費電力も少なくすることができる。尚，本実施例に
おいては給湯装置２の加熱筒２４は１筒として構成した
が，加熱温度の上昇，あるいは温水量の増加が所望され
る場合には，加熱筒２４を複数個設けることも可能であ
る。
け置きがなされ殺ダニ工程が実行されたあと，洗濯機１
は洗濯工程の制御プログラムに基づいて動作し，洗濯槽
４に給水して（Ｓ５），洗い工程（Ｓ６）を開始し，す
すぎ（Ｓ７），脱水（Ｓ８）の工程を経て洗濯工程を終
了する。このようにＳ５からＳ８に至る洗濯工程の所要
時間に５〜７分の給湯工程（Ｓ１〜Ｓ３）を加えるだけ
で殺ダニ工程を含む全工程を終了することができるの
で，従来，殺ダニのためにヒータ２０（１ｋＷヒータ）
による加熱時間が数十分要していた全洗濯工程の時間を
１／２に短縮することができる。給湯装置２に従来の加
熱手段を併用することができる。本実施例においては，
従来例と同様に水槽３内にヒータ２０を装備して，洗濯
水の温度を洗濯効果の上がる温度に上昇させることに利
用しているが，本実施例においては先に殺ダニのための
温水が供給されているので給水後の加温は少なく，その
分消費電力も少なくすることができる。尚，本実施例に
おいては給湯装置２の加熱筒２４は１筒として構成した
が，加熱温度の上昇，あるいは温水量の増加が所望され
る場合には，加熱筒２４を複数個設けることも可能であ
る。
【００１１】
【発明の効果】以上の説明の通り本発明によれば，吸水
発熱材を充填した給湯装置に給水された水は，吸水発熱
材が吸着熱あるいは顕熱のかたちで蓄熱している熱量に
よって速やかに加熱されるので，これを洗濯槽内に給湯
して洗濯物を所定時間つけ置きにして付着したダニを死
滅させる殺ダニ工程を実施することができる。所要量の
給湯を完了した後，吸水発熱材を加熱乾燥手段により加
熱すると共に換気を行い吸水発熱材を乾燥して再生させ
れば，次回の給湯に備えることができる。この吸水発熱
材による供給水の加熱は短時間になされるので，殺ダニ
のための時間は著しく短縮され，殺ダニ工程を含む全洗
濯工程を短時間で実行される効果を奏する。
発熱材を充填した給湯装置に給水された水は，吸水発熱
材が吸着熱あるいは顕熱のかたちで蓄熱している熱量に
よって速やかに加熱されるので，これを洗濯槽内に給湯
して洗濯物を所定時間つけ置きにして付着したダニを死
滅させる殺ダニ工程を実施することができる。所要量の
給湯を完了した後，吸水発熱材を加熱乾燥手段により加
熱すると共に換気を行い吸水発熱材を乾燥して再生させ
れば，次回の給湯に備えることができる。この吸水発熱
材による供給水の加熱は短時間になされるので，殺ダニ
のための時間は著しく短縮され，殺ダニ工程を含む全洗
濯工程を短時間で実行される効果を奏する。
【図１】本発明の実施例に係る洗濯機の断面構成図。
【図２】本発明の実施例に係る給湯装置の断面図。
【図３】給水量と加熱温度との関係を示す測定グラフ。
【図４】実施例洗濯機の動作を示すフローチャート。
【図５】従来例の殺ダニ機能を有する洗濯機の構成図。
【図６】従来例洗濯機による殺ダニ工程を含む洗濯工程
のフローチャート。
のフローチャート。
１…洗濯機 ２…給湯装置 ４…洗濯槽 ８…給湯装置給水管 １６…給湯管 １７…吸気管 １９…排気管 ２３…シーズヒータ（加熱乾燥手段） ２４…加熱筒 ３０…吸水発熱材
Claims (1)
- 【請求項１】吸水することにより発熱し，除湿乾燥させ
ることによって吸水発熱作用が再生する吸水発熱材を充
填した加熱筒と，前記加熱筒内に給水した水を前記吸水
発熱材の吸水発熱作用により所要温度に加熱して洗濯槽
に給湯する給湯手段と，前記加熱筒の水を排水した後に
前記吸水発熱材を加熱すると共に換気して，前記吸水発
熱材を乾燥させる吸水発熱材再生手段とを具備してなる
ことを特徴とする洗濯機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3291369A JPH05123491A (ja) | 1991-11-07 | 1991-11-07 | 洗濯機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3291369A JPH05123491A (ja) | 1991-11-07 | 1991-11-07 | 洗濯機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05123491A true JPH05123491A (ja) | 1993-05-21 |
Family
ID=17768028
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3291369A Pending JPH05123491A (ja) | 1991-11-07 | 1991-11-07 | 洗濯機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05123491A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100651974B1 (ko) * | 2002-09-18 | 2006-11-30 | 엘지전자 주식회사 | 진드기 제거를 위한 세탁제어방법 |
| JP2017185191A (ja) * | 2016-09-08 | 2017-10-12 | 日立アプライアンス株式会社 | 洗濯乾燥機 |
| JP2019520908A (ja) * | 2016-06-27 | 2019-07-25 | 青島海爾洗衣机有限公司ＱｉｎｇＤａｏ Ｈａｉｅｒ Ｗａｓｈｉｎｇ Ｍａｃｈｉｎｅ Ｃｏ．，Ｌｔｄ． | 洗濯乾燥一体機及び制御方法 |
-
1991
- 1991-11-07 JP JP3291369A patent/JPH05123491A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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