JPH05122707A

JPH05122707A - カラービデオカメラ装置

Info

Publication number: JPH05122707A
Application number: JP3310173A
Authority: JP
Inventors: Kiyoshi Kiyofuji; 清清藤; Ikuo Tanabe; 育夫田辺; Yoshinori Yoshida; 義典吉田
Original assignee: Sony Corp
Current assignee: Sony Corp
Priority date: 1991-10-30
Filing date: 1991-10-30
Publication date: 1993-05-18
Anticipated expiration: 2015-07-31
Also published as: JP3072663B2

Abstract

(57)【要約】【目的】カラービデオカメラを超小型化して外部同期
による動作も可能で複数の映像出力を可能にする装置を
目的とする。【構成】カラービデオカメラ装置10は、信号処理部と
して輝度・色信号処理回路111 及びY/C 分離及びVBS 信
号処理回路114 で構成し、輝度・色信号処理部111 内に
第１の外部同期信号処理部（図示せず）を内蔵し、カメ
ラアダプタ12を接続した際に１２ピンの内の８芯を用い
てビデオカメラ本体11から輝度信号Ｙ及び色差信号(R-
Y) 、(B-Y) を出力する。上記カメラアダプタ12内に
は、VBS 外部同期回路126 を内蔵しており、外部からの
VBS信号に対してゲンロックさせるだけでなく、外部か
ら供給されるサブキャリア信号に対してもゲンロックを
かける。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、サブキャリア外部同期
機能を搭載し、各種の映像信号を出力できる超小型カラ
ーカメラに用いて好適なカラービデオカメラ装置に関す
るものである。

【０００２】

【従来の技術】現在、カラーカメラの小型化の要求が高
まってきている。この小型のカラーカメラは、上記要求
から回路規模の大きさに限定を受けるため、単に複合映
像信号（以下ＶＢＳ信号と略す）を出力するものしかな
い。また、ユーザ側は、上記小型化と矛盾するカラーカ
メラから各種の映像信号、例えばＲＧＢコンポーネント
信号を同時に出力させたいという要求も持っている。一
般にカラーカメラ本体からの出力信号は、大体ＶＢＳ信
号が出力されているが、別のボックス等に内蔵する信号
処理回路によってＲＧＢコンポーネント信号に変換され
ている。処理手順を述べるとこの信号処理は、先ず、入
力映像信号を輝度信号Ｙと色信号Ｃに分離するいわゆる
Ｙ／Ｃ分離を行い、この信号から輝度信号Ｙ及び色差信
号（Ｒ−Ｙ），（Ｂ−Ｙ）を生成し、上記３つの信号か
ら色成分であるＲＧＢコンポーネント信号を生成する信
号処理を行っている。

【０００３】また、複数のカラーカメラが送出する映像
信号と同期を取りながらモニタに各画像を表示させる場
合、外部同期機能が必要になる。カラーカメラにおける
外部同期回路は、回路規模が大きい。このカラーカメラ
の小型化を図るため、ＳＹＮＣ同期機能だけを搭載した
カラーカメラもみられる。

【０００４】さらに、産業用ロボット、監視装置やコン
ピュータの入力装置等の視認機能用としてより一層小型
化されたカラーカメラや上記カラーカメラにおいて複合
映像信号だけでなく、その他の種類の信号、例えば上記
ＲＧＢコンポーネント信号の出力の要求が高まってきて
いる。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】ところで、ユーザから
の要求としてカラーカメラ本体から例えばＶＢＳ信号、
輝度信号Ｙ、色信号Ｃ及びＲＧＢコンポーネント信号を
同時に出力させたいという要求があることは上述した通
りである。また、上記ＲＧＢコンポーネント信号を出力
させるための信号処理段階として少なくとも３ステップ
の信号処理が上述したように必要である。

【０００６】ところが、上記信号処理は、３段階も経る
ことによって回路規模の大型化させてしまう。この回路
規模の大型化を伴って部品点数の増大、各ステップ毎に
信号の劣化を招く虞れがある。この信号劣化を回避する
ための部品がさらに追加され、かなりコストアップにも
つながる。このように小型のカラーカメラ本体から同時
にいわゆるマルチ映像信号を出力させるために回路規模
の大型化は避けられず、この回路規模の大型化に伴って
消費電力の増加や発熱による内部温度上昇等も問題にな
る。また、小型化を進めていく一方で上記ユーザの各種
の出力信号の利用のために種類の数に見合ったコネクタ
の数が必要になるが、小型化のため必要とするコネクタ
数を配設するスペースを確保することができかねる。

【０００７】また、カラーカメラ本体は外部同期回路の
回路規模の小型化を図るためにＳＹＮＣ同期機能だけを
搭載したカラーカメラがあるが、このカラーカメラは、
水平方向のジッタの影響をそのまま受けるため、色のゆ
らつき等の問題を生じる場合がある。これらの問題をす
べてを満足する小型カラーカメラはまだ実現されていな
い。

【０００８】そこで、本発明は上述の実情に鑑み、外部
同期機能を有し、ビデオカメラ本体から出力される輝度
信号と色差信号とに基づいていわゆるマルチ映像信号を
出力することのできる超小型のカラービデオカメラから
なるカラービデオカメラ装置の提供を目的とするもので
ある。

【０００９】

【課題を解決するための手段】本発明に係るカラービデ
オカメラ装置は、ビデオカメラ本体と、該ビデオカメラ
本体から供給される出力信号に基づいて各種の映像信号
に変換して出力するカメラアダプタとを有し、上記ビデ
オカメラ本体が上記カメラアダプタに接続されたことを
検出して上記ビデオカメラ本体からの上記出力信号を輝
度信号及び色差信号に自動的に切り換えて出力すること
により、上述した課題を解決する。

【００１０】さらに、このカラービデオカメラ装置は、
上記ビデオカメラ本体と、上記カメラアダプタとを有
し、上記ビデオカメラ本体は、ビデオカメラ本体からの
出力信号を外部からの入力信号に同期させる第１の外部
同期信号処理部を有しており、上記カメラアダプタは、
上記ビデオカメラ本体からの出力信号を基に生成したサ
ブキャリア信号を外部のサブキャリア信号に同期させる
第２の外部同期信号処理部を有することにより、上述し
た課題を解決する。

【００１１】ここで、このカラービデオカメラ装置は、
第１の外部同期信号処理部に供給されるコンポジットＳ
ＹＮＣ信号で外部同期をかけ、また、第２の外部同期信
号処理部ではサブキャリア信号で外部同期をかけるよう
にしている。

【００１２】

【作用】本発明に係るカラービデオカメラ装置は、超小
型のビデオカメラ本体で構成していながら、通常のビデ
オカメラから出力されるＶＢＳ信号でなく、輝度信号と
色差信号を出力することができ、カメラアダプタを介し
ていわゆるマルチ映像信号を出力する。また、ビデオカ
メラ本体にＳＹＮＣ外部同期信号処理部と、カメラアダ
プタに第２の外部同期信号処理部とをそれぞれ分けて配
設し、外部機器からの例えば同期（SYNC) 信号及びサブ
キャリア(SC)信号にビデオカメラ本体からの出力信号を
同期させて出力する。

【００１３】

【実施例】本発明に係るカラービデオカメラ装置におけ
る一実施例について図面を参照しながら説明する。

【００１４】図１は、カラービデオカメラ装置の概略構
成を示す図である。ここで、カラービデオカメラ装置に
用いるビデオカメラ本体は超小型のカメラを用いてい
る。このカラービデオカメラ装置１０は、ビデオカメラ
本体１１と、該ビデオカメラ本体から供給される出力信
号に基づいて各種の映像信号に変換して出力するカメラ
アダプタ１２で構成されている。すなわちカラービデオ
カメラ装置は、装置自体を超小型に構成するため、上記
ビデオカメラ本体１１と上記カメラアダプタ１２を分離
してケーブルで信号の入出力を行っている。

【００１５】また、このカラービデオカメラ装置１０
は、超小型の構成にするため電源を内蔵せず、外部から
電源部１５を介して必要な電力の供給を受けている。上
記ビデオカメラ本体１１とカメラアダプタ１２は、１２
ピンのコネクタ（図示せず）で接続されている。このカ
メラアダプタ１２が不要のときもカラービデオカメラ装
置は、電源プラグ１５ａを介して電源供給が同じピンで
行われるように電源部１５のコネクタのピン配列を一致
させ、接続用のボックス（図示せず）等を介して電源の
供給を受けている。また、カラービデオカメラ装置１０
は、モニタ１３や画像処理装置１４にＶＢＳ信号、輝度
信号Ｙと色信号Ｃとに分離したいわゆるＹ／Ｃ信号及び
ＲＧＢコンポーネント信号を必要に応じてそれぞれのコ
ネクタを介して供給している。

【００１６】８芯からなるケーブルを用いて上記ビデオ
カメラ本体１１は、後述する上記ビデオカメラ本体１１
内の切換スイッチ１１６Ａ〜１１６Ｃを切換制御して上
記カメラアダプタ１２以外のカメラアダプタ等が接続さ
れている場合にＶＢＳ信号を出力するが、本実施例の上
記ビデオカメラ本体１１に上記カメラアダプタ１２を接
続した場合、上記ビデオカメラ本体１１側のコネクタの
中でコネクタピン１１８Ａ〜１１８Ｃからそれぞれ輝度
信号Ｙ、色差信号（Ｒ−Ｙ）、（Ｂ−Ｙ）をカメラアダ
プタ１２側のコネクタピン１２１Ａ〜１２１Ｃに送出し
ている。また、後述する外部同期用のコンポジットＳＹ
ＮＣ信号やカメラアダプタ１２の接続を検出するための
制御信号であるＲＧＢ検出信号は、それぞれ上記カメラ
アダプタ１２側のコネクタピン１２１Ｄ、１２１Ｅを介
して上記ビデオカメラ本体１１側のコネクタピン１１８
Ｄ、１１８Ｅに供給している。ビデオカメラ本体１１へ
の電源ラインのコネクタピンは図示していないが、この
ビデオカメラ本体１１の電源ラインは、従来２本用いて
いたが本実施例では太さを２倍にして１本で対応させて
いる。

【００１７】このカラービデオカメラ装置１０において
図２に示す上記超小型のビデオカメラ本体１１と上記カ
メラアダプタ１２のより具体的なブロック回路を参考に
しながら説明する。上記超小型のビデオカメラ本体１１
は、上述したように超小型の構成にするためカラーカメ
ラにおいて回路規模の大型化を防ぐ上で後述するＶＢＳ
外部同期回路を内蔵せず、入射光をレンズ１１２を介し
て固体撮像素子（ＣＣＤ）１１３で電気信号に変換して
いる。上記固体撮像素子１１３からの出力信号が信号処
理回路としてコンポジットＳＹＮＣ外部同期回路（図示
せず）を内蔵した輝度・色差信号処理回路１１１及びＹ
／Ｃ分離及びＶＢＳ信号処理回路１１４に供給されてい
る。上記超小型のビデオカメラ本体１１は、上記カメラ
アダプタ１２に接続されたことを検出して上記ビデオカ
メラ本体からの上記出力信号を輝度信号と色差信号（Ｒ
−Ｙ）、（Ｂ−Ｙ）とに自動的に切り換えて出力する。
この接続検出方法については、後述している。

【００１８】この接続により前記コネクタを介して例え
ばコンポジットＳＹＮＣ信号を取り込み、このコンポジ
ットＳＹＮＣ信号に上記ビデオカメラ本体１１からの出
力信号を外部同期させている。すなわち、カラービデオ
カメラ装置は外部同期モードになる。この外部同期モー
ドにする回路構成ついても後述する。

【００１９】カラービデオカメラ装置１０において超小
型のビデオカメラ本体１１を実現させるため、コネクタ
を共通化して各種出力信号用のコネクタの配設スペース
を少しでも小さい領域で済ませることができるようにす
るために行われている。この超小型のビデオカメラ本体
１１は、この外部同期モードにして、自動的に輝度・色
信号処理回路１１１で外部の信号にロックした輝度信号
Ｙ、色差信号（Ｒ−Ｙ）、（Ｂ−Ｙ）を供給される接続
検出信号に応じて切換スイッチ１１６Ａ〜１１６Ｃを端
子ａ側に切り換えて７５Ωドライバ１１７Ａ〜１１７Ｃ
に送出する。この７５Ωドライバ１１７Ａ〜１１７Ｃか
らの出力信号は、上述したようにコネクタピン１１８Ａ
〜１１８Ｃを介してカメラアダプタ１２に出力される。
また、カラービデオカメラ装置１０は、上記ビデオカメ
ラ本体１１からの出力信号をＶＢＳ信号でなく、最初か
ら輝度信号Ｙ、色差信号（Ｒ−Ｙ）、（Ｂ−Ｙ）とする
ことによってカメラアダプタ１２における信号処理回路
の処理ステップを１段階だけと少なくして回路の負担を
軽減させている。

【００２０】一方、本発明のカメラアダプタ１２と異な
るカメラアダプタが接続された場合、切換スイッチ１１
６Ａ〜１１６Ｃの端子ｂ側に切り換えられてそれぞれＶ
ＢＳ信号、色信号Ｃが出力される。

【００２１】上記カメラアダプタ１２は、上記超小型ビ
デオカメラ本体１１が上記カメラアダプタ１２に接続さ
れたことを検出して上記出力信号と内蔵するエンコーダ
である例えばＲＧＢ及びクロマエンコーダ１２０を介し
て複数の種類のいわゆるマルチ映像信号を出力端子３０
〜３５を介して出力する構成になっている。ただし、出
力端子３５から出力される輝度信号Ｙは、ＲＧＢ及びク
ロマエンコーダ１２０を介さず７５Ωドライバ１２４ｆ
を介して出力する。

【００２２】上記カメラアダプタ１２において、切換制
御を受けることなくＲＧＢ及びクロマエンコーダ１２０
の中のＲＧＢエンコーダ部（図示せず）は、３つのＲＧ
Ｂコンポーネント信号を出力する。この３つの信号は、
７５Ωドライバ１２４における１２４ａ〜１２４ｃを介
して出力端子３０〜３２から出力する。また、上記カメ
ラアダプタ１２においてＲＧＢ及びクロマエンコーダ１
２０の中のクロマエンコーダ部（図示せず）はカメラア
ダプタ１２の接続時に色信号Ｃを７５Ωドライバ１２４
ｄを介して出力端子３３から出力する。

【００２３】上記切換スイッチ１１６Ａ〜１１６Ｃの切
換制御を行うために上記超小型ビデオカメラ本体１１が
上記カメラアダプタ１２と接続されたことを検出する方
法は、例えば超小型ビデオカメラ本体１１と上記カメラ
アダプタ１２を接続した場合、コネクタピン１１２Ｄを
介してビデオカメラ本体１１側にコネクタピン１１８Ｄ
に上記ＲＧＢ検出信号が比較器１９の正端子側に供給接
続される。また、上記比較器１９の負端子側は、可変抵
抗器２０を介して上記可変抵抗器２０の一端を電源に接
続し、可変抵抗器２０の他端側は接地させている。この
比較器１９を用いてカメラアダプタ１２が接続されてい
る場合、カメラアダプタ１２内のＲＧＢ検出器１２２か
らの検出信号が十分に低いレベルの電圧を比較器１９の
正端子側に供給することによって比較器１９の出力信号
レベル“Ｌ”になり、接続していない場合、出力信号レ
ベル“Ｈ”は略々電圧５Ｖになる。この比較器１９から
の出力信号のレベルに応じて切換スイッチ１１６Ａ〜１
１６Ｃは選択的に切換制御される。切換スイッチ１１６
Ａ〜１１６Ｃは、カメラアダプタ１２の接続して端子ａ
側に切換制御している状態を示している。

【００２４】ビデオカメラ本体１１とカメラアダプタ１
２とが接続しているとき、カメラアダプタ１２は、上記
クロマエンコーダ部から出力した色信号Ｃと上記超小型
ビデオカメラ本体１１から出力した輝度信号Ｙを加算器
１２５で加算してＶＢＳ信号を生成し、７５Ωドライバ
１２４ｅを介して出力端子３４から出力される。また、
上記ＲＧＢ及びクロマエンコーダ１２０からの色信号Ｃ
は、上述したように７５Ωドライバ１２４ｄを介して出
力端子３３から出力する。

【００２５】このようにカラービデオカメラ１０は、超
小型でありながら、ビデオカメラ本体１１とカメラアダ
プタ１２を接続した場合、自動的に輝度信号Ｙと色差信
号（Ｒ−Ｙ）、（Ｂ−Ｙ）を出力する。この出力によっ
てカメラアダプタ１２内の回路構成を１ステップ省略し
て簡略化することができると共に、いわゆるマルチ映像
信号、例えば各ＲＧＢコンポーネント信号、輝度信号
Ｙ、色信号Ｃ及びＶＢＳ信号を出力することができる。

【００２６】次に、このカラービデオカメラ装置におけ
る外部同期機能について図２に示すブロック図及び必要
に応じて図１や図３を参照しながら説明する。

【００２７】従来のカラービデオカメラは前述したよう
にＶＢＳ外部同期回路を内蔵している。しかしながら、
ＶＢＳ外部同期回路におけるクロック系とクロマ系、す
なわちサブキャリア系の外部同期回路の内蔵が必要にな
る。特に、上記サブキャリア系の外部同期回路は、非常
に回路規模が大きくなってしまう。このため、この回路
を搭載するとカラービデオカメラ装置の小型化は実現で
きなかった。小型化を図るため、外部同期をかけるため
カラービデオカメラ装置には、クロック系のみの外部同
期回路を搭載したものがある。このように２台以上のビ
デオカメラを切り換えて例えばモニタする場合、上記ビ
デオカメラ間の画調（あるいは色調）を合わせる必要が
ある。

【００２８】上記サブキャリア外部同期機能の必要性に
ついて説明すると、出力信号をＶＢＳ信号をさらに輝度
信号Ｙと色信号Ｃに分離して単に出力された場合、外部
から供給される映像信号に対して出力された上記ＶＢＳ
信号は外部同期がかかるが、上記色信号Ｃはサブキャリ
アに対して同期がフリーになってしまう。

【００２９】このため、複数のビデオカメラからの出力
信号に対して外部同期をかけることのできるカラービデ
オカメラ装置において、本発明のカラービデオカメラ装
置１０は、外部からの入力信号に同期させる第１の外部
同期信号処理部である輝度・色信号処理回路１１１を内
蔵したビデオカメラ本体１１と、外部の入力信号である
サブキャリア信号に上記ビデオカメラ本体１１からの出
力信号を基に生成した色信号Ｃを外部のサブキャリア信
号に同期させる第２の外部同期信号処理部であるＶＢＳ
外部同期回路１２６を内蔵したカメラアダプタ１２とを
有してなる。上記輝度・色信号処理回路１１１には、図
示しないがコンポジットＳＹＮＣ外部同期回路を備えて
いる。

【００３０】すなわち、図４に示すようにそれぞれビデ
オカメラ本体１１Ａ、１１Ｂにカメラアダプタ１２Ａ、
１２Ｂを接続したカラービデオカメラ装置１０Ａ、１０
Ｂを例えばスイッチャ１６等で切り換えてモニタ１３や
ビデオテープレコーダ（ＶＴＲ）等に出力させる場合、
基準となる信号発生器１７からの出力信号に対してロッ
クさせるための外部同期機能が必要になる。また、図１
に示した画像処理装置１４に上記複数の映像信号を供給
する場合、上記画像処理装置１４のクロックを基準にし
て上記ビデオカメラ本体１１Ａ、１１Ｂから共に上記ク
ロックにロックした出力信号を得るために外部同期機能
が必要になる。

【００３１】上記外部同期機能は、例えば図２に示すよ
うにカメラアダプタ１２内のＶＢＳ外部同期回路１２６
が担っている。外部に設けた上記信号発生器１７からの
ＶＢＳ信号が外部同期信号として入力端子３６を介して
上記カメラアダプタ１２内のＶＢＳ外部同期回路１２６
に供給される。このＶＢＳ外部同期回路１２６は、サブ
キャリア分離回路２１、同期分離回路２２、外部同期用
ＩＣ２３、２つのＶＣＯ２４、２５及び同期信号発生器
２６で構成している。

【００３２】ＶＢＳ外部同期回路１２６に入力された外
部ＶＢＳ信号は、サブキャリア分離回路２１と同期分離
回路２２に送られる。サブキャリア分離回路２１と同期
分離回路２２は、この外部ＶＢＳ信号を信号処理して各
成分信号にしてそれぞれ外部サブキャリア信号（EXT S
C) と外部同期信号(EXTSYNC)を外部同期（いわゆるゲン
ロック）用ＩＣ２３に供給する。この他に上記外部同期
用ＩＣ２３は、同期信号発生器２６で発生させた内部サ
ブキャリア信号(INT SC)と内部水平同期信号(INT HD)を
入力している。上記外部同期用ＩＣ２３は、それぞれ上
記外部サブキャリア信号（EXT SC) と内部サブキャリア
信号(INT SC)、外部同期信号(EXT SYNC)と内部水平同期
信号(INT HD)の２組の信号同士の位相比較を行ってい
る。この位相比較を行って外部同期用ＩＣ２３は、この
位相比較の出力信号である位相比較サブキャリア信号(S
C COM)を上記ＶＣＯ２４に送り、また、位相比較水平同
期信号（H COM)を上記ＶＣＯ２５に送っている。

【００３３】上記ＶＣＯ２４は、供給される位相比較サ
ブキャリア信号を制御電圧としてサブキャリア周波数Ｃ
Ｌ１を同期信号発生器２６に供給する。同様に、上記Ｖ
ＣＯ２５は、供給される位相比較水平同期信号を制御電
圧として上記外部水平同期信号の周波数ＣＬ２を同期信
号発生器２６に供給する。上記ＶＣＯ２４、２５は安定
したクロック信号を供給するためＶＢＳ外部同期回路１
２６内でループを形成している。

【００３４】この同期信号発生器２６は、それぞれ供給
されたクロック信号に応じて前述したようにコンポジッ
トＳＹＮＣ信号と上記内部サブキャリア信号(INT SC)を
出力する。前述したようにビデオカメラ本体１１とカメ
ラアダプタ１２の接続により供給される上記コンポジッ
トＳＹＮＣ信号は、カメラアダプタ１２側のコネクタピ
ン１２１Ｅを介してビデオカメラ本体１１側のコネクタ
ピン１１８Ｅから内蔵している輝度・色信号処理回路１
１１に送られる。この輝度・色信号処理回路１１１は、
上述したようにコンポジットＳＹＮＣ外部同期回路（図
示せず）を内蔵している。ビデオカメラ本体１１からの
出力信号はすべてこのコンポジットＳＹＮＣ外部同期回
路によって図３に示す外部の信号発生器１７の信号に同
期させることができる。

【００３５】しかしながら、カメラアダプタ１２のクロ
マエンコーダ部で供給された信号から色信号Ｃを生成出
力すると、この色信号Ｃは、例えば図３に示す外部の信
号発生器１７で発生した信号のＶＢＳ信号に対して同期
をかけることはできるが、クロマ系、すなわちサブキャ
リアに対して上記色信号Ｃは外部同期がかかっていな
い。このためモニタ１３に表示させた場合、画面の乱れ
の原因となる。上記色信号Ｃも外部の信号に同期させる
ため、上記外部同期用ＩＣ２３でロックした信号に基づ
き同期信号発生器２６が出力する内部サブキャリア信号
(INT SC)をＲＧＢ及びクロマエンコーダ１２０に供給す
る。

【００３６】ＲＧＢ及びクロマエンコーダ１２０は、内
部サブキャリア信号(INT SC)の供給によって外部同期を
かけて外部から供給されたＶＢＳ信号におけるサブキャ
リア信号に対して非同期の色信号Ｃを同期させることが
できるようになる。

【００３７】このようなブロック回路構成をとることに
よって、超小型のビデオカラービデオカメラ装置は、コ
ンポジットＳＹＮＣ信号等のクロック系に対して外部同
期がかけられるだけでなく、クロマ系に対しても外部同
期をかけることができるようになる。

【００３８】なお、本実施例において、上記ビデオカメ
ラ本体に送る外部同期信号はコンポジットＳＹＮＣ信号
に限定されるものでなく、水平同期信号(HD)と垂直同期
信号(VD)を送ってもビデオカメラ本体からの出力信号に
外部同期をかけることができる。また、カメラアダプタ
の部品点数を少なくするため、同期信号発生器を削除す
る方法を用いてもよい。すなわち、カメラアダプタは、
上記ビデオカメラ本体からの輝度信号ＹをＳＹＮＣ部分
だけ分離したＳＹＮＣ信号をＲＧＢ及びクロマエンコー
ダの入力とし、同期信号発生器の代わりに簡単な構成の
サブキャリア用発振器を設けて代用する方法を用いても
よい。

【００３９】

【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明のカラービデオカメラ装置によれば、ビデオカメラ本
体と、該ビデオカメラ本体から供給される出力信号に基
づいて各種の映像信号に変換して出力するカメラアダプ
タとを有し、上記ビデオカメラ本体が上記カメラアダプ
タに接続されたことを検出して上記ビデオカメラ本体か
らの上記出力信号を輝度信号及び色差信号に自動的に切
り換えて出力することにより、このカラービデオカメラ
装置は超小型の構成でありながら、ＶＢＳ信号以外の例
えばＲＧＢコンポーネント信号を出力することができ
る。

【００４０】さらに、このカラービデオカメラ装置は、
上記ビデオカメラ本体にビデオカメラ本体からの出力信
号を外部からの入力信号に同期させる第１の外部同期信
号処理部を有しており、上記カメラアダプタに上記ビデ
オカメラ本体からの出力信号を基に生成したサブキャリ
ア信号を外部のサブキャリア信号に同期させる第２の外
部同期信号処理部を有する外部の信号に同期した映像信
号を出力させることができ、システムとしても外部の例
えば映像信号やクロック等と外部同期を取ることができ
るから、外部の画像処理装置等とのインターフェースが
容易になる。

【００４１】このカラービデオカメラ装置の本体側の回
路を削除できるため、装置の本体側も小型化することが
でき、回路の部品点数が少ないため、コストダウンする
ことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係るカラービデオカメラ装置の一実施
例における概略構成を示す図である。

【図２】カラービデオカメラ装置のより具体的な構成を
示すブロック回路図である。

【図３】２台以上のカラービデオカメラ装置を外部の信
号に対して同期して出力させる場合の構成を示す図であ
る。

【符号の説明】

１０・・・・・・・・・・・・カラービデオカメラ装置１１・・・・・・・・・・・・同期信号処理回路１２・・・・・・・・・・・・カメラアダプタ１３・・・・・・・・・・・・モニタ１５・・・・・・・・・・・・電源部１６・・・・・・・・・・・・スイッチャ１７・・・・・・・・・・・・信号発生器１９・・・・・・・・・・・・比較器１１１・・・・・・・・・・・輝度・色信号処理回路１１６Ａ〜１１６Ｃ・・・・・切換スイッチ１２０・・・・・・・・・・・ＲＧＢ及びクロマエンコ
ーダ１２６・・・・・・・・・・・ＶＢＳ外部同期回路

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】ビデオカメラ本体と、該ビデオカメラ本体から供給される出力信号に基づいて
各種の映像信号に変換して出力するカメラアダプタとを
有し、上記ビデオカメラ本体が上記カメラアダプタに接続され
たことを検出して上記ビデオカメラ本体からの上記出力
信号を輝度信号及び色差信号に自動的に切り換えて出力
することを特徴とするカラービデオカメラ装置。
【請求項２】ビデオカメラ本体と、該ビデオカメラ本体から供給される出力信号に基づいて
各種の映像信号に変換して出力するカメラアダプタとを
有し、上記ビデオカメラ本体は、ビデオカメラ本体からの出力
信号を外部からの入力信号に同期させる第１の外部同期
信号処理部を有しており、上記カメラアダプタは、上記
ビデオカメラ本体からの出力信号を基に生成したサブキ
ャリア信号を外部のサブキャリア信号に同期させる第２
の外部同期信号処理部を有することを特徴とするカラー
ビデオカメラ装置。