JPH05122146A - 無線接続方式 - Google Patents

無線接続方式

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JPH05122146A
JPH05122146A JP3307035A JP30703591A JPH05122146A JP H05122146 A JPH05122146 A JP H05122146A JP 3307035 A JP3307035 A JP 3307035A JP 30703591 A JP30703591 A JP 30703591A JP H05122146 A JPH05122146 A JP H05122146A
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radio
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    • H04B7/26—Radio transmission systems, i.e. using radiation field for communication between two or more posts at least one of which is mobile
    • H04B7/2643—Radio transmission systems, i.e. using radiation field for communication between two or more posts at least one of which is mobile using time-division multiple access [TDMA]
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    • H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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    • H04W72/50—Allocation or scheduling criteria for wireless resources
    • H04W72/56—Allocation or scheduling criteria for wireless resources based on priority criteria
    • H04W72/563—Allocation or scheduling criteria for wireless resources based on priority criteria of the wireless resources

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複雑な制御を要さずに、接続率の向上が図れ
る無線接続方式を提供する。 【構成】 遮蔽物４１の両側に配置される基地局ＡとＢ
はそれぞれ同じ無線周波数の伝送路を有し、両者間のフ
レーム同期は取られていないとする。基地局Ｂと端末ｂ
とは既に接続され通話状態にある。これらの送信電波の
影響を受けない位置に居る基地局Ａは接続要求を発した
端末ａに無線周波数のみ、或は、それに加えてタイムス
ロットを通知し、その通知した無線周波数でどのスロッ
トででも受信できる形で端末ａからの応答を待つ。基地
局Ｂや端末ｂの送信電波の影響を受ける位置に居る端末
ａは通知された無線周波数の電波を少なくとも１多重フ
レーム間受信して空きスロットを検出し検出した空きス
ロットの内の１つで基地局Ａに応答を返すが、スロット
も通知される場合はその通知されたスロットの空き判定
を先に行い空きであればそのスロットで応答を返す。基
地局Ａは応答を受信したタイミングのスロットを端末ａ
との間に設定する通信用伝送路とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、時分割多重無線伝送路
を使用するディジタル移動通信システムにおける無線基
地局と無線端末間を接続する無線接続方式に係り、特に
ダイナミックチャネル割り当てに好適な無線接続方式に
関する。
【０００２】
【従来の技術】周知のように、時分割多重無線伝送路を
使用するディジタル移動通信システムは、例えば無線電
話システムのように、複数の無線基地局と、無線基地局
に時分割多重無線伝送路を介して接続される複数の無線
端末とで構成される。そして、各無線ゾーンにおける時
分割多重無線伝送路の使用形態には、周波数の異なる２
つの時分割多重無線伝送路を用意し一方を上り伝送路、
他方を下り伝送路として使用する場合、又は１つの時分
割多重無線伝送路の１フレームをそれぞれ複数のタイム
スロットからなる上り伝送路と下り伝送路とに区分して
使用する場合（ピンポン方式と称される）、更にこれら
の２つの使用形態において周波数利用効率を高めるため
同一無線周波数を隣接する無線ゾーンで共用し、それぞ
れが異なるタイムスロットを使用する場合等各種の使用
形態がある。
【０００３】この移動通信システムにおける無線基地局
と無線端末間を接続する従来の無線接続方式は、次のよ
うになっている。即ち、無線基地局は、無線端末から接
続要求があると、自基地局が使用していないタイムスロ
ットのうちキャリアセンスによって空きと判定したタイ
ムスロットをその使用無線周波数と共に該当無線端末に
通知し、その通知したタイムスロットで無線端末からの
応答待ちに入る。一方無線端末は、通知されたタイムス
ロットがキャリアセンスによって空きと判定できた時そ
のタイロスロットで無線基地局へ応答を返す。
【０００４】なお、無線端末でも空き判定を行うのは、
干渉波や妨害波がある場合、それらのレベルが無線基地
局の場所では問題ない大きさでも無線端末の場所では影
響がある場合を想定しているからである。
【０００５】そして、無線基地局の通知したタイムスロ
ットが無線端末で空きと判定できなかった場合、無線基
地局では無線端末からの応答を受信しないのでタイムア
ウトするが、接続率を高めるために無線基地局は、使用
可能な複数の候補タイムスロットを当初から通知してお
く、或は、タイムアウトしたときに他の使用可能なタイ
ムスロットを再度選択して無線端末に通知し直しをする
等の措置を採るようにしている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した接続
率を高めるための措置は、厳しくタイミングが管理され
た複雑なシーケンス制御を必要とするので、無線基地局
と無線端末の双方とも制御が複雑化するという問題があ
る。
【０００７】また、周波数利用効率を高めるため同一無
線周波数を隣接する無線ゾーンで共用し、それぞれが異
なるタイムスロットを使用する場合では、無線基地局が
使用可能と判定したタイムスロットであっても隣接無線
ゾーンで使用中の場合は無線端末で使用不可と判定され
る確率が増えるので、上述した複雑なシーケンスを行う
機会が増えるだけで接続率は逆に低下するという問題が
ある。
【０００８】更に、ピンポン方式では、同一周波数帯で
送受信が行われるので、互いに隣接した無線周波数でそ
れぞれ異なる無線基地局と通信中の無線端末が接近して
きたような場合では、無線基地局相互間でフレーム同期
が取られていない場合には、一方の無線端末の送信波の
漏洩波は他方の無線端末の通信に妨害を与える。
【０００９】このとき、漏洩波のレベルは低いので、あ
る無線基地局がタイムスロットを通知しようとする場
合、該当無線端末の近くに隣接無線基地局と通信中の他
の無線端末が居てもその漏洩波はタイムスロットを通知
しようとしている無線基地局では受信されない。従っ
て、この場合も上記ピンポン方式と同様接続率の低下を
招くという問題がある。
【００１０】ここに、各無線基地局の使用周波数は、従
来では固定的に設定していたが、近年接続の都度等随時
に周波数を変更設定するダイナミックチャネル割り当て
方式が検討されるようになってきた。この場合、無線接
続制御は簡易に行えることが要求される。
【００１１】本発明の目的は、複雑な制御を要さずに接
続率の向上が図れ、以てダイナミックチャネル割り当て
に好適な無線接続方式を提供することにある。
【００１２】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の無線接続方式は次の如き構成を有する。即
ち、第１発明の無線接続方式は、複数の無線基地局と、
前記無線基地局に時分割多重無線伝送路を介して接続さ
れる複数の無線端末とで構成される移動通信システムに
おいて使用される無線接続方式であって；この無線接続
方式は、無線基地局は、接続要求を発した該当無線端末
に対し無線周波数のみを通知して該無線周波数で応答受
信を待機し、その応答を受信したタイミングのタイムス
ロットを通信用伝送路として割り当てることを行い；
無線端末は、通知された無線周波数の電波を少なくとも
１多重フレーム間受信して空きタイムスロットを検出
し、検出した空きタイムスロットの内の１つのタイムス
ロットで無線基地局に前記応答を送信する； ことを特
徴とするものである。
【００１３】第２発明の無線接続方式は、複数の無線基
地局と、前記無線基地局に時分割多重無線伝送路を介し
て接続される複数の無線端末とで構成される移動通信シ
ステムにおいて使用される無線接続方式であって； こ
の無線接続方式は、無線基地局は、接続要求を発した該
当無線端末に対し無線周波数とその無線周波数での空き
タイムスロットとを通知して該無線周波数で応答受信を
待機し、その応答を受信したタイミングのタイムスロッ
トを通信用伝送路として割り当てることを行い； 無線
端末は、通知された無線周波数の電波を受信して通知さ
れたタイムスロットが空きか否かを判定し、空きであれ
ばそのタイムスロットで無線基地局に前記応答を送信
し、空きでなければ通知された無線周波数の電波を少な
くとも１多重フレーム間受信して空きタイムスロットを
検出し、検出した空きタイムスロットの内の１つのタイ
ムスロットで無線基地局に前記応答を送信する；ことを
特徴とするものである。
【００１４】第３発明の無線接続方式は、複数の無線基
地局と、前記無線基地局に時分割多重無線伝送路を介し
て接続される複数の無線端末とで構成される移動通信シ
ステムにおいて使用される無線接続方式であって； こ
の無線接続方式は、各無線基地局毎の時分割多重無線伝
送路がそれぞれ複数のタイムスロットからなる上り伝送
路と下り伝送路とに区分されてなり； 無線基地局は、
接続要求を発した該当無線端末に対し無線周波数のみを
通知して該無線周波数で応答受信を待機し、その応答を
受信したタイミングのタイムスロットを通信用伝送路と
して割り当てることを行い； 無線端末は、通知された
無線周波数の電波を受信して空きタイムスロットを検出
する際に、上り伝送路と下り伝送路の双方において信号
なしのタイムスロットを検出し、そのタイムスロットで
無線基地局に前記応答を送信する； ことを特徴とする
ものである。
【００１５】第４発明の無線接続方式は、複数の無線基
地局と、前記無線基地局に時分割多重無線伝送路を介し
て接続される複数の無線端末とで構成される移動通信シ
ステムにおいて使用される無線接続方式であって； こ
の無線接続方式は、各無線基地局毎の時分割多重無線伝
送路が複数のタイムスロットからなる上り伝送路と下り
伝送路とに区分されてなり； 無線基地局は、接続要求
を発した該当無線端末に対し無線周波数とその無線周波
数での空きタイムスロットとを通知して該無線周波数で
応答受信を待機し、その応答を受信したタイミングのタ
イムスロットを通信用伝送路として割り当てることを行
い； 無線端末は、通知された無線周波数の電波を受信
して空きタイムスロットを検出する際に、上り伝送路と
下り伝送路の双方において信号なしのタイムスロットを
検出し、そのタイムスロットで無線基地局に前記応答を
送信する； ことを特徴とするものである。
【００１６】
【作用】次に、前記の如く構成される本発明の無線接続
方式の作用を説明する。第１発明又は第２発明では、無
線基地局は、無線端末に通知した無線周波数でどのタイ
ムスロットででも受信できる形で無線端末からの応答を
待つ。無線端末は、通知された無線周波数の電波を少な
くとも１多重フレーム間受信して空きタイムスロットを
検出し、検出した空きタイムスロットの内の１つのタイ
ムスロットで無線基地局に応答を返すが、タイムスロッ
トも通知される場合はその通知されたタイムスロットの
空き判定を先に行い、空きであればそのタイムスロット
で応答を返し、空きでなければ上記空きスロットの検索
を行う。そして、無線基地局は、応答を受信したタイミ
ングのタイムスロットを該当無線端末との間に設定する
通信用伝送路とする。
【００１７】また、第３発明又は第４発明では、時分割
多重無線伝送路がピンポン方式で構成され、無線基地局
は第１発明又は第２発明と同様であるが、無線端末は、
通知された無線周波数の電波を受信して空きタイムスロ
ットを検出する際に、上り伝送路と下り伝送路の双方に
おいて信号なしのタイムスロットを検出し、そのタイム
スロットで無線基地局に応答を返す。
【００１８】以上要するに、本発明では、無線基地局
は、無線端末に通知した無線周波数でならばどのスロッ
トタイミングででも無線端末からの応答を受信できるよ
う待機し、無線端末は、自局が使用可能なタイムスロッ
トを検出しそのタイムスロットで応答を返すように構成
してある。
【００１９】従って、無線基地局が空きと判定したタイ
ムスロットで無線接続しようとする従来方式のような複
雑なシーケンス制御を要さずに接続率を向上させ得る。
また、無線基地局間のフレーム同期が取られていない場
合でも、無線端末は他の無線基地局が使用中のタイムス
ロットを避けたタイムスロットを選択するので、特にピ
ンポン方式では干渉発生確率を低下させ得る。
【００２０】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図１は、本発明の無線接続方式を実施する移動通
信システムの一例である無線電話システムを示す。図１
において、固定電話網に有線電話回線を介して接続され
る交換機１０には、複数の無線基地局（１１、１２、１
３）が有線連絡線を介して接続される。そして、複数の
無線電話端末（２１、２２、２３、……、２７）は複数
ある時分割多重無線回線を介して複数の無線基地局に接
続される。即ち、無線周波数は無線基地局毎に異なるの
が原則である。
【００２１】時分割多重無線回線は、例えば図２や図３
のように構成される。システムでは何れか一方の構成が
使用される。図２は、周波数が異なる２つの伝送路を用
意し、一方を下り伝送路（図２（ａ））、他方を上り伝
送路（図２（ｂ））とする２伝送路方式を示す。図示例
では、各伝送路は多重数が４、即ち、１多重フレームが
４つのタイムスロットで構成され、１つの無線電話端末
が両伝送路の同じ番号の１つのスロットを使用して１つ
の無線基地局と送受信する。つまり、送受１組の無線周
波数で４つの無線電話端末を１つの無線基地局に接続で
きる構成を示している。
【００２２】図３は、１多重フレームをそれぞれ複数の
タイムスロットからなる上り伝送路と下り伝送路とに区
分し、送受信を同一の周波数で行うピンポン方式の伝送
路を示す。図示例では、図２と同様に多重数が４である
ので、上り伝送路と下り伝送路は共に４つのタイムスロ
ットで構成される。無線基地局の送信情報は下り伝送路
の４つのタイムスロット（ＴＸ１、ＴＸ２、ＴＸ３、Ｔ
Ｘ４）を使用して送信され、無線電話端末の送信情報は
上り伝送路の４つのタイムスロット（ＲＸ１、ＲＸ２、
ＲＸ３、ＲＸ４）を使用して送信されるのである。ＴＸ
スロットとＲＸスロットとは１対１に対応し、１つの無
線電話端末は同じ番号のＴＸスロットとＲＸスロットと
を１つずつ使用するので、１無線周波数で４つの無線電
話端末を１つの無線基地局に接続できる構成を示してい
る。
【００２３】さて、本発明の無線接続方式を図４乃至図
６を参照して説明する。図４において、遮蔽物４１の両
側に配置される無線基地局Ａと同Ｂは、それぞれ同じ無
線周波数の伝送路（図２又は図３のフレーム構成）を有
するとする。無線基地局Ｂと無線電話端末ｂとは既に接
続され通話状態にあるが、無線基地局Ａと無線電話端末
ａとは待ち受け状態にある。そして、無線基地局Ａは、
遮蔽物４１のため無線基地局Ｂや無線電話端末ｂが送出
する電波をキャリアセンスしたとき空きであると判定す
る程度に低いレベルでしか受信できない位置に居る。一
方、無線電話端末ａは、無線基地局Ａとの接続エリア内
ではあるが、無線基地局Ｂや無線電話端末ｂが送出する
電波をキャリアセンスしたとき空きでないと判定する程
度のレベルで受信できる位置に居る。以下、図４を参照
しながら説明する。
【００２４】まず、当該無線電話システムが図２に示し
たような２伝送路方式である場合の無線接続制御は、次
のようにして行う。図５（ａ）（ｂ）は、それぞれ２伝
送路の中の一方の伝送路を示すが、両基地局間ではフレ
ーム同期は取られておらず、図示するように両者のスロ
ットタイミングはずれている。
【００２５】無線基地局Ｂと無線電話端末ｂとは、図５
（ｂ）のスロットタイミングのスロット２で接続されて
いるとする。無線基地局Ａは、無線電話端末ａの接続要
求に対し、次のとの何れかで接続制御をする。
【００２６】 無線基地局Ａは、無線周波数のみを無
線電話端末ａに通知し、その周波数で無線電話端末ａか
らの応答を待ち受ける。無線電話端末ａは、通知された
周波数の電波を例えば１多重フレーム間各スロットタイ
ミングでの信号有無を確認しながら受信するが、図４で
示したように、無線電話端末ａでは無線基地局Ｂや無線
電話端末ｂの送信電波が充分な強度で受信されるので、
キャリアセンスの結果、図５（ａ）のスロットタイミン
グにおけるスロット２と同３は使用不可と判定し、スロ
ット１又は同４の何れかで応答を送信する。この応答は
無線基地局Ａで受信され、その応答で用いられたスロッ
ト（スロット１又は同４の何れか）を通信伝送路として
設定する。
【００２７】 無線基地局Ａは、無線周波数に加えて
空きと判定したタイムスロットを無線電話端末ａに通知
し、その周波数で無線電話端末ａからの応答を待ち受け
る。このとき、図４で示したように、無線基地局Ａで
は、無線基地局Ｂや無線電話端末ｂの送信電波の受信レ
ベルが低くキャリアセンスできないので、スロット２や
同３が空きと判定され、これを無線電話端末ａに通知す
ることもあり得る。
【００２８】そこで、無線電話端末ａでは、通知された
無線周波数の電波を受信し、まず、１多重フレームにお
ける通知されたスロットタイミングでキャリアセンスを
し空きか否かを判定する。通知されたスロットがスロッ
ト１や同４であればそのスロットタイミングでキャリア
センスできず空きと判定でき、そのスロットで応答を返
す。しかし、通知されたスロットがスロット２や同３で
あるときは、上述した理由から空きと判定できないの
で、１多重フレームの各スロットについてキャリアセン
スによる空き判定を行い、スロット１や同４の空きスロ
ットを検出することになる。
【００２９】従って、上記の場合と同様に、無線電話
端末ａでは、スロット１又は同４の何れかで応答を送信
する。そして、無線基地局Ａは、どのタイムスロットで
でも応答を受信できるように待ち受けているので、無線
電話端末ａの応答は無線基地局Ａで受信され、その応答
で用いられたスロット（スロット１又は同４の何れか）
を通信伝送路として設定する。
【００３０】次に、ピンポン方式（図３）での接続制御
を説明する。図６は、無線基地局Ａと同Ｂのスロットタ
イミングを示すが、図５の場合と同様に両基地局間のフ
レーム同期は取られておらず、両者のスロットタイミン
グはずれている。
【００３１】無線基地局Ｂと無線電話端末ｂとは、図６
（ｂ）のスロットタイミングの下り伝送路スロットＴＸ
２と上り伝送路スロットＲＸ２とで接続されているとす
る。無線基地局Ａは、無線電話端末ａの接続要求に対
し、「無線周波数のみを通知する」、或は、「無線周波
数とタイムスロットとの双方を通知する」の何れかで接
続制御をする。以下、「無線周波数のみを通知する」場
合を説明し、「無線周波数とタイムスロットとの双方を
通知する」場合については上述したの手順と同様手順
であるので、その説明は省略する。
【００３２】無線基地局Ａは、無線周波数のみを無線電
話端末ａに通知し、その周波数で無線電話端末ａからの
応答を待ち受ける。無線電話端末ａは、通知された無線
周波数の電波を例えば１多重フレーム間各スロットタイ
ミングでの信号有無を確認しながら受信するが、図４で
示したように、無線電話端末ａでは無線基地局Ｂや無線
電話端末ｂの送信電波が充分な強度で受信される。
【００３３】つまり、無線電話端末ａでは、図６（ａ）
のスロットタイミングの下り伝送路スロットＴＸ３と同
４は無線基地局Ｂの送出する電波によって、上り伝送路
スロットＲＸ３と同４は無線電話端末ａの送出する電波
によってそれぞれ使用不可と判定される。従って、無線
電話端末ａは、図６（ａ）のスロットタイミングの上り
伝送路ＲＸ１或は同ＲＸ２何れかで応答を送信すること
になる。
【００３４】そして、無線基地局Ａは、どのタイムスロ
ットででも応答を受信できるように待ち受けているの
で、無線電話端末ａの応答は無線基地局Ａで受信され、
その応答で用いられたスロット（ＲＸ１とＴＸ１）又は
同（ＲＸ２とＴＸ２）の何れかを通信伝送路として設定
する。
【００３５】なお、無線電話端末ａが、無線基地局Ｂか
らの電波は受信できないが無線電話端末ｂからの電波は
受信できる位置に居るときは、図６（ａ）のスロットタ
イミングの下り伝送路スロットＴＸ３と同４は空きと判
定されるが、上り伝送路スロットＲＸ３と同４は使用不
可と判定されるので、結局応答は上述と同じＲＸ１或は
ＲＸ２のスロットで返すことになる。
【００３６】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の無線接続
方式によれば、無線基地局は、無線端末に通知した無線
周波数でならばどのスロットタイミングででも無線端末
からの応答を受信できるよう待機し、無線端末は、自局
が使用可能なタイムスロットを検出しそのタイムスロッ
トで応答を返すように構成したので、無線基地局が空き
と判定したタイムスロットで無線接続しようとする従来
方式のような複雑なシーケンス制御を要さずに接続率を
向上させ得る。また、無線基地局間のフレーム同期が取
られていない場合でも、無線端末は他の無線基地局が使
用中のタイムスロットを避けたタイムスロットを選択す
るので、特にピンポン方式では干渉発生確率を低下させ
得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の無線接続方式を実施する移動通信シス
テムの一例である無線電話システムの構成ブロック図で
ある。
【図２】送受の周波数が異なる２伝送路方式の時分割多
重フレームの構成図である。
【図３】ピンポン方式の時分割多重フレームの構成図で
ある。
【図４】本発明の無線接続方式を実施する２つの無線ゾ
ーンが遮蔽物で仕切られている場合の無線基地局と無線
電話端末の位置関係図である。
【図５】２伝送路方式のシステムで２つの無線ゾーンが
図４に示す位置関係にある場合の各基地局のスロットタ
イミング関係図である。
【図６】ピンポン伝送方式のシステムで２つの無線ゾー
ンが図４に示す位置関係にある場合の各基地局のスロッ
トタイミング関係図である。
【符号の説明】
１０ 交換機 １１〜１３ 無線基地局 ２１〜２７ 無線電話端末 ４１ 遮蔽物 Ａ 無線基地局 Ｂ 無線基地局 ａ 無線電話端末 ｂ 無線電話端末

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 複数の無線基地局と、前記無線基地局に
    時分割多重無線伝送路を介して接続される複数の無線端
    末とで構成される移動通信システムにおいて使用される
    無線接続方式であって； この無線接続方式は、無線基
    地局は、接続要求を発した該当無線端末に対し無線周波
    数のみを通知して該無線周波数で応答受信を待機し、そ
    の応答を受信したタイミングのタイムスロットを通信用
    伝送路として割り当てることを行い； 無線端末は、通
    知された無線周波数の電波を少なくとも１多重フレーム
    間受信して空きタイムスロットを検出し、検出した空き
    タイムスロットの内の１つのタイムスロットで無線基地
    局に前記応答を送信する； ことを特徴とする無線接続
    方式。
  2. 【請求項２】 複数の無線基地局と、前記無線基地局に
    時分割多重無線伝送路を介して接続される複数の無線端
    末とで構成される移動通信システムにおいて使用される
    無線接続方式であって； この無線接続方式は、無線基
    地局は、接続要求を発した該当無線端末に対し無線周波
    数とその無線周波数での空きタイムスロットとを通知し
    て該無線周波数で応答受信を待機し、その応答を受信し
    たタイミングのタイムスロットを通信用伝送路として割
    り当てることを行い； 無線端末は、通知された無線周
    波数の電波を受信して通知されたタイムスロットが空き
    か否かを判定し、空きであればそのタイムスロットで無
    線基地局に前記応答を送信し、空きでなければ通知され
    た無線周波数の電波を少なくとも１多重フレーム間受信
    して空きタイムスロットを検出し、検出した空きタイム
    スロットの内の１つのタイムスロットで無線基地局に前
    記応答を送信する； ことを特徴とする無線接続方式。
  3. 【請求項３】 複数の無線基地局と、前記無線基地局に
    時分割多重無線伝送路を介して接続される複数の無線端
    末とで構成される移動通信システムにおいて使用される
    無線接続方式であって； この無線接続方式は、各無線
    基地局毎の時分割多重無線伝送路がそれぞれ複数のタイ
    ムスロットからなる上り伝送路と下り伝送路とに区分さ
    れてなり； 無線基地局は、接続要求を発した該当無線
    端末に対し無線周波数のみを通知して該無線周波数で応
    答受信を待機し、その応答を受信したタイミングのタイ
    ムスロットを通信用伝送路として割り当てることを行
    い； 無線端末は、通知された無線周波数の電波を受信
    して空きタイムスロットを検出する際に、上り伝送路と
    下り伝送路の双方において信号なしのタイムスロットを
    検出し、そのタイムスロットで無線基地局に前記応答を
    送信する； ことを特徴とする無線接続方式。
  4. 【請求項４】 複数の無線基地局と、前記無線基地局に
    時分割多重無線伝送路を介して接続される複数の無線端
    末とで構成される移動通信システムにおいて使用される
    無線接続方式であって； この無線接続方式は、各無線
    基地局毎の時分割多重無線伝送路が複数のタイムスロッ
    トからなる上り伝送路と下り伝送路とに区分されてな
    り； 無線基地局は、接続要求を発した該当無線端末に
    対し無線周波数とその無線周波数での空きタイムスロッ
    トとを通知して該無線周波数で応答受信を待機し、その
    応答を受信したタイミングのタイムスロットを通信用伝
    送路として割り当てることを行い； 無線端末は、通知
    された無線周波数の電波を受信して空きタイムスロット
    を検出する際に、上り伝送路と下り伝送路の双方におい
    て信号なしのタイムスロットを検出し、そのタイムスロ
    ットで無線基地局に前記応答を送信する； ことを特徴
    とする無線接続方式。
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