JPH0512190A - 転送情報制御方式 - Google Patents

転送情報制御方式

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JPH0512190A
JPH0512190A JP16785591A JP16785591A JPH0512190A JP H0512190 A JPH0512190 A JP H0512190A JP 16785591 A JP16785591 A JP 16785591A JP 16785591 A JP16785591 A JP 16785591A JP H0512190 A JPH0512190 A JP H0512190A
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Tomoyoshi Fukushima
知善 福島
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バスの拡張を行うバス拡張制御装置に接続さ
れた装置と処理装置間における転送情報の制御方式に関
し、バス拡張制御装置に接続されている装置の実装状態
を自動的に記録して転送情報の制御を行うことを目的と
する。 【構成】 バス拡張制御装置1と装置3-1〜3-iがバス
4を介して処理装置2に接続され、バス拡張制御装置1
と装置3-j〜3-nが拡張バス5で接続された処理システ
ムにおいて、バス拡張制御装置内に、処理装置よりの転
送情報を蓄積する転送情報蓄積手段6と、各装置の拡張
バス上の実装状態を記憶する実装状態記憶手段7と、転
送情報を受信したとき、転送先装置の実装状態を確認し
て転送情報の拡張バスへの送出を制御する実装状態識別
制御手段8と、拡張バスに送出した転送情報を受信した
装置よりの返送情報の有無により実装状態記憶手段に実
装状態を記録させる実装状態判定手段9を備えるように
構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はバスの拡張を行うバス拡
張制御装置に接続された装置と処理装置間において送受
信される転送情報の制御方式に関する。
【0002】記憶装置やチャネル制御装置などの装置が
バスにより処理装置(CPU)と接続される処理システ
ムにおいて、接続される装置がバスに接続可能な装置数
を超える場合、バスにバス拡張制御装置を接続し、前記
バスに接続し切れない一部の装置をバス拡張制御装置の
下位に設けた拡張バスに接続する方法が用いられること
が多い。
【0003】上記の方法ではバス拡張制御装置は全装置
の識別番号(以下、装置番号と記す)を記憶し、その中
で自己の下部の拡張バスに接続されている装置を実装状
態、接続されていない装置を未実装状態としてテーブル
に記録しておく。処理装置から情報転送先の装置番号を
付した転送情報がバスに送出されると、バス拡張制御装
置はこの転送情報に含まれる装置番号からその装置が拡
張バスに接続されているか否か、即ち、実装状態か未実
装状態かを前記テーブルを検索して識別し、実装状態で
あれば転送情報を拡張バスに送出し、未実装状態であれ
ば受信した転送情報を処理しないようにする。
【0004】上記のような制御を行うためには装置番号
ごとに実装状態を予めテーブルに設定しておき、装置の
収容変更の都度、テーブルを更新しておく必要がある。
しかし、従来はこのテーブルの設定と更新が確実に行わ
れない場合があり、またテーブルの記録の誤りを検証す
る方法もなかった。そのため、情報転送における信頼性
が乏しいという問題があった。
【0005】以上の状況から、バス拡張制御装置に接続
される装置の実装状態を自動的に設定・更新して情報転
送を制御することが可能な転送情報制御方式が求められ
ている。
【0006】
【従来の技術】図5は従来技術の構成図である。図5は
CPU22が接続されているバス24にメモリ、チャネル制
御装置など2台の装置23-1, 23-2(以下、装置A1,A
2と記す)とバス拡張制御装置21が接続され、バス拡張
制御装置21の下部に設けられた拡張バス25にも2台の装
置23-3, 23-4(以下、装置B1,B2と記す)が接続さ
れている処理システムの例を示している。なお、拡張バ
ス25の3台目の装置23-5(以下、装置B3と記す)は接
続予定として登録はされているがまだ接続されていない
ものとする。
【0007】バス拡張制御装置21には実装状態テーブル
27が設けられ、上記処理システムに接続される装置A1
〜B3(接続予定の装置を含む)の装置番号と、その装
置番号をもつ装置が拡張バス25に接続されているか否か
を示す実装情報が対応して記録されている。実装状態テ
ーブル27の実装情報は各装置が拡張バス25に接続された
り、撤去される都度、図示省略された入力装置などを用
いて人手により設定または更新されるものであるが、以
下、装置が拡張バス25に接続されている場合の実装情報
を「実装」、接続されていない場合の実装情報を「未実
装」で表す。
【0008】図5の構成において、CPU22が例えば装
置B1に情報を転送する場合、CPU22は装置番号,制
御情報,データなどにより構成される情報(以下、転送
情報と記す)をバス24に送出する。この転送情報は装置
A1,A2とバス拡張制御装置21に受信されるが、装置
A1,A2は装置番号が自己の番号と異なるため、何ら
の反応も行わない。
【0009】一方、バス拡張制御装置21は転送情報を受
信するとこれをバッファメモリ26に一時蓄積するととも
に、転送情報に含まれる装置番号を転送先装置番号レジ
スタ30にセットし、転送制御部28に出力する。転送制御
部28は装置番号を受信すると実装状態テーブル27にアク
セスし、受信した装置番号の装置B1の実装情報を調
べ、装置B1が「実装」、即ち、拡張バス25に接続され
ていることを確認する。この確認により転送制御部28は
バッファメモリ26に一時蓄積した転送情報を拡張バス25
に送出させる。
【0010】バッファメモリ26より送出された転送情報
は拡張バス25に接続されている装置B1,B2に受信さ
れるが、このうち装置B1は転送情報に含まれる装置番
号が自己の番号であることを公知の方法により識別し、
転送情報を受信したことを示す情報(以下、ステータス
情報と記す)を拡張バス25に返送する。
【0011】前記ステータス情報はバス拡張制御装置21
を経由してCPU22に受信され、CPU22は転送情報が
宛先の装置B1に転送されたことを確認する。その後、
装置B1が転送情報に指定された処理、例えばデータの
記憶などの処理を終了するとステータス情報と同一経路
により処理を終了したことを示す情報(アンサ情報)を
返送し、CPU22がこれを受信するとこの転送情報に関
する処理は終了する。
【0012】上記において、CPU22からの転送情報が
例えば装置A1に対するものであれば、バス拡張制御装
置21は転送制御部28が実装状態テーブル27にアクセスし
たときに装置A1が拡張バス25に接続されていないこと
が確認されるため、バッファメモリ26に一時記憶されて
いる転送情報を廃棄、またはそのまま記憶させたままで
以後の処理は実行しない。なお、この場合は装置A1か
らステータス情報がCPU22に返送されるため、バス拡
張制御装置21よりは何の情報も返送しない。
【0013】しかし、従来技術では上記のように実装状
態テーブル27に人手によって装置の実装状態を記録して
おく必要があり、記録が誤ると処理が実行出来なくな
る。例えば装置B3が拡張バス25に接続されたときに、
実装状態テーブル27の装置B3の実装情報が「未実装」
のままであると、CPU22から装置B3に対する転送情
報を受信したバス拡張制御装置21は装置B3が拡張バス
25に接続されていないと判定し、一時蓄積した転送情報
を拡張バス25に送出しない。このため、装置B3よりス
テータス情報が返送されず、CPU22ではこの転送情報
が処理不能となり、異常を知らせるメッセージなどが出
力されるような事態を招く。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】バス拡張制御装置に接
続された装置と処理装置間において情報転送を行う場
合、従来技術においてはバス拡張制御装置に装置の実装
状態を人手により設定し、かつ実装状態が変わる都度、
更新する必要があった。しかし、人手によるため実装状
態の記録が確実に行われない可能性があり、かつ、記録
の誤りを検証する方法もないため、情報転送の信頼性が
低下するという問題があった。
【0015】本発明は、バス拡張制御装置に接続されて
いる装置の実装状態を自動的に記録して転送情報の制御
を行うことを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の基本構成
図である。図中、1はバスに接続可能な装置の数を拡張
するバス拡張制御装置、2は処理装置、3-1〜3-iは第
1の装置群3aを構成する1または複数の装置、3-j
-nは第2の装置群3bを構成する1または複数の装
置、3aは第1の装置群、3bは第2の装置群、4は前
記処理装置2と第1の装置群3a及びバス拡張制御装置
1を接続するバス、5は前記バス拡張制御装置1と第2
の装置群3bを接続する拡張バスである。
【0017】6乃至9は前記バス拡張制御装置1内に設
けられ、6は前記処理装置2よりバス4を介して入力さ
れる任意の装置に対する転送情報を一時蓄積する転送情
報蓄積手段、7は前記第1の装置群3a及び第2の装置
群3bを構成する各装置3-1〜3-nについて前記拡張バ
ス5に接続されているか否かを識別できる実装情報を記
録する実装状態記憶手段、8は前記バス4を介して処理
装置2より前記転送情報を受信したとき、該装置が前記
拡張バス5上に接続されているか否かを前記実装状態記
憶手段7の実装情報により確認し、実装されている場合
及び実装状態未記録の場合に前記転送情報蓄積手段6に
蓄積されている転送情報を前記拡張バス5に送出させ、
未実装である場合に前記転送情報蓄積手段6に蓄積され
ている前記転送情報を廃棄して以後の処理を中止する制
御を行う実装状態識別制御手段、9は前記転送情報を前
記拡張バス5に送出したのち該転送情報を受信した装置
より該拡張バス5に返送される返送情報を監視し、返送
情報を識別した場合に前記実装状態記憶手段7に転送先
装置が実装されていることを記録させ、一定時間内に返
送情報が識別されない場合に前記実装状態記憶手段7に
該装置が未実装であることを記録させる実装状態判定手
段である。
【0018】
【作用】図1において、実装状態記憶手段7はバス4及
び拡張バス5に接続される全装置3-1〜3-nについて拡
張バス5に接続されているか否かを識別できる実装情報
を記憶しているが、初期設定は行わず、システムの運転
開始時にはすべての装置の実装情報を未記録の状態とし
ておく。
【0019】この状態において処理装置2より任意の装
置、例えば第2の装置群3bの中の装置3-jを指定した
転送情報がバス4に送出されると、この転送情報は第1
の装置群3aの装置3-1〜3-iとともにバス拡張制御装
置1に入力される。装置3-1〜3-iは指定された装置で
ないため、このときには何らの反応を示さない。
【0020】一方、バス拡張制御装置1はこの転送情報
を受信すると、転送情報蓄積手段6にこの転送情報を一
時蓄積し、実装状態識別制御手段8が実装状態記憶手段
7にアクセスして転送情報に指定された装置3-jが拡張
バス5上に接続されているか否かを確認する。実装状態
記憶手段7は前記のように初期状態ではすべての装置の
実装状態が未記録状態である。実装状態識別制御手段8
は未記録状態の装置に対する転送情報を受信したとき
は、転送情報蓄積手段6に蓄積されている転送情報を拡
張バス5に送出させる。
【0021】転送情報蓄積手段6より送出された転送情
報は拡張バス5に接続されている全ての装置3-j〜3-n
に入力されるが、その中で指定された装置3-jのみが転
送情報を受信したことを知らせる返送情報を拡張バス5
に送出する。この返送情報がバス拡張制御装置1の実装
状態判定手段9に入力されると、実装状態判定手段9は
装置3-iが拡張バス5に接続されていると判定し、実装
状態記憶手段7に対して実装情報の修正を要求する。実
装状態記憶手段7はこの要求により未記録状態にあった
装置3-jの実装情報を拡張バス5に接続されていること
を示す実装情報に更新する。
【0022】次に、処理装置2より例えば第1の装置群
3aの中の装置3-1に対して転送情報がバス4に送出さ
れると、この転送情報は第1の装置群3aの装置3-1
-i及びバス拡張制御装置1に入力される。この場合は
装置3-1より返送情報がバス4を介して処理装置2に送
られることとなるが、バス拡張制御装置1側ではこの転
送情報を受信すると、転送情報蓄積手段6にこの転送情
報を一時蓄積するとともに、実装状態識別制御手段8が
実装状態記憶手段7にアクセスして装置3-1の実装情報
が未記録であることを確認し、転送情報蓄積手段6に蓄
積している転送情報を拡張バス5に送出させる。
【0023】転送情報蓄積手段6より送出された転送情
報は拡張バス5に接続されている全装置3-j〜3-nに入
力されるが、いずれも指定された装置3-1ではないので
返送情報は送出しない。転送情報を拡張バス5に送出し
たのち、拡張バス5よりの返送情報を監視している実装
状態判定手段9は一定時間を経過しても返送情報が受信
されないと装置3-1が拡張バス5に接続されていないと
判定し、実装状態記憶手段7に対してこれを通知する。
実装状態記憶手段7はこの通知を受けると、装置3-1
実装情報を未記録状態から拡張バス5に接続されていな
いことを識別する情報に修正して記録する。
【0024】以上のようにして、初期状態ですべて未記
録状態にあった実装状態記憶手段7は、処理装置2より
転送情報が送出される都度、該当装置が拡張バス5に接
続されているか否かが判定されて実装状態が記録され
る。
【0025】次に、実装状態が記録された装置に対する
転送情報の処理方法を説明する。第2の装置群3bの中
のひとつの装置、例えば装置3-jは拡張バス5に接続さ
れていることが実装状態記憶手段7に既に記録されてい
るものとし、処理装置2よりこの装置3-jに対して転送
情報が送出されたものとする。バス拡張制御装置1はこ
の転送情報を受信すると、転送情報蓄積手段6にこの転
送情報を一時蓄積し、実装状態識別制御手段8が実装状
態記憶手段7にアクセスして装置3-jが拡張バス5上に
接続されていることを確認する。これによって、実装状
態識別制御手段8は転送情報蓄積手段6に蓄積されてい
る転送情報を拡張バス5に送出させる。この転送情報を
受信した装置3-jが返送情報を送出すると返送情報はバ
ス拡張制御装置1を経て処理装置2に送られる。
【0026】次に、第1の装置群3aまたは第2の装置
群3bの中のひとつの装置、例えば装置3-1が拡張バス
5に接続されていないことが実装状態記憶手段7に記録
されているものとし、処理装置2よりこの装置3-1に対
して転送情報が送出されたものとする。バス拡張制御装
置1はこの転送情報を受信すると、転送情報蓄積手段6
にこの転送情報を一時蓄積し、実装状態識別制御手段8
が実装状態記憶手段7にアクセスして装置3-1が拡張バ
ス5上に接続されていないことを確認する。これによっ
て実装状態識別制御手段8は転送情報蓄積手段6に蓄積
されている転送情報を廃棄またはそのままの状態として
以後の処理を中止する。即ち、バス拡張制御装置1は拡
張バス5に接続されていないことが確認された装置につ
いては転送情報については何らの処理も行わない。
【0027】以上のように、本発明では実装状態記憶手
段7に記録する各装置の実装状態情報は人手により設定
する必要がなく、処理装置と装置間に送受信される転送
情報と返送情報を監視することにより自動的に設定す
る。このため、システムの運用開始及び構成変更の際
に、装置の実装状態の記録に誤りが生ずることがなく、
システムの信頼性が向上する。
【0028】
【実施例】図2は本発明の実施例構成図、図3は本発明
の実施例の実装状態テーブル更新説明図、図4は本発明
の実施例システム構成図である。
【0029】図2乃至図4中、図1と同一の対象物は同
一記号で示し、1,1b,1cはバス拡張制御装置、2
はCPU(処理装置)、3-1〜3-7は装置、4はバス、
5,5b,5cは拡張バス、6は転送情報蓄積手段を構
成するバッファメモリ、7,7b,7cは実装状態記憶
手段を構成する実装状態テーブル、8は実装状態識別制
御部、9は実装状態判定部、10は転送先装置番号レジス
タ、11は実装状態テーブル7の読み出しと書き込みを制
御する実装状態テーブル制御部、12は実装状態判定手段
の一部を構成するステータス情報監視部、13はステータ
ス情報送信部である。
【0030】図2は、バス4に接続される第1の装置群
として装置3-1,装置3-2(以下、装置A1,A2と記
す)の2台、拡張バス5に接続される第2の装置群とし
て装置3-3,装置3-4(以下、装置B1,B2と記す)
の2台が設けられた処理システムの例を示している。以
下、図2について説明するが、図1を用いて説明した本
発明の作用と重複する部分については簡略に説明する。
【0031】図2の実装状態テーブル7にはバス4及び
拡張バス5に接続される全装置、即ち、装置A1〜B2
の実装情報を記憶しているが、初期状態ではすべての装
置の実装情報は未記録の状態になっている。
【0032】この状態において例えば装置B1に対する
転送情報がCPU2よりバス4に送出されると、バス拡
張制御装置1はこの転送情報をバッファメモリ6に一時
蓄積するとともに転送情報に含まれる装置番号を転送先
装置番号レジスタ10にセットする。次いで実装状態識別
制御部8は転送先装置番号レジスタ10より装置番号を入
力し、実装状態テーブル制御部11を介して実装状態テー
ブル7にアクセスし、装置B1の実装情報を読み出す。
【0033】初期状態ではすべての装置の実装情報は未
記録状態となっているため、実装状態識別制御部8は装
置B1の実装情報が未記録であることを確認する。実装
状態識別制御部8は転送先の装置の実装情報が「実装」
または「未記録」の場合にはバッファメモリ6に蓄積し
た転送情報を拡張バス6に送出させる制御を行うように
設定されているため、この場合はバッファメモリ6に蓄
積されている転送情報を拡張バス5に送出させる。
【0034】バッファメモリ6よりの転送情報は拡張バ
ス5に接続されている装置B1,B2に入力され、装置
B1より返送情報が拡張バス5に送出される。バス拡張
制御装置1のステータス情報監視部12は転送情報が拡張
バス5に送出されたのちに拡張バス5に返送される返送
情報を監視しているが、装置B1よりの返送情報を検出
すると実装状態判定部9にこれを通知する。
【0035】実装状態判定部9はこの通知により装置B
1が拡張バス5に接続されていると判定し、実装状態テ
ーブル制御部11に対して実装状態テーブル7の装置B1
の実装情報欄に「実装」を書き込むように要求する。こ
れによって未記録状態にあった装置B1の実装情報は
「実装」に修正される。なお、上記において装置B1よ
りの返送情報は処理装置2に対しても返送されるが、こ
れについては後述する。
【0036】次に、処理装置2より装置A1に対して転
送情報が送出されたものとすると、この転送情報は装置
A1,A2とともにバス拡張制御装置1にも入力され
る。バス拡張制御装置1は装置B1に対する場合と同様
の処理を行い、装置A1が未記録であることを確認して
バッファメモリ6に蓄積されている転送情報を拡張バス
5に送出する。しかし、この場合、装置A1は拡張バス
5に接続されていないため、拡張バス5に返送情報は送
られてこない。実装状態判定部9は一定時間を経過して
もステータス情報監視部12より返送情報を検出した通知
が送られてこないと装置A1が拡張バス5に接続されて
いないと判定し、実装状態テーブル制御部11を介して実
装状態テーブル7の装置A1の実装情報欄に「未実装」
を書き込ませる。
【0037】図2の実装状態テーブル7は装置A1と装
置B1の実装情報が上記のようにして書き込まれた状態
を示している。以下、同様にして初期状態ですべて未記
録状態にあった実装状態テーブル7は、CPU2より転
送情報が送出される都度、該当装置が拡張バス5に接続
されているか否かが判定されて実装情報が更新される。
【0038】次に、図2に例示した実装状態テーブル7
を前提として実装状態及び未実装状態の装置に対する転
送情報の処理方法を説明する。いま、装置B1に対して
CPU2より転送情報が送出されたものとする。バス拡
張制御装置1はこの転送情報を受信すると、バッファメ
モリ6にこの転送情報を一時蓄積するとともに、転送先
装置番号レジスタ10より装置番号を入力した実装状態識
別制御部8が実装状態テーブル制御部11を介して実装状
態テーブル7より装置B1の実装情報を読み出す。この
場合、装置B1の実装情報は「実装」となっているた
め、実装状態識別制御部8はバッファメモリ6に蓄積さ
れている転送情報を拡張バス5に送出させる。
【0039】この転送情報を受信した装置B1が返送情
報を送出すると、ステータス情報監視部12がこれを検出
し、実装状態識別制御部8に通知する。実装状態識別制
御部8はステータス情報送信部13を制御してステータス
情報をバス4に送出させる。即ち、拡張バス5より入力
された返送情報はバス拡張制御装置1により中継されて
バス4に送出され、CPU2に受信される。
【0040】次に、実装情報が「未実装」となっている
装置A1に対する転送情報の処理について説明する。バ
ス拡張制御装置1はこの転送情報を受信すると、バッフ
ァメモリ6に転送情報を一時蓄積するとともに前記と同
様の動作により装置A1が拡張バス5上に接続されてい
ないことを確認する。これによって実装状態識別制御部
8はバッファメモリ6に蓄積されている転送情報を廃棄
またはそのままの状態とし、以後の処理を中止する。即
ち、バス拡張制御装置1は拡張バス5に接続されていな
い装置に対する転送情報については何らの処理も行わな
いが、この場合はバス4に接続されている装置A1より
直接CPU2に対して返送情報が送出される。なお、バ
ッファメモリ6に蓄積された転送情報を廃棄しない場合
は次に受信された転送情報を上書きすることにより書替
えが行われる。
【0041】以上、バス拡張制御装置が1組のみ設置さ
れた処理システムの例を図2により説明したが、バス拡
張制御装置は1組に限られないため、図3によりバス拡
張制御装置2組が直列に接続された場合について説明す
る。なお、装置の記号については前記同様に記す。
【0042】図3における装置B1に対する転送情報の
処理は図2における場合と同様であるので、CPU2よ
り装置C1に対して転送情報が送出された例を説明す
る。CPU2よりの転送情報は先ず装置A1,A2と
バス拡張制御装置1bに受信され、バス拡張制御装置1
bでは実装状態テーブル7bの装置C1の実装情報によ
り次の動作を行う。
【0043】(1) 「未実装」であれば以後の処理を行わ
ない。 (2) 「未記録」か「実装」であれば転送情報を拡張バ
ス5bに送出する。この場合、転送情報は装置B1,
B2とバス拡張制御装置1cに受信され、バス拡張制御
装置1cでは実装状態テーブル7cの装置C1の実装情
報により(3) または(4) の動作を行う。
【0044】(3) 「未実装」であれば以後の処理を行わ
ない。この場合は拡張バス5bに返送情報を送出しない
のでバス拡張制御装置1bの実装状態テーブル7bの装
置C1の実装情報が「未記録」であれば「未実装」に更
新される。
【0045】(4) 「未記録」か「実装」であれば転送情
報を拡張バス5cに送出する。この場合、装置C1の
実装状態により(5) または(6) となる。 (5) 装置C1が接続されていない場合は返送情報がない
ため、実装状態テーブル7cに「未実装」を記録。バス
拡張制御装置1bにも返送情報が送られないため、実装
状態テーブル7bの装置C1の実装情報も「未実装」に
更新。
【0046】(6) 装置C1が接続されている場合は返送
情報が返送されるため、実装状態テーブル7cに「実
装」を記録。またバス拡張制御装置1cは中継した返送
情報を拡張バス5bに送出するため、バス拡張制御装
置1bは実装状態テーブル7bの装置C1の実装情報を
「実装」に更新し、再中継した返送情報をバス4に送
出。
【0047】以上のようにして2組のバス拡張制御装置
1b,1cの実装状態テーブル7b,7cに実装情報が
記録される。図3には装置C3のみが接続されていない
状態ですべての装置に対して転送情報が送出されたあと
の実装状態テーブル7b,7cの実装情報の例が記載さ
れている。
【0048】複数のバス拡張制御装置は図3のような接
続以外に、図4に示すような接続で使用されることがあ
る。図4の(1) は2組のバス拡張制御装置1b,1cが
バス4に並列に接続された例であるが、それぞれのバス
拡張制御装置1b,1cは図2のバス拡張制御装置1と
同一動作を行うため、図2と本質的に変わるところはな
い。
【0049】図4の(2) はCPU2の両側に1組づつの
バス拡張制御装置1b,1cが接続された例である。図
4のバス拡張制御装置1b,1cはいずれも図2のバス
拡張制御装置1の転送先装置番号レジスタ10が接続され
た側を図4のCPU2側のバス4に接続したものであ
り、バス拡張制御装置内部は図2と同一である。従っ
て、図4(2) は図4(1) の図面上の配置を変更したもの
と見做すことができ、両図は実質的に同一である。
【0050】以上説明したように、本発明では実装状態
テーブルの実装情報は処理装置と装置間に送受信される
転送情報と返送情報を監視することにより自動的に記録
されるため、人手により設定する必要がない。このた
め、システムの運用開始や構成変更の際に、装置の実装
状態の記録に誤りが生ずることがない。
【0051】以上、図2乃至図4により本発明の実施例
を説明したが、図2乃至図4はあくまで本発明の実施例
の一部を示したものに過ぎず、本発明は図2乃至図4の
構成に限定されるものではない。例えば、図2において
は拡張バス5に送られる返送情報をバス拡張制御装置1
内のステータス情報監視部12、実装状態識別制御部8及
びステータス情報送信部13を介してバス4に中継してい
るが、返送情報を拡張バス5より直通でバス4に中継し
ても本発明の効果は変わらない。また、図2のバス拡張
制御装置1内の各構成部分の一部を併合した構成、例え
ばステータス情報監視部12と実装状態判定部9を併合し
た構成としても本発明の効果が変わらないことは明らか
であり、本発明はこれらの変形を排除するものではな
い。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
バス拡張制御装置に接続された装置と処理装置間におけ
る転送情報の処理に際して、バス拡張制御装置の下部の
拡張バスに接続されている装置の実装状態を自動的に記
録して処理を行うことが可能となるため、実装状態の記
録に誤りが生ずることがなく、また、これに伴い、実装
状態の記録の不備に起因する転送情報の処理誤りの発生
が防止できる。また、装置の実装状態の記録の自動化に
伴い、システム設置時における初期設定が簡略化され、
装置構成の変更時における装置実装状態記録の更新も不
要となる。
【0053】このため、本発明はかかる処理システムに
おける情報転送の信頼性の向上と、省力化に大きく貢献
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の基本構成図
【図2】 本発明の実施例構成図
【図3】 本発明の実施例実装状態テーブル更新説明図
【図4】 本発明の実施例システム構成図
【図5】 従来技術の構成図
【符号の説明】
1 バス拡張制御装置 2 処理装置 3-1〜3-n 装置 3a,3b 装置群 4 バス 5 拡張バス 6 転送情報蓄積手段 7 実装状態記憶手段 8 実装状態識別制御手段 9 実装状態判定手段

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 バスに接続可能な装置の数を拡張するバ
    ス拡張制御装置(1)と1または複数の装置(3-1〜3 -i
    からなる第1の装置群(3a)がバス(4) を介して処理装置
    (2) に接続され、かつ該バス拡張制御装置(1) と1また
    は複数の装置(3-j〜3 -n)からなる第2の装置群(3b)が
    拡張バス(5) を介して接続された処理システムにおい
    て、 前記バス拡張制御装置(1) 内に、前記処理装置(2) より
    バス(4) を介して入力される任意の装置に対する転送情
    報を一時蓄積する転送情報蓄積手段(6) と、 前記第1の装置群(3a)及び第2の装置群(3b)を構成する
    各装置(3-1〜3 -n)について前記拡張バス(5) に接続さ
    れているか否かを識別できる実装情報を記録する実装状
    態記憶手段(7) と、 前記バス(4) を介して処理装置(2) より前記転送情報を
    受信したとき、該装置が前記拡張バス(5) 上に接続され
    ているか否かを前記実装状態記憶手段(7) の実装情報に
    より確認し、実装されている場合及び実装状態未記録の
    場合に前記転送情報蓄積手段(6) に蓄積されている転送
    情報を前記拡張バス(5) に送出させ、未実装である場合
    に前記転送情報蓄積手段(6) に蓄積されている前記転送
    情報を廃棄して以後の処理を中止する制御を行う実装状
    態識別制御手段(8) と、 前記転送情報を前記拡張バス(5) に送出したのち該転送
    情報を受信した装置より該拡張バス(5) に返送される返
    送情報を監視し、返送情報を識別した場合に前記実装状
    態記憶手段(7) に転送先装置が実装されていることを記
    録させ、一定時間内に返送情報が識別されない場合に前
    記実装状態記憶手段(7) に該装置が未実装であることを
    記録させる実装状態判定手段(9) を備え、 バス拡張制御装置が処理装置と装置間に送受信される転
    送情報及び返送情報により拡張バス上の装置の実装状態
    を自動的に記録して転送情報の制御を行うことを特徴と
    する転送情報制御方式。
JP16785591A 1991-07-09 1991-07-09 転送情報制御方式 Withdrawn JPH0512190A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006134804A1 (ja) * 2005-06-15 2006-12-21 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 外部デバイスアクセス装置

Cited By (3)

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JPWO2006134804A1 (ja) * 2005-06-15 2009-01-08 松下電器産業株式会社 外部デバイスアクセス装置
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