JP7151505B2 - 車載システム - Google Patents
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Description
ECUにおいて、DTCを記憶するためのメモリ容量は有限であり、記憶可能なDTCの数には上限がある。このため、DTCの記憶数が上限に達している状態で、新たなDTCを記憶する必要が生じた場合には、例えば、新たなDTCを既に記憶されているDTCに上書きして記憶するか、あるいは、新たなDTCを破棄することが考えられる。但し、このようにすると、特定DTCが記憶されない可能性がある。特定DTCに対応する故障が生じているのに、その特定DTCが記憶されないと、例えばOBD車検の実施時において、本来ならば不合格の車両が、合格と判断されてしまう。
このような構成の情報テーブルは、どの故障情報が特定故障情報であるか、という第1種事項だけでなく、特定故障情報の発生元がどのスレーブ制御ユニットであるか、という第2種事項も表すことができる。
複数のスレーブ制御ユニットのそれぞれは、車両の外部の装置である診断ツールからの故障情報要求を受信すると、マスタ制御ユニットに、当該スレーブ制御ユニットが発生元である特定故障情報を要求するための出力要求を送信し、当該出力要求に応答してマスタ制御ユニットから特定故障情報が送られてきたなら、そのマスタ制御ユニットからの特定故障情報と、当該スレーブ制御ユニットにおいて記憶されている故障情報(即ち、非特定故障情報)とを、前記故障情報要求に対する応答として診断ツールに送信する(S310~S340)。
[1.構成]
図1に示す実施形態の車載システム1は、車両に搭載されるシステムであり、マスタ制御ユニットに相当するマスタECU10と、複数のスレーブ制御ユニットに相当するスレーブECU11~14と、を備える。各スレーブECU11~14は、少なくとも1つの故障を検出するための故障診断機能を有している。そして、マスタECU10とスレーブECU11~14は、車両内に配設された通信バス3を介して通信可能に接続されている。尚、スレーブECU11~14の数は、本実施形態では4であるが、4以外であっても良い。また、図1及び図1と同様の後述する他の図では、スレーブECU11~14のそれぞれを、ECU_A~Dとして図示している。
本実施形態では、検出された故障のDTCのうち、特定DTCはマスタECU10に記憶され、非特定DTCは発生元のスレーブECU11~14に記憶される。尚、DTCの記憶先の説明として、マスタECU10に記憶されるとは、詳しくは、マスタECU10の記憶領域25に記憶されることであり、スレーブECU11~14に記憶されるとは、詳しくは、スレーブECU11~14の記憶領域21に記憶されることである。
スレーブECU11~14は、当該ECUが有する故障診断機能によって何れかの故障を検出すると、図2に示す記憶制御処理を行う。
マスタECU10は、スレーブECU11~14の何れかが送信した、DTCを含むメッセージを受信すると、図3に示す記憶制御処理を行う。
図2,図3の各処理により、スレーブECU11~14とマスタECU10は、図4に示すように動作する。尚、図4におけるスレーブECUは、スレーブECU11~14のうち、故障を検出したスレーブECUであり、ここでは、例えばスレーブECU11であるとして説明する。
例えば、図1において、スレーブECU11(即ち、ECU_A)が、DTC1に対応する故障を検出したとする。そして、DTC1は、特定DTCである。
〈1〉スレーブECU11は、DTC1をマスタECU10に送信する。
〈2〉マスタECU10は、スレーブECU11から受信したDTC1が特定DTCであるか否かを、特定DTCテーブル23に基づいて判定する。
〈3〉このため、マスタECU10は、スレーブECU11からのDTC1を、記憶領域25に記憶する。
〈5〉スレーブECU11は、マスタECU10からの指示に従って、DTC1を記憶領域21に記憶せずに破棄する。
また例えば、図1において、スレーブECU12(即ち、ECU_B)が、DTC3に対応する故障を検出したとする。そして、DTC3は、非特定DTCである。
〈6〉スレーブECU12は、DTC3をマスタECU10に送信する。
〈7〉マスタECU10は、スレーブECU12から受信したDTC3が特定DTCであるか否かを、特定DTCテーブル23に基づいて判定する。
〈9〉スレーブECU11は、マスタECU10からの指示に従って、DTC3を記憶領域21に記憶する。
[3.DTCを診断ツールに出力するための処理]
次に、図5に示すように、診断ツール7が通信バス5に接続され、その診断ツール7からのDTC要求に対して、スレーブECU11~14が応答する場合に行われる処理について説明する。
スレーブECU11~14は、診断ツール7からマスタECU10を経由して送られて来る当該スレーブECU宛てのDTC出力要求を受信すると、図6に示すDTC出力制御処理を行う。診断ツール7からのDTC出力要求は、スレーブECU11~14の何れかに対して、当該スレーブECUで検出されたDTCを要求するためのメッセージであり、故障情報要求に相当する。
マスタECU10は、DTC応答制御処理では、受信したDTC出力要求の送信元のスレーブECU(以下、要求元ECU)が発生元である特定DTCを、特定DTCテーブル23から特定する。そして、特定した特定DTCが記憶領域25に記憶されていれば、その記憶されている特定DTCを含む応答メッセージを、要求元ECUに送信する。また、上記特定した特定DTCが記憶領域25に記憶されていない場合、あるいは、そもそも要求元ECUが発生元である特定DTCが、特定DTCテーブル23に記録されていない場合には、DTCが含まれない応答メッセージを、要求元ECUに送信する。
上記DTC出力制御処理及びDTC応答制御処理により、スレーブECU11~14とマスタECU10は、図7に示すように動作する。尚、図7におけるスレーブECUは、例えばスレーブECU11であるとして説明する。
マスタECU10は、S22にて、診断ツール7からの要求メッセージとしてのDTC出力要求を、そのままスレーブECU11に転送する。具体的には、診断ツール7からのDTC出力要求を通信バス3に送出する。
すると、マスタECU10は、S24にて、上記DTC応答制御処理を行うことにより、記憶領域25に記憶されている特定DTCのうち、スレーブECU11が発生元である特定DTCを含む応答メッセージを、スレーブECU11に送信する。尚、この例では、スレーブECU11が発生元である特定DTCが、マスタECU10の記憶領域25に記憶されているものとする。
例えば図5において、〈11〉に示すように、診断ツール7からスレーブECU11宛てのDTC出力要求が送信されたとする。
〈12〉スレーブECU11は、マスタECU10にDTC出力要求を送信する。
〈13〉マスタECU10は、記憶領域25に記憶されている特定DTCのうち、発生元がスレーブECU11である特定DTC、即ち、この例ではDTC1を、スレーブECU11に送信する。
[4.特定DTCテーブルに特定DTCを追加記録する機能]
特定DTCが追加された場合、即ち、車両で検出されるDTCのうち、特定DTCとして定められるものが増やされた場合には、マスタECU10の特定DTCテーブル23を更新する必要がある。そこで、特定DTCテーブル23に特定DTCを追加記録する機能について説明する。
図8のラダーチャートに示すように、診断ツール7が、S31にて、特定DTC追加情報を送信すると、マスタECU10は、その特定DTC追加情報を受信する。特定DTC追加情報には、追加された特定DTCと、その特定DTCの発生元であるスレーブECUを示す発生元情報とが、少なくとも含まれる。この特定DTC追加情報は、外部からの追加要求に相当する。
[4-2.作用例]
例えば図9において、〈21〉に示すように、診断ツール7からマスタECU10へ、「スレーブECU11(即ち、ECU_A)が発生元のDTC2と、スレーブECU12(即ち、ECU_B)が発生元のDTC3を、追加する」という内容を表す特定DTC追加情報が送信されたとする。
よって、OBD車検における特定DTCが追加された場合に、特定DTCテーブル23を更新することができる。
特定DTCが減らされる場合、即ち、車両で検出されるDTCのうち、特定DTCとして定められるものが減らされる場合もあり得る。そして、この場合には、減らされた特定DTCを、マスタECU10の特定DTCテーブル23から削除する必要がある。そこで、特定DTCテーブルから特定DTCを削除する機能について説明する。
図10のラダーチャートに示すように、診断ツール7が、S41にて、特定DTC削除情報を送信すると、マスタECU10は、その特定DTC削除情報を受信する。特定DTC削除情報には、特定DTCテーブル23から削除すべき削除対象の特定DTCが少なくとも含まれる。また、特定DTC削除情報には、例えば、削除対象の特定DTCの発生元であるスレーブECUを示す発生元情報も含まれて良い。尚、この特定DTC削除情報は、外部からの削除要求に相当する。
[5-2.作用例]
例えば図11において、〈31〉に示すように、診断ツール7からマスタECU10へ、「DTC2とDTC3が、削除対象の特定DTCである」という内容を表す特定DTC削除情報が送信されたとする。
よって、OBD車検において特定DTCが減らされた場合に、特定DTCテーブル23を更新することができる。
特定DTCテーブル23に新たな特定DTCが追加記録された場合に、その新たな特定DTCがスレーブECU11~14の何れかに既に記憶されていて、マスタECU10に記憶されないと、DTC記憶の整合が崩れてしまう。ここで言うDTC記憶の整合とは、「検出されたDTCのうち、特定DTCはマスタECU10に記憶され、非特定DTCは発生元のスレーブECU11~14に記憶される」ということである。
マスタECU10は、図8の動作によって特定DTCテーブル23に特定DTCを追加記録した後、図12の追加後整合用処理を行う。尚、図12の追加後整合用処理は、スレーブECU11~14のうち、特定DTCテーブル23に追加された特定DTCの発生元のスレーブECU(以下、対象スレーブECU)毎について実施される。
また、マスタECU10は、上記S440にて、Nが0であると判定した場合には、S500に進み、S470,S480でDTC及び指示情報が追加された指示メッセージを対象スレーブECUに送信する。そして、その後、当該追加後整合用処理を終了する。尚、応答DTCの数が0であった場合、マスタECU10は、S500では、指示メッセージを送信しなくて良い。
スレーブECU11~14は、マスタECU10が上記S500で送信した当該スレーブECU宛ての指示メッセージを受信すると、図13に示す指示対応処理を行う。
スレーブECU11~14は、次のS520にて、Nが0であるか否かを判定し、Nが0でなければ、S530に進む。
また、スレーブECU11~14は、上記S520にて、Nが0であると判定した場合には、そのまま当該指示対応処理を終了する。
上記追加後整合用処理及び指示対応処理により、マスタECU10とスレーブECU11~14は、図14に示すように動作する。尚、図14におけるスレーブECUは、例えばスレーブECU11であるとして説明する。
すると、スレーブECU11は、S52にて、記憶領域21に記憶されている全てのDTCをマスタECU10に送信する。
[6-4.作用例]
例えば図15に示すように、図9の例と同様に、点線で示される更新前の特定DTCテーブル23が、実線で示される特定DTCテーブル23のように更新されたとする。つまり、発生元がスレーブECU11(即ち、ECU_A)のDTC2と、発生元がスレーブECU12(即ち、ECU_B)のDTC3とが、新たな特定DTCとして、特定DTCテーブル23に追加記録されたとする。
〈42〉スレーブECU11は、記憶領域21に記憶されている全てのDTCを、マスタECU10に送信する。この例では、DTC2がマスタECU10に送信される。
〈46〉スレーブECU11は、マスタECU10からの指示に従って、記憶領域21からDTC2を削除する。
〈52〉スレーブECU12は、記憶領域21に記憶されている全てのDTCを、マスタECU10に送信する。この例では、DTC7がマスタECU10に送信される。
〈55〉スレーブECU11は、マスタECU10からの指示に従って、記憶領域21にDTC7を記憶したままにする。
特定DTCテーブル23から何れかの特定DTCが削除された場合には、特定DTCでなくなったDTC(即ち、非特定DTC)がマスタECU10に記憶された状態になる可能性がある。つまり、DTC記憶の整合が崩れてしまう可能性がある。
マスタECU10は、図10の動作によって特定DTCテーブル23から何れかの特定DTCを削除した後、図16の削除後整合用処理を行う。
また、マスタECU10は、上記S630にて、N番目のDTCが特定DTCでないと判定した場合には、S640に進む。この場合、N番目のDTCは、特定DTCテーブル23から削除された旧来の特定DTC、即ち、特定DTCから非特定DTCに変更されたDTCであり、削除故障情報に相当する。
マスタECU10は、次のS650にて、N番目のDTCの発生元のスレーブECUを、更新前の特定DTCテーブル23から特定する。そして、特定した発生元のスレーブECU宛ての指示メッセージに、N番目のDTCと、このDTCの記憶を意味する指示情報(以下、記憶指示情報)とを、対応付けて追加し、その後、S660に進む。
また、マスタECU10は、上記S620にて、Nが0であると判定した場合には、S670に進む。そして、S670では、上記S650で特定した発生元のスレーブECU宛ての指示メッセージであって、記憶対象のDTCと記憶指示情報とが含まれた指示メッセージを送信する。そして、その後、当該追加後整合用処理を終了する。
マスタECU10が上記削除後整合用処理を行うことにより、マスタECU10とスレーブECU11~14は、図17に示すように動作する。
例えば図18に示すように、図11の例と同様に、点線で示される更新前の特定DTCテーブル23が、実線で示される特定DTCテーブル23のように更新されたとする。つまり、発生元がスレーブECU11(即ち、ECU_A)のDTC2と、発生元がスレーブECU12(即ち、ECU_B)のDTC3とが、特定DTCテーブル23から削除されたとする。
〈61〉マスタECU10は、記憶領域25に記憶されているDTCのそれぞれについて、特定DTCであるか否かを、更新後の特定DTCテーブル23に基づき判定する。この例では、記憶領域25に記憶されているDTC2が、特定DTCでないと判定される。
〈63〉そして、マスタECU10は、DTC2の発生元のスレーブECU11に対して、DTC2の記憶を指示する。
このように、特定DTCテーブル23から削除されたDTC2が、マスタECU10に記憶されていた場合には、そのDTC2が、マスタECU10から削除され、発生元のスレーブECU11に記憶される。
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果を奏する。尚、上記実施形態では、DTCが故障情報に相当し、特定DTCが特定故障情報に相当している。
(1)スレーブECU11~14の何れかで検出されたDTCのうち、特定DTCは、マスタECU10に記憶される。このため、スレーブECU11~14においてDTCを記憶するためのメモリ容量(例えば、記憶領域21の容量)が少なくて済み、特定DTCがどこにも記憶されなくなってしまうことも防止することができる。
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
また、特定DTCは、OBD車検における合否判定に使用されるDTCに限らず、例えば、車両の特定機能の修理要否を判定するために使用されるDTC等であっても良い。
Claims (6)
- 車載システムであって、
マスタ制御ユニット(10)と、
前記マスタ制御ユニットと通信バス(3)を介して接続された複数のスレーブ制御ユニット(11~14)と、を備え、
前記複数のスレーブ制御ユニットのそれぞれは、
当該スレーブ制御ユニットが有する故障診断機能によって検出された故障情報を、前記マスタ制御ユニットに送信する(S110)ように構成され、
前記マスタ制御ユニットは、
前記複数のスレーブ制御ユニットのそれぞれで検出され得る複数種類の故障の故障情報のうち、特定の用途に使用される故障情報である特定故障情報が、少なくとも記録された情報テーブル(23)と、
前記複数のスレーブ制御ユニットから当該マスタ制御ユニットに送信された前記故障情報のうち、前記特定故障情報を保存するための記憶領域(25)と、を備え、
更に、前記マスタ制御ユニットは、
前記複数のスレーブ制御ユニットの何れかから送信された前記故障情報を受信すると、当該受信した故障情報である受信故障情報が前記特定故障情報であるか否かを、前記情報テーブルに基づいて判定し、前記受信故障情報が前記特定故障情報であると判定した場合には、前記受信故障情報を前記記憶領域に記憶すると共に、前記受信故障情報を送信したスレーブ制御ユニットに当該受信故障情報の破棄を指示し、また、前記受信故障情報が前記特定故障情報ではないと判定した場合には、前記受信故障情報を送信したスレーブ制御ユニットに当該受信故障情報の記憶を指示する(S210~S250)ように構成されており、
前記マスタ制御ユニットは、
当該マスタ制御ユニットの外部からの追加要求に従って、前記情報テーブルに前記特定故障情報を追加して記録する追加機能(S32)を備える、
車載システム。 - 車載システムであって、
マスタ制御ユニット(10)と、
前記マスタ制御ユニットと通信バス(3)を介して接続された複数のスレーブ制御ユニット(11~14)と、を備え、
前記複数のスレーブ制御ユニットのそれぞれは、
当該スレーブ制御ユニットが有する故障診断機能によって検出された故障情報を、前記マスタ制御ユニットに送信する(S110)ように構成され、
前記マスタ制御ユニットは、
前記複数のスレーブ制御ユニットのそれぞれで検出され得る複数種類の故障の故障情報のうち、特定の用途に使用される故障情報である特定故障情報が、少なくとも記録された情報テーブル(23)と、
前記複数のスレーブ制御ユニットから当該マスタ制御ユニットに送信された前記故障情報のうち、前記特定故障情報を保存するための記憶領域(25)と、を備え、
更に、前記マスタ制御ユニットは、
前記複数のスレーブ制御ユニットの何れかから送信された前記故障情報を受信すると、当該受信した故障情報である受信故障情報が前記特定故障情報であるか否かを、前記情報テーブルに基づいて判定し、前記受信故障情報が前記特定故障情報であると判定した場合には、前記受信故障情報を前記記憶領域に記憶すると共に、前記受信故障情報を送信したスレーブ制御ユニットに当該受信故障情報の破棄を指示し、また、前記受信故障情報が前記特定故障情報ではないと判定した場合には、前記受信故障情報を送信したスレーブ制御ユニットに当該受信故障情報の記憶を指示する(S210~S250)ように構成されており、
前記マスタ制御ユニットは、
当該マスタ制御ユニットの外部からの削除要求に従って、前記情報テーブルから当該情報テーブルに記録されている前記特定故障情報の何れかを削除する削除機能(S42)を備える、
車載システム。 - 請求項1に記載の車載システムであって、
前記マスタ制御ユニットは、
前記追加機能によって前記情報テーブルに前記特定故障情報を追加した場合に、前記情報テーブルに追加した特定故障情報である追加故障情報が、前記複数のスレーブ制御ユニットのうち、当該追加故障情報の発生元のスレーブ制御ユニットに記憶されているならば、前記追加故障情報を前記記憶領域に記憶すると共に、前記発生元のスレーブ制御ユニットから前記追加故障情報を消去させる(S410~S500)ように構成されている、
車載システム。 - 請求項2に記載の車載システムであって、
前記マスタ制御ユニットは、
前記削除機能によって前記情報テーブルから前記特定故障情報の何れかを削除した場合に、前記情報テーブルから削除した特定故障情報である削除故障情報が前記記憶領域に記憶されているならば、当該削除故障情報を前記記憶領域から削除すると共に、当該削除故障情報を、前記複数のスレーブ制御ユニットのうち、当該削除故障情報の発生元のスレーブ制御ユニットに記憶させる(S610~S670)ように構成されている、
車載システム。 - 請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載の車載システムであって、
前記情報テーブルは、
前記特定故障情報が、当該特定故障情報の発生元の前記スレーブ制御ユニットを特定可能な情報と対応付けて記録されるように構成されている、
車載システム。 - 請求項5に記載の車載システムであって、
前記複数のスレーブ制御ユニットのそれぞれは、
車両の外部の装置である診断ツールからの故障情報要求を受信すると、前記マスタ制御ユニットに、当該スレーブ制御ユニットが発生元である前記特定故障情報を要求するための出力要求を送信し、当該出力要求に応答して前記マスタ制御ユニットから前記特定故障情報が送られてきたなら、前記マスタ制御ユニットからの前記特定故障情報と、当該スレーブ制御ユニットにおいて記憶されている前記故障情報とを、前記故障情報要求に対する応答として前記診断ツールに送信する(S310~S340)ように構成されており、
前記マスタ制御ユニットは、
前記複数のスレーブ制御ユニットの何れかが送信した前記出力要求を受信すると、前記出力要求を送信したスレーブ制御ユニットが発生元である前記特定故障情報を、前記情報テーブルから特定し、特定した特定故障情報が前記記憶領域に記憶されていれば、当該記憶されている特定故障情報を、前記出力要求を送信したスレーブ制御ユニットに送信する(S24)ように構成されている、
車載システム。
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