JPH05121331A - 機能性堆積膜の連続的形成方法 - Google Patents

機能性堆積膜の連続的形成方法

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JPH05121331A
JPH05121331A JP3305254A JP30525491A JPH05121331A JP H05121331 A JPH05121331 A JP H05121331A JP 3305254 A JP3305254 A JP 3305254A JP 30525491 A JP30525491 A JP 30525491A JP H05121331 A JPH05121331 A JP H05121331A
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pressure
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film
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Toshihito Yoshino
豪人 吉野
Shotaro Okabe
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Masahiro Kanai
正博 金井
Akira Sakai
明 酒井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 隣り合う成膜室のガスが相互混入することな
く成膜に適した圧力が大きく異なる複数のプロセスを一
連のロール・ツー・ロール法に組み入れることが可能な
生産性の高い機能性堆積膜の連続的形成方法を提供する
ことを目的とする。 【構成】 帯状基体を長手方向に連続的に移動させなが
ら、スリット状の分離通路に掃気ガスを導入するガス導
入口を有するガスゲートにより接続された複数の成膜室
を通過させ、前記各成膜室で前記帯状基体上に機能性堆
積膜を順次積層する機能性堆積膜の連続的形成方法にお
いて、少なくとも1つの前記ガスゲートにより接続され
る隣あう成膜室内の圧力が異なり、該ガスゲートの分離
通路内の圧力が掃気ガス導入位置において最大となるよ
うにして堆積膜を形成することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大面積の機能性堆積膜
の連続的形成方法に係わり、殊に光起電力素子等の積層
薄膜素子に用いる薄膜を基体上に連続的に形成する方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、基体上に光起電力素子等に用いる
機能性堆積膜を連続的に形成する方法として、各々の半
導体層形成用の独立した成膜室を設け、該成膜室にて各
々の半導体層の形成を行なう方法が提案されている。特
許公告公報昭62−36633明細書には、ロール・ツ
ー・ロール(ROll TO ROll)方式を採用し
た連続プラズマCVD法が開示されている。この方法に
よれば、複数のグロー放電領域を設け所望の幅の十分に
長い帯状の基板を、該基板が前記各グロー放電領域を順
次貫通する経路に沿って配置し、前記各グロー放電領域
において必要とされる導電型の半導体層を堆積形成しつ
つ前記基体をその長手方向に連続的に搬送せしめること
によって、半導体接合を有する素子を連続形成すること
ができるとされている。
【0003】なお、該明細書においては、各半導体層形
成時に用いる不純物ガスが他のグロー放電領域へ拡散、
混入するのを防止するために、ガスゲートが用いられて
いる。具体的には前記各グロー放電領域をスリット状の
分離通路によって分離し、さらに該分離通路に例えば、
Ar、H2、等の掃気用ガスの流れを形成させる手段が
採用されている。
【0004】しかしながら、かかるガスゲートにおいて
は各成膜室間に圧力差ある場合、圧力の高い成膜室から
圧力の低い成膜室へ成膜ガスが混入しやすくなる。これ
に対しては従来、隣り合う成膜室の圧力をあわせて圧力
差を作らないようにする、あるいは米国特許第4,43
8,723号明細書に開示されているように隣り合う成
膜室からのガスの混入を防ぎたい側の成膜室の圧力を高
くすることにより対応していた。
【0005】一方、マイクロ波を用いたプラズマプロセ
スが近年注目されている。マイクロ波は従来の高周波を
用いた場合に比較して周波数が高いためエネルギー密度
を高めることが可能で、プラズマを効率よく発生させ、
持続させることに適している。
【0006】例えば、米国特許第4,517,223号
明細書及び同第4,504,518号明細書には、低圧
下でのマイクロ波グロー放電プラズマ内で小面積の基体
上に薄膜を堆積形成させる方法が開示されている。マイ
クロ波を用いることにより高周波に比較して低圧下での
放電が可能であり、膜特性の低下の原因となる活性種の
ポリマリゼイションを防ぎ高品質の堆積膜が得られるば
かりでなく、プラズマ中でのポリシラン等の粉末の発生
を抑え、かつ堆積速度の飛躍的向上が図れるとされてい
る。
【0007】ところが、このマイクロ波プロセスを前記
ロール・ツー・ロール装置の中に組み入れようとすると
マイクロ波プロセスを行なう成膜室と高周波プロセスを
行なう成膜室とでは膜堆積に適した圧力範囲が異なるた
め大きな圧力差を生じる。
【0008】例えば、ロール・ツー・ロール方式の装置
でアモルファスシリコンのpin型光起電力素子を形成
する場合、成膜速度が要求されるi層をマイクロ波で、
i層より膜厚が薄いn及びp層を高周波で成膜しようと
すると、i層の成膜室の圧力はmTorr台まで下げられる
が、n及びp層の成膜室の圧力は100mTorr以下には
下げられないため、不純物ガスの混入を防ぎたいi層の
成膜室の圧力をn及びp層の成膜室の圧力と同じあるい
はそれ以上にすることは困難であり、不純物ガスの混入
を防ぎたい側の成膜室の圧力が低くなってしまい、しか
も大きな圧力差を生じる。このような場合、上述した従
来の方法では対応できず、圧力の高い成膜室から圧力の
低い成膜室へガスが多量に混入し、圧力の低い成膜室で
形成される膜の特性が低下するという問題点があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来のロール
・ツー・ロール法による機能性堆積膜の連続的形成方法
の前述の問題点を解決し、圧力の高い成膜室から圧力の
低い成膜室へのガスの混入を防ぎながら、圧力差の大き
な成膜室を同一のロール・ツー・ロール方式の装置に組
み入れ、圧力の異なるプロセスを連続して行なうことの
できる生産性の高い機能性堆積膜の連続的形成方法を提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明の機能性
堆積膜の連続的形成方法は、帯状基体を長手方向に連続
的に移動させながら、スリット状の分離通路に掃気ガス
を導入するガス導入口を有するガスゲートにより接続さ
れた複数の成膜室を通過させ、前記各成膜室で前記帯状
基体上に機能性堆積膜を順次積層する機能性堆積膜の連
続的形成方法において、少なくとも1つの前記ガスゲー
トにより接続される隣あう成膜室内の圧力が異なり、該
ガスゲートの分離通路内の圧力が掃気ガス導入位置にお
いて最大となるようにして堆積膜を形成することを特徴
とする。
【0011】すなわち、本発明の方法はロール・ツー・
ロール方式の装置において圧力差のある成膜室間を接続
するガスゲートのガス分離性能を高めることにより、成
膜室のガスの混入を防ぎつつ、圧力の異なるプロセスを
連続して行なうことができるようにしたものである。
【0012】
【作用】先ず、隣合う成膜室の圧力及び掃気ガス導入量
と分離通路内の圧力分布の関係について説明する。
【0013】ガスゲートが接続する二つの成膜室の圧力
が同じ場合、ガスゲート内の分離通路の圧力は掃気ガス
を導入すれば必ず図2に示すように掃気ガス導入位置に
おいて最大になる。A,B,Cと掃気ガスの導入量を増
加させると掃気ガス導入位置の圧力は高まり、掃気ガス
導入位置から二つの成膜室へのガスの流れが形成され、
二つの成膜室のガスが相互に混入するのを防止すること
ができる。
【0014】しかし、ガスゲートが接続する二つの成膜
室間に圧力差がある場合には、ガスゲート内の分離通路
の圧力は掃気ガスを導入した時に必ずしも掃気ガス導入
位置において最大にはならない。図3に示すように掃気
ガスを流さない場合にはA、少量流す場合にはB、多量
に流す場合にはCと変化し、掃気ガスが少ない場合には
圧力の高い成膜室側の開口部で分離通路の圧力は最大に
なる。また、ガスゲートが接続する二つの成膜室間に圧
力差をつける前記の米国特許第4,438,723号明
細書に開示された方法でも図4に示すように掃気ガスを
圧力の高い方の成膜室のガスゲート開口部に吹き付けて
いるため、ガスゲート内の分離通路の圧力は圧力の高い
方の成膜室側の開口部で最大になる。
【0015】以上述べたようにガスゲートが接続する二
つの成膜室間に圧力差がない場合とは異なり、圧力差が
ある場合は、ガスゲート内の圧力分布は様々に変化す
る。
【0016】そこで、本発明者らは成膜室間に圧力差が
ある場合について、図5に示す装置を用いてガスゲート
内の圧力分布とガス分離性能の関係を調べた。図5にお
いて501は圧力の高い成膜室、502は圧力の低い成
膜室、503はガスゲート、504は帯状基体、505
は圧力計、506は四重極質量分析計、507はガス導
入管、508は排気管である。
【0017】この装置において、成膜ガスの代わりとし
て圧力の低い成膜室にH2を200sccm、圧力の高
い成膜室にはHeを200sccmずつ導入しておき、
ガスゲートに掃気ガスとしてH2 を流量を変化させてガ
スゲート上下のガス導入部から導入した。圧力の高い成
膜室からガスゲートを通って圧力の低い成膜室に流れ込
むHe量は、圧力の低い成膜室に接続した四重極質量分
析計により測定し、またガスゲート内の圧力は、掃気ガ
ス導入部と各成膜室開口部に設けた圧力計により測定し
た。なお、このとき圧力の低い成膜室の圧力は5mTorr
で一定とし、圧力の高い成膜室の圧力は1Torr、0.7
5Torrと変化させた。
【0018】以上の実験により、圧力の高い成膜室から
圧力の低い成膜室へのガス流量とガスゲート内の圧力に
図6に示すような関係があることを見出した。
【0019】すなわち、掃気ガス導入量を増加させて掃
気ガス導入位置の圧力を高めた時、圧力の高い成膜室か
ら圧力の低い成膜室へのガス(He)流入量は掃気ガス
導入位置の圧力の上昇に伴い減少し、その変化の割合は
掃気ガス導入位置の圧力が圧力の高い成膜室側の開口部
の圧力より低い領域と高い領域とで大きく異なってお
り、掃気ガス導入位置の圧力が圧力の高い成膜室側開口
部の圧力より高い領域では圧力の高い成膜室から圧力の
低い成膜室へのガス流入量は急激に減少し、ガスゲート
のガス分離性能が急激に向上することを見出したのであ
る。
【0020】本発明においてガスゲート内の分離通路の
圧力を掃気ガス導入位置において最大にする方法として
は、ガスゲートに導入する掃気ガスの流量を増す、ある
いは分離通路のコンダクタンスを小さくする等の方法が
挙げられる。
【0021】また、本発明においてガスゲートに流す掃
気ガスとしては例えば、Ar、He、Ne、Kr、X
e、Ru等の希釈ガスまたはH2等の堆積膜形成用ガス
の希釈ガスが挙げられる。掃気ガス導入位置の圧力を高
めるためにはガスゲート内の分離通路の圧力が分子流領
域の場合には分子量の大きい掃気ガス、粘性流領域の場
合には粘性係数の大きい掃気ガスを選択すればよいが、
堆積膜の形成条件、必要とされるガス分離性能、各成膜
室の排気能力等を考えあわせて掃気ガスの種類を決定す
る。
【0022】本発明において、前記ガスゲートによって
接続される成膜室内に配設される堆積膜形成手段として
は、RFプラズマCVD法、マイクロ波プラズマCVD
法、スパッタリング法、イオンプレーティング法、光C
VD法、熱CDV法、MOCVD法、MBE法、真空蒸
着法、電子ビーム蒸着法等の機能性堆積膜形成に用いら
れる各種の手段が挙げられる。
【0023】本発明は、機能性堆積膜形成時に成膜室に
不純物ガスを導入する場合により好適に適用される。導
入される不純物ガスは、例えば該成膜室で形成される膜
の価電子制御を行なうために用いられる不純物導入用の
原料物質であり、機能性堆積膜がIV族半導体の場合この
ような不純物導入用の原料物質としては、常温常圧でガ
ス状態の又は、少なくとも膜形成条件下で容易にガス化
し得るものが採用される。そのような不純物導入用の出
発物質として具体的にはn型の不純物導入用にはP
3、P24、PF3、PF5、PCl3、AsH3、As
3、AsF5、AsCl3、SbH3、SbF5、Bi
3、等を、p型の不純物導入用にはBF3、BCl、B
Br3、B26、B410、B59、B511、B419
612、AlCl3等を挙げることができる。上記の不
純物元素を含む化合物は1種用いても2種以上併用して
もよい。
【0024】本発明の機能性堆積膜の連続的形成方法を
実施するについては適宜の装置を使用することができる
が、一例として図7に示す類の装置構成ものを挙げるこ
とができる。
【0025】図7において701、703は13.56
MHzの高周波(以後RFと略記する)のプラズマCVD
法による成膜室、702はマイクロ波プラズマCVD法
による成膜室、704、705は帯状基体の供給室、巻
き取り室である。それぞれの成膜室のチャンバーは、ガ
スゲート706によって接続されている。707は帯状
基体で、供給室から巻き取り室に搬送されるまでに3つ
の成膜室を通過して、その表面に三層の機能性堆積膜、
例えば、pin構造の光起電力素子用半導体膜が形成さ
れる。なお、708は耐熱性不織布からなる帯状シート
であり、帯状基体を巻く際に同時に巻き、帯状基体表面
に傷がつくことを防止する。
【0026】701〜703の各成膜室には、基体を加
熱する加熱ヒーター709、不図示のガス供給手段から
供給される成膜ガスを成膜室に導入するガス導入管71
0、不図示の排気手段により成膜室を排気する排気管7
11、成膜室内の成膜ガスにエネルギーを与えて放電を
生起するRF電力を供給する放電電極712、マイクロ
波電力を供給する導波管713が設けられ、成膜室70
1、703ではRFプラズマCVD法による膜堆積が、
成膜室702ではマイクロ波CVD法による膜堆積がそ
れぞれ行なわれる。ガスゲート706には掃気ガス導入
管714から掃気ガスが導入され、隣り合う成膜室の成
膜ガスの混入を阻止する。また、715は帯状基体70
7の供給室704及び巻き取り室705の排気を行なう
排気管であり、716は各成膜室701、702、70
3、帯状基体707の供給室704及び巻き取り室70
5内の圧力を計測するための圧力計である。
【0027】また、本発明の方法を実施するための装置
としては、図8に示す構成の装置でもよい。図8に示す
装置は基本的には図7に示した装置にさらに二つのプロ
セスを行なう成膜室を付加した構成のものであり、図中
801〜813で示されるものは図7における701〜
713に対応している。
【0028】本装置では、垂れ下がる帯状基体の形状に
合わせてそれぞれの成膜室が配置されており、ガスゲー
ト806によって各成膜室は接続され、掃気ガス導入管
814各ガスゲートへ掃気ガスが導入される。815は
電子ビーム蒸着法による堆積膜形成用の成膜室で、排気
管816で排気された成膜室内で電子銃817から電子
ビームをるつぼ818に入った蒸発源819に照射して
蒸発源を蒸発させて帯状基体807の表面に膜を堆積さ
せる。また、820は真空蒸着による堆積膜形成用の成
膜室で、排気管821で排気された成膜室内でるつぼ8
22に入った蒸発源823をフィラメント824で加熱
して蒸発させ、帯状基体807の表面に膜を堆積させ
る。
【0029】該装置によれば、帯状基体807の上に電
子ビーム蒸着法、RFプラズマCVD法、マイクロ波プ
ラズマCVD法、RFプラズマCVD法、真空蒸着法に
よって5層の機能性堆積膜を連続的に形成することがで
き、例えば、金属基体上に電子ビーム蒸着法により光反
射金属層を、RFプラズマCVD法によりp型半導体層
を、マイクロ波プラズマCVD法によりi型半導体層
を、RFプラズマCVD法によりn型半導体層を、真空
蒸着法によりITO透明導電層を連続して積層し、光起
電力素子を形成することができる。なお、825は圧力
計、826は排気管、827は帯状基体を支持するロー
ラーである。
【0030】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれらの実施例によって何等限定される
ものではない。
【0031】(実施例1)図7に示した装置を用い、本
発明の方法により、以下に示す操作によって帯状基体上
にn、i及びp型のアモルファスシリコン膜を順次、連
続的に形成した。まず、幅30cm、長さ50m、厚さ
0.2mmの帯状ステンレス基体707を、供給室704
から巻き出され、701〜703の三つの成膜室を通過
して、巻き取り室705で巻き取られるようにセットし
た。なお、各成膜室間を接続するガスゲートの分離通路
の高さはすべて3mm、分離通路の長さは60cmとした。
【0032】次に各室の真空チャンバーをそれぞれの排
気管711、715で十分に排気した後、引続き排気し
ながら各成膜室へガス導入管710から、それぞれの成
膜ガスを導入し、圧力計716を確認しつつ排気量を調
整して各成膜室を所定の圧力に調整した。ガスゲート7
06には掃気ガスとしてArを各1000sccmずつ
導入した。このとき各室の圧力は704、701、70
2、703、705でそれぞれ0.5Torr、0.5Tor
r、0.005Torr、0.5Torr、0.5Toorであり、
成膜室701と702の間、成膜室702と703の間
に圧力差があった。掃気ガスを導入した状態でこれらの
成膜室を接続するガスゲート内の分離通路における圧力
を掃気ガス導入位置に設けた圧力計716により測定し
たところ、掃気ガス導入位置の圧力はどちらも0.52
Torrであり、各成膜室の開口端の圧力0.5Torr及び
0.005Torrより高くなっており、該ガスゲートの分
離通路の圧力が掃気ガス導入位置において最大になって
いることを確認した。
【0033】ヒーター709で帯状基体707の裏面か
ら所定の温度で加熱し、放電電極712からRF電力
を、また導波管713からマイクロ波電力を導入して各
成膜室内にプラズマ放電を生起し、帯状基体を一定速度
で搬送して帯状基体上にn、i及びp型のアモルファス
シリコン膜を順次、連続的に形成した。各成膜室での作
製条件を表1に示す。
【0034】
【表1】 上記方法で得られたアモルファスシリコン膜を堆積した
帯状基体をロール・ツー・ロール装置から取り出し、9
cm×30cmの大きさに切り離し、シングルチャンバーの
真空蒸着装置に入れ、真空蒸着法により表2に示す条件
でITO透明導電膜を積層し、図9の模式断面図に示す
光起電力素子を作製した。図9において、901は基
体、902はn型層、903はi型層、904はp型
層、905はITO透明導電膜である。
【0035】
【表2】 得られた光起電力素子は、各成膜室をゲート弁で完全に
分離する三室分離型の堆積膜形成装置で作製した光起電
力素子と同等の良好な光電変換効率を示した。また、膜
厚方向の不純物分布を二次イオン質量分析法(SIM
S)を用いて測定したところ、n層のP原子、p層のB
原子のi層への混入は認められず、ガスゲートにより隣
り合う成膜室の成膜ガスは、ほぼ完全に分離されている
ことが確認された。
【0036】(比較例1)各ガスゲートに導入する掃気
ガスの流量を700sccmにした以外は実施例1と同
様にして帯状基体にn、i及びp型のアモルファスシリ
コン膜を順次連続的に形成して光起電力素子を作製し
た。このとき、各室の圧力は704、701、702、
703、705でそれぞれ、0.5Torr、0.5Torr、
0.005Torr、0.5Torr、0.5Torrであり、成膜
室701と702の間、成膜室702と703の間に圧
力差があった。掃気ガスを導入した状態でこれらの成膜
室を接続するガスゲート内の分離通路における圧力を掃
気ガス導入位置に設けた圧力計716により測定したと
ころ掃気ガス導入位置の圧力はどちらも0.45Torrで
あり、成膜室701、703側の開口端の圧力の0.5
Torr以下になっていた。得られた光起電力素子の光電変
換効率を測定したところ、実施例1で作製した光起電力
素子の約60%の効率しか得られなかった。
【0037】また、膜厚方向の不純物分布を二次イオン
質量分析法(SIMS)を用いて測定したところ、n層
のP原子とp層のB原子がi層へ混入していることが確
認された。
【0038】(実施例2)図8に示した装置を用い、本
発明の方法により以下のようにして帯状基体上にAl光
反射層、p、i、nのアモルファスシリコン層及びIT
O透明導電層を連続的に形成した。
【0039】まず、幅10cm、長さ100m、厚さ0.
15mmの帯状ステンレス基体を、供給室804から巻き
出され、ガスゲート806で接続された815、80
3、802、801及び820の五つの成膜室を通過し
て、巻き取り室805で巻き取られるようにセットし
た。なお、各室間を連絡するガスゲートの分離通路の高
さは、すべて0.5mmと狭くし、長さは、60cmとし
た。
【0040】次に各室の真空チャンバーをそれぞれの排
気管811、826で十分に排気した後、引続き排気し
ながら各成膜室へガス導入管810から、それぞれの成
膜ガスを導入し、圧力計816を確認しつつ排気量を調
節して各成膜室を所定の圧力に調整した。ガスゲート8
06には掃気ガスとしてHeを各100sccmずつ導
入した。このとき各室の圧力は804、815、80
3、802、801、820、805でそれぞれ0.3
Torr、1×10-5Torr、0.3Torr、0.005Torr、
0.3Torr、3×10-4Torr、0.3Torrであり、全て
の成膜空間に大きな圧力差があった。掃気ガスを導入し
た状態でこれらの成膜室を接続するガスゲート内の分離
通路における圧力を掃気ガス導入位置に設けた圧力計8
16により測定したところ、掃気ガス導入位置の圧力は
それぞれ0.31Torrであり、圧力の高い成膜室側の開
口端の圧力の0.3Torrより高くなっており、該ガスゲ
ートの分離通路の圧力が掃気ガス導入位置において最大
になっていることを確認した。
【0041】成膜はまず、成膜室815で電子ビーム蒸
着法により、帯状基体上に約500ÅのAlからなる光
反射層を形成した。なお、電子銃には日本真空社製のE
GL―35を用い、成膜室内圧力は1×10-5Torr、堆
積速度は30Å/sとした。次に、Al光反射層が形成
された帯状基体は、成膜室803、802、801と通
過させることにより表3に示す条件で帯状基体上にp、
i、n型のアモルファスシリコン膜を連続的に形成し
た。
【0042】
【表3】 さらに成膜室820にて、酸素雰囲気中のIn−Sn合
金を蒸着源として、真空蒸着法により表2に示す条件で
前記帯状基体のアモルファスシリコン膜上にITO透明
導電膜を形成させた。
【0043】最後に、巻き取り室805にて基面に堆積
膜を積層した帯状基体を巻き取った。 以上のようにし
て機能性堆積膜 を積層した帯状基体をロール・ツー・
ロール装置から取り出し、9cm×10cmの大きさに切り
離し、図10の模式断面図に示す層構成の光起電力素子
を作製した。図10において1001は基体、1006
はAl光反射層、1004はp型層、1003はi型
層、1002はn型層、1005はITO透明導電膜で
ある。
【0044】得られた光起電力素子は、Al光反射層を
シングルチャンバー電子ビーム蒸着装置で、p、i、n
型のアモルファスシリコン膜を各成膜室をゲート弁で完
全に分離する三室分離型の堆積膜形成装置で、ITO透
明導電膜をシングルチャンバーの真空蒸着装置で、それ
ぞれの成膜室内では本実施例と同じ作製条件で別々に堆
積して作製した光起電力素子と同等の良好な光電変換効
率を示した。また、膜厚方向の不純物分布をSIMSを
用いて測定したところ、p層のB原子のAl層、i層へ
の、n層のP原子のi層、ITO層への混入は認められ
ず、ガスゲートにより、隣り合う成膜室の成膜ガスはほ
とんど完全に分離されていることが確認された。
【0045】(比較例2)各ガスゲートの分離通路の高
さを0.8mmにした以外は実施例2と同様にして帯状基
体上にAl光反射層、p、i、n型のアモルファスシリ
コン膜、ITO透明導電膜を順次、連続的に形成して光
起電力素子を作製した。このとき、各室の圧力は80
4、815、803、802、801、820、805
でそれぞれ0.3Torr、1×10-5Torr、0.3Torr、
0.005Torr、0.3Torr、3×10-4Torr、0.3
Torrであり、全ての成膜室間に大きな圧力差があった。
掃気ガスを導入した状態でこれらの成膜室を接続するガ
スゲート内の分離通路における圧力を掃気ガス導入位置
に設けた圧力計816により測定したところ掃気ガス導
入位置の圧力は全て0.25Torrであり、圧力の高い成
膜室側の開口端の圧力の0.3Torr以下になっていた。
得られた光起電力素子の光電変換効率を測定したところ
実施例2の光起電力素子の約50%の効率しか得られな
かった。
【0046】また膜厚方向の不純物分布を二次イオン質
量分析法(SIMS)を用いて測定したところ、n層の
P原子がi層とITO透明導電層へ、p層のB原子がi
層とAl光反射層へ混入していることが確認された。
【0047】(実施例3)各成膜室での堆積膜形成条件
を表4に示すように変えた以外は実施例1と同様にして
帯状基体上にn、i、p型のアモルファスシリコン系半
導体膜を連続的に形成して光起電力素子を作製した。
【0048】
【表4】 このとき、各室の圧力は704、701、702、70
3、705でそれぞれ、0.5Torr、0.75Torr、
0.01Torr、0.5Torr、0.5Torrであり、成膜室
704と701の間、成膜室701と702の間、成膜
室702と703の間に圧力差があった。掃気ガスを導
入した状態でこれらの成膜室を接続するガスゲート内の
分離通路における圧力を掃気ガス導入位置に設けた圧力
計716により測定したところ掃気ガス導入位置の圧力
は704と701の間、701と702の間、702と
703の間でそれぞれ0.76Torr、0.76Torr、
0.51Torrであり、それぞれ各ガスゲートの圧力の高
い方の成膜室側の開口端の圧力0.75Torr、0.75
Torr、0.5Torrより高くなっており、該ガスゲートの
分離通路の圧力が掃気ガス導入位置において最大になっ
ていることを確認した。得られた光起電力素子は、各成
膜室をゲート弁で完全に分離する三分室分離型の堆積膜
形成装置で作製した光起電力素子と同等の良好な光電変
換効率を示した。また、膜厚方向の不純物分布を二次イ
オン質量分析法(SIMS)を用いて測定したところ、
n層のP原子、p層のB原子のi層への混入は認められ
ず、ガスゲートにより隣り合う成膜室の成膜ガスはほぼ
完全に分離されていることが確認された。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の機能性堆
積膜 の連続的形成方法によれば、隣り合う成膜室のガ
スが相互混入することなく成膜に適した圧力が大きく異
なる複数のプロセスを一連のロール・ツー・ロール法に
組み入れることができ、生産性の高い機能性堆積膜の連
続的形成方法を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の機能性堆積膜の連続的形成方法におけ
るガスゲート内の圧力分布を示す模式的概略図。
【図2】2つの成膜室圧力が等しい場合のガスゲート内
の掃気ガス流量と圧力分布との関係を示す模式的概略
図。
【図3】2つの成膜室圧力が異なる場合のガスゲート内
の掃気ガス流量と圧力分布との関係の一例を示す模式的
概略図
【図4】2つの成膜室圧力が異なる場合のスゲート内の
掃気ガス流量と圧力分布の関係の他の例を示す模式的概
略図
【図5】ガスゲート内の圧力分布とガス分離性能との関
係を調べるための実験装置を示す概念図。
【図6】ガスゲート内での圧力分布とガス分離性能の関
係を示すグラフ。
【図7】本発明の機能性堆積膜の連続的形成方法を実現
する堆積膜形成装置の1例を示す模式的概略図。
【図8】本発明の機能性堆積膜の連続的形成方法を実現
する堆積膜形成装置の他の例を示す模式的概略図。
【図9】本発明の方法を実施して作製できる光起電力素
子の層構成の1例を示す概略断面図である。
【図10】本発明の方法を実施して作製できる光起電力
素子の層構成の他の例を示す概略断面図である。
【符号の説明】
501 高圧力側成膜室、 502 低圧力側成膜室、 503 ガスゲート、 504 帯状基体、 505 圧力計、 506 四重極質量分析計、 507 ガス導入管、 508 排気管、 701、702、703、801、802、803、8
15、820 成膜室、 704、804 帯状基体の供給室、 705、805 帯状基体の巻き取り室、 706、806 ガスゲート、 707、807、901、1001 帯状基体、 708、808 帯状シート、 709、809 加熱ヒーター、 710、810 ガス導入管、 711、715、811、826 排気管、 712、812 RF放電電極、 713、813 マイクロ波導波管、 714、814 掃気ガス導入管 716、825 圧力計、 817 電子銃、 818、822 るつぼ、 819、823 蒸発源、 824 フィラメント 827 支持ローラー、 901、1001 基体、 902、1002 n型層、 903、1003 i型層、 904、1004 p型層、 905、1005 ITO透明導電膜、 1006 光反射層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡部 正太郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 金井 正博 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 酒井 明 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状基体を長手方向に連続的に移動させ
    ながら、スリット状の分離通路に掃気ガスを導入するガ
    ス導入口を有するガスゲートにより接続された複数の成
    膜室を通過させ、前記各成膜室で前記帯状基体上に機能
    性堆積膜を順次積層する機能性堆積膜の連続的形成方法
    において、少なくとも1つの前記ガスゲートにより接続
    される隣あう成膜室内の圧力が異なり、該ガスゲートの
    分離通路内の圧力が掃気ガス導入位置において最大とな
    るようにして堆積膜を形成することを特徴とする機能性
    堆積膜の連続的形成方法。
  2. 【請求項2】 前記ガスゲートにより接続される隣り合
    う成膜室内の圧力が不純物ガスを導入する成膜室側で高
    いことを特徴とする請求項1記載の機能性堆積膜の連続
    的形成方法。
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