JPH05121260A - 偏平コイル及びその製造方法 - Google Patents

偏平コイル及びその製造方法

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JPH05121260A
JPH05121260A JP21928391A JP21928391A JPH05121260A JP H05121260 A JPH05121260 A JP H05121260A JP 21928391 A JP21928391 A JP 21928391A JP 21928391 A JP21928391 A JP 21928391A JP H05121260 A JPH05121260 A JP H05121260A
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JP
Japan
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coil
electric wire
nozzle
insulating substrate
flat coil
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Withdrawn
Application number
JP21928391A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumihiko Miyano
文彦 宮野
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Nidec Instruments Corp
Original Assignee
Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/44Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
    • G02B6/4439Auxiliary devices
    • G02B6/4457Bobbins; Reels

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Insulating Of Coils (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、導体抵抗が安定し、かつ容易に占
積率の高い二層以上のコイルを得ることができ、しかも
製作工程を少なくさせる。 【構成】 電線ノズル6から絶縁基板1上にコイルの形
状に従って移動しながら順次送出した電線2の周囲に紫
外線硬化型樹脂4をコーティングし、その後に紫外波長
を有するビームを光ノズル7から照射することにより、
絶縁基板1上に紫外線硬化型樹脂4によって接着された
扁平コイル3が製造される。 【効果】 電線ノズルから絶縁基板上にコイルの形状に
従って移動しながら順次送出して紫外線硬化型樹脂によ
って接着するといった所謂一筆書的に扁平コイルが製作
でき、製作工程を大幅に減少させることができ、また占
積率の高い二層以上の扁平コイルを得ることができる。
さらに電線として従来一般の導体抵抗が安定した銅線が
使用でき、複数個のコイルに使用する場合にバラツキが
解消される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、順次送出されるコイル
用電線に光ビームを照射しながら紫外線硬化型樹脂を固
化させて製作される偏平コイル及びその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の偏平コイルは、主としてモータ
のステータに配置され、ロータ磁石の磁極位置をホール
素子等によって検出された信号に応じてコイルを励磁
し、ロータ磁石を回転付勢するようにしている。この偏
平コイルは、近年モータの薄型化ニーズによってコイル
自体の薄型化が要求され、シートコイルが一般に使用さ
れている。シートコイルは、絶縁基板の表面に張設した
銅箔をエッチング加工によりコイルを形成する形式のも
のや、或いはコイル状に形成した薄膜上にメッキ等によ
って所定の肉厚のコイル導体を形成するものが知られて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の偏平コイル
は、エッチング加工やメッキにより形成しているが、こ
のようなコイルは、エッチング条件やメッキ条件を安定
しない限り一定の導体抵抗のコイルが得られなかった。
さらに、二層のコイルを製作する場合には、一層毎に製
作したコイル組を重合し、その後各コイル端同士を接続
することが必要であり、実質的なコイルの占積率が低下
すると共に、接続の信頼性を向上することに限度がある
問題点がある。また、エッチングやメッキ等の工程を含
め多くの製造工程を必要とすることから必然的にコスト
が崇高になる問題点もある。
【0004】本発明は、このような問題点を解消するた
めになされたもので、導体抵抗の安定した従来一般に使
用される電線を利用し、この電線を順次送出させて光ビ
ームを照射しながら接着用の紫外線硬化型樹脂を固化さ
せてコイルを得るようにすることにより、導体抵抗が安
定し、かつ容易に占積率の高い二層以上のコイルを得る
ことができ、しかも製作工程を少なくすることのできる
偏平コイルを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、絶縁基板上に
電線を複数ターン巻回した偏平コイルの電線間が光ビー
ムの照射により固化した紫外線硬化型樹脂により互いに
接着されていることを特徴とするものであり、また、そ
の偏平コイルの製造方法は、絶縁基板を載置したテーブ
ルと、電線を順次送出する電線ノズル及び紫外波長を有
するビームを照射する光ノズルを近接配置したノズルユ
ニットと、前記電線に紫外線硬化型樹脂をコーティング
するコーティング手段と、テーブル及びノズルユニット
をコイルの形状に従って相対的に移動する移動手段とを
備えた製造装置により、電線ノズルから送出された電線
をコーティング手段によって紫外線硬化型樹脂をコーテ
ィングし、しかる後に光ビームを紫外線硬化型樹脂に照
射して固化させて、絶縁基板と電線間を互いに接着させ
ることを特徴とする。
【0006】
【作用】ノズルから絶縁基板上にコイルの形状に従って
移動しながら順次送出した電線の周囲に紫外線硬化型樹
脂をコーティングし、その後に紫外波長を有するビーム
を照射することにより、偏平コイルは絶縁基板上に紫外
線硬化型樹脂によって接着された偏平コイルとなり、製
作工程を大幅に減少させることができる。上記電線は従
来一般の導体抵抗が安定した銅線でよく、複数個の偏平
コイルを使用する場合にバラツキが減少する。さらに、
電線を一層目の偏平コイルの上面に連続してコイル形状
に従って一筆書きの如く送出すれば、直接二層目のコイ
ルが製作でき、占積率を高めた状態で二層以上の偏平コ
イルが得られる。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明にかかる偏
平コイル及びその製造方法の実施例について説明する。
図1及び図2において、絶縁基板1上には電線2を複数
ターン巻回して二層の偏平コイル3が形成されている。
電線2は従来一般に使用されている断面円形の銅線等か
らなり、好ましくは十分な柔軟性もしくは可撓性を有し
ていることが望ましい。さらに、偏平コイル3は電線2
間が光ビームの照射により固化した紫外線硬化型樹脂4
により互いに接着されている。紫外線硬化型樹脂4は、
紫外波長の光を照射することにより硬化する樹脂であ
り、その厚みは絶縁基板1上の電線2の径に略等しく、
一層目のコイル及び樹脂4の上には二層目コイル及び樹
脂4が自身の接着力により重合されている。また、偏平
コイル3の一層目のコイルと二層目のコイルとの間は電
線2が連続させており、図示の如く一層目のコイルの各
電線2間に二層目のコイルの各電線2間が入り込むよう
に構成して全体の占積率を高めている。そして、偏平コ
イル3の巻始め端3a及び巻終り端3bはコイルの外側
に位置される。
【0008】上記偏平コイル3は以下の製造方法によっ
て製造される。偏平コイル3を製造するための第1の装
置は、絶縁基板1を位置決め固定して載置する図示しな
い例えばX−Yロボット或いはNC機等のテーブル5
と、図示しない電線供給手段から電線2を順次送出する
電線ノズル6、及び紫外波長を有するビームを照射する
光ノズル7を近接配置したノズルユニット8と、テーブ
ル5をコイルの形状に従ってX−Y方向に移動する移動
手段とにより構成されている。そして、絶縁基板1上に
は予め硬化前の紫外線硬化型樹脂4を所定の厚さに塗布
し、その紫外線硬化型樹脂4に電線2を埋設させながら
絶縁基板1上に送出する。即ち、絶縁基板1を載置した
テーブル5は移動手段によりコイルの形状に従ってX−
Y方向に移動し、電線2は巻始め端3aから順次コイル
形状に送出される。電線ノズル6から送出された電線2
は、順次紫外線硬化型樹脂4に埋設されて電線2に紫外
線硬化型樹脂4をコーティングした状態にさせる。その
時、光ノズル7から紫外波長を有するビームが照射さ
れ、紫外線硬化型樹脂4が硬化し電線2は順次絶縁基板
1上に接着固定される。このようにして一層目のコイル
3cが巻回されると、次に二層目のコイル3dを巻回す
るが、その時に装置の動作を一旦停止状態として、一層
目のコイル3c上に再び紫外線硬化型樹脂4を所定の厚
みに塗布する。その後、装置を始動して電線ノズル6か
ら電線2を連続して送出し、一層目と同様に紫外波長の
光ビームを照射しながら固化して接着する。二層目の電
線2は、一層目のコイル3cの各電線2間に二層目のコ
イル3dの各電線2間が入り込むようにしている。そし
て、二層目のコイル3dが巻き終わると、巻終り端3b
を引き出して装置を停止し、電線2を切断すれば1つの
偏平コイル3の巻回が完了する。なお、テーブル5を固
定させ、逆にノズルユニット8をコイルの形状に従って
X−Y方向に移動する等、両者を相対的に移動すればよ
い。
【0009】次に、偏平コイル3を製造するための第2
の装置は、絶縁基板1を載置するX−Yロボット或いは
NC機等のテーブル5と、電線2を順次送出する電線ノ
ズル6、及び紫外波長を有するビームを照射する光ノズ
ル7を近接配置したノズルユニット8と、テーブル5を
コイルの形状に従ってX−Y方向に移動する移動手段は
前述の第1の装置と同様であるが、異なる点は上記ノズ
ルユニット8に電線ノズル6から送出される電線2の周
囲に紫外線硬化型樹脂4をコーティングするコーティン
グノズル9を設けたことである。即ち、電線2が電線ノ
ズル6から送出されると、電線ノズル6の出口でコーテ
ィングノズル9から供給される紫外線硬化型樹脂4が塗
布され、テーブル5が移動手段によりコイルの形状に従
ってX−Y方向に移動することによって順次絶縁基板1
上に置かれる。この時、光ノズル7から紫外波長を有す
るビームが照射され、紫外線硬化型樹脂4が硬化して電
線2は順次絶縁基板1上に接着固定される。さらに、二
層目のコイル3dを巻回する場合は、二層目のコイル形
状に従って引き続き電線ノズル6から電線2を送出し、
一層目と同様に光ビームを照射しながら固化して接着す
る。三層目以上のコイルを形成する場合も同様である。
【0010】図5は、モータのステータコイルとして6
個の偏平コイルを同時に製作する場合を例示するもの
で、前述の第1或いは第2の装置に使用するノズルユニ
ット8を所定位置に6個設置し、テーブル5をコイルの
形状に従ってX−Y方向に移動することによって順次絶
縁基板1上に6個の偏平コイル群31〜36が同時に製
造されるようにしたものである。なお、隣接するコイル
を逆向きの巻回方向とする場合はまず一つおきのコイル
3個を所定の巻回方向で製造した後に、残り3個のコイ
ルを逆向きの巻回方向で製造すればよい。
【0011】本発明は上記の各実施例に限定されるもの
ではなく、絶縁基板は全体が電気的な絶縁物で構成して
も、或いはコアを鉄板とし表面に絶縁皮膜を施した金属
基板でもよい、また、光ノズルはノズル内部に紫外波長
の光源を設置しても、或いは他の位置に光源を設置して
光ファイバーによって光ノズルに導くように構成しても
よい。さらに、偏平コイルの形状は台形状や円形状等に
変形する等、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種
々変形実施可能である。
【0012】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の偏平コイルは、ノズルから絶縁基板上にコイルの形状
に従って移動しながら順次送出した電線の周囲に紫外線
硬化型樹脂をコーティングし、送出後に紫外波長を有す
るビームを照射するだけで絶縁基板上に紫外線硬化型樹
脂によって接着するといった所謂一筆書的に偏平コイル
が製作できることから、製作工程を大幅に減少させるこ
とができる利点がある。また、電線として従来一般の導
体抵抗が安定した銅線が使用でき、モータのステータコ
イルに使用する場合にコイル間のバラツキが解消され
る。さらに、電線を一層目の偏平コイルの上面に連続し
てコイル形状に従って一筆書きの如く送出すれば、直接
二層目のコイルが製作でき、占積率を高めた状態で二層
以上の偏平コイルを得ることができる利点もある。さら
にまた、二層等偶数層のコイルの場合には、巻始め端及
び巻終り端を偏平コイルの外周部に導くことができるこ
とから、コイル部分を跨がせることがなくなり薄型にで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる偏平コイルの一実施例を示す断
面図である。
【図2】同上偏平コイルの一層及び二層を展開した展開
図である。
【図3】同上偏平コイルを製造する第1の方法を示す説
明図である。
【図4】同上偏平コイルを製造する第2の方法を示す説
明図である。
【図5】同上偏平コイルを同時に複数個製造する方法の
概要を示す平面図である。
【符号の説明】 1 絶縁基板 2 電線 3 偏平コイル 4 紫外線硬化型樹脂 5 テーブル 6 電線ノズル 7 光ノズル 8 ノズルユニット 9 コーティングノズル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁基板上に電線を複数ターン巻回して
    なる偏平コイルにおいて、前記巻回された電線間が光ビ
    ームの照射により固化した紫外線硬化型樹脂により互い
    に接着されていることを特徴とする偏平コイル。
  2. 【請求項2】 絶縁基板を載置したテーブルと、電線を
    順次送出する電線ノズル及び紫外波長を有するビームを
    照射する光ノズルを近接配置したノズルユニットと、前
    記電線に紫外線硬化型樹脂をコーティングするコーティ
    ング手段と、前記テーブル及びノズルユニットをコイル
    の形状に従って相対的に移動する移動手段とを具備し、
    前記電線ノズルから送出された電線は前記コーティング
    手段により前記紫外線硬化型樹脂がコーティングされ、
    しかる後に前記光ビームを前記紫外線硬化型樹脂に照射
    して固化させ、前記絶縁基板及び前記電線間を互いに接
    着させたことを特徴とする偏平コイル及びその製造方
    法。
JP21928391A 1991-08-06 1991-08-06 偏平コイル及びその製造方法 Withdrawn JPH05121260A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1233431A1 (en) * 2001-02-14 2002-08-21 Toyo Denso Kabushiki Kaisha A coil winding and machine

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1233431A1 (en) * 2001-02-14 2002-08-21 Toyo Denso Kabushiki Kaisha A coil winding and machine

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Effective date: 19981112