JPH05120820A - 磁気ヘツドアーム - Google Patents
磁気ヘツドアームInfo
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- JPH05120820A JPH05120820A JP27773791A JP27773791A JPH05120820A JP H05120820 A JPH05120820 A JP H05120820A JP 27773791 A JP27773791 A JP 27773791A JP 27773791 A JP27773791 A JP 27773791A JP H05120820 A JPH05120820 A JP H05120820A
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- Japan
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- head arm
- magnetic head
- arm
- hole
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 磁気ヘッド組み立て体をヘッドアームへかし
め方法で取り付けた磁気ヘッドアームに関し、実装密度
をアップしても、容易に磁気ヘッド組み立て体の取外し
が可能で、しかも、ヘッドアームに傷をつけない磁気ヘ
ッドアームを提供することを目的とする。 【構成】 貫通孔26の近傍で、ヘッドアーム25のス
ペーサ24との当接面に、少なくともヘッドアーム25
の一方の側面に開口を有する溝27,28を貫通孔26
を介して2箇所形成するように構成する。
め方法で取り付けた磁気ヘッドアームに関し、実装密度
をアップしても、容易に磁気ヘッド組み立て体の取外し
が可能で、しかも、ヘッドアームに傷をつけない磁気ヘ
ッドアームを提供することを目的とする。 【構成】 貫通孔26の近傍で、ヘッドアーム25のス
ペーサ24との当接面に、少なくともヘッドアーム25
の一方の側面に開口を有する溝27,28を貫通孔26
を介して2箇所形成するように構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ディスク装置の磁
気ヘッドアームに関し、更に詳しくは、磁気ヘッド組み
立て体をヘッドアームへかしめ方法で取り付けた磁気ヘ
ッドアームに関する。
気ヘッドアームに関し、更に詳しくは、磁気ヘッド組み
立て体をヘッドアームへかしめ方法で取り付けた磁気ヘ
ッドアームに関する。
【0002】近年、磁気ディスク装置においては、装置
の小型化と記憶容量の増大という要望がある。これを実
現する一方法として、磁気ディスク間隔を狭めて実装密
度を上げることが行われている。
の小型化と記憶容量の増大という要望がある。これを実
現する一方法として、磁気ディスク間隔を狭めて実装密
度を上げることが行われている。
【0003】一方、かしめ方法でヘッドアームへ取り付
けられた磁気ヘッド組み立て体を修理等で取り外す場
合、磁気ディスク間隔が狭まると取外しに困難が生じ
る。そこで、磁気ディスクの間隔が狭くとも、メンテナ
ンス性が良好な磁気ヘッドアームが要望されている。
けられた磁気ヘッド組み立て体を修理等で取り外す場
合、磁気ディスク間隔が狭まると取外しに困難が生じ
る。そこで、磁気ディスクの間隔が狭くとも、メンテナ
ンス性が良好な磁気ヘッドアームが要望されている。
【0004】
【従来の技術】浮上型磁気ディスク装置では、コア,ジ
ンバル,スペーサからなる磁気ヘッド組み立て体の基端
部を、キャリッジより磁気ディスクの中心方向に延出す
るヘッドアームの先端部に固着している。固着方法とし
ては、ねじ止めとかしめとの2つの方法がある。
ンバル,スペーサからなる磁気ヘッド組み立て体の基端
部を、キャリッジより磁気ディスクの中心方向に延出す
るヘッドアームの先端部に固着している。固着方法とし
ては、ねじ止めとかしめとの2つの方法がある。
【0005】次に図面を用いてかしめ方法で磁気ヘッド
組み立て体がヘッドアームに取り付けられた従来例を説
明する。図6は従来の磁気ヘッドアームの平面構成図、
図7は図6における側面構成図、図8は図6におけるA
−A断面図、図9は図6に示す磁気ヘッド組み立て体の
第1の取外し方法を説明する図、図10は図6に示す磁
気ヘッド組み立て体の第2の取外し方法を説明する図で
ある。
組み立て体がヘッドアームに取り付けられた従来例を説
明する。図6は従来の磁気ヘッドアームの平面構成図、
図7は図6における側面構成図、図8は図6におけるA
−A断面図、図9は図6に示す磁気ヘッド組み立て体の
第1の取外し方法を説明する図、図10は図6に示す磁
気ヘッド組み立て体の第2の取外し方法を説明する図で
ある。
【0006】図6乃至図8において、1はキャリッジよ
り磁気ディスクの中心方向に延出するヘッドアームであ
る。このヘッドアームの先端部には、貫通孔2が穿設さ
れている。
り磁気ディスクの中心方向に延出するヘッドアームであ
る。このヘッドアームの先端部には、貫通孔2が穿設さ
れている。
【0007】3はコア4,ジンバル(図示せず),スプ
リングアーム5及びスペーサ6より構成される磁気ヘッ
ド組み立て体である。この磁気ヘッド組み立て体2のス
ペーサ6の略中央部には、図8に示すように中空の円筒
部7が形成されている。
リングアーム5及びスペーサ6より構成される磁気ヘッ
ド組み立て体である。この磁気ヘッド組み立て体2のス
ペーサ6の略中央部には、図8に示すように中空の円筒
部7が形成されている。
【0008】磁気ヘッド組み立て体3のヘッドアーム1
への取り付けは、スペーサ6の円筒部7をヘッドアーム
1の貫通孔2へ嵌合させた後に、円筒部7の内径より若
干大きな径の鋼球をヘッドアーム1の貫通孔2(円筒部
7)に挿通させ、円筒部7の外径を拡径し、かしめ止め
することで行っている。
への取り付けは、スペーサ6の円筒部7をヘッドアーム
1の貫通孔2へ嵌合させた後に、円筒部7の内径より若
干大きな径の鋼球をヘッドアーム1の貫通孔2(円筒部
7)に挿通させ、円筒部7の外径を拡径し、かしめ止め
することで行っている。
【0009】尚、本従来例においては、磁気ヘッド組み
立て体3をヘッドアーム1の両面に取り付けた例を示し
ている。ところで、、上記構成の磁気ヘッドアームにお
いて、磁気ヘッド組み立て体3を修理等で取り外す場
合、図9及び図10に示す方法がある。
立て体3をヘッドアーム1の両面に取り付けた例を示し
ている。ところで、、上記構成の磁気ヘッドアームにお
いて、磁気ヘッド組み立て体3を修理等で取り外す場
合、図9及び図10に示す方法がある。
【0010】図9に示す方法では、くさび8,9の先端
をスペーサ6とヘッドアーム1の当接部に挿入し、スペ
ーサ6をてこの原理でこじ上げることで磁気ヘッド組み
立て体3をヘッドアーム1より取り外す。
をスペーサ6とヘッドアーム1の当接部に挿入し、スペ
ーサ6をてこの原理でこじ上げることで磁気ヘッド組み
立て体3をヘッドアーム1より取り外す。
【0011】図10に示す方法では、スペーサ6の円筒
部7の中空部より、先端部に鈎部10aが形成されたの
ピッカー10を挿入し、スペーサ6の円筒部7の先端部
に引っかけ、スペーサ6を引き上げることで磁気ヘッド
組み立て体3をヘッドアーム1より取り外す。
部7の中空部より、先端部に鈎部10aが形成されたの
ピッカー10を挿入し、スペーサ6の円筒部7の先端部
に引っかけ、スペーサ6を引き上げることで磁気ヘッド
組み立て体3をヘッドアーム1より取り外す。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の取外し
方法においては、下記のような問題点がある。 図9に示す方法では、くさび8,9を用いてこじ上げ
ることによって、ヘッドアーム1のスペーサ6との当接
面に傷をつける問題点がある。又、くさび8,9の刃の
寿命が短いという問題点もある。 図10に示す方法においては、ヘッドアーム1のスペ
ーサ6との当接面に傷が着くことはない。しかし、実装
密度を上げるために、磁気ディスクの枚数を増やした場
合、磁気ディスクの面間が狭くなり、ヘッドアーム1の
厚さが薄くなる。先ず、ディスク面間が狭くなると、ピ
ッカー6を貫通孔2へ挿入するスペースがなくなるとい
う問題点がある。次に、貫通孔2の内部には図10に示
すようにピッカー10の鈎部10aを挿入するスペース
Xが必要であるが、ヘッドアーム1の厚さが薄くなる
と、このスペースXも確保しにくいという問題点があ
る。更に、円筒部7の長さを短くしてスペースXを確保
しようとすると、かしめられる面積が少なくなり、磁気
ヘッド組み立て体3が容易にヘッドアーム1より外れる
という別の問題点も出てくる。
方法においては、下記のような問題点がある。 図9に示す方法では、くさび8,9を用いてこじ上げ
ることによって、ヘッドアーム1のスペーサ6との当接
面に傷をつける問題点がある。又、くさび8,9の刃の
寿命が短いという問題点もある。 図10に示す方法においては、ヘッドアーム1のスペ
ーサ6との当接面に傷が着くことはない。しかし、実装
密度を上げるために、磁気ディスクの枚数を増やした場
合、磁気ディスクの面間が狭くなり、ヘッドアーム1の
厚さが薄くなる。先ず、ディスク面間が狭くなると、ピ
ッカー6を貫通孔2へ挿入するスペースがなくなるとい
う問題点がある。次に、貫通孔2の内部には図10に示
すようにピッカー10の鈎部10aを挿入するスペース
Xが必要であるが、ヘッドアーム1の厚さが薄くなる
と、このスペースXも確保しにくいという問題点があ
る。更に、円筒部7の長さを短くしてスペースXを確保
しようとすると、かしめられる面積が少なくなり、磁気
ヘッド組み立て体3が容易にヘッドアーム1より外れる
という別の問題点も出てくる。
【0013】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、実装密度をアップしても、容易に磁
気ヘッド組み立て体の取外しが可能で、しかも、ヘッド
アームに傷をつけない磁気ヘッドアームを提供すること
にある。
ので、その目的は、実装密度をアップしても、容易に磁
気ヘッド組み立て体の取外しが可能で、しかも、ヘッド
アームに傷をつけない磁気ヘッドアームを提供すること
にある。
【0014】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理図で
あり、(a)は正面図、(b)は(a)図におけるB−
B断面図である。図において、21は記録媒体に対して
データのリード/ライトを行うコア(図示せず),スプ
リングアーム22及び略中央部に一方の面方向に突出す
る中空の円筒部23が形成されたスペーサ24からなる
磁気ヘッド組み立て体である。25はヘッドアームで、
このヘッドアーム25の先端部には、貫通孔26が形成
されている。
あり、(a)は正面図、(b)は(a)図におけるB−
B断面図である。図において、21は記録媒体に対して
データのリード/ライトを行うコア(図示せず),スプ
リングアーム22及び略中央部に一方の面方向に突出す
る中空の円筒部23が形成されたスペーサ24からなる
磁気ヘッド組み立て体である。25はヘッドアームで、
このヘッドアーム25の先端部には、貫通孔26が形成
されている。
【0015】磁気ヘッド組み立て体21のスペーサ24
の円筒部23はヘッドアーム25の貫通孔26に嵌合
し、かしめ方法にて取り付けられている。そして、ヘッ
ドアーム25の貫通孔26の近傍で、ヘッドアーム25
のスペーサ24との当接面には、ヘッドアーム25の一
方の側面に開口を有する第1の溝27と、貫通孔26を
介してヘッドアームの他方の側面に開口を有する第2の
溝28とが形成されている。
の円筒部23はヘッドアーム25の貫通孔26に嵌合
し、かしめ方法にて取り付けられている。そして、ヘッ
ドアーム25の貫通孔26の近傍で、ヘッドアーム25
のスペーサ24との当接面には、ヘッドアーム25の一
方の側面に開口を有する第1の溝27と、貫通孔26を
介してヘッドアームの他方の側面に開口を有する第2の
溝28とが形成されている。
【0016】
【作用】本発明の磁気ヘッドアームにおいて、磁気ヘッ
ド組み立て体21をヘッドアーム25より取り外す場合
には、第1の溝27,第2の溝28に棒を挿入し、棒を
介して磁気ヘッド組み立て体21にヘッドアーム25よ
り離反する方向の力を作用させる。
ド組み立て体21をヘッドアーム25より取り外す場合
には、第1の溝27,第2の溝28に棒を挿入し、棒を
介して磁気ヘッド組み立て体21にヘッドアーム25よ
り離反する方向の力を作用させる。
【0017】
【実施例】次に図面を用いて本発明の一実施例を説明す
る。図2は本発明の第1の実施例を説明する構成図、図
3は図2における右側面断面図、図4は本発明の第2の
実施例を説明する図、図5は図4におけるC−C断面図
で、磁気ヘッド組み立て体の取外し方法を説明する図で
ある。
る。図2は本発明の第1の実施例を説明する構成図、図
3は図2における右側面断面図、図4は本発明の第2の
実施例を説明する図、図5は図4におけるC−C断面図
で、磁気ヘッド組み立て体の取外し方法を説明する図で
ある。
【0018】先ず、図2及び図3を用いて本発明の第1
の実施例を説明する。これらの図において、31は記録
媒体に対してデータのリード/ライトを行うコア(図示
せず),ジンバル(図示せず),スプリングアーム32
及び略中央部に一方の面方向に突出する中空の円筒部3
3が形成されたスペーサ34からなる磁気ヘッド組み立
て体である。35は、先端部に貫通孔36が形成された
ヘッドアームである。
の実施例を説明する。これらの図において、31は記録
媒体に対してデータのリード/ライトを行うコア(図示
せず),ジンバル(図示せず),スプリングアーム32
及び略中央部に一方の面方向に突出する中空の円筒部3
3が形成されたスペーサ34からなる磁気ヘッド組み立
て体である。35は、先端部に貫通孔36が形成された
ヘッドアームである。
【0019】磁気ヘッド組み立て体31のスペーサ34
の円筒部33はヘッドアーム35一方の面の貫通孔36
に嵌合し、かしめ方法にて取り付けられている。同様
に、ヘッドアーム35の他方の面の貫通孔36にも、磁
気ヘッド組み立て体31のスペーサ34の円筒部33が
嵌合し、かしめ方法で取り付けられている。
の円筒部33はヘッドアーム35一方の面の貫通孔36
に嵌合し、かしめ方法にて取り付けられている。同様
に、ヘッドアーム35の他方の面の貫通孔36にも、磁
気ヘッド組み立て体31のスペーサ34の円筒部33が
嵌合し、かしめ方法で取り付けられている。
【0020】そして、ヘッドアーム35のスペーサ34
との当接面(本実施例では、2面ある)で、貫通孔36
の近傍には、ヘッドアーム35の軸に対して略直交し、
ヘッドアーム35の全幅方向にわたって形成された第1
の溝41と、第1の溝41と貫通孔36を介して略平行
で、ヘッドアーム35の全幅方向にわたって形成された
第2の溝42とが形成されている。
との当接面(本実施例では、2面ある)で、貫通孔36
の近傍には、ヘッドアーム35の軸に対して略直交し、
ヘッドアーム35の全幅方向にわたって形成された第1
の溝41と、第1の溝41と貫通孔36を介して略平行
で、ヘッドアーム35の全幅方向にわたって形成された
第2の溝42とが形成されている。
【0021】次に、上記構成の磁気ヘッドアームの磁気
ヘッド組み立て体31をヘッドアーム35より取り外す
方法を説明する。ヘッドアーム35の側面に形成された
第1の溝41,第2の溝42の開口より、棒を挿入し、
他方の開口より先端部を突出させる。そして、これら2
本の棒の両端部を持ってヘッドアーム35より離反する
方向に引き上げることにより、磁気ヘッド組み立て体3
1をヘッドアーム35より取り外すことができる。
ヘッド組み立て体31をヘッドアーム35より取り外す
方法を説明する。ヘッドアーム35の側面に形成された
第1の溝41,第2の溝42の開口より、棒を挿入し、
他方の開口より先端部を突出させる。そして、これら2
本の棒の両端部を持ってヘッドアーム35より離反する
方向に引き上げることにより、磁気ヘッド組み立て体3
1をヘッドアーム35より取り外すことができる。
【0022】上記構成によれば、容易に、磁気ヘッド組
み立て体31をヘッドアーム35より取り外すことがで
きることに加え、第1及び第2の溝41,42はヘッド
アーム35のスペーサのスペーサ34の当接面に形成さ
れておらず、棒はこれら溝41,42に挿入され、ヘッ
ドアーム35より離反する方向に引き上げるだけである
ので、ヘッドアーム35のスペーサのスペーサ34の当
接面に傷をつけことがない。
み立て体31をヘッドアーム35より取り外すことがで
きることに加え、第1及び第2の溝41,42はヘッド
アーム35のスペーサのスペーサ34の当接面に形成さ
れておらず、棒はこれら溝41,42に挿入され、ヘッ
ドアーム35より離反する方向に引き上げるだけである
ので、ヘッドアーム35のスペーサのスペーサ34の当
接面に傷をつけことがない。
【0023】又、ピッカーを使用しないので、磁気ディ
スクの面間距離を極限まで狭くすることができる。更
に、ヘッドアーム35の厚さも、円筒部33のかしめ力
が適正に得られる長さまで薄くすることができ、磁気デ
ィスク装置の実装密度をアップすることができる。
スクの面間距離を極限まで狭くすることができる。更
に、ヘッドアーム35の厚さも、円筒部33のかしめ力
が適正に得られる長さまで薄くすることができ、磁気デ
ィスク装置の実装密度をアップすることができる。
【0024】次に、図4及び図5を用いて本発明の第2
の実施例を説明する。尚、本実施例において、第1の実
施例を示す図2及び図3と同一部分には、同一符号を付
しそれらの説明は省略する。本実施例では、図4に示す
ように、ヘッドアーム35のスペーサ34との当接面
(本実施例では、2面ある)で、貫通孔36の近傍に
は、ヘッドアーム35の軸に対して略直交し、ヘッドア
ーム35の一方の側部より貫通孔36に向かって延出す
る第1の溝51と、ヘッドアーム35の軸に対して略直
交し、ヘッドアーム35の他方の側部より貫通孔36に
向かって延出する第2の溝52とが形成されている。
の実施例を説明する。尚、本実施例において、第1の実
施例を示す図2及び図3と同一部分には、同一符号を付
しそれらの説明は省略する。本実施例では、図4に示す
ように、ヘッドアーム35のスペーサ34との当接面
(本実施例では、2面ある)で、貫通孔36の近傍に
は、ヘッドアーム35の軸に対して略直交し、ヘッドア
ーム35の一方の側部より貫通孔36に向かって延出す
る第1の溝51と、ヘッドアーム35の軸に対して略直
交し、ヘッドアーム35の他方の側部より貫通孔36に
向かって延出する第2の溝52とが形成されている。
【0025】次に、上記構成の磁気ヘッドアームの磁気
ヘッド組み立て体31をヘッドアーム35より取り外す
方法を図5を用いて説明する。図5(a)に示すよう
に、ヘッドアーム35の側面に形成された第1の溝5
1,第2の溝52の開口より、棒53,54を挿入し、
図5(b)に示すように、棒54の先端部を支点とし
て、棒の基端部を上方に持ち上げる(てこの原理)こと
により、スペーサ34をヘッドアーム35より離反さ
せ、磁気ヘッド組み立て体31をヘッドアーム35より
取り外すことができる。
ヘッド組み立て体31をヘッドアーム35より取り外す
方法を図5を用いて説明する。図5(a)に示すよう
に、ヘッドアーム35の側面に形成された第1の溝5
1,第2の溝52の開口より、棒53,54を挿入し、
図5(b)に示すように、棒54の先端部を支点とし
て、棒の基端部を上方に持ち上げる(てこの原理)こと
により、スペーサ34をヘッドアーム35より離反さ
せ、磁気ヘッド組み立て体31をヘッドアーム35より
取り外すことができる。
【0026】上記構成によれば、容易に、磁気ヘッド組
み立て体31をヘッドアーム35より取り外すことがで
きることに加え、てこ(棒53,54)の支点が、ヘッ
ドアーム35のスペーサのスペーサ34の当接面に形成
されていない第1及び第2の溝51,52内であるの
で、ヘッドアーム35のスペーサのスペーサ34の当接
面に傷をつけことがない。
み立て体31をヘッドアーム35より取り外すことがで
きることに加え、てこ(棒53,54)の支点が、ヘッ
ドアーム35のスペーサのスペーサ34の当接面に形成
されていない第1及び第2の溝51,52内であるの
で、ヘッドアーム35のスペーサのスペーサ34の当接
面に傷をつけことがない。
【0027】又、ピッカーを使用しないので、磁気ディ
スクの面間距離を極限まで狭くすることができる。更
に、ヘッドアーム35の厚さも、円筒部33のかしめ力
が適正に得られる長さまで薄くすることができ、磁気デ
ィスク装置の実装密度をアップすることができる。
スクの面間距離を極限まで狭くすることができる。更
に、ヘッドアーム35の厚さも、円筒部33のかしめ力
が適正に得られる長さまで薄くすることができ、磁気デ
ィスク装置の実装密度をアップすることができる。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、貫通
孔の近傍で、ヘッドアームのスペーサとの当接面に、少
なくともヘッドアームの一方の側面に開口を有する溝を
貫通孔を介して2箇所形成するように構成したことによ
り、実装密度をアップしても、容易に磁気ヘッド組み立
て体の取外しが可能で、しかも、ヘッドアームに傷をつ
けない磁気ヘッドアームを実現することができる。
孔の近傍で、ヘッドアームのスペーサとの当接面に、少
なくともヘッドアームの一方の側面に開口を有する溝を
貫通孔を介して2箇所形成するように構成したことによ
り、実装密度をアップしても、容易に磁気ヘッド組み立
て体の取外しが可能で、しかも、ヘッドアームに傷をつ
けない磁気ヘッドアームを実現することができる。
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の第1の実施例を説明する構成図であ
る。
る。
【図3】図2における右側面断面図である。
【図4】本発明の第2の実施例を説明する図である。
【図5】図4におけるC−C断面図で、磁気ヘッド組み
立て体の取外し方法を説明する図である。
立て体の取外し方法を説明する図である。
【図6】従来の磁気ヘッドアームの平面構成図である。
【図7】図6における側面構成図である。
【図8】図6におけるA−A断面図である。
【図9】図6に示す磁気ヘッド組み立て体の第1の取外
し方法を説明する図である。
し方法を説明する図である。
【図10】図6に示す磁気ヘッド組み立て体の第2の取
外し方法を説明する図である。
外し方法を説明する図である。
21 磁気ヘッド組み立て体 22 スプリングアーム 23 円筒部 24 スペーサ 25 ヘッドアーム 26 貫通孔 27 第1の溝 28 第2の溝
Claims (3)
- 【請求項1】 記録媒体に対してデータのリード/ライ
トを行うコア,スプリングアーム(22)及び略中央部
に一方の面方向に突出する中空の円筒部(23)が形成
されたスペーサ(24)からなる磁気ヘッド組み立て体
(21)と、先端部に貫通孔(26)が形成されたヘッ
ドアーム(25)とを具備し、前記磁気ヘッド組み立て
体(21)のスペーサ(24)の円筒部(23)が前記
ヘッドアーム(25)の貫通孔(26)に嵌合し、かし
め方法によって取り付けられた磁気ヘッドアームにおい
て、 前記貫通孔(26)の近傍で、前記ヘッドアーム(2
5)の前記スペーサ(24)との当接面に、少なくとも
前記ヘッドアーム(25)の一方の側面に開口を有する
溝(27,28)を前記貫通孔(26)を介して2箇所
形成したことを特徴とする磁気ヘッドアーム。 - 【請求項2】 前記溝は、 前記ヘッドアーム(25)の軸に対して略直交し、前記
ヘッドアーム(25)の全幅方向にわたって形成された
第1の溝と、 該第1の溝と前記貫通孔(26)を介して略平行で、前
記ヘッドアーム(25)の全幅方向にわたって形成され
た第2の溝と、 から構成されることを特徴とする請求項1記載の磁気ヘ
ッドアーム。 - 【請求項3】 前記溝は、 前記ヘッドアーム(25)の軸に対して略直交し、前記
ヘッドアーム(25)の一方の側部より前記貫通孔(2
6)に向かって延出する第1の溝と、 前記ヘッドアーム(25)の軸に対して略直交し、前記
ヘッドアーム(25)の他方の側部より前記貫通孔(2
6)に向かって延出する第2の溝と、 から構成されることを特徴とする請求項1記載の磁気ヘ
ッドアーム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27773791A JPH05120820A (ja) | 1991-10-24 | 1991-10-24 | 磁気ヘツドアーム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27773791A JPH05120820A (ja) | 1991-10-24 | 1991-10-24 | 磁気ヘツドアーム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05120820A true JPH05120820A (ja) | 1993-05-18 |
Family
ID=17587626
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27773791A Withdrawn JPH05120820A (ja) | 1991-10-24 | 1991-10-24 | 磁気ヘツドアーム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05120820A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5717545A (en) * | 1994-11-03 | 1998-02-10 | International Business Machines Corporation | Swaging appartus with a tubular boss having axially extending surface irregularities and swaging technique for thin actuator arm assemblies |
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1991
- 1991-10-24 JP JP27773791A patent/JPH05120820A/ja not_active Withdrawn
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