JPH051207U - インパルスノイズ除去装置 - Google Patents
インパルスノイズ除去装置Info
- Publication number
- JPH051207U JPH051207U JP4574391U JP4574391U JPH051207U JP H051207 U JPH051207 U JP H051207U JP 4574391 U JP4574391 U JP 4574391U JP 4574391 U JP4574391 U JP 4574391U JP H051207 U JPH051207 U JP H051207U
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- JP
- Japan
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- impulse noise
- high frequency
- power supply
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 高周波インパルス性ノイズを効果的に除去す
るインパルスノイズ除去装置を得る。 【構成】 初透磁率200〜1500のフェライトから
なり、高周波帯域にインピーダンスのピークを有する環
状のフェライトコア5a,5b,5cを、電子機器電源
ライン1a,1bまたは信号ライン6を取囲むように装
着する。
るインパルスノイズ除去装置を得る。 【構成】 初透磁率200〜1500のフェライトから
なり、高周波帯域にインピーダンスのピークを有する環
状のフェライトコア5a,5b,5cを、電子機器電源
ライン1a,1bまたは信号ライン6を取囲むように装
着する。
Description
【0001】
この考案は高周波インパルス性ノイズを除去するためのインパルスノイズ除去 装置に関するものである。
【0002】
図4は従来の電源ラインにおけるノイズ除去装置を示す構成図である。図にお いて、1a、1bは電源入力ラインで、交流信号源2から電子機器3に交流信号 を入力するように接続している。4はコモンモードチョークで、コイル4a、4 bが環状のコア4cの周りに巻回された構造となっており、交流信号源2と電子 機器3間の電源入力ライン1a、1bの途中に挿入されている。
【0003】 上記のノイズ除去装置においては、交流信号源2で発生する交流信号は、電源 入力ライン1a、1bからコモンモードチョーク4を通って電子機器3に入力さ れる。このとき交流信号源2で発生する交流信号には、交流信号成分にノイズ成 分が重畳しているが、交流信号がコモンモードチョーク4を通過する際、ノイズ 成分が除去され、交流信号成分のみが電子機器3に入力される。
【0004】 従来のコモンモードチョーク4は、電源ラインにおける低周波ノイズの除去を 目的としているため、初透磁率(μ)が5000以上のコア4cを用いている。 図5は従来のコモンモードチョークに用いられている初透磁率5000のコアの インピーダンス特性図であり、1MHz付近の低周波帯域にインピーダンスのピ ークがあり、そのピーク付近の低周波ノイズの除去に効果がある。
【0005】
従来のノイズ除去装置は以上のように構成されており、低周波ノイズの除去を 目的としており、初透磁率5000以上のコアを備えたコモンモードチョークを 用いているため、1MHz前後の低周波ノイズの除去は可能であるが、高周波イ ンパルス性ノイズを除去できないという問題点があった。
【0006】 この考案は上記問題点を解決するためになされたもので、高周波インパルス性 ノイズをも除去可能なインパルスノイズ除去装置を得ることを目的としている。
【0007】
この考案のインパルスノイズ除去装置は、初透磁率200〜1500のフェラ イトからなり、高周波帯域にインピーダンスのピークを有する環状のフェライト コアを、電子機器の電源ラインまたは信号ラインを取囲むように装着したもので ある。 環状のフェライトコアは一体に形成されたものでも、分割型のものでもよい。
【0008】
この考案のインパルスノイズ除去装置は、環状のフェライトコアを電源ライン または信号ラインの周囲に装着して形成される。この状態で、電源ラインまたは 信号ラインに信号が流れると、高周波のインパルス性ノイズはフェライトコアの インピーダンス特性により除去され、低周波ノイズも同様に除去される。
【0009】
以下、この考案の実施例を図について説明する。 図1は電源ラインに適用した実施例のインパルスノイズ除去装置を示す構成図 であり、図4と同一符号は同一または相当部分を示す、5a、5bは電源入力ラ イン1a、1bの周囲を取囲むように装着された環状のフェライトコアであり、 初透磁率200〜1500であって、高周波領域においてインピーダンスのピー クを有するフェライトにより環状に形成されている。他の構成は従来のものと同 様である。
【0010】 上記のインパルスノイズ除去装置は、環状のフェライトコア5a、5bを、電 源入力ライン1a、1bに装着することにより形成される。このときフェライト コア5a、5bが一体型の場合は、その中央の貫通孔5cに電源入力ライン1a 、1bを挿入し、また分割型の場合は分割コアを電源入力ライン1a、1bの周 囲で接合して装着する。
【0011】 図3は初透磁率700のフェライトコアのインピーダンス特性図であり、イン ピーダンスは1MHz付近から順次大きくなり、特に10MHz以上の高周波帯 域では大きいインピーダンスを有し、インピーダンスのピークは140MHzよ り高い周波数帯域にある。
【0012】 従って図1のインパルスノイズ除去装置においては、電源入力ライン1a、1 bを流れる交流信号中の高周波、特に10MHz以上のインパルス性ノイズがフ ェライトコア5a、5bのインピーダンス特性により、熱に変換されて除去され る。また図3から明らかなように、1MHz付近の低周波帯域においても、従来 と同程度のインピーダンスを有するから、低周波ノイズも従来と同様に除去され る。
【0013】 図2は信号ラインに適用した他の実施例のインパルスノイズ除去装置を示す構 成図である。図において、3a、3bは電子機器、6は電子機器3a、3b間を 接続する信号ラインで、その周囲にフェライトコア5が装着されている。
【0014】 上記のインパルスノイズ除去装置においては、電子機器3a、3b間を流れる 信号電流に含まれる高周波インパルス性ノイズおよび低周波ノイズが、フェライ トコア5により除去される。
【0015】
この考案によれば、初透磁率200〜1500のフェライトコアを用いたので 、高周波インパルス性ノイズを効果的に除去することが可能なインパルスノイズ 除去装置が得られる。
【図1】一実施例のインパルスノイズ除去装置の構成
図。
図。
【図2】他の実施例のインパルスノイズ除去装置の構成
図。
図。
【図3】実施例のフェライトコアのインピーダンス特性
図。
図。
【図4】従来のノイズ除去装置の構成図。
【図5】従来のコアのインピーダンス特性図。
1a、1b 電源入力ライン 2 交流信号源 3、3a、3b 電子機器 4 コモンモードチョーク 5、5a、5b フェライトコア 6 信号ライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 井櫻 亮宏 神奈川県相模原市宮下一丁目1番57号 三 菱電機エンジニアリング株式会社鎌倉事業 所相模支所内 (72)考案者 内藤 昭 神奈川県相模原市宮下一丁目1番57号 三 菱電機株式会社相模製作所内
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 初透磁率200〜1500のフェライト
からなり、高周波帯域にインピーダンスのピークを有す
る環状のフェライトコアを、電子機器の電源ラインまた
は信号ラインを取囲むように装着したことを特徴とする
インパルスノイズ除去装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4574391U JPH051207U (ja) | 1991-06-18 | 1991-06-18 | インパルスノイズ除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4574391U JPH051207U (ja) | 1991-06-18 | 1991-06-18 | インパルスノイズ除去装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH051207U true JPH051207U (ja) | 1993-01-08 |
Family
ID=12727803
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4574391U Pending JPH051207U (ja) | 1991-06-18 | 1991-06-18 | インパルスノイズ除去装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH051207U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54105637A (en) * | 1978-02-07 | 1979-08-18 | Mitsubishi Gas Chemical Co | Pressure regulator |
JPS5632173U (ja) * | 1979-08-20 | 1981-03-28 | ||
JPS59153773U (ja) * | 1981-12-28 | 1984-10-15 | 三菱瓦斯化学株式会社 | 調圧装置 |
JPS60173770U (ja) * | 1984-04-26 | 1985-11-18 | 花井 安五郎 | エアブリ−ザ− |
-
1991
- 1991-06-18 JP JP4574391U patent/JPH051207U/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54105637A (en) * | 1978-02-07 | 1979-08-18 | Mitsubishi Gas Chemical Co | Pressure regulator |
JPS5632173U (ja) * | 1979-08-20 | 1981-03-28 | ||
JPS59153773U (ja) * | 1981-12-28 | 1984-10-15 | 三菱瓦斯化学株式会社 | 調圧装置 |
JPS60173770U (ja) * | 1984-04-26 | 1985-11-18 | 花井 安五郎 | エアブリ−ザ− |
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