JPH0512017Y2 - - Google Patents

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JPH0512017Y2
JPH0512017Y2 JP4654888U JP4654888U JPH0512017Y2 JP H0512017 Y2 JPH0512017 Y2 JP H0512017Y2 JP 4654888 U JP4654888 U JP 4654888U JP 4654888 U JP4654888 U JP 4654888U JP H0512017 Y2 JPH0512017 Y2 JP H0512017Y2
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JP
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pipe body
cooling
plastic
mounting plate
container
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は圧力成形装置に係り、特に成形用型の
冷却に与る構造に関する。
〔従来技術及びその問題点〕
従来、ビンの蓋、キーボードのキートツプ、ス
イツチ類の操作用押圧部材その他のプラスチツク
部材若しくはプラスチツク製品は一般に成形用型
にプラスチツク原料を収容後、これを圧力成形装
置の内部に置き加圧、加熱及び冷却を施す工程に
より生産が行なわれている。そして、前記冷却工
程は前記成形用型内で溶解状態にあるプラスチツ
ク原料を迅速に固化させて完全な部材若しくは製
品を得るために必要がある。そのような冷却を行
なうために、従来は、給水、排水用のパイプ体を
別々に圧力成形装置に設けていたため、この圧力
成形装置にはそれらのパイプ体を配設するための
孔をそれぞれ別々に設ける必要があつた。そのた
め、加圧の際の気密性に問題があるばかりでな
く、給水、排水路が別々に構成されているので装
置周りが雑然となつたり、製造、組立等にも時間
を多く要する等の問題を有していた。
〔考案の目的〕 本考案は上記従来の問題点に鑑みてなされたも
ので、圧力成形装置には冷却パイプ体用の孔を一
つ設ければ充分であるよう構成し、気密性を高く
保持し得る簡単な構造でかつ製作容易な圧力成形
装置を提供することを目的とする。
〔考案の要点〕
上記目的は、本考案によれば、外パイプ体に内
パイプ体を挿通せしめると共に水若しくは油その
他の冷却液が両パイプ体を通つて、即ち前記内パ
イプ体から外パイプ体に向つて若しくは外パイプ
体から内パイプ体に向つて循環し得るようその一
端部を閉塞せしめて形成した冷却パイプ体を載置
盤に固定した構造を備える圧力成形装置を提供す
ることで達成することができる。
〔実施例〕
以下、実施例に従い、図面を参照しながら詳細
に説明する。
第1図は本考案の圧力成形装置の断面図であ
る。同図において、圧力成形装置Aは収容体1と
蓋体2及びこれらを担持する本体フレーム3を備
え、前記収容体1と前記蓋体2はほぼ円形若しく
は楕円形の開口を有し、その周縁にフランジ部4
a,4bを設けた釜状の容体に形成してある。そ
して、前記収容体1の底部には支持盤5を設けて
ある。
該支持盤5は図示のものでは前記収容体1の内
壁に当接する側面をその曲面にほぼ相応するテー
パ状に形成し前記底部に定置してあるが、前記底
部側に適宜の突起を立設せしめ、これに対応する
前記支持盤5の面に孔を設け、該孔と前記突起を
遊嵌せしめて前記支持盤5を前記底部に定置する
こともある。また、前記支持盤5の上面には支持
柱6を熔着、ねじ着、接着若しくは取付具等を用
いて立設してあり、該支持柱6の上に載せるか若
しくはねじ等で止め付けて載置盤7を着脱可能に
支持してある。
前記支持柱6は陶磁器若しくは耐熱性プラスチ
ツク等の断熱材料で形成するとよく、また前記載
置盤と接する部位に断熱部材を介装する場合には
金属材料で形成することもある。
第2図aは前記載置盤7の斜視図である。同図
において、前記載置盤7の上面には、後記する冷
却パイプ体8を設ける溝9を刻設してあるが、該
溝9は後記する冷却パイプ体8の湾曲面に相応す
る断面ほぼ半円形に形成したり、或いは前記載置
盤7の側面より後記する冷却パイプ体8を遊嵌若
しくは密嵌し得る断面ほぼ円形の筒状溝に形成す
ることもある。なお、前記溝9は第2図bに示す
ように複数設けることもある。また、前記載置盤
7の材料は、銅、鉄、アルミニウムその他の金属
材料を好適に使用することができる。
前記載置盤7の裏面には図示していないがニク
ロム線を有するドーナツ形状の円盤形の加熱装置
があり、その中央部の円孔は前記載置盤7の裏面
に設けてある突円体に嵌合させて前記加熱装置を
固定してある。
第3図aは冷却パイプ体8の軸に対向する面で
切つた断面図、第3図bは冷却パイプ体8の軸に
平行し軸心を通る面で切つた断面図である。同図
において、冷却パイプ体8は外パイプ体10と内
パイプ体11を有し、該内パイプ体11を前記外
パイプ体10の内部に挿通し、冷却液の流路即ち
内部路12と外部路13を形成し、該外部路13
の一端部は冷却液の流通を妨げない程度の間隔1
4を前記内パイプ体11の端縁との間に設けて閉
塞してある。そのような閉塞は、例えば銅製の円
板若しくはプラスチツク材料で形成した円板を圧
嵌めした後、継目を半田等の金属材料で接合した
り、エポキシ樹脂接着剤等で塞ぐ等して行なうこ
とができる。
前記冷却パイプ体8の材料は、熱伝導率の良い
材料例えば銅、アルミニウム等を好適に用いるこ
とができる。
一方、前記収容体1には前記冷却パイプ体8の
他端部を支持すると共に不図示の冷却液循環装置
から延びるパイプ体を連結するための継手部材、
使用時に装置内部を加圧するためのコンプレツサ
(図示せず)に連結してあるパイプ体を繋ぐ継手
部材及び前記加熱装置のニクロム線に不図示の温
度制御装置からの導線を連結する継手部材を設け
てある。これら継手部材はいわゆるガスねじと呼
称されるもので前二者はねじのねじ込み方向に若
干先細のテーパを形成した空洞ねじになつてお
り、後者は絶縁のため空洞でない沸素樹脂を用い
これに複数本の電極用金属棒を貫設しその周壁を
前記と同様テーパに形成し、これにねじを切つて
ある。そして、前記各継手部材は前記収容体1に
形成したねじ孔にねじ込んで固定してある。な
お、前記温度制御装置にはSCR、トライアツク、
ダイアツクその他の制御素子を設けてあり、不図
示の工程制御装置により制御されるようにしてあ
る。また、該工程制御装置は例えばワンチツプマ
イクロプロセツサを用い制御プログラムにより前
記制御素子の制御、前記コンプレツサの始止動を
制御するようにしてある。
前記収容体1と前記蓋体2のフランジ部4a,
4bには円環状のパツキングゴム15を嵌設する
ための溝を形成し、また前記収容体1と前記蓋体
2を固定するためのボルト16を挿通する挿通孔
を複数(実施例では5個所)設けてある。
前記本体フレーム3は例えば鉄製の断面L字状
のアングル材等で矩形状の枠体を形成し、その上
部に天板17を熔着、接着、ねじ着等して固定
し、該天板17のほぼ中央部に前記収容体1を嵌
装し得る穴を設けてある。
第4図a及びbは前記載置盤7の前記溝9を複
数設けた場合における冷却パイプの断面図であ
り、内パイプ体18はパイプ体を曲げた後熔着等
して形成し、外パイプ体19は軸に平行する面で
2分割したものを鋳造し、前記内パイプ体18を
その一方の内部に組み入れた後他方を被せて接部
を熔着等して形成することができる。なお、前記
内パイプ体11又は18の外周壁には放射状に適
宜間隔を空けてピン等を起立させるかリング状の
基体に軸に対向する向きに冷却液の流通を阻害し
ない程度の突条体を適数本金属材料若しくはプラ
スチツク材料等で一体に若しくは植設等して形成
し、これを前記内パイプ体11又は18に嵌め込
んで冷却液の通るスペースをほぼ一定に保持する
ようにすることもある。なお、前記蓋体2の天頂
部には自動圧力安全弁20を設けてある。
前述のように構成した圧力成形装置で、プラス
チツク製品を成形するには、先ず、プラスチツク
成形用型21に例えばポリ塩化ビニール、熱安定
剤、可塑剤その他の材料を配合した原料を収容
し、該プラスチツク成形用型21を前記載置盤7
に載置する。
次いで、前記蓋体2を前記収容体1に前記挿通
孔を合せるようにして載せ、該挿通孔に前記ボル
ト16を挿通してから該ボルトをナツトで締結す
る。そして、前記コンプレツサ、前記温度制御装
置及び前記工程制御装置を作動させることによ
り、先ず、前記収容体1内が実施例のものでは約
10気圧に加圧される。次いで、前記加熱装置によ
り前記載置盤7と前記プラスチツク成形用型21
が実施例のものでは摂氏200度に加熱される。そ
の結果前記プラスチツク成形用型内に収容した前
記原料が溶解し前記加圧の作用と相俟つて該原料
が前記プラスチツク成形用型の隅々にまで行き渡
る。その際、同時に泡の発生も阻止される。そし
て、前記工程制御プログラムで設定された所要時
間が経過すると、冷却液循環装置が作動し前記冷
却パイプ体8に水若しくは油その他の冷却液が送
出されてきて前記載置盤7が冷却され、それと同
時に前記プラスチツク成形用型が急速に冷却され
る。熱を奪い取つて、暖められた冷却液は前記内
パイプ体若しくは外パイプ体を通つて前記冷却液
循環装置に戻され、冷却後再び送出され同様の作
用が繰り返される。その結果、前記プラスチツク
成形用型内の溶解状態のプラスチツク材料が固化
し、製品を得ることができる。
〔考案の効果〕
以上詳細に説明したように本考案によれば、外
パイプ体と内パイプ体を有する冷却パイプ体を用
いて、この冷却パイプ体内を冷却液が循環するよ
う構成したから、装置外の他の装置との連結のた
めに設ける孔若しくは継手部材等を少なくするこ
とができ、気密性を高く保持し得、簡単な構造で
かつ製作容易な圧力成形装置を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の圧力成形装置の断面図、第2
図aは載置盤の斜視図、第2図bは他の実施例を
示す載置盤の斜視図、第3図a及びbは冷却パイ
プ体の断面図、第4図a及びbは他の実施例を示
す冷却パイプ体の断面図である。 1……収容体、2……蓋体、3……本体フレー
ム、4a,4b……フランジ部、5……支持盤、
6……支持柱、7……載置盤、8……冷却パイプ
体、9……溝、10……外パイプ体、11……内
パイプ体、12……内部路、13……外部路、1
4……間隔、15……パツキンゴム、16……ボ
ルト、17……天板、18……内パイプ体、19
……外パイプ体、20……自動圧力安全弁、21
……プラスチツク成形用型。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外パイプ体に内パイプ体を挿通せしめると共に
    冷却液が両パイプ体を通つて循環し得るようその
    一端部を閉塞せしめて形成した冷却パイプ体を載
    置盤に固定した構造を備える圧力成形装置。
JP4654888U 1988-04-06 1988-04-06 Expired - Lifetime JPH0512017Y2 (ja)

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JP4654888U JPH0512017Y2 (ja) 1988-04-06 1988-04-06

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JP4654888U JPH0512017Y2 (ja) 1988-04-06 1988-04-06

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JPH01153916U JPH01153916U (ja) 1989-10-24
JPH0512017Y2 true JPH0512017Y2 (ja) 1993-03-26

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