JPH05119805A - 適応型制御方法 - Google Patents

適応型制御方法

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JPH05119805A
JPH05119805A JP28160791A JP28160791A JPH05119805A JP H05119805 A JPH05119805 A JP H05119805A JP 28160791 A JP28160791 A JP 28160791A JP 28160791 A JP28160791 A JP 28160791A JP H05119805 A JPH05119805 A JP H05119805A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】動特性が大きく変化するような制御対象に適用
した場合においても満足すべき応答速度、精度が得られ
る適応型制御方法を提供する。 【構成】制御対象のオンライン入出力データからオンラ
イン同定法により基本状態フィードバックゲインを求め
これを選択する一方、同時に制御対象のオンライン入出
力データから直接状態フィードバックゲインの感度を逐
次計算し、状態フィードバックゲインが最適でない場合
は、状態フィードバックゲインの微調整を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は動特性が複数の基本動
特性の不定期な切り換えにより表現される制御対象の制
御方法に関し、特に、動特性が大きく変化するような制
御対象に適用して好適な適応型制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、その動特性が変化する制御対象に
対する適応的な制御方法としては、次に示す2つの方法
が知られている。
【0003】1)オフラインで同定されたシステムパラ
メータを初期値として、オンライン同定法を用いて制御
対象のパラメータを推定し、該推定したパラメータを用
いてリカッチ方程式から最適フィードバックゲインを決
定する方法。
【0004】2)制御対象に対する入出力データを用い
て制御対象に与えられるフィードバックゲインの感度を
直接計算し、この計算した感度を用いて制御対象に与え
られるフィードバックゲインを逐次修正する方法。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、1)の方法
は、基本的には処理の容易な複数のシステム(通常は線
形システム)をモデルとし考え、このモデルの中から制
御対象の動特性を近似的に表すモデルを選択し、このモ
デルを用いて制御対象の最適フィードバックゲインを決
定する方法であるので、制御対象が有している固有の各
々のモデルが有していない動特性の変化の要因となる性
質に対応した適応的な制御が難しく、特に動特性が大き
く変化するような制御対象に適用した場合は満足すべき
制御結果が得られなかった。
【0006】また2)の方法においても、システム同定
を行わずに直接最適フィードバックゲインを求めること
ができるので、制御対象の固有の性質に対応した適応的
な制御が可能であるが、この2)の方法は、制御対象の
次元数やフィードバックゲインの初期値等の制御対象に
関する事前情報を必要とするという欠点があり、また一
般的な制御対象においては状態推定が必要とされる場合
が多い。つまり、同定を行わずに制御が行えるというわ
けではない。
【0007】そこで、この発明は、動特性が大きく変化
するような制御対象に適用した場合においても満足すべ
き応答速度、精度が得られる適応型制御方法を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の適応型制御方法は、複数の基本動特性の
不定期な切り換えにより動特性が表現される制御対象の
制御方法において、前記複数の基本動特性に対応する既
知の複数の基本同定器と該基本同定器に対応する基本状
態フィードバックゲインをそれぞれ予め計算して記憶
し、前記制御対象に対するオンライン入出力データから
オンライン同定法により前記複数の基本同定器の中から
前記制御対象の現在の動特性に対応する基本同定器を判
別して、該基本同定器に対応する基本状態フィードバッ
クゲインを選択すると共に、前記オンライン入出力デー
タから該選択した基本状態フィードバックゲインの感度
を逐次計算し、該感度の計算結果から該選択した基本状
態フィードバックゲインが最適か否かの判定を行い、前
記判定において最適でないと判定された場合は、前記計
算した感度を用いて前記選択した基本状態フィードバッ
クゲインの微調整を行うことを特徴とする。
【0009】
【作用】まず、複数の基本動特性に対応する既知の複数
の基本同定器Pi とこの基本同定器Pi に対応する基本
状態フィードバックゲインKi をそれぞれ予め計算、記
憶する。そして、制御対象に対するオンライン入出力デ
ータut ,…,ut-N-1 ,yt ,…,yt-N-1 (Nは適
当なデータ数)からオンライン同定法により前記複数の
基本同定器Pi の中から前記制御対象の現在の動特性に
対応する基本同定器P0 を判別して、この基本同定器P
0に対応する基本状態フィードバックゲインK0 を選択
する一方、同時に、オンライン入出力データut ,…,
t-N-1 ,yt ,…,yt-N-1 (Nは適当なデータ数)
から、所定の評価関数V[0,L] に対する選択した状態フ
ィードバックゲインの感度dV/dKを逐次計算し、該
感度の計算結果から現在の基本状態フィードバックゲイ
ンが最適か否かを判定し、最適でないと判定された場合
は、計算した感度dV/dKを用いて現在の状態フィー
ドバックゲインの微調整を行う。
【0010】
【実施例】以下、この発明の適応型制御方法の一実施例
を図面を参照して説明する。
【0011】図1は、この発明の適応型制御方法を適用
して構成した制御システムの一実施例をブロック図で示
したものである。この図1に示す実施例は、制御対象で
あるプラント等の対象システム10と、この対象システ
ム10に対して制御入力データuを与える制御器20
と、対象システム10の制御入力データuと出力データ
yとを用いて対象システム10のオンラインデータ同定
を行なうオンライン同定器30と、対象システム10の
制御入力データuと出力データyとを用いて制御器20
に現在与えられている状態フィードバックゲインの感度
計算を行うフィードバックゲイン感度計算器40を備え
て構成される。
【0012】ここで、制御対象である対象システム10
は、複数の基本動特性の不定期な切り換えによりその動
特性が表現されるものであり、オンライン同定器30
は、上記複数の基本動特性に対応する既知の複数の基本
同定器と該基本同定器に対応する基本状態フィードバッ
クゲインをそれぞれ予め計算して記憶しており、対象シ
ステム10の制御入力データuと出力データyとをそれ
ぞれライン51、52を介して入力して、この制御入力
データuと出力データyとを用いて対象システム10の
現在の振舞いに対応する基本同定器を上記複数の基本同
定器の中から判別することによりオンライン同定を行
い、該判別した基本同定器に対応する最適フィードバッ
クゲインK0 をライン53を介して制御器20に与え
る。
【0013】また、フィードバックゲイン感度計算器4
0は、対象システム10の制御入力データuと出力デー
タyとをそれぞれライン54、55を介して入力し、こ
の制御入力データuと出力データyとを用いて現在制御
器20に与えられている状態フィードバックゲインの感
度dV/dKを計算し、これをライン56を介して制御
器20に与える。ここで、状態フィードバックゲインの
感度dV/dKは後述する説明から明らかになるように
状態フィードバックゲインの最適性を意味づける評価関
数V[0,L] を用いて計算され、状態フィードバックゲイ
ンの変化分dKに対する評価関数V[0,L] の変化分とし
て与えられる。
【0014】制御器20は、対象システム10の出力デ
ータyをライン57を介して入力し、これに同定器30
から与えられている最適フィードバックゲインK0 を適
用して制御入力データuをライン57を介して対象シス
テム10に与えるとともに、フィードバックゲイン感度
計算器40で計算された状態フィードバックゲインの感
度dV/dKが最適か否かの判別を行い、最適でない場
合はオンライン同定器30から与えられている最適フィ
ードバックゲインK0 の微調整を行い、この微調整され
た最適フィードバックゲインK0を適用した制御入力デ
ータuをライン58を介して対象システム10に与え
る。
【0015】なお、この実施例において、対象システム
10はその基本動特性が可制御可観測1入出力線形シス
テムで表現されるものとし、状態フィードバックゲイン
の最適性を意味づける評価関数V[0,L] は予め与えられ
ているものとする。
【0016】かかる構成において、まず、オンライン同
定器30の詳細について更に説明する。
【0017】図2は、図1に示す構成においてオンライ
ン同定器30による制御のみを抽出して示したものであ
る。オンライン同定器30は、図2に示すように、複数
の基本動特性に対応する既知の複数の基本同定器P1
n と該基本同定器P1 〜Pn に対応する基本状態フィ
ードバックゲインK1 〜Kn をそれぞれ予め計算して記
憶しており、対象システム10の制御入力データuと出
力データyとを用いて対象システム10の現在の振舞い
を決定づけている基本動特性を表わす基本同定器P0
上記複数の基本同定器P1 〜Pn の中から判別すること
によりオンラインデータ同定を行う。
【0018】このオンライン同定手法は周知であるので
以下にその計算手順だけを簡単に説明する。ここでは、
可制御可観測である1入出力系の可観測正準系モデルの
パラメータの推定をカルマンフィルタを用いて同定す
る。
【0019】まず、制御対象である対象システム10を
次のように表わす。
【0020】 ただし、ut は対象システム10の入力データ、yt
対象システム10の入力データ、νt はガウス白色雑音
であり、ai およびbj はシステムパラメータである。
いま、 θ=(a1 ,…,an ,b1 ,…,bn T (2n×1) φt =(yt-1 ,…yt-n ,ut-1 ,…ut-n T (1×2n) … (2) とすると、(1)式は yt =φt θt +νt … (3) θt-1 =θt … (4) θ0 =θ … (5) となる。このシステムに対してカルマンフィルタを適用
すると、 t =(Ψt-1 φt T )/(R+φt Ψt-1 φt T ) =(Ψt φt T )/R … (8) Ψt =Ψt-1 −(Ψt-1 φt T φt Ψt-1 )/(R+φt Ψt-1 φt T ) … (9) Ψ0 =cov {θ} … (10) となる。ここで、 である。
【0021】ここで、Eは期待値を示す。また肩付きの
添字Tは転置行列を示す。
【0022】この方法により逐次θの推定値を求め、対
象システム10の現在のシステムパラメータ(a1
…,an ,b1 ,…,bn )を推定することができる。
【0023】オンライン同定器30では、この推定した
現在のシステムパラメータ(a1 ,…,an ,b1
…,bn )から、対象システム10の現在の振舞いを決
定づけている基本動特性を表わす基本同定器P0 を上記
複数の基本同定器P1 〜Pnの中から判別することによ
りオンライ同定を行い、この同定した基本同定器P0
対応する最適フィードバックゲインK0 をライン53を
介して制御器20に与える。
【0024】次に、フィードバックゲイン感度計算器4
0の詳細について更に説明する。
【0025】フィードバックゲイン感度計算器40は、
対象システム10の入出力データから状態フィードバッ
クゲインの評価関数に対する感度を求めて、勾配法によ
り状態フィードバックゲインの感度を逐次的に得る。
【0026】ここでは、制御対象の入出力データを加工
して状態フィードバックゲインの感度を導出するところ
に特徴があるので、まず、その点に関して主に説明し、
次に、実際の対象システム10の入出力データをどのよ
うにフィードバックゲイン感度計算器40に与えるかに
ついて述べる。
【0027】まず、次のようなシステムを考える。
【0028】 xt+1 =Axt +But … (11) ただし、xt ∈Rn は制御対象の状態データ、ut∈R
m は制御対象の入力データである。
【0029】ここで、有限区間[0,L]上での全コス
トを と表わす。いま、次のような変数を導入する。
【0030】 ここで、Q1/2 およびR1/2 はそれぞれ非負定行列に対
する対象な平方根行列とする。
【0031】区間[0,L]上の信号z(t) の全体をz
[0,L]と表わすと、信号z[0,L] と信号z´[0,L] との
内積を次のように定義できる。
【0032】 ここで、明らかに z[0,L] =z´[0,L] のとき、V[0,L] =(z[0,L] ,z´[0,L] ) である。
【0033】(11)式で表わされたシステムに対し
て、コストV[0,L] を最小にする最適な状態フィードバ
ックゲインが存在する。ここでは、最適でない状態フィ
ードバックゲインを逐次最適フィードバックゲインに近
づけていくことを考える。
【0034】時刻t=0においてのみ1の値を持つ単位
インパルス入力をδ0 とし、β∈Rm として追加インパ
ルスを伴った状態フィードバック入力 u(t) =Kk x(t) +βδ0 … (15) を考え、初期状態x(0) をα∈Rn とするときの応答信
号をz[0,L] (α,β,Kk )と表わす。そして、以下
のように、計算手順の第kステップでは、フィードバッ
クシステムに対するnk 個の初期応答値とmk 個のイン
パルス応答の観測を行う。ただし、ベクトルαki(i=
1,…,nk )、βkj(j=1,…,mk )はそれぞれ
n ,Rmの次元を張るものとする。そして、 za ki=z[0,L] (αki,0,Kk ),i=1,…,nk … (16) zb ki=z[0,L] (0,βki,Kk ),i=1,…,mk … (17) とし、これらの信号から、以下のようなn×m行列Γk
とm×m行列Hk を計算する。
【0035】 である。このとき、制御器20では次式のようにフィー
ドバックゲインが修正され、 Kk+1 =Kk −α{Hk -1{Γk T … (22) または Kk+1 =Kk −α{Γk T … (23) 逐次最適フィードバックゲインに近付く。ここでαは正
のスカラー量である。次に、フィードバックゲイン感度
計算器40に対する対象システム10の入出力データの
与え方について説明する。
【0036】フィードバックゲイン感度計算器40に対
する対象システム10の入出力データの与え方にはいろ
いろな方法が考えられるが、ここでは以下に示す計算手
順で与えることにする。
【0037】まず、観測期間をL,データ数をNとす
る。そして、行列Ω(τ)の逐次式により前述したΓお
よびH、すなわち、フィードバックゲイン計算器40で
計算される状態フィードバックゲインの感度dV/dK
は次のようにして計算される。 i (τ)=z[0,L] (xi (τ),Δui (τ),K) … (25) Γ=PX T Ω(0)Pu … (30) H=PU T Ω(0)Pu … (31) ここで、τ=L−1,…,0、i,j=1,…,N、Ω
(L)=Inmである。このとき、xi (τ),Δu
i (τ)を以下のように与える。
【0038】 xi (τ)=x(τ−1+i) … (32) 次に、図3に示したフローチャートを参照してこの実施
例の制御器20の動作について説明する。
【0039】まず、制御器20は、オンライン同定器3
0で計算された最適最適フィードバックゲインK0 およ
びフィードバックゲイン感度計算器40で計算された状
態フィードバックゲインの感度dV/dKを読み込み
(ステップ201)、フィードバックゲイン感度計算器
40で計算された状態フィードバックゲインの感度dV
/dKが最適か否か、すなわち、dV/dK=0か否か
の判定を行う(ステップ202)。
【0040】ここで、フィードバックゲイン感度計算器
40で計算された状態フィードバックゲインの感度dV
/dKが最適、すなわち、dV/dK=0であるを判定
されると、オンライン同定器30で計算された最適最適
フィードバックゲインK0 をそのまま採用し、ライン5
7を介して入力された対象システム10の出力データy
に、同定器30から与えられている最適フィードバック
ゲインK0 を適用して対象システム10に対する制御入
力データuを求め、これをライン57を介して対象シス
テム10に与える。
【0041】しかし、フィードバックゲイン感度計算器
40で計算された状態フィードバックゲインの感度dV
/dKが最適でない、すなわち、dV/dK=0でない
と判定されと、次に、現在の状態フィードバックゲイン
Kに対応するシステムパラメータθとオンライン同定器
30で得られるシステムパラメータθとが一致している
か、すなわちP=P0 かの判断がなされる(ステップ2
03)。
【0042】ここで、P=P0 であると判断されると、
同定器30から与えられている最適フィードバックゲイ
ンK0 の修正が行なわれる(ステップ204)。
【0043】この最適フィードバックゲインK0 の修正
は前掲の(22)式にしたがった次に示す式によって行
われる。
【0044】 ΔK=−α{Hk -1{Γk T … (34) また、ステップ203で、P=P0 でないと判定された
場合、すなわち、フィードバックゲイン感度計算器40
で計算された状態フィードバックゲインの感度dV/d
Kが最適でなく、かつ現在の状態フィードバックゲイン
Kに対応するシステムパラメータθとオンライン同定器
30で得られるシステムパラメータθとが一致していな
いと判定された場合は、オンライン同定器30による新
たな同定を待って、この同定による新たな最適フィード
バックゲインK0 をオンライン同定器30から読み込
み、この新たな最適フィードバックゲインK0 を適用し
て対象システム10に対する制御入力データuを求め、
これをライン57を介して対象システム10に与える。
【0045】次に、この制御が終了か否かの判断を行い
(ステップ206)、終了でないと判断された場合はス
テップ201に戻り上記処理を繰り返し、終了であると
判断された場合はこの処理を終了する。
【0046】このように、この実施例によれば、オンラ
イン同定器30でシステム同定法により最適フィードバ
ックゲインK0 を求めて、制御器20に与えるととも
に、フィードバックゲイン感度計算器40で計算した状
態フィードバックゲインの感度dV/dKにしたがって
上記オンライン同定器30で求めた最適フィードバック
ゲインK0 を微調整するように構成したので、応答速
度、精度の点で非常に良好な制御特性が実現できる。な
お、1入力系可観測正準系では、対象システムの状態x
は入力系列と出力系列で一意に表現される。
【0047】なお、入出力データの与え方を変えること
によって、対象システムのゲイン調整に種々の応用が考
えられる。また、局所的に線形システムで表現される非
線形システム等への応用も可能である。更に、非線形関
数の扱い易い同定法が確立されれば、ゲインの感度は非
線形状態フィードバック関数に対しても計算可能なの
で、適用的非線形システムの制御への応用も考えられ
る。
【0048】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
システム同定法により最適フィードバックゲインを求め
るとともに、対象システムの状態フィードバックゲイン
の感度を直接求めて最適フィードバックゲインの微調整
を行うように構成したので、動特性が大きく変化するよ
うな対象システムに適用した場合においても満足すべき
応答速度、精度が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の適応型制御方法を適用して構成した
制御システムの一実施例を示すブロック図。
【図2】図1に示したオンライン同定器による制御のみ
を抽出して示したブロック図。
【図3】図1に示した実施例の動作を説明するフローチ
ャート。
【符号の説明】
10 対象システム 20 制御器 30 オンライン同定器 40 フィードバックゲイン感度計算器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の基本動特性の不定期な切り換えに
    より動特性が表現される制御対象の制御方法において、 前記複数の基本動特性に対応する既知の複数の基本同定
    器と該基本同定器に対応する基本状態フィードバックゲ
    インをそれぞれ予め計算して記憶し、 前記制御対象に対するオンライン入出力データからオン
    ライン同定法により前記複数の基本同定器の中から前記
    制御対象の現在の動特性に対応する基本同定器を判別し
    て、該基本同定器に対応する基本状態フィードバックゲ
    インを選択すると共に、 前記オンライン入出力データから該選択した基本状態フ
    ィードバックゲインの感度を逐次計算し、該感度の計算
    結果から該選択した基本状態フィードバックゲインが最
    適か否かの判定を行い、 前記判定において最適でないと判定された場合は、前記
    計算した感度を用いて前記選択した基本状態フィードバ
    ックゲインの微調整を行うことを特徴とする適応型制御
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08512416A (ja) * 1993-07-05 1996-12-24 シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト 技術システムの操作量に対する最適値の決定方法
JP2009127594A (ja) * 2007-11-27 2009-06-11 Toyota Motor Corp 空燃比センサの異常診断装置
JP2010257314A (ja) * 2009-04-27 2010-11-11 Takenaka Komuten Co Ltd アクティブフィードバック制御装置、方法、及びプログラム

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