JPH05119633A - 現像液濃度測定装置 - Google Patents

現像液濃度測定装置

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JPH05119633A
JPH05119633A JP28294491A JP28294491A JPH05119633A JP H05119633 A JPH05119633 A JP H05119633A JP 28294491 A JP28294491 A JP 28294491A JP 28294491 A JP28294491 A JP 28294491A JP H05119633 A JPH05119633 A JP H05119633A
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JP
Japan
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opening
developing solution
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liquid
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JP28294491A
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Fumitaka Ueno
文敬 上野
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Publication of JPH05119633A publication Critical patent/JPH05119633A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、着色成分が液状分散媒体中に分散
された現像液における着色成分の濃度測定精度の改善を
図った現像液濃度測定装置に関するものである。 【構成】被濃度検知現像液を収容する収容手段105 と、
開口107aが収容手段105の中の現像液に浸されることに
より開口107aに現像液の液膜を形成保持する保持部材10
7 と、開口107aに形成された液膜の光透過率を測定する
ことにより現像液の濃度を検知する測定手段109 とを備
えた現像液濃度測定装置であって、保持部材107 に摺接
して設けられ、開口107aを含む保持部材107 を摺接する
ことにより開口107aに形成される液膜の膜厚を規制する
膜厚規制手段108 を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、着色成分が液状分散
媒体中に分散された現像液における着色成分の濃度測定
精度の改善を図った現像液濃度測定装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より、静電潜像を現像する目的で、
液状分散媒体中に着色成分を分散させた現像液が使用さ
れており、現像に使用される現像液の着色成分が現像処
理の結果消費されることによって生じる現像液濃度変化
を検知して、濃度低下の警告信号を出したり、濃度低下
に対応して濃縮現像液を自動的に補充する技術が知られ
ている。
【0003】このような目的に使用される現像液濃度検
知装置として、透明チューブや透明窓または透明セル等
の透明材料を介して、現像液濃度を光学的に測定検知す
る技術が数多く提案されているが、これらに使用される
透明材料は、現像液により汚染され易く、長期的に安定
な検出精度を保つことが困難であった。
【0004】このような問題を解決するため、特開平1
−311251号公報、特開平2−116877号公報
に、現像液の保持部材に開口を設けて、この開口内に現
像液の表面張力による液膜を保持形成させ、この液膜の
光透過率を光電検知器により測定する装置が提案されて
いる。
【0005】図3(a)(b)は前記特開平2−116877
号公報から引用した従来の現像液濃度測定装置の構成図
である。同図において、液槽301に気泡を含んだ状態の
現像液が取込口301aより送り込まれると、気泡は上昇し
て排気口301bから外部に排出された後、第1室302 に送
り込まれる。第1室302 に収容された現像液は第1仕切
板303 の下部開口303aから緩衝室304 に流入し、緩衝板
304aにより流速が緩和され、さらに、仕切板305 の下部
開口305aを通り、現像液濃度測定用の開口306aが設けら
れ回転軸306bを中心に回転する保持部材306 と、開口30
6aに形成される現像液の液幕の光透過度を測定する光電
検知器307 とが設けられた現像液受皿308 に流れ込む。
【0006】現像液受皿308 に流れ込んだ現像液は、そ
の一部が仕切壁309 の底部に設けられた小開口309aより
第2室310 に流出するが、その多くは、現像液受皿308
からそのオーバーフロー用の上縁309bからオーバーフロ
ーして静かに流出する。このため現像液受皿308 内の現
像液の液面は、オーバーフローする所定の高さになると
上下方向の液位変動が殆ど無くなり、また、現像液は第
1室302 と緩衝室304を通過中に静かに安定した流れに
なり、現像液受皿308 内の現像液の液面は全体として静
止液に近い状態になる。
【0007】現像液受皿308 上部に設けられた保持部材
306 は、開口306aを含むその一部が現像液に浸されるよ
うに回転軸306bを中心にして回転するようになってお
り、回転により開口306aが現像液面を離れる際に、この
開口306aに現像液の液膜が表面張力により形成される。
【0008】保持部材306 がさらに回転して、開口306a
が光電検知器507 の位置にきたときに、形成された液膜
の光透過率が測定されて、現像液の濃度を検知するよう
になっている。
【0009】この技術によれば、濃度測定に当たって透
明材料等を使用しないで済むので、透明材料等の汚れに
よる、光透過率の低下がなく高い精度で現像液の濃度を
検知することが可能になった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た特開平1−311251号公報に開示されている装置
つまり、濃度測定を行う現像液受皿508 の現像液の流れ
を緩やかにするための各種手段を備えた装置では、現像
液受皿308 中の現像液の流れが緩やかであるために、現
像処理過程や装置外から現像液に混入した紙粉などの異
物および現像液中の着色成分粒子が現像液受皿308 に沈
澱し易く、装置を長期間使用していると、堆積された前
記異物などが、現像液受皿308 に流入した異物等が保持
部材306 および開口306aに付着する。あるいは、液流を
緩やかにするための開口部303a,305a等に詰まり、現像
液受皿508 に流入する現像液量を減少させるなどの問題
を生じて、濃度測定精度を悪くする原因になっていた。
【0011】このような問題を生じさせないようにする
ため、現像液受皿308 内に前記異物が流入するのを防ぐ
ためには、新たに濾過手段を設ける必要があり、装置が
大きく、かつ複雑になる。また、異物による詰まりを防
ぐため、緩衝板304aなどの液流を緩やかにするための機
構を取り除くと、液流が増大し、供給される現像液の流
量に大きな変化が生じた場合において、開口306aに形成
される液膜の厚さのバラツキが多くなり、測定精度を低
下させる。
【0012】この発明は、上記したような課題を解決す
るためになされたもので、簡単な機構で、現像液の流量
に大きな変化が生じた場合や長期使用においても、濃度
検出精度を高く維持できる現像液濃度測定装置を提供す
ることを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明の現像液濃度測
定装置は、液状分散媒体中に着色成分が分散された被濃
度検知現像液を収容する収容手段と、開口を有し、開口
が前記収容手段の中の被濃度検知現像液に浸されること
により開口に被濃度検知現像液の液膜を形成保持する保
持部材と、開口に形成された液膜の光透過率を測定する
ことにより被濃度検知現像液の着色成分の濃度を検知す
る測定手段とを備えた現像液濃度測定装置において、保
持部材に摺接して設けられ、開口を含む保持部材を摺接
することにより、開口に形成保持される被濃度検知現像
液膜の膜厚を規制する膜厚規制手段を有することを特徴
としている。
【0014】
【作用】上記液膜修正手段を設けることで、保持部材の
開口が現像液液面から空気中に出るときに、現像液の表
面張力で形成される液膜の膜厚にバラツキが生じても、
液膜修正手段のかき集め作用と擦り切り作用で、一定厚
さの液膜を開口に形成できる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照しながらこの発明の一実施
例を説明する。図1はこの発明による現像液濃度検知装
置の一実施例の構成を説明するための部分断面図であ
る。同図において、101 は装置の外枠を兼ねた外液漕
で、その内部には仕切板102て仕切られた第1室103 と
仕切板102,104 で仕切られた現像液供給部105 と、第2
室106 とが備えられており、第1室103 の上部に現像液
を外液漕101 内に供給するための供給口101aと現像液に
含まれている空気を排出するための排出口101bが設けら
れている。
【0016】現像液供給部105 には、現像液供給部105
より現像液の被測定用サンプルを保持させるための開口
107aが設けられて軸107bを中心に回転する薄板状の保持
部材107 が上蓋101c上に配置されている。
【0017】また、保持部材107 の周辺には、保持部材
107 が回転することで開口107a上を摺動するよう保持部
材107 に摺接された液膜修正板108 と、開口107aが所定
の位置に来たとき開口107aに形成された現像液の液膜の
光透過率を測定するための光電検知器109 と、測定が終
わって不要となった液膜を除去するための液膜除去板11
0 とで構成される測定部が配設されている。さらに、第
2室106 より現像液を排出するために、第2室106 の下
部に排出口101dが設けられて、実施例の現像液濃度検知
装置が構成されている。
【0018】このように構成された現像液濃度検知装置
に対して、気泡を含んだ現像液が供給口101bより供給さ
れると、気泡は上昇して排気口101cから排出された後、
仕切板105 の下部の開口105aから現像液供給部105 に流
れ込む。この供給部105 に流れ込んだ現像液はその一部
が仕切板104 の底部に設けられた小開口104aより第2室
106 に流出するが、現像液の多くは液面が所定の高さに
なるとオーバーフロー用の上縁104bより流れ出して第2
室106 でスタンバイ状態になる。
【0019】供給部105 の保持部材107 はその一部が現
像液中に浸されるように回転軸107bを中心に図示矢印の
ように回転するようになっており、回転により開口107a
が液面より空気中にでるときにこの開口107aに現像液の
表面張力による液膜が形成され、さらに回転して開口10
7aが液膜修正板108 を擦りながら通過することで液膜が
一定厚さに再形成され、さらに回転して光電検知器109
の位置にきたときに、形成された液膜の光透過率が測定
されて現像液の濃度を検知するようになっている。
【0020】図2(a)(b)(c) は、それぞれ液膜修正板10
8 により保持部材107 の開口107aに現像液(H) の液膜が
再形成されるところを詳細に説明するための図である。
なお、同図に示すように液膜修正板108 は、薄板状の保
持部材107 を両側から挾むような液膜修正板108a,108b
で構成されている。
【0021】同図(a) は、保持部材107 が回転すること
で、現像液中に浸され保持部材107の表面に付着した現
像液(H) が、保持部材107 を両側から挟むように摺接さ
れた液膜修正板108a,108b により擦られてかき集めら
れ、さらに、かき集められた現像液(H) は、開口107aが
液膜修正板108a,108b を通過する直前に、開口107aに流
入される様子を示している。
【0022】同図(b) は、開口107aに満された現像液
(H)が、保持部材107 の回転が進んで開口107aが液膜修
正板108a,108b を通過するときに、液膜修正板108a,108
b により擦り切られる様子を示している。さらに同図
(c) は、擦り切られた後、開口107aに再び現像液(H) の
表面張力で再び液膜が形成される様子を示している。
【0023】また、図2(d) は、上述した第一の実施例
とは異なる形態の液膜修正板を使用する第二の実施例の
説明図である。この図において、液膜修正板108c,108d
は弾性を示すナイロンの板であり、保持部材107 に対し
鋭角の角度をつけて摺接させており、擦り集めた保持部
材107 の表面に付着した現像液(H) を保持し易くしてい
る。
【0024】実験的な確認によれば、約12重量%の固
形分を含むコンクトナーの分散液に対する容量混合比4
%の現像液の濃度測定に対して、現像液供給量を約20
%変動させたところ、液膜修正板のない装置では測定値
に1.5%にも及ぶ測定誤差がみられたが、長さ20m
m、幅10mm、厚さ1mmのナイロン製の液膜修正板
408a,408b を開口径2mmを有する厚さ1mmの保持部
材107 に図2(d) に示すように摺接させることで、測定
精度0.3%程度の値が得られた。この値は湿式現像の
現像濃度変化において許容される範囲である。
【0025】これらの実施例において述べたように、液
膜修正板の形状、開口形状等を適切に選び、その液膜修
正板のかき集め作用と擦り切り作用で、保持部材の開口
に現像液を満たし、その後、余分な現像液を擦り切っ
て、再び開口に液膜を形成させた後、この液膜の光透過
率を測定して現像液の濃度を検知する。なお、この発明
は上記実施例に限定されるものではなく、要旨を変更し
ない範囲で変形して実施できる。
【0026】
【発明の効果】この発明によれば、開口が液面より空気
中に出た際に形成された液膜の膜厚にバラツキが生じて
も、液膜修正板を通過することで安定した膜厚の液膜を
形成できるので、現像液供給量に大きな変動が生じても
精度の高い濃度検知ができる。また、現像液供給部へ流
入する液流の流速をある程度速めても、安定した膜厚の
液膜による高精度の濃度検知ができるので、液流の流速
を速めることで、現像液中の不純物,着色成分粒子の沈
殿、堆積を極力抑えることができ、長期間安定した濃度
検知が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第一の実施例の構成を示す断面構成
図。
【図2】同図(a)(b)(c) は第一の実施例において、保持
部材の開口に液膜修正板の作用により現像液の液膜を再
形成させる様子の説明図。同図(d) は第二の実施例にお
ける保持部材の開口に液膜修正板の作用により現像液の
液膜を再形成させる様子の説明図。
【図3】従来の現像液濃度測定装置の構成を示す断面構
成図および平面図。
【符号の説明】
101 …外液漕 101a…供給口 10
1b…排出口 101c…上蓋 101d…排出口 102 …仕切板 102a…開口 10
3…第1室 104 …仕切板 104a…小開口 10
4b…上縁 105 …現像液供給部 106 …第2室 107 …保持部材 107a…開口 10
7b…軸 108 …液膜修正板 109 …光電検知器 11
0 …液膜除去板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液状分散媒体中に着色成分が分散された被
    濃度検知現像液を収容する収容手段と、開口を有し、開
    口が前記収容手段の中の被濃度検知現像液に浸されるこ
    とにより開口に被濃度検知現像液の液膜を形成保持する
    保持部材と、前記開口に形成された液膜の光透過率を測
    定することにより被濃度検知現像液の着色成分の濃度を
    検知する測定手段とを備えた現像液濃度測定装置におい
    て、 前記保持部材に摺接して設けられ、前記開口を含む保持
    部材を摺接することにより、開口に形成保持される被濃
    度検知現像液膜の膜厚を規制する膜厚規制手段を有する
    ことを特徴とした現像液濃度測定装置。
JP28294491A 1991-10-29 1991-10-29 現像液濃度測定装置 Withdrawn JPH05119633A (ja)

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JP28294491A JPH05119633A (ja) 1991-10-29 1991-10-29 現像液濃度測定装置

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JP (1) JPH05119633A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100374584B1 (ko) * 1999-05-31 2003-03-03 삼성전자주식회사 습식 인쇄기의 현상액 농도 측정장치
JP2011175210A (ja) * 2010-02-25 2011-09-08 Mitsubishi Heavy Industries Printing & Packaging Machinery Ltd 液体トナー調整装置

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Effective date: 19990107