JPH05119590A - 画像書込装置 - Google Patents
画像書込装置Info
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- JPH05119590A JPH05119590A JP30997791A JP30997791A JPH05119590A JP H05119590 A JPH05119590 A JP H05119590A JP 30997791 A JP30997791 A JP 30997791A JP 30997791 A JP30997791 A JP 30997791A JP H05119590 A JPH05119590 A JP H05119590A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 液晶パネルをアパーチャー或いは遮光部材と
して用いることによりレーザ光の形状の変更における信
頼性の向上,アパーチャーの切換時間の短縮化,レーザ
光の形状の変更を行う機構による装置の大型化の防止,
レーザ安全機構の簡易化を図る。 【構成】 半導体レーザ101から出力されたレーザ光
を平行光束に整形するコリメートレンズ102と,正多
面体の側面にミラーを有し,高速回転するポリゴンミラ
ー104との間に固定して配設され,記録密度に応じて
透過領域を変更できる液晶シャッタ103を備えてい
る。
して用いることによりレーザ光の形状の変更における信
頼性の向上,アパーチャーの切換時間の短縮化,レーザ
光の形状の変更を行う機構による装置の大型化の防止,
レーザ安全機構の簡易化を図る。 【構成】 半導体レーザ101から出力されたレーザ光
を平行光束に整形するコリメートレンズ102と,正多
面体の側面にミラーを有し,高速回転するポリゴンミラ
ー104との間に固定して配設され,記録密度に応じて
透過領域を変更できる液晶シャッタ103を備えてい
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,レーザ光を用いて感光
体上に画像を書き込む画像書込装置に関し,より詳細に
は,液晶パネル(シャッタ)を用いてレーザ光の形状の
変更を行う画像書込装置に関する。
体上に画像を書き込む画像書込装置に関し,より詳細に
は,液晶パネル(シャッタ)を用いてレーザ光の形状の
変更を行う画像書込装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年,コピー機能,FAX機能,プリン
タ機能等を有する電子写真方式の画像形成装置が開発さ
れている。このような画像形成装置では,コピーは40
0dpi,プリンタは240〜600dpi,FAXは
200或いは400dpiと各機能によって画素密度を
変更して画像を形成する場合がある。従って,このよう
な画像形成装置に適用される画像書込装置は,画素密度
及び線密度(以降,これらを総称して記録密度と記す)
を変更して画像を感光体上に書き込めることが必要であ
る。
タ機能等を有する電子写真方式の画像形成装置が開発さ
れている。このような画像形成装置では,コピーは40
0dpi,プリンタは240〜600dpi,FAXは
200或いは400dpiと各機能によって画素密度を
変更して画像を形成する場合がある。従って,このよう
な画像形成装置に適用される画像書込装置は,画素密度
及び線密度(以降,これらを総称して記録密度と記す)
を変更して画像を感光体上に書き込めることが必要であ
る。
【0003】一般的に感光体への画像の書き込みはレー
ザ光を用いて行われ,このレーザ光をポリゴンミラーで
主走査方向の走査を行い,感光体を回転移動させること
で副走査方向の走査を行っている。従って,例えば,レ
ーザ光を300dpiの画素密度に最適な形状に設定し
ておいた場合,画素密度を400dpiに変更すると,
線が太くなるので白部がつぶれ気味となり,また,画素
密度を200dpiに変更すると,線が細くなるので黒
部がかすれ気味になるという不都合が発生する。
ザ光を用いて行われ,このレーザ光をポリゴンミラーで
主走査方向の走査を行い,感光体を回転移動させること
で副走査方向の走査を行っている。従って,例えば,レ
ーザ光を300dpiの画素密度に最適な形状に設定し
ておいた場合,画素密度を400dpiに変更すると,
線が太くなるので白部がつぶれ気味となり,また,画素
密度を200dpiに変更すると,線が細くなるので黒
部がかすれ気味になるという不都合が発生する。
【0004】上記した不都合を解決するため,例えば,
半導体レーザ等の光源からポリゴンミラーの間の光路上
に,複数の形状の異なるアパーチャー(開口窓)を設け
たアパーチャー部材を配設した画像書込装置がある。こ
の画像書込装置では,記録密度に応じて該アパーチャー
部材を駆動部を用いて機械的に移動させ,光路上のアパ
ーチャーを切り換えることによってレーザ光の形状を変
更している。
半導体レーザ等の光源からポリゴンミラーの間の光路上
に,複数の形状の異なるアパーチャー(開口窓)を設け
たアパーチャー部材を配設した画像書込装置がある。こ
の画像書込装置では,記録密度に応じて該アパーチャー
部材を駆動部を用いて機械的に移動させ,光路上のアパ
ーチャーを切り換えることによってレーザ光の形状を変
更している。
【0005】また,画像書込装置は,レーザ光が装置外
に洩れるのを防止するため,例えば,装置の開閉部材
(例えば,ドア)の開閉状態を検知するために設けた安
全スイッチと連動させ,安全スイッチがオフ(ドアが開
状態)の場合,光源の電源をオフし,且つ,遮光部材を
光路上に移動させてレーザ光を遮断する機構(レーザ安
全機構)を設けている。
に洩れるのを防止するため,例えば,装置の開閉部材
(例えば,ドア)の開閉状態を検知するために設けた安
全スイッチと連動させ,安全スイッチがオフ(ドアが開
状態)の場合,光源の電源をオフし,且つ,遮光部材を
光路上に移動させてレーザ光を遮断する機構(レーザ安
全機構)を設けている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,従来の
画像書込装置によれば,駆動部を用いて機械的にアパー
チャー部材を移動させており,駆動部の環境による動作
のバラツキ,経時使用による動作劣化,振動及び衝撃等
の外乱による誤動作等により,アパーチャーを正確にレ
ーザ光の光路上に移動できない恐れがあるため,レーザ
光の形状の変更における信頼性が低いという問題点があ
った。なお,一般的なアパーチャーの幅は,1〜数mm
であり,1/10〜1/20mm前後の精度でアパーチ
ャーの中心を光路の中心に合わせる必要がある。
画像書込装置によれば,駆動部を用いて機械的にアパー
チャー部材を移動させており,駆動部の環境による動作
のバラツキ,経時使用による動作劣化,振動及び衝撃等
の外乱による誤動作等により,アパーチャーを正確にレ
ーザ光の光路上に移動できない恐れがあるため,レーザ
光の形状の変更における信頼性が低いという問題点があ
った。なお,一般的なアパーチャーの幅は,1〜数mm
であり,1/10〜1/20mm前後の精度でアパーチ
ャーの中心を光路の中心に合わせる必要がある。
【0007】また,アパーチャーの切り換えに時間がか
かるという問題点があった。
かるという問題点があった。
【0008】また,アパーチャー部材に各記録密度に応
じたアパーチャーを設けているため,アパーチャーの数
が多くなる程アパーチャー部材が大きくなり,装置の大
型化を招くという問題点もあった。
じたアパーチャーを設けているため,アパーチャーの数
が多くなる程アパーチャー部材が大きくなり,装置の大
型化を招くという問題点もあった。
【0009】更に,レーザ安全機構として遮光部材を別
個に設けていたため,装置が大型化,複雑化し,装置の
コストを上昇させているという問題点もあった。
個に設けていたため,装置が大型化,複雑化し,装置の
コストを上昇させているという問題点もあった。
【0010】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て,液晶パネルをアパーチャーとして用いることにより
レーザ光の形状の変更における信頼性を向上し,且つ,
アパーチャーの切換時間を短縮することを第1の目的と
する。
て,液晶パネルをアパーチャーとして用いることにより
レーザ光の形状の変更における信頼性を向上し,且つ,
アパーチャーの切換時間を短縮することを第1の目的と
する。
【0011】また,本発明は上記に鑑みてなされたもの
であって,レーザ光の形状の変更を行う機構による装置
の大型化を防止することを第2の目的とする。
であって,レーザ光の形状の変更を行う機構による装置
の大型化を防止することを第2の目的とする。
【0012】更に,本発明は上記に鑑みてなされたもの
であって,液晶パネルを遮光部材として用いることによ
りレーザ安全機構を簡易化することを第3の目的とす
る。
であって,液晶パネルを遮光部材として用いることによ
りレーザ安全機構を簡易化することを第3の目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の第1及び
第2の目的を達成するために,レーザ光を用いて感光体
上に画像を書き込む画像書込装置において,レーザ光の
光路上の所定の位置に配設された液晶パネルと,感光体
上に書き込む画像の画素密度及び線密度に基づいて,液
晶パネルに電圧を印加する電圧印加手段を用いて液晶パ
ネルの透過領域の変更制御を行う制御手段とを具備した
画像書込装置を提供するものである。
第2の目的を達成するために,レーザ光を用いて感光体
上に画像を書き込む画像書込装置において,レーザ光の
光路上の所定の位置に配設された液晶パネルと,感光体
上に書き込む画像の画素密度及び線密度に基づいて,液
晶パネルに電圧を印加する電圧印加手段を用いて液晶パ
ネルの透過領域の変更制御を行う制御手段とを具備した
画像書込装置を提供するものである。
【0014】また,前述した構成において,液晶パネル
は,レーザ光の光路の全面を覆い,且つ,複数の記録密
度に対応させた所定の形状の電極を有していることが望
ましい。また,前述した構成において,液晶パネルは,
レーザ光の光路の全面を覆う電極を有した液晶パネル
と,透過領域が異なる電極を有した複数の液晶パネルと
を備えていることが望ましい。また,前述した構成にお
いて,液晶パネルは,所定の形状をした微小面積の電極
をマトリクス状に有していることが望ましい。
は,レーザ光の光路の全面を覆い,且つ,複数の記録密
度に対応させた所定の形状の電極を有していることが望
ましい。また,前述した構成において,液晶パネルは,
レーザ光の光路の全面を覆う電極を有した液晶パネル
と,透過領域が異なる電極を有した複数の液晶パネルと
を備えていることが望ましい。また,前述した構成にお
いて,液晶パネルは,所定の形状をした微小面積の電極
をマトリクス状に有していることが望ましい。
【0015】更に,本発明は上記の第3の目的を達成す
るために,前述した構成において,制御手段は,装置の
カバー等の開閉部材の開閉状態を検知する検知手段が開
閉部材の開状態を検知した場合,液晶パネルを用いてレ
ーザ光の遮光制御を行う画像書込装置を提供するもので
ある。
るために,前述した構成において,制御手段は,装置の
カバー等の開閉部材の開閉状態を検知する検知手段が開
閉部材の開状態を検知した場合,液晶パネルを用いてレ
ーザ光の遮光制御を行う画像書込装置を提供するもので
ある。
【0016】
【作用】本発明による画像書込装置において,レーザ光
の光路上に固定して配設した単数或いは複数の液晶パネ
ルをアパーチャーとして用いることにより,記録密度に
応じてレーザ光の形状の変更を行い,また,安全スイッ
チがオフ(ドアが開状態)のとき,液晶パネルを用いて
レーザ光を遮光する。
の光路上に固定して配設した単数或いは複数の液晶パネ
ルをアパーチャーとして用いることにより,記録密度に
応じてレーザ光の形状の変更を行い,また,安全スイッ
チがオフ(ドアが開状態)のとき,液晶パネルを用いて
レーザ光を遮光する。
【0017】
【実施例】以下,本発明の実施例について,第1の実施
例,第2の実施例,第3の実施例の順序で図面を参照し
ながら説明する。図1は,第1の実施例による画像書込
装置の光学系の構成を示し,レーザ光を変調して出力す
る半導体レーザ101と,半導体レーザ101から出力
されたレーザ光を平行光束に整形するコリメートレンズ
102と,レーザ光の光路上に配設され,記録密度に応
じてレーザ光の形状を変更するための液晶パネル(以
降,液晶シャッタと記す)103と,正多面体の側面に
ミラーを有し,高速回転するポリゴンミラー104と,
ポリゴンミラー104で反射されたレーザ光を等直線ピ
ッチで主走査するように補正するfθレンズ105と,
レーザ光が露光されて静電潜像が形成される感光体10
6とから構成されている。
例,第2の実施例,第3の実施例の順序で図面を参照し
ながら説明する。図1は,第1の実施例による画像書込
装置の光学系の構成を示し,レーザ光を変調して出力す
る半導体レーザ101と,半導体レーザ101から出力
されたレーザ光を平行光束に整形するコリメートレンズ
102と,レーザ光の光路上に配設され,記録密度に応
じてレーザ光の形状を変更するための液晶パネル(以
降,液晶シャッタと記す)103と,正多面体の側面に
ミラーを有し,高速回転するポリゴンミラー104と,
ポリゴンミラー104で反射されたレーザ光を等直線ピ
ッチで主走査するように補正するfθレンズ105と,
レーザ光が露光されて静電潜像が形成される感光体10
6とから構成されている。
【0018】以上の構成において,その動作を説明す
る。半導体レーザ101は画素データ毎に対応して変調
されたレーザ光を出力し,該レーザ光はコリメートレン
ズ102で平行光束に整形される。コリメートレンズ1
02を通過したレーザ光は,液晶シャッタ103により
記録密度に応じた形状の光束に変更される。液晶シャッ
タ103によって光束の形状が変更されたレーザ光は,
補正されてポリゴンミラー104による主走査方向の走
査が行われ,fθレンズ105で等直線ピッチで直線走
査するように補正されて感光体106上に露光される。
る。半導体レーザ101は画素データ毎に対応して変調
されたレーザ光を出力し,該レーザ光はコリメートレン
ズ102で平行光束に整形される。コリメートレンズ1
02を通過したレーザ光は,液晶シャッタ103により
記録密度に応じた形状の光束に変更される。液晶シャッ
タ103によって光束の形状が変更されたレーザ光は,
補正されてポリゴンミラー104による主走査方向の走
査が行われ,fθレンズ105で等直線ピッチで直線走
査するように補正されて感光体106上に露光される。
【0019】ここで,液晶シャッタ103について説明
する。液晶は電圧が印加されると準結晶状となって光を
遮断する特性があり,液晶シャッタ103は,この特性
を用いてレーザ光の形状の変更を行うものである。図2
は,液晶シャッタ103に配線された電極の形状の説明
図を示し,103a,103b,103c,及び,10
3dに示す領域にその領域と同形状の電極が各々配線さ
れている。なお,これらの領域とそこに配線された電極
に対して同じ番号を用いることとする。
する。液晶は電圧が印加されると準結晶状となって光を
遮断する特性があり,液晶シャッタ103は,この特性
を用いてレーザ光の形状の変更を行うものである。図2
は,液晶シャッタ103に配線された電極の形状の説明
図を示し,103a,103b,103c,及び,10
3dに示す領域にその領域と同形状の電極が各々配線さ
れている。なお,これらの領域とそこに配線された電極
に対して同じ番号を用いることとする。
【0020】液晶シャッタ103の場合,図2に示すよ
うに4つの電極を有しているため,レーザ光を記録密度
に応じて3種類の形状に変更することができる。即ち,
電極103aのみに電圧が印加されている場合(例え
ば,画素密度が200dpiのとき),電極103a及
び103bに電圧が印加されている場合(例えば,画素
密度が400dpiのとき),電極103a,103
b,及び103cに電圧が印加されている場合(例え
ば,画素密度が600dpiのとき)である。また,電
極103a,103b,103c,及び,103dに電
圧が印加されると,液晶シャッタ103全体が遮光状態
となり,レーザ光を遮断することができる。
うに4つの電極を有しているため,レーザ光を記録密度
に応じて3種類の形状に変更することができる。即ち,
電極103aのみに電圧が印加されている場合(例え
ば,画素密度が200dpiのとき),電極103a及
び103bに電圧が印加されている場合(例えば,画素
密度が400dpiのとき),電極103a,103
b,及び103cに電圧が印加されている場合(例え
ば,画素密度が600dpiのとき)である。また,電
極103a,103b,103c,及び,103dに電
圧が印加されると,液晶シャッタ103全体が遮光状態
となり,レーザ光を遮断することができる。
【0021】このように液晶シャッタ103をレーザ光
の光路上に固定して配設し,アパーチャーとして使用し
ているので,アパーチャーの中心と光路の中心がずれる
ことがなく,レーザ光の形状の変更に対する信頼性を向
上することができる。また,液晶シャッタ103はレー
ザ光の形状を変更するものであり,小型のものでよいた
め,これによる装置の大型化を防止できる。また,液晶
の応答時間は,一般的に100msec以下であるた
め,アパーチャーの形状の変更を迅速に行うことができ
る。
の光路上に固定して配設し,アパーチャーとして使用し
ているので,アパーチャーの中心と光路の中心がずれる
ことがなく,レーザ光の形状の変更に対する信頼性を向
上することができる。また,液晶シャッタ103はレー
ザ光の形状を変更するものであり,小型のものでよいた
め,これによる装置の大型化を防止できる。また,液晶
の応答時間は,一般的に100msec以下であるた
め,アパーチャーの形状の変更を迅速に行うことができ
る。
【0022】図3は,第1の実施例による制御系のブロ
ック図を示し,画像形成における諸条件等を入力するた
めの操作部301と,装置全体の制御を実行する制御部
302と,制御部302からの信号に従って液晶シャッ
タ103の各電極に電圧を印加する液晶シャッタ駆動部
303と,装置の開閉部材であるドアの開閉状態を検知
するための安全スイッチ304とから構成されている。
ック図を示し,画像形成における諸条件等を入力するた
めの操作部301と,装置全体の制御を実行する制御部
302と,制御部302からの信号に従って液晶シャッ
タ103の各電極に電圧を印加する液晶シャッタ駆動部
303と,装置の開閉部材であるドアの開閉状態を検知
するための安全スイッチ304とから構成されている。
【0023】以上の構成において,その動作を説明す
る。制御部302は,操作部301で入力された条件等
から記録密度を決定し,液晶シャッタ駆動部303に制
御信号を出力する。液晶シャッタ駆動部303は,この
制御信号に従って電極103b〜103dに電圧を印加
する。このとき,例えば,画素密度が400dpiの場
合,電極103a及び103bに電圧を印加する。
る。制御部302は,操作部301で入力された条件等
から記録密度を決定し,液晶シャッタ駆動部303に制
御信号を出力する。液晶シャッタ駆動部303は,この
制御信号に従って電極103b〜103dに電圧を印加
する。このとき,例えば,画素密度が400dpiの場
合,電極103a及び103bに電圧を印加する。
【0024】また,安全スイッチ304がオフ状態(即
ち,ドアが開状態)の場合,制御部302は液晶シャッ
タ駆動部303に全電極103a〜dに電圧を印加する
ように制御信号を出力する。このため,ドアが開状態の
場合,液晶シャッタ103は遮光部材として使用され,
遮光部材を特別に設ける必要がないので,レーザ安全機
構を簡易化することができる。
ち,ドアが開状態)の場合,制御部302は液晶シャッ
タ駆動部303に全電極103a〜dに電圧を印加する
ように制御信号を出力する。このため,ドアが開状態の
場合,液晶シャッタ103は遮光部材として使用され,
遮光部材を特別に設ける必要がないので,レーザ安全機
構を簡易化することができる。
【0025】次に,第2の実施例について説明する。第
2の実施例は,第1の実施例の構成から液晶シャッタ1
03を変更したものであり,図4は,第2の実施例によ
る液晶シャッタの構成を示す説明図である。図示の如
く,第2の実施例では,4つの液晶シャッタ401,4
02,403,及び,404を光路上に配設している。
液晶シャッタ401において,401aの部分には電極
が配線され(以降,電極部401aと記す),401b
の部分には電極が配線されていない(以降,非電極部4
01bと記す)構成である。同様に,液晶シャッタ40
2は,電極部402aと非電極部402bとから構成さ
れ,液晶シャッタ403は,電極部403aと非電極部
403bとから構成され,液晶シャッタ404は,電極
部のみで構成されている。
2の実施例は,第1の実施例の構成から液晶シャッタ1
03を変更したものであり,図4は,第2の実施例によ
る液晶シャッタの構成を示す説明図である。図示の如
く,第2の実施例では,4つの液晶シャッタ401,4
02,403,及び,404を光路上に配設している。
液晶シャッタ401において,401aの部分には電極
が配線され(以降,電極部401aと記す),401b
の部分には電極が配線されていない(以降,非電極部4
01bと記す)構成である。同様に,液晶シャッタ40
2は,電極部402aと非電極部402bとから構成さ
れ,液晶シャッタ403は,電極部403aと非電極部
403bとから構成され,液晶シャッタ404は,電極
部のみで構成されている。
【0026】以上の構成において,その動作を説明す
る。第2の実施例では,各液晶シャッタ401〜403
の非電極部401b〜403bの形状(透過領域)が各
々異なっており,記録密度に応じて,各液晶シャッタ4
01〜403の電極部に電圧を印加することによってレ
ーザ光の形状を変更している。即ち,例えば,画素密度
が200dpiの場合は液晶シャッタ401のみに電圧
を印加し,画素密度が400dpiの場合は液晶シャッ
タ402のみに電圧を印加し,画素密度が600dpi
の場合は液晶シャッタ401のみに電圧を印加すること
により,レーザ光を各記録密度に対応した形状に変更し
ている。また,安全スイッチ304がオフ状態の場合,
液晶シャッタ404に電圧を印加し,即ち,レーザ光を
ここで遮断することによって,レーザ光の装置外への洩
れを防止することができ,レーザ安全機構を簡易化する
ことができる。
る。第2の実施例では,各液晶シャッタ401〜403
の非電極部401b〜403bの形状(透過領域)が各
々異なっており,記録密度に応じて,各液晶シャッタ4
01〜403の電極部に電圧を印加することによってレ
ーザ光の形状を変更している。即ち,例えば,画素密度
が200dpiの場合は液晶シャッタ401のみに電圧
を印加し,画素密度が400dpiの場合は液晶シャッ
タ402のみに電圧を印加し,画素密度が600dpi
の場合は液晶シャッタ401のみに電圧を印加すること
により,レーザ光を各記録密度に対応した形状に変更し
ている。また,安全スイッチ304がオフ状態の場合,
液晶シャッタ404に電圧を印加し,即ち,レーザ光を
ここで遮断することによって,レーザ光の装置外への洩
れを防止することができ,レーザ安全機構を簡易化する
ことができる。
【0027】次に,第3の実施例について説明する。第
3の実施例も第2の実施例と同様に,第1の実施例の構
成から液晶シャッタ103を変更したものである。図5
は,第3の実施例による液晶シャッタ501の構成を示
す説明図である。液晶シャッタ501では,図示の如
く,正方形の形状をした電極(エレメント)をマトリク
ス状に配線し,記録密度に対応させてエレメントを選択
して電圧を印加することにより,レーザ光の形状の変更
を行っている。図3においては,(X4,Y3〜9)及
び(X5,Y3〜9)以外のエレメントに電圧を印加し
ている状態を示している。このように第3の実施例で
は,マトリクス状に配線したエレメントに選択して電圧
を印加することができるため,記録密度に最適に対応さ
せた幅広いレーザ光の形状の変更を行うことができる。
また,レーザ光を遮光する場合,全ての電極に電圧を印
加すればよく,レーザ安全機構を簡易化できる。
3の実施例も第2の実施例と同様に,第1の実施例の構
成から液晶シャッタ103を変更したものである。図5
は,第3の実施例による液晶シャッタ501の構成を示
す説明図である。液晶シャッタ501では,図示の如
く,正方形の形状をした電極(エレメント)をマトリク
ス状に配線し,記録密度に対応させてエレメントを選択
して電圧を印加することにより,レーザ光の形状の変更
を行っている。図3においては,(X4,Y3〜9)及
び(X5,Y3〜9)以外のエレメントに電圧を印加し
ている状態を示している。このように第3の実施例で
は,マトリクス状に配線したエレメントに選択して電圧
を印加することができるため,記録密度に最適に対応さ
せた幅広いレーザ光の形状の変更を行うことができる。
また,レーザ光を遮光する場合,全ての電極に電圧を印
加すればよく,レーザ安全機構を簡易化できる。
【0028】なお,第1及び第3の実施例のように1つ
の液晶シャッタに複数の電極を配線する場合,各電極に
対して個々に電圧を印加できるように各電極間にスキ間
を設けなければならず,このスキ間部は,常時光を透過
するか,或いは,常時遮光するかの何方かとなるという
不都合がある。従って,第1及び第3の実施例において
は(第2の実施例では,前述した不都合が発生しな
い),前述した不都合を解決する必要がある。この不都
合を解決する一つの方法として,例えば,第1の実施例
の場合,液晶シャッタ103のスキ間部を埋めるように
電極を配線した液晶シャッタを配設し,レーザ光の光束
の形状の変更をこの二つの液晶シャッタを用いて行うよ
うにすればよい。また,第3の実施例においても同様に
して不都合を解決できる。
の液晶シャッタに複数の電極を配線する場合,各電極に
対して個々に電圧を印加できるように各電極間にスキ間
を設けなければならず,このスキ間部は,常時光を透過
するか,或いは,常時遮光するかの何方かとなるという
不都合がある。従って,第1及び第3の実施例において
は(第2の実施例では,前述した不都合が発生しな
い),前述した不都合を解決する必要がある。この不都
合を解決する一つの方法として,例えば,第1の実施例
の場合,液晶シャッタ103のスキ間部を埋めるように
電極を配線した液晶シャッタを配設し,レーザ光の光束
の形状の変更をこの二つの液晶シャッタを用いて行うよ
うにすればよい。また,第3の実施例においても同様に
して不都合を解決できる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明の画像書込装
置は,レーザ光を用いて感光体上に画像を書き込む画像
書込装置において,レーザ光の光路上の所定の位置に配
設された液晶パネルと,感光体上に書き込む画像の画素
密度及び線密度に基づいて,液晶パネルに電圧を印加す
る電圧印加手段を用いて液晶パネルの透過領域の変更制
御を行う制御手段とを具備したため,液晶パネルをアパ
ーチャーとして用いることによりレーザ光の形状の変更
における信頼性を向上でき,アパーチャーの切換時間を
短縮でき,レーザ光の形状の変更を行う機構による装置
の大型化を防止することができる。
置は,レーザ光を用いて感光体上に画像を書き込む画像
書込装置において,レーザ光の光路上の所定の位置に配
設された液晶パネルと,感光体上に書き込む画像の画素
密度及び線密度に基づいて,液晶パネルに電圧を印加す
る電圧印加手段を用いて液晶パネルの透過領域の変更制
御を行う制御手段とを具備したため,液晶パネルをアパ
ーチャーとして用いることによりレーザ光の形状の変更
における信頼性を向上でき,アパーチャーの切換時間を
短縮でき,レーザ光の形状の変更を行う機構による装置
の大型化を防止することができる。
【0030】また,本発明の画像書込装置は,前述した
構成において,制御手段は装置のカバー等の開閉部材の
開閉状態を検知する検知手段が開閉部材の開状態を検知
した場合,液晶パネルを用いてレーザ光の遮光制御を行
うため,液晶パネルを遮光部材として用いることにより
レーザ安全機構を簡易化することができる。
構成において,制御手段は装置のカバー等の開閉部材の
開閉状態を検知する検知手段が開閉部材の開状態を検知
した場合,液晶パネルを用いてレーザ光の遮光制御を行
うため,液晶パネルを遮光部材として用いることにより
レーザ安全機構を簡易化することができる。
【図1】本発明の第1の実施例による画像書込装置の光
学系の構成を示す説明図である。
学系の構成を示す説明図である。
【図2】第1の実施例による液晶シャッタの構成を示す
説明図である。
説明図である。
【図3】第1の実施例による制御系を示すブロック図で
ある。
ある。
【図4】第2の実施例による液晶シャッタの構成を示す
説明図である。
説明図である。
【図5】第3の実施例による液晶シャッタの構成を示す
説明図である。
説明図である。
103 401 402 403 404 501
液晶シャッタ 103a 103b 103c 103d 電極 301 操作部 302 制御
部 303 液晶シャッタ駆動部 304 安全
スイッチ 401a 電極部 401b 非電
極部 402a 電極部 402b 非電
極部 403a 電極部 403b 非電
極部
液晶シャッタ 103a 103b 103c 103d 電極 301 操作部 302 制御
部 303 液晶シャッタ駆動部 304 安全
スイッチ 401a 電極部 401b 非電
極部 402a 電極部 402b 非電
極部 403a 電極部 403b 非電
極部
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/036 Z 9070−5C 1/04 104 A 7251−5C // B41J 2/445
Claims (5)
- 【請求項1】 レーザ光を用いて感光体上に画像を書き
込む画像書込装置において,レーザ光の光路上の所定の
位置に配設された液晶パネルと,前記感光体上に書き込
む画像の画素密度及び線密度の記録密度に基づいて,前
記液晶パネルに電圧を印加する電圧印加手段を用いて前
記液晶パネルの透過領域の変更制御を行う制御手段とを
具備したことを特徴とする画像書込装置。 - 【請求項2】 前記液晶パネルは,レーザ光の光路の全
面を覆い,且つ,複数の記録密度に対応させた所定の形
状の電極を有していることを特徴とする請求項1の画像
書込装置。 - 【請求項3】 前記液晶パネルは,レーザ光の光路の全
面を覆う電極を有した液晶パネルと,透過領域が異なる
電極を有した複数の液晶パネルとを備えていることを特
徴とする請求項1の画像書込装置。 - 【請求項4】 前記液晶パネルは,所定の形状をした微
小面積の電極をマトリクス状に有していることを特徴と
する請求項1の画像書込装置。 - 【請求項5】 前記制御手段は,装置のカバー等の開閉
部材の開閉状態を検知する検知手段が前記開閉部材の開
状態を検知した場合,前記液晶パネルを用いてレーザ光
の遮光制御を行うことを特徴とする請求項1,2,3,
及び,4の画像書込装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30997791A JP3144857B2 (ja) | 1991-10-29 | 1991-10-29 | 画像書込装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30997791A JP3144857B2 (ja) | 1991-10-29 | 1991-10-29 | 画像書込装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05119590A true JPH05119590A (ja) | 1993-05-18 |
JP3144857B2 JP3144857B2 (ja) | 2001-03-12 |
Family
ID=17999653
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30997791A Expired - Fee Related JP3144857B2 (ja) | 1991-10-29 | 1991-10-29 | 画像書込装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3144857B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09277599A (ja) * | 1996-04-15 | 1997-10-28 | Nec Corp | 電子写真プリンタ |
JP2002122938A (ja) * | 2000-10-19 | 2002-04-26 | Ricoh Co Ltd | プロジェクタ装置 |
JP2008180722A (ja) * | 1994-06-14 | 2008-08-07 | Visionix Ltd | 光要素をマッピングするための装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2882113B1 (en) * | 2012-07-30 | 2017-11-15 | Fuji Machine Mfg. Co., Ltd. | Electrical device |
-
1991
- 1991-10-29 JP JP30997791A patent/JP3144857B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008180722A (ja) * | 1994-06-14 | 2008-08-07 | Visionix Ltd | 光要素をマッピングするための装置 |
JPH09277599A (ja) * | 1996-04-15 | 1997-10-28 | Nec Corp | 電子写真プリンタ |
JP2002122938A (ja) * | 2000-10-19 | 2002-04-26 | Ricoh Co Ltd | プロジェクタ装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3144857B2 (ja) | 2001-03-12 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
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