JPH05118679A - 冷暖房装置 - Google Patents

冷暖房装置

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JPH05118679A
JPH05118679A JP3282626A JP28262691A JPH05118679A JP H05118679 A JPH05118679 A JP H05118679A JP 3282626 A JP3282626 A JP 3282626A JP 28262691 A JP28262691 A JP 28262691A JP H05118679 A JPH05118679 A JP H05118679A
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heat exchanger
refrigerant
solenoid valve
cooling
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Kenji Hirose
謙司 広瀬
Yasunori Nishio
安則 西尾
Masao Kurachi
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は利用者側冷媒サイクルの電磁弁の開
閉度を制御することにより冷媒ポンプの保護および最適
な冷媒量を供給する冷暖房装置に関するもので、乱れな
くなめらかに利用者側冷媒サイクルの電磁弁の開閉度を
制御する冷暖房装置を提供することを目的としたもので
ある。 【構成】 冷暖モード検知手段18と、電流差演算手
段19と、これから得られた演算値を微分し冷媒ポンプ
10の駆動電流の変化率ΔCを演算する微分手段20
と、電磁弁の切り替えの判断を行うために経験則に基づ
く制御ルールを記憶するメモリ装置22と、前記電流差
演算手段19と前記微分手段20の値と前記メモリ装置
22から取り出された制御ルールよりファジィ論理演算
を行うファジィ推論手段23と、ファジィ推論手段23
で決められた値に応じて利用者側電磁弁の開閉度を制御
し駆動する電磁弁開閉駆動手段24から構成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱源側冷媒サイクルと
利用者側冷媒サイクルに分離された冷暖房装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の熱源側冷媒サイクルと利用者側冷
媒サイクルに分離された冷暖房装置は、例えば特開昭6
2−272040号公報に示されている。
【0003】以下、図面を参照しながら従来のこの種の
冷暖房装置について説明する。図4は、従来の冷暖房装
置のブロック構成図を示すものである。図4において、
1は圧縮機であり、2は四方弁であり、3は熱源側熱交
換器であり、4は減圧装置であり、5は第1補助熱交換
器でこれらを環状に連設して熱源側冷媒サイクル6を形
成している。
【0004】7は第2補助熱交換器で、第1補助熱交換
器5と熱交換するように一体に形成されている。8は利
用者側熱交換器で、室内ユニット9に収納されている。
10は冷媒を送出する冷媒ポンプである。
【0005】11は前記冷媒ポンプ10の出口と前記利
用者側熱交換器8間に直列に設置された第1の電磁弁、
12は前記冷媒ポンプ10の入口と前記利用者側熱交換
器8間に直列に設置された第2の電磁弁、13は前記冷
媒ポンプ10の入口と前記第2補助熱交換器7間に直列
に設置された第3の電磁弁、14は前記冷媒ポンプ10
の出口と前記第2補助熱交換器7間に直列に設置された
第4の電磁弁であり、前記第2補助熱交換器7、前記利
用者側熱交換器8、前記冷媒ポンプ10、前記第1の電
磁弁11、前記第2の電磁弁12、前記第3の電磁弁1
3、前記第4の電磁弁14とを環状に連設して利用者側
冷媒サイクル15を形成している。
【0006】以上の様に構成された冷暖房装置につい
て、以下に冷房運転の場合の動作を説明する。
【0007】まず冷房モードの場合を考える。熱源側冷
媒サイクル6では、圧縮機1からの高温高圧ガスは四方
弁2を通り熱源側熱交換器3で放熱して凝縮液化し減圧
装置4で減圧され第1補助熱交換器5で蒸発して四方弁
2を通り圧縮機1へ循環する。
【0008】この時、利用者側冷媒サイクル15の第2
補助熱交換器7と第1補助熱交換器5が熱交換し利用者
側冷媒サイクル15内のガス冷媒が冷却されて液化す
る。この液化した冷媒は、第3の電磁弁13、冷媒ポン
プ10、第1の電磁弁11を通り利用者側熱交換器8に
送られ冷房して吸熱蒸発しガス化して利用者側冷媒サイ
クル15の第2補助熱交換器7に循環することとなる。
【0009】次に暖房モードの場合を考える。熱源側冷
媒サイクル6では、圧縮機1からの高温高圧ガスは四方
弁2を通り第1補助熱交換器5で放熱して凝縮液化し減
圧装置4で減圧され熱源側熱交換器3で蒸発して四方弁
2を通り圧縮機1へ循環する。
【0010】この時、利用者側冷媒サイクル15の第2
補助熱交換器7と第1補助熱交換器5が熱交換し利用者
側冷媒サイクル15内のガス冷媒が加熱されてガス化す
る。このガス化した冷媒は、利用者側熱交換器8に送ら
れ暖房して放熱凝縮し液化して第2の電磁弁12、冷媒
ポンプ10、第4の電磁弁14を通り利用者側冷媒サイ
クル15の第2補助熱交換器7に循環することとなる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、冷媒ポンプ10に液冷媒が多量に流入し
満液化すると冷媒ポンプ10は液圧縮のため異常圧力脈
動を起こし、ポンプ寿命が短くなるばかりではなく、パ
イプ振動も大きくなり、最悪時には破損するという欠点
を有していた。
【0012】本発明は上記課題に鑑み、冷媒ポンプへの
液冷媒の流入を抑制することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の冷暖房装置は、圧縮機,熱源側熱交換器,
減圧装置及び第1補助熱交換器を環状に連接してなる熱
源側冷媒サイクルを有している。
【0014】その上、前記第1補助熱交換器と一体に形
成し熱交換する第2補助熱交換器,利用者側熱交換器,
冷媒を送出する冷媒ポンプ,前記冷媒ポンプ出口と前記
利用者側熱交換器間に直列に設置された第1の電磁弁,
前記冷媒ポンプ入口と前記利用者側熱交換器間に直列に
設置された第2の電磁弁,前記冷媒ポンプ入口と前記第
2補助熱交換器間に直列に設置された第3の電磁弁,前
記冷媒ポンプ出口と前記第2補助熱交換器間に直列に設
置された第4の電磁弁を環状に連接してなる利用者側冷
媒サイクルを有している。
【0015】また、前記冷媒ポンプに対し設けられ前記
冷媒ポンプの駆動電流を検出する冷媒ポンプ駆動電流検
出器と、前記冷媒ポンプ駆動電流検出器の検出値を入力
し前記第1から第4の電磁弁を制御する制御装置を備え
ている。
【0016】さらに前記制御装置は、冷房ないし暖房を
検知する冷暖モード検知手段と、前記冷媒ポンプ駆動電
流検出器の検出値からあらかじめ設定された設定値を減
算し電流差を算出する電流差演算手段と、前記電流差演
算手段の出力の微小時間での変化率を演算し出力する微
分手段と、前記電流差演算手段の出力と前記微分手段の
出力の情報に対し、前記第1から第4の電磁弁の操作量
を求めるための経験則に基づく制御ルールを記憶するメ
モリ装置を備えている。
【0017】また、前記電流差演算手段の出力と前記微
分手段の出力の情報と前記メモリ装置から取り出された
制御ルールに基づいて、ファジィ論理演算を行い、前記
冷媒ポンプが液圧縮しているかいなかを判断し前記第1
から第4の電磁弁の操作量を演算するファジィ推論手段
と、前記ファジィ推論手段で行った推論結果に基づき前
記第1から第4の電磁弁の操作量を決定し制御する電磁
弁開閉制御手段とを備えている。
【0018】
【作用】本発明は上記した構成によって制御装置が冷房
時には第1の電磁弁と第3の電磁弁を、暖房時には第2
の電磁弁と第4の電磁弁を制御することにより、冷媒ポ
ンプに流入する液冷媒を抑制できるので冷媒ポンプの異
常圧力脈動は無くなる。
【0019】ところで、冷媒ポンプを駆動する電流と冷
媒ポンプの異常圧力脈動とは相関があるので、冷媒ポン
プの駆動電流を検知する事により、異常圧力脈動の有無
が判り電磁弁制御の判断として利用できる。
【0020】また、電磁弁の開閉度を冷媒ポンプ駆動電
流検出器の検出値からあらかじめ設定された設定値を減
算し電流差を算出する電流差演算手段の値とその変化率
を算出する微分手段の値とをメモリ装置から取り出され
た経験則に基づく制御ルールによりファジィ推論し、そ
の結果に基づいて電磁弁開閉制御手段で第1から第4の
電磁弁の開閉度を決定し制御するため常に最適な開閉度
で第1から第4の電磁弁を制御できる。
【0021】さらに、利用者側サイクルに常に最適に冷
媒を供給する事ができるため室温を乱れなくなめらかに
制御し快適な空気清浄が実現できる。
【0022】
【実施例】以下本発明の冷暖房装置の一実施例につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0023】図1は本発明の一実施例の冷暖房装置のブ
ロック構成図を示したものである。図1において16は
冷媒ポンプ10に対し設けられ冷媒ポンプ10の駆動電
流を検出する冷媒ポンプ駆動電流検出器、17は冷媒ポ
ンプ駆動電流検出器16の検出値を入力し第1から第4
の電磁弁11、12、13、14を制御する制御装置で
ある。
【0024】18は冷房ないし暖房を検知する冷暖モー
ド検知手段、19は冷媒ポンプ駆動電流検出器16の検
出値からあらかじめ設定された設定値(液圧縮開始時の
冷媒ポンプ10の駆動電流)を減算し電流差を算出する
電流差演算手段、20は電流差演算手段19から得られ
た演算値を微分し冷媒ポンプ10の電流の変化率ΔCを
演算する微分手段である。
【0025】21はマイクロプロセッサーで制御ルール
を記憶するメモリ装置22とファジィ推論手段23から
構成されている。
【0026】24は冷暖モード検知手段18で冷房と検
知しファジィ推論手段23で推論された値が1である
時、冷媒ポンプ10が液圧縮しているものとし第1の電
磁弁11を開としかつ第3の電磁弁13を開閉繰り返
し、またファジィ推論手段23で推論された値が1で無
い時、冷媒ポンプ10が液圧縮していないものとし第1
と第3の電磁弁11、13を開とする。この時、第2と
第4の電磁弁12、14は閉駆動する。
【0027】また、冷暖モード検知手段18で暖房と検
知しファジィ推論手段23で推論された値が1である
時、冷媒ポンプ10が液圧縮しているものとし第4の電
磁弁14を開としかつ第2の電磁弁12を開閉繰り返
し、またファジィ推論手段23で推論された値が1で無
い時、冷媒ポンプ10が液圧縮していないものとし第4
と第2の電磁弁14、12を開とする。この時、第1と
第3の電磁弁11、13は閉駆動する電磁弁開閉駆動手
段であり、これら18から24は制御装置17内に構成
されている。
【0028】以上のように構成された本実施例の冷暖房
装置について図面を用いてその動作について説明する。
【0029】図2に本実施例のフローチャートを示す。
図2においてSTEP1では、冷暖モード検知手段18
にて冷房・暖房の検知を行い、次にSTEP2では、電
流差演算手段19で演算された値と微分手段20にて演
算された値、即ち電流差の変化率ΔCを(数1)より演
算する。
【0030】
【数1】
【0031】ここで運転モードとして冷房を、冷媒ポン
プ10は、液圧縮していない場合を考える。STEP3
では、冷暖モード検知手段18で検知したデータを基に
冷房と判断する。
【0032】以上のようにして演算された電流差Cと電
流変化率ΔCはファジィ推論手段23に入力される。メ
モリ装置22はファジィ推論手段23で実行されるファ
ジィ推論に必要な制御ルールを格納している。ファジィ
推論は、下記のような制御ルールを基にして実行され
る。
【0033】本発明で採用した制御ルールは次のような
9ルールである。即ち、 ルールR1:もし電流差が小で電流変化率が小であれば
電磁弁を開ける。 ルールR2:もし電流差が中で電流変化率が小であれば
電磁弁を閉める。 ルールR3:もし電流差が大で電流変化率が小であれば
電磁弁を開ける。
【0034】 ・ ・ ・ ルールR9:もし電流差が大で電流変化率が大であれば
電磁弁を開ける。である。
【0035】前記言語ルールは、発明者が数多くの実験
データから得た経験則から求めた、第1から第4の電磁
弁の開閉度を判定する制御ルールであり、これらを表に
示すと(表1)の通りになる。
【0036】
【表1】
【0037】(表1)は本発明に使用する第1から第4
の電磁弁の開閉度を判定する制御ルールの関係を示して
いる。(表1)は、横方向に電流変化率ΔCの大きさに
よって3段階(S=小、Z=ゼロまたは負、B=大)に
分けて配列し、縦方向に電流差Cの大きさによって同じ
く3段階(L=小、M=中、H=大)に分けて配列し、
上記区分された電流変化率ΔC、電流差Cとの各々交わ
った位置にはその電流変化率ΔC、電流差Cの強度に対
する最適な第1から第4の電磁弁の開閉度を決定する値
が格納されている。ここで、1は前記冷媒ポンプ10が
液圧縮しているものとし前記第1の電磁弁11を開駆
動、第3の電磁弁を開閉繰り返し駆動させる値であり、
0は前記冷媒ポンプ10が液圧縮していないものとし前
記第1の電磁弁11および第3の電磁弁13を開駆動さ
せる値とする。
【0038】また、前記言語ルールは図1のメモリ装置
22の中に記憶され、下記のよなルールで記憶されてい
る。ここで使用した制御ルール数は9個である。 ルールR1:IF C is L and ΔC is
S THEN F=0 ルールR2:IF C is M and ΔC is
S THEN F=1 ルールR3:IF C is H and ΔC is
S THEN F=1 ・ ・ ・ ルールR9:IF C is H and ΔC is
B THEN F=1 ここで詳しく述べるとファジィ推論手段23では、あら
かじめメモリ装置22記憶されている前記制御ルールを
取り出してファジィ推論によって第1から第4の電磁弁
の開閉度を算出する。
【0039】前記制御ルールR1からR9のルールは電
流差C、電流変化率ΔCに対する第1から第4の電磁弁
の開閉度を段階的に決めているので、きめ細かな制御を
行う場合には、前記制御ルールの前件部(IF部)をど
の程度満たしているのかの度合いを算出してその度合い
に応じた第1から第4の電磁弁の開閉度を推定する必要
がある。そのため、本発明では前記度合いを算出するの
にファジィ変数のメンバーシップ関数を利用している。
【0040】図3(a)は電流差Cに対するファジィ変
数L、M、Hのメンバーシップ関数μL(C)、μM
(C)、μH(C)を示したものであり、図3(b)は
電流変化率ΔCに対するファジィ変数S、Z、Bのメン
バーシップ関数μS(ΔC)、μZ(ΔC)、μB(Δ
C)を示したものである。
【0041】ファジィ推論手段21で実行するファジィ
推論は前記制御ルールR1からR9と図3(a)、
(b)のメンバーシップ関数とを用いてファジィ論理演
算を行って操作量の演算を行う。推論形式としては、合
成法にmax−min法、一点化法に高さ法を用いた。
以下、引き続き図2の本発明のフローチャートを用い推
論の手順を説明する。
【0042】STEP4ではファジィ推論手段23によ
って電流差Cと電流変化率ΔCに対するファジィ変数の
メンバーシップ関数を用いて、前記電流差Cと電流変化
率ΔCにおけるメンバーシップ値の算出を行う。STE
P5では得られたメンバーシップ値が前記9個の各ルー
ルの前件部をどの程度の度合いかを合成法で算出する。
(図2においては電流に対するファジィ変数をA、電流
変化率に対するファジィ変数をBで示している。)その
度合いを以下(数2)〜(数4)に示す。
【0043】
【数2】
【0044】
【数3】
【0045】
【数4】
【0046】(数2)において前記電流差Cが図3
(a)の電流差Cのメンバーシップ関数の領域Lに入
り、かつ前記電流変化率ΔCが図3(b)の電流変化率
ΔCのメンバーシップ関数の領域Sに入るという命題
は、電流差CがLに入る割合と電流変化率ΔCがSに入
る割合のうち小さい値としての割合で成立することとす
る。故にルールR1の場合の前件部は、h1の割合で成
立することを表している。
【0047】同様に(数2)であるルールR2の場合、
前件部はh2の割合で成立することを表している。他の
ルールR3からルールR9も同様である。
【0048】次にSTEP6では、制御ルールの実行部
のメンバーシップ関数によって電流差Cと電流変化率Δ
Cにおける前記第1から第4の電磁弁の操作量を下記の
ようにして求める。前記第1から第4の電磁弁の操作量
Fを求めるには、結論部での定数はh1、h2・・・h
9による加重平均として与えられるから、(数5)の一
点化法の一つである高さ法により第1から第4の電磁弁
の操作量Fが求まり電磁弁開閉制御手段24に出力され
る。
【0049】
【数5】
【0050】次にSTEP7では、前記ファジィ推論手
段23の値から液圧縮していないと判断しSTEP8、
STEP9と進むが従来と同じ動作をおこなうのでその
詳細について説明を省略する。
【0051】次に、運転モードとして冷房を、冷媒ポン
プ10内の冷媒がガス状態から液化し冷媒ポンプが液圧
縮する時を考える。STEP7では、前記ファジィ推論
手段23の値から液圧縮していると判断し、第1の電磁
弁11を開駆動し(STEP10)、第3の電磁弁13
を開閉繰り返し駆動する(STEP11)。この時、第
2、第4の電磁弁12、14は閉じている(STEP1
2)。
【0052】つまり利用者側冷媒サイクル15内の冷媒
の流れは、冷媒ポンプ10から第1の電磁弁11、利用
者側熱交喚器8、第2補助熱交喚器7を通り第3の電磁
弁13に達する。ここで第3の電磁弁13は開閉繰り返
し駆動するため液が大量に流れにくくなり液圧縮を防
ぐ。
【0053】また、暖房モードについては冷媒の流れや
冷媒状態は逆になるが、基本の考え方は冷房と同一であ
り、その詳細な説明は省略する。
【0054】以上の様に本実施例によれば、制御装置1
7が冷房時には第1の電磁弁11と第3の電磁弁13
を、暖房時には第2の電磁弁12と第4の電磁弁14を
制御することにより、冷媒ポンプ10に流入する液冷媒
を抑制できるので冷媒ポンプ10の異常電流脈動は無く
なる。
【0055】ところで、冷媒ポンプ10の駆動電流と冷
媒ポンプ10の異常電流脈動とは相関があるので、冷媒
ポンプ10の入口出口の電磁弁の開閉を繰り返すことに
より液冷媒が冷媒ポンプ10に流れにくくなり液圧縮が
回避でき、ポンプ寿命の短縮やパイプ振動大の防止を図
れるものである。
【0056】また、電磁弁の開閉度を冷媒ポンプ駆動電
流検出器16の検出値からあらかじめ設定された設定値
を減算し電流差を算出する電流差演算手段18の値とそ
の変化率を算出する微分手段20の値とをメモリ装置か
ら取り出された経験則に基づく制御ルールによりファジ
ィ推論し、その結果に基づいて電磁弁開閉制御手段24
で第1から第4の電磁弁の開閉度を決定し制御するた
め、常に最適な開閉度で第1から第4の電磁弁を制御で
きる。
【0057】さらに、利用者側サイクルに常に最適に冷
媒を供給する事ができるため室温を乱れなくなめらかに
制御し快適な空気清浄が実現できるものである。
【0058】
【発明の効果】以上、実施例から明らかなように本発明
の冷暖房装置は、圧縮機,熱源側熱交換器,減圧装置及
び第1補助熱交換器を環状に連接してなる熱源側冷媒サ
イクルを有している。
【0059】その上、前記第1補助熱交換器と一体に形
成し熱交換する第2補助熱交換器,利用者側熱交換器,
冷媒を送出する冷媒ポンプ,前記冷媒ポンプ出口と前記
利用者側熱交換器間に直列に設置された第1の電磁弁,
前記冷媒ポンプ入口と前記利用者側熱交換器間に直列に
設置された第2の電磁弁,前記冷媒ポンプ入口と前記第
2補助熱交換器間に直列に設置された第3の電磁弁,前
記冷媒ポンプ出口と前記第2補助熱交換器間に直列に設
置された第4の電磁弁を環状に連接してなる利用者側冷
媒サイクルを有している。
【0060】また、前記冷媒ポンプに対し設けられ前記
冷媒ポンプの駆動電流を検出する冷媒ポンプ駆動電流検
出器と、前記冷媒ポンプ駆動電流検出器の検出値を入力
し前記第1から第4の電磁弁を制御する制御装置を備え
ている。
【0061】さらに前記制御装置は、冷房ないし暖房を
検知する冷暖モード検知手段と、前記冷媒ポンプ駆動電
流検出器の検出値からあらかじめ設定された設定値を減
算し電流差を算出する電流差演算手段と、前記電流差演
算手段の出力の微小時間での変化率を演算し出力する微
分手段と、前記電流差演算手段の出力と前記微分手段の
出力の情報に対し、前記第1から第4の電磁弁の操作量
を求めるための経験則に基づく制御ルールを記憶するメ
モリ装置を備えている。
【0062】また、前記電流差演算手段の出力と前記微
分手段の出力の情報と前記メモリ装置から取り出された
制御ルールに基づいて、ファジィ論理演算を行い、前記
冷媒ポンプが液圧縮しているかいなかを判断し前記第1
から第4の電磁弁の操作量を演算するファジィ推論手段
と、前記ファジィ推論手段で行った推論結果に基づき前
記第1から第4の電磁弁の操作量を決定し制御する電磁
弁開閉制御手段とを備えている。
【0063】そして上記した構成によって制御装置が冷
房時には第1の電磁弁と第3の電磁弁を、暖房時には第
2の電磁弁と第4の電磁弁を制御することにより、冷媒
ポンプに流入する液冷媒を抑制できるので冷媒ポンプの
異常電流脈動は無くなる。
【0064】ところで、冷媒ポンプの駆動電流と冷媒ポ
ンプの異常電流脈動とは相関があるので、冷媒ポンプの
入口出口の電磁弁の開閉を繰り返すことにより液冷媒が
冷媒ポンプ10に流れにくくなり液圧縮が回避でき、ポ
ンプ寿命の短縮やパイプ振動大の防止を図れるものであ
る。
【0065】また、電磁弁の開閉度を冷媒ポンプ駆動電
流検出器の検出値からあらかじめ設定された設定値を減
算し電流差を算出する電流差演算手段の値とその変化率
を算出する微分手段の値とをメモリ装置から取り出され
た経験則に基づく制御ルールによりファジィ推論し、そ
の結果に基づいて電磁弁開閉制御手段で第1から第4の
電磁弁の開閉度を決定し制御するため、常に最適な開閉
度で第1から第4の電磁弁を制御できる。
【0066】さらに、利用者側サイクルに常に最適に冷
媒を供給する事ができるため室温を乱れなくなめらかに
制御し快適な空気清浄が実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の冷暖房装置のブロック構成
【図2】本発明の一実施例のフローチャート
【図3】(a)は電流差Cに対するファジィ変数L、
M、Hのメンバーシップ関数μL(C)、μM(C)、
μH(C)を示した特性図 (b)は電流変化率ΔCに対するファジィ変数S、Z、
Bのメンバーシップ関数μS(ΔC)、μZ(ΔC)、
μB(ΔC)を示した特性図
【図4】従来の冷暖房装置のブロック構成図
【符号の説明】
1 圧縮機 3 熱源側熱交換器 4 減圧装置 5 第1補助熱交換器 6 熱源側冷媒サイクル 7 第2補助熱交換器 8 利用者側熱交換器 10 冷媒ポンプ 11 第1の電磁弁 12 第2の電磁弁 13 第3の電磁弁 14 第4の電磁弁 15 利用者側冷媒サイクル 16 冷媒ポンプ駆動電流検出器 17 制御装置 18 冷暖モード検知手段 19 電流差演算手段 20 微分手段 22 メモリ装置 23 ファジィ推論手段 24 電磁弁開閉制御手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機,熱源側熱交換器,減圧装置及び
    第1補助熱交換器を環状に連接してなる熱源側冷媒サイ
    クルと、 前記第1補助熱交換器と一体に形成し熱交換する第2補
    助熱交換器,利用者側熱交換器,冷媒を送出する冷媒ポ
    ンプ,前記冷媒ポンプ出口と前記利用者側熱交換器間に
    直列に設置された第1の電磁弁,前記冷媒ポンプ入口と
    前記利用者側熱交換器間に直列に設置された第2の電磁
    弁,前記冷媒ポンプ入口と前記第2補助熱交換器間に直
    列に設置された第3の電磁弁,前記冷媒ポンプ出口と前
    記第2補助熱交換器間に直列に設置された第4の電磁弁
    を環状に連接してなる利用者側冷媒サイクルと、 前記冷媒ポンプに対し設けられ前記冷媒ポンプの駆動電
    流を検出する冷媒ポンプ駆動電流検出器と、 前記冷媒ポンプ駆動電流検出器の検出値を入力し前記第
    1から第4の電磁弁を制御する制御装置を備え、 前記制御装置は、冷房ないし暖房を検知する冷暖モード
    検知手段と、前記冷媒ポンプ駆動電流検出器の検出値か
    らあらかじめ設定された設定値を減算し電流差を算出す
    る電流差演算手段と、前記電流差演算手段の出力の微小
    時間での変化率を演算し出力する微分手段と、前記電流
    差演算手段の出力と前記微分手段の出力の情報に対し、
    前記第1から第4の電磁弁の操作量を求めるための経験
    則に基づく制御ルールを記憶するメモリ装置と、前記電
    流差演算手段の出力と前記微分手段の出力の情報と前記
    メモリ装置から取り出された制御ルールに基づいて、フ
    ァジィ論理演算を行い、前記冷媒ポンプが液圧縮してい
    るかいなかを判断し前記第1から第4の電磁弁の操作量
    を演算するファジィ推論手段と、前記ファジィ推論手段
    で行った推論結果に基づき前記第1から第4の電磁弁の
    操作量を決定し制御する電磁弁開閉制御手段とを備えた
    ことを特徴とする冷暖房装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH09178217A (ja) * 1995-10-24 1997-07-11 Daikin Ind Ltd 熱搬送装置
JP2014526667A (ja) * 2011-09-09 2014-10-06 ヨーロピアン オーガナイゼーション フォー ニュークリア リサーチ 正確な温度制御のための小型冷却システムおよび方法

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