JPH0511832A - 干渉履歴表示機能を有する数値制御装置 - Google Patents
干渉履歴表示機能を有する数値制御装置Info
- Publication number
- JPH0511832A JPH0511832A JP3185217A JP18521791A JPH0511832A JP H0511832 A JPH0511832 A JP H0511832A JP 3185217 A JP3185217 A JP 3185217A JP 18521791 A JP18521791 A JP 18521791A JP H0511832 A JPH0511832 A JP H0511832A
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- drawn
- moving
- interference
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- Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明の目的は、移動工具が加工プログラム
の指令に従って移動した場合のワーク形状及び周辺装置
形状と移動工具形状との干渉部分をより短時間に履歴表
示する機能を有する数値制御装置を提供する。 【構成】 移動工具描画位置算出手段14が加工プログ
ラム指令の移動経路上に移動工具を描画する位置を算出
する。そして、移動工具描画制御手段15が前記算出し
た描画位置に以前に描画した移動工具に加えて新たに移
動工具を描画する。
の指令に従って移動した場合のワーク形状及び周辺装置
形状と移動工具形状との干渉部分をより短時間に履歴表
示する機能を有する数値制御装置を提供する。 【構成】 移動工具描画位置算出手段14が加工プログ
ラム指令の移動経路上に移動工具を描画する位置を算出
する。そして、移動工具描画制御手段15が前記算出し
た描画位置に以前に描画した移動工具に加えて新たに移
動工具を描画する。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、グラフィック表示可能
な表示装置を備えており、ワーク及びチャックや心押台
などの周辺装置と砥石やバイトなどワークに対し移動可
能である移動工具との干渉部分を履歴表示する機能を有
する数値制御(以下、NCという)装置に関する。 【0002】 【従来の技術】NC研削盤などの工作機械を制御するグ
ラフィック表示可能な表示装置を備えたNC装置におい
て作成した加工プログラムのチェック機能として加工シ
ミュレーション表示機能がある。表示画面上で作成した
加工プログラム動作をシミュレーションするので実加工
せずに加工時間・研削加工動作・干渉状態を確認するこ
とができる。ところで、NC研削盤においてもっとも注
意すべ点は砥石の破損につながる砥石とワークとの干渉
や砥石と心押台、チャック等の周辺装置との干渉である
が、砥石の動作をシミュレーションするだけの加工シミ
ュレーション表示機能では干渉状態の判定に対しては必
ずしも分りやすいとはいえない。そこで、干渉状態の確
認をより容易にする手段として干渉テスト機能がある。 【0003】図5は従来の干渉テスト機能を有するNC
装置の一例を示すブロック構成図であり、オペレータに
よるキーボード2操作により各種指示や操作指令SBが
入力制御手段7に入力されると、加工プログラム実行指
令SDが加工プログラム解析手段9に送出されると共
に、描画指令SIがワーク・周辺装置描画手段11に送
出される。加工プログラム解析手段9にて加工プログラ
ム実行指令SDに従って加工プログラム記憶手段8から
加工プログラムSCが読出されて解析され、解析された
結果得られた目標位置、送り速度などの指令データSE
が関数発生手段10に送出される。関数発生手段10に
て指令データSEに従って研削盤本体5の駆動指令SF
が作成されるとともに、移動工具の描画位置などの移動
工具描画指令SGが作成されて移動工具描画手段12に
送出される。移動工具描画手段12にて移動工具描画指
令SGに基づいて移動工具描画データSHが作成されて
強調表示制御手段13に送出される。 【0004】一方、ワーク・周辺装置描画手段11にて
描画指令SIに基づいてワーク周辺装置描画データSJ
が作成されて強調表示制御手段13に送出される。そし
て、強調表示制御手段13にて周辺装置描画データSJ
と移動工具描画データSHとから両データの重なり部分
に色変え・輝度変更などの強調表示処理が施されたワー
ク・周辺装置、移動工具表示データSKが作成されて表
示制御手段6に送出される。そして、表示制御手段6に
てワーク・周辺装置、移動工具表示データSKに基づい
てCRT1上にワーク・周辺装置、移動工具が表示され
る。図6は上述した従来の干渉テスト機能を有するNC
装置の画面表示例を示す図であり、同図(a)はワーク
22、主軸クイル20、心押台21をCRT1に表示し
た例を示す。同図(b)に示すように加工プログラムの
指令により砥石23がA→B→C→D→E→F→Gと移
動する場合、例えば砥石23がBに位置するときには同
図(c)に示すように砥石23と心押台21、ワーク2
2との干渉部分25が強調して表示されるので、干渉部
分の確認が容易である。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】上述した従来の干渉テ
スト機能を有するNC装置では、オペレータにとって干
渉部分の確認は容易であるが、いつ干渉するのか分らな
いため、干渉テスト中は画面から目を離さないようにし
なければならない。例えば図6(c)に示すように砥石
23がBに位置する場合を見落すと同図(d)に示した
砥石23がCに位置する場合の画面を見ても干渉してい
たことは分らない。従って、オペレータは最初から最後
まで注意深く画面を見続ける必要がある。砥石は加工プ
ログラムに指令された動作を行なう様に表示されるの
で、実研削時間と同程度の時間だけオペレータは画面を
見続けることになり、特に研削時間の長い加工プログラ
ムのテストはオペレータにとって非常に負担が重く、結
果として見落しが発生する場合もあるという問題があっ
た。本発明は上述のような事情から成されたものであ
り、本発明の目的は、移動工具が加工プログラムの指令
に従って移動した場合のワーク形状及びチャックや心押
台などの周辺装置形状と移動工具形状との干渉部分をよ
り短時間に履歴表示することを可能とした干渉履歴表示
機能を有するNC装置を提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、ワーク及びチ
ャックや心押台などの周辺装置を描画すると共に、砥石
やバイトなどワークに対し移動可能である移動工具を加
工プログラム指令に基づいて描画し、描画したワーク形
状及び周辺装置形状と移動工具形状との干渉部分を強調
表示可能なNC装置に関するものであり、本発明の上記
目的は、前記加工プログラム指令の移動経路上に前記移
動工具を描画する位置を算出する描画位置算出手段と、
前記算出した描画位置に以前に描画した移動工具に加え
て新たに移動工具を描画する描画制御手段とを具備する
ことによって達成される。 【0007】 【作用】本発明にあっては、加工プログラム実行中に干
渉したすべての部分を同時に強調表示でき、さらに移動
工具を加工プログラムに指令された移動経路上の特定の
位置に描画するだけであり、実研削時間に対して非常に
短時間で干渉テストを行なうことが可能となる。 【0008】 【実施例】図1は本発明の干渉履歴表示機能を有するN
C装置の一例を図5に対応させて示すブロック構成図で
あり、同一構成箇所は同符号を付して説明を省略する。
加工プログラム解析手段9により解析された加工プログ
ラムの各ブロックに指令されている開始位置、終了位
置、移動経路などの移動データSLが移動工具描画位置
算出手段14に送出される。移動工具描画位置算出手段
14にて移動データSLに基づいて移動工具の描画位置
データSMが作成されて移動工具描画制御手段15に送
出される。そして、移動工具描画制御手段15にて以前
に描画した移動工具に加えて移動工具の描画位置データ
SMに指示された位置に新たに移動工具を描画する描画
データSNが作成されて強調表示制御手段13に送出さ
れる。 【0009】この様な構成において、その動作例を図2
のフローチャートに従って説明する。まず、ワーク・周
辺装置描画手段11は入力制御手段7からの加工プログ
ラム開始指令によりワーク・周辺装置描画データを作成
し、強調表示制御手段13及び表示制御手段6を介して
CRT1上にワーク・周辺装置形状を描画する(ステッ
プS1)。加工プログラム解析手段9は加工プログラム
記憶手段8から加工プログラムを1ブロック読出して解
析を行ない(ステップS2、S3)、解析した結果が加
工プログラムの終了指令であるか否かを判定する(ステ
ップS4)。解析した結果が加工プログラムの終了指令
である場合は全ての処理を終了するが、解析した結果が
加工プログラムの終了指令でない場合にはさらに干渉テ
スト表示中か否かを判定する(ステップS5)。 【0010】そして、干渉テスト表示中でない場合、す
なわち加工シミュレーション表示中である場合にはさら
に移動工具描画が初回であるか否かを判定し(ステップ
S6)、初回の描画でない場合には前回表示した移動工
具形状を消去する(ステップS7)。そして、関数発生
手段10にて補間位置を算出して移動工具描画手段12
に送出する(ステップS8)。移動工具描画手段12は
強調表示制御手段13及び表示制御手段6を介してCR
T1上の補間位置に移動工具を描画し(ステップS
9)、移動工具がそのブロックの目標位置に到達するま
でステップS6からステップS9の動作を繰返すことに
より実研削と同様に移動工具が移動するように表示させ
ることができる(ステップS10)。 【0011】一方、判断ステップS5において干渉テス
ト表示中である場合、移動工具描画位置算出手段14は
ブロックのデータから移動工具の描画位置データを算出
する(ステップS12)。この算出する位置は各ブロッ
クの開始位置、終了位置、移動経路上の中間位置であ
る。図3は中間位置を説明する図であり、加工プログラ
ムの指令がA→B→C→Dである場合、B→Cの区間で
は砥石30の幅WWより小さな値Wだけ砥石30が重複
して表示される位置を中間位置として算出する。次に、
移動工具描画制御手段15は移動工具描画位置算出手段
14にて算出された描画位置に前回までに描画した移動
工具に加えて移動工具を強調表示制御手段13及び表示
制御手段6を介してCRT1上に順次描画する(ステッ
プS13)。そして、そのブロックの処理が終ると読込
みポインタを進め(ステップS11)、ステップS4に
おいて解析した結果が加工プログラムの終了指令と判定
されるまで、ステップS2からステップS11の動作を
繰返す(ステップS14)。図4は図6に対応させて以
上の処理を実施した場合の干渉テスト表示の一例を示す
図であり、干渉部25、26が強調表示されている。 【0012】 【発明の効果】以上のように本発明の干渉履歴表示機能
を有するNC装置によれば、移動経路上の特定の位置に
移動工具を描画していくだけであるので、非常に短時間
に干渉テストを行なうことができ、また干渉テスト終了
時点の画面を見るだけで全ての干渉部分を容易に確認す
ることが可能であるので、オペレータの負担が非常に軽
くなるとともに干渉部分の見落しによる実研削時の衝突
事故を防止することができる。
な表示装置を備えており、ワーク及びチャックや心押台
などの周辺装置と砥石やバイトなどワークに対し移動可
能である移動工具との干渉部分を履歴表示する機能を有
する数値制御(以下、NCという)装置に関する。 【0002】 【従来の技術】NC研削盤などの工作機械を制御するグ
ラフィック表示可能な表示装置を備えたNC装置におい
て作成した加工プログラムのチェック機能として加工シ
ミュレーション表示機能がある。表示画面上で作成した
加工プログラム動作をシミュレーションするので実加工
せずに加工時間・研削加工動作・干渉状態を確認するこ
とができる。ところで、NC研削盤においてもっとも注
意すべ点は砥石の破損につながる砥石とワークとの干渉
や砥石と心押台、チャック等の周辺装置との干渉である
が、砥石の動作をシミュレーションするだけの加工シミ
ュレーション表示機能では干渉状態の判定に対しては必
ずしも分りやすいとはいえない。そこで、干渉状態の確
認をより容易にする手段として干渉テスト機能がある。 【0003】図5は従来の干渉テスト機能を有するNC
装置の一例を示すブロック構成図であり、オペレータに
よるキーボード2操作により各種指示や操作指令SBが
入力制御手段7に入力されると、加工プログラム実行指
令SDが加工プログラム解析手段9に送出されると共
に、描画指令SIがワーク・周辺装置描画手段11に送
出される。加工プログラム解析手段9にて加工プログラ
ム実行指令SDに従って加工プログラム記憶手段8から
加工プログラムSCが読出されて解析され、解析された
結果得られた目標位置、送り速度などの指令データSE
が関数発生手段10に送出される。関数発生手段10に
て指令データSEに従って研削盤本体5の駆動指令SF
が作成されるとともに、移動工具の描画位置などの移動
工具描画指令SGが作成されて移動工具描画手段12に
送出される。移動工具描画手段12にて移動工具描画指
令SGに基づいて移動工具描画データSHが作成されて
強調表示制御手段13に送出される。 【0004】一方、ワーク・周辺装置描画手段11にて
描画指令SIに基づいてワーク周辺装置描画データSJ
が作成されて強調表示制御手段13に送出される。そし
て、強調表示制御手段13にて周辺装置描画データSJ
と移動工具描画データSHとから両データの重なり部分
に色変え・輝度変更などの強調表示処理が施されたワー
ク・周辺装置、移動工具表示データSKが作成されて表
示制御手段6に送出される。そして、表示制御手段6に
てワーク・周辺装置、移動工具表示データSKに基づい
てCRT1上にワーク・周辺装置、移動工具が表示され
る。図6は上述した従来の干渉テスト機能を有するNC
装置の画面表示例を示す図であり、同図(a)はワーク
22、主軸クイル20、心押台21をCRT1に表示し
た例を示す。同図(b)に示すように加工プログラムの
指令により砥石23がA→B→C→D→E→F→Gと移
動する場合、例えば砥石23がBに位置するときには同
図(c)に示すように砥石23と心押台21、ワーク2
2との干渉部分25が強調して表示されるので、干渉部
分の確認が容易である。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】上述した従来の干渉テ
スト機能を有するNC装置では、オペレータにとって干
渉部分の確認は容易であるが、いつ干渉するのか分らな
いため、干渉テスト中は画面から目を離さないようにし
なければならない。例えば図6(c)に示すように砥石
23がBに位置する場合を見落すと同図(d)に示した
砥石23がCに位置する場合の画面を見ても干渉してい
たことは分らない。従って、オペレータは最初から最後
まで注意深く画面を見続ける必要がある。砥石は加工プ
ログラムに指令された動作を行なう様に表示されるの
で、実研削時間と同程度の時間だけオペレータは画面を
見続けることになり、特に研削時間の長い加工プログラ
ムのテストはオペレータにとって非常に負担が重く、結
果として見落しが発生する場合もあるという問題があっ
た。本発明は上述のような事情から成されたものであ
り、本発明の目的は、移動工具が加工プログラムの指令
に従って移動した場合のワーク形状及びチャックや心押
台などの周辺装置形状と移動工具形状との干渉部分をよ
り短時間に履歴表示することを可能とした干渉履歴表示
機能を有するNC装置を提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、ワーク及びチ
ャックや心押台などの周辺装置を描画すると共に、砥石
やバイトなどワークに対し移動可能である移動工具を加
工プログラム指令に基づいて描画し、描画したワーク形
状及び周辺装置形状と移動工具形状との干渉部分を強調
表示可能なNC装置に関するものであり、本発明の上記
目的は、前記加工プログラム指令の移動経路上に前記移
動工具を描画する位置を算出する描画位置算出手段と、
前記算出した描画位置に以前に描画した移動工具に加え
て新たに移動工具を描画する描画制御手段とを具備する
ことによって達成される。 【0007】 【作用】本発明にあっては、加工プログラム実行中に干
渉したすべての部分を同時に強調表示でき、さらに移動
工具を加工プログラムに指令された移動経路上の特定の
位置に描画するだけであり、実研削時間に対して非常に
短時間で干渉テストを行なうことが可能となる。 【0008】 【実施例】図1は本発明の干渉履歴表示機能を有するN
C装置の一例を図5に対応させて示すブロック構成図で
あり、同一構成箇所は同符号を付して説明を省略する。
加工プログラム解析手段9により解析された加工プログ
ラムの各ブロックに指令されている開始位置、終了位
置、移動経路などの移動データSLが移動工具描画位置
算出手段14に送出される。移動工具描画位置算出手段
14にて移動データSLに基づいて移動工具の描画位置
データSMが作成されて移動工具描画制御手段15に送
出される。そして、移動工具描画制御手段15にて以前
に描画した移動工具に加えて移動工具の描画位置データ
SMに指示された位置に新たに移動工具を描画する描画
データSNが作成されて強調表示制御手段13に送出さ
れる。 【0009】この様な構成において、その動作例を図2
のフローチャートに従って説明する。まず、ワーク・周
辺装置描画手段11は入力制御手段7からの加工プログ
ラム開始指令によりワーク・周辺装置描画データを作成
し、強調表示制御手段13及び表示制御手段6を介して
CRT1上にワーク・周辺装置形状を描画する(ステッ
プS1)。加工プログラム解析手段9は加工プログラム
記憶手段8から加工プログラムを1ブロック読出して解
析を行ない(ステップS2、S3)、解析した結果が加
工プログラムの終了指令であるか否かを判定する(ステ
ップS4)。解析した結果が加工プログラムの終了指令
である場合は全ての処理を終了するが、解析した結果が
加工プログラムの終了指令でない場合にはさらに干渉テ
スト表示中か否かを判定する(ステップS5)。 【0010】そして、干渉テスト表示中でない場合、す
なわち加工シミュレーション表示中である場合にはさら
に移動工具描画が初回であるか否かを判定し(ステップ
S6)、初回の描画でない場合には前回表示した移動工
具形状を消去する(ステップS7)。そして、関数発生
手段10にて補間位置を算出して移動工具描画手段12
に送出する(ステップS8)。移動工具描画手段12は
強調表示制御手段13及び表示制御手段6を介してCR
T1上の補間位置に移動工具を描画し(ステップS
9)、移動工具がそのブロックの目標位置に到達するま
でステップS6からステップS9の動作を繰返すことに
より実研削と同様に移動工具が移動するように表示させ
ることができる(ステップS10)。 【0011】一方、判断ステップS5において干渉テス
ト表示中である場合、移動工具描画位置算出手段14は
ブロックのデータから移動工具の描画位置データを算出
する(ステップS12)。この算出する位置は各ブロッ
クの開始位置、終了位置、移動経路上の中間位置であ
る。図3は中間位置を説明する図であり、加工プログラ
ムの指令がA→B→C→Dである場合、B→Cの区間で
は砥石30の幅WWより小さな値Wだけ砥石30が重複
して表示される位置を中間位置として算出する。次に、
移動工具描画制御手段15は移動工具描画位置算出手段
14にて算出された描画位置に前回までに描画した移動
工具に加えて移動工具を強調表示制御手段13及び表示
制御手段6を介してCRT1上に順次描画する(ステッ
プS13)。そして、そのブロックの処理が終ると読込
みポインタを進め(ステップS11)、ステップS4に
おいて解析した結果が加工プログラムの終了指令と判定
されるまで、ステップS2からステップS11の動作を
繰返す(ステップS14)。図4は図6に対応させて以
上の処理を実施した場合の干渉テスト表示の一例を示す
図であり、干渉部25、26が強調表示されている。 【0012】 【発明の効果】以上のように本発明の干渉履歴表示機能
を有するNC装置によれば、移動経路上の特定の位置に
移動工具を描画していくだけであるので、非常に短時間
に干渉テストを行なうことができ、また干渉テスト終了
時点の画面を見るだけで全ての干渉部分を容易に確認す
ることが可能であるので、オペレータの負担が非常に軽
くなるとともに干渉部分の見落しによる実研削時の衝突
事故を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の干渉履歴表示機能を有するNC装置の
一例を示すブロック図である。 【図2】本発明装置の主要動作例を説明するフローチャ
ートである。 【図3】本発明装置による中間位置を説明するための図
である。 【図4】本発明装置の干渉テストの表示例を示す図であ
る。 【図5】従来の干渉テスト機能を有するNC装置の一例
を示すブロック図である。 【図6】従来装置による干渉テストの表示例を示す図で
ある。 【符号の説明】 14 移動工具描画位置算出手段 15 移動工具描画制御手段
一例を示すブロック図である。 【図2】本発明装置の主要動作例を説明するフローチャ
ートである。 【図3】本発明装置による中間位置を説明するための図
である。 【図4】本発明装置の干渉テストの表示例を示す図であ
る。 【図5】従来の干渉テスト機能を有するNC装置の一例
を示すブロック図である。 【図6】従来装置による干渉テストの表示例を示す図で
ある。 【符号の説明】 14 移動工具描画位置算出手段 15 移動工具描画制御手段
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請得項1】 ワーク及びチャックや心押台などの周辺
装置を描画すると共に、砥石やバイトなどワークに対し
移動可能である移動工具を加工プログラム指令に基づい
て描画し、描画したワーク形状及び周辺装置形状と移動
工具形状との干渉部分を強調表示可能な数値制御装置に
おいて、前記加工プログラム指令の移動経路上に前記移
動工具を描画する位置を算出する描画位置算出手段と、
前記算出した描画位置に以前に描画した移動工具に加え
て新たに移動工具を描画する描画制御手段とを備えたこ
とを特徴とする干渉履歴表示機能を有する数値制御装
置。 【請求項2】 前記描画位置検出手段は加工プログラム
の各ブロック開始位置及び終点位置を算出すると共に、
前記描画した位置と移動工具形状の大きさから今回描画
する移動工具形状と前回描画した移動工具形状とが部分
的に重なる移動経路上の中間点を算出し、前記描画制御
手段は前記算出した位置に前記移動工具を順次描画する
ようになっている請求項1に記載の干渉履歴表示機能を
有する数値制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3185217A JPH0511832A (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 干渉履歴表示機能を有する数値制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3185217A JPH0511832A (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 干渉履歴表示機能を有する数値制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0511832A true JPH0511832A (ja) | 1993-01-22 |
Family
ID=16166929
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3185217A Pending JPH0511832A (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 干渉履歴表示機能を有する数値制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0511832A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016031643A (ja) * | 2014-07-29 | 2016-03-07 | ファナック株式会社 | 機械異常履歴の解析支援機能を有する数値制御装置 |
-
1991
- 1991-06-28 JP JP3185217A patent/JPH0511832A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016031643A (ja) * | 2014-07-29 | 2016-03-07 | ファナック株式会社 | 機械異常履歴の解析支援機能を有する数値制御装置 |
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