JPH0511830A - 数値制御工作機械用表示装置 - Google Patents

数値制御工作機械用表示装置

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JPH0511830A
JPH0511830A JP16788891A JP16788891A JPH0511830A JP H0511830 A JPH0511830 A JP H0511830A JP 16788891 A JP16788891 A JP 16788891A JP 16788891 A JP16788891 A JP 16788891A JP H0511830 A JPH0511830 A JP H0511830A
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JP
Japan
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machining path
machining
machine tool
path
programmed
Prior art date
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Pending
Application number
JP16788891A
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English (en)
Inventor
Kentaro Fujibayashi
謙太郎 藤林
Shoichi Sagara
晶一 相良
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Fanuc Corp
Original Assignee
Fanuc Corp
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Publication date
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Publication of JPH0511830A publication Critical patent/JPH0511830A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加工形状・送り速度・補間後加減速処理・加
減速時定数等によって現実加工経路がプログラム加工経
路からずれる加工経路誤差を表示装置上で視覚的に視認
することができ、実際の加工に先立ちシミュレーション
等をなして加工誤差を予測することに便利であるように
する改良に関する。 【構成】 プログラムされるプログラム加工経路から、
送り速度と補間後加減速処理に起因する加減速たまり量
とサーボ系の動作遅れに起因するサーボ遅れ量とを差し
引いて得られる修正加工経路、または、工作機械の各所
に取り付けられた位置検出器の検出信号にもとづいて決
定される検出加工経路を表示する数値制御工作機械用表
示装置である。さらに、修正加工経路または検出加工経
路に、プログラム加工経路を重ねて表示することもでき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、数値制御工作機械用表
示装置の改良に関する。特に、プログラムされた加工経
路(プログラム加工経路)ではなく、現実にそれにそっ
て加工が実行される加工経路(現実加工経路)に近い加
工経路を表示することができるようにする数値制御工作
機械用表示装置の改良に関する。さらには、プログラム
加工経路と、現実加工経路に近い加工経路との双方を同
時に表示装置上に表示することができ、加工形状・送り
速度・補間後加減速処理・加減速時定数等によって現実
加工経路がプログラム加工経路からずれる加工経路誤差
を表示装置上で視覚的に視認することができ、実際の加
工に先立ちシミュレーション等をなして加工誤差を予測
することに便利であるようにする改良に関する。
【0002】
【従来の技術】数値制御工作機械には、加工経路を逐次
表示する表示装置が付属していることが一般であり、パ
ートプログラムにもとづいて演算された絶対経路(その
ように加工するように指示されたプログラム加工経路)
を例えば図3にHをもって示すように表示することゝさ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】それにそって実際に加
工が実行される現実加工経路は、上記のプログラム加工
経路(絶対経路)にもとづいて決定されることは当然で
あるが、送り速度・補間後加減速処理・サーボ遅れ・工
作機械の組み立て誤差等によって、いくらかの誤差が発
生することは避け難いため、現実加工経路は図4にIを
もって示すように、特に屈曲点が曲線的となり、上記の
プログラム加工経路(絶対経路)との間には、いくらか
の不一致が発生することが避け難いと云う欠点があっ
た。そのため、実際の加工において加工がなされる現実
加工経路と表示装置上に描画されるプログラム加工経路
(絶対経路)とは、図3と図4とを比較すれば明らかな
ように一致せず、したがって、実際の加工に先立ち、誤
差の程度を知るべきシミュレーション等をなすに不便で
あると云う欠点があった。
【0004】本発明の目的は、これらの欠点を解消する
ことにあり、第1の目的は、その経路にそって実際に加
工がなされる現実加工経路にかなり近い修正加工経路ま
たは検出加工経路を表示する数値制御工作機械用表示装
置を提供することにある。また、第2の目的は、パート
プログラムにもとづいて演算される絶対経路(プログラ
ム加工経路)に重ねて、現実加工経路にかなり近い修正
加工経路または検出加工経路も表示することができ、し
たがって、シミュレーション等をなして加工誤差の予知
をする場合便利であるように改良された数値制御工作機
械用表示装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の目的は、下記イ・
ロいづれの手段をもっても達成される。 イ.プログラムされるプログラム加工経路から、送り速
度と補間後加減速処理に起因する加減速たまり量とサー
ボ系の動作遅れに起因するサーボ遅れ量とを差し引いて
得られる修正加工経路を表示する数値制御工作機械用表
示装置である。 ロ.工作機械の各所に取り付けられた位置検出器の検出
信号にもとづいて決定される検出加工経路を表示する数
値制御工作機械用表示装置である。
【0006】第2の目的は、下記ハの手段をもって達成
される。 ハ.現実加工経路にかなり近い修正加工経路または検出
加工経路に、前記プログラム加工経路を重ねて表示す
る。
【0007】第3の手段(現実加工経路にかなり近い修
正加工経路または検出加工経路とプログラム加工経路と
の双方を表示する手段)においては、プログラム加工経
路と現実加工経路にかなり近い修正加工経路または検出
加工経路とは表示色を変えて表示すれば、その差異を発
見することが容易である。
【0008】数値制御工作機械は3次元加工をなすこと
が当然であるから、表示手段は単に一方向から見た表示
のみでなく、斜め方向から見た表示も可能なようにする
と便利である。
【0009】
【作用】数値制御工作機械において、パートプログラム
にもとづいて演算されるプログラム加工経路から現実加
工経路をずらす主な要素は、次の三つである。
【0010】第1は、送り速度と補間後加減速処理にも
とづく加減速たまり量である。第2は、サーボ系の動作
遅れにもとづくサーボ遅れである。第3は、工作機械の
組み立て誤差・製作誤差(例えばX・Y・Z軸が正確に
直交していない等)である。
【0011】よって、これら三つの主要要素のうちの上
記の二つを、プログラム加工経路から差し引けば、現実
加工経路にかなり近い加工経路(修正加工経路)を表示
することができる(請求項1に対応)。
【0012】また、工作機械の各所に、例えばX・Y・
Z軸の各所、3回転面の各所等に位置検出器を設けてお
き、その位置検出器の検出信号にもとづいて演算して決
定される検出加工経路を表示することもできる(請求項
2に対応)。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の三つの実施
例に係る数値制御工作機械用表示装置についてさらに説
明する。
【0014】第1実施例 図1参照 図は数値制御工作機械の制御系の模式図である。図にお
いて、1は補間処理手段であり、プログラム加工経路
(絶対経路)指令信号Aを発生する。2は補間後加減速
手段であり、プログラム加工経路指令信号Aを時間的に
さらに細分した加減速指令信号Bを逐次エラーカウンタ
3に印加する。エラーカウンタ3には、サーボモータ5
によって駆動されるパルスコーダ6によって検出される
現実加工位置信号Cが負帰還されており、加減速指令信
号Bと現実加工位置信号Cとの差(エラー信号)Dがエ
ラーカウンタ3に印加されることになる。そして、この
自動制御系は、このエラーカウンタ3の内容が零になる
ように動作する。4はサーボアンプであり、エラーカウ
ンタ3の出力信号Eを増幅して、サーボモータ5に制御
信号Fを印加する。サーボモータ5のエネルギー源は、
PWM装置等として、別に用意されていることは云うま
でもない。6はパルスコーダであり、サーボモータ5の
回転を検出し、現実加工位置信号Cを発生する。
【0015】この自動制御系においては、補間後加減速
手段2中にたまり量がたまって現実加工経路の誤差とな
り、また、このたまり量の大きさは送り速度を速くする
と大きくなる傾向がある。その他、如何なるサーボ系に
も、いくらかのサーボ遅れが存在することは止むを得
ず、これも現実加工経路の誤差となる。
【0016】そこで、 AP=PP−AS−SD 但し、APは修正加工経路であり、PPはプログラム加
工経路であり、ASは加減速たまり量であり、SDはサ
ーボ遅れ量である。を演算して、この値を表示装置上
に、逐次表示する。
【0017】第2実施例 図2参照 図は工作機械の加工部の模式図である。図において、5
はサーボモータであり、9はワークであり、71〜7n
は加工手段であり、加工手段71〜7n の数は、その機
械によって異なる。81〜8n は加工位置検出用検出器
であり、その数は、加工領域が1個所であれば、X・Y
・Z軸用と3回転面用との最大6個以内のある値で十分
である。これらの検出器の検出値を適宜演算すれば、検
出加工経路を算出することは可能であるから、この値を
表示装置上に逐次表示する。
【0018】第3実施例 図5参照 上記第1実施例または第2実施例に示すような修正加工
経路または検出加工経路Jに加えて、プログラム加工経
路Hも表示すれば誤差が視覚的に確認され、特に実加工
前になすシミュレーションとして利用するときは実効が
大きい。
【0019】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明に係る数値
制御工作機械用表示装置においては、プログラムされる
プログラム加工経路から、送り速度と補間後加減速処理
に起因する加減速たまり量とサーボ系の動作遅れに起因
するサーボ遅れ量とを差し引いて得られる修正加工経路
を表示するか、または、工作機械の各所に取り付けられ
た位置検出器の検出信号にもとづいて決定される検出加
工経路を表示するかによって、現実加工経路に近い加工
経路が表示されることができ、また、これらに重ねて、
プログラム加工経路も表示されることができ、しかも、
修正加工経路または検出加工経路とプログラム加工経路
とは表示色を変えることもでき、表示方向を回転する等
して斜め方向から見た状態も表示しうることゝされてい
るので、実際の加工において発生する加工誤差(プログ
ラム加工経路と現実加工経路との誤差)を容易に視認す
ることができ、特に、実際の加工前になすシミュレーシ
ョン等においては特に便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る数値制御工作機械用
表示装置の制御系統ブロック図である。
【図2】本発明の第2実施例に係る数値制御工作機械用
表示装置の工作機械の加工領域、特に加工手段71〜7
n と加工位置検出用検出器81〜8n との模式図であ
る。
【図3】従来技術に係るプログラム加工経路表示図であ
る。
【図4】現実加工経路表示図である。
【図5】本発明の第3実施例に係る表示図である。
【符号の説明】
1 補間処理手段 2 補間後加減速手段 3 エラーカウンタ 4 サーボアンプ 5 サーボモータ 6 パルスコーダ 71〜7n 加工手段 81〜8n 加工位置検出手段 9 ワーク A プログラム加工経路指令信号 B 加減速指令信号 C 現実加工位置信号 D エラー信号 E エラーカウンタの出力信号 F 制御信号 AP 修正加工経路 PP プログラム加工経路 AS 加減速たまり量 SD サーボ遅れ量 H プログラム加工経路(絶対経路) I 現実加工経路 J 修正加工経路または検出加工経路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プログラムされるプログラム加工経路か
    ら、送り速度と補間後加減速処理に起因する加減速たま
    り量とサーボ系の動作遅れに起因するサーボ遅れ量とを
    差し引いて得られる修正加工経路を表示することを特徴
    とする数値制御工作機械用表示装置。
  2. 【請求項2】 工作機械の各所に取り付けられた位置検
    出器の検出信号にもとづいて決定される検出加工経路を
    表示することを特徴とする数値制御工作機械用表示装
    置。
  3. 【請求項3】 前記修正加工経路に、前記プログラム加
    工経路を重ねて表示することを特徴とする請求項1記載
    の数値制御工作機械用表示装置。
  4. 【請求項4】 前記検出加工経路に、前記プログラム加
    工経路を重ねて表示することを特徴とする請求項2記載
    の数値制御工作機械用表示装置。
JP16788891A 1991-07-09 1991-07-09 数値制御工作機械用表示装置 Pending JPH0511830A (ja)

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Cited By (3)

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