JPH05117504A - ポリカーボネート系樹脂組成物 - Google Patents
ポリカーボネート系樹脂組成物Info
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- JPH05117504A JPH05117504A JP30559391A JP30559391A JPH05117504A JP H05117504 A JPH05117504 A JP H05117504A JP 30559391 A JP30559391 A JP 30559391A JP 30559391 A JP30559391 A JP 30559391A JP H05117504 A JPH05117504 A JP H05117504A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】表面外観が改善された、無機充填材およびポリ
オレフィン系樹脂を含むポリカーボネート系樹脂組成物
を提供する。 【構成】(A)下記式(化1)および(化2)で示され
る構造単位を有し、かつ(化2)の構造単位の量は(化
1)および(化2)の構造単位の合計量の2〜30モル
%を占めるところのコポリエステルカーボネート 97
〜40重量部、および(B)無機充填材 3〜60重量
部を含み、さらに(C)ポリオレフィン系樹脂を(A)
および(B)の合計100重量部に対して0.05〜2
0重量部含む樹脂組成物。 【化1】 【化2】 (上記式中、RおよびR´はそれぞれ独立して、ハロゲ
ン原子、一価の炭化水素基または炭化水素オキシ基であ
り、Wは二価の炭化水素基、−S−、−S−S−、−O
−、−S(=O)−、−(O=)S(=O)−、または
−C(=O)−であり、nおよびn´はそれぞれ独立し
て0〜4の整数であり、Xは炭素数6〜18を有する二
価の脂肪族基であり、bは0または1である)
オレフィン系樹脂を含むポリカーボネート系樹脂組成物
を提供する。 【構成】(A)下記式(化1)および(化2)で示され
る構造単位を有し、かつ(化2)の構造単位の量は(化
1)および(化2)の構造単位の合計量の2〜30モル
%を占めるところのコポリエステルカーボネート 97
〜40重量部、および(B)無機充填材 3〜60重量
部を含み、さらに(C)ポリオレフィン系樹脂を(A)
および(B)の合計100重量部に対して0.05〜2
0重量部含む樹脂組成物。 【化1】 【化2】 (上記式中、RおよびR´はそれぞれ独立して、ハロゲ
ン原子、一価の炭化水素基または炭化水素オキシ基であ
り、Wは二価の炭化水素基、−S−、−S−S−、−O
−、−S(=O)−、−(O=)S(=O)−、または
−C(=O)−であり、nおよびn´はそれぞれ独立し
て0〜4の整数であり、Xは炭素数6〜18を有する二
価の脂肪族基であり、bは0または1である)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリカーボネート系樹
脂組成物に関し、さらに詳しくは、コポリエステルカー
ボネートを基本樹脂とする、無機充填材で強化された樹
脂組成物に関する。
脂組成物に関し、さらに詳しくは、コポリエステルカー
ボネートを基本樹脂とする、無機充填材で強化された樹
脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術およびその課題】ポリカーボネート系樹脂
はその優れた物性の故にエンジニアリングプラスチック
として多用されている。このようなポリカーボネートに
ポリエチレンをブレンドすることにより耐衝撃性を改良
する技術は、古くから知られている(特公昭40-13663号
公報)。
はその優れた物性の故にエンジニアリングプラスチック
として多用されている。このようなポリカーボネートに
ポリエチレンをブレンドすることにより耐衝撃性を改良
する技術は、古くから知られている(特公昭40-13663号
公報)。
【0003】また、ポリカーボネートの剛性を向上させ
るために、ガラス繊維や炭素繊維などの無機充填材を添
加することも広く行われている。
るために、ガラス繊維や炭素繊維などの無機充填材を添
加することも広く行われている。
【0004】しかし、ガラス繊維などの無機充填材で強
化されたポリカーボネートに、ポリエチレンを添加した
場合、耐衝撃性の改良効果は認められるものの、成形品
表面にガラス繊維等が出てくる、いわゆるガラスの浮き
が生じ、白色の目立つ表面となるので、外観が悪いとい
う問題があった。
化されたポリカーボネートに、ポリエチレンを添加した
場合、耐衝撃性の改良効果は認められるものの、成形品
表面にガラス繊維等が出てくる、いわゆるガラスの浮き
が生じ、白色の目立つ表面となるので、外観が悪いとい
う問題があった。
【0005】そこで本発明は、表面外観が改善された、
無機充填材およびポリオレフィン系樹脂を含むポリカー
ボネート系樹脂組成物を提供することを目的とする。
無機充填材およびポリオレフィン系樹脂を含むポリカー
ボネート系樹脂組成物を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者らは、ポ
リカーボネート系樹脂として、特定のコポリエステルカ
ーボネートを使用し、これに無機充填材およびポリオレ
フィン系樹脂を配合すれば、表面外観が著しく改善さ
れ、しかも耐衝撃性にも優れていることを見出し、本発
明に到達した。
リカーボネート系樹脂として、特定のコポリエステルカ
ーボネートを使用し、これに無機充填材およびポリオレ
フィン系樹脂を配合すれば、表面外観が著しく改善さ
れ、しかも耐衝撃性にも優れていることを見出し、本発
明に到達した。
【0007】すなわち本発明は、 (A)次式(化3):
【0008】
【化3】 および次式(化4):
【0009】
【化4】 上記式中、RおよびR´はそれぞれ独立して、ハロゲン
原子、一価の炭化水素基または炭化水素オキシ基であ
り、Wは二価の炭化水素基、−S−、−S−S−、−O
−、−S(=O)−、−(O=)S(=O)−、または
−C(=O)−であり、nおよびn´はそれぞれ独立し
て0〜4の整数であり、Xは炭素数6〜18を有する二
価の脂肪族基であり、bは0または1である、で示され
る構造単位を有し、かつ前記(化4)の構造単位の量は
(化3)および(化4)の構造単位の合計量の2〜30
モル%を占めるところのコポリエステルカーボネート
97〜40重量部、ならびに (B)無機充填材 3〜60重量部を含み、さらに (C)ポリオレフィン系樹脂を(A)および(B)の合
計100重量部に対して0.05〜20重量部含む樹脂
組成物を提供する。
原子、一価の炭化水素基または炭化水素オキシ基であ
り、Wは二価の炭化水素基、−S−、−S−S−、−O
−、−S(=O)−、−(O=)S(=O)−、または
−C(=O)−であり、nおよびn´はそれぞれ独立し
て0〜4の整数であり、Xは炭素数6〜18を有する二
価の脂肪族基であり、bは0または1である、で示され
る構造単位を有し、かつ前記(化4)の構造単位の量は
(化3)および(化4)の構造単位の合計量の2〜30
モル%を占めるところのコポリエステルカーボネート
97〜40重量部、ならびに (B)無機充填材 3〜60重量部を含み、さらに (C)ポリオレフィン系樹脂を(A)および(B)の合
計100重量部に対して0.05〜20重量部含む樹脂
組成物を提供する。
【0010】本発明で使用するコポリエステルカーボネ
ートは、上記式(化3)および(化4)で示される構成
単位を有することが必要である。まず、(化3)で示さ
れる構成単位はジフェノール成分およびカーボネート成
分よりなる。ジフェノール成分を導入するために使用で
きるジフェノールを次式(化5)に示す。
ートは、上記式(化3)および(化4)で示される構成
単位を有することが必要である。まず、(化3)で示さ
れる構成単位はジフェノール成分およびカーボネート成
分よりなる。ジフェノール成分を導入するために使用で
きるジフェノールを次式(化5)に示す。
【0011】
【化5】 上記式中、R、R´、W、n、n´およびbは、先に示
したのと同義である。RおよびR´について、まずハロ
ゲン原子としては、例えば塩素原子または臭素原子等が
挙げられる。一価の炭化水素基としては、炭素数1〜1
2を有するアルキル基、例えばメチル基、エチル基、プ
ロピル基、デシル基等;炭素数4〜8を有するシクロア
ルキル基、例えばシクロペンチル基、シクロヘキシル基
等;炭素数6〜12を有するアリール基、例えばフェニ
ル基、ナフチル基、ビフェニル基等;炭素数7〜14を
有するアラルキル基、例えばベンジル基、シンナミル基
等;または炭素数7〜14を有するアルカリール基、例
えば、トリル基、クメニル基等が挙げられ、好ましくは
アルキル基である。また炭化水素オキシ基の炭化水素基
は前記した炭化水素基を挙げることができる。そのよう
な炭化水素オキシ基としては、アルコキシ基、シクロア
ルキルオキシ基、アリールオキシ基、アラルキルオキシ
基またはアルカリールオキシ基であり、アルコキシ基お
よびアリールオキシ基が好ましい。
したのと同義である。RおよびR´について、まずハロ
ゲン原子としては、例えば塩素原子または臭素原子等が
挙げられる。一価の炭化水素基としては、炭素数1〜1
2を有するアルキル基、例えばメチル基、エチル基、プ
ロピル基、デシル基等;炭素数4〜8を有するシクロア
ルキル基、例えばシクロペンチル基、シクロヘキシル基
等;炭素数6〜12を有するアリール基、例えばフェニ
ル基、ナフチル基、ビフェニル基等;炭素数7〜14を
有するアラルキル基、例えばベンジル基、シンナミル基
等;または炭素数7〜14を有するアルカリール基、例
えば、トリル基、クメニル基等が挙げられ、好ましくは
アルキル基である。また炭化水素オキシ基の炭化水素基
は前記した炭化水素基を挙げることができる。そのよう
な炭化水素オキシ基としては、アルコキシ基、シクロア
ルキルオキシ基、アリールオキシ基、アラルキルオキシ
基またはアルカリールオキシ基であり、アルコキシ基お
よびアリールオキシ基が好ましい。
【0012】また、Wが二価の炭化水素基の場合には、
炭素数1〜30を有するアルキレン基、例えばメチレン
基、エチレン基、トリメチレン基、オクタメチレン基
等、炭素数2〜30を有するアルキリデン基、例えばエ
チリデン基、プロピリデン基等、または、炭素数6〜1
6を有するシクロアルキレン基、例えばシクロヘキシレ
ン基、シクロドデシレン基等もしくはシクロアルキリデ
ン基、例えばシクロヘキシリデン基等である。
炭素数1〜30を有するアルキレン基、例えばメチレン
基、エチレン基、トリメチレン基、オクタメチレン基
等、炭素数2〜30を有するアルキリデン基、例えばエ
チリデン基、プロピリデン基等、または、炭素数6〜1
6を有するシクロアルキレン基、例えばシクロヘキシレ
ン基、シクロドデシレン基等もしくはシクロアルキリデ
ン基、例えばシクロヘキシリデン基等である。
【0013】本発明において有効なジフェノールとして
は、例えば2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン
(いわゆるビスフェノールA);2,2-ビス(3,5-ジブロ
モ-4- ヒドロキシフェニル)プロパン;2,2-ビス(3,5-
ジメチル-4- ヒドロキシフェニル)プロパン;1,1-ビス
(4-ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン;1,1-ビス
(3,5-ジメチル-4- ヒドロキシフェニル)シクロヘキサ
ン;1,1-ビス(4-ヒドロキシフェニル)デカン;1,4-ビ
ス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン;1,1-ビス(4-ヒ
ドロキシフェニル)シクロドデカン;1,1-ビス(3,5-ジ
メチル-4- ヒドロキシフェニル)シクロドデカン;4,4-
ジヒドロキシジフェニルエーテル;4,4-チオジフェノー
ル;4,4-ジヒドロキシ-3,3- ジクロロジフェニルエーテ
ル;および4,4-ジヒドロキシ-2,5- ジヒドロキシジフェ
ニルエーテル等が挙げられ、その他に米国特許明細書第
2,999,835 号、第3,028,365 号、第3,334,154 号および
第4,131,575号に記載されているジフェノールが使用で
きる。
は、例えば2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン
(いわゆるビスフェノールA);2,2-ビス(3,5-ジブロ
モ-4- ヒドロキシフェニル)プロパン;2,2-ビス(3,5-
ジメチル-4- ヒドロキシフェニル)プロパン;1,1-ビス
(4-ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン;1,1-ビス
(3,5-ジメチル-4- ヒドロキシフェニル)シクロヘキサ
ン;1,1-ビス(4-ヒドロキシフェニル)デカン;1,4-ビ
ス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン;1,1-ビス(4-ヒ
ドロキシフェニル)シクロドデカン;1,1-ビス(3,5-ジ
メチル-4- ヒドロキシフェニル)シクロドデカン;4,4-
ジヒドロキシジフェニルエーテル;4,4-チオジフェノー
ル;4,4-ジヒドロキシ-3,3- ジクロロジフェニルエーテ
ル;および4,4-ジヒドロキシ-2,5- ジヒドロキシジフェ
ニルエーテル等が挙げられ、その他に米国特許明細書第
2,999,835 号、第3,028,365 号、第3,334,154 号および
第4,131,575号に記載されているジフェノールが使用で
きる。
【0014】またカーボネート成分を導入するための前
駆物質としては、例えばホスゲン、ジフェニルカーボネ
ート等が挙げられる。
駆物質としては、例えばホスゲン、ジフェニルカーボネ
ート等が挙げられる。
【0015】次に、(化4)で示される構成単位は、ジ
フェノール成分および二価酸成分からなる。ジフェノー
ル成分の導入については、上記したのと同様のジフェノ
ールを使用できる。二価酸成分を導入するために使用す
るモノマーとしては、二価の酸またはその等価物質であ
る。二価の酸としては例えば炭素数8〜20、好ましく
は10〜12の脂肪族二酸である。この二価の酸または
その等価物質は、直鎖状、分枝状、環状のいずれであっ
ても良い。脂肪族二酸は、α、ω‐ジカルボン酸が好ま
しい。そのような二価の酸としては例えば、セバシン酸
(デカン二酸)、ドデカン二酸、テトラデカン二酸、オ
クタデカン二酸、アイコサン二酸等の直鎖飽和脂肪族ジ
カルボン酸が好ましく、セバシン酸およびドデカン二酸
が特に好ましい。また、等価物質としては、上記した二
価の酸の、例えば酸クロリドのような酸ハライド、例え
ばジフェニルエステルのようなジ芳香族エステル等が挙
げられる。ただし、エステルのエステル部分の炭素数
は、上記した酸の炭素数には含めない。上記した二価の
酸またはその等価物質は、単独でも良く、また2種以上
の組合せであっても良い。
フェノール成分および二価酸成分からなる。ジフェノー
ル成分の導入については、上記したのと同様のジフェノ
ールを使用できる。二価酸成分を導入するために使用す
るモノマーとしては、二価の酸またはその等価物質であ
る。二価の酸としては例えば炭素数8〜20、好ましく
は10〜12の脂肪族二酸である。この二価の酸または
その等価物質は、直鎖状、分枝状、環状のいずれであっ
ても良い。脂肪族二酸は、α、ω‐ジカルボン酸が好ま
しい。そのような二価の酸としては例えば、セバシン酸
(デカン二酸)、ドデカン二酸、テトラデカン二酸、オ
クタデカン二酸、アイコサン二酸等の直鎖飽和脂肪族ジ
カルボン酸が好ましく、セバシン酸およびドデカン二酸
が特に好ましい。また、等価物質としては、上記した二
価の酸の、例えば酸クロリドのような酸ハライド、例え
ばジフェニルエステルのようなジ芳香族エステル等が挙
げられる。ただし、エステルのエステル部分の炭素数
は、上記した酸の炭素数には含めない。上記した二価の
酸またはその等価物質は、単独でも良く、また2種以上
の組合せであっても良い。
【0016】成分(A)のコポリエステルカーボネート
は、(化3)(化4)で示される上記した2種の構成単
位を次の割合で有している。すなわち、(化4)で示さ
れる構成単位の量が、(化3)および(化4)の合計量
の2〜30モル%、好ましくは5〜25モル%、さらに
好ましくは7〜20モル%である。(化4)の量が2モ
ル%より少ないと転移温度(Tg)の低下が不十分であ
るので、流動性の改良効果がみられない。また、30モ
ル%より多いと従来のポリカーボネートと同等の優れた
物性、例えば機械的強度、耐熱性等が得られない。
は、(化3)(化4)で示される上記した2種の構成単
位を次の割合で有している。すなわち、(化4)で示さ
れる構成単位の量が、(化3)および(化4)の合計量
の2〜30モル%、好ましくは5〜25モル%、さらに
好ましくは7〜20モル%である。(化4)の量が2モ
ル%より少ないと転移温度(Tg)の低下が不十分であ
るので、流動性の改良効果がみられない。また、30モ
ル%より多いと従来のポリカーボネートと同等の優れた
物性、例えば機械的強度、耐熱性等が得られない。
【0017】成分(A)のコポリエステルカーボネート
の重量平均分子量は、通常10,000〜100,000 、好ましく
は18,000〜40,000である。ここでいう重量平均分子量と
は、ポリカーボネート用に補正されたポリスチレンを用
いて、GPC(ゲル浸透クロマトグラフィー)によって
測定されたものである。(また、塩化メチレン中、25℃
で測定した固有粘度が、0.35〜0.65 dl/g であるものが
好ましい。)成分(A)のコポリエステルカーボネート
は、公知のポリカーボネートの製造方法、例えばホスゲ
ンを用いる界面重合法、溶融重合法等によって製造でき
る。例えば、クイン(Quinn)の米国特許第4,238,596 号
明細書ならびにクインおよびマルケジッヒ(Markezich)
の米国特許第4,238,597 号明細書に記載された方法で製
造することができる。具体的には、まず、エステル形成
基とジフェノールとの反応に先立ち酸ハライドを形成
し、次いでホスゲンと反応させる。なお、ゴールドベル
グ(Goldberg)の塩基性溶液法(米国特許第3,169,121 号
明細書)では、ピリジン溶媒が使用でき、またジカルボ
ン酸が用いられる。α、ω‐ジカルボン酸(例えばセバ
シン酸)のジエステル、(例えばジフェニルエステル)
を使用する溶融重合法もまた使用できる。好ましい製造
方法は、米国特許第4,286,083 号明細書のコカノウスキ
ー(Kochanowski) の改良法である。この方法では、アジ
ピン酸のような低級の二酸をあらかじめ塩の形(好まし
くはナトリウム塩のようなアルカリ金属塩)にしてお
き、ジフェノールが存在する反応容器に添加する。ホス
ゲンとの反応中、水相をアルカリ性のpH、好ましくは
約pH8〜9に保持し、次いでホスゲンとの反応の残り
最小限約5%のところで、pH10〜11に上げる。
の重量平均分子量は、通常10,000〜100,000 、好ましく
は18,000〜40,000である。ここでいう重量平均分子量と
は、ポリカーボネート用に補正されたポリスチレンを用
いて、GPC(ゲル浸透クロマトグラフィー)によって
測定されたものである。(また、塩化メチレン中、25℃
で測定した固有粘度が、0.35〜0.65 dl/g であるものが
好ましい。)成分(A)のコポリエステルカーボネート
は、公知のポリカーボネートの製造方法、例えばホスゲ
ンを用いる界面重合法、溶融重合法等によって製造でき
る。例えば、クイン(Quinn)の米国特許第4,238,596 号
明細書ならびにクインおよびマルケジッヒ(Markezich)
の米国特許第4,238,597 号明細書に記載された方法で製
造することができる。具体的には、まず、エステル形成
基とジフェノールとの反応に先立ち酸ハライドを形成
し、次いでホスゲンと反応させる。なお、ゴールドベル
グ(Goldberg)の塩基性溶液法(米国特許第3,169,121 号
明細書)では、ピリジン溶媒が使用でき、またジカルボ
ン酸が用いられる。α、ω‐ジカルボン酸(例えばセバ
シン酸)のジエステル、(例えばジフェニルエステル)
を使用する溶融重合法もまた使用できる。好ましい製造
方法は、米国特許第4,286,083 号明細書のコカノウスキ
ー(Kochanowski) の改良法である。この方法では、アジ
ピン酸のような低級の二酸をあらかじめ塩の形(好まし
くはナトリウム塩のようなアルカリ金属塩)にしてお
き、ジフェノールが存在する反応容器に添加する。ホス
ゲンとの反応中、水相をアルカリ性のpH、好ましくは
約pH8〜9に保持し、次いでホスゲンとの反応の残り
最小限約5%のところで、pH10〜11に上げる。
【0018】界面重合法、例えばビスクロロフォーメー
ト法による場合には、ポリカーボネートやコポリエステ
ルカーボネートの合成において良く知られている一般的
な触媒系を使用するのが好ましい。主な触媒系として
は、第3級アミン、アミジンまたはグアニジンのような
アミン類が挙げられる。第3級アミンが一般的に使用さ
れ、その中でもトリエチルアミンのようなトリアルキル
アミンが特に好ましい。
ト法による場合には、ポリカーボネートやコポリエステ
ルカーボネートの合成において良く知られている一般的
な触媒系を使用するのが好ましい。主な触媒系として
は、第3級アミン、アミジンまたはグアニジンのような
アミン類が挙げられる。第3級アミンが一般的に使用さ
れ、その中でもトリエチルアミンのようなトリアルキル
アミンが特に好ましい。
【0019】また、成分(A)のコポリエステルカーボ
ネートは、その末端がフェノールであっても十分な耐衝
撃強度を有するが、p-t-ブチルフェノール、イソノニル
フェノール、イソオクチルフェノール、m-またはp-クミ
ルフェノール(好ましくはp-クミルフェノール)、クロ
マニル化合物、例えばクロマンのような、よりかさ高い
末端基を導入すると、より低温衝撃性が優れたコポリエ
ステルカーボネートを得ることができる。
ネートは、その末端がフェノールであっても十分な耐衝
撃強度を有するが、p-t-ブチルフェノール、イソノニル
フェノール、イソオクチルフェノール、m-またはp-クミ
ルフェノール(好ましくはp-クミルフェノール)、クロ
マニル化合物、例えばクロマンのような、よりかさ高い
末端基を導入すると、より低温衝撃性が優れたコポリエ
ステルカーボネートを得ることができる。
【0020】次に本発明で使用できる(B)無機充填材
としては、特に限定されず、慣用の全ての無機充填材を
挙げることができる。具体的には、ガラス繊維、グラス
フレーク、グラスビーズ、ミルドグラス、タルク、クレ
ー、マイカ、炭素繊維、ウォラストナイト、チタン酸カ
リウムウィスカー、酸化チタンウィスカー、酸化亜鉛ウ
ィスカー等が挙げられる。
としては、特に限定されず、慣用の全ての無機充填材を
挙げることができる。具体的には、ガラス繊維、グラス
フレーク、グラスビーズ、ミルドグラス、タルク、クレ
ー、マイカ、炭素繊維、ウォラストナイト、チタン酸カ
リウムウィスカー、酸化チタンウィスカー、酸化亜鉛ウ
ィスカー等が挙げられる。
【0021】成分(B)無機充填材は、成分(A)97
〜40重量部に対して3〜60重量部、好ましくは
(A)95〜50重量部に対して5〜50重量部配合さ
れる。成分(B)が3重量部未満では剛性が改善され
ず、また60重量部を超えると流動性が損なわれる。
〜40重量部に対して3〜60重量部、好ましくは
(A)95〜50重量部に対して5〜50重量部配合さ
れる。成分(B)が3重量部未満では剛性が改善され
ず、また60重量部を超えると流動性が損なわれる。
【0022】本発明においてはまた、上記の成分(A)
および(B)の合計100重量部に対して0.05〜2
0重量部、好ましくは0.1〜5重量部ポリオレフィン
系樹脂を添加する。ポリオレフィン系樹脂の量が0.0
5重量部より少ないと耐衝撃性改良効果が少なく、20
重量部より多いと剛性が損なわれる。ポリオレフィン系
樹脂自体は公知であり、例えばポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリイソブチレン、エチレン- プロピレン- ジ
エンコポリマー、エチレン- エチルアクリレートコポリ
マー、およびこれらのコポリマーおよびターポリマーを
包含する。本発明に用いるのに適当な他のポリオレフィ
ンは当業者に明らかであろう。好適なポリオレフィン
は、ポリエチレン、エチレン- エチルアクリレートコポ
リマーである。このようなポリオレフィンおよびそのコ
ポリマーおよびターポリマーは、商業経路で入手でき
る。
および(B)の合計100重量部に対して0.05〜2
0重量部、好ましくは0.1〜5重量部ポリオレフィン
系樹脂を添加する。ポリオレフィン系樹脂の量が0.0
5重量部より少ないと耐衝撃性改良効果が少なく、20
重量部より多いと剛性が損なわれる。ポリオレフィン系
樹脂自体は公知であり、例えばポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリイソブチレン、エチレン- プロピレン- ジ
エンコポリマー、エチレン- エチルアクリレートコポリ
マー、およびこれらのコポリマーおよびターポリマーを
包含する。本発明に用いるのに適当な他のポリオレフィ
ンは当業者に明らかであろう。好適なポリオレフィン
は、ポリエチレン、エチレン- エチルアクリレートコポ
リマーである。このようなポリオレフィンおよびそのコ
ポリマーおよびターポリマーは、商業経路で入手でき
る。
【0023】本発明の樹脂組成物は、上記の成分の他に
さらに、他の樹脂を含むことができる。そのような他の
樹脂としては、PBT等のポリエステル、ABS樹脂、
AES樹脂、SAN樹脂、ポリスチレン等が挙げられ
る。このような樹脂は、成分(A)100重量部に対し
て200重量部までの量で使用することができる。
さらに、他の樹脂を含むことができる。そのような他の
樹脂としては、PBT等のポリエステル、ABS樹脂、
AES樹脂、SAN樹脂、ポリスチレン等が挙げられ
る。このような樹脂は、成分(A)100重量部に対し
て200重量部までの量で使用することができる。
【0024】本発明の樹脂組成物は、また、その物性を
損なわない限りにおいて、その目的に応じて樹脂の混合
時、成形時に、慣用の他の添加剤、例えば顔料、染料、
耐熱剤、酸化劣化防止剤、耐候剤、滑剤、離型剤、可塑
剤、難燃剤、流動性改良剤、帯電防止剤等を添加するこ
とができる。
損なわない限りにおいて、その目的に応じて樹脂の混合
時、成形時に、慣用の他の添加剤、例えば顔料、染料、
耐熱剤、酸化劣化防止剤、耐候剤、滑剤、離型剤、可塑
剤、難燃剤、流動性改良剤、帯電防止剤等を添加するこ
とができる。
【0025】本発明の樹脂組成物を製造するための方法
に特に制限はなく、通常の方法が満足に使用できる。し
かしながら一般に溶融混合法が望ましい。少量の溶剤の
使用も可能であるが、一般に必要ない。装置としては特
に押出機、バンバリ―ミキサ―、ロ―ラ―、ニ―ダ―等
を例として挙げることができ、これらを回分的または連
続的に運転する。成分の混合順は特に限定されない。
に特に制限はなく、通常の方法が満足に使用できる。し
かしながら一般に溶融混合法が望ましい。少量の溶剤の
使用も可能であるが、一般に必要ない。装置としては特
に押出機、バンバリ―ミキサ―、ロ―ラ―、ニ―ダ―等
を例として挙げることができ、これらを回分的または連
続的に運転する。成分の混合順は特に限定されない。
【0026】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説
明する。なお、実施例においては各成分として以下のも
のを用いた。成分(A) CPEC:以下のようにして製造したコポリエステルカ
ーボネート;ドデカン二酸(DDDA)7.2g(31
ミリモル)およびNaOH錠剤2.7g(68ミリモ
ル)を水180mlに溶解し、DDDAのジナトリウム
塩を製造した。次に、底部に試料取出し口を備え、上部
に5つの口を持つ2000mlのモルトンフラスコに、
撹拌羽根、pH測定端、注入管およびドライアイスコン
デンサー付きのクライゼンアダプターを装着した。この
重合フラスコに、ビスフェノールA71g(311ミリ
モル)、トリエチエルアミン0.9ml、p-クミルフェ
ノール2.0g(9ミリモル)、メチレンクロリド22
0mlおよび先に製造したDDDAのジナトリウム塩を
仕込んだ。引き続いて、このフラスコに、ホスゲンを2
g/分の速度で注入した。このとき、50%NaOH水溶
液を注入管より追加しながら、溶液をpH8に10分間
維持した。その後、さらにホスゲンの注入を続けなが
ら、50%NaOH水溶液を注入管より追加して溶液のp
Hを10.5とし、10分間このpHに維持した。使用
したホスゲンの量は全部で40g(400ミリモル)で
あった。反応終了後、溶液のpHを11〜11.5に調
整して、有機溶媒相を水相から分離した。有機溶媒相を
2%の塩酸300mlで3回、次いでイオン交換水30
0mlで5回洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥
し、濾過した。これをメタノール1500ml中に投入
して重合物を沈殿させた。得られた重合物を濾過により
分離し、メタノール500mlで1回、次いでイオン交
換水500mlで4回洗浄した後、110℃で15時間
乾燥した。かくして次式(化6)および(化7)の構造
単位を、90:10のモル比で有するコポリエステルカ
ーボネートを得た。この固有粘度(塩化メチレン中25
℃で測定)は0.46 dl/g であった。以下ではこれを
CPECと略記する。
明する。なお、実施例においては各成分として以下のも
のを用いた。成分(A) CPEC:以下のようにして製造したコポリエステルカ
ーボネート;ドデカン二酸(DDDA)7.2g(31
ミリモル)およびNaOH錠剤2.7g(68ミリモ
ル)を水180mlに溶解し、DDDAのジナトリウム
塩を製造した。次に、底部に試料取出し口を備え、上部
に5つの口を持つ2000mlのモルトンフラスコに、
撹拌羽根、pH測定端、注入管およびドライアイスコン
デンサー付きのクライゼンアダプターを装着した。この
重合フラスコに、ビスフェノールA71g(311ミリ
モル)、トリエチエルアミン0.9ml、p-クミルフェ
ノール2.0g(9ミリモル)、メチレンクロリド22
0mlおよび先に製造したDDDAのジナトリウム塩を
仕込んだ。引き続いて、このフラスコに、ホスゲンを2
g/分の速度で注入した。このとき、50%NaOH水溶
液を注入管より追加しながら、溶液をpH8に10分間
維持した。その後、さらにホスゲンの注入を続けなが
ら、50%NaOH水溶液を注入管より追加して溶液のp
Hを10.5とし、10分間このpHに維持した。使用
したホスゲンの量は全部で40g(400ミリモル)で
あった。反応終了後、溶液のpHを11〜11.5に調
整して、有機溶媒相を水相から分離した。有機溶媒相を
2%の塩酸300mlで3回、次いでイオン交換水30
0mlで5回洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥
し、濾過した。これをメタノール1500ml中に投入
して重合物を沈殿させた。得られた重合物を濾過により
分離し、メタノール500mlで1回、次いでイオン交
換水500mlで4回洗浄した後、110℃で15時間
乾燥した。かくして次式(化6)および(化7)の構造
単位を、90:10のモル比で有するコポリエステルカ
ーボネートを得た。この固有粘度(塩化メチレン中25
℃で測定)は0.46 dl/g であった。以下ではこれを
CPECと略記する。
【0027】
【化6】
【0028】
【化7】 PC:比較のために使用した、ビスフェノールAのポリ
カーボネート、商標LEXAN (日本ジーイープラスチック
ス株式会社製)、塩化メチレン中、25℃で測定した固
有粘度0.46 dl/g成分(B) ガラス繊維:商標;T505、日本電気硝子株式会社製 炭素繊維:商標;A9000、旭化成株式会社製成分(C) ポリエチレン樹脂:商標;GML 2420、日本ユニ
カ株式会社製 エチレン- エチルアクリレート樹脂:商標;NUC 6
570、日本ユニカ株式会社製実施例1〜3および比較例1〜6 各成分を表1に示す割合(重量比)で混合し、280 ℃、
100 rpm に設定した1軸押出機(65mm)で押出し、ペレ
ットを作成した。このペレットを、設定温度280℃、
金型温度100℃で射出成形して衝撃強度測定用および
外観評価用の試験片を作成した。これについて、表面外
観を評価し、またアイゾット衝撃強度を測定した。結果
を表1に示す。
カーボネート、商標LEXAN (日本ジーイープラスチック
ス株式会社製)、塩化メチレン中、25℃で測定した固
有粘度0.46 dl/g成分(B) ガラス繊維:商標;T505、日本電気硝子株式会社製 炭素繊維:商標;A9000、旭化成株式会社製成分(C) ポリエチレン樹脂:商標;GML 2420、日本ユニ
カ株式会社製 エチレン- エチルアクリレート樹脂:商標;NUC 6
570、日本ユニカ株式会社製実施例1〜3および比較例1〜6 各成分を表1に示す割合(重量比)で混合し、280 ℃、
100 rpm に設定した1軸押出機(65mm)で押出し、ペレ
ットを作成した。このペレットを、設定温度280℃、
金型温度100℃で射出成形して衝撃強度測定用および
外観評価用の試験片を作成した。これについて、表面外
観を評価し、またアイゾット衝撃強度を測定した。結果
を表1に示す。
【0029】なお、表面外観は、目視による評価と、光
沢度を測定することによって行った。目視による評価基
準は以下の通りである: ; 無機充填材の浮きがはっきり分かり、表面が白っぽ
く見える × ; 無機充填材の浮きがはっきり分かる △ ; 無機充填材の浮きが少し分かる ○ ; 無機充填材の浮きがわからず、無機充填材なし
のときに近い外観 光沢度は、成形品(50×50×3 mm角板)の表面の光沢度
を、角度60°で、デジタル変角光沢計(UGV−4
0、スガ試験機株式会社製)を用いて測定した。
沢度を測定することによって行った。目視による評価基
準は以下の通りである: ; 無機充填材の浮きがはっきり分かり、表面が白っぽ
く見える × ; 無機充填材の浮きがはっきり分かる △ ; 無機充填材の浮きが少し分かる ○ ; 無機充填材の浮きがわからず、無機充填材なし
のときに近い外観 光沢度は、成形品(50×50×3 mm角板)の表面の光沢度
を、角度60°で、デジタル変角光沢計(UGV−4
0、スガ試験機株式会社製)を用いて測定した。
【0030】また、アイゾット衝撃強度は、ASTM D256
に従い、1/8 インチバー ノッチ付アイゾット衝撃強度
を測定した。
に従い、1/8 インチバー ノッチ付アイゾット衝撃強度
を測定した。
【0031】
【表1】
【0032】
【発明の効果】本発明のカーボネート系樹脂組成物は、
表面外観が極めて良好に改善されていて、しかも耐衝撃
性においても優れている。よって、広い用途において使
用することができ、工業的に有用である。
表面外観が極めて良好に改善されていて、しかも耐衝撃
性においても優れている。よって、広い用途において使
用することができ、工業的に有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 23:00) (C08L 69/00 23:00) 7107−4J
Claims (1)
- 【請求項1】 (A)次式(化1): 【化1】 および次式(化2): 【化2】 上記式中、RおよびR´はそれぞれ独立して、ハロゲン
原子、一価の炭化水素基または炭化水素オキシ基であ
り、Wは二価の炭化水素基、−S−、−S−S−、−O
−、−S(=O)−、−(O=)S(=O)−、または
−C(=O)−であり、nおよびn´はそれぞれ独立し
て0〜4の整数であり、Xは炭素数6〜18を有する二
価の脂肪族基であり、bは0または1である、で示され
る構造単位を有し、かつ前記(化2)の構造単位の量は
(化1)および(化2)の構造単位の合計量の2〜30
モル%を占めるところのコポリエステルカーボネート
97〜40重量部、ならびに (B)無機充填材 3〜60重量部を含み、さらに (C)ポリオレフィン系樹脂を(A)および(B)の合
計100重量部に対して0.05〜20重量部含む樹脂
組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30559391A JP3097930B2 (ja) | 1991-10-25 | 1991-10-25 | ポリカーボネート系樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30559391A JP3097930B2 (ja) | 1991-10-25 | 1991-10-25 | ポリカーボネート系樹脂組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05117504A true JPH05117504A (ja) | 1993-05-14 |
JP3097930B2 JP3097930B2 (ja) | 2000-10-10 |
Family
ID=17947013
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30559391A Expired - Fee Related JP3097930B2 (ja) | 1991-10-25 | 1991-10-25 | ポリカーボネート系樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3097930B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06322092A (ja) * | 1993-05-13 | 1994-11-22 | Otsuka Chem Co Ltd | ポリカーボネート系樹脂組成物 |
US5604281A (en) * | 1994-05-09 | 1997-02-18 | The Japan Carlit Co., Ltd. | Ultraviolet-and infrared-ray absorbing polymer composition |
JP2009046678A (ja) * | 2007-08-17 | 2009-03-05 | Cheil Industries Inc | ガラス繊維強化ポリカーボネート樹脂組成物およびその製造方法 |
-
1991
- 1991-10-25 JP JP30559391A patent/JP3097930B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06322092A (ja) * | 1993-05-13 | 1994-11-22 | Otsuka Chem Co Ltd | ポリカーボネート系樹脂組成物 |
US5604281A (en) * | 1994-05-09 | 1997-02-18 | The Japan Carlit Co., Ltd. | Ultraviolet-and infrared-ray absorbing polymer composition |
JP2009046678A (ja) * | 2007-08-17 | 2009-03-05 | Cheil Industries Inc | ガラス繊維強化ポリカーボネート樹脂組成物およびその製造方法 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3097930B2 (ja) | 2000-10-10 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |