JPH0511739U - ノイズ検出装置 - Google Patents

ノイズ検出装置

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JPH0511739U
JPH0511739U JP5743291U JP5743291U JPH0511739U JP H0511739 U JPH0511739 U JP H0511739U JP 5743291 U JP5743291 U JP 5743291U JP 5743291 U JP5743291 U JP 5743291U JP H0511739 U JPH0511739 U JP H0511739U
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JP
Japan
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noise
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data
sampling
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Application number
JP5743291U
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English (en)
Inventor
孝典 角田
克彦 鵜野
勉 加村
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Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nissin Electric Co Ltd filed Critical Nissin Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】電気量または物理量を直流電圧信号に変換して
計測する際、単発的に侵入するノイズを確実に検出す
る。 【構成】前回のサンプリングデータに対する今回のサン
プリングデータの差分値を順次求めて行き、続く二つの
差分値Δ1,Δ2が異符号でかつ共にその絶対値が所定
値を超えるとき、時刻tn におけるサンプリングデータ
f(tn )を単発ノイズと見做す。 【効果】静電誘導や電磁誘導により侵入したノイズをサ
ンプリングした場合であっても、単発的に発生したノイ
ズであれば確実に検出することができ、たとえばそのサ
ンプリングデータを前後のサンプリングデータの平均値
に置き換えることなどによって、単発的ノイズの影響を
受けない計測および判定を行うことができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、アナログ量を計測する際に単発的ノイズを検出する、ノイズ検出 装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電圧、電流などの電気量または温度、圧力などの物理量を計測する場合、ノイ ズの影響によって測定値に誤差が生じないように、従来より高周波成分を除去す るアナログフィルタを信号入力部に設けている。また、交流信号の実効値や平均 値などを測定する場合、全波整流して直流電圧信号に変換するが、その整流信号 に含まれるリップルの影響を除去するために、複数回分のサンプリングデータを 順次移動平均するようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、アナログフィルタによってノイズを除去するものでは、単発的ノイ ズなど高周波成分を含むノイズを充分に阻止できず、配線間または端子間などの 浮遊容量などを介し侵入し、ノイズを含んだ信号をサンプリングすることになる 。また、移動平均による平滑化によってノイズ成分は抑圧されるが、移動平均の 時間幅だけ単発的ノイズによる影響が続く。例えば図6に示すように直流1Vの 信号を計測中に、5Vの単発ノイズがtn の瞬間に侵入したとして、平均時間を サンプリング数にして4回とすれば、各時刻における測定値は次のようになる。
【0004】 tn-1 =1+1+1+1=4V tn =1+1+1+5=8V tn+1 =1+1+5+1=8V tn+2 =1+5+1+1=8V tn+3 =5+1+1+1=8V tn+4 =1+1+1+1=4V このようにノイズレベルは低下するが、tn に侵入した一発のノイズがtn+3 までの間影響を与える。そのため、計測結果が整定値を超えるか否かの判定を行 って、何らかの制御動作を行う装置では、誤動作するおそれもあった。
【0005】 この考案の目的は、単発的ノイズを検出して、前述した各種問題を解消するノ イズ検出装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案は、通常の単発ノイズの立ち上がりが数nsec〜数μsec、パル ス幅が数十μsecと収束が速く、また周期性がないことに鑑みて成したもので ある。すなわちこの考案のノイズ検出装置は、計測すべき電気量または物理量を 直流電圧信号に変換して入力する手段と、 この直流電圧信号を一定周期でサンプリングするとともにディジタルデータに 変換する手段と、 前記ディジタルデータを記憶する手段と、 前回のサンプリングデータに対する今回のサンプリングデータの差分値を求め る手段と、 続く二つの差分値が異符号で且つ共にその絶対値が所定値を超えるか否かを判 定する手段、とからなる。
【0007】
【作用】
この考案のノイズ検出装置では、計測すべき電気量または物理量が直流電圧信 号に変換されて入力され、この直流電圧信号が一定周期でサンプリングされ、デ ィジタルデータに変換の後記憶される。そして、前回のサンプリングデータに対 する今回のサンプリングデータの差分値が求められ、続く二つの差分値が異符号 でかつ共にその絶対値が所定値を超えるか否かが判定される。変換された直流電 圧信号に単発的ノイズが重畳されて、そのノイズをサンプリングした場合、その ノイズデータを中心とする前後の差分値(絶対値)が大きくなり、しかもノイズ データを挟む二つの差分値の符号は異符号となる。したがって前記条件を満足す るとき、その判定対象のデータをノイズとして検出することができる。このよう にして単発的ノイズを検出したなら、そのノイズを除去または妥当なデータと置 き換えることによって、単発的ノイズの影響を受けずに計測を行うことができる 。
【0008】
【実施例】
この考案の実施例であるGIS(ガス絶縁開閉装置)の事故点標定装置のブロ ック図を図1に示す。図1において、ゲイン調整回路1a,1b・・・1nには 、例えば系統の電圧、電流、ガス圧力およびタンク壁温度などの計測用に変換さ れた直流電圧信号が入力され、各ゲイン調整回路にて所定のレベルに調整される 。フィルタ回路2a,2b・・・2nは各ゲイン調整回路の出力信号に含まれる 高周波ノイズ成分を除去する。マルチプレクサ3は各フィルタ回路2a,2b・ ・・2nのうち一つを選択してA/Dコンバータ4へ与える。A/Dコンバータ 4は入力信号をディジタルデータに変換する。CPU5はROM6に予め書き込 まれたプログラムを実行してGIS事故点標定を行う。その際、単発的ノイズを 検出するとともに、後述するようにその影響を受けないための演算処理を行う。
【0009】 RAM7は後述する各種演算処理実行時のワーキングエリアとして用いられる。
【0010】 DI8は接点入力に用いられ、CPU5はDI8を介して各種接点状態を読み取 る。DO9は接点出力に用いられ、CPU5はDO9を介して各種接点出力を行 う。キースイッチ11は整定値などの入力に用いられ、キー制御回路10がその 入力制御を行う。表示器13は各部の状態および標定結果などを表示する。表示 制御回路12は表示器13に対して表示信号を与える。不揮発性メモリ14は整 定値などを記憶する。
【0011】 次に、図1に示したCPU5の行う主要部の処理手順をフローチャートとして 図2に示す。また各時刻におけるサンプリングデータの変化を図3に、連続する 三回のサンプリングデータと差分値との関係を図4および図5にそれぞれ示す。
【0012】 図2に示すようにまず、サンプリングタイミングごとに各サンプリングデータ の記憶を行う(n1)。サンプリングタイミングは図3に示すように、入力信号 に含まれるリップルの影響を除くため、系統の基本周波数の一周期内を一定間隔 で複数回サンプリングするように設定している。その後、新たに入力したサンプ リングデータと前回のデータとの差分値および前回のデータと前前回のデータと の差分値に基づいて単発ノイズの有無を判定する。図2、図4および図5におい てf(tn+1 )は今回のサンプリングデータ、f(tn )は前回のサンプリング データ、f(tn-1 )は前前回のサンプリングデータである。f(tn )>f( tn-1 )+α、すなわち前前回のサンプリングデータに対し前回のサンプリング データがαを超える値である時、f(tn+1 )<f(tn )−α、すなわち前回 のサンプリングデータに対し今回のサンプリングデータがαより低下したか否か 判定する(n2→n3)。また、f(tn )<f(tn-1 )−α、すなわち前前 回のサンプリングデータに対し前回のサンプリングデータがαより低下している 時、f(tn+1 )>f(tn )+α、すなわち前回のサンプリングデータに対し 今回のサンプリングデータがαより増大したか否かを判定する(n4→n5)。
【0013】 図4の例ではΔ1がαを超える値であったとしても、ステップn3の条件を満足 しない。また図5の例でΔ1,Δ2が共にαを超える値であれば、ステップn2 ,n3の条件を満足する。n2,n3の条件またはn4,n5の条件のうちいず れか一方を満足すれば、前回のサンプリングデータf(tn )を単発ノイズとみ なして、そのデータを前前回のサンプリングデータと今回のサンプリングデータ との平均値に置き換える(n6)。n2〜n5で示したいずれの条件も満足しな ければ、単発ノイズがないものと見做して続いて標定処理を行う(n7)。なお 、ステップn6の処理として、f(tn )をf(tn-1 )またはf(tn+1 )の 値と置き換えても同様の効果が得られる。
【0014】 以上のように、続く二つの差分値Δ1,Δ2が異符号でかつ共にその絶対値が 所定値を超えるとき、時刻tn におけるサンプリングデータf(tn )を単発ノ イズと見做す。従ってサンプリング時に単発ノイズが侵入したとしても、そのサ ンプリングデータがノイズとして確実に検出されるため、計測データを誤って判 定することがなく、この実施例ではGISの事故点標定を正しく行うことができ る。
【0015】
【考案の効果】
例えば系統の電圧,電流の計測および判定を行う装置や、温度,圧力の計測お よび判定を行う装置など、数十Hz以下の周波数または直流レベルの電気量また は物理量を計測・判定する場合、入力部のフィルタによって高周波信号やノイズ 成分を除去する場合でも、単発的なノイズは配線,機器間の静電誘導や電磁誘導 によって侵入する。しかしこのような単発的ノイズは収束が速く、サンプリング タイミングに同期して続けて侵入する確率は極めて低い。そのため、この考案の ノイズ検出装置によれば、単発ノイズを確実に検出することができ、平均化法な どによる従来の問題もなく、入力信号のレベル計測および判定を正しく行うこと ができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例であるGIS事故点標定装置
のブロック図である。
【図2】図1に示すCPUの処理手順を表すフローチャ
ートである。
【図3】サンプリングタイミングとサンプリングデータ
との関係を示す図である。
【図4】サンプリングデータと差分値との関係を示す図
である。
【図5】サンプリングデータと差分値との関係を示す図
である。
【図6】サンプリングタイミングと単発ノイズとの関係
を示す図である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】計測すべき電気量または物理量を直流電圧
    信号に変換して入力する手段と、 この直流電圧信号を一定周期でサンプリングするととも
    にディジタルデータに変換する手段と、 前記ディジタルデータを記憶する手段と、 前回のサンプリングデータに対する今回のサンプリング
    データの差分値を求める手段と、 続く二つの差分値が異符号で且つ共にその絶対値が所定
    値を超えるか否かを判定する手段、とからなるノイズ検
    出装置。
JP5743291U 1991-07-23 1991-07-23 ノイズ検出装置 Pending JPH0511739U (ja)

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JP5743291U JPH0511739U (ja) 1991-07-23 1991-07-23 ノイズ検出装置

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JP5743291U JPH0511739U (ja) 1991-07-23 1991-07-23 ノイズ検出装置

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ID=13055496

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JP5743291U Pending JPH0511739U (ja) 1991-07-23 1991-07-23 ノイズ検出装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4978139A (ja) * 1972-12-04 1974-07-27
JPS51426U (ja) * 1974-06-18 1976-01-06
JP2021063747A (ja) * 2019-10-16 2021-04-22 中国電力株式会社 故障点位置標定システム、親局、親局の制御方法、プログラム

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JPS4978139A (ja) * 1972-12-04 1974-07-27
JPS51426U (ja) * 1974-06-18 1976-01-06
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