JPH05117186A - 1,3−ジオール及び(又は)3−ヒドロキシアルデヒドを製造するための触媒並びにその製造法及び使用法 - Google Patents

1,3−ジオール及び(又は)3−ヒドロキシアルデヒドを製造するための触媒並びにその製造法及び使用法

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JPH05117186A
JPH05117186A JP3228195A JP22819591A JPH05117186A JP H05117186 A JPH05117186 A JP H05117186A JP 3228195 A JP3228195 A JP 3228195A JP 22819591 A JP22819591 A JP 22819591A JP H05117186 A JPH05117186 A JP H05117186A
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ジヨン・ロバート・ブリグズ
John M Maher
ジヨン・マイケル・マヘル
Arnold M Harrison
アーノルド・マイロン・ハリソン
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エポキシドから1,3−ジオール及び(又
は)3−ヒドロキシアルデヒドを製造するための新規な
方法を提供する。 【構成】 エポキシドと一酸化炭素と水素との組合わせ
を、該エポキシドのヒドロホルミル化を促進させるのに
有効なロジウム含有触媒組成物の存在下に1,3−ジオ
ール及び3−ヒドロキシアルデヒドのうちの少なくとも
1つを形成するのに有効な条件下に接触させ、この場合
に該接触は促進用量のアルカリ金属陽イオンの実質的な
不在下に行われそして該ロジウム含有触媒組成物の少な
くとも一部分は該エポキシドを実質上含めずに形成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エポキシドから1,3
−ジオール及び(又は)3−ヒドロキシアルデヒドを製
造することに関する。特に、本発明は、ヒドロホルミル
化触媒、ヒドロホルミル化触媒の製造法、及びエポキシ
ドからかかる1,3−ジオール及び(又は)3−ヒドロ
キシアルデヒドを製造するためにヒドロホルミル化触媒
を使用する方法に関する。
【0002】
【発明の背景】グリコールは、一般に、様々な用途を有
する価値ある化合物である。かかる化合物は、例えば、
ポリエステルの合成やエステルの製造における中間体と
して使用される。特に、1,3−プロパンジオールは、
多数の用途において特に有用であることが分かった。
1,3−プロパンジオールは、アクロレインを酸接触水
和して3−ビドロキシプロパナールを形成し次いでこれ
を対応するグリコールに水素化することによって製造さ
れてきた。得られる比較的低い反応速度及び低い生成物
収率のために、この操作は、1,3−プロパンジオール
を大量の工業的量で製造するための効果的な方法をもた
らさなかった。
【0003】ホスフィン変性コバルトカルボニル錯体を
触媒として使用するエポキシドのヒドロホルミル化によ
って1,3−ジオール即ち1,3−グリコールを製造す
ることは、スミス氏外の米国特許第3,463,819
号に開示されている。特に、この特許は、第三ホスフィ
ン変性コバルトカルボニル触媒を使用するエチレンオキ
シドのヒドロホルミル化によって1,3−プロパンジオ
ールを製造することを示している。1,3−プロパンジ
オールの良好な収率を提供するには極めて高いコバルト
含有触媒濃度が必要とされる。
【0004】ローレンス氏外の米国特許第3,687,
981号には、2つの別個の段階を使用する1,3−プ
ロパンジオールの製造法が開示されている。第一段階で
は、エチレンオキシドは、遷移金属特に周期律表の第V
III族の金属を含有するヒドロホルミル化触媒例えば
コバルトカルボニル第三ホスフィン及びロジウムカルボ
ニルの存在下にヒドロホルミル化反応を受けて2−(2
−ヒドロキシエチル)−4−ヒドロキシ−1,3−ジオ
キサンを生成する。ジオキサン化合物は、少量の3−ヒ
ドロキシプロピオンアルデヒドと一緒に接触水素化され
て1,3−プロパンジオールを生成する。
【0005】スミス氏外の米国特許第3,456,01
7号には、コバルトの残りの2つの配置箇所が1つ以上
の第三ホスフィンリガンドで錯化されたジコバルトヘキ
サカルボニル錯体を触媒として使用するエチレンオキシ
ドのヒドロホルミル化によって1,3−プロパンジオー
ルを製造する方法が開示されている。
【0006】ホルビッツ氏外の米国特許第4,322,
355号には、強酸触媒とアンチモン及びビスマスの酸
化物及び塩から選択される助触媒との存在下にオレフィ
ンをアルデヒドと反応させて1,3−二官能性化合物の
うちの1種又はそれらの混合物を得ることが開示されて
いる。
【0007】ヨーロッパ特許公報第257,967号に
は、ロジウム及びホスフィンの存在下に酸性媒体中にお
いてエポキシドを合成ガスと反応させることによって
1,3−グリコールを製造する方法が開示されている。
この公報は、(1)エポキシド、(2)ロジウム、
(3)ホスフィン、(4)水、(5)一酸化炭素、
(6)水素及び(7)酸を含有する反応混合物を開示し
ている。広範囲の酸対ロジウムモル比例えば10/1〜
1/10のモル比が開示されているけれども、この公報
は約1の酸対ロジウムモル比が好ましいことを開示して
いる。また、この公報は、反応混合物が形成された後で
ガスの吸収が始まる前に約0.5〜1時間又はそれ以上
の誘導期が生じることを開示している。この“誘導期”
(これ自体は、所定量の1,3−ジオールを製造するの
により大型の反応器及び(又は)より長い時間が必要と
されるために不経済なものである)の一部分は、エポキ
シドのいくらかをロジウム及びホスフィンそして場合に
よっては他の成分と結合させて真のヒドロホルミル化触
媒を生成する結果である。かくして、エポキシドのいく
らかはヒドロホルミル化触媒中に結合される。触媒を製
造するのにエポキシドを使用すると、所望生成物例えば
1,3−ジオールの最終収率が低下する。誘電期を必要
とせずそして(又は)エポキシドの結合なしに作られる
ロジウム含有触媒は、明らかに有益であろう。
【0008】マーフィー氏外の米国特許第4,873,
378号には、上記のヨーロッパ特許公報に開示される
と実質上同じ方法が開示されている。加えて、この特許
は、反応混合物中にはアルカリ金属陽イオン及び可溶化
用陰イオンを有する塩も存在することを開示している。
また、この特許は、比較的多量のアルカリ金属塩を含む
ある例では“誘導期”が排除されることを開示してい
る。アルカリ金属塩以外の塩は全く示唆されていない。
【0009】マーフィー氏外の米国特許第4,873,
379号には、1,3−ジオールの製造法が開示されて
いる。この特許は、(1)エポキシド、(2)ロジウ
ム、(3)アルカリ金属塩促進剤、(4)水、(5)一
酸化炭素及び(6)水素を含有する反応混合物を開示し
ている。アルカリ金属塩以外の促進剤は全く示唆されて
いない。
【0010】ヨーロッパ特許公報第306,094号に
は、ロジウム化合物及び1種以上のトリフェニルホスフ
ァイトを含む均質触媒系の存在下にある種のアクリル酸
誘導体をヒドロホルミル化する方法が開示されている。
エポキシドのヒドロホルミル化は全く示唆されていな
い。
【0011】新規なエポキシドヒドロホルミル化触媒並
びにその製造法及び特に1,3−ジオール及び(又は)
3−ヒドロキシアルデヒドを製造するためのその使用に
対する要求が続いている。
【0012】
【発明の概要】新規なエポキシドヒドロホルミル化法、
かかる方法で使用するための触媒及びかかる触媒の製造
法が見い出された。本発明のエポキシドヒドロホルミル
化法は、1,3−ジオール及び(又は)3−ヒドロキシ
アルデヒド(これはかかる1,3−ジオールの前駆物質
である)の如き所望化合物の高い最終収率を提供する。
重要なことには、本法は、触媒種中にエポキシドを組み
込むことを必要としない。かくして、触媒の製造時にエ
ポキシドを使用する必要がなく、又はその間に存在させ
る必要さえない。更に、触媒は、ヒドロホルミル化反応
媒体とは別個に離して製造することができる。これは、
比較的過酷な条件において操作されそれ故に資本集約的
で且つ操作するのに費用がかかるヒドロホルミル化反応
器が触媒製造装置としてよりもむしろヒドロホルミル化
反応器として機能するのを可能にする。要するに、本発
明のヒドロホルミル化触媒組成物及び方法は、1,3−
ジオール及び(又は)3−ヒドロキシアルデヒドを製造
する際の実質的な利益例えばプロセス上の経済性及び効
率を提供する。
【0013】1つの広い面では、本発明は、1,3−ジ
オール又は3−ヒドロキシアルデヒドの製造法に関する
ものである。この方法は、エポキシド、一酸化炭素及び
水素の組合わせを、エポキシドのヒドロホルミル化を促
進させるのに有効なロジウム含有触媒組成物の存在下に
1,3−ジオール及び3−ヒドロキシアルデヒドのうち
の少なくとも1つを形成するのに有効な条件において接
触させることを包含する。1つの具体例では、この接触
は促進用量のアルカリ金属陽イオンの実質的な不在下に
行われ、そして触媒組成物の少なくとも一部分例えば少
なくとも約10%好ましくは少なくとも大部分即ち少な
くとも約50%更に好ましくは実質上全部は、エポキシ
ド特にヒドロホルミル化しようとするエポキシドを実質
上組み込まずに又は包含させずに形成される。かくし
て、ロジウム含有触媒組成物の少なくとも一部分好まし
くは大部分更に好ましくは実質上全部はエポキシドを含
まない。
【0014】ロジウム含有触媒組成物の少なくとも一部
分は、有機含有陽イオンを含んでよくそしてエポキシド
を実質上組み込まずに形成することができる。好ましく
は、触媒組成物は、ヒドロホルミル化間に存在する成分
の多く例えば一酸化炭素、水素及びヒドロホルミル化す
べきエポキシドのうちの1種以上とは別個に離して形成
される。更に好ましくは、ロジウム含有触媒組成物は、
ヒドロホルミル化接触とは別個に離して、例えばヒドロ
ホルミル化に用いられる以外の装置において形成され
る。1つの具体例では、触媒組成物はヒドロホルミル化
に先立って形成される。
【0015】本発明の他の広い面は、ロジウム含有陽イ
オンを含めた陽イオンとロジウム含有陰イオンとを含み
しかもエポキシドのヒドロホルミル化を促進させる触媒
活性を有する組成物を包含する。陽イオンは、ロジウム
を含まないのが好ましい。組成物は、酸対ロジウムのモ
ル比が約1よりも低く更に好ましくは約0.6よりも低
いような量で好ましくは存在する酸を含むことができ
る。1つの具体例では、組成物の少なくとも一部分はエ
ポキシドを実質上組み込まずに誘導され、且つ(又は)
アルカリ金属陽イオンを実質上含まない。組成物は、本
発明の1,3−ジオール/3−ヒドロキシアルデヒド製
造法において使用することができ、そしてヒドロホルミ
ル化に先立って形成することができる。
【0016】更に他の広い面では、本発明は、ロジウム
含有組成物例えばエポキシドヒドロホルミル化触媒の製
造法に関するものである。この方法は、例えばエポキシ
ドを実質上含まない液状媒体中においてロジウム源、接
触条件において陽イオンを生成することができる1種以
上の成分好ましくは有機含有陽イオンを含む陰イオン性
成分及び好ましくは酸を、ロジウムが陰イオン中に存在
し且つエポキシドのヒドロホルミル化を促進させるため
の触媒活性を有するロジウム含有組成物を生成するのに
有効な条件において接触させることを包含する。酸を用
いるときには、酸対ロジウムのモル比は、好ましくは約
1よりも小さくそして更に好ましくは約0.6よりも小
さい。1つの具体例では、有機含有陽イオンは、エポキ
シドを実質上組み込まずに誘導される。1,3−ジオー
ル/3−ヒドロキシアルデヒド製造法の一部分として見
ると、本発明のロジウム含有触媒組成物の製造法は、ヒ
ドロホルミル化とは別個に離して行われるのが好まし
い。かくして、触媒組成物は、触媒製造に最とも適した
条件においてかかる触媒製造に対して経済上魅力的な原
料又は供給材料を使用して製造することができ、そして
ヒドロホルミル化は誘導期なしに且つ触媒製造に比較的
価値あるエポキシドを全く使用せずに行なうことができ
る。
【0017】本発明のこれらの面及び他の面並びに利益
は、次の詳細な記述、実施例及び特許請求の範囲に示さ
れている。
【0018】
【発明の詳細な記述】本発明の方法は、エポキシドのヒ
ドロホルミル化によって1,3−ジオール及び(又は)
3−ヒドロキシアルデヒド(これは、1,3−ジオール
の前駆物質として使用することができる)を製造する方
法を提供することである。それ故に、所望の1,3−ジ
オール及び3−ヒドロキシアルデヒドは、エポキシドよ
りも1個多い炭素原子及び1個よりも多い酸素原子を含
有する。かくして、例えば、エポキシド反応体が2個の
炭素原子及び1個の酸素原子を含有するエチレンオキシ
ドであるときには、所望の生成物である1,3−ジオー
ルは1,3−プロパンジオールであり、そして所望の生
成物である3−ヒドロキシアルデヒドは3−ヒドロキシ
プロピオンアルデヒドであり、これらの各々は3個の炭
素原子及び2個の酸素原子を含有する。本明細書で用い
るときには、用語「1,3−ジオール」及び「3−ヒド
ロキシアルデヒド」は、これらの化合物の単量体形態の
みならず、例えば重合度が約10までのオリゴマー形態
特に二量体、三量体及び四量体も意味する。1,3−ジ
オールと3−ヒドロキシアルデヒドとの混成オリゴマー
も可能であり、そしてかかる用語の範囲内に包含され
る。
【0019】好適なエポキシドは、一般式
【化4】 [式中、各Rは水素、1〜約12個の炭素原子を含有す
る一価脂肪族又は芳香族基、及び4〜約6個の炭素原子
を含有し且つ二価の他のR基との結合を含む二価脂肪族
基から選択される]を有する。例えば、1つのRが4個
の炭素原子を含有する二価飽和脂肪族基でそして上記式
の炭素原子の各々に結合した1つのRが水素であるとき
には、エポキシドはシクロヘキセンオキシドである。本
発明において有用な特定のエポキシドの例としては、エ
チレンオキシド、プロピレンオキシド、1,2−エポキ
シオクタン、シクロヘキセンオキシド及びスチレンオキ
シドが挙げられる。エポキシドは、本発明のヒドロホル
ミル化工程間に特にその開始時に広範囲にわたる量で例
えばこの工程間に存在する反応体、触媒及び液状媒体の
総重量を基にして約0.01〜約95重量%好ましくは
約0.5〜約75重量%の範囲内の濃度で存在してよ
い。
【0020】ヒドロホルミル化反応は、好ましくは、適
当な液状媒体(これは、エポキシド及びロジウム含有触
媒に対する溶剤であるのが好ましい)の存在下に例えば
その中において行われる。好適な液状媒体としては、脂
肪族炭化水素成分、ベンゼン、トルエン、キシレン等を
含めた芳香族炭化水素成分、高分子量エーテル、ポリエ
ーテル特にグリコールポリエーテル及び環状エーテルを
含めたエーテル、アミド、スルホン、アルコール、ケト
ン、エステル及びこれらの混合物が挙げられる。好適な
液状媒体の具体例としては、グリム(ジメトキシエタ
ン)、ジグリム、テトラグリム(テトラエチレングリコ
ールのジメチルエーテル)、テトラヒドロフラン及び
油、例えば、ユニオン・カーバイト・コーポレーション
によって商品名“UCON”の下に販売されそしてエチ
レンとプロピレングリコールのサブ単位の混成グリコー
ルポリエーテルからなるものが挙げられる。
【0021】液状媒体は、触媒及びエポキシド反応体を
可溶化するものであるのが好ましい。好ましい液状媒体
は、ヒドロホルミル化間に存在する他の成分のどれとも
実質上反応しない。極性液状媒体中では、本発明の触媒
組成物中の成分の多くはしばしば個々の帯電種例えばイ
オン等として存在する。非極性液状媒体中では、これら
の成分はしばしば、イオン対して存在する。かかる成分
は、使用しようとする液状媒体の種類に関係なく、本明
細書では個々の帯電種と称されているが、かかる成分は
そのままで存在する必要はなく、例えばイオン対として
存在してよい。低分子量エポキシド例えばエチレンオキ
シドに対しては、グリム、テトラグリム、テトラヒドロ
フラン等及びこれらの混合物の如き液状媒体が有用であ
る。高分子量エポキシドに対しては、石油エーテル及び
炭化水素物質例えばベンゼン、トルエン及びキシレンが
好適になる。
【0022】本発明の触媒組成物を作るのに用いられる
ロジウム源は、ロジウム金属、ロジウム塩及び(又は)
ロジウム錯体の形態であってよい。本発明の実施に有用
なロジウム源としては、ロジウム金属、酸化ロジウム、
RbI、RhBr、RhCl、Rh(acac)
、Rh(CO)acac、Rh(CO)16
[RhCl(CO)及びRh(NO(ここ
で、acacはアセチルアセトネートを表わす)のうち
の1種以上から選択されるものである。ロジウムは、予
備形成した陰イオンとして、例えばRh(CO)2−
15及び他の類似の陰イオン性ロジウムクラスター塩と
して使用することができる。もし反応媒体が陰イオン種
中にロジウムを含むならば、先に記載したように本発明
のロジウム含有触媒組成物を作る際に酸を含めるべきで
ある。
【0023】ヒドロホルミル化工程におけるロジウムの
濃度は、例えば使用しようとする特定のエポキシド及び
液状媒体及び(又は)触媒条件に左右されて変動するこ
とができる。かかる濃度は、ヒドロホルミル化反応間に
存在する液状媒体及びエポキシドの総重量を基にしてロ
ジウム元素として計算して約100〜約10,000p
pm(重量比)の範囲内であるのが好ましい。
【0024】本発明のロジウム含有触媒の製造には酸が
重要になり得る。プロトン酸が特に有用である。本発明
で使用するには中又は強酸が好ましい。酸は、好ましく
は、ロジウム含有触媒組成物例えば1個以上の有機含有
陽イオンと結合したロジウム含有陰イオンの形成を促進
又は容易にする作用をする。
【0025】本発明において使用するのに好適な酸とし
ては、硫酸、燐酸、沃化水素酸、塩酸、臭化水素酸、p
−トルエンスルホン酸、トリフルオル酢酸等及びこれら
の混合物の如き強酸が挙げられる。使用するのに好適な
中酸としては、安息香酸、酢酸、プロピオン酸の如きカ
ルボン酸、燐酸二水素ナトリウムの如き酸性塩等及びこ
れらの混合物が挙げられる。燐酸が有用な酸の特定の例
である。酸の使用量は、ロジウム含有触媒組成物の形成
を促進又は容易にするのに十分なものである。かかる量
は、例えば用いる特定の酸及びロジウム源に左右されて
変動することができる。酸対ロジウムのモル比は、約
0.1〜約10の範囲内であってよい。しかしながら、
例えば反応速度及び生成物選択性の面で極めて有益な結
果は、酸対ロジウムのモル比が好ましくは約1よりも小
さく更に好ましくは約0.6よりも小さくなお更に好ま
しくは約0.2〜約0.6の範囲内になるのに十分な酸
を用いて達成される。
【0026】本発明のロジウム含有触媒組成物の少なく
とも一部分は、好ましくは、アルカリ金属イオンを実質
上含まない。実際に、本発明の1,3−ジオール/3−
ヒドロキシアルデヒド製造プロセス特にヒドロホルミル
化工程それ自体は、アルカリ金属イオンの実質上不在下
に行われるのが好ましい。ロジウム含有触媒組成物は、
ロジウムが陰イオン性種中に又は陰イオン中に存在する
ようなものであるのが好ましい。
【0027】本発明の1つの重要な具体例では、現時点
で有用なロジウム含有触媒組成物の少なくとも一部分例
えば少なくとも約10%は、ヒドロホルミル化工程とは
別個に離して例えばヒドロホルミル化工程に先立って、
且つ(又は)ヒドロホルミル化工程に使用されるエポキ
シド、一酸化炭素及び水素の組合わせの実質的な不在下
に、且つ(又は)エポキシド特にヒドロホルミル化しよ
うとするエポキシドを実質上組み込まずに形成される。
本明細書において、エポキシドを組み込まずに形成され
た組成物とは、エポキシド以外の物質から誘導された組
成物を意味する。即ち、組成物は、エポキシドを全く含
まず且つエポキシドから誘導される成分を全く含まな
い。好ましくは、触媒組成物の少なくとも大部分即ち少
なくとも約50%更に好ましくは実質上全部は、ヒドロ
ホルミル化工程とは別個に離して且つ(又は)ヒドロホ
ルミル化工程に用いられるエポキシド、一酸化炭素及び
水素の組合わせの実質的な不在下に形成され、且つ(又
は)アルカリ金属陽イオンを実質上含まず、且つ(又
は)エポキシドを実質上組み込まずに形成される。エポ
キシドを実質上組み込まずに形成されそしてエポキシド
それ自体を実質上全く含まない組成物は、エポキシドを
実質上含まない。
【0028】1つの具体例では、ロジウム含有触媒組成
物は、ロジウム源と、接触条件において陽イオンを生成
することができる1種以上の成分好ましくは例えばここ
に記載した如き有機含有陽イオンを含むイオン性成分
と、好ましくは酸とを、好ましくは例えばここに記載し
た如き液状媒体中において、ロジウムが陰イオン中に存
在し且つエポキシドのヒドロホルミル化を促進させる触
媒活性を有するようなロジウム含有組成物を形成する条
件で接触させることからなる方法によって製造される。
【0029】1つの具体例では、先に記載したように、
ロジウム含有触媒組成物は、1種以上の有機含有陽イオ
ンを含むイオン性成分から誘導される。イオン性成分
は、その有機含有陽イオンをロジウム含有組成物中のロ
ジウム含有陰イオン性種と例えば共有結合以外の結合に
よって結合させることができるようなものであるのが好
ましい。例えば、かかるイオン性成分は、好ましくは、
ロジウムを含有する陰イオン性種の形成を促進させるの
に十分な塩基度を有する陰イオンを含む。選択される特
定の陰イオンは、例えば、特定のロジウム源そしてもし
あるならば使用しようとする液状媒体に左右される。好
ましくは、イオン性成分は、液状媒体中に可溶性であ
る。本発明のイオン性成分中に有用な陰イオンの1つの
群は、中及び強酸と結合した陰イオンである。特定の例
としては、ハロゲン化物、硫酸塩、燐酸塩及びカルボン
酸塩特にぎ酸塩、酢酸塩等の如き低分子量カルボン酸塩
が挙げられる。有機含有陽イオンは、周期律表の第Va
族又は第VIa族からの元素を含むことができる。有機
含有陽イオンの1つの特に有用な群は、[Y(R
(R)(R)(R)]及び[Y(R)(R
)(R)](ここで、Yは周期律表の第Va族の
多価元素特に窒素、燐及びヒ素から選択され、Yは周
期律表の第VIa族の元素であり、そしてR,R
及びRの各々は同種又は異種であってよくそして
結合して環状構造を形成することができる)から選択さ
れる式を有するようなものである。例えば、R
,R及びRの各々は水素及びヒドロカルビルか
ら選択することができ、このヒドロカルビルは置換又は
非置換であってよくそして少なくとも1個の炭素原子を
含有し、そしてヒドロカルビルR,R,R及びR
の好ましくは少なくとも1個最とも好ましくは全部は
少なくとも約4個の炭素原子例えば約4〜70個の炭素
原子そして時には約4〜20個の炭素原子を含有する。
しかしながら、R,R,R及びR置換基のうち
の少なくとも1つはヒドロカルビル含有でなければなら
ない。
【0030】ヒドロカルビル置換基は、脂肪族、置換脂
肪族、芳香族又は置換芳香族であってよく、そして例え
ばn−ヘキシル、シクロヘキシル、フェニル、ベンジ
ル、ナフチル等を包含する。第四級アンモニウム及び第
四級ホスホニウム部分の例は、テトラヒドロカルビルア
ンモニウム例えばテトラメチルアンモニウム、テトラエ
チルアンモニウム、テトラ−n−プロピルアンモニウ
ム、テトラ−n−ブチルアンモニウム、テトライソブチ
ルアンモニウム、トリメチルブチルアンモニウム、テト
ラヘプチルアンモニウム、セチルトリメチルアンモニウ
ム、テトラフェニルアンモニウム、トリメチルベンジル
アンモニウム、テトラベンジルアンモニウム、テトラド
デシルアンモニウム、テトラオクタデシルアンモニウム
等、トリヒドロカルビルアンモニウム例えばトリメチル
アンモニウム、トリエチルアンモニウム、トリフェニル
アンモニウム、トリドデシルアンモニウム、トリオクタ
デシルアンモニウム等、ジヒドロカルビルアンモニウム
例えばジメチルアンモニウム、ジエチルアンモニウム、
ジ−n−ブチルアンモニウム、ジ−n−ヘプチルアンモ
ニウム、ジフェニルアンモニウム、ジベンジルアンモニ
ウム、ジドデシルアンモニウム、ジオクタデシルアンモ
ニウム等、ヒドロカルビルアンモニウム例えばメチルア
ンモニウム、n−ブチルアンモニウム、ドデシルアンモ
ニウム、オクタデシルアンモニウム、フェニルアンモニ
ウム、ベンジルアンモニウム等、テトラヒドロカルビル
ホスホニウム例えばテトラメチルホスホニウム、テトラ
エチルホスホニウム、テトラ−n−プロピルホスホニウ
ム、テトラ−n−ブチルホスホニウム、テトライソブチ
ルホスホニウム、トリメチルブチルホスホニウム、テト
ラヘプチルホスホニウム、テトラフェニルホスホニウ
ム、テトラベンジルホスホニウム、テトラドデシルホス
ホニウム、テトラオクタデシルホスホニウム等、トリヒ
ドロカルビルホスホニウム例えばトリフェニルホスホニ
ウム、トリエチルホスホニウム、トリフェニルホスホニ
ウム、トリドデシルホスホニウム、トリオクタデシルホ
スホニウム等、ジヒドロカルビルホスホニウム例えばジ
メチルホスホニウム、ジエチルホスホニウム、ジ−n−
ブチルホスホニウム、ジ−n−ヘプチルホスホニウム、
ジフェニルホスホニウム、ジベンジルホスホニウム、ジ
ドデシルホスホニウム、ジオクタデシルホスホニウム
等、ヒドロカルビルホスホニウム例えばメチルホスホニ
ウム、n−ブチルホスホニウム、ドデシルホスホニウ
ム、オクタデシルホスホニウム、フェニルホスホニウ
ム、ベンジルホスホニウム等である。
【0031】有機含有陽イオンの他の群は、式[(R
P)N](ここで、各Rは同種又は異種であっ
てよくそしてR〜Rについて記載したと同じであっ
てよい)によって表わされるビス(ヒドロカルビルホス
フィン)イミニウムを包含する。ビス(ヒドロカルビル
ホスフィン)イミニウムの例は、ビス(トリフェニルホ
スフィン)イミニウム、ビス(トリベンジルホスフィ
ン)イミニウム、ビス(トリフェニルホスフィン)イミ
ニウム、ビス(トリドデシルホスフィン)イミニウム等
及びこれらの混合物である。
【0032】有機含有陽イオンの更に他の群は、式
[(R−Y−R−Y(R2+(ここ
で、Rは1〜約6個の炭素原子のアルキレンであり、
各Rは水素及び置換又は非置換であってよいヒドロカ
ルビルから独立して選択され、そしてrは3である)を
有する。この群の例示的な例は、第四級化ジアミン、第
四級化ジホスフィン等を包含する。この群の具体的な物
質としては、N,N’−ビス(トリメチル)プロピレン
ジアンモニウム、N,N’−ビス(トリフェニル)プロ
ピレンジアンモニウム、N,N’−ビス(トリオクタデ
シル)プロピレンジアンモニウム、P,P’−ビス(ト
リメチル)プロピレンジホスホニウム等及びそれらの混
合物が挙げられる。
【0033】触媒製造工程に用いる有機含有陽イオンの
量は、例えば、使用される特定の有機含有陽イオン及び
触媒条件並びに所望のロジウム含有触媒に依存して変動
することができる。触媒製造工程に用いるイオン性成分
(有機含有陽イオンを包含する)対ロジウムのモル比
は、広範囲にわたって例えば約0.1〜約100の範囲
内で変動してよい。存在する有機含有陽イオンの量は、
所望の触媒組成物を提供するためにロジウム含有部分例
えばロジウム含有陰イオンと結合状態になるのに少なく
とも十分であるのが好ましい。例えばロジウム含有触媒
の製造速度の向上を提供するために、例えば少なくとも
約50%又は少なくとも約100%又はそれ以上程度の
過剰の有機含有陽イオンを用いることができる。
【0034】更に他の有用な具体例では、触媒製造条件
において陽イオンを形成することができる成分は、ホス
フィン、エポキシド及びそれらの混合物から選択され
る。この具体例では、酸対ロジウムのモル比が約0.6
よりも小さい好ましくは約0.2〜約0.6の範囲内に
なるような量で酸が使用される。二段階触媒製造接触を
用いることができる。かくして、ロジウム源、酸及びホ
スフィンは、エポキシドとの接触前にエポキシドヒドロ
ホルミル化条件において接触させることができる。この
方法はマーフィー氏外の米国特許第4,873,378
号におけるものと類似しているが、但し、本発明におい
て用いる酸対ロジウムのモル比はずっと狭く規定されて
いる。驚いたことに、先に記載した如き酸対ロジウムの
モル比は、エポキシドヒドロホルミル化反応から有益に
増加した生成物(1,3−ジオール及び(又は)3−ヒ
ドロキシアルデヒド)、向上した生成速度及び選択性を
提供することが分かった。
【0035】本発明において用いることができるホスフ
ィンは、式PR10(ここで、R,R及び
10はすべて、脂肪族、置換脂肪族、芳香族及び置換
芳香族基よりなる群から独立して選択される)を有す
る。好ましくは、R,R及びR10はすべて、約1
〜約12個の炭素原子を含有するアルキル基である。特
に好ましいアルキル基としては、メチル、エチル、n−
プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、第
二ブチル及びシクロヘキシルが挙げられる。本発明では
アリール及び混成アリール/アルキルホスフィンを用い
ることができるが、しかしそれらの効率は用いる特定の
反応条件に左右される。トリアルキルホスフィンが好ま
しい。1つの特定のホスフィンはトリシクロヘキシルホ
スフィンである。
【0036】本発明においてもしホスフィンを用いるな
らばその使用量は、それ程厳密なものではない。例え
ば、約0.1〜約10好ましくは約0.25〜4の範囲
内のロジウム対ホスフィンのモル比を用いることができ
る。約1のロジウム対ホスフィンモル比が有用である。
【0037】触媒製造工程を行なう際の条件は、所望の
ロジウム含有触媒組成物が形成されるようなものであ
る。この接触は、液状媒体中で行われるのが好ましい。
この液状媒体は、好ましくはロジウム含有触媒組成物に
対する溶剤として作用し、更に好ましくはロジウム含有
組成物を製造するのに用いられるロジウム源及び他の成
分例えば有機含有陽イオンを含めたイオン性成分に対す
る溶剤として作用するものである。1つの特に有用な具
体例では、触媒製造接触に用いられる液状媒体は、エポ
キシドヒドロホルミル化工程に用いられる液状媒体と実
質上同じ化学組成を有する。
【0038】触媒製造接触工程を行なう際の条件は、ヒ
ドロホルミル化工程に用いられるものと同様であってよ
い。1つの具体例では、有効なロジウム含有触媒組成物
を製造するのに、ヒドロホルミル化工程でしばしば用い
る比較的高い圧力は必要とされない。液状媒体を実質上
液体状態に維持するのに十分な圧力が提供されるのが好
ましい。例えば、ほぼ大気圧から約50psigの圧力
を用いることができる。
【0039】エポキシドヒドロホルミル化工程に用いら
れる一酸化炭素対水素のモル比は、広範囲にわたって変
動することができそして約0.1〜約10の範囲内であ
ってよい。
【0040】エポキシドヒドロホルミル化中に用いられ
る圧力は厳密なものではなく、1,3−ジオールが形成
さえすれば変動することができる。この圧力は、ほぼ大
気圧又はそれ以下好ましくは少なくとも約200psi
gから約10,000psig更に好ましくは約500
〜約3,000又は約4,000psigの範囲内であ
ってよい。
【0041】エポキシドヒドロホルミル化が行われる温
度は厳密なものではなく、1,3−ジオール及び3−ヒ
ドロキシアルデヒド好ましくは1,3−ジオールのうち
の少なくとも1種が形成さえすれば変動することができ
る。温度の上昇は、反応速度の向上をもたらす。しかし
ながら、温度の上昇は選択性に悪影響を及ぼす可能性が
ある。かくして、温度は、受け入れできる反応速度及び
受け入れできる選択性の両方を得るように選択されるの
が好ましい。好ましい温度は、約50〜約200℃更に
好ましくは約80〜約150℃の範囲内である。
【0042】エポキシドヒドロホルミル化工程間に水を
含めると有益になる場合がある。しかしながら、もし水
の量を所定レベルよりも増加させると、所望生成物の低
い収率が生じる可能性がある。もし水を用いるならばそ
の量は、例えば、接触しようとするエポキシド、用いる
ロジウム含有触媒並びに用いる反応系及びヒドロホルミ
ル化条件に応じて変動することができる。水濃度は、例
えば、存在する液状媒体及び水の総量を基にして0〜約
25重量%の範囲内であってよい。
【0043】ヒドロホルミル化において製造された1,
3−ジオール及び3−ヒドロキシアルデヒド(もしある
ならば)、例えば、接触間に又はその後に存在する液状
媒体及び他の成分から1つ以上の慣用回収技術を使用し
て回収される。更に、3−ヒドロキシアルデヒドは、追
加的量の1,3−ジオールを生成するために例えば通常
の水素化処理を用いて水素化することができる。
【0044】水素化工程は、通常、時間及び温度の特定
条件下に行われる。好ましくは、水素化温度は、好まし
くは約0.5〜約4時間の範囲内の期間に対して約90
〜約170℃の範囲内である。水素化反応は、水素化液
状媒体を用いて又は用いないで実施することができる。
水素化液状媒体は好ましくは水であるけれども、ジメト
キシエタン等の如き非反応性極性有機溶剤を用いること
もできる。水素化間に用いられる圧力は、好ましくは、
約500〜約2,000psigの範囲内である。水素
化工程に用いる触媒は、ラネーニッケル、パラジウム、
白金、ルテニウム、ロジウム、コバルト等の如き斯界に
用いられる周知の水素化触媒のどれであってもよい。水
素化触媒として、容易に且つ経済的に製造することがで
き、高い活性度を有しそしてこの活性度を長期間保持す
る金属又はその化合物を用いるのが望ましい。水素化触
媒は微粉末形態で使用できそして反応混合物全体に分散
させることができ、又はそれはけいそう土、粘土、アル
ミナ等の如き担体又はキャリア物質上に用いることもで
きる。水素化触媒の使用量は、水素化しようとする3−
ヒドロキシアルデヒドの約1〜約10重量%の範囲内で
あるのが好ましい。
【0045】本発明を次の実施例によって更に例示する
が、本発明はこれらに限定されるものではない。例 1 80ccのジメトキシエタン中において0.52gのロ
ジウムジカルボニルアセチルアセトネート[Rh(C
O)(acac)]、0.643gのテトラブチルホ
スホニウムアセテート[BuP][OAc]、0.1
3gの燐酸HPO及び5ccの水を混合することに
よってヒドロホルミル化触媒を合成した。この触媒は次
の如く試験した。
【0046】ステンレス鋼又はハステロイーC(商品
名)の如き適当に耐食性の金属合金より作られそして内
部冷却コイル、熱電対及び圧力測定装置を備えた撹拌機
付の300ccオートクレーブを処理のために用いた。
シュレンクフラスコにおいて触媒、溶剤及びエチレンオ
キシドを混合し、次いでオートクレーブの頭部にある弁
を介してオートクレーブに圧入した。次いで、オートク
レーブを適所に固定し、そして一酸化炭素と水素との混
合物の適当量を導入した。オートクレーブを所望温度に
加熱し、そして所望圧を維持するためにCO/H混合
物を更に添加するか又はガス抜きによってオートクレー
ブを必要時に調整した。ヒドロホルミル化反応が進行す
るにつれて、所望のガス消費又は反応時間が達成される
まで追加量のCO/H混合物を加えた。反応後、オー
トクレーブを例えば約−40℃に冷却させそして過剰の
ガス圧をガス抜きした。約0℃に温めた後、オートクレ
ーブを開きそして内容物を適当に分析した。
【0047】上記の触媒を使用して、オートクレーブに
おいて10gのエチレンオキシドを触媒及び溶剤と11
0℃及び1CO対2Hのモル比を有するCO/H
合物の1,000psi圧で接触させた。ガスの吸収が
実質上直ちに始まり、誘導期は全く見られなかった。
【0048】この反応は、1,3−プロパンジオール
(及び3−ヒドロキシプロピオンアルデヒド)に対する
エチレンオキシドの36モル%の選択率をもたらした。
1,3−プロパンジオール(及び3−ヒドロキシプロピ
オンアルデヒド)が0.05モル/リットル/hrの割
合で生成された。
【0049】例 2 80ccのジメトキシエタン中において0.50gの
[Rh(CO)(Acac)]、0.88gの2−ヒ
ドロキシエチルトリシクロヘキシルホスホニウム二水素
ホスフェート[CyPCHCHOH][HPO
]、0.13gのHPO及び5ccの水を混合す
ることによってヒドロホルミル化触媒を合成した。
【0050】この触媒を使用して、例1を反復した。ガ
ス吸収が始まる前に約50分の誘導期が明らかであっ
た。1,3−プロパンジオール(及び3−ヒドロキシプ
ロピオンアルデヒド)の生成速度(誘導期の時間を含め
ない)は0.02モル/リットル/hrであり、そして
1,3−プロパンジオール(及び3−ヒドロキシプロピ
オンアルデヒド)に対する選択率は57モル%であっ
た。
【0051】例3〜8 例2を数回反復したが、各場合において触媒の合成に表
記の物質のうち1種を等モル量で使用した。先に記載し
た点を除いて、ガスの吸収は実質上直ちに開始し、誘導
期は全く見られなかった。
【0052】これらの試験の結果を表1に示す。
【表1】
【0053】例7では、ガスの吸収が始まる前に約40
分の誘導期が生じた。表示した速度はこの誘導期を含ま
ない。結果によれば、比較的多きい有機含有陽イオンを
含めると、1,3−プロパンジオール(及び3−ヒドロ
キシプロピオンアルデヒド)の形成に対して活性で且つ
選択性のエチレンオキシドヒドロホルミル化触媒が提供
されることが示されている。例1〜7を例8と比較する
と、かかる有機含有陽イオンを含有する触媒は、例えば
マーフィー氏外の米国特許第4,873,379号に開
示される如きアルカリ金属陽イオンと比較して向上した
選択性を有することが分かる。
【0054】例9(比較例) 80gのテトラグリム溶剤中において0.51gの[R
h(CO)(acac)]、0.53gのトリシクロ
ヘキシルホスフィン[(Cy)P]、0.13gのH
PO、5ccの水及び0.1gのヒドロキノンを混
合することによってヒドロホルミル化触媒前駆物質を合
成した。この処方は、マーフィー氏外の米国特許第4,
873,378号の例6に記載されるものと実質上同じ
であった。
【0055】例1で調製した触媒の代わりに上記の触媒
前駆物質を使用して例1を反復した。ガスの吸収が始ま
る前に約30分の誘導期が生じた。この誘導期中に、触
媒前駆物質は、エチレンオキシドと反応して活性エチレ
ンオキシドヒドロホルミル化触媒(これ自体で、エチレ
ンオキシド分子及び(又は)その1つ以上の部分を含
む)を生成したものと思われる。この試験の結果は、
1,3−プロパンジオールに対する59%の選択率及び
0.08モル/リットル/hrの1,3−プロパンジオ
ール生成速度(誘導期を含めない)であった。
【0056】これらの選択率及び速度の結果は、本発明
の例えば例1〜7の触媒を使用して得られる結果に完全
に匹敵する。しかしながら、本発明の系は、有益には、
本例9で用いる触媒前駆物質のようには誘導期を必要と
せず且つ(又は)触媒の製造にエチレンオキシドの消費
を必要としない。
【0057】例10(比較例) 80ccのジメトキシエタン中において2ミリモルの
[Rh(CO)(acac)]及び2ミリモルのテト
ラブチルアンモニウムテトラフェニルボレート[Bu
N][BPh]を混合することによって組成物を合成
した。例1で合成したヒドロホルミル化触媒の代わりに
この組成物を使用して、例1を反復した。エチレンオキ
シドのヒドロホルミル化は実質上全く起らなかった。イ
オン性成分[BuN][BPh]特に陰イオン[B
Ph]は、ロジウムを含めた陰イオン種の生成を促進
させるのに十分な塩基度間有しないと思われる。その結
果、ロジウム含有種は、エチレンオキシドヒドロホルミ
ル化触媒として実質上役に立たない。
【0058】例11(比較例) ジメトキシエタン中にいかなる酸も含めずにベンジルト
リフェニルアンモニウムテトラカルボニルローデート
[PhCHNPh][Rh(CO)]を用いて得
た物質を、例1に記載の試験操作を用いてエチレンオキ
シドヒドロホルミル化触媒として評価した。この物質
は、僅か0.003モル/リットル/hrの1,3−プ
ロパンジオール(及び3−ヒドロキシプロピオンアルデ
ヒド)の生成速度を有し、実質上不活性であることが分
かった。
【0059】例12〜14 触媒合成間に表2に記載の酸を含めたことを除いて、例
11を3回反復した。各場合に、ガスの消費は実質上直
ちに始まりそして誘導期は全く現われなかった。これら
の試験の結果は次の如くであった。
【表2】
【0060】これらの結果は、本発明の触媒の調製に酸
性成分が有用であることを示している。また、製造した
触媒の有効性は、使用した特定の酸にある程度左右され
る可能性がある。
【0061】例15〜21 酸対ロジウムの比率がエポキシドのヒドロホルミル化に
及ぼす影響を例示するために一連の試験を行なった。8
0ccのテトラグリム中において2ミリモルの[Rh
(CO)(Acac)]、2ミリモルのPCy、可
変量の燐酸及び5ccの水を混合することによって7つ
の触媒を合成した。これらの触媒の各々を例1に記載の
如くして試験した。
【表3】
【0062】これらの結果によれば、酸対ロジウムのモ
ル比を約0.6よりも下に維持することによって選択率
及び生成速度の両方の実質的な向上が得られることが示
されている。特に、例19及び20を例17及び18と
比較されたい。これは、酸対ロジウムの好ましいモル比
が約1:1であること及び2〜5程のモル比の変動は少
し有害な影響をもたらすことを教示するマーフィー氏外
の米国特許第4,873,378号にかんがみ特に驚く
べきことである。マーフィー氏外の米国特許第4,87
3,378号の実施例に示される最低の酸対ロジウムモ
ル比(酸が存在する場合)は0.65であった(例
7)。これとは対照をなして、上記データは、実質的な
有益の効果が約0.6よりも小さい酸対ロジウムモル比
で得られることを示している。
【0063】本発明を様々な特定の実施例及び具体例に
関して説明したけれども、本発明はこれらに限定されな
いこと及び本発明を特許請求の範囲内で様々な態様で実
施することができることを理解されたい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 29/16 45/50 45/58 47/19 9049−4H // C07B 61/00 300 (72)発明者 ジヨン・ロバート・ブリグズ 米国ウエストバージニア州チヤールスト ン、ベドフオード・ロード1522 (72)発明者 ジヨン・マイケル・マヘル 米国ウエストバージニア州チヤールスト ン、ハイランド・ロード1113 (72)発明者 アーノルド・マイロン・ハリソン 米国ウエストバージニア州サウス・チヤー ルストン、ジヤネツト・プレイス1621

Claims (69)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エポキシドと一酸化炭素と水素との組合
    わせを、該エポキシドのヒドロホルミル化を促進させる
    のに有効なロジウム含有触媒組成物の存在下に1,3−
    ジオール及び3−ヒドロキシアルデヒドのうちの少なく
    とも1つを形成するのに有効な条件下に接触させ、この
    場合に該接触は促進用量のアルカリ金属陽イオンの実質
    的な不在下に行われそして該ロジウム含有触媒組成物の
    少なくとも一部分は該エポキシドを実質上含めずに形成
    されることからなる1,3−ジオール又は3−ヒドロキ
    シアルデヒドの製造法。
  2. 【請求項2】 ロジウム含有触媒組成物の少なくとも大
    部分がエポキシドを実質上含めずに形成される請求項1
    記載の方法。
  3. 【請求項3】 ロジウム含有触媒組成物の実質上全部が
    エポキシドを実質上含めずに形成される請求項1記載の
    方法。
  4. 【請求項4】 エポキシドが式 【化1】 [式中、各Rは水素、1〜約12個の炭素原子を含有す
    る一価脂肪族又は芳香族基、4〜約6個の炭素原子を含
    有する二価脂肪族基、及び二価である他のRとの結合か
    ら選択される]を有する請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 ロジウムが陰イオン種中に存在する請求
    項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 陰イオン種が有機含有陽イオンと結合さ
    れている請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 接触が、周期律表の第Va族又は第VI
    a族からの元素を含む有機含有陽イオンの存在下に行わ
    れる請求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】 有機含有陽イオンが、[Y(R)(R
    )(R)(R4)] 、[Y(R)(R
    (R)]、[(R P)N]、[(R
    −Y−R−Y(R2+及びこれらの混成基よ
    りなる群から選択され、ここでYは周期律表の第Va族
    の元素であり、Yは周期律表の第VIa族の元素であ
    り、R,R,R及びRは独立してH及びヒドロ
    カルビル基よりなる群から選択されるが、但し該有機含
    有陽イオンのどれかの置換基のうちの少なくとも1つは
    ヒドロカルビル基であるものとし、各Rは独立してH
    及びヒドロカルビル基よりなる群から選択されるが、但
    し該置換基のうちの少なくとも1個はヒドロカルビル基
    であるものとし、Rはアルキレン基であり、各R
    独立してH及びヒドロカルビル基よりなる群から選択さ
    れ、そしてrは3である請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 エポキシドがエチレンオキシドであり、
    1,3−ジオールが1,3−プロパンジオールであり、
    そして3−ヒドロキシアルデヒドが3−ヒドロキシプロ
    ピオンアルデヒドである請求項1記載の方法。
  10. 【請求項10】 エポキシドと一酸化炭素と水素との組
    合わせを、少なくとも一部分が該エポキシドのヒドロホ
    ルミル化を促進させるのに有効であるところのロジウム
    含有触媒の存在下に1,3−ジオール及び3−ヒドロキ
    シアルデヒドのうちの少なくとも1つを形成するのに有
    効な条件下に接触させ、この場合に該ロジウム含有触媒
    組成物は有機含有陽イオンを含み、そして該ロジウム含
    有触媒組成物の少なくとも一部分はエポキシドを実質上
    含めずに形成されることからなる1,3−ジオール又は
    3−ヒドロキシアルデヒドの製造法。
  11. 【請求項11】 ロジウム含有触媒組成物の少なくとも
    大部分が、エポキシドを実質上含めずに形成される請求
    項10記載の方法。
  12. 【請求項12】 ロジウム含有触媒組成物の実質上全部
    が実質上エポキシドを結合させずに形成される請求項1
    0記載の方法。
  13. 【請求項13】 エポキシドが式 【化2】 [式中、各Rは水素、1〜約12個の炭素原子を含有す
    る一価脂肪族又は芳香族基、4〜約6個の炭素原子を含
    有する二価脂肪族基、及び二価である他のRとの結合か
    ら選択される]を有する請求項10記載の方法。
  14. 【請求項14】 ロジウム含有触媒組成物が、陰イオン
    種中に存在するロジウムを含む請求項10記載の方法。
  15. 【請求項15】 有機含有陽イオンが、周期律表の第V
    a族又は第VIa族からの元素を含む請求項10記載の
    方法。
  16. 【請求項16】 有機含有陽イオンが、[Y(R
    (R)(R)(R)]、[Y(R
    (R)(R)]、[(R P)N]
    [(R−Y−R−Y(R2+及びこれ
    らの混成基よりなる群から選択され、ここでYは周期律
    表の第Va族の元素であり、Yは周期律表の第VIa
    族の元素であり、R,R,R及びRは独立して
    H及びヒドロカルビル基よりなる群から選択されるが、
    但し該有機含有陽イオンのどれかの置換基のうちの少な
    くとも1つはヒドロカルビル基であるものとし、各R
    は独立してH及びヒドロカルビル基よりなる群から選択
    されるが、但し該置換基のうちの少なくとも1個はヒド
    ロカルビル基であるものとし、Rはアルキレン基であ
    り、各Rは独立してH及びヒドロカルビル基よりなる
    群から選択され、そしてrは3である請求項10記載の
    方法。
  17. 【請求項17】 ロジウム含有触媒組成物が、接触に先
    立って形成される請求項10記載の方法。
  18. 【請求項18】 エポキシドがエチレンオキシドであ
    り、1,3−ジオールが1,3−プロパンジオールであ
    り、そして3−ヒドロキシアルデヒドが3−ヒドロキシ
    プロピオンアルデヒドである請求項10記載の方法。
  19. 【請求項19】 エポキシドと一酸化炭素と水素との組
    合わせを、該エポキシドのヒドロホルミル化を促進させ
    るのに有効なロジウム含有触媒組成物の存在下に1,3
    −ジオール及び3−ヒドロキシアルデヒドのうちの少な
    くとも1つを形成するのに有効な条件で接触させ、この
    場合に該ロジウム含有触媒組成物の少なくとも一部分が
    該組合わせの実質的な不在下に形成されることからなる
    1,3−ジオール又は3−ヒドロキシアルデヒドの製造
    法。
  20. 【請求項20】 ロジウム含有触媒組成物の少なくとも
    大部分が組合わせの実質的な不在下に形成される請求項
    19記載の方法。
  21. 【請求項21】 ロジウム含有触媒組成物の実質上全部
    が組合わせの実質的な不在下に形成される請求項19記
    載の方法。
  22. 【請求項22】 エポキシドが式 【化3】 [各Rは水素、1〜約12個の炭素原子を含有する一価
    脂肪族又は芳香族基、4〜約6個の炭素原子を含有する
    二価脂肪族基、及び二価である他のRとの結合から選択
    される]を有する請求項19記載の方法。
  23. 【請求項23】 ロジウム含有触媒組成物の少なくとも
    一部分がエポキシドの実質的な不在下に形成される請求
    項19記載の方法。
  24. 【請求項24】 接触が、促進用量のアルカリ金属イオ
    ンの実質的な不在下に行われる請求項19記載の方法。
  25. 【請求項25】 接触が、周期律表の第Va族又は第V
    Ia族からの元素を含む有機含有陽イオンの存在下に行
    われる請求項19記載の方法。
  26. 【請求項26】 有機含有陽イオンが、[Y(R
    (R)(R)(R)]、[Y(R
    (R)(R)]、[(R P)N]
    [(R−Y−R−Y(R2+及びこれ
    らの混成基よりなる群から選択され、ここでYは周期律
    表の第Va族の元素であり、Yは周期律表の第VIa
    族の元素であり、R,R,R及びRは独立して
    H及びヒドロカルビル基よりなる群から選択されるが、
    但し該有機含有陽イオンのどれかの置換基のうちの少な
    くとも1つはヒドロカルビル基であるものとし、各R
    は独立してH及びヒドロカルビル基よりなる群から選択
    されるが、但し該置換基のうちの少なくとも1個はヒド
    ロカルビル基であるものとし、Rはアルキレン基であ
    り、各Rは独立してH及びヒドロカルビル基よりなる
    群から選択され、そしてrは3である請求項25記載の
    方法。
  27. 【請求項27】 一方の帯域においてロジウム含有触媒
    組成物を形成し、しかる後に該ロジウム含有触媒組成物
    を異なる帯域に移し、そこで接触を行なうことを更に含
    む請求項19記載の方法。
  28. 【請求項28】 エポキシドがエチレンオキシドであ
    り、1,3−ジオールが1,3−プロパンジオールであ
    り、そして3−ヒドロキシアルデヒドが3−ヒドロキシ
    プロピオンアルデヒドである請求項19記載の方法。
  29. 【請求項29】 エポキシドと一酸化炭素と水素との組
    合わせを、該エポキシドのヒドロホルミル化を促進させ
    るのに有効なロジウム含有触媒組成物の存在下に1,3
    −ジオール及び3−ヒドロキシアルデヒドのうちの少な
    くとも1つを形成するのに有効な条件において接触さ
    せ、この場合にロジウム含有触媒は、ロジウム源と該ロ
    ジウム源接触の条件において陽イオンを形成することが
    できる1種以上の成分と酸とを、ロジウムが陰イオン種
    中に存在するようなロジウム含有触媒組成物を形成させ
    るのに有効な条件において該ロジウム源接触でのロジウ
    ム対酸モル比を約0.6未満にして接触させることを包
    含する方法によって形成されることからなる1,3−ジ
    オール又は3−ヒドロキシアルデヒドの製造法。
  30. 【請求項30】 モル比が約0.2〜約0.6の範囲内
    である請求項20記載の方法。
  31. 【請求項31】 成分が、ホスフィン、エポキシド及び
    それらの混合物よりなる群から選択される1種以上の物
    質を含む請求項29記載の方法。
  32. 【請求項32】 酸がプロトン酸である請求項29記載
    の方法。
  33. 【請求項33】 酸が燐酸である請求項29記載の方
    法。
  34. 【請求項34】 エポキシドがエチレンオキシドであ
    り、1,3−ジオールが1,3−プロパンジオールであ
    り、そして3−ヒドロキシアルデヒドが3−ヒドロキシ
    プロピオンアルデヒドである請求項29記載の方法。
  35. 【請求項35】 ロジウム含有陰イオン及び有機含有陽
    イオンを含むが、エポキシドを実質上含まない組成物で
    あって、エポキシドのヒドロホルミル化を促進させる触
    媒活性を有する組成物。
  36. 【請求項36】 液状媒体を更に含む請求項35記載の
    組成物。
  37. 【請求項37】 酸を更に含む請求項35記載の組成
    物。
  38. 【請求項38】 酸がプロトン酸である請求項37記載
    の組成物。
  39. 【請求項39】 有機含有陽イオンが周期律表第Va族
    又は第VIa族からの元素を含む請求項35記載の組成
    物。
  40. 【請求項40】 有機含有陽イオンが、[Y(R
    (R)(R)(R)]、[Y(R
    (R)(R)]、[(R P)N]
    [(R−Y−R−Y(R2+及びこれ
    らの混成基よりなる群から選択され、ここでYは周期律
    表の第Va族の元素であり、Yは周期律表の第VIa
    族の元素であり、R,R,R及びRは独立して
    H及びヒドロカルビル基よりなる群から選択されるが、
    但し該有機含有陽イオンのどれかの置換基のうちの少な
    くとも1つはヒドロカルビル基であるものとし、各R
    は独立してH及びヒドロカルビル基よりなる群から選択
    されるが、但し該置換基のうちの少なくとも1個はヒド
    ロカルビル基であるものとし、Rはアルキレン基であ
    り、各Rは独立してH及びヒドロカルビル基よりなる
    群から選択され、そしてrは3である請求項35記載の
    組成物。
  41. 【請求項41】 組成物が実質上アルカリ金属イオンを
    含まない請求項35記載の組成物。
  42. 【請求項42】 ロジウム含有陰イオン及び有機含有陽
    イオンを含む組成物であって、該組成物の少なくとも一
    部分はエポキシドを実質上含めずに形成され、しかもエ
    ポキシドのヒドロホルミル化を促進させる触媒活性を有
    する組成物。
  43. 【請求項43】 触媒の少なくとも大部分がエポキシド
    を実質上含めずに形成される請求項42記載の組成物。
  44. 【請求項44】 組成物の実質上全部がエポキシドを実
    質上含めずに形成される請求項42記載の組成物。
  45. 【請求項45】 液状媒体を更に含む請求項42記載の
    組成物。
  46. 【請求項46】 酸を更に含む請求項42記載の組成
    物。
  47. 【請求項47】 酸がプロトン酸である請求項46記載
    の組成物。
  48. 【請求項48】 有機含有陽イオンが、周期律表の第V
    a族又は第VIa族からの元素を含む請求項42記載の
    組成物。
  49. 【請求項49】 有機含有陽イオンが、[Y(R
    (R)(R)(R)]、[Y(R
    (R)(R)]、[(R P)N]
    [(R−Y−R−Y(R2+及びこれ
    らの混成基よりなる群から選択され、ここでYは周期律
    表の第Va族の元素であり、Yは周期律表の第VIa
    族の元素であり、R,R,R及びRは独立して
    H及びヒドロカルビル基よりなる群から選択されるが、
    但し該有機含有陽イオンのどれかの置換基のうちの少な
    くとも1つはヒドロカルビル基であるものとし、各R
    は独立してH及びヒドロカルビル基よりなる群から選択
    されるが、但し該置換基のうちの少なくとも1個はヒド
    ロカルビル基であるものとし、Rはアルキレン基であ
    り、各Rは独立してH及びヒドロカルビル基よりなる
    群から選択され、そしてrは3である請求項42記載の
    組成物。
  50. 【請求項50】 組成物がアルカリ金属陽イオンを実質
    上含まない請求項42記載の組成物。
  51. 【請求項51】 ロジウム含有陰イオン、酸及び触媒を
    含み、ロジウム対酸のモル比が約0.6未満であり、し
    かもエポキシドのヒドロホルミル化を促進させる触媒活
    性を有する組成物。
  52. 【請求項52】 モル比が約0.2〜約0.6の範囲内
    である請求項51記載の組成物。
  53. 【請求項53】 陽イオンが、ホスフィン、エポキシド
    及びそれらの混合物よりなる群から選択される物質から
    少なくとも一部分誘導される請求項51記載の組成物。
  54. 【請求項54】 酸がプロトン酸である請求項51記載
    の組成物。
  55. 【請求項55】 酸が燐酸である請求項51記載の組成
    物。
  56. 【請求項56】 エポキシドを実質上含まない液状媒体
    中においてロジウム源と有機含有陽イオンを含むイオン
    性成分とを、ロジウムが陰イオン性種中に存在し且つエ
    ポキシドのヒドロホルミル化を促進させる触媒活性を有
    するところのロジウム含有組成物を生成させるのに有効
    な条件において接触させることからなるロジウム含有組
    成物の製造法。
  57. 【請求項57】 ロジウム含有組成物が液状媒体中に可
    溶性である請求項56記載の方法。
  58. 【請求項58】 触媒が酸の存在下に行われる請求項5
    6記載の方法。
  59. 【請求項59】 酸がプロトン酸である請求項58記載
    の方法。
  60. 【請求項60】 ロジウム源及びイオン性成分が液状媒
    体中に可溶性である請求項56記載の方法。
  61. 【請求項61】 イオン性成分が、ロジウムを含む陰イ
    オン種の形成を促進させるのに十分な塩基性を有する陰
    イオンを含む請求項56記載の方法。
  62. 【請求項62】 有機含有陽イオンが、周期律表の第V
    a族又は第VIa族からの元素を含む請求項56記載の
    方法。
  63. 【請求項63】 有機含有陽イオンが、[Y(R
    (R)(R)(R)]、[Y(R
    (R)(R)]、[(R P)N]
    [(R−Y−R−Y(R2+及びこれ
    らの混成基よりなる群から選択され、ここでYは周期律
    表の第Va族の元素であり、Yは周期律表の第VIa
    族の元素であり、R,R,R及びRは独立して
    H及びヒドロカルビル基よりなる群から選択されるが、
    但し該有機含有陽イオンのどれかの置換基のうちの少な
    くとも1つはヒドロカルビル基であるものとし、各R
    は独立してH及びヒドロカルビル基よりなる群から選択
    されるが、但し該置換基のうちの少なくとも1個はヒド
    ロカルビル基であるものとし、Rはアルキレン基であ
    り、各Rは独立してH及びヒドロカルビル基よりなる
    群から選択され、そしてrは3である請求項56記載の
    方法。
  64. 【請求項64】 接触がアルカリ金属イオンの実質的な
    不在下に行われる請求項56記載の方法。
  65. 【請求項65】 ロジウム源と、接触条件で陽イオンを
    生成することができる1種以上の成分と、酸とを、ロジ
    ウムが陰イオン性種中に存在し且つエポキシドのヒドロ
    ホルミル化を促進させる触媒活性を有するロジウム含有
    組成物を形成するのに有効な条件においてロジウム対該
    酸のモル比を約0.6未満にして接触させることからな
    るロジウム含有組成物の製造法。
  66. 【請求項66】 モル比が約0.2〜約0.6の範囲内
    である請求項65記載の方法。
  67. 【請求項67】 成分が、ホスフィン、エポキシド及び
    それらの混合物よりなる群から選択される1種以上の物
    質を含む請求項65記載の方法。
  68. 【請求項68】 酸がプロトン酸である請求項65記載
    の方法。
  69. 【請求項69】 酸が燐酸である請求項65記載の方
    法。
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