JPH05116817A - 帯状物接続装置 - Google Patents

帯状物接続装置

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JPH05116817A
JPH05116817A JP28521391A JP28521391A JPH05116817A JP H05116817 A JPH05116817 A JP H05116817A JP 28521391 A JP28521391 A JP 28521391A JP 28521391 A JP28521391 A JP 28521391A JP H05116817 A JPH05116817 A JP H05116817A
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JP
Japan
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strip
roll
belt
belt conveyor
shaped material
Prior art date
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Pending
Application number
JP28521391A
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English (en)
Inventor
Sadahisa Komatsu
禎久 小松
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】一定幅の帯状物であれば、帯状物ロールの外径
の大きさあるいは真円の変形に関係なく帯状物ロールか
ら繰り出される帯状物を自動供給して帯状物間を自動的
に接続する。 【構成】第一ベルトコンベア141及びこれとは逆方向
へ回転し互いに縦列の略V字形の第二、第三ベルトコン
ベア142A、142Bと、これら両者間に設けられた
支持シャフト150と、ベルトコンベア142Aで帯状
物ロールRの帯状物Tを吸着する真空チャンバー152
と、吸着された帯状物Tを検知する先端部検知センサー
153と、帯状物ロールR1 の帯状物T1 を検知する終
端部検知センサー154とを備え、支持シャフト150
で支持されたロールR1 にベルトコンベア142Aを圧
接させ、帯状物Tの先端部を先端部検知センサー153
で検知してロールRの回転を停止させ、この間に終端部
検知センサー154でロールR1 の終端部近傍を検知し
てベルトコンベア141をロールR1 に圧接し、支持シ
ャフト150をロールRから離脱させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紙類、布類等の帯状物
が巻回された帯状物ロールから帯状物を繰り出し、この
帯状物に所定の加工をする際に、消費された帯状物ロー
ルの帯状物に新たに供給された帯状物ロールの帯状物を
自動的に接続する帯状物接続装置に関し、更に詳しく
は、帯状物ロールの外径の大きさ、その変形に左右され
ることなく帯状物を接続することができる帯状物接続装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】紙類、布類等の帯状物を加工する場合に
は、帯状物をロール状に巻回した帯状物ロールから帯状
物を供給して加工するが、このような加工ラインでは、
消費された帯状物ロールの帯状物に新たに供給された帯
状物ロールの帯状物を接続する必要がある。そこで従来
は、各帯状物ロールの帯状物を接続する作業は殆どの場
合人手によって行なわれていた。その方法として、例え
ば、新たな帯状物ロールを原反軸に装着した後、作業員
が帯状物ロールの帯状物の先端部を探してそれを繰り出
し、更に、この先端部を先行の帯状物ロールの帯状物の
後端部まで導いた後、その先端部を後端部に接続用テー
プを用いて接続する方法を採っていた。あるいは、回転
テーブルの複数の原反軸に帯状物ロールを装着し、各帯
状物ロールから帯状物の先端部を繰り出して上述したの
と同様に人手によって接続するのが一般的な方法であっ
た。
【0003】そこで最近、この接続作業を自動化した技
術として特公平2−50022号公報に記載の帯状物接
続装置が提案された。この帯状物接続装置は、略V字型
に配設した一対の第1トラフ部及び第2トラフ部間に、
新たな帯状物ロールを供給するだけで、該帯状物ロール
からの帯状物の供給を自動的に行ない、且つ先行する帯
状物への接続を一方向面の紙継ぎで自動的に行なうこと
ができ、もって、帯状物ロールの供給から帯状物の接続
までの作業を自動化したのものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特公平
2−50022号公報に記載された帯状物接続装置で
は、帯状物の接続作業を自動化することができるもの
の、この装置はある決まった外径を有し、しかも真円に
近い状態の帯状物ロールについてはその帯状物を自動的
に接続することができるが、外径が変動したり、真円が
崩れ変形している帯状物ロール間の帯状物を接続するこ
とが難しいため、一般的な帯状物ロールを自動供給して
接続するには解決すべき種々の課題が依然として残され
ていた。
【0005】従って、本発明の目的は、一定幅の帯状物
であれば、帯状物ロールの外径の大きさあるいは真円の
変形に関係なく帯状物ロールから繰り出される帯状物を
自動供給して帯状物間を自動的に接続することができる
帯状物接続装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、先行する帯状
物ロールから繰り出された帯状物の終端部に新たに供給
された後行の帯状物ロールから繰り出される帯状物の先
端部を接続して帯状物を連続的に帯状物加工部へ供給す
る帯状物接続装置において、第一ベルトコンベア及び第
一ベルトコンベアとは逆方向へ回転し互いに縦列に配列
された第二、第三ベルトコンベアを有し、且つ第一ベル
トコンベア及び第二、第三ベルトコンベアは先端間が狭
くなるようにそれぞれ略V字形に配設され、第一ベルト
コンベアと第二ベルトコンベアの間には、後行の帯状物
ロールを芯管で支持する、上下動及び進退動可能な支持
シャフトを設け、第二ベルトコンベアには、後行の帯状
物ロールの帯状物を吸着する帯状物吸着部を設けると共
に、帯状物吸着部の下方には、帯状物の先端部を検知す
る第一センサーを設け、第三ベルトコンベアには、先行
の帯状物ロールの帯状物の終端部近傍を検知する第二セ
ンサーを設け、第二ベルトコンベアを支持シャフトによ
って支持された後行の帯状物ロールに圧接させて後行の
帯状物ロールを回転させ、この回転により繰り出された
帯状物の先端部を第一センサーが検知することにより後
行の帯状物ロールの回転を停止させ、この停止の間に第
二センサーが先行の帯状物ロールの終端部近傍を検知す
ることにより第一及び/または第二ベルトコンベアを後
行の帯状物ロールに圧接させることによりこの帯状物ロ
ールを回転させ、帯状物の接続後は、第一ベルトコンベ
アと第三コンベアが後行の帯状物ロールに圧接された時
点で支持シャフトをこの帯状物ロールから離脱させるよ
うにしたことを特徴とする帯状物接続装置を提供するこ
とにより上記目的を達成したものである。
【0007】
【作用】本発明によれば、第二ベルトコンベアが新たな
に供給されて支持シャフトによって支持された後行の帯
状物ロールに圧接してこの帯状物ロールを回転させる
と、この回転によって繰り出された帯状物の先端部を第
一センサーが検知し、この検知によって後行の帯状物ロ
ールの回転を停止させ、この停止の間に第二センサーが
先行の帯状物ロールの終端部近傍を検知すると、この検
知によって第一及び/または第二ベルトコンベアが後行
の帯状物ロールを圧接してこの帯状物ロールを回転さ
せ、後行の帯状物ロールから繰り出された帯状物の先端
部を先行の帯状物ロールの帯状物ロールの後端部に接続
した後、第一ベルトコンベアと第三コンベアが後行の帯
状物ロールに圧接された時点で支持シャフトをこの帯状
物ロールの芯管から離脱させると共に第一ベルトコンベ
アをV字形の角度が開く方向へ移動させることができ
る。
【0008】
【実施例】以下、図1〜図14に示す実施例の基づいて
本発明について説明する。尚、各図中、図1は本発明の
帯状物接続装置の一実施例を示す正面図、図2は図1に
示す帯状物接続装置の側面図、図3は図1に示す帯状物
接続装置に用いられる帯状物ロールの中心位置を検知す
る装置を拡大して示す斜視図、図4は図3に示す中心位
置検知装置に用いられるセンサーの一例を示す正面図、
図5〜図7はそれぞれ図4に示すセンサーの他の例を示
す正面図、図8は図7に示すセンサーによって検知され
た画像を示す図、図9〜図11は帯状物ロールの中心位
置を検知後に帯状物ロールを所定の線上を移動させる状
態を示す概略側面図、図12〜図14は帯状物ロールが
変形している場合の中心位置を検知する状態を示す正面
図である。
【0009】本実施例の帯状物接続装置100は、図
1、図2に示すように、これと隣接するストックマガジ
ン200からこれに多数ストックされた帯状物ロールR
の供給を受け、先行する帯状物ロールR1 から繰り出さ
れた帯状物T1 の終端部に新たに供給された後行の帯状
物ロールRから繰り出される帯状物Tの先端部を接続し
て帯状物T1 を連続的に帯状物加工部(図示せず)へ供
給するように構成されている。
【0010】即ち、上記帯状物接続装置100は、スト
ックマガジン200から帯状物ロールRを受給して帯状
物ロールRの中心を検知すると共に帯状物ロールRを移
送する中心位置検知・供給装置120と、中心位置検知
・供給装置120の下方に配設され、この装置120に
よって移送された帯状物ロールRから帯状物Tを繰り出
して先行する帯状物ロールR1 の帯状物T1 に接続する
接続装置140とを備えて構成されている。
【0011】而して、上記接続装置140は、図1に示
すように、先端間が狭くなるようにそれぞれ略V字形を
形成するように配設された左右一対のベルトコンベアを
備えて構成されている。そして、右側に配設されたベル
トコンベアは第一ベルトコンベア141から構成され、
左側に配設されたベルトコンベアは縦列に配列して連設
された二つの第二、第三ベルトコンベア142A、14
2Bから構成され、しかも第二、第三ベルトコンベア1
42A、142Bは第一ベルトコンベア141とは逆方
向へ回転するように構成されている。
【0012】更に、第一ベルトコンベア141は、支持
軸143で枢支されおり、このベルトコンベア141の
外側上方に配設されたシリンダ144によって支持軸1
43を中心に図1矢示A方向に揺動するように構成され
ている。また、第二ベルトコンベア142Aは、支持軸
145において枢支されており、このベルトコンベア1
42Aの外側上方に配設されたシリンダ146によって
支持軸145を中心に揺動するように構成されている。
更に、第三ベルトコンベア142Bは、支持軸147に
おいて枢支されており、このベルトコンベア142Bの
外側下方に配設されたシリンダ148によって支持軸1
47中心に揺動するように構成されている。
【0013】また、第一ベルトコンベア141と第二ベ
ルトコンベア142Aの間の上部にはロール検知センサ
149が配設され、このロール検知センサ149によっ
て第一ベルトコンベア141と第二ベルトコンベア14
2A間に新たに供給された後行の帯状物ロールRを検知
し、これら両ベルトコンベア141、142A及び第二
ベルトコンベア142Aに付帯する後述の設備を駆動さ
せるように構成されている。
【0014】更に、第二ベルトコンベア142Aは、多
数の孔を有するベルトによって形成され、後述のように
後行の帯状物ロールRから繰り出される帯状物Tを移送
するように構成されている。即ち、この第二ベルトコン
ベア142Aには剥離ドラム151及び帯状物吸着部
(真空チャンバー)152が配設され、この剥離ドラム
151で帯状物ロールRから帯状物Tの先端を剥離し、
剥離した帯状物Tを真空チャンバー152で第二ベルト
コンベア142Aの面に吸着し、この状態で第二ベルト
コンベア142Aによって支持シャフト150で支持さ
れた帯状物ロールRから帯状物Tを繰り出しながらその
先端部を下流側(第三ベルトコンベア142B)へ移送
するように構成されている。
【0015】また、上記真空チャンバー152の下方、
より具体的には第三ベルトコンベア142Bの上端部に
は第一センサー(先端部検知センサー)153が配設さ
れ、この先端部検知センサー153によって第二ベルト
コンベア142Aから移送されてくる帯状物Tの先端部
を第三ベルトコンベア142Bにおいて検知し、この検
知信号に基づいて第二ベルトコンベア142Aの回転を
停止させるようにしている。
【0016】また、第一ベルトコンベア141と第二ベ
ルトコンベア142Aの間には、後行の帯状物ロールR
を芯管で支持する支持シャフト150が配設され、この
支持シャフト150は、後述の第二中心検知センサの検
知信号に基づいて駆動するように構成されている。即
ち、この支持シャフト150は、図2に示すように、破
線の位置から矢示B方向(図1では紙面に垂直方向、図
2では左右方向)に実線の位置まで進出して上記中心位
置検知装置120によって中心が検知された帯状物ロー
ルRの芯管内に挿入してこれを支持すると共に、帯状物
ロールRの消費に伴って矢示C方向に下降し、この消費
後には後述のように次の帯状物ロールRを支持するため
に矢示D方向に退動し更に矢示E方向に上昇して元の位
置(上記破線の位置)へ復帰するように構成されてい
る。尚、この支持シャフト150の昇降機構としては従
来公知の手段を適宜採用することができる。
【0017】一方、第三ベルトコンベア142Bの先端
下方には第二センサー(終端部検知センサー)154が
配設され、先行する帯状物ロールR1 の帯状物T1 が消
費されてこの帯状物T1 が末端近くになるとその終端部
近傍に貼着されたテープ(図示せず)を終端部検知セン
サー154によって検知し、この検知信号に基づいて第
二ベルトコンベア142Aを高速駆動させてると共に、
シリンダ144を駆動させて高速回転する第一ベルトコ
ンベア141を帯状物ロールRに圧接させてこれら両者
141、142Aで後行の帯状物ロールRの帯状物Tを
第三ベルトコンベア142Bへ速送りしてその先端部を
第三ベルトコンベア142Bと先行の帯状物ロールR1
の帯状物T1 の終端部との間に挟み込み、これら両者を
繋ぎ合わせるようにしている。尚、上記先端部には予め
接続用のテープが貼着されており、このテープを介して
上記先端部が上記終端部に接続されるようになってい
る。
【0018】また、第三ベルトコンベア142Bは、終
端部検知センサー154の検知信号に基づいて駆動する
シリンダ148によってその先端を図1の一点鎖線位置
まで揺動させて第一ベルトコンベア141先端との間隔
を広げ、帯状物ロールR1 の芯管を落下、排出させると
共に、シリンダ146を作動させて第二ベルトコンベア
142Aを外側へ揺動させて支持シャフト150で支持
された帯状物ロールRとの接触を解除して、接続された
後の帯状物ロールRの帯状物Tを第一ベルトコンベア1
41のみによって繰り出すように構成されている。
【0019】また、第三ベルトコンベア142Bと第一
ベルトコンベア141の先端下方にはニップロール15
5、155が配設され、これらのニップロール155、
155は上記終端部検知センサー154の検知信号に基
づいて駆動して上記先端部と上記終端部を押圧して上記
接続用のテープによってこれら両者を確実に接続して帯
状物加工部へ移送するように構成されている。また、第
三ベルトコンベア142Bと第一ベルトコンベア141
の間には第二ロール検知センサー156が配設され、こ
の第二ロール検知センサー156は第三ベルトコンベア
142Bと第一ベルトコンベア141の間に供給された
後行の帯状物ロールR1を検知し、この検知信号に基づ
いて上記ストックマガジン200から新たな帯状物ロー
ルRを供給するように構成されている。尚、157は上
下動可能なダンサーロールである。
【0020】更に、上記中心位置検知・供給装置120
は、上述のようにストックマガジン200から受給した
帯状物ロールRの芯管の中空部(中心空部)を検知して
上述の接続装置140へ帯状物ロールRを引き渡す装置
である。即ち、上記中心位置検知・供給装置120は、
図1乃至図11に示すように、新たに供給された後行の
帯状物ロールRの周面を支承すると共に、支承した状態
で帯状物ロールRを回転させる一対の支承ローラー12
1、121と、支承ローラー121、121で回転され
ている帯状物ロールRの中心空部を所定の鉛直線122
上で検知する検知手段としての第一、第二中心検知セン
サー123、124と、第一、第二中心検知センサー1
23、124に基づいて、帯状物ロールRの中心空部が
鉛直線122上にあるときに、帯状物ロールRを所定距
離sまで鉛直線122に沿って降下させるための一対の
支承ローラー121、121の昇降機構125とを備え
て構成されている。
【0021】上記支承ローラー121、121及び第一
中心検知センサー123はいずれも、新たに供給された
帯状物ロールRを検知するロール検知センサー126の
検知信号に基づいて駆動する上記昇降機構125を介し
て図3矢示F方向で昇降可能に構成されている。この昇
降機構125は、図1、図3に示すように、ロール検知
センサー126の検知信号に基づいて駆動するモータ1
25Aと、モータ125Aのプーリを介して連結された
プーリ付きのボールスクリュー125Bと、ボールスク
リュー125Bと対を成して並設されたロッド125C
と、ロッド125Cとボールスクリュー125Bに保持
された支持プレート125Dとを備え、モータ125A
から駆動力を得たボールスクリュー125Bの回転によ
って支持プレート125Dを昇降させるように構成され
ている。
【0022】また、上記支持プレート125Dには、図
3に示すように、支承ローラー121、121、右側の
支承ローラー121を上記ロール検知センサー126の
検知信号に基づいて駆動するモータ125E、及び第一
中心検知センサー123がそれぞれ支持されている。更
に、この支持プレート125Dには、支承ローラー12
1、121の各支持点と三角形を形成する位置に縦長の
楕円孔125Fが形成され、この楕円孔125Fに第一
中心検知センサー123を臨ませて帯状物ロールRの中
心空部を検知するようにしてある。
【0023】また、上記第一中心検知センサー123
は、例えば、図4に示すように、上記楕円孔125Fの
長軸に沿ってそれぞれ一定の間隔をもって配設された光
電管123Aからなり、3個の光電管123Aが全てオ
フになった時に帯状物ロールRの中心と鉛直線122と
が一致したものとして検知し、この検知信号によってモ
ータ125Eを停止するように構成されている。
【0024】また、上記第一中心検知センサー123
は、図5に示すように、上記鉛直線122の両側に左右
対称となるように2列に配設したり、更に、図4に示す
ものと図5に示すものとを組み合わせて図6に示すよう
に、3列配設することによって検知精度をより向上させ
ることができる。尚、この第一中心検知センサー123
で帯状物ロールRの中心を鉛直線上に一致させるに要す
る時間は6秒程度である。
【0025】また、上記第一中心検知センサー123と
しては、図7に示すカメラを用いることができる。この
場合には、第一中心検知センサー123によって撮像さ
れた帯状物ロールRの芯管を図8に示すCRT等の画面
123B上の画像(同図中斜線で示した部分)で確認し
ながらモータ125Eの回転を操作して芯管の中心を所
定の鉛直線122上に一致させることができるように構
成されている。
【0026】また、上記第二中心検知センサー124
は、図9に示すように、上記昇降機構125に対して帯
状物ロールRを隔てた位置に配設され、帯状物ロールR
の中心空部が所定の鉛直線122上に一致した状態で上
記昇降機構125を介して下降する帯状物ロールRの中
心空部を検知するように構成されている。そして、図1
0に示すように第二中心検知センサー124が帯状物ロ
ールRの中心空部を検知した後、更に、図11に示すよ
うに帯状物ロールRが上記昇降機構125を介して所定
距離s(図9〜図11参照)だけ下降すると、既に待機
している支持シャフト150が駆動して芯管に挿入して
帯状物ロールRを支持するように構成されている。
【0027】また、上記帯状物接続装置100へ帯状物
ロールRを供給する上記ストックマガジン200は、図
2に示すように、複数の帯状物ロールRを格納する拡縮
可能なマガジン210と、マガジン210の中心に沿っ
て配設されたボールスクリュー220と、ボールスクリ
ュー220に螺装された搬送プレート230と、搬送プ
レート230を往復動させるためにボールスクリュー2
20の端部のプーリにベルトを介して連結されたモータ
230とを備え、モータ230の駆動によってボールス
クリュー220を介して搬送プレート240を徐々に前
進させて帯状物ロールRを一個ずつ供給装置250(図
1参照)へ供給するように構成されている。尚、同図
中、260は搬送コンベアである。
【0028】上記供給装置250は、搬送プレート24
0によって押し出された一個の帯状物ロールRを受け取
って上記帯状物接続装置100へ供給する装置で、図
1、図2に示すように、上記ストックマガジン200の
前面で且つ上記帯状物接続装置100の支承ローラー1
21、121に隣接する位置に配設されている。即ち、
この供給装置250は、図1に示すように、帯状物ロー
ルRを支承する一対の支承ローラー251、251と、
一対の支承ローラー251、251間に配設されこれら
によって支承される帯状物ロールRを検知するセンサー
252と、センサー252の検知信号に基づいて駆動す
るシリンダ253とを備えている。上記一対の支承ロー
ラー251、251とセンサー252は、帯状物ロール
Rの外径の大きさに応じてシリンダ254により一体的
に昇降すると共に、上記シリンダ253により傾斜して
支承する帯状物ロールRを上記帯状物接続装置100側
へ供給するように構成されている。尚、255は帯状物
ロールRの巻き方向を検知するセンサーである。
【0029】次に、本実施例の帯状物接続装置100の
動作について説明する。まず、ストックマガジン200
のモータ230が駆動すると、ボールスクリュー220
が回転して搬送プレート230を徐々に前進させて搬送
コンベア260の作用と相俟って帯状物ロールRをスト
ックマガジン200から供給装置250へ供給する。供
給装置250が支承ローラー251、251上で帯状物
ロールRを受け取ると、センサー252がこれを検知し
てその検知信号によりシリンダ254を作動させて支承
ローラー251、251を帯状物接続装置100側へ傾
斜させて帯状物ロールRを帯状物接続装置100の中心
位置検知・供給装置120へ供給する。
【0030】中心位置検知・供給装置120では、供給
装置250から受け取った帯状物ロールRをロール検知
センサー126により検知して昇降機構125のモータ
125Aを駆動させると、ボールスクリュー125Bが
駆動して支持プレート125Dを介して支承ローラー1
21、121を下降させる。この時、図12に示すよう
に帯状物ロールRが真円を保ってその中心が鉛直線12
2に一致した状態であれば、第一中心検知センサー12
3の3個の光電管123Aがオフ状態で支承ローラー1
21、121は停止したまま支承ローラー121、12
1は下降する。また、図13に示すように帯状物ロール
Rが多少変形して真円が崩れてその中心が鉛直線122
からズレた状態であれば、第一中心検知センサー123
がオン状態になってモータ125Eを駆動させて帯状物
ロールRを同図矢示のように時計方向へ回転させ、この
間に第一中心検知センサー123の3個の光電管123
Aが帯状物ロールRの中心空部を検知してオフ状態にな
ると、モータ125Eが支承ローラー121、121の
回転を停止させて図14に示すように帯状物ロールRの
中心が鉛直線122に一致した状態になる。
【0031】中心が鉛直線122に一致した状態で中心
位置検知・供給装置120がそのまま下降すると、第二
中心検知センサー124が鉛直線122上を通過する帯
状物ロールRの中心を検知する。この検知信号に基づい
て支持シャフト150が図2に示す上方の破線位置から
実線位置へ進出してその先端を帯状物ロールRの中心空
部へ挿入して帯状物ロールRを支持する。この時、ロー
ル検知センサー149が第一ベルトコンベア141と第
二ベルトコンベア142A間に供給された帯状物ロール
Rを検知してシリンダ146を駆動させて第二ベルトコ
ンベア142Aを支持シャフト150によって支持され
た帯状物ロールRに圧接してこの帯状物ロールRを低速
回転させると共に、剥離ドラム151、真空チャンバー
152を駆動させて帯状物Tの先端をそのロールRから
繰り出して第二ベルトコンベア142Aによって第三ベ
ルトコンベア142Bへ移送させる。
【0032】第三ベルトコンベア142Bでは、先端部
検知センサー153が移送されてくる帯状物Tの先端を
検知して第二ベルトコンベア142Aの回転を停止させ
て帯状物ロールRからの帯状物Tの繰り出しを停止させ
る。この間に、先行の帯状物ロールR1 が消費されて終
端部検知センサー154が先行の帯状物ロールR1 の帯
状物T1 の終端部近傍を検知して第二ベルトコンベア1
42Aを第一ベルトコンベア141に合わせて高速回転
させると共に、シリンダ144を駆動させて第一ベルト
コンベア141を支持軸143を中心に揺動させて帯状
物ロールRに圧接して第一ベルトコンベア141で帯状
物Tの先端部を速送りする。また、これと並行して第二
ベルトコンベア142Aを支持軸145を中心に揺動し
て帯状物ロールRとの接触を解除する。
【0033】これによってこの先端部の接続用のテープ
が先行の帯状物T1の終端部に重合した状態でニップロ
ール155、155側へ達する。この時点では既にニッ
プロール155、155が互いに密着しており、この間
を通過する帯状物Tの先端部と帯状物T1 の終端部とが
テープを介して接続されて後行の帯状物ロールRから帯
状物Tを帯状物加工部へ連続して移送すると共に、シリ
ンダ148を駆動させて第三ベルトコンベア142Bを
支持軸147を中心に揺動させてV字形の先端を開いて
消費された先行の帯状物ロールR1の芯管を排出する。
【0034】その後、帯状物Tの消費によって帯状物ロ
ールRの外径が小さくなるに伴ってって支持シャフト1
50に支持された帯状物ロールRが第一ベルトコンベア
141と第三ベルトコンベア142Bに達して第二ロー
ル検知センサー156が帯状物ロールRを検知すると、
支持シャフト150を帯状物ロールRから離脱させて図
2に示す下方の実線位置から矢示方向へ退没させて破線
位置を経由して元に位置へ復帰させると共に、ストック
マガジン200を駆動させて新たな帯状物ロールRを中
心位置検知・供給装置120へ供給して上述した動作を
繰り返す。
【0035】以上説明したように本実施例によれば、帯
状物Rが一定幅でありさえすれば、帯状物ロールRの外
径の大きさあるいは真円の変形に関係なく帯状物ロール
Rを自動的に供給し、供給された帯状物ロールRの中心
を中心位置検知・供給装置120によって自動的に検知
して帯状物ロールRを接続装置140へ供給し、接続装
置140において帯状物Tを繰り出して帯状物Tを自動
的に接続することができる。
【0036】尚、本発明は、上記実施例に何等制限され
るものではなく、先行する帯状物ロールから繰り出され
た帯状物の終端部に新たに供給された後行の帯状物ロー
ルから繰り出される帯状物の先端部を接続して帯状物を
連続的に帯状物加工部へ供給する帯状物接続装置におい
て、第一ベルトコンベア及び第一ベルトコンベアとは逆
方向へ回転し互いに縦列に配列された第二、第三ベルト
コンベアを有し、且つ第一ベルトコンベア及び第二、第
三ベルトコンベアは先端間が狭くなるようにそれぞれ略
V字形に配設され、第一ベルトコンベアと第二ベルトコ
ンベアの間には上下動及び進退動可能な支持シャフトを
設け、第二ベルトコンベアには帯状物ロールの帯状物を
吸着する帯状物吸着部を設けると共に、帯状物吸着部の
下方には帯状物の先端部を検知する第一センサーを設
け、第三ベルトコンベアには先行の帯状物ロールの帯状
物の終端部近傍を検知する第二センサーを設けて、第二
ベルトコンベアを支持シャフトによって支持された後行
の帯状物ロールに圧接させて後行の帯状物ロールを回転
させ、この回転により繰り出された帯状物の先端部を第
一センサーが検知することにより後行の帯状物ロールの
回転を停止させ、この停止の間に第二センサーが先行の
帯状物ロールの終端部近傍を検知することにより第一及
び/または第二ベルトコンベアを後行の帯状物ロールに
圧接させることによりこの帯状物ロールを回転させ、帯
状物の接続後は、第一ベルトコンベアと第三コンベアが
後行の帯状物ロールに圧接された時点で支持シャフトを
この帯状物ロールから離脱させると共に第一ベルトコン
ベアをV字形の角度が開く方向へ移動させるようにした
ものであれば、全て本発明の包含される。
【0037】
【発明の効果】本発明の帯状物接続装置は、一定幅の帯
状物であれば、帯状物ロールの外径の大きさあるいは真
円の変形に関係なく帯状物ロールから繰り出される帯状
物を自動供給して帯状物間を自動的に接続することがで
きるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の帯状物接続装置の一実施例を示す正面
図である。
【図2】図1に示す帯状物接続装置の側面図である。
【図3】図1に示す帯状物接続装置に用いられる帯状物
ロールの中心空部を検知する装置を拡大して示す斜視図
である。
【図4】図3に示す中心位置検知装置に用いられるセン
サーの一例を示す正面図である。
【図5】図4に示すセンサーの他の例を示す正面図であ
る。
【図6】図4に示すセンサーの更に他の例を示す正面図
である。
【図7】図4に示すセンサーの更に他の例を示す正面図
である。
【図8】図7に示すセンサーによって検知された画像を
示す図である。
【図9】図3に示す中心位置検知装置によって帯状物ロ
ールの中心位置を検知後に帯状物ロールを所定の鉛直線
上を移動させる状態を示す概略側面図である。
【図10】図3に示す中心位置検知装置によって帯状物
ロールの中心位置を検知後に帯状物ロールを所定の鉛直
線上を移動させる状態を示す概略側面図である。
【図11】図3に示す中心位置検知装置によって帯状物
ロールの中心位置を検知後に帯状物ロールを所定の鉛直
線上を移動させる状態を示す概略側面図である。
【図12】帯状物ロールが変形している場合の中心位置
を検知する状態を示す正面図である。
【図13】帯状物ロールが変形している場合の中心位置
を検知する状態を示す正面図である。
【図14】帯状物ロールが変形している場合の中心位置
を検知する状態を示す正面図であである。
【符号の説明】
100 帯状物接続装置 120 中心位置検知・供給装置 140 接続装置 141 第一ベルトコンベア 142A 第二ベルトコンベア 142B 第三ベルトコンベア 150 支持シャフト 151 剥離ドラム 152 真空チャンバー(帯状物吸着部) 153 先端部検知センサー(第一検知センサー) 154 終端部検知センサー(第二検知センサー) R 後行の帯状物ロール R1 先行の帯状物ロール T 帯状物 T1 帯状物

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先行する帯状物ロールから繰り出された
    帯状物の終端部に新たに供給された後行の帯状物ロール
    から繰り出される帯状物の先端部を接続して帯状物を連
    続的に帯状物加工部へ供給する帯状物接続装置におい
    て、 第一ベルトコンベア及び第一ベルトコンベアとは逆方向
    へ回転し互いに縦列に配列された第二、第三ベルトコン
    ベアを有し、且つ第一ベルトコンベア及び第二、第三ベ
    ルトコンベアは先端間が狭くなるようにそれぞれ略V字
    形に配設され、 第一ベルトコンベアと第二ベルトコンベアの間には、後
    行の帯状物ロールを芯管で支持する、上下動及び進退動
    可能な支持シャフトを設け、 第二ベルトコンベアには、後行の帯状物ロールの帯状物
    を吸着する帯状物吸着部を設けると共に、帯状物吸着部
    の下方には、帯状物の先端部を検知する第一センサーを
    設け、 第三ベルトコンベアには、先行の帯状物ロールの帯状物
    の終端部近傍を検知する第二センサーを設け、 第二ベルトコンベアを支持シャフトによって支持された
    後行の帯状物ロールに圧接させて後行の帯状物ロールを
    回転させ、この回転により繰り出された帯状物の先端部
    を第一センサーが検知することにより後行の帯状物ロー
    ルの回転を停止させ、この停止の間に第二センサーが先
    行の帯状物ロールの終端部近傍を検知することにより第
    一及び/または第二ベルトコンベアを後行の帯状物ロー
    ルに圧接させることによりこの帯状物ロールを回転さ
    せ、 帯状物の接続後は、第一ベルトコンベアと第三コンベア
    が後行の帯状物ロールに圧接された時点で支持シャフト
    をこの帯状物ロールから離脱させるようにしたことを特
    徴とする帯状物接続装置。
  2. 【請求項2】 第二ベルトコンベアは、第一センサーが
    上記先端部を検知するまでは低速回転し、第二センサー
    が上記終端部近傍を検知した後は高速回転する、請求項
    1記載の帯状物接続装置。
JP28521391A 1991-10-30 1991-10-30 帯状物接続装置 Pending JPH05116817A (ja)

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