JPH0511666Y2 - - Google Patents

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JPH0511666Y2
JPH0511666Y2 JP1987127997U JP12799787U JPH0511666Y2 JP H0511666 Y2 JPH0511666 Y2 JP H0511666Y2 JP 1987127997 U JP1987127997 U JP 1987127997U JP 12799787 U JP12799787 U JP 12799787U JP H0511666 Y2 JPH0511666 Y2 JP H0511666Y2
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electrical contact
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は電気接続子に係り、詳しくは、雄端
子に対する接触圧力を高めるために板バネを電気
接触部内に配置したいわゆる二部品構成の電気接
続子において、板バネの切り離し部が電気接触部
の端子挿入側の開口端から突出しないようにした
ものに関する。
(従来の技術) この種の電気接続子として、例えば第4図に示
すように、ベリリウム銅、リン青銅等の高弾性材
料からなる板バネ50を、電気接続子60の長手
方向一端部側に設けた箱形の電気接触部61内に
組み込み、該電気接触部61の両側部に形成した
係止孔61a,61aに板バネ50の長手方向一
端部の両側に形成した係止片50a,50aを係
止させて構成したものが知られている。
この電気接続子60の組立に際しては、連鎖帯
51に連結片52を介して連結した多数の板バネ
50(第5図参照)を、同じく連鎖帯(図示せ
ず)に連結されて半折り曲げ状態にされた電気接
触部61内にセツトし、次いで連結片52の部分
で切断して板バネ50を連鎖帯51から分離し、
この後、係止片50a,50aを係止孔61a,
61aに係止し、電気接触部61を完全に折り曲
げて箱形にしている。
このように、板バネ50を連鎖帯51に連結し
ておくのは、板バネ50は非常に小さい部品であ
り、一個づつ扱うことが難かしく、予め連鎖帯5
1に連結してリールに巻き付けておき、組立に際
しリールから引き出して機械に送り込むようにす
れば、自動組立が容易に行えるからである。な
お、電気接続子についても同じ理由で連鎖片(図
示せず)に連結されている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、連結片52の部分で切断する際
に切断位置がバラついて、板バネ50側に残つた
連結片52の断片(切り離し部)52aの切断端
面が電気接触部61の端子挿入側の開口端61b
から突出する場合が生じ、このために電気接続子
60をハウジング(図示せず)内に装着すると該
切断端面のバリがハウジングに引つ掛かる問題、
すなわち切り離し部52aとハウジングとが干渉
し合い、この結果電気接続子(コネクタ)の電気
的信頼性に悪影響を与える問題があつた。また、
切り離し部52aの切断端面が開口端61bから
突出すると、該切断端面のバリが電気接触部61
に挿入される雄端子に引つ掛かつて傷つける問題
もあつた。
この考案は上記従来技術の問題点を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、
板バネの切り離し部が電気接触部の端子挿入側の
開口端から突出して電気的信頼性に悪影響を与え
たり、雄端子に引つ掛かつて傷つけたりするおそ
れのない電気接続子を提供することである。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) 連鎖帯に連結した連結片を切断して前記連鎖帯
を切り離した際に残つた連結片の切り離し部を有
する板バネを、雄端子を受け入れる電気接触部の
底板上に設けてなり、前記切り離し部の切断端面
が前記底板の雄端子挿入側の開口端に位置してい
る電気接続子において、前記底板の雄端子挿入側
の開口端に、前記切り離し部より幅広の切り欠き
部を設け、前記切り離し部の切断端面が前記切り
欠き部内に位置していることを特徴としている。
(作用) この考案の電気接続子では、切り欠き部の位置
で連結片部分が切断されるため、板バネ側に残つ
た連結片(切り離し部)の切断端面が電気接触部
内に隠れ、電気接触部の端子挿入側の開口端から
突出しない。
(実施例) 以下、この考案の一実施例を図面を用いて詳細
に説明する。
第1図及び第2図a,A乃至e,Eはこの考案
の第1実施例を示している。
図中符号10は電気接続子である。この接続子
10は黄銅などのプレス成形体からなり、長手方
向一端側に箱形の電気接触部11が形成され、そ
して該電気接触部11内にはベリリウム銅、リン
青銅等の高弾性材料からなる円弧形状の板バネ2
0が組み込まれているが、ここで重要な点は、電
気接触部11の端子挿入側の開口端11aに位置
する底板11bに切り欠き部11cを設け、該切
り欠き部11cの位置で板バネ20を連鎖帯21
に連結する連結片22を切断するようにした点に
ある。
すなわち、板バネ20は、その長手方向一端部
に設けた連結片22を介して連鎖帯21に連結さ
れた状態で電気接触部11内にセツトされ、そし
て接続子10の組立過程で連結片22を切断して
連鎖帯21と分離されるが、この切断を切り欠き
部11cの位置で行うようにした点にある。ここ
で、切り欠き部11cの幅は連結片22の幅より
も若干大きく設定されていて、連結片22の切断
時に切り欠き部11cが切断位置の目印となるよ
うにしている。
これにより、板バネ20側に残つた連結片22
の断片(切り離し部)22aが切り欠き部11c
内に位置し、連結片22の切断位置のバラつきに
より切り離し部22aの切断端面が開口端11a
から突出するような事態を回避することが出来
る。
なお、板バネ20の長手方向一端部寄りの両側
縁には先端に向かつて幅が狭くなるように形成さ
れたテーパ状の係止片20a,20aが一体に設
けられていて、該係止片20a,20aが電気接
触部11の側壁11eと底壁11bとの境界部分
に設けた係止孔11fに係止する点については従
来のものと同じである。また、電気接続子10の
長さ方向他端部側には、複数の起立した片12
a,12bからなる電線カシメ部12が形成され
ている点についても従来と同様である。
第2図a,A乃至e,Eは、上記接続子10の
組立工程を示している。なお、同図a乃至eは電
気接続子10の組立過程を上方から見た説明図で
あり、また同図A乃至Eは同組立過程を開口端1
1a側から見た説明図である。
板バネ20は連結片22により連鎖帯21に連
結された状態で上壁11dが開かれた半組立状態
の電気接触部11上に移送され(同図a,A参
照)、次いで同図b,Bに示すように、開かれた
上壁11dから板バネ20は連結片22と共に電
気接触部11内にセツトされ、この後同図cに示
すように、切り欠き部11cの位置で連結片22
が切断されて、板バネ20は連鎖帯21から分離
される。このとき、板バネ20側に残つた切り離
し部22aは切り欠き部11c内に位置する。次
いで、同図d,D,e,Eに示すように側壁11
eをほぼ直角に折曲して上壁11dを閉じる。側
壁11eを直角に折り曲げる過程で係止片20a
が係止孔11fに完全に係止する。
上記第1実施例では、切り欠き部11cを予め
設けた場合を示したが、連結片22を切断する工
程時(第2図c参照)に連結片22と同時に開口
端11aに位置する底板11bの一部を切断して
切り欠き部11cに設けるようにしてもよい。す
なわち、切り欠き部11cの形成予定位置で連結
片22を切断し、この切断により切り欠き部11
cを形成するようにしてもよい。
第3図はこの考案の第2実施例を示している。
この第2実施例では、板バネ20が2本の連結片
22′,22′で連鎖帯21に連結されている場合
に、これに対応して開口端11a側の底板11b
に2個の切り欠き部11c′,11c′を設けた例を
示している。他の構成部分については上記第1実
施例と同じである。
この第2実施例の場合も、切り放し部22a′が
切り欠き部11c′内に位置して、開口端11aか
ら突出するおそれがない。なお、2本の連結片2
2′,22′を設けたのは、板バネ20を電気接触
部11内にセツトするときに、板バネ20がねじ
れて正規の位置にセツトされなくなるのを防止す
るためである。
切り欠き部11c′,11c′は予め設けず、連結
片22′,22′を切断するときに同時に設けるよ
うにしてもよい。
[考案の効果] 以上説明したようにこの考案の電気接続子によ
れば、底板の雄端子挿入側の開口端に、連結片の
切り離し部より幅広の切り欠き部を設け、切り離
し部の切断端面が前記切り欠き部内に位置してい
るので、板バネの切り離し部が電気接触部の端子
挿入側の開口端から突出して電気的信頼性に悪影
響を与えたり、雄端子に引つ掛かつて傷つけたり
するおそれがない。しかも、切り欠き部の幅が切
り離し部の幅より広いので、板バネを、連結片を
介して連鎖帯に連結した状態で電気接触部に設け
てから、同連結片を切り欠き部内で切り離すこと
ができ、極めて能率よく板バネを電気接触部に組
み付けることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第2図a,A乃至e,Eはこの考案
の第1実施例を示すもので、、第1図は全体の斜
視図、第2図a,A乃至e,Eは組立工程を示す
説明図であり、また第3図はこの考案の第2実施
例を示す全体斜視図であり、また第4図及び第5
図は従来技術を示し、第4図は全体の斜視図、第
5図は組み込まれる前の板バネの平面図である。 10……電気接続子、11……電気接触部、1
1a……開口端、11b……底板、11c……切
り欠き部、20……板バネ、21……連鎖帯、2
2……連結片、22a,22a′……切り離し部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 連鎖帯に連結した連結片を切断して前記連鎖帯
    を切り離した際に残つた連結片の切り離し部を有
    する板バネを、雄端子を受け入れる電気接触部の
    底板上に設けてなり、前記切り離し部の切断端面
    が前記底板の雄端子挿入側の開口端に位置してい
    る電気接続子において、 前記底板の雄端子挿入側の開口端に、前記切り
    離し部より幅広の切り欠き部を設け、 前記切り離し部の切断端面が前記切り欠き部内
    に位置していることを特徴とする電気接続子。
JP1987127997U 1987-08-25 1987-08-25 Expired - Lifetime JPH0511666Y2 (ja)

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JPS6433172U JPS6433172U (ja) 1989-03-01
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