JPH0511637A - ローラ転写装置 - Google Patents
ローラ転写装置Info
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- JPH0511637A JPH0511637A JP16567491A JP16567491A JPH0511637A JP H0511637 A JPH0511637 A JP H0511637A JP 16567491 A JP16567491 A JP 16567491A JP 16567491 A JP16567491 A JP 16567491A JP H0511637 A JPH0511637 A JP H0511637A
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- Japan
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- transfer roller
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- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 レーザプリンタ、静電複写機等、静電転写プ
ロセスを利用した画像記録装置に使用されるローラ転写
装置に関し、転写ローラへの回転力の伝達に際して、転
写ローラのトナー像担持体への押圧力に変動を与えるこ
とを防止し、転写画像の画質向上を目的とする。 【構成】 トナー像担持体1に対して付勢しつつ、該ト
ナー像担持体上に形成したトナー像を転写媒体10上に
転写する転写ローラ5と、該転写ローラ5と同心状に該
転写ローラに対して一体化されている回転力受け装置1
6と、動力源15からの駆動力を前記回転力受け装置に
直接に伝達する伝達装置18とを備えたローラ転写装置
において、前記伝達装置の前記回転力受け装置への駆動
力の伝達方向F2が、前記転写ローラ5のトナー像担持
体1に対する付勢力の方向F1に対して直交する位置
に、前記伝達装置18を前記回転力受け装置16に対し
て配設するよう構成する。
ロセスを利用した画像記録装置に使用されるローラ転写
装置に関し、転写ローラへの回転力の伝達に際して、転
写ローラのトナー像担持体への押圧力に変動を与えるこ
とを防止し、転写画像の画質向上を目的とする。 【構成】 トナー像担持体1に対して付勢しつつ、該ト
ナー像担持体上に形成したトナー像を転写媒体10上に
転写する転写ローラ5と、該転写ローラ5と同心状に該
転写ローラに対して一体化されている回転力受け装置1
6と、動力源15からの駆動力を前記回転力受け装置に
直接に伝達する伝達装置18とを備えたローラ転写装置
において、前記伝達装置の前記回転力受け装置への駆動
力の伝達方向F2が、前記転写ローラ5のトナー像担持
体1に対する付勢力の方向F1に対して直交する位置
に、前記伝達装置18を前記回転力受け装置16に対し
て配設するよう構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザプリンタ、静電
複写機等、静電転写プロセスを利用した画像記録装置に
使用されるローラ転写装置に関する。
複写機等、静電転写プロセスを利用した画像記録装置に
使用されるローラ転写装置に関する。
【0002】
【従来の技術】いわゆるカールソン法等の電子写真画像
形成法によりトナー像担持体上に形成したトナー像を転
写媒体上に転写する装置として、従来よりコロナ転写方
式とバイアスローラ転写方式が良く知られている。コロ
ナ転写方式は構造が簡単なためプリンタ・複写機等で広
く使用されているが、高湿時に記録紙が吸湿して低抵抗
になり転写不良を起こすこと、人体に有害なオゾンが発
生すること、像担持体から記録紙を分離する際にトナー
が飛散しシャープな画像が得られないこと等の問題点が
ある。一方、ローラ転写方式は圧力によりトナーが転写
されるため、紙の吸湿状態に左右されにくく高湿時も安
定した転写画像が得られ、トナーの飛散が少ないシャー
プな画像が得られる。またコロナ放電によるオゾンの発
生がないため、ローラ転写法は上記のコロナ転写法にお
ける欠点を補う転写法と言える。
形成法によりトナー像担持体上に形成したトナー像を転
写媒体上に転写する装置として、従来よりコロナ転写方
式とバイアスローラ転写方式が良く知られている。コロ
ナ転写方式は構造が簡単なためプリンタ・複写機等で広
く使用されているが、高湿時に記録紙が吸湿して低抵抗
になり転写不良を起こすこと、人体に有害なオゾンが発
生すること、像担持体から記録紙を分離する際にトナー
が飛散しシャープな画像が得られないこと等の問題点が
ある。一方、ローラ転写方式は圧力によりトナーが転写
されるため、紙の吸湿状態に左右されにくく高湿時も安
定した転写画像が得られ、トナーの飛散が少ないシャー
プな画像が得られる。またコロナ放電によるオゾンの発
生がないため、ローラ転写法は上記のコロナ転写法にお
ける欠点を補う転写法と言える。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のローラ転写法で
は以下に述べるような問題点があり、実用化の障害にな
っていた。図4はローラ転写の転写部を拡大したもので
ある。1は感光体ドラム、5は転写ローラ、10は記録
紙、11はトナー像である。またAは感光体ドラムとト
ナー像との接触面、Bはトナー層間におけるトナー同士
の接触面、Cはトナー像と記録紙10との接触面、Dは
記録紙10と転写ローラ5との接触面を示す。感光体ド
ラム1は駆動手段であるモータ等(図示せず)から動力
を受けて矢印方向に回転するようになっている。また転
写ローラ5には駆動系が連結されておらず、感光体ドラ
ム1に従動でき、転写ローラ5はトナー像と記録紙10
を介して回転する力を受けて、矢印方向に回転すること
になる。したがって面A,面B,面C,面Dのうち、摩
擦係数の小さい部分があれば、滑りが起こりやすいこと
になる。この滑りやすさは使用した感光体ドラム1、ト
ナー、記録媒体10(紙やOHPシート等)、転写ロー
ラ5の材料・表面形状等によって異なるが、一般に面D
の摩擦係数は比較的高くなるように設定されており、相
対的に面A,面B,面Cのどこかで、部分的あるいは同
時に滑りが発生しやすい。面A,面B,面Cのどこかで
滑りが起こると、転写後の画像は、いわゆる転写ずれ・
転写抜けが発生したり画像の縮みが発生しやすい。
は以下に述べるような問題点があり、実用化の障害にな
っていた。図4はローラ転写の転写部を拡大したもので
ある。1は感光体ドラム、5は転写ローラ、10は記録
紙、11はトナー像である。またAは感光体ドラムとト
ナー像との接触面、Bはトナー層間におけるトナー同士
の接触面、Cはトナー像と記録紙10との接触面、Dは
記録紙10と転写ローラ5との接触面を示す。感光体ド
ラム1は駆動手段であるモータ等(図示せず)から動力
を受けて矢印方向に回転するようになっている。また転
写ローラ5には駆動系が連結されておらず、感光体ドラ
ム1に従動でき、転写ローラ5はトナー像と記録紙10
を介して回転する力を受けて、矢印方向に回転すること
になる。したがって面A,面B,面C,面Dのうち、摩
擦係数の小さい部分があれば、滑りが起こりやすいこと
になる。この滑りやすさは使用した感光体ドラム1、ト
ナー、記録媒体10(紙やOHPシート等)、転写ロー
ラ5の材料・表面形状等によって異なるが、一般に面D
の摩擦係数は比較的高くなるように設定されており、相
対的に面A,面B,面Cのどこかで、部分的あるいは同
時に滑りが発生しやすい。面A,面B,面Cのどこかで
滑りが起こると、転写後の画像は、いわゆる転写ずれ・
転写抜けが発生したり画像の縮みが発生しやすい。
【0004】このような問題を回避するためには、転写
ローラ5に駆動系を連結すればよいが、この際不必要な
力が発生して安定した転写画像が得られなかった。これ
について図3を用いて説明する。図において1は感光体
ドラム、5は転写ローラ、12は転写ローラの軸に直結
したギア、13はモータ(図示せず)から転写ローラ5
に駆動力を伝達するギアである。またαはギアの圧力角
である。転写ローラ5はドラム1の法線方向に適正な圧
力F1が作用するようにスプリング等(図示せず)によ
り調整されている。また伝達ギア13はドラムの法線と
角度αを成す位置に配置してある。これは、ギア13か
らギア12に駆動力を伝達する際に発生する力F2がド
ラムの法線に対して直角方向になるようにするためであ
る。すなわち、このように配置することにより、転写圧
力F1の変動をなくそうとすることを意図している。
ローラ5に駆動系を連結すればよいが、この際不必要な
力が発生して安定した転写画像が得られなかった。これ
について図3を用いて説明する。図において1は感光体
ドラム、5は転写ローラ、12は転写ローラの軸に直結
したギア、13はモータ(図示せず)から転写ローラ5
に駆動力を伝達するギアである。またαはギアの圧力角
である。転写ローラ5はドラム1の法線方向に適正な圧
力F1が作用するようにスプリング等(図示せず)によ
り調整されている。また伝達ギア13はドラムの法線と
角度αを成す位置に配置してある。これは、ギア13か
らギア12に駆動力を伝達する際に発生する力F2がド
ラムの法線に対して直角方向になるようにするためであ
る。すなわち、このように配置することにより、転写圧
力F1の変動をなくそうとすることを意図している。
【0005】しかし実際には、転写ローラは記録媒体の
厚さに対応してドラム法線方向に動くため、ギア12と
ギア13との噛み合い位置が変動し、したがって回転伝
達力F2の方向も変動して、ドラム法線方向に力が発生
していた。その結果転写ローラ5のギア12の側の転写
圧力F1だけが高くなり、転写むらや転写抜けが発生す
る。またギア12とギア13との噛み合い位置の変動が
比較的大きい場合には、回転負荷が大きくなったり、歯
の噛み合いが悪くなったりして転写ローラ5の回転変動
を起こす。このような回転変動は、転写画像のピッチむ
らの原因になる。その他、転写ローラ5を配置する際に
も、転写ローラは圧力により弾性変形するためギア12
とギア13の噛み合い位置を最適な位置に設定すること
が困難である。
厚さに対応してドラム法線方向に動くため、ギア12と
ギア13との噛み合い位置が変動し、したがって回転伝
達力F2の方向も変動して、ドラム法線方向に力が発生
していた。その結果転写ローラ5のギア12の側の転写
圧力F1だけが高くなり、転写むらや転写抜けが発生す
る。またギア12とギア13との噛み合い位置の変動が
比較的大きい場合には、回転負荷が大きくなったり、歯
の噛み合いが悪くなったりして転写ローラ5の回転変動
を起こす。このような回転変動は、転写画像のピッチむ
らの原因になる。その他、転写ローラ5を配置する際に
も、転写ローラは圧力により弾性変形するためギア12
とギア13の噛み合い位置を最適な位置に設定すること
が困難である。
【0006】依って本発明は、転写ローラへの回転力の
伝達に際して、転写ローラのトナー像担持体への押圧力
に変動を与えることを防止し、転写画像の画質向上を目
的とする。
伝達に際して、転写ローラのトナー像担持体への押圧力
に変動を与えることを防止し、転写画像の画質向上を目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的に鑑みて本発明
は、トナー像担持体に対して付勢しつつ、該トナー像担
持体上に形成したトナー像を転写媒体上に転写する転写
ローラと、該転写ローラと同心状に該転写ローラに対し
て一体化されている回転力受け装置と、動力源からの駆
動力を前記回転力受け装置に直接に伝達する伝達装置と
を備えたローラ転写装置において、前記伝達装置の前記
回転力受け装置への駆動力の伝達方向が、前記転写ロー
ラのトナー像担持体に対する付勢力の方向に対して直交
する位置に、前記伝達装置を前記回転力受け装置に対し
て配設したローラ転写装置を提供する。
は、トナー像担持体に対して付勢しつつ、該トナー像担
持体上に形成したトナー像を転写媒体上に転写する転写
ローラと、該転写ローラと同心状に該転写ローラに対し
て一体化されている回転力受け装置と、動力源からの駆
動力を前記回転力受け装置に直接に伝達する伝達装置と
を備えたローラ転写装置において、前記伝達装置の前記
回転力受け装置への駆動力の伝達方向が、前記転写ロー
ラのトナー像担持体に対する付勢力の方向に対して直交
する位置に、前記伝達装置を前記回転力受け装置に対し
て配設したローラ転写装置を提供する。
【0008】
【作用】転写ローラを直接に回転駆動する力の方向が、
該転写ローラのトナー像担持体に対する押圧方向に対し
て直交するため、転写圧力に影響を与えることはない。
また、押圧方向に転写ローラが滑らかに移動するため押
圧力は常に適正値になり、転写ローラの設定も容易にな
る。
該転写ローラのトナー像担持体に対する押圧方向に対し
て直交するため、転写圧力に影響を与えることはない。
また、押圧方向に転写ローラが滑らかに移動するため押
圧力は常に適正値になり、転写ローラの設定も容易にな
る。
【0009】
【実施例】以下、図面を用いながら本発明の実施例につ
いて詳細に説明する。図1は、本発明を用いた電子写真
装置の一実施例を示す。図において、1は感光体ドラ
ム、2は帯電器、3は露光器、4は現像器、5は転写ロ
ーラ、6は軸受、7はスプリング、8はバイアス電源、
9はクリーナ、10は記録紙、14は転写ローラ5の軸
受のガイド、15は駆動モータ、16は転写ローラ5に
直結した同軸のプーリ、17はモータ15に直結したプ
ーリ、18はタイミングベルトである。図において、転
写ローラ5は、感光体ドラム1に対する圧力を、軸受6
を介してスプリング7によって受けている。なお軸受は
ガイド14により押圧方向に滑らかに移動するようにな
っている。転写圧力は転写特性、特に転写効率に影響す
るため、1〜 500×10-3kgW/cm2 の範囲で良好な転写特
性が得られる圧力になるようにスプリング7の変位量を
変えることによって調整されている。また、バイアス電
源8は転写ローラ5にバイアス電圧を印加するもので、
感光体ドラム1から記録紙10にトナーを転写する時に
トナーの帯電極性と逆極性の電圧を発生する。バイアス
電圧は圧力と同様に転写特性に大きく影響するため、転
写ローラの抵抗率や転写媒体の抵抗率等を考慮して、転
写時には 0.1〜4kVの範囲で良好な転写特性が得られる
電圧に常時調整されている。
いて詳細に説明する。図1は、本発明を用いた電子写真
装置の一実施例を示す。図において、1は感光体ドラ
ム、2は帯電器、3は露光器、4は現像器、5は転写ロ
ーラ、6は軸受、7はスプリング、8はバイアス電源、
9はクリーナ、10は記録紙、14は転写ローラ5の軸
受のガイド、15は駆動モータ、16は転写ローラ5に
直結した同軸のプーリ、17はモータ15に直結したプ
ーリ、18はタイミングベルトである。図において、転
写ローラ5は、感光体ドラム1に対する圧力を、軸受6
を介してスプリング7によって受けている。なお軸受は
ガイド14により押圧方向に滑らかに移動するようにな
っている。転写圧力は転写特性、特に転写効率に影響す
るため、1〜 500×10-3kgW/cm2 の範囲で良好な転写特
性が得られる圧力になるようにスプリング7の変位量を
変えることによって調整されている。また、バイアス電
源8は転写ローラ5にバイアス電圧を印加するもので、
感光体ドラム1から記録紙10にトナーを転写する時に
トナーの帯電極性と逆極性の電圧を発生する。バイアス
電圧は圧力と同様に転写特性に大きく影響するため、転
写ローラの抵抗率や転写媒体の抵抗率等を考慮して、転
写時には 0.1〜4kVの範囲で良好な転写特性が得られる
電圧に常時調整されている。
【0010】転写ローラ5は、図2にその断面図を示す
ように、ステンレス等の金属の芯金5a(外径8mm) に
弾性体層5bとしての微小な気孔をもつ導電性の連続気
孔体をライニングしたものである。本実施例では連続気
孔体として、トーヨーポリマー製のポリウレタンスポン
ジ、ルビセル(登録商標)を用い、導電性を付与するた
めにカーボンブラック等の導電性付与剤を添加してあ
る。弾性体層5bの体積抵抗率は、転写特性を大きく左
右するので、102 〜1013Ωcmの範囲で調整され、本実施
例では106 〜109 Ωcmとした。また硬度は、転写時の紙
とトナー像との密着性に関係して転写特性に影響するた
め、十分な密着性が確保できる硬度として10〜40度
(ASKER-C) という比較的低硬度に調整され、本実施例で
は30度(ASKER-C) にしてある。弾性体層5bの厚さ
は、硬度と同様に転写時の紙とトナー像との密着性に関
与するため、1〜15mm程度の範囲で適宜決められ、本
実施例では6mmとしている。
ように、ステンレス等の金属の芯金5a(外径8mm) に
弾性体層5bとしての微小な気孔をもつ導電性の連続気
孔体をライニングしたものである。本実施例では連続気
孔体として、トーヨーポリマー製のポリウレタンスポン
ジ、ルビセル(登録商標)を用い、導電性を付与するた
めにカーボンブラック等の導電性付与剤を添加してあ
る。弾性体層5bの体積抵抗率は、転写特性を大きく左
右するので、102 〜1013Ωcmの範囲で調整され、本実施
例では106 〜109 Ωcmとした。また硬度は、転写時の紙
とトナー像との密着性に関係して転写特性に影響するた
め、十分な密着性が確保できる硬度として10〜40度
(ASKER-C) という比較的低硬度に調整され、本実施例で
は30度(ASKER-C) にしてある。弾性体層5bの厚さ
は、硬度と同様に転写時の紙とトナー像との密着性に関
与するため、1〜15mm程度の範囲で適宜決められ、本
実施例では6mmとしている。
【0011】また本実施例では、プーリ16の中心とプ
ーリ17の中心を結ぶ線が感光体ドラム1の法線と垂直
関係になるようにプーリ16及びモータ15を配置して
ある。モータの回転速度は、感光体ドラム1の周速と転
写ローラ5の周速がほぼ一致するように調整してある。
以上のような構成の装置において、まず感光体ドラム1
は、帯電器2により一様に帯電される。次に露光器3に
より静電潜像が形成され、現像器4により可視化されて
トナー像となる。感光体上のトナー像が転写ローラ5と
の接触領域に達すると、それと同期して搬送されてきた
記録紙10にトナー像が押圧され、同時に転写ローラ5
にバイアス電源8から電圧が印加され、トナー像は感光
体ドラム1から記録紙側に転写される。なお、転写され
ずに感光体ドラム上に残留したトナーはクリーナ9によ
って清掃され、帯電から始まる次のサイクルに備える。
ーリ17の中心を結ぶ線が感光体ドラム1の法線と垂直
関係になるようにプーリ16及びモータ15を配置して
ある。モータの回転速度は、感光体ドラム1の周速と転
写ローラ5の周速がほぼ一致するように調整してある。
以上のような構成の装置において、まず感光体ドラム1
は、帯電器2により一様に帯電される。次に露光器3に
より静電潜像が形成され、現像器4により可視化されて
トナー像となる。感光体上のトナー像が転写ローラ5と
の接触領域に達すると、それと同期して搬送されてきた
記録紙10にトナー像が押圧され、同時に転写ローラ5
にバイアス電源8から電圧が印加され、トナー像は感光
体ドラム1から記録紙側に転写される。なお、転写され
ずに感光体ドラム上に残留したトナーはクリーナ9によ
って清掃され、帯電から始まる次のサイクルに備える。
【0012】本装置では、転写ローラ5の駆動伝達手
段、即ち、回転力受け装置であるプーリ16への回転力
伝達装置がタイミングベルト18であり、転写ローラ5
と同心のプーリ16の中心とプーリ17の中心を結ぶ線
が転写ローラ5と感光体ドラム1の共通法線(F1の方
向)と垂直になっているため、駆動するときに発生する
力F2は転写ローラ5の押圧方向(F1方向)に対して
垂直方向になる。さらに厚みの異なる記録媒体が通過す
る際にも、転写ローラ5は押圧方向(F1方向)に滑ら
かに動くことができるので、常に一定の転写圧力を印加
することが可能となる。ここで、転写ローラ5は、理論
的には固定されているプーリ17の回転軸を中心として
円弧状を移動することになるが、転写ローラ5の移動距
離はプーリ16とプーリ17との距離に比べて相当に小
さいため、近似的に転写ローラは直線運動をすると見な
すことができる。
段、即ち、回転力受け装置であるプーリ16への回転力
伝達装置がタイミングベルト18であり、転写ローラ5
と同心のプーリ16の中心とプーリ17の中心を結ぶ線
が転写ローラ5と感光体ドラム1の共通法線(F1の方
向)と垂直になっているため、駆動するときに発生する
力F2は転写ローラ5の押圧方向(F1方向)に対して
垂直方向になる。さらに厚みの異なる記録媒体が通過す
る際にも、転写ローラ5は押圧方向(F1方向)に滑ら
かに動くことができるので、常に一定の転写圧力を印加
することが可能となる。ここで、転写ローラ5は、理論
的には固定されているプーリ17の回転軸を中心として
円弧状を移動することになるが、転写ローラ5の移動距
離はプーリ16とプーリ17との距離に比べて相当に小
さいため、近似的に転写ローラは直線運動をすると見な
すことができる。
【0013】本装置において、上記のようなプロセスで
印字評価を行ったところ、転写ローラ5を駆動する際に
発生していた転写むらや転写抜け及び転写画像のピッチ
むらは発生しなかった。なお、本実施例では転写ローラ
5の駆動伝達手段にタイミングベルト18を用いたが、
駆動伝達手段はチェーン状のものでも良いし、孔,突
起,凹凸等を有するベルト状のものでも良い。
印字評価を行ったところ、転写ローラ5を駆動する際に
発生していた転写むらや転写抜け及び転写画像のピッチ
むらは発生しなかった。なお、本実施例では転写ローラ
5の駆動伝達手段にタイミングベルト18を用いたが、
駆動伝達手段はチェーン状のものでも良いし、孔,突
起,凹凸等を有するベルト状のものでも良い。
【0014】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、転
写ローラを駆動する時に発生する力の方向が、転写ロー
ラの押圧方向に対して常に垂直となるように駆動伝達手
段を設けているので、転写圧力変動によって起こる転写
むらや転写抜けが発生することがなく、転写ローラの回
転変動によって起こる転写画像のピッチむらも防止でき
る。また転写ローラの設定は、弾性変形量を気にする必
要がないので、容易に行うことができる。
写ローラを駆動する時に発生する力の方向が、転写ロー
ラの押圧方向に対して常に垂直となるように駆動伝達手
段を設けているので、転写圧力変動によって起こる転写
むらや転写抜けが発生することがなく、転写ローラの回
転変動によって起こる転写画像のピッチむらも防止でき
る。また転写ローラの設定は、弾性変形量を気にする必
要がないので、容易に行うことができる。
【図1】本発明に係るローラ転写装置の略示図である。
【図2】図1の装置に使用する転写ローラの断面図であ
る。
る。
【図3】従来のローラ転写装置の要部の作用説明図であ
る。
る。
【図4】ローラ転写装置による転写領域拡大図である。
1…感光体ドラム
5…転写ローラ
10…記録紙
15…駆動モータ
16…転写ローラと同軸のプーリ
18…タイミングベルト
Claims (3)
- 【請求項1】 トナー像担持体(1)に対して付勢しつ
つ、該トナー像担持体上に形成したトナー像を転写媒体
(10)上に転写する転写ローラ(5)と、該転写ロー
ラ(5)と同心状に該転写ローラに対して一体化されて
いる回転力受け装置(16)と、動力源(15)からの
駆動力を前記回転力受け装置に直接に伝達する伝達装置
(18)とを備えたローラ転写装置において、前記伝達
装置の前記回転力受け装置への駆動力の伝達方向(F
2)が、前記転写ローラ(5)のトナー像担持体(1)
に対する付勢力の方向(F1)に対して直交する位置
に、前記伝達装置(18)を前記回転力受け装置(1
6)に対して配設したことを特徴とするローラ転写装
置。 - 【請求項2】 前記回転力受け装置が歯付きプーリ(1
6)であり、前記伝達装置がタイミングベルト(18)
であり、該タイミングベルトの張架方向が前記付勢力方
向(F1)に対して直交して成る請求項1のローラ転写
装置。 - 【請求項3】 前記回転力受け装置がスプロケットであ
り、前記伝達装置がチェーンであり、該チェーンの張架
方向が前記付勢力方向(F1)に対して直交して成る請
求項1のローラ転写装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03165674A JP3100423B2 (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | ローラ転写装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03165674A JP3100423B2 (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | ローラ転写装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0511637A true JPH0511637A (ja) | 1993-01-22 |
JP3100423B2 JP3100423B2 (ja) | 2000-10-16 |
Family
ID=15816879
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03165674A Expired - Fee Related JP3100423B2 (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | ローラ転写装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3100423B2 (ja) |
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JP2009063919A (ja) * | 2007-09-07 | 2009-03-26 | Ricoh Co Ltd | 加圧装置及び転写装置及び画像形成装置 |
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JP2009063919A (ja) * | 2007-09-07 | 2009-03-26 | Ricoh Co Ltd | 加圧装置及び転写装置及び画像形成装置 |
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