JPH05115725A - 油煙除去装置 - Google Patents

油煙除去装置

Info

Publication number
JPH05115725A
JPH05115725A JP28451991A JP28451991A JPH05115725A JP H05115725 A JPH05115725 A JP H05115725A JP 28451991 A JP28451991 A JP 28451991A JP 28451991 A JP28451991 A JP 28451991A JP H05115725 A JPH05115725 A JP H05115725A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
air
separation device
exhaust
room
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP28451991A
Other languages
English (en)
Inventor
Junji Morino
順二 森野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taikisha Ltd
Original Assignee
Taikisha Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taikisha Ltd filed Critical Taikisha Ltd
Priority to JP28451991A priority Critical patent/JPH05115725A/ja
Publication of JPH05115725A publication Critical patent/JPH05115725A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
  • Ventilation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 油を含んだ空気が大気中に排出されることが
なく、空調装置の負荷が増大することがなく、油煙で室
内を汚すおそれの少ない油煙除去装置を提供する。 【構成】 室(10)内で発生した油煙を含む空気を集めて
送出す排気装置(12)、排気装置(12)より送出された空気
から油を除去して送出す第1油分離装置(13)、および第
1油分離装置(13)より送出された空気と室(10)内の空気
を吸込みこれから油を除去して室内に吹出す第2油分離
装置(14)を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえば機械加工工
場などにおいて室内で発生した油煙を除去する油煙除去
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】機械加工工場における油煙除去装置とし
て、図7に示すようなものが知られている。
【0003】図7において、室(1) 内の作業台(2) の上
方に油煙を集めるための排気フード(3) が設けられ、壁
(4) の開口部の内側に送風機(5) を備えた油分離装置
(6) が設けられており、フード(3) と油分離装置(6) が
排気ダクト(7) によって連結されている。作業台(2) で
発生した油煙を含む空気は、送風機(5) の働きにより、
フード(3) からダクト(7) を通って油分離装置(6) に吸
込まれ、ここで油が除去されたのち壁(4) の開口部を通
して屋外に排出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような油煙除去
装置の場合、油煙を含む空気は油分離装置(6) で油を除
去されて屋外に排出されるが、油分離装置(6) によって
も油を完全に除去することができず、油の一部は大気中
に排出されていた。また、室(1) 内の空気が屋外に排出
されるので、空調(空気調和)を行なっている場合に
は、空調装置の負荷が増大するという問題があった。さ
らに、作業台(2) で発生した油煙をフード(3) で全て吸
込むことができず、室(1) 内に残った油煙が壁(4) や天
井(8) を汚すという問題があった。
【0005】この発明の目的は、上記の問題を解決し、
油を含んだ空気が大気中に排出されることがなく、空調
装置の負荷が増大することがなく、油煙で室内を汚すお
それの少ない油煙除去装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明による油煙除去
装置は、室内で発生した油煙を含む空気を集めて送出す
排気装置、排気装置より送出された空気から油を除去し
て送出す第1油分離装置、および第1油分離装置より送
出された空気と室内の空気を吸込みこれから油を除去し
て室内に吹出す第2油分離装置を備えているものであ
る。
【0007】
【作用】排気装置は、室内で発生した油煙を含む空気を
集めて、第1油分離装置に送出す。第1油分離装置は、
送られてきた空気から油を除去して、第2油分離装置に
送出す。第2油分離装置は、第1油分離装置から送出さ
れた空気と室内の空気を吸込み、これから油を除去して
室内に吹出す。このようにして、室内の空気は排気装
置、第1油分離装置および第2油分離装置を通して室内
を循環させられ、この間に、第1油分離装置および第2
油分離装置によって油が除去される。
【0008】空気は室内を循環させられるので、油を含
んだ空気が大気中に排出されることがなく、空調を行な
っている場合でも空調装置の負荷が増大することがな
い。そして、第1油分離装置によって油が除去された空
気がさらに第2油分離装置に通されるので、第1油分離
装置で除去されなかった油も除去される。また、油煙は
ほとんど全て排気装置によって集めることができるが、
油煙の一部が排気装置によって集められずに室内に放出
されたとしても、この油煙を含む空気が第2油分離装置
に吸込まれて油が除去されるので、油煙はほとんど室内
に残ることがない。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の実施例に
ついて説明する。
【0010】図1は機械加工工場の室(10)内に設けられ
た油煙除去装置の全体概略構成を示し、図2〜図6は各
部の詳細を示している。
【0011】油煙除去装置は、作業台(11)の部分に設け
られた排気装置(12)、第1油分離装置(13)および第2油
分離装置(14)を備えている。
【0012】排気装置(12)は、作業台(11)の部分で発生
した油煙を含む空気を集めて第1油分離装置(13)に送出
すものであり、作業台(11)の上部両端に設けられた排気
チャンバ(15)およびこれらの排気チャンバ(15)の排気口
(図示略)に接続された排気ダクト(16)を備えている。
両端の排気チャンバ(15)の対向面には油煙を含む空気を
吸込むための吸気口(図示略)が設けられている。排気
装置(12)としては、たとえば、実願平2−122617
号に記載されたようなものを使用することができる。
【0013】第1油分離装置(13)は、排気装置(12)より
送出された空気から油を除去して第2油分離装置(14)に
送出すためのものであり、その詳細が図2〜図4に示さ
れている。
【0014】第1油分離装置(13)は密閉ケーシング(18)
を備えており、ケーシング(18)内に回転支持された水平
回転軸(19)の中央部に円盤状の回転フィルタ(20)の中心
部が固定されている。フィルタ(20)の外周面に、複数の
羽根(21)が円周方向に等間隔をおいて設けられている。
ケーシング(18)内に、フィルタ駆動ノズル(22)と離脱ノ
ズル(23)が設けられている。駆動ノズル(22)は、所定の
位置にきたフィルタ(20)の羽根(21)に面するように配置
されている。離脱ノズル(23)は細長い円筒状をなし、フ
ィルタ(20)の片側において軸(19)のすぐ下からフィルタ
(20)の下端外周近傍までのびている。離脱ノズル(23)に
は、フィルタ(20)に面する複数の空気噴射口(24)が設け
られている。これら2つのノズル(22)(23)は、共通の空
気源(図示略)に接続されている。フィルタ(20)の片側
とケーシング(18)の壁との間に給気ダクト(25)が、フィ
ルタ(20)の反対側とケーシング(18)の壁との間に排気ダ
クト(26)がそれぞれ設けられている。各ダクト(25)(26)
は、フィルタ(20)の片面をほぼ覆う円筒の下部が離脱ノ
ズル(23)に対応して扇形に切欠かれたような欠円筒状を
なす。給気ダクト(25)の周壁の複数箇所に、吸気口(27)
が設けられている。ケーシング(18)の壁を貫通した給気
ダクト(25)の端部に、排気装置(12)の排気ダクト(16)が
接続されている。ケーシング(18)の壁を貫通した排気ダ
クト(26)の端部に、他の排気ダクト(28)の端部が接続さ
れている。この排気ダクト(28)の他端部は第2油分離装
置(14)に近接しており、その中間部には送風機(29)が設
けられている。
【0015】第2油分離装置(14)は、排気ダクト(28)か
ら送られてきた空気と室(10)内の空気を吸込み、これか
ら油を除去して室(10)内に吹出すものであり、その詳細
が図5および図6に示されている。
【0016】第2油分離装置(14)は室(10)内の天井(30)
に固定された水平で細長いケーシング(31)を備えてお
り、ケーシング(31)の両側面には吸気口(32)が、下面に
は排気口(33)がそれぞれ設けられている。ケーシング(3
1)内の両側の吸気口(32)の内側には、フィルタ(34)が設
けられている。また、ケーシング(31)内の排気口(33)の
上に、複数の送風機(35)が設けられている。
【0017】上記の油煙除去装置において、作業台(11)
で発生した油煙の大部分は、送風機(29)の吸引力によ
り、空気とともに排気装置(12)の排気チャンバ(15)に集
められ、排気ダクト(16)を通って第1油分離装置(13)の
給気ダクト(25)に導かれる。
【0018】第1油分離装置(13)においては、2つのノ
ズル(22)(23)から常時所定量の空気がそれぞれ噴出され
ている。駆動ノズル(22)から噴出される空気はフィルタ
(20)の羽根(21)に当たり、これによってフィルタ(20)が
一定速度で回転させられている。給気ダクト(25)に導か
れた空気はこれに面するフィルタ(20)の部分を通って排
気ダクト(26)に流れ、このときに、空気に含まれている
油がフィルタ(20)に付着し、空気から除去される。フィ
ルタ(20)に付着した油は、その部分が離脱ノズル(23)の
位置に回転していったときに、ノズル(23)から噴出する
空気によってフィルタ(20)から分離され、ケーシング(1
8)の底部に溜まる。ケーシング(18)の底部に溜まった油
は、適宜な手段により、ケーシング(18)外に排出され
る。また、離脱ノズル(23)によってフィルタ(20)から分
離された油の一部は油煙となってケーシング(18)内に飛
散するが、この油煙は吸気口(27)から給気ダクト(25)内
に吸込まれ、再びフィルタ(20)に通される。
【0019】第1油分離装置(13)のフィルタ(20)により
油が分離されて排気ダクト(26)に流れた空気は、さらに
排気ダクト(28)を通してその端部から第2油分離装置(1
4)の片側の吸気口(32)に向かって吹出される。
【0020】第2油分離装置(14)においては、送風機(3
5)の働きにより、排気ダクト(28)から吹出された空気と
室(10)内の空気が吸気口(32)のフィルタ(34)を通してケ
ーシング(31)内に吸込まれ、フィルタ(34)により油が除
去された空気が排気口(33)から室(10)内に吹出される。
【0021】このようにして、室(10)内の空気は排気装
置(12)、第1油分離装置(13)および第2油分離装置(14)
を通して室(10)内を循環させられ、この間に、上記のよ
うに第1油分離装置(13)および第2油分離装置(14)によ
って油が除去される。
【0022】空気は室(10)内を循環させられるので、油
を含んだ空気が大気中に排出されることがなく、空調を
行なっている場合でも空調装置の負荷が増大することが
ない。そして、第1油分離装置(13)によって油が除去さ
れた空気がさらに第2油分離装置(14)に通されるので、
第1油分離装置(13)で除去されなかった油も除去され
る。また、油煙はほとんど全て排気装置(12)によって集
めることができるが、油煙の一部が排気装置(12)によっ
て集められずに室(10)内に放出されたとしても、この油
煙を含む空気が第2油分離装置(14)に吸込まれて油が除
去されるので、油煙はほとんど室(10)内に残ることがな
い。
【0023】油煙除去装置の各部の構成は、上記実施例
のものに限らず、この発明の範囲内において適宜変更可
能である。たとえば、上記実施例では、第2油分離装置
(14)に固定状のフィルタ(34)が設けられているが、無端
ベルト状のフィルタを設け、このフィルタの給気口の内
側の部分で油を付着させて空気から分離し、適宜フィル
タを回転させて吸気口以外の部分でフィルタに付着した
油をこれから分離するようにしてもよい。また、第2油
分離装置(14)の排気口(33)に、排気口(33)の長さ方向に
長い回転羽根車を備えた送風機を1個または複数個設け
てもよい。
【0024】
【発明の効果】この発明の油煙除去装置によれば、上述
のように、油を含んだ空気が大気中に排出されることが
なく、空調装置の負荷が増大することがなく、しかも油
煙で室内を汚すおそれも少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す油煙除去装置の全体構
成図である。
【図2】第1油分離装置の部分切欠き斜視図である。
【図3】第1油分離装置の横断面図である。
【図4】第1油分離装置の縦断面図である。
【図5】第2油分離装置の横断面図である。
【図6】第2油分離装置の斜視図である。
【図7】従来例を示す油煙除去装置の全体構成図であ
る。
【符号の説明】
(10) 室 (12) 排気装置 (13) 第1油分離装置 (14) 第2油分離装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】室内で発生した油煙を含む空気を集めて送
    出す排気装置、排気装置より送出された空気から油を除
    去して送出す第1油分離装置、および第1油分離装置よ
    り送出された空気と室内の空気を吸込みこれから油を除
    去して室内に吹出す第2油分離装置を備えている油煙除
    去装置。
JP28451991A 1991-10-30 1991-10-30 油煙除去装置 Withdrawn JPH05115725A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28451991A JPH05115725A (ja) 1991-10-30 1991-10-30 油煙除去装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28451991A JPH05115725A (ja) 1991-10-30 1991-10-30 油煙除去装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05115725A true JPH05115725A (ja) 1993-05-14

Family

ID=17679547

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28451991A Withdrawn JPH05115725A (ja) 1991-10-30 1991-10-30 油煙除去装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05115725A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012076006A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Asahi Kogyosha Co Ltd オイルミストコレクタを用いたオイルミスト除去方法
JP2013056379A (ja) * 2011-09-07 2013-03-28 Asahi Kogyosha Co Ltd オイルミスト処理システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012076006A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Asahi Kogyosha Co Ltd オイルミストコレクタを用いたオイルミスト除去方法
JP2013056379A (ja) * 2011-09-07 2013-03-28 Asahi Kogyosha Co Ltd オイルミスト処理システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100689934B1 (ko) 공기 청정기
WO2018034419A1 (ko) 공기청정기
RU2006127372A (ru) Пылесос и способ уменьшения шума, создаваемого им
EP1048258A3 (en) Electric blower and vacuum cleaner using the same
KR20060073936A (ko) 공기 조화기
JPS6423036A (en) Air conditioner having vacuum cleaner
JP3992722B2 (ja) 空気調和機
JP4698276B2 (ja) 空気清浄機
JPH05115725A (ja) 油煙除去装置
JP3108583B2 (ja) 循環掃除方法及び掃除機
RU2295381C2 (ru) Устройство для очистки воздуха и помещения
KR100336695B1 (ko) 방진망 청소기가 부착된 공조기
KR20090010837A (ko) 집진기용 회전형 필터
JPH08318118A (ja) 溶接等排煙集塵装置
WO2023149623A1 (ko) 공기 청정기
KR100531088B1 (ko) 공기청정기
JP2004353966A (ja) 空気調和機
JPH10170045A (ja) レンジフード
JPS6427611A (en) Air cleaner
KR100531086B1 (ko) 공기청정기
CN1291701A (zh) 无阻分离式吸油烟机
JPH0623135A (ja) パチンコゲーム場における空気清浄装置のフィルター
JPS6039054Y2 (ja) 遠心分離形集塵装置
KR100210864B1 (ko) 진공청소기용 분리기
JP2580061Y2 (ja) フィルタ付送風機

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990107