JPH0511505U - 導波管 - Google Patents

導波管

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JPH0511505U
JPH0511505U JP6382691U JP6382691U JPH0511505U JP H0511505 U JPH0511505 U JP H0511505U JP 6382691 U JP6382691 U JP 6382691U JP 6382691 U JP6382691 U JP 6382691U JP H0511505 U JPH0511505 U JP H0511505U
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JP
Japan
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shaped member
plate
groove
waveguide
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Application number
JP6382691U
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English (en)
Inventor
勝美 須藤
貢 田中
哲治 斎藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Original Assignee
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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Publication date
Application filed by THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD. filed Critical THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 溝形部材11、板状部材21を緊密に接合し
て、有害な間隙のない電波漏洩防止特性の優れた導波管
を提供する。 【構成】 溝形部材11に突起15a、15bが形成さ
れており、板状部材21に突起15a、15bの突出寸
法を下回る深さの凹部24が形成されており、これら突
起15a、15bと凹部24の内面とが互いに密接して
いるとともに、溝形部材11の接合片14a、14bと
板状部材21の両側部23a、23bとが互いに密接し
ている。 【効果】 突起15a、15bと凹部24、および、接
合片14a、14bと両側部23a、23bとが相互密
接した二重の封止構造、突起15a、15bと凹部24
とが係合した構造、接合部分において弾性変形した部材
の反力により、構造面での安定性を確保して電波漏洩を
防止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はマイクロ波を伝送するための導波管を改良したものに関する。
【0002】
【従来の技術】
マイクロ波伝送用導波管の代表例として、金属の引抜管からなるものが知られ ている。 金属の引抜管からなる導波管の場合、電波漏洩上の問題はないが、これを放射 導波管として用いるとき、側面にスリットを形成しなければならず、そのスリッ ト加工に難度がともなうのでコストが高くなる。
【0003】 これに代わる導波管として、図2に示すものも広く知られている。 図2に例示した導波管は、開放面側に一対の接合片2a、2bを有する溝形部 材1と、該溝形部材1の開放面を閉鎖している板状部材3との組み合わせからな り、溝形部材1の両接合片2a、2bと板状部材3の両側部4a、4bとが、ボ ルト、ナットのごとき止具5を介して緊結されている。 上記における溝形部材1、板状部材3は、導電性塗料、金属メッキなどでコー ティングされたプラスチック、あるいは、金属からなる。 このような構造、材質からなる導波管は、溝形部材1、板状部材3を作製する 際のプラスチック成形加工または金属プレス加工において、既述のスリットを容 易に形成することができる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
図2に例示した導波管の場合、電波漏洩を防止する上で、溝形部材1の接合片 2a、2bと板状部材3の両側部4a、4bとが緊密であることを要し、そのた めに、上記接合片2a、2b、両側部4a、4bを緊結しているが、実際上は、 接合片2a、2b、両側部4a、4bの締付歪に起因し、これらの間に間隙が生 じるので、電波漏洩を確実に防止することができない。
【0005】 かかる締付歪については、たとえば、溝形部材1、板状部材3を厚くしたり、 硬くするなど、各部材の機械的特性を高めることにより対処できる。 しかし、各部材の機械的特性を高めた場合は、その分だけ、各部材の加工性が 低下し、導波管の重量も増加する。 しかも、加工性との兼ね合いで定まる各部材の機械的特性に限度があるので、 上述した有害な間隙の発生を確実に抑制するのが困難である。
【0006】 本考案はこのような技術的課題に鑑み、溝形部材、板状部材相互を緊密に接合 して、有害な間隙のない電波漏洩防止特性の優れた導波管を提供しようとするも のである。
【0007】
【考案を解決するための手段】
本考案は所期の目的を達成するために、開放面側の両端より外向きに接合片が 張り出している溝形部材と、該溝形部材の開放面を閉鎖している板状部材とを備 え、溝形部材の接合片と板状部材の両側部とが止具を介して相互に緊結されてい る導波管において、溝形部材の両側板と両接合片とのなす両角部には、板状部材 の裏面に向けて突出する突起が形成されており、板状部材の裏面には、その突起 の突出寸法を下回る深さの凹部が、該各突起と係合自在に対応して形成されてお り、これら突起と凹部の内面とが互いに密接しているとともに、溝形部材の接合 片と板状部材の両側部とが互いに密接していることを特徴とする。
【0007】
【作用】
本考案に係る導波管の場合、溝形部材の突起と板状部材の凹部とが隙間なく相 互密接し、溝形部材の接合片と板状部材の両側部とも隙間なく相互密接した二重 の封止構造を有するので、溝形部材、板状部材の接合部分の接合部分において電 波漏洩することがなく、しかも、突起と凹部との係合構造と、接合部分において 弾性変形した部材の反力とにより、構造面での安定性を確保することができる。
【0008】
【実施例】
本考案に係る導波管の実施例について、図面を参照して説明する。 図1において、溝形部材11および板状部材21は、銅、鉄、アルミニウムの ごとき金属、または、導電性塗料、金属メッキなどのコーティング処理が施され たプラスチック(FRPも含む)からなる。
【0009】 溝形部材11は、その基本形状として、底板12と両側板13a、13bとで 形成された凹形を有する。 溝形部材11には、両側板13a、13bの端部より外向きに張り出した一対 の接合片14a、14bと、両側板13a、13bの延長方向に突出した一対の 突起15a、15bとが形成されている。
【0010】 板状部材21は、ほぼ扁平であるが、その中央部22と両側部23a、23b との間にそれぞれ段差を有しており、板状部材21の裏面側には、これら段差に よる浅い凹部24が形成されている。
【0011】 前記両突起15a、15bと前記凹部24との相対関係では、両突起15a、 15bと凹部24の両内側面とが互いに係合するようになっており、かつ、凹部 24の深さが両突起15a、15bの高さ(突出寸法)を下回っている。 さらに、前記両接合片14a、14bと前記両側部23a、23bでは、両接 合片14a、14bが両側部23a、23bよりも少し厚い。
【0012】 図1において、押板25は帯状の長い板材からなり、止具26はボルト、ナッ トからなる。
【0013】 上述した溝形部材11と板状部材21とを図1のごとく組み合わせるとき、は じめ、両突起15a、15bと凹部24の両内側面とを相対係合させるべく、板 状部材21が溝形部材11の開放面側に被され、つぎに、板状部材21の両側部 23a、23b上に押板25がそれぞれ当てられ、その後、各押板25、両側部 23a、23b、両接合片14a、14bを貫通してこれらを締めつける多数の 止具26により、両側部23a、23bと両接合片14a、14bとが相互に緊 結される。 こうして組み立てられた導波管の場合、溝形部材11の両突起15a、15b が板状部材21の凹部24の両側に密接し、各止具26の締付力を受けて弾性変 形した板状部材21の両側部23a、23bが溝形部材11の両接合片14a、 14bに密接する。
【0014】 このような組立構造をもつ導波管は、二重封止によりマイクロ波伝送の電波漏 洩が起こらず、両突起15a、15bと凹部24の両内側面とが相対係合するの で、溝形部材11と板状部材21との組み合わせ時、組み立て後においてこれら 部材相互がずれ動かず、弾性変形した板状部材21の両側部23a、23bの反 力により部材相互の緊結構造も安定する。 したがって、溝形部材11、板状部材21について、特別の厚さ、硬さが要求 されず、これら部材の加工性の低下、導波管の重量増を回避することができる。
【0015】 本考案の実施例において、板状部材21の裏面両側に、突起15aよりも短い 寸法の突起が形成された場合でも、前記と同様の凹部24が得られる。 押板25は、止具26の使用数を少なくし、両接合片14a、14b、両側部 23a、23bの長さ方向にわたる締付力を均等に分布させる上で望ましい。 かかる押板25は、両接合片14a、14b下、あるいは、両接合片14a、 14b下と両側部23a、23b上にも当てられてよい。 場合により、押板25が省略されることもある。 その他、止具26としては、リベットも有効であり、これらボルト、ナット、 リベットに類した公知ないし周知の止具も採用することができる。
【0016】
【考案の効果】
本考案に係る導波管は、溝形部材の突起と板状部材の凹部とが相互密接し、溝 形部材の接合片と板状部材の両側部とが相互密接した二重の封止構造、突起と凹 部との係合構造、および、接合部分において弾性変形した部材の反力により、構 造面での安定性を確保して電波漏洩を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る導波管の一実施例を示した断面図
である。
【図2】従来例に係る導波管の断面図である。
【符号の説明】
11 溝形部材 13a 溝形部材の両側板 13b 溝形部材の両側板 14a 接合片 14b 接合片 15a 突起 15b 突起 21 板状部材 23a 板状部材の両側部 23b 板状部材の両側部 24 凹部 26 止具

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 開放面側の両端より外向きに接合片が張
    り出している溝形部材と、該溝形部材の開放面を閉鎖し
    ている板状部材とを備え、溝形部材の接合片と板状部材
    の両側部とが止具を介して相互に緊結されている導波管
    において、溝形部材の両側板と両接合片とのなす両角部
    には、板状部材の裏面に向けて突出する突起が形成され
    ており、板状部材の裏面には、その突起の突出寸法を下
    回る深さの凹部が、該各突起と係合自在に対応して形成
    されており、これら突起と凹部の内面とが互いに密接し
    ているとともに、溝形部材の接合片と板状部材の両側部
    とが互いに密接していることを特徴とする導波管。
JP6382691U 1991-07-17 1991-07-17 導波管 Pending JPH0511505U (ja)

Priority Applications (1)

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JP6382691U JPH0511505U (ja) 1991-07-17 1991-07-17 導波管

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JP6382691U JPH0511505U (ja) 1991-07-17 1991-07-17 導波管

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JP6382691U Pending JPH0511505U (ja) 1991-07-17 1991-07-17 導波管

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JP (1) JPH0511505U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07321504A (ja) * 1994-03-28 1995-12-08 Nec Corp 分波器
JP2011508507A (ja) * 2007-12-20 2011-03-10 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) 導波管遷移構成
JP2019532562A (ja) * 2016-09-06 2019-11-07 パーカー・ハニフィン・コーポレーション 偏波器組立体

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