JPH05115031A - 動きベクトル検出装置及びカメラ一体型手振れ補正装置 - Google Patents

動きベクトル検出装置及びカメラ一体型手振れ補正装置

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JPH05115031A
JPH05115031A JP3272596A JP27259691A JPH05115031A JP H05115031 A JPH05115031 A JP H05115031A JP 3272596 A JP3272596 A JP 3272596A JP 27259691 A JP27259691 A JP 27259691A JP H05115031 A JPH05115031 A JP H05115031A
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timing
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Tetsuya Murakami
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、画像が揺動していることを精度良
く検出できる動きベクトル検出装置を提供する。 【構成】 本発明の動きベクトル検出装置は、同期信号
を一定期間だけ遅らせて各画素の所定方向に割り付けら
れたアドレスを累積するか否かを決定するタイミング信
号を発生するタイミング信号発生部10と、前フィールド
画像と現フィールド画像との絶対差分値に基づいて画像
の相関値を算出する加算部11と、タイミング信号発生部
10から出力されるタイミング信号に基づいて加算部11に
より算出された相関値を累積して記憶する累積加算メモ
リ12と、累積加算メモリ12に記憶された累積値の極値を
有する位置に対応する動きベクトルを検出する検出部13
とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像信号の揺れを検出
できる動きベクトル検出装置及びその動きベクトル検出
装置を備えた画像の揺れを補正できるカメラ一体型手振
れ補正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の動きベクトル検出装置は、供給さ
れた画像を定められた大きさのブロックに分割し、各ブ
ロックについて、前フィールド画像と現フィールド画像
との相関によりどの方向にどの程度動いたかを表す動き
ベクトル抽出方法が用いられている。
【0003】上述した従来の動きベクトル検出装置に用
いられている動きベクトル抽出方法には、輝度値の空間
的勾配と時間的勾配から求める勾配法、フーリエ変換係
数の位相項の比率から求める位相相関法、片方の画像の
代表点ともう一方の画像とのフィールド間差分の絶対値
の累積値から求める代表点マッチング法がある。このう
ちハードウェアの規模が比較的小さく実現できるのが、
MUSEエンコーダに使用されている代表点マッチング
法である。
【0004】図29を参照して、供給されたフィールド
画像全体の動きベクトルを求める場合について代表点マ
ッチング法を説明する。まず、画像全体からb×c=p
個の代表点を均等に選び、探索範囲m画素×n画素の領
域においてフィールド間差分の絶対値は、次式(1)
【0005】
【数1】
【0006】を多値で求める。ここで、βn d,e (i,
j)は現フィールド画像の輝度値を表し、β
n-1 d,e (0,0)は前フィールド画像の輝度値を表
す。各々の代表点に関しαd,e (i,j)の累積和を表
す累積関数は、
【0007】
【数2】
【0008】を算出してその最小値をとる変移量(i,
j)を動きベクトルとする方法が代表点マッチング法で
ある。式(2)で示される累積関数α(i,j)は、動
きベクトルの位置(i,j)を中心とした“すり鉢”の
形状になる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の動きベクトル検出装置では、入力される画像の
大きさは有限であり、特に代表点としてサンプリングす
る際に必要な低域通過フィルタを通過した後の画像信号
は、画像の領域外の影響を受けた画像となってしまう。
また、リアルタイムに入力されるTV画像信号では、水
平同期信号及び垂直同期信号は、輝度値が黒レベルなの
でこの影響が大きい。画像の相関から動きベクトルを検
出する装置では、低域通過フィルタを通すことにより、
黒レベルから画像の輝度レベルまで立ち上がる過度状態
が発生する画像の領域においては、図30に示すよう
に、ほぼ一定の立ち上がり形状となり、画像が動いてい
るにもかかわらず常に連続するフィールド画像間で相関
があり、検出されるベクトルが0になる方向に動いてし
まうという問題点があった。
【0010】第1発明は、上述した従来の動きベクトル
検出装置における問題点に鑑み、画像が揺動しているこ
とを精度良く検出できる動きベクトル検出装置を提供す
る。第2発明は、動きベクトル検出装置を備えた画像の
揺動を補正できるカメラ一体型手振れ補正装置を提供す
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1発明は、前フィール
ド画像と現フィールド画像との絶対差分値に基づいて画
像の相関値を算出する演算手段と、同期信号を一定期間
だけ遅らせて各画素の所定方向に割り付けられたアドレ
スに対応する相関値を累積するか否かを決定するタイミ
ング信号を発生するタイミング信号発生手段と、タイミ
ング信号発生手段から出力されるタイミング信号に基づ
いて算出手段により算出された相関値を累積して記憶す
る記憶手段と、記憶手段に記憶された累積値の極値を有
する位置に対応する動きベクトルを検出する検出手段と
を備えている動きベクトル検出装置によって達成され
る。
【0012】第2発明は、演算手段により前フィールド
画像と現フィールド画像との絶対差分値に基づいて画像
の相関値を算出し、タイミング信号発生手段により同期
信号を一定期間だけ遅らせて各画素の所定方向に割り付
けられたアドレスに対応する相関値を累積するか否かを
決定するタイミング信号を発生し、記憶手段によりタイ
ミング信号発生手段から出力されるタイミング信号に基
づいて算出手段により算出された相関値を累積して記憶
し、検出手段により記憶手段に記憶された累積値の極値
を有する位置に対応する動きベクトルを検出する動きベ
クトル検出装置と、動きベクトル検出装置で検出された
動きベクトルの信頼性を判定処理する動きベクトル処理
手段とを備えているカメラ一体型手振れ補正装置によっ
て達成される。
【0013】
【作用】第1発明の動きベクトル検出装置では、演算手
段は前フィールド画像と現フィールド画像との絶対差分
値に基づいて画像の相関値を算出し、タイミング信号発
生手段は同期信号を一定期間だけ遅らせて各画素の所定
方向に割り付けられたアドレスに対応する相関値を累積
するか否かを決定するタイミング信号を発生し、記憶手
段はタイミング信号発生手段から出力されるタイミング
信号に基づいて算出手段により算出された相関値を累積
して記憶し、検出手段は記憶手段に記憶された累積値の
極値を有する位置に対応する動きベクトルを検出する。
【0014】第2発明のカメラ一体型手振れ補正装置で
は、動きベクトル検出装置は演算手段により前フィール
ド画像と現フィールド画像との絶対差分値に基づいて画
像の相関値を算出し、タイミング信号発生手段により同
期信号を一定期間だけ遅らせて各画素の所定方向に割り
付けられたアドレスに対応する相関値を累積するか否か
を決定するタイミング信号を発生し、記憶手段によりタ
イミング信号発生手段から出力されるタイミング信号に
基づいて算出手段により算出された相関値を累積して記
憶し、検出手段により記憶手段に記憶された累積値の極
値を有する位置に対応する動きベクトルを検出し、動き
ベクトル処理手段は動きベクトル検出装置で検出された
動きベクトルの信頼性を判定処理する。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して第1発明の動きベクト
ル検出装置及び第2発明の動きベクトル検出装置を備え
たカメラ一体型手振れ補正装置における実施例を説明す
る。
【0016】図1は、第1発明の動きベクトル検出装置
における一実施例の主要部の構成を示す。
【0017】まず、図1の動きベクトル検出装置におけ
る主要部の構成を説明する。
【0018】図1に示すように、動きベクトル検出装置
の主要部は、タイミング信号発生手段であるタイミング
信号発生部10、演算手段である加算部11、記憶手段であ
る累積加算メモリ12及び検出手段である検出部13によっ
て構成されている。
【0019】タイミング信号発生部10は、クロック信号
CK、水平同期信号HD及び垂直同期信号VDを入力し
て装置の制御に用いられる各タイミング信号を発生して
出力する。
【0020】タイミング信号発生部10からは、水平方向
ブロックアドレス信号XBLK、垂直方向ブロックアド
レス信号YBLK、リ−ド/ライト(R/W)信号、水
平方向アドレス信号XADR、垂直方向アドレス信号Y
ADR及びブロックタイミング信号がタイミング信号と
してそれぞれ出力される。
【0021】加算部11は、絶対値部(後述する)から出
力された絶対値を累積加算メモリ12に入力する。
【0022】累積加算メモリ12は、上記タイミング信号
発生部10及び加算部11にそれぞれ接続されており、タイ
ミング信号発生部10から出力されるR/W信号、水平方
向アドレス信号XADR、垂直方向アドレス信号YAD
R及びブロックタイミング信号に基づいて加算部11から
出力された絶対値を累積加算して記憶したり、記憶され
ている累積された絶対値(絶対累積値)を加算部11に出
力すると共に検出部13に出力する。
【0023】検出部13は、上記累積加算メモリ12に接続
されており、累積加算メモリ12から出力される累積加算
値を入力すると共に、タイミング信号発生部10から入力
された水平方向アドレス信号XADR、垂直方向アドレ
ス信号YADR及びブロックタイミング信号に基づいて
累積加算メモリ12から出力された累積加算値を入力して
動きベクトルを検出して出力する。
【0024】次に、上記各構成部分を詳細に説明する。
【0025】タイミング信号発生部(以下、タイミング
発生部と称する)10は、図2に示すように遅延部14、ア
ドレス発生部15及びタイミング調整部16によって構成さ
れている。
【0026】タイミング発生部10を構成する遅延部14を
図3、図4及び図5を参照して詳細に説明する。
【0027】図3は、水平同期信号HD及び垂直同期信
号VDを遅延するように構成された遅延部14の回路構成
を示す。また、図4及び図5は、それぞれ奇数フィール
ド、偶数フィールドのときのタイミングチャ−トを示
す。
【0028】アメリカ・テレビジョン標準方式検討委員
会により定められた信号(以下、NTSC信号と称す
る)や、西ドイツ及びイギリスで開発されたカラ−テレ
ビジョン放送方式による信号(以下、PAL信号と称す
る)のようにインターレス方式を採用している場合、図
6に示すように垂直同期信号VDと水平同期信号HDの
位相は、奇数フィールドでは一致しているが、偶数フィ
ールドでは0.5ライン分だけずれている。そのため、
単純に水平同期信号HD及び垂直同期信号VDの立上り
でアドレスカウンタをリセットすると、奇数フィールド
のアドレスの位置と偶数フィールドのアドレスの位置と
が0.5ライン分だけずれる。
【0029】また、水平同期信号HD及び垂直同期信号
VDの立下りからは、画像のないブランキングが始って
いる。
【0030】水平ブランキングは、米国電子工業協会
(エレクトロニック・インダストリ−ズ・アソシエ−シ
ョン(ELECTRONIC INDUSTRIES ASSOCIATION ),EIA
と略称)のRS−170Aによると10.9μsec.であ
るから、1ラインを455画素とすると水平ブランキン
グ期間は78画素である。即ち、個々の画素に水平方
向、垂直方向のアドレスを割りつける際、画像の開始位
置のアドレスを(0,0)とするためには、水平同期信
号HD及び垂直同期信号VDをブランキング期間だけ遅
らせる必要がある。
【0031】図3の遅延回路は、カウンタ17,18、フリ
ップフロップ(以下、FFと称する)19〜21、論理回路
AND22、論理回路NOR23、論理回路NAND24、論
理回路NOT25、論理回路OR26及びOR27によって構
成されている。
【0032】水平同期信号HDは、図4に示すように負
極性の1クロック分のパルスであり、図3に示すように
カウンタ18の端子CLR(同期クリア)に接続されてい
る。このパルスが入力されるたびに、カウンタ18の端子
Qはリセットされて“0”になる。
【0033】カウンタ18の端子Qは7ビットであり、N
AND24の入力端子は数個のインバ−タ機能を有してお
り、NAND24は、ちょうど75(4BH)のときのみ
“0”を出力するように構成されたデコーダである。
【0034】カウンタ18の端子E(イネーブル端子)が
“1”のときに端子CKTに立上がり信号が入力される
と、カウンタ18はカウントアップする。
【0035】カウンタ18の端子Qが“0”になると、N
AND24の出力は“1”になり、カウンタ18はイネーブ
ル状態になる。
【0036】次々と入力されるクロック信号CKによっ
てカウンタ18の端子Qがカウントアップしていくが、端
子Qがちょうど75になるとNAND24の出力は“0”
になり、カウンタ18の端子Eはイネーブルが禁止されて
それ以上カウントが上らなくなる。
【0037】NAND24の出力の立下りは、FF20とO
R27によってエッジ検出される。これは次段のFF21に
よって1クロック分だけ遅延し、水平同期信号HDより
77クロック遅延したHDP信号が得られる。
【0038】垂直同期信号VDは、カウンタ17のクリア
端子CLRに接続されており、垂直同期信号VDか
“0”になるたびにカウンタ17の端子Qがリセットされ
る。
【0039】AND22は入力端に数個のインバ−タ機能
を有しており、ちょうど21(15H)のときに“1”
を出力するように構成されているデコーダである。
【0040】カウンタ17の端子Qが“0”になると、A
ND22の出力は“0”になり、NOR23のもう一方の入
力端子は76クロック分だけ遅延した水平同期信号HD
が“0”になったときのみ、カウンタ17の端子Eを
“1”にしてイネーブルにし、端子Qのカウントアップ
を行う。即ち、水平同期信号HDの76クロック分だけ
遅延したパルスが入るたびにカウントアップし、カウン
タ17の端子Qの値が21になるとAND22の出力は
“0”から“1”に変化する。
【0041】AND22の出力が“1”になると、NOR
23の出力は常に“0”になりそれ以上カウントアップし
なくなる。
【0042】同時にNOT25の出力は“1”から“0”
に変化するので、FF19とOR26によりそのパルスが検
出され、結局、水平同期信号HDを基準として77パル
ス分と水平同期信号HDが20本分の遅延が得られる。
【0043】上述した遅延部では、次式で示す関係
【0044】
【数3】
【0045】が得られ、図7の□マークの位置にアドレ
ス信号VDPが配置される。
【0046】任意の遅延量にしたいときは、AND22と
NAND24のデコーダの入力値を変えることにより実現
できる。
【0047】各デコーダ(AND22とNAND24)の値
をHN,VNとすると、上式で75→HN、21→VNとし
た遅延(ディレイ)が得られる。
【0048】この遅延した信号HDP及び信号VDP
が、以下に説明するアドレス発生回路に入力される。
【0049】次に、タイミング発生部の一部分を構成す
るアドレス発生部15の回路構成を図8に示す。また、図
9及び図10は、アドレス発生部15の動作時のタイミン
グチャートをそれぞれ示し、図11は、アドレスマッピ
ング図を示す。
【0050】図8のアドレス発生部15は、カウンタ28〜
31、論理回路AND32、AND33、論理回路NAND3
4、NAND35、論理回路NOT36、NOT37、NOT3
8及び論理回路OR39によって構成されている。
【0051】上述した遅延部(図3参照)から出力され
た信号HDPが“1”から“0”になると、AND32の
出力は“0”になり、カウンタ28の端子Qはリセットさ
れ、アドレス信号XADR(図1参照)が“0”にな
る。
【0052】NAND34は入力端子に数個のインバ−タ
機能を有するデコ−ダであり、図10では23(17
F)のときのみ“0”になる。
【0053】カウンタ28にはクロック信号CKが次々と
入力されるので、クロック信号CKの立上りに応じてカ
ウントアップしていく。
【0054】カウンタ28のカウントが23になると、N
AND34が“0”になり、再度カウンタ28の端子Qがリ
セットされる。同時にNOT36の出力も“1”になるの
で、カウンタ29がイネーブルとなりカウントアップす
る。
【0055】カウンタ29は、次の信号HDPが入力され
るとリセットされる。このようにX方向にはカウンタ28
の値がアドレス信号XADRとして画素単位でアドレス
が割付けられて0から23までを繰り返す。
【0056】23までカウントされるとカウンタ29がカ
ウントアップして、ブロックアドレス信号XBLKとし
てX方向のブロックアドレスとなる。
【0057】Y方向については、信号VDPでカウンタ
30及びカウンタ31をリセットし、信号HDPでカウント
アップをする。これらアドレス信号XADR、ブロック
アドレス信号XBLK、アドレス信号YADR及びブロ
ックアドレス信号YBLKによって画素アドレスとブロ
ックアドレスが割りふられる。
【0058】次に、累積を行うか否かのタイミングを設
定するタイミング調整部16について図12を参照して詳
細に説明する。
【0059】図12のタイミング調整部16は、比較器
(以下、CMPと称する)40〜43、論理回路OR44〜4
6、論理回路NAND47,48によって構成されている。
【0060】図12のタイミング調整部16では、図のカ
ッコ()内の値のとき、図13の傾斜部が累積をしない
タイミングを表わし、そのときのOR46の出力は“1”
である。また、それ以外の値ではOR46の出力は“0”
であり、累積を行うタイミングを表す。
【0061】累積を行う位置は、ブランキング期間から
離すため、図12の4つのCMP40〜43の各端子Bにお
ける入力の値で決定する。図中の矢印で示した値では図
14に示したタイミングとなる。
【0062】また、図12のタイミング調整部16ではC
MP40〜43の値だけではブロック単位(この場合、24
画素)にしか変えられないが、水平垂直同期パルス遅延
量を決定する遅延部のAND22とNAND24(図3参
照)の値を変更すれば、1画素単位または1ライン単位
の微調整が可能となる。
【0063】図12のNAND47は、累積メモリの内容
をクリアするタイミングを有するタイミング信号CLR
Bを発生し、“0”のとき累積メモリをクリアする。タ
イミング信号CLRBは、アドレス信号XADR及びY
ADRの累積メモリの全てのアドレスを含んでおり、数
ラインにかけてクリア動作が行なわれる(図13及び図
14の網目部分に該当)。
【0064】NAND48は、動きベクトル検出タイミン
グ(図13及び図14の網目部分に該当)で、“0”の
とき累積メモリの全てのアドレスの中から最も小さい値
に対応するアドレス信号XADR及びYADRを動きベ
クトルとして検出する。
【0065】次に、図15を参照して図1に示されてい
る加算部11、累積加算メモリ12及び検出部13で形成され
た部分の構成を詳細に説明する。また、図16のタイミ
ングチャ−トを参照して図15の部分の動作を説明す
る。
【0066】図15に示す部分は、加算部11、累積加算
メモリ12、検出部13、論理回路AND70、フリップフロ
ップ(FF)71,72、論理回路NOT73、論理回路OR
74及び比較器(CMP)75によって構成されている。ま
た、検出部13は、フリップフロップ(FF)76,77によ
って構成されている。
【0067】クロック信号CKは、常に与えられてお
り、タイミング信号CLBK(クリアタイミング)及び
ENACC(累積有効タイミング)のときのみ、累積加
算メモリ12の端子R/Wにライトパルスが加えれる。タ
イミング信号CLBK=0のとき、累積加算を行う加算
部11の出力をAND70で禁止すると同時に、上記ライト
パルスで累積メモリ12の全アドレスがクリアされる。
【0068】タイミング信号ENACC=0のときは、
累積メモリ12の出力と絶対値部(後述する)からの出力
の和がクロック信号CKの立下りでFF71にラッチさ
れ、その内容が再び累積メモリ12に書き込まれる。
【0069】また、タイミング信号CLBK=0のと
き、FF72は全て1にセットされ、信号DETV=0の
とき、CMP75の動作がFF72のクロックイネ−ブル端
子CEに反映する。もし、FF72の値より累積メモリ12
から読み出した値の方が小さい場合は、クロックイネ−
ブル端子CE=1となり、そのときの累積メモリ12の内
容がFF72に書き込まれる。
【0070】同時に、検出部13を構成しているFF76,
77にはそのときのアドレス信号XADR、YADRがラ
ッチされる。最終的には、最も小さい累積値に対応する
アドレス信号XADR、YADRがFF76,77にラッチ
される。
【0071】なお、図17にアドレス信号XADR,Y
ADR,アドレスブロック信号XBLK,YBLKのア
ドレスマッピングを示し、図18にアドレス信号XAD
Rやアドレス信号YADRから生成したR/W及びリセ
ツトのタイミングを示す。
【0072】次に、図19を参照して図1の主要部を備
えた本発明の動きベクトル検出装置における一実施例の
構成を説明する。
【0073】図19の動きベクトル検出装置は、タイミ
ング発生部10(図1参照)、アナログ/ディジタル(A
/D)変換部78、ライン補間部79、低域通過フィルタ
(LPF)80、代表点メモリ81、代表点ラインメモリ8
2、減算部83、絶対値部84、加算部11、累積加算メモリ1
2及び検出部13によって構成されている。
【0074】以下、図1に記載されている部分以外の各
構成部分の動作を説明する。
【0075】A/D変換部78は、入力端子85から入力さ
れた画像信号をアナログからディジタルに変換し、ライ
ン補間部79は、A/D変換部78でディジタル変換された
画像信号のフィールド画像を外部から供給されるフィー
ルド奇数/偶数の判定信号に基づいて直線補間処理して
ラインを生成する。
【0076】低域通過フィルタ80は、入力画像信号に対
するのノイズの影響を軽減する。
【0077】代表点メモリ81は、現フィールド信号から
代表点を抜き出し記憶し、代表点ラインメモリ82は、前
フィールドの代表点を出力する。
【0078】減算部83及び絶対値部84は、それぞれ2枚
のフィールド間の相関を計算し、加算部11及び累積メモ
リ12は、累積関数ρd,e (i,j)を累積加算する。
【0079】検出器13は、累積加算メモリ12のデータよ
り動きベクトルを検出する。
【0080】次に、図19の動きベクトル検出装置の動
作を説明する。
【0081】まず、入力端子85より入力されたアナログ
画像信号は、A/D変換部78で8ビット量子化され、ラ
イン補間部79で、奇数フィールドとの位置関係が上下に
1ライン分(即ち、0.5画素分)だけずれているた
め、図20のように片側フィールド画像は2ライン分の
直線補間処理にて1ラインが生成される。このとき、補
間は片側フィールド画像にのみ対して行えばよく、外部
から供給されるフィールド奇数/偶数の判定信号に基づ
いて補間するか否かを決定する。
【0082】LPF80は、代表点をサンプリングすると
きに発生する折り返し歪みや不要ノイズを除去して輝度
値an d,e (i,j)を出力する。ノイズ除去された画
像信号は、タイミング発生部10で発生されたタイミング
で、現フィールド画像の代表点an d,e (0,0)とし
て代表点メモリ81に一時記憶され、この代表点の輝度値
は、次の垂直同期期間に代表点メモリ82に転送され、前
フィールド画像の代表点an-1 d,e (0,0)として減
算部83に出力される。
【0083】このとき代表点メモリ81と代表点メモリ81
のアドレス指定や読みだし書き込み指定は、タイミング
発生部10によって行われる。このようにして減算部83に
は輝度信号an d,e (i,j)とan-1 d,e (0,0)
が入力されてその差分を計算し、絶対値部84により絶対
差分値ρd,e (i,j)=|an d,e (i,j)−a
n-1 d,e (0,0)|が算出される。絶対値部84により
算出された相関値は、加算部11によって累積メモリ12に
累積加算される。
【0084】1フィールド分の画像の各代表点に関し、
これら一連の計算処理が完了すると、累積メモリ12には
アドレスに対応した累積関数ρn (i,j)が得られ、
検出部13により垂直同期期間の間に累積関数ρn (i,
j)が最大または最小値になる(i,j)に対応するア
ドレスを検出して、動きベクトルとして出力する。
【0085】このとき加算部11、累積加算メモリ12及び
検出部13の書き込みや読みだし制御信号などのタイミン
グは、タイミング発生部10によって制御される。
【0086】図21は、上述したタイミング発生部10の
機能を説明するための図である。
【0087】図21に示すように、タイミング発生回路
10は、カウンタ86〜89、R/Wタイミング抽出部90、リ
セットタイミング抽出部91、2倍/1倍タイミング抽出
部92、ラインメモリ転送タイミング部93、累積メモリク
リアブロック抽出部94、累積無効有効ブロック抽出部95
及び動きベクトル検出ブロック抽出部96によって構成さ
れているものと考えることができる。
【0088】基準となるクロック信号CKは、カウンタ
86の端子CKTに入力されると共に、カウンタ88にも入
力される。クロック信号CKを分周して生成した水平同
期信号HDは、カウンタ86の端子CLRに入力されると
共に、カウンタ87の端子CLRに入力される。
【0089】また、クロック信号CKを分周して生成し
た垂直同期信号VDは、カウンタ88に入力されると共
に、カウンタ88の端子CLRに入力される。カウンタ86
は、水平同期信号HDをリセット信号として利用し、ク
ロック信号CKでカウントを行い、探索範囲内の横方向
アドレス信号XADRを生成して出力する。
【0090】カウンタ86から出力された横方向アドレス
信号XADRは、カウンタ87の端子CKTに入力される
と共にタイミング発生部10から出力される。
【0091】カウンタ87は、カウンタ87の端子CKTか
ら入力された横方向アドレス信号XADRのキャリーを
更にカウントして横方向ブロックアドレスXBLKを生
成する。
【0092】同様に、カウンタ88は、垂直同期信号VD
をリセット信号として水平同期信号HDでカウントする
ことにより探索範囲内の縦方向アドレス信号YADRを
生成して出力する。カウンタ88から出力された縦方向ア
ドレス信号YADRは、カウンタ89の端子CKTに入力
されると共にタイミング発生部10から出力される。
【0093】カウンタ89は、カウンタ89の端子CKTに
入力された縦方向アドレス信号YADRに対してそのキ
ャリーを更にカウントすることにより、縦方向ブロック
アドレス信号YBLKを生成する。
【0094】生成された上記アドレス信号のうち、探索
範囲内のアドレス信号XADR及びアドレス信号YAD
Rは、R/Wタイミング抽出部90、リセットタイミング
抽出部91、2倍/1倍タイミング抽出部92及びラインメ
モリ転送タイミング部93にそれぞれ入力されて、代表点
サンプリングのR/Wタイミングや、代表点ラインメモ
リへの転送タイミング等のタイミング信号を発生する。
【0095】また、ブロックアドレス信号XBLK及び
ブロックアドレス信号YBLKは、累積メモリクリアブ
ロック抽出部94、累積無効有効ブロック抽出部95及び動
きベクトル検出ブロック抽出部96にそれぞれ入力され
て、累積メモリクリアタイミング、累積メモリ無効有効
信号、動きベクトル検出タイミング等各種ブロックタイ
ミング信号を発生する。
【0096】図22を参照してタイミング発生部10の累
積無効有効抽出部95を説明する。
【0097】図22の累積無効有効抽出部95は、比較器
(CMP)97〜100 及び論理回路NOR101 によって構
成されている。
【0098】水平方向ブロックアドレス信号XBLKを
しきい値Xl 及びXrと比較し、また垂直方向ブロック
アドレス信号YBLKをしきい値Yu及びYdと比較
し、これらのブロック座標で囲まれる領域を累積有効信
号としている。
【0099】即ち、画像間の相関計算は累積メモリ有効
のブロックについてのみ実施される。この累積メモリ有
効の期間を、図23のように垂直・水平同期信号から離
れた位置に設定しておくことで、画像領域外の影響を取
り除くことが出来る。
【0100】また、図1に示す検出部13は、同時に累積
値の最大値、最小値、平均値を検出して出力し、後段に
接続されるマイコン等(図示省略)で検出した動きベク
トルの信頼性を判定するパラメータとして利用される。
【0101】次に、図24及び図25を参照して本発明
の動きベクトル検出装置の原理を説明する。
【0102】図24に示すように、TV画像信号を垂直
同期信号部分、水平同期信号部分及び画像部分にそれぞ
れ分けて、垂直同期信号からは縦方向に低域通過フィル
タの影響の及ばない距離だけ余裕をとり、同様に水平方
向についても低域通過フィルタの影響の及ばない距離だ
け余裕をとって、横にb列、縦にc行の均等に代表点を
選択し、探索範囲を横にm画素、縦にn画素分設定す
る。
【0103】いま、d列e行目の代表点の輝度値を前フ
ィールド画像より抽出し、その値をan-1 d,e (0,
0)としてメモリに記憶しておく。現フィールド画像よ
り代表点の周囲の探索範囲分の画素をan d,e (i,
j)とするとその差分値の絶対値ρd,e (i,j)は、
【0104】
【数4】
【0105】で表される。
【0106】図25は式(1)を概念的に示す図であ
る。図25に示すように、ρd,e (i,j)=0となる
(i,j)が動きベクトルの候補であり、図中、曲線K
で表されている。
【0107】累積後の絶対値
【0108】
【数5】
【0109】から最も確からしい動きベクトルとして、
【0110】
【数6】
【0111】を得る。
【0112】図26は、第2発明のカメラ一体型手振れ
補正装置における第1実施例を示す。
【0113】図26のカメラ一体型手振れ補正装置は、
CCDTV信号処理部102 、第1発明の動きベクトル検
出装置103 、1フィールド前の画像を記憶するフィール
ドメモリあるいは1フレーム前の画像を記憶するフレー
ムメモリ104 、補正周波数を決定するBPFを有する動
きベクトル検出の信頼性を判定処理する動きベクトル信
号処理部105 、フィールドまたはフレームメモリに記憶
された画像の一部を拡大し補間する補間拡大処理部106
によって構成されている。
【0114】次に、図26のカメラ一体型手振れ補正装
置の動作を説明する。
【0115】CCDTV信号処理部102 より出力された
輝度信号は、動きベクトル検出装置103 に入力され2枚
の連続するフィールドあるいはフレーム画像信号より動
きベクトルが検出される。また、CCDTV信号処理部
102 より出力される輝度信号、色差信号R−Y及び色差
信号B−Yは、フィールドまたはフレームメモリ104に
入力されて記憶され、1フィールドまたは1フレーム後
の遅延後、補間拡大処理部106 で部分拡大される。この
とき動きベクトル検出装置103 で検出された動きベクト
ルは、動きベクトル信号処理部105 を通して補間拡大処
理部106 のコントロール端子に入力され、検出された手
揺れ成分である動きベクトルの量だけ補間拡大処理部10
6 によって上下左右に補正されて手振れの抑圧されたT
V画像信号が得られる。
【0116】図27は、第2発明のカメラ一体型手振れ
補正装置における第2実施例を示す。
【0117】図27のカメラ一体型手振れ補正装置は、
CCDTV信号処理部107 、可変遅延線108 、第1発明
の動きベクトル検出装置109 、動きベクトル信号処理部
110によって達成される。
【0118】次に、図27のカメラ一体型手振れ補正装
置の動作を説明する。
【0119】CCDTV信号処理部107 でCCDの垂直
電荷転送高速吐き出しクロック数をコントロールし、可
変遅延線108 でそれぞれ上下・左右方向の画像の平行移
動がコントロールできる。CCDTV信号処理部107 で
出力された画像の輝度信号は、可変遅延線108 を通して
動きベクトル検出装置109 に入力され、第1実施例と同
様に画像信号より動きベクトルが検出される。検出され
た動きベクトルは、補正周波数を決定するBPFを有し
ており動きベクトル検出の信頼性を判定処理する動きベ
クトル信号処理部110 に入力処理されて上下方向補正ベ
クトルは、CCDTV信号処理部107 へ、また、左右方
向補正ベクトルは可変遅延線108 へそれぞれフィードバ
ック補正されて、閉ループサーボとして手振れを補正す
る。
【0120】図28は、第2発明のカメラ一体型手振れ
補正装置における第3実施例を示す。
【0121】図28のカメラ一体型手振れ補正装置は、
レンズ111 、アクチュエータ112 ,113 、CCDTV信
号処理部114 、第1発明の動きベクトル検出装置115 、
動きベクトル信号処理部116 、ゲイン補正器117 、ドラ
イバ118 によって構成されている。
【0122】次に、図28のカメラ一体型VTRの手振
れ補正装置の動作を説明する。
【0123】CCDTV信号処理部114 より出力された
輝度信号は、動きベクトル検出装置115 で、上述した第
1実施例及び第2実施例と同様に画像信号より動きベク
トルが検出される。検出された動きベクトルは、補正周
波数を決定するBPFを有しており動きベクトル検出の
信頼性を判定処理する動きベクトル信号処理部116 に入
力処理される。
【0124】レンズ111 はアクチュエータ112 ,113 に
よって支持され、レンズ111 の光軸に垂直な方向に2次
元的に可動できる構造となっており、上下方向アクチュ
エータ及び左右方向アクチュエータに電圧を印加するこ
とによりレンズ111 が2次元的に移動する。動きベクト
ル信号処理部117 から出力された補正ベクトルは上下方
向及び左右方向にそれぞれドライバ118 で増幅されて、
アクチュエータ112 ,113 に補正電圧が印加されること
によりレンズ111 の位置が補正されて、全体としてフィ
ードバックループを構成する。ただし、レンズ111 にズ
ーム可変機能がある場合、ズーム倍率により手振れ補正
ループゲインが変わるのでゲイン補正器117 にズーム倍
率情報を入力してズーム倍率に反比例したゲインコント
ロールを行う。
【0125】
【発明の効果】第1発明の動きベクトル検出装置では、
前フィールド画像と現フィールド画像との絶対差分値に
基づいて画像の相関値を算出する演算手段と、同期信号
を一定期間だけ遅らせて各画素の所定方向に割り付けら
れたアドレスに対応する相関値を累積するか否かを決定
するタイミング信号を発生するタイミング信号発生手段
と、タイミング信号発生手段から出力されるタイミング
信号に基づいて演算手段により算出された相関値を累積
して記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶された累積値
の極値を有する位置に対応する動きベクトルを検出する
検出手段とを備えているので、画像の揺れを示す動きベ
クトルを精度良く検出できる。
【0126】第2発明のカメラ一体型VTRの手振れ補
正装置では、演算手段により前フィールド画像と現フィ
ールド画像との絶対差分値に基づいて画像の相関値を算
出し、タイミング信号発生手段により同期信号を一定期
間だけ遅らせて各画素の所定方向に割り付けられたアド
レスに対応する相関値を累積するか否かを決定するタイ
ミング信号を発生し、記憶手段によりタイミング信号発
生手段から出力されるタイミング信号に基づいて算出手
段により算出された相関値を累積して記憶し、検出手段
により記憶手段に記憶された累積値の極値を有する位置
に対応する動きベクトルを検出する動きベクトル検出装
置と、動きベクトル検出装置で検出された動きベクトル
の信頼性を判定処理する動きベクトル処理手段とを備え
ているので、検出された動きベクトルの信頼性を判定し
て画像の揺れを的確に補正できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1発明の動きベクトル検出装置における一実
施例の主要部の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のタイミング信号発生部の構成を示すブロ
ック図である。
【図3】図1の遅延部の構成を示すブロック図である。
【図4】奇数フィールドのときの図3の遅延部における
タイミングチャ−トである。
【図5】偶数フィールドのときの図3の遅延部における
タイミングチャ−トである。
【図6】奇数フィールド及び偶数フィールドにおける垂
直同期信号と水平同期信号との位相を示す特性図であ
る。
【図7】アドレス信号の配置位置の説明図である。
【図8】図2のアドレス発生部の構成を示すブロック図
である。
【図9】アドレス発生部の動作時のタイミングチャート
である。
【図10】アドレス発生部の動作時のタイミングチャー
トである。
【図11】アドレスマッピングを示す特性図である。
【図12】図2のタイミング調整部の構成を示すブロッ
ク図である。
【図13】累積のタイミングの説明図である。
【図14】他の累積のタイミングの説明図である。
【図15】図1に示されている加算部、累積加算メモリ
及び検出部で形成された部分の構成を示すブロック図で
ある。
【図16】図15の部分の動作を説明するためのタイミ
ングチャ−トである。
【図17】アドレス信号XADR,YADR,アドレス
ブロック信号XBLK,YBLKのアドレスマッピング
を示す特性図である。
【図18】アドレス信号XADRやアドレス信号YAD
Rから生成したR/W及びリセツトのタイミングを示す
特性図である。
【図19】図1の主要部を備えた本発明の動きベクトル
検出装置における一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図20】直線補間処理の説明図である。
【図21】図2のタイミング発生部の機能の説明図であ
る。
【図22】図21の累積無効有効抽出部の説明図であ
る。
【図23】累積メモリ有効の期間の設定位置の説明図で
ある。
【図24】図19の動きベクトル検出装置の原理の説明
図である。
【図25】図19の動きベクトル検出装置の原理の他の
説明図である。
【図26】第2発明のカメラ一体型手振れ補正装置にお
ける第1実施例の構成を示すブロック図である。
【図27】第2発明のカメラ一体型手振れ補正装置にお
ける第2実施例の構成を示すブロック図である。
【図28】第2発明のカメラ一体型手振れ補正装置にお
ける第3実施例の構成を示すブロック図である。
【図29】従来の動きベクトル検出装置により動きベク
トルの検出を説明するためのブロック図である。
【図30】従来の動きベクトル検出装置における問題点
の説明図である。
【符号の説明】
10 タイミング信号発生部 11 加算部 12 累積加算メモリ 13 検出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山根 康邦 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ヤープ株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前フィールド画像と現フィールド画像と
    の絶対差分値に基づいて前記画像の相関値を算出する演
    算手段と、同期信号を一定期間だけ遅らせて各画素の所
    定方向に割り付けられたアドレスに対応する相関値を累
    積するか否かを決定するタイミング信号を発生するタイ
    ミング信号発生手段と、前記タイミング信号発生手段か
    ら出力される前記タイミング信号に基づいて前記算出手
    段により算出された前記相関値を累積して記憶する記憶
    手段と、前記記憶手段に記憶された前記累積値の極値を
    有する位置に対応する動きベクトルを検出する検出手段
    とを備えていることを特徴とする動きベクトル検出装
    置。
  2. 【請求項2】 演算手段により前フィールド画像と現フ
    ィールド画像との絶対差分値に基づいて前記画像の相関
    値を算出し、タイミング信号発生手段により同期信号を
    一定期間だけ遅らせて各画素の所定方向に割り付けられ
    たアドレスに対応する相関値を累積するか否かを決定す
    るタイミング信号を発生し、記憶手段により前記タイミ
    ング信号発生手段から出力される前記タイミング信号に
    基づいて前記算出手段により算出された前記相関値を累
    積して記憶し、検出手段により前記記憶手段に記憶され
    た前記累積値の極値を有する位置に対応する動きベクト
    ルを検出する動きベクトル検出装置と、前記動きベクト
    ル検出装置で検出された動きベクトルの信頼性を判定処
    理する動きベクトル処理手段とを備えていることを特徴
    とするカメラ一体型手振れ補正装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100828194B1 (ko) * 2006-11-16 2008-05-08 주식회사 윤텔 디지털 화상의 경계 흐림을 판단하는 장치와 방법 및 이를이용한 이미지 처리 시스템

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100828194B1 (ko) * 2006-11-16 2008-05-08 주식회사 윤텔 디지털 화상의 경계 흐림을 판단하는 장치와 방법 및 이를이용한 이미지 처리 시스템

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