JPH05114469A - 面状ヒーター - Google Patents

面状ヒーター

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JPH05114469A
JPH05114469A JP29976691A JP29976691A JPH05114469A JP H05114469 A JPH05114469 A JP H05114469A JP 29976691 A JP29976691 A JP 29976691A JP 29976691 A JP29976691 A JP 29976691A JP H05114469 A JPH05114469 A JP H05114469A
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JP
Japan
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base
heating element
attached
electrode
adhesive layer
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Pending
Application number
JP29976691A
Other languages
English (en)
Inventor
Riyouichi Shimoda
喨一 下田
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NOZAWA KOMUTEN KK
Original Assignee
NOZAWA KOMUTEN KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 発熱素子が安定した状態で設けられ、その配
設密度を自由に変更することができ、更に電極との電気
的接続状態が良好になるようにする。 【構成】 ベース1の両側部に電極3を付着し、該電極
3に発熱素子5の端部を通電可能に接着すると共に、発
熱素子5の中間部をベース1に接着したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば建築に使用する
人工的素材内に埋め込むのに特に適した面状ヒーターに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の面状ヒーターには、その使用目的
に適応して種々形態のものが提供されており、例えば建
築の床材として、面状ヒーターを埋設した積層材を生産
する際には連続的に成形されることから、面状ヒーター
が帯状のものでロール状に巻き込んだものを使用するの
が有利である。こうした事情を鑑み従来の種々形態のも
のから選択するとすれば、帯状綿布にカーボン粒子を含
浸し、その両側部に銅線を織り込んだ電極を備えたいわ
ゆる含浸法による面状ヒーター、あるいは粗目に織成し
た布にリボン状または線状の発熱素子を緯糸として織り
込み、しかも両側部に銅線を密に織り込んだ電極を備え
ているいわゆる織込み法による面状ヒーターなどが挙げ
られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記帯状を
なす面状ヒーターを積層体内に埋設する場合、ロール状
に巻いた端より緊張した状態で順次引き出しされるもの
であるが、前記織込み法による面状ヒーターであると、
テンションによって織り目にずれが生じ、その際発熱素
子の挿入間隔が粗い場合にはさほどに問題はないが、密
に挿入したものであると、織り目のずれに伴なって隣り
合う発熱素子同志が互いに接触することもあり、また間
隔のずれから発熱の分布にむらが生じる欠点がある。
【0004】更に、面状ヒーターを埋設する積層体を製
造する工程として、織込み法による面状ヒーターに液状
の合成樹脂が含浸されるが、その際織り込みによる電極
の各線材間に合成樹脂液が浸入し、発熱素子との接触不
良を起こすこともあった。また所要の発熱を得るために
は、面状ヒーターに織り込む発熱素子の密度を加減する
必要があるが、殊にリボン状発熱素子であると、その織
り込みに独自の技術を要するものであり、まして発熱素
子の織り込み密度を異にする多品種少量生産には不向き
のものである。
【0005】一方前記の含浸法による面状ヒーターであ
ると、一定の発熱しか期待できないものである上、ロー
ラー状に巻いたものから引き出す時に、浮遊するカーボ
ン粒子が落下し、積層体を成形する機械内に付着した
り、あるいは成形された積層体内に混入し、殊に積層対
の表面に露出するとその製品価値を低下するばかりでな
く、製品化できない場合もあった。
【0006】本発明は以上の問題点を解決し、製造が容
易で、発熱素子の密度を容易に調整することができ、し
かも積層体内に埋設する際に、発熱素子が確実に安定し
た状態で埋設することができ、且つ発熱素子と電極との
接続状態が良好に確実に保持されることを目的として提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による解決手段
は、ベースの両側部にリボン状の主電極を付着し、両主
電極間にリボン状をなす複数の発熱素子を間隔をあけて
架橋的に配設し、発熱素子の各端部が主電極に通電可能
に付着してあると共に、各発熱素子の中間部がベースに
付着していることを特徴とする。
【0008】また、上記構成に加えて、前記発熱素子の
両端部上面に更にリボン状の補助電極を添設し、発熱素
子と主電極間、及び発熱素子と補助電極間の少なくとも
一方に導電性粘着剤層を介在し、補助電極と発熱素子の
端部と電極とベースを糸で縫着することを特徴とする。
【0009】上記ベースを、通気性のある非導電性面状
体で形成する場合、あるいは非通気性、非通水性及び非
導電性面状体で形成する。
【0010】ベース(1)に発熱素子の中間部を、その
全長に亘り、あるいは間隔をおいて絶縁性粘着剤層を介
して付着すること好ましい。
【0011】
【実施例】本発明を具体的に説明すると、図1の
(イ),(ロ)に示しているように、帯状のベース1の
上面に絶縁性粘着層2を付着し、その絶縁性粘着層2上
の両側部に、リボン状の銅箔よりなる主電極3,3を着
設し、両主電極3,3の上面にカーボン粒子を含む導電
性粘着層4,4を付着し、その上にリボン状をなす複数
の発熱素子5の両端部を主電極3の長手方向に沿って等
間隔おきに接着し、各発熱素子5の中間部を絶縁性粘着
層2に接着したものである。
【0012】上記ベース1の素材は、絶縁性であるこ
と、合成樹脂液の浸透を要する使用目的に適用する場合
には、通気性があること、その他の使用目的であれば非
通気性と非通水性のあるものを使用する。そこで通気性
があるものとしては、例えば不織布、織布、編布などの
繊維製品、または紙を使用する。また非通気性のあるも
のとしては、合成樹脂フイルムが適切である。
【0013】絶縁性粘着層2は、ベース1上面の全面に
亘って塗布するもの、また図2のように、両側部及びそ
の間に複数条間隔を開けてベース1の長手方向に沿って
付着するものである。
【0014】発熱素子5は、弗素樹脂中にカーボン粒子
を混合したフイルムを細く裁断したもので、因みに実用
化する発熱素子5の厚みは約0,11mm、幅が約2m
mのものである。尚、主電極3となる銅箔の幅は約10
mm,厚みは発熱素子5の厚みとほぼ同厚のものを使用
する。
【0015】次に図3に示す例は、前記構造に加えて、
上下2層に重ねた主電極3と補助電極6との間に発熱素
子5の端部を挾み込んだ状態で、しかも各電極3,6間
に導電性粘着層4によって接着するか、または図示のよ
うに主電極3と発熱素子5との間のみに導電性粘着層4
を介して接着し、更にその補助電極6、発熱素子5、主
電極3及びベース1に亘って繊維糸7をミシン縫いによ
って縫い付けたものである。この縫付け手段は、主電極
3と発熱素子5との一体化、並びに主電極3とベース1
との一体化を図ると同時に、図4と図5に示しているよ
うに、ミシン縫いによって補助電極6、発熱素子5、主
電極3に明けられた各針穴の周縁8が針を突き刺した方
向へ突出するため、その周縁8によって電気的接触度を
高めるものである。
【0016】上記面状ヒーターを使用する形態として、
図7に示すものは、ボード内に埋め込んだもので、その
製造工程は図6にその基本的な概要によって示している
ように、上からガラスロービングクロス9、本発明によ
る不織布をベース1とする面状ヒーター10、綿状をな
す不織布11、更にガラスロービングクロス9を重ね合
わして送り、その移送中に発泡材を含む合成樹脂液12
を含浸した後に、加熱部13で発泡と硬化処理を施して
成形するもので、成形されたボードの外表層14はガラ
スロービングクロス9を芯とするため低発泡の状態で、
補強層15となり、内部の不織布11に含んだ樹脂は高
発泡となって断熱層16となるもので、こうして成形さ
れたボードは補強層15と断熱層16とが別体のもので
はなく、発泡の度合いを異にする一体構造を呈するもの
である。しかも面状ヒーター10のベース1が不織布で
あるから、その内部に合成樹脂が浸透するため、成形中
に埋設する位置のずれを起こすことがなく、所定位置に
確実に埋設できると共に、ボードとの一体化を図ること
ができる。上記のように埋設した面状ヒーター10は補
強層15と断熱層16との間に挾み込まれ、熱は断熱層
16で遮断されるが、面状ヒーター10と対面する側の
補強層15に伝達されるもので、従ってその加熱される
面を上にして床に敷設すれば良く、熱を有効に利用でき
るようになる。
【0017】また図8に示す例は、耐熱性絶縁材のフイ
ルム17,17で面状ヒーター10を袋状に包み込んだ
ものである。
【0018】
【発明の効果】本発明による面状ヒーターによれば、ベ
ースの両側部に電極を接着し、電極に発熱素子の端部を
通電可能に接着すると共に、発熱素子をベースに接着
し、しかも発熱素子はベースの長手方向に複数間隔をお
いて設けるもので、ベースに電極及び発熱素子を接着手
段によって設けるものであるから、簡単な製造工程によ
って製造できるは勿論のこと、各発熱素子の間隔を変え
て電力密度を自由に変えることができ、多品種少量生産
に適合できるものである。
【0019】更に、前述のようにベースに電極及び発熱
素子を接着手段によって設けるものであるから、ベース
が長尺でロール状に巻き付けてあり、それを巻き戻して
使用に供しても、発熱素子の付着した間隔が確実に保持
され、所望される発熱分布を確保することができるもの
である。
【0020】また、ベースが不織布の如く通気性のある
素材であれば、面状ヒーターを付着する製品に対して接
着性が良好になり、より確実に一体化を図ることができ
る。
【0021】更に、発熱素子を上下の電極で挾持し、し
かもベースと共に縫着したものであれば、その面状ヒー
ターを合成樹脂の製品内に埋設しても、電気的接続に支
障を来す恐れがなく良好な通電状態が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ)は本発明による面状ヒーターを示す斜視
図である。 (ロ)は同じく拡大断面図である。
【図2】本発明による面状ヒーターの類例を示す拡大断
面図である。
【図3】更に他の類例を示す斜視図である。
【図4】図3のA線における拡大断面図である。
【図5】図3のB線における拡大断面図である。
【図6】本発明による面状ヒーターを使用してボードを
成形する工程の説明図である。
【図7】図6に示す工程で成形されたボードの拡大断面
図である。
【図8】他の使用例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ベース 2 絶縁性粘着剤層 3 主電極 4 導電性粘着剤層 5 発熱素子 6 補助電極 7 繊維糸

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース(1)の両側部にリボン状の主電
    極(3,3)を付着し、両主電極(3,3)間にリボン
    状をなす複数の発熱素子(5)を間隔をあけて架橋的に
    配設し、発熱素子(5)の各端部が主電極(3,3)に
    通電可能に付着してあると共に、各発熱素子(5)の中
    間部がベース(1)に付着していることを特徴とする面
    状ヒーター。
  2. 【請求項2】 ベース(1)の両側部にリボン状の主電
    極(3,3)を付着し、両主電極(3,3)間にリボン
    状をなす複数の発熱素子(5)を間隔をあけて架橋的に
    配設し、発熱素子(5)の各端部上面にリボン状の補助
    電極(6)を添設し、補助電極(6)と発熱素子(5)
    と主電極(3)及びベース(1)が繊維糸(7)で縫着
    してあると共に、発熱素子(5)と主電極(3)間、及
    び発熱素子(5)と補助電極(6)間の少なくとも一方
    に導電性粘着剤層(4)を介在し、各発熱素子(5)の
    中間部がベース(1)に付着していることを特徴とする
    面状ヒーター。
  3. 【請求項3】 ベース(1)が、通気性のある非導電性
    面状体で形成していることを特徴とする請求項1または
    2に記載の面状ヒーター。
  4. 【請求項4】 ベース(1)が、非通気性、非通水性及
    び非導電性面状体で形成していることを特徴とする請求
    項1または2に記載の面状ヒーター。
  5. 【請求項5】 ベース(1)に発熱素子(5)の中間部
    が、その全長に亘り絶縁性粘着剤層(2)を介して付着
    していることを特徴とする請求項1,2,3または4に
    記載の面状ヒーター。
  6. 【請求項6】 ベース(1)に発熱素子(5)の中間部
    が、間隔をおいて絶縁性粘着剤層(2)を介して付着し
    ていることを特徴とする請求項1,2,3または4に記
    載の面状ヒーター。
JP29976691A 1991-10-18 1991-10-18 面状ヒーター Pending JPH05114469A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009151976A (ja) * 2007-12-19 2009-07-09 Panasonic Corp 高分子発熱体
JP5752821B1 (ja) * 2014-02-21 2015-07-22 株式会社クラレ 面状発熱体

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JPS5027013U (ja) * 1973-07-05 1975-03-28
JPS59143427A (ja) * 1983-02-04 1984-08-17 Rikagaku Kenkyusho 超伝導磁束量子論理演算回路

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