JPH05113516A - 光導波路と光フアイバの接続方法 - Google Patents

光導波路と光フアイバの接続方法

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JPH05113516A
JPH05113516A JP27292891A JP27292891A JPH05113516A JP H05113516 A JPH05113516 A JP H05113516A JP 27292891 A JP27292891 A JP 27292891A JP 27292891 A JP27292891 A JP 27292891A JP H05113516 A JPH05113516 A JP H05113516A
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JP
Japan
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optical
substrate
optical waveguide
optical fiber
support
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JP27292891A
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English (en)
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Jun Kojima
純 小島
Shizuka Takano
静 高野
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は接続の効率化を図り大量生産を可能と
した光導波路と光ファイバの接続方法を提供することを
目的とする。 【構成】光ファイバ32を支持する第1及び第2支持ブ
ロック26,28上に光導波路22のピッチ間隔と同一
ピッチ間隔で複数のV溝30をそれぞれ形成する。そし
て、V溝30中に光ファイバ32を整列させ、接着剤で
固定する。基板24上に光導波路基板20を固定し、こ
の両側に第1及び第2支持ブロック26,28を搭載し
て、一本の光ファイバ32より光信号を入力し、対向す
る光ファイバ32の光出力が最大となるように第1及び
第2支持ブロック26,28の位置を調整して固定す
る。最後にダイシングソーにより個片に分割する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光導波路と光ファイバの
接続方法に関する。光通信又は光伝送の分野において
は、送信装置、受信装置及び光伝送路の他に、光スイッ
チ及び光カプラ等の種々の光デバイスが使用されてい
る。光デバイスの形態の一つとして、導波路型のものを
あげることができる。
【0002】導波路型光デバイスは、導波路基板上にそ
れよりも屈折率の高い光導波路を形成し、この光導波路
内に光ビームを閉じ込めた状態で制御するように構成さ
れており、構造上小型化が容易で、プレーナ技術等を用
いて量産することができるとう利点の他、電界や磁界を
効果的に印加することができ、消費電力を飛躍的に低減
することが可能であるという利点を有している。このよ
うな導波路型光デバイスを実用するのに際して、光導波
路と光ファイバの接続方法の最適化が模索されている。
【0003】
【従来の技術】図7は従来の接続方法を採用したマッハ
ツェンダ型光変調器の斜視図、図8はその一部破断断面
図を示している。
【0004】マッハツェンダ型光変調器1は、LiNb
3 (ニオブ酸リチウム)からなる平板状の導波路基板
2にTi(チタン)を熱拡散させることによってY分岐
導波路を2つ組み合わせた形状の光導波路4を形成し、
この光導波路4の分岐部分4a,4bにそれぞれ接地用
の電極6及び進行波用の電極8を装荷して構成されてい
る。
【0005】進行波用の電極8の入力側部分8aは高周
波変調回路10に接続されており、出力側部分8bは終
端抵抗12に接続されている。導波路基板2上に形成さ
れた光導波路4には光ファイバ14が以下のようにして
接続されている。即ち、光ファイバ14の接続端部はル
ビービース16に挿入されて接着剤17で接着されてお
り、さらに接着剤17によりこのルビービース16を導
波路基板2の端面に接着することで、光導波路4と光フ
ァイバ14との光学的及び機械的な接続を図っている。
尚、18は導波路基板2の端部に設けられた補強板であ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】光導波路4と光ファイ
バ14の接続は、光導波路4の寸法と光ファイバ14の
コア径が概略10μmと非常に微細寸法であるため、接
続損失を極力小さくするために高精度な光軸合わせが必
要である。
【0007】この光軸合わせは光導波路型デバイス1個
ごとに一方の光ファイバから信号光を入力し、他方の光
ファイバからの光出力が最大(損失が最小)となるよう
位置合わせを行い、位置合わせ終了後に接着剤で固定し
ている。このため、光軸合わせ作業は熟練作業者が多く
の時間を費やして行っており、生産性が非常に悪いとい
う問題があった。
【0008】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、接続の効率化を図
り大量生産を可能にした光導波路と光ファイバの接続方
法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、一般的に光導
波路型デバイスはホトリソグラフィ等の半導体プロセス
技術によりニオブ酸リチウム基板、或いはシリコン基板
等のウエハ上に、複数個同時に形成可能であることに着
目し、個片(チップ)に分割する前工程において複数の
光ファイバとの一括接続を行い、同工程終了後に個片に
分割することを特徴とするものである。
【0010】即ち、導波路基板上に複数の光導波路を同
一ピッチ間隔で形成し、光ファイバを支持する第1及び
第2支持ブロック上に光導波路のピッチ間隔と同一ピッ
チ間隔で複数のV溝をそれぞれ形成する。
【0011】そして、第1及び第2支持ブロックのV溝
中に光ファイバを整列させ、ファイバ軸方向の第1及び
第2支持ブロック端面よりの突き出し長さをそれぞれ一
定にして、各光ファイバを第1及び第2支持ブロックに
接着固定する。
【0012】次いで、基板上に光導波路基板を固定し、
該光導波路基板の両側の基板上に第1及び第2支持ブロ
ックをそれぞれ搭載する。そして、第1支持ブロックに
固定された一本の光ファイバより光信号を入力し、第2
支持ブロックに固定された対向する光ファイバの光出力
を光検出器で検出して、その光出力が最大となるように
第1及び第2支持ブロックの位置を調整する。
【0013】この状態で第1及び第2支持ブロックを前
記基板に固定し、最後に切断により互いに接続された光
導波路と光ファイバの個片に分割する。
【0014】
【作用】光導波路型デバイスは、半導体プロセス技術に
より、基板上に複数個のチップをミクロンオーダの精度
で等間隔に形成することができる。一方、光ファイバを
支持する支持ブロックもシリコン基板等の材料を用いる
ことにより、同様の技術でミクロンオーダの精度で等間
隔にV溝を形成することが可能である。
【0015】従って、光導波路型デバイスの形成ピッチ
と光ファイバを支持する支持ブロックのV溝のピッチを
同一寸法にし、光導波路の一つと対向する光ファイバの
一組を位置合わせすることにより、他の光導波路と光フ
ァイバの位置合わせを一括して行うことができ、接続作
業の短縮化と大量生産が可能となる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図1は本発明実施例により光導波路基板と
光ファイバを整列させた状態を示す平面図であり、図2
はその正面図、図3は図1のA−A線断面図である。
【0017】まず、光導波路基板20上に複数の光導波
路22をフォトリソグラフィ等により同一ピッチ間隔で
形成する。光導波路基板20としては、ニオブ酸リチウ
ム基板、シリコン基板等が採用可能である。
【0018】そして、光ファイバ32を支持する第1及
び第2支持ブロック26,28上に光導波路22のピッ
チ間隔と同一ピッチ間隔で複数のV溝30をそれぞれ形
成する。第1及び第2支持ブロック26,28はシリコ
ン又はガラス等の材料から形成され、特にシリコンを採
用した場合には、半導体プロセス技術によりミクロンオ
ーダの精度で等間隔にV溝30を形成可能である。V溝
30の深さは、V溝中に光ファイバ32を固定した場合
にコアの中心が導波路22の中心と一致するように形成
する。
【0019】次いで、第1及び第2支持ブロック26,
28のV溝30中に光ファイバ32を整列させ、ファイ
バ軸方向の第1及び第2支持ブロック26,28端面よ
りの突き出し長さをそれぞれ一定にして、各光ファイバ
32を第1及び第2支持ブロック26,28に接着剤3
1で接着固定する。
【0020】そして、金属、セラミックス等から形成さ
れた平滑な基板24上に光導波路基板20を接着剤等に
より固定する。次いで、光導波路基板20を挟むように
第1及び第2支持ブロック26,28を基板24上に搭
載する。
【0021】この状態で第1支持ブロック26に固定さ
れた一本の光ファイバ32より光信号を入力し、第2支
持ブロック28に固定された対向する光ファイバ32の
光出力を光パワーメータ等の光検出器で検出して、その
光出力が最大となるように第1及び第2支持ブロック2
6,28の位置を調整する。調整後に第1及び第2支持
ブロック26,28を基板24に接着剤で固定する。
【0022】各光導波路22の端面と光ファイバ32の
端面と光学接着剤33で接続した後、ダイシングソー等
の切断装置により互いに接続された光導波路22と光フ
ァイバ32の個片に分割する。この状態が図4に示され
ている。
【0023】上述した実施例では光ファイバを整列させ
る支持ブロックを2個使用しているが、図5及び図6に
示すような支持部を一体化した支持ブロックを使用する
ことにより、より一層組立性が向上する。
【0024】図5の支持ブロック34は相互連結された
互いに平行な一対の支持部36a,36bを有してお
り、これらの支持部36a,36b上に互いに整列した
V溝38が光導波路22と同一ピッチ間隔で形成されて
いる。支持部36aと支持部36bの内側の間の距離は
光導波路基板20の幅よりもわずかばかり大きくなるよ
うに設定されている。
【0025】図6の支持ブロック40は一対の連結部4
4で連結された互いに平行な一対の支持部42a,42
bを有している。そして、支持部42a,42b上に互
いに整列したV溝48が形成されている。支持部42a
と支持部42bの内側の距離は図5に示した実施例と同
様に光導波路基板20の幅よりもわずかばかり大きくな
るように設定されている。
【0026】
【発明の効果】本発明の接続方法を採用することによ
り、光導波路と光ファイバの接続効率が大幅に改善さ
れ、大量生産が可能になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の平面図である。
【図2】実施例正面図である。
【図3】図1のA−A線断面図である。
【図4】個片に分割した状態の平面図である。
【図5】他の支持ブロックを示す図であり、図5(A)
が平面図、図5(B)が側面図である。
【図6】さらに他の支持ブロックを示す図であり、図6
(A)が平面図、図6(B)が側面図である。
【図7】従来の接続方法により組み立てたマッハツェン
ダ型光変調器の斜視図である。
【図8】従来の接続方法を示す断面図である。
【符号の説明】
20 光導波路基板 22 光導波路 24 基板 26,28,34,40 支持ブロック 30,38,48 V溝 32 光ファイバ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光導波路基板(20)上に複数の光導波路(2
    2)を同一ピッチ間隔で形成し、 光ファイバ(32)を支持する第1及び第2支持ブロック(2
    6,28) 上に前記光導波路(22)のピッチ間隔と同一ピッチ
    間隔で複数のV溝(30)をそれぞれ形成し、 前記第1及び第2支持ブロック(26,28) のV溝(30)中に
    光ファイバ(32)を整列させ、ファイバ軸方向の第1及び
    第2支持ブロック(26,28) 端面よりの突き出し長さをそ
    れぞれ一定にして、各光ファイバ(32)を第1及び第2支
    持ブロック(26,28) に接着固定し、 基板(24)上に前記光導波路基板(20)を固定し、 該光導波路基板(20)の両側の前記基板(24)上に前記第1
    及び第2支持ブロック(26,28) をそれぞれ搭載し、 第1支持ブロック(26)に固定された一本の光ファイバ(3
    2)より光信号を入力し、第2支持ブロック(28)に固定さ
    れた対向する光ファイバ(32)の光出力を光検出器で検出
    して、その光出力が最大となるように前記第1及び第2
    支持ブロック(26,28) の位置を調整し、 前記第1及び第2支持ブロック(26,28) を前記基板(24)
    に固定し、 切断により互いに接続された光導波路(22)と光ファイバ
    (32)の個片に分割することを特徴とする光導波路と光フ
    ァイバの接続方法。
  2. 【請求項2】 光導波路基板(20)上に複数の光導波路(2
    2)を同一ピッチ間隔で形成し、 互いに離間した第1及び第2支持部(36a,36b;42a,42b)
    を有する支持ブロック(34,40) の該第1及び第2支持部
    上に、前記光導波路(22)のピッチ間隔と同一ピッチ間隔
    で複数のV溝(38,48) をそれぞれ形成し、 前記支持ブロック(34,40) の第1及び第2支持部(36a,3
    6b;42a,42b) のV溝(38,48) 中に光ファイバ(32)を整列
    させ、光ファイバ軸方向の第1及び第2支持部(36a,36
    b;42a,42b) 端面よりの突き出し長さをそれぞれ一定に
    して、各光ファイバ(32)を前記支持ブロック(34,40) の
    第1及び第2支持部に接着固定し、 基板(24)上に前記光導波路基板(20)を固定し、 前記第1及び第2支持部(36a,36b;42a,42b) で前記光導
    波路基板(20)を挟むように前記基板(24)上に前記支持ブ
    ロック(34,40) を搭載し、 第1支持部(36a,42a) に固定された一本の光ファイバ(3
    2)より光信号を入力し、第2支持部(36b,42b) に固定さ
    れた対向する光ファイバ(32)の光出力を光検出器で検出
    して、その光出力が最大となるように前記支持ブロック
    (34,40) の位置を調整し、 前記支持ブロック(34,40) を前記基板(24)に固定し、 切断により互いに接続された光導波路(22)と光ファイバ
    (32)の個片に分割することを特徴とする光導波路と光フ
    ァイバの接続方法。
  3. 【請求項3】 前記支持ブロック(34,40) の前記第1及
    び第2支持部(36a,36b;42a,42b) は互いに平行である請
    求項2記載の光導波路と光ファイバの接続方法。
JP27292891A 1991-10-21 1991-10-21 光導波路と光フアイバの接続方法 Withdrawn JPH05113516A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19990061766A (ko) * 1997-12-31 1999-07-26 윤종용 광섬유 및 광도파로 소자 접속 구조

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19990061766A (ko) * 1997-12-31 1999-07-26 윤종용 광섬유 및 광도파로 소자 접속 구조

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Effective date: 19990107